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JP3847365B2 - ポジ型感放射線性組成物 - Google Patents
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JP3847365B2 - ポジ型感放射線性組成物 - Google Patents

ポジ型感放射線性組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に輻射線に感応するポジ型感放射線性組成物に関するものであり、詳しくは、半導体集積回路作成用ポジ型レジストに好適なポジ型感光性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路の高集積度化は、一般に言われるように3年間に4倍のスピードで進行し、例えばダイナミック・ランダム・アクセス・メモリー(DRAM)を例にとれば、現在では、4Mビットの記憶容量を持つものの本格生産が開始されている。それにともない集積回路の生産に不可欠のフォトリソグラフィー技術に対する要求も年々厳しくなってきている。例えば、4MビットDRAMの生産には、0.8μmレベルのリソグラフィー技術が必要とされ、更に高集積度化の進んだ16MDRAMにおいては、0.5μmレベル、64MDRAMでは0.35μmレベルのリソグラフィー技術が必要とされると予想されている。これにともない、レジストの露光に用いられる波長も、水銀灯のg線(436nm)からi線(365nm)、さらにKrFエキシマレーザ光(248nm)へと短波長化が進んでいる。ところが従来のナフトキノンジアジドを感光剤とするポジ型フォトレジストでは、KrFエキシマレーザ光などの遠紫外領域の光に対しては透過率が非常に低く、低感度かつ低解像力となってしまう。このような問題を解決する新しいポジ型レジストとして、光酸発生剤と酸触媒反応によりアルカリ現像液に対する溶解性が増大するような化合物とからなる化学増幅型ポジ型フォトレジストが種々提案されている。このような化学増幅型ポジ型フォトレジストにおいて、高解像力を得るためには、酸触媒反応によりアルカリ現像液に対する溶解性が増大するような化合物の構造が非常に重要である。また、化学増幅型ポジ型フォトレジストにおける特有の問題として、露光と露光後ベーク(ポスト・エクスポージャー・ベーク)との間の引置き時間に対する安定性の問題がある。すなわち、露光とポスト・エクスポージャー・ベークとの間に時間が空くと露光部分のレジスト膜表面がアルカリ現像液に不溶となるため、一般にTトップとよばれる形状となり、レジストの解像力が低下するという現象がしばしば起こる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決した遠紫外領域の光を用いたハーフミクロンリソグラフィーに対応できる高解像力を有し、しかも露光と露光後ベークとの間の引置き時間に対する安定性が良好な化学増幅型ポジ型感放射線性組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
化学増幅型ポジ型フォトレジストの解像力を高くするためには、露光により発生した酸が有効に作用し、露光量に対するレジスト膜のアルカリ溶解性変化を大きくすることが必要である。
また、露光後の露光部分のレジスト膜表面がアルカリ現像液に不溶となる現象は、化学増幅型ポジ型レジストが一般に、露光によって発生した微量の酸の触媒作用によって、レジスト膜にアルカリ不溶性を与えている保護基を切断し、アルカリ可溶性となる機構によって画像形成を行い、しかもこの脱保護反応が主として、露光後ベークの段階で進行することが原因の一つである。すなわち、露光後、脱保護基反応が進行する前に、露光によって発生した微量の酸が大気中の塩基性不純物によって失活し、レジスト膜表面の酸濃度が不足するために、アルカリ不溶となり、レジストの解像力が低下するのである。
【0005】
この問題を解決する方法としては、露光によって発生した微量の酸が大気中の塩基性不純物によって失活する前に、脱保護基反応が進行する様に脱離しやすい保護基を選択し、しかも露光による溶解速度変化を適切な範囲に制御することが重要であると考えられる。
このような考えに基づき、鋭意検討した結果、特定の構造単位を含む樹脂を2種類用い、しかもそれぞれ樹脂の分子量を最適に組合せることにより、従来使用されているものと比較して、解像力の高い、しかも露光と露光後ベークとの間の引置き時間に対する安定性が良好な化学増幅型ポジ型フォトレジスト組成物が得られることを見いだし本発明に至った。
