JP3846866B2 - 超小旋回作業機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、超小旋回作業機における座席周囲のスペースを、前後左右方向に広く拡大することができ、且つ、日常メンテナンス性の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、旋回台フレームの前部にブームを前後方向に回動可能に支持して、該ブームの上部を左右に回動可能に構成し、アームを左右にブームの基部側と平行に揺動可能とするとともに、旋回台を旋回させた時に左右の走行装置幅内に位置するように構成する、所謂、超小旋回機は特開平11−200401号公報に示されるごとく公知となっている。
【0003】
この技術においては、狭所における旋回性を確保するため、走行装置に旋回自在に載置される旋回体の前後左右幅は、走行装置の左右幅内に制約される。
このように前後左右幅が制約される旋回体において、座席やフットスペース等のオペレート空間を広く確保するには、その内部に設置されるバッテリーや燃料タンク等の装置類の最適なレイアウトが必要とされる。
【0004】
例えば、図15(a)(b)に示す従来構成においては、作動油タンク51、燃料タンク50を、ブーム13に対して座席7の反対側とするレイアウトとしていたため、オペレート空間81は、左右幅L1を確保するにとどまっていた。
【0005】
このため、特開平11−200401号公報に示される構成では、図16(a)(b)に示すように、燃料タンク50を座席7の前方であって、ステップ83の上面延長上に載置する構成とするとともに、ブーム13を左右中心からずらせたレイアウトとして、より広い左右幅L2を確保できるようにし、オペレーターにとって広く快適なオペレート空間81を構成している。
【0006】
また、上記装置類のレイアウトにおいては、メンテナンス時の作業性を考慮する必要もあり、図15(b)に示す従来構成において、座席7の下にバッテリー32を配していた構成を、図16(b)に示す構成では、旋回体80前部のフロントフレーム29の前方であって、ステップ83の上面延長上に載置する構成として、旋回体80の前部から容易にバッテリー32に手を届かせることができるようにして、バッテリー32のメンテナンス性の向上を図るようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図16(a)(b)に示す構成では、オペレート空間81の左右幅L2の拡張が図られたが、バッテリー32と燃料タンク50が座席7の前方に配され、しかも、ステップ83の上面延長上に載置される構成としていたため、フットスペース84の前後幅L3(座席7前方のスペース)は狭いものとなっていた。
【0008】
このことから、本発明では、フットスペース84の前後幅L3を拡張し、オペレーターにとってさらに広く快適なオペレート空間81を提供すべく、各種装置類の新規なレイアウトを提案するものであり、また、このレイアウトの変更に関連するターニングフレームやフロントカバー等の新規な構成を提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。
【0010】
請求項1においては、旋回体(80)の床部を形成する旋回台(4)上方にステップ(83)を横設し、該ステップ(83)によりオペレーターが足を置くフットスペース(84)を形成し、該フットスペース(84)の前側にフロントカバー(85)を配置し、後側に座席(7)を配置する構成の超小旋回作業機において、前記フロントカバー(85)により、旋回台(4)の上面とステップ(83)の下面の間に形成される空間前方を覆う構成としたものである。
【0011】
請求項2においては、請求項1記載の超小旋回作業車において、バッテリー(32)を、フットスペース(84)の前下方で、前記旋回台(4)の上面とステップ(83)の下面の間に形成される空間の前方に配設するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は本発明を適用した超小旋回作業機を示す側面図、図2は同じく正面図、図3は同じく平面図、図4は旋回台を前方から見た斜視図、図5は同じく後方から見た斜視図、図6は旋回台に載置される装置類を示した斜視図、図7はフロントカバーを閉じた状態を示す正面図である。