【0006】
すなわち本発明の要旨は、構造単位(I)を含む樹脂A、構造単位(II)を含む樹脂B、
【0007】
【化4】
Figure 0003847365
【0008】
(ただし、R1、R2、R3、R7、R8、R9はそれぞれ独立に水素原子、C1 以上C4 以下のアルキル基を表わし、R4、R5は水素原子、C1以上C10以下のアルキル基を表わし、R6、R10はC1以上C10以下のアルキル基を表わす。また、R4とR5あるいはR4とR6とが互いに結合して、炭素数3以上10以下の環を形成していてもよい。)
および放射線により酸を発生する化合物Cを主な成分として含有するポジ型感放射線性組成物において、樹脂Aのポリスチレン換算重量平均分子量をMw1とし、樹脂Bのポリスチレン換算重量平均分子量Mw2とするとき、Mw1>Mw2であることを特徴とするポジ型感放射線性組成物に存する。
【0009】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明においては、樹脂Aとしては構造単位(I)を含む樹脂であり、現像時に露光部がアルカリ可溶性となり、アルカリ現像液に溶出し、均一なレジスト膜形成能のあるものならば特に制限なく用いることができる。例えばヒドロキシスチレン単独での重合またはヒドロキシスチレンと各種のビニルモノマーとを共重合して得られる樹脂のヒドロキシスチレン由来の水酸基の一部分をアセタール化またはケタール化したものを用いることができる。ヒドロキシスチレンと共重合するビニルモノマーとしては、アクリル酸、ビニルアルコールまたは、これらの誘導体などが用いられる。このうち特に好ましくはポリビニルフェノールの水酸基の一部を置換基(III )
【0010】
【化5】
Figure 0003847365
【0011】
(ただし、R4、R5およびR6は前述の定義と同じ)
で保護した樹脂が用いられる。
樹脂Aがポリビニルフェノールの水酸基の一部を置換基(III )で保護した樹脂としては、具体的には、o−ヒドロキシスチレン、m−ヒドロキシスチレン、p−ヒドロキシスチレン、2−(o−ヒドロキシフェニル)プロピレン、2−(m−ヒドロキシフェニル)プロピレン、2−(p−ヒドロキシフェニル)プロピレンなどのヒドロキシスチレン類の単独または2種以上をラジカル重合開始剤、アニオン重合開始剤またはカチオン重合開始剤の存在下で重合した樹脂が用いられる。また、重合後樹脂の吸光度を下げるために水素添加を行なったものを用いてもよい。
【0012】
レジストの性能を制御する因子の一つとして、樹脂のアルカリ現像液に対する溶解速度があり、該樹脂Aの現像液に対する溶解性は、そのモノマー組成のほかに該樹脂の分子量および置換基(III )の導入率で制御することが可能であるが、樹脂Aを1μmの塗膜とし、これを該感放射線性組成物を画像形成するのに用いる現像液に浸漬したとき該塗膜の溶解速度が10Å/sec以下であることが好ましい。樹脂Aの溶解速度が大きすぎると、レジストとしたときに、未露光部分が現像液に溶出し、残膜率の低下および解像力の低下を招く。
【0013】
さらに構造単位(I)を含む樹脂Aが、ポリビニルフェノールの水酸基の一部を置換基(III )で保護した樹脂である場合、該樹脂Aを1μmの塗膜とし、これを該感放射線性組成物を画像形成するのに用いる現像液に浸漬した時、10Å/secの該塗膜溶解速度を与える置換基(III )の導入率をa%とするとき、該樹脂Aの置換基(III )の導入率b%がa≦b≦a+30であることが好ましい。
【0014】
樹脂Aの重量平均分子量はポリスチレン換算値(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィ測定)で、1,000〜100,000、好ましくは7,000以上60,000以下、さらに好ましくは9,000以上60,000以下のものが用いられる。樹脂Aの重量平均分子量が、小さすぎるとレジストとしての十分な塗膜が得られず、耐熱性も悪くなり、大きすぎると露光部分のアルカリ現像液に対する溶解性が小さくなり、レジストのパターンが得られない。
【0015】
構造単位(I)において、R1、R2、R3、R7、R8、R9は水素原子、C1以上C4以下のアルキル基を表わし、R4、R5は水素原子、C1以上C10以下のアルキル基であり、R6はC1以上C10以下のアルキル基であれば、R4とR5あるいはR4とR6とが互いに結合して、炭素数3以上10以下の環を形成していてもよいが、好ましくはR4がC1以上C10以下のアルキル基であり、R5が水素原子であり、R6はC1以上C10以下のアルキル基である。
【0016】
樹脂Bは、構造単位(II)を含む樹脂であり、樹脂Aと同様現像時に露光部がアルカリ可溶性となり、アルカリ現像液に溶出し、均一なレジスト膜形成能のあるものならば用いることができるが、例えばヒドロキシスチレン単独での重合またはヒドロキシスチレンと各種のビニルモノマーとを共重合して得られる樹脂のヒドロキシスチレン由来の水酸基の一部分を炭酸エステル化したものを用いることができる。ヒドロキシスチレンと共重合するビニルモノマーとしては、アクリル酸、ビニルアルコールまたは、これらの誘導体などが用いられる。このうち特に好ましくはポリビニルフェノールの水酸基の一部を置換基(IV)
【0017】
【化6】
Figure 0003847365
【0018】
(ただし、R10は前述の定義と同じ)
で保護した樹脂が用いられる。
樹脂Bの現像液に対する溶解性は、そのモノマー組成のほかに該樹脂の分子量および置換基(IV)の導入率で制御することが可能であるが、構造単位(II)を含む樹脂Bを1μmの塗膜とし、これを該感放射線性組成物を画像形成するのに用いる現像液に浸漬したとき、該塗膜の溶解速度が0.1Å/sec以上10Å/sec以下であることが好ましい。樹脂Bの溶解速度が大きすぎると、レジストとしたときに、未露光部分が現像液に溶出してしまい、残膜率の低下および解像力の低下を招く。また樹脂Bの溶解速度が小さすぎると、レジストとしたときに、露光部分が現像液に溶解しにくくなり解像力が低下する場合もありうる。
【0019】
樹脂Bがポリビニルフェノールの水酸基の一部を置換基(IV)で保護した樹脂の場合、具体的には、o−ヒドロキシスチレン、m−ヒドロキシスチレン、p−ヒドロキシスチレン、2−(o−ヒドロキシフェニル)プロピレン、2−(m−ヒドロキシフェニル)プロピレン、2−(p−ヒドロキシフェニル)プロピレンなどのヒドロキシスチレン類の単独または2種以上をラジカル重合開始剤、アニオン重合開始剤またはカチオン重合開始剤の存在下で重合した樹脂が用いられる。また、重合後樹脂の吸光度を下げるために水素添加を行なったものを用いてもよい。
【0020】
樹脂Bの重量平均分子量Mw2は、樹脂Aの重量平均分子量Mw1との間にMw1>Mw2の関係があれば、使用することができるが、好ましくはポリスチレン換算値(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィ測定)で、60,000以下、さらに好ましくは30,000以下のものが用いられる。樹脂Bの重量平均分子量が、大きすぎると露光部分のアルカリ現像液に対する溶解性が小さくなり、良好なレジストのパターンが得られない。
【0021】
放射線により酸を発生する化合物(光酸発生剤)Cとしては、露光に用いられる光または電子線によって、酸を発生するものであれば、特に制限なく用いることができるが、具体的には、たとえば、トリス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、トリス(トリブロモメチル)−s−トリアジン、トリス(ジブロモメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリブロモメチル)−6−p−メトキシフェニル−s−トリアジンなどのハロゲン含有s−トリアジン誘導体、1,2,3,4−テトラブロモブタン、1,1,2,2−テトラブロモエタン、四臭化炭素、ヨードホルムなどのハロゲン置換パラフィン系炭化水素、ヘキサブロモシクロヘキサン、ヘキサクロロシクロヘキサン、ヘキサブロモシクロドデカンなどのハロゲン置換シクロパラフィン系炭化水素、ビス(トリクロロメチル)ベンゼン、ビス(トリブロモメチル)ベンゼンなどのハロゲン含有ベンゼン誘導体、トリブロモメチルフェニルスルホン、トリクロロメチルフェニルスルホン、2,3−ジブロモスルホランなどのハロゲン含有スルホン化合物、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレートなどのハロゲン含有イソシアヌレート誘導体、トリフェニルスルホニウムクロライド、トリフェニルスルホニウムメタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムp−トルエンスルホネート、トリフェニルスルホニウムテトラフルオロボレート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアルセネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスホネートなどのスルホニウム塩、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムp−トルエンスルホネート、ジフェニルヨードニウムテトラフルオロボレート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアルセネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスホネートなどのヨードニウム塩、p−トルエンスルホン酸メチル、p−トルエンスルホン酸エチル、p−トルエンスルホン酸ブチル、p−トルエンスルホン酸フェニル、1,2,3−トリ(p−トルエンスルホニル)ベンゼン、p−トルエンスルホン酸ベンゾインエステル、メタンスルホン酸メチル、メタンスルホン酸エチル、メタンスルホン酸ブチル、1,2,3−トリ(メタンスルホニル)ベンゼン、メタンスルホン酸フェニル、メタンスルホン酸ベンゾインエステル、トリフルオロメタンスルホン酸メチル、トリフルオロメタンスルホン酸エチル、トリフルオロメタンスルホン酸ブチル、1,2,3−トリ(トリフルオロメタンスルホニル)ベンゼン、トリフルオロメタンスルホン酸フェニル、トリフルオロメタンスルホン酸ベンゾインエステル、などのスルホン酸エステル類、ジフェニルジスルホンなどのジスルホン類、ジ(フェニルスルホニル)ジアゾメタン、ジ(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタンなどのスルホンジアジド類、o−ニトロベンジル−p−トルエンスルホネートなどのo−ニトロベンジルエステル類、N,N’−ジ(フェニルスルホニル)ヒドラジドなどのスルホンヒドラジド類などが、挙げられる。これら酸発生剤のうちで特に好ましくは、発生する酸がスルホン酸、スルフェン酸、スルフィン酸のいずれかである化合物である。具体的には、トリフェニルスルホニウムp−トルエンスルホネート、ジフェニルヨードニウムp−トルエンスルホネートなどのオニウムのスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸フェニル、1,2,3−トリ(p−トルエンスルホニル)ベンゼンなどのスルホン酸エステル類、ジフェニルジスルホンなどのジスルホン類、ジ(フェニルスルホニル)ジアゾメタン、ジ(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタンなどのスルホンジアジド類、o−ニトロベンジル−p−トルエンスルホネートなどのo−ニトロベンジルエステル類などが好適に用いられる。
【0022】
本発明の感放射線性組成物においては、通常、構造単位(I)を含む樹脂A100重量部に対し、構造単位(II)を含む樹脂Bを1〜100重量部、好ましくは1〜60重量部、放射線により酸を発生する化合物Cを0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部の割合で用いられる。
樹脂Bの量が少なすぎると、露光部と未露光部との間で十分な溶解速度変化が得られず良好なレジストパターンが得られない。また、樹脂Bの量が多すぎると露光後ベークまでの引置き安定性が悪くなり、露光と露光後ベークの時間間隔が長くなったときに十分な解像力が得られなくなる。
【0023】
放射線により酸を発生する化合物Cの量が少なすぎると感度が非常に低くなり、実用にならない。逆に放射線により酸を発生する化合物Cの量が多すぎると、レジスト膜の透明性の低下により、レジストパターンが台形になり解像力の低下を引き起こす。
感放射線性組成物を得るには、通常、これらの成分を適当な溶媒に溶解して用いる。溶媒としてはこれらの成分に対して十分な溶解度を持ち良好な塗膜性を与える溶媒であれば特に制限はないが、2−ヘキサノン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶媒、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテートなどのセロソルブ系溶媒、ジエチルオキサレート、ピルビン酸エチル、エチル−2−ヒドロキシブチレート、エチルアセトアセテート、酢酸ブチル、酢酸アミル、酪酸エチル、酪酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチルなどのエステル系溶媒、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールジメチルエーテルなどのプロピレングリコール系溶媒、シクロヘキサノン、メチルアミルケトン、2−ヘプタノンなどのケトン系溶媒、あるいはこれらの混合溶媒、あるいはさらに芳香族炭化水素を添加したものなどが挙げられる。溶媒の使用割合は、感光剤組成物中の固形分の総量に対して重量比として1〜20倍の範囲であることが好ましい。