【0014】
図8は同じくフロントカバーを開いた状態を示す正面図、図9は同じく平面図、図10は同じく側面図、図11はフロントカバーの開閉機構を示す側面一部断面図、図12は同じくロック機構の構成を示す側面一部断面図である。
【0015】
図13は座席前方の構成を示す斜視図、図14の(a)は、本発明の超小旋回作業機におけるバッテリー等の配置構成を示す平面図、(b)は同じく一部側面図である。
【0016】
図15の(a)は、従来の超小旋回作業機のバッテリー等の配置構成を示す平面図、(b)は同じく一部側面図、図16の(a)は、図15の構成の改善を図った従来構成を示す平面図、(b)は同じく一部側面図である。
【0017】
まず、本発明の実施例として、クローラ式走行装置を搭載した超小旋回作業機の構成について説明する。
図1乃至図3は、本発明を適用する超小旋回作業機を示したものである。
該超小旋回作業機1は、クローラ式走行装置2の上部中央に旋回台軸受3を配置し、該旋回台軸受3により旋回体80を左右旋回可能に軸受支持しており、また、クローラ式走行装置2の前後一端部において、排土板5(図1)を上下回動自在に配設している。
【0018】
前記旋回体80の前部に構成されたブームブラケット9(図2)には、ブーム13の下端部が上下回動自在に枢支されている。該ブーム13の先端部には、アーム12の基部が枢支されており、該アーム12の先端部には、バケット11等の機器が装着される。
また、ブームシリンダ23(図2)の下端がブームブラケット9に回動自在に枢支されており、該ブームシリンダ23を伸縮することにより、ブーム13全体がブームブラケット9に対して回動する。また、ブーム13の上部にはアームシリンダ20が配設されており、該アームシリンダ20の伸縮によりアーム12がブーム13に対して回動する。そして、アーム12の後側基部にはバケットシリンダ16が配設されており、該バケットシリンダ16の先端にはリンク機構を介して、バケット11が接続されている。該バケット11は、アーム12の先端部において回動自在に枢支されており、バケットシリンダ16の伸縮により、アーム12に対して回動する。
【0019】
また、前記旋回体80は、ベースとなる旋回台4の上方にエンジンや座席7を載置してボンネット6で覆い、該ボンネット6上方にキャノピー8を配設して構成されている。
また、上記旋回体80の後部は、カウンタウェイト部4c(図1)及びボンネット6で構成する一方、前部をフロントカバー85で構成し、さらに、前部から後部にかけてはサイドカバー46で構成し、これらカバー類にて外観を構成するとともに、旋回台4に載置される装置類を保護している。また、前記座席7とフロントカバー85との間にステップ83を配設してフットスペース84を確保し、また、ステップ83前部と旋回台4の間の空間には、バッテリーや操作ペダルのリンク機構等が内装される構成としている。
【0020】
以上が、本発明を適用する超小旋回作業機の全体構成であり、以下では、本発明にかかる構成の詳細について説明する。
まず、旋回台4の構成について説明する。
図4乃至図6に示すごとく、旋回台4には、略円盤状のベース4a(図4)上に立設する支持体26a・26b、及び、前部中央の隔壁30aを屈曲させるようにして形成した支持部26cに橋架したステップマウント26が、ベース4aの進行方向左前部から左側部にかけて配設されている。また、前後方向の隔壁30aの後部から右側方に延設して隔壁30bを立設し、該隔壁30b上であって、ブームブラケット9の左側壁40aとの接合位置に、キャノピーマウント27が配設している。そして、これらステップマウント26及びキャノピーマウント27に、ペダルフロア28(図6)及びステップ83が橋架固定されるようになっている。
また、ステップマウント26の前側端略左右中央部上には、正面視略「T」字状のフロントフレーム29(図6)を、キャノピーマウント27にはキャノピー支持柱31aが立設される構成としている。
【0021】
そして、これらステップマウント26及びキャノピーマウント27を載置する上記隔壁30a(支持部26c)・30bについて、隔壁30aは、図4に示すごとく、旋回台4の前端部より前後方向に立設される一方、隔壁30bは、左右方向に立設し、隔壁30aの後部壁面に隔壁30bの左端面を当接させるようにして、平面視略「L」字状の壁体を形成し、該壁体で囲まれる空間を、バッテリー32(図6)を収容するバッテリースペース30としている。
以上の構成により、図14(a)(b)に示すごとく、旋回体80の床部を形成する旋回台4上方にステップ83を横設し、該ステップ83によりオペレーターのフットスペース84を形成し、該フットスペース84の前側にフロントカバー85を、後側に座席7を配する構成とする超小旋回作業機において、バッテリー32を、フットスペース84の下方、即ち、前記座席7前方であって、前記ステップ83の下方に配する構成としている。
【0022】
また、前記隔壁30b(図6)においては、左右の略中央部を上方に延設して上端を水平面とする載置部30cを形成し、該載置部30cに前記ステップ83(図6)の底面裏側を支持している。即ち、前記バッテリー32は、旋回台4に立設した隔壁30a・30bにより形成したバッテリースペース30に配設されるものであり、隔壁30bの上端の載置部30cにて、前記ステップ83を支持する構成としている。
さらに、該隔壁30bは、隔壁30aとブームブラケット9の左側壁40aの間に挟装されており、前後・左右方向へ倒れようとするモーメントに対してのベース4aとの接続強度を相互に補強し合うようにしている。
尚、前記載置部30cについては、ペダルフロア28(図6)の一部を載置するようにして、ステップ83、ペダルフロア28の両方の支持を兼ねる構成としてもよい。
【0023】
また、キャノピーマウント27(図4)の右方であって、旋回台4の左右中心より右方となる位置には、ブームブラケット9が構成されており、該ブームブラケット9では、左右側壁40a・40bに形成した枢支孔42a・42bにより前記ブーム13(図1)の基部を、枢支孔43a・43bによりブームシリンダ23の基部を、それぞれ枢支可能としている。
これにより、ブーム13が旋回体80の左右中心から右側にずれた位置より伸長されるようになっている。
また、このブームブラケット9では、ベース4aより上方に立設して左右方向の壁面を形成する後壁40cと、該後壁40cの立設基部の前方より立ち上げるとともに、後方へ屈曲させ傾斜面を形成し、その後端にて後壁40cの上部に接合される前壁40dとにより、これら前後壁40c・40dにより包囲される収容スペース41(図4)を形成している。
また、この収容スペース41の左側は、前記前壁40dの左側で、ベース4aより立設する前記左側壁40aより閉じられる一方、右側においては、右側壁40bを前壁40dより上方へ立設することにより、開放した状態としている。これにより、該収容スペース41に図示せぬ燃料タンクの一部を収容可能としている。
【0024】
そして、後壁40cは、その立設基部における幅を広くして補強部44(図5)を構成することで、ベース4aに対しての左右方向の接続強度を確保するとともに、前方向については、前記左側壁40a・前壁40dの端面が当接する一方、後方向については、補強部44の後方にベース4aより前後方向に立設した補強板45a(図5)の前端面を当接させる構成とすることにより、後壁40cは、前後左右方向において強固に支持される構成となっている。また、前記補強板45aについては、その後部左方にベース4aより左右方向に立設した補強板45b(図5)により、左右方向へ倒れようとするモーメントに対してのベース4aとの接続強度が補強されている。
さらに、前記左側壁40aにおいても同様に、前記隔壁30b(図5)の右端面を当接させることで、左側壁40aのベース4aとの接続強度が補強されている。
以上のように、ブームブラケット9においては、壁体・板体が相互に補強し合って、剛性を高めることにより、収容スペース41のような内腔の空間を形成しつつも、ブーム13・アーム12等からなる重量物を支持するに十分な強度を確保している。
【0025】
次に、フロントカバー85の構成について、図7乃至図13を用いて説明する。
該フロントカバー85は、下部が蝶番48(図11)を介してフロントカウル47に枢結されることで開閉自在としている。また、その上部を前記フロントフレーム29に備えるロック機構49(図12)により係止する構成とすることで、メンテナンス時においては、ロック機構49を解除して、旋回体80の前部を開放できるようにしている。
このフロントカバー85を支持するフロントカウル47(図7・図11)であるが、旋回台4のベース4a前部の左右二箇所に配したステー61a・61b(図4・図11)に対しボルト固定されるものであり、その高さを、ベース4aの上面から、ベース4aと前記ステップマウント26との高さ幅の略中間位置までとするとともに、その横幅を、前記ブームブラケット9の左端から旋回台4の左前角部付近までとすることで、旋回体80左側前部の最下部の外観を形成するとともに、旋回台4前部に配される内部機器を前方より保護するようにしている。
そして、該フロントカウル47の内側面左右二箇所に、蝶番48(図11)の固定側板部を接合し、蝶番48の回動側板部をフロントカウル47の前方に現出させ、左右蝶番48のそれぞれの回動側板部に、板体の取付ステー33(図11)を接合して横架し、該取付ステー33にフロントカバー85の下部内面を固定することにより、前記フロントカバー85の下端を、ステップ83の下方に位置させるとともに、フロントカバー85が、蝶番48を支点として回動するように構成されている(図10)。
また、前記フロントカウル47(図7)の上方には、フロントカバー85が配されるようになって、該フロントカバー85の下部により、フロントカウル47とともに、旋回台4の上面とステップ83の下面の間に形成される空間前方を覆う構成となっている。
【0026】
また、前記取付ステー33の左右略中央部においては、ストッパーアーム33a(図8・図11)を突設させるとともに、前記隔壁30aにはストッパー33bを付設し、フロントカバー85を開方向へ回動させると、ストッパーアーム33aの下端部が上昇してストッパー33b下面に当接することで、フロントカバー85の開度を規制するとともに、この開度を略90度とすることで、旋回体80の前部を広く開放し、フロントカバー85に被装されていたフロントフレーム29前部やバッテリー32を現出させることができるようになっている(図8)。
尚、本実施例では、フロントカバー85が前方に倒されるようにして開かれる構成としているが、この開閉方向は、とくに限定するものではなく、蝶番48を左サイドカバーの前部または旋回台4の左前部、または、旋回台4の右前部またはキャノピー支柱に配置することにより、左または右方向に開かれる構成としてもよい。または、手摺65に蝶番48を配置して上方に開放する構成とすることもできる。この場合、前方から容易にメンテナンスができるようになる。
【0027】
また、該フロントカバー85は、中央部を構成するフロントセンターカバー85Cの左右端部を後方に回り込ませるようにしてフロントサイドカバー85R・85Lを形成させ(図7)、中央部を構成するフロントセンターカバー85Cの左右側に、フロントサイドカバー85R・85Lを配してなる構成としている(図8)。これにより、フロントセンターカバー85Cが前方に膨出させた形状となっている。
また、該フロントセンターカバー85Cは、側面視において円弧状に湾曲させるようにして、操作ペダル63a・63bの前方から上方に向かって形成し、フロントカバー85を閉じた状態において、フロントカバー85の内側(裏側)に空間が形成されるようになっている。
【0028】
このようにフロントカバー85にて内腔の空間を形成することで、図13に示すごとく、該フロントカバー85の裏面と、前記フロントフレーム29や操作ペダル63a・63bとの干渉を防ぐ、言い換えるならば、フロントカバー85の裏側に形成される空間に、フロントフレーム29や操作ペダル63a・63bを配することで、これらフロントフレーム29や操作ペダル63a・63bを前方に配することが可能となって、フットスペース84(図14(b))を拡大することができる。