【0024】
本発明のポジ型感放射線性組成物を用いて半導体基板上にレジストパターンを形成する場合には、通常、上記のような溶媒に溶解した本発明のポジ型感光性組成物を半導体基板上に塗布し、プリベーク、露光によるパターンの転写、露光後ベーク、現像の各工程を経てフォトレジストとして使用することができる。半導体基板は、通常半導体製造用基板として使用されているものであり、シリコン基板、ガリウムヒ素基板などである。
【0025】
塗布には通常スピンコーターが使用され、露光には、高圧水銀灯の436nm、365nmの光、低圧水銀灯の254nm、エキシマレーザーなどを光源とする157nm、193nm、222nm、248nmの光または電子線などが好適に用いられる。露光の際の光は、単色光でなくブロードであってもよい。また、位相シフト法による露光も適用可能である。
【0026】
本発明のポジ型フォトレジスト組成物の現像液には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア水などの無機アルカリ類、エチルアミン、n−プロピルアミンなどの第1級アミン類、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミンなどの第2級アミン類、トリエチルアミン,N,N−ジエチルメチルアミンなどの第3級アミン類、テトラメチルアンモニウムハイドロオキシド、トリメチルヒドロキシエチルアンモニウムハイドロオキシドなどの第4級アンモニウム塩、もしくはこれにアルコール、界面活性剤などを添加したものを使用することができる。
【0027】
本発明のポジ型フォトレジスト組成物は、超LSIの製造のみならず一般のIC製造用、マスク製造用、画像形成用、液晶画面製造用、カラーフィルター製造用あるいはオフセット印刷用としても有用である。
【0028】
【実施例】
次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はその要旨を越えない限り実施例により何等制約は受けない。
【0029】
樹脂Aおよび樹脂Bの調製
合成例1(1−メチル−1−メトキシエチル化ポリビニルフェノールの合成)窒素導入管、攪拌機、温度計を備えた1リットルの四つ口フラスコにポリビニルフェノール(重量平均分子量41400)30gと酢酸エチル300mlとを加え、均一に溶解させたあと、2−メトキシプロペン14.4gを加え、ウオーターバスで40℃に加熱した。これに、36%塩酸0.3gを加え、4時間攪拌を続けた。反応後、この反応溶液を400mlの1%炭酸水素ナトリウム水溶液で抽出した。この有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ロータリエバポレーターで約100mlに濃縮した。この濃縮液を1リットルのn−ヘキサンに投入して、ポリマーを回収した。析出したポリマーを真空乾燥して、33.2gの1−メチル−1−メトキシエチル化ポリビニルフェノールを得た。
【0030】
得られた樹脂の分子量をゲルパーミエーションクロマトグラフィにより測定したところポリスチレン換算重量平均分子量で49800であった。
次に、このポリマー1.0gをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート3.0gに溶解し、この溶液を5インチのシリコンウエハにスピンコートした。その後、ホットプレート上で120℃で90秒ベークし、1.0μmの膜厚の塗膜を得た。この塗膜を2.38%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液に10分間浸漬し、この間に溶解した膜厚を測定した。この溶解膜厚を現像時間で割ることにより、この樹脂塗膜の平均溶解速度を算出した。その結果、0.24Å/secの溶解速度であった。
【0031】
合成例2(テトラヒドロピラニル化ポリビニルフェノールの合成)
窒素導入管、攪拌機、温度計を備えた1リットルの四つ口フラスコにポリビニルフェノール(重量平均分子量41400)30gと酢酸エチル300mlとを加え、均一に溶解させたあと、ジヒドロピラン21.0gを加え、ウオーターバスで40℃に加熱した。これに、36%塩酸0.3gを加え、4時間攪拌を続けた。反応後、この反応溶液を400mlの1%炭酸水素ナトリウム水溶液で抽出した。この有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ロータリエバポレーターで約100mlに濃縮した。この濃縮液を1リットルのn−ヘキサンに投入して、ポリマーを回収した。析出したポリマーを真空乾燥して、34.3gのテトラヒドロピラニル化ポリビニルフェノールを得た。得られたポリマーを重水素化アセトンに溶解し、プロトンNMRスペクトルを測定したところ、δ値6.2〜7.0の芳香族水素のシグナルとδ値5.2〜5.5のアセタールメチン水素のシグナルとの面積比は、10.81:1であった。この結果よりアセタール化率を求める37.0%となった。