また、左右に回り込ませるように形成したフロントサイドカバー85R・85Lにより、フットスペース84への前方左右斜め方向からの風雨の浸入を防ぐことができるようになっている。また、前方及び上方にかけてはフロントセンターカバー85Cを円弧状に湾曲させて構成しており、図10に示すように、フロントカバー85を閉じたときの上端後部は操作ペダル63の後端よりも後方に配設されるため、上方及び前方からのフットスペース84への風雨の侵入を防ぐことができるようになっている。
【0029】
また、図7に示すごとく、フロントセンターカバー85Cにおいて、閉じた状態での左下部位置であって、前記旋回台4側に固定された前照灯70の前方位置に、開口部67を形成し、該開口部67からの前照灯70の灯りにより、機体前方の照明を行なうようにしている。
そして、この前照灯70は、開口部67におけるフロントカバー85C前面から奥まった位置に、配設されるよう、前記隔壁30aに一体的に形成した支持部26c(図8)に吊設されている。
この構成により、前照灯70がフロントセンターカバー85Cより突出することなく、外部の障害物との接触による損傷を防止することができる。
【0030】
また、以上に説明したフロントカバー85の裏面側に配されるフロントフレーム29の構成について説明すると、前記ステップマウント26(図6)に立設する縦フレーム29aと、該縦フレーム29aの上端に横設される横フレーム29bとから、正面視略「T」字状を形成している。
この内、横フレーム29b(図12)は、前板92a・底板92b・背板92c・左右側板92dを接合し、前板92aの高さを低くすることで、前方に開口を配する筐体に構成している。
この構成により、筐体の空間92を、図8に示すように、工具93を収容可能な工具箱34として利用できるようにしている。但し、工具箱34に限定するものではなく小物入れ等とすることもできる。
また、フロントフレーム29を略「T」字としていることから、図13に示すように、横フレーム29bと、ペダルフロア28との間にスペースを形成し、該スペースに左右操作ペダル63a・63bを配すること可能となり、また、該左右操作ペダル63a・63bをより前方に配する(フロントカバー85に近づける)ことが可能となるので、ステップ83の前後幅L4(図14(b))を広く構成し、フットスペース84を拡大できる。
【0031】
また、図13に示すように、横フレーム29bの背板92c後面は、座席側に現れており、その左側にフロントカバー85を固定するロック機構49の開閉ハンドル64が配されている。該ロック機構49(図8)は、二つの爪体49a・49aにて、フロントカバー85内側に突設した左右ステー62a・62a(図12)に横架した棒体62bを係止することにより、メンテナンス時以外においては、フロントカバー85を閉じた状態でロックするものである。このロック状態では、筐体の空間92の開口が、フロントカバー85の裏面より覆われ、フロントカバー85が工具箱34の蓋として機能するようになっている。
前記爪体49a・49aは、開閉ハンドル64より突設し、また、該開閉ハンドル64を背板92c側に枢結する構成として、開閉ハンドル64を座席側から掴んで手前に引くと、爪体49a・49aが揺動して棒体62bの係止を解除することで、フロントカバー85のロック状態が解除されるようにしている。
このように、前記ステップの上方に、フロントカバー85の開閉のロック機構49を備える工具箱34を配設したので、オペレーターは、座席7に座ったままにしてロックを解除してフロントカバー85を開いて、上述した工具類(工具93)を取出すことができる。そして、ロック機構49は工具箱34内に収納されて吐出することがなく外観を向上できる。
【0032】
また、図13に示すごとく、前記横フレーム29bの左側板に、手摺65の一側固定部65aを接合させる一方、キャノピー支持体31の前後ビーム31cに付設したボス部66に他側固定部65bを接合させることで、正面視略「コ」字状の手摺65を配する構成としている。
このように、フロントフレーム29は、手摺65の左側の支持を兼ねることができ、部品点数の削減を図ることができるようになっている。そして、手摺65とキャノピー支持体31と工具箱34を介してフロントフレーム29が一体的に連結されることになり、互いに補強しあうこととなり、手摺65周囲の剛性をアップすることができたのである。
【0033】
以上の各部の構成により、図14(a)(b)に示すごとくのレイアウトとなる。