【0032】
得られた樹脂の分子量をゲルパーミエーションクロマトグラフィにより測定したところポリスチレン換算重量平均分子量で48200であった。
次に、このポリマー1.0gをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート3.0gに溶解し、この溶液を5インチのシリコンウエハにスピンコートした。その後、ホットプレート上で120℃で90秒ベークし、1.0μmの膜厚の塗膜を得た。この塗膜を2.38%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液に10分間浸漬し、この間に溶解した膜厚を測定した。この溶解膜厚を現像時間で割ることにより、この樹脂塗膜の平均溶解速度を算出した。その結果、1.38Å/secの溶解速度であった。
【0033】
合成例3(1−エトキシエチル化ポリビニルフェノールの合成1)
窒素導入管、攪拌機、温度計を備えた1リットルの四つ口フラスコにポリビニルフェノール(重量平均分子量41400)30gと酢酸エチル300mlとを加え、均一に溶解させたあと、エチルビニルエーテル12.6gを加え、ウオーターバスで40℃に加熱した。これに、36%塩酸0.3gを加え、4時間攪拌を続けた。反応後、この反応溶液を400mlの1%炭酸水素ナトリウム水溶液で抽出した。この有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ロータリエバポレーターで約100mlに濃縮した。この濃縮液を1リットルのn−ヘキサンに投入して、ポリマーを回収した。析出したポリマーを真空乾燥して、33.6gの1−エトキシエチル化ポリビニルフェノールを得た。
【0034】
得られたポリマーを重水素化アセトンに溶解し、プロトンNMRスペクトルを測定したところ、δ値6.2〜7.0の芳香族水素のシグナルとδ値5.2〜5.5のアセタールメチン水素のシグナルとの面積比は、23.67:1であった。この結果よりアセタール化率をもとめると16.9%となった。
得られた樹脂の分子量をゲルパーミエーションクロマトグラフィにより測定したところポリスチレン換算重量平均分子量で45600であった。
【0035】
次に、このポリマー1.0gをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート3.0gに溶解し、この溶液を5インチのシリコンウエハにスピンコートした。その後、ホットプレート上で120℃で90秒ベークし、1.0μmの膜厚の塗膜を得た。この塗膜を2.38%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液に浸漬し、残膜が0となるのに要する時間を測定した。塗布膜厚をこの現像時間で割ることにより、この樹脂塗膜の平均溶解速度を算出した。その結果、63.7Å/secの溶解速度であった。
【0036】
合成例4(1−エトキシエチル化ポリビニルフェノールの合成2)
合成例3と同様にして、ポリビニルフェノール(重量平均分子量41400)30g、エチルビニルエーテル14.4g、反応溶媒として酢酸エチル300mlとから、39.8gの1−エトキシエチル化ポリビニルフェノールを得た。
得られたポリマーのプロトンNMRスペクトルを測定し、アセタール化率をもとめると29.1%となった。
【0037】
得られた樹脂の分子量をゲルパーミエーションクロマトグラフィにより測定したところポリスチレン換算重量平均分子量で48600であった。
次に、合成例2と同様にして、この樹脂塗膜の平均溶解速度を算出した。その結果、4.19Å/secの溶解速度であった。
【0038】
合成例5(1−エトキシエチル化ポリビニルフェノールの合成3)
合成例3と同様にして、ポリビニルフェノール(重量平均分子量41400)30g、エチルビニルエーテル15.3g、反応溶媒として酢酸エチル300mlとから、36.4gの1−エトキシエチル化ポリビニルフェノールを得た。
得られたポリマーのプロトンNMRスペクトルを測定し、アセタール化率をもとめると40.4%となった。
【0039】