このレイアウトでは、バッテリー32を、旋回台4とペダルフロア28の間に配設するようにして、ステップ83の前方延長線の上側ではなく、下側に配設されるようになるため、フロントカバー85及び操作ペダル63a(63b)を旋回台8の最前部に配設することが可能となって、フットスペース84の前後幅L4を拡張することができる。
これにより、オペレーターの膝回りに余裕ができ、従来よりも広く快適なオペレート空間81を構成することができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は以上のごとく構成したので、次のような効果を奏するのである。
【0035】
請求項1においては、旋回体(80)の床部を形成する旋回台(4)上方にステップ(83)を横設し、該ステップ(83)によりオペレーターが足を置くフットスペース(84)を形成し、該フットスペース(84)の前側にフロントカバー(85)を配置し、後側に座席(7)を配置する構成の超小旋回作業機において、前記フロントカバー(85)により、旋回台(4)の上面とステップ(83)の下面の間に形成される空間前方を覆う構成としたので、該フロントカバーの下部により、旋回台の上面とステップの下面の間に形成される空間前方を覆うことができるのである。
【0036】
請求項2の如く、バッテリー(32)を、フットスペース(84)の前下方で、前記旋回台(4)の上面とステップ(83)の下面の間に形成される空間の前方に配設するので、バッテリーを低い位置の空間内に収納することがでのたのである。
また、これによりフロントカバー及び操作ペダルを旋回台の最前部に配設することが可能となって、フットスペースの前後幅を拡張することができ、オペレート空間を広げることができる。
また、前記バッテリーは、旋回台に形成されるバッテリースペースに配設され、前記バッテリースペースでステップを支持する構成としたので、ステップを確実に支持でき、バッテリーの保護もできるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した超小旋回作業機を示す側面図である。
【図2】 同じく正面図である。
【図3】 同じく平面図である。
【図4】 旋回台を前方から見た斜視図である。
【図5】 同じく後方から見た斜視図である。
【図6】 旋回台に載置される装置類を示した斜視図である。
【図7】 フロントカバーを閉じた状態を示す正面図である。
【図8】 同じくフロントカバーを開いた状態を示す正面図である。
【図9】 同じく平面図である。
【図10】 同じく側面図である。
【図11】 フロントカバーの開閉機構を示す側面一部断面図である。
【図12】 同じくロック機構の構成を示す側面一部断面図である。
【図13】 座席前方の構成を示す斜視図である。
【図14】 (a)は、本発明の超小旋回作業機におけるバッテリー等の配置構成を示す平面図である。(b)は同じく一部側面図である。
【図15】 (a)は、従来の超小旋回作業機のバッテリー等の配置構成を示す平面図である。(b)は同じく一部側面図である。
【図16】 (a)は、図15の構成の改善を図った従来構成を示す平面図である。(b)は同じく一部側面図である。
【符号の説明】
4 旋回台
32 バッテリー
80 旋回体
83 ステップ
84 フットスペース
85 フロントカバー
Claims (2)
- 旋回体(80)の床部を形成する旋回台(4)上方にステップ(83)を横設し、該ステップ(83)によりオペレーターが足を置くフットスペース(84)を形成し、該フットスペース(84)の前側にフロントカバー(85)を配置し、後側に座席(7)を配置する構成の超小旋回作業機において、前記フロントカバー(85)により、旋回台(4)の上面とステップ(83)の下面の間に形成される空間前方を覆う構成としたことを特徴とする超小旋回作業機。
- 請求項1記載の超小旋回作業車において、バッテリー(32)を、フットスペース(84)の前下方で、前記旋回台(4)の上面とステップ(83)の下面の間に形成される空間の前方に配設することを特徴とする超小旋回作業機。
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