得られた樹脂の分子量をゲルパーミエーションクロマトグラフィにより測定したところポリスチレン換算重量平均分子量で50000であった。
次に、合成例2と同様にして、この樹脂塗膜を10分間現像液に浸漬したが、全く溶解しなかった。
【0040】
合成例6(1−エトキシエチル化ポリビニルフェノールの合成6)
合成例3と同様にして、ポリビニルフェノール(重量平均分子量41400)30g、エチルビニルエーテル27.0g、反応溶媒として酢酸エチル300mlとから、37.7gの1−エトキシエチル化ポリビニルフェノールを得た。
得られたポリマーのプロトンNMRスペクトルを測定し、アセタール化率をもとめると76.3%となった。
【0041】
得られた樹脂の分子量をゲルパーミエーションクロマトグラフィにより測定したところポリスチレン換算重量平均分子量で50300であった。
次に、合成例2と同様にして、この樹脂塗膜を10分間現像液に浸漬したが、全く溶解しなかった。
【0042】
合成例7(tert−ブトキシカルボニルオキシ化ポリビニルフェノールの合成1)
窒素導入管、攪拌機、温度計を備えた1リットルの四つ口フラスコにポリビニルフェノール(重量平均分子量6360)18.0gとアセトン150mlとを加え、均一に溶解させたあと、触媒としてN,N−ジメチルアミノピリジン0.01gを加えて、ウオーターバスで40℃に加熱した。これに、ジ−tert−ブチル−ジ−カーボネート8.84gをゆっくり加え、4時間攪拌を続けた。反応後、この反応溶液を1.5リットルのイオン交換水に投入して、ポリマーを回収した。このポリマーをアセトン100mlに溶解させ、1.5リットルのイオン交換水に再沈させて、ポリマーを回収した。このポリマーをアセトン100mlに再び溶解させ、1.5リットルのイオン交換水に再沈させて、ポリマーを回収したあと、真空乾燥して、21.68gのtert−ブトキシカルボニルオキシ化ポリビニルフェノールを得た。
【0043】
得られた樹脂の分子量をゲルパーミエーションクロマトグラフィにより測定したところポリスチレン換算重量平均分子量で7800であった。
得られたポリマーを合成例2と同様にして、この樹脂塗膜の平均溶解速度を算出した。その結果、5.87Å/secの溶解速度であった。
【0044】
合成例8(tert−ブトキシカルボニルオキシ化ポリビニルフェノールの合成2)
合成例7と同様にして、ポリビニルフェノール(重量平均分子量8660)18.0g、ジ−tert−ブチル−ジ−カーボネート8.84g、反応溶媒としてアセトン150ml、触媒としてN,N−ジメチルアミノピリジン0.01gとから21.81gのtert−ブトキシカルボニルオキシ化ポリビニルフェノールを得た。
【0045】
得られた樹脂の分子量をゲルパーミエーションクロマトグラフィにより測定したところポリスチレン換算重量平均分子量で10600であった。
得られたポリマーを合成例2と同様にして、この樹脂塗膜の平均溶解速度を算出した。その結果、4.50Å/secの溶解速度であった。
【0046】
合成例9(tert−ブトキシカルボニルオキシ化ポリビニルフェノールの合成3)
合成例7と同様にして、ポリビニルフェノール(重量平均分子量12100)18.0g、ジ−tert−ブチル−ジ−カーボネート11.46g、反応溶媒としてアセトン150ml、触媒としてN,N−ジメチルアミノピリジン0.01gとから22.06gのtert−ブトキシカルボニルオキシ化ポリビニルフェノールを得た。
【0047】
得られた樹脂の分子量をゲルパーミエーションクロマトグラフィにより測定したところポリスチレン換算重量平均分子量で15600であった。
得られたポリマーを合成例2と同様にして、この樹脂塗膜の平均溶解速度を算出した。その結果、0.0299Å/secの溶解速度であった。
【0048】
合成例10(tert−ブトキシカルボニルオキシ化ポリビニルフェノールの合成4)
合成例7と同様にして、ポリビニルフェノール(重量平均分子量13400)18.0g、ジ−tert−ブチル−ジ−カーボネート7.20g、反応溶媒としてアセトン150ml、触媒としてN,N−ジメチルアミノピリジン0.01gとから20.45gのtert−ブトキシカルボニルオキシ化ポリビニルフェノールを得た。
【0049】
得られた樹脂の分子量をゲルパーミエーションクロマトグラフィにより測定したところポリスチレン換算重量平均分子量で15900であった。
得られたポリマーを合成例2と同様にして、この樹脂塗膜の平均溶解速度を算出した。その結果、48.1Å/secの溶解速度であった。
【0050】
合成例11(tert−ブトキシカルボニルオキシ化ポリビニルフェノールの合成5)
合成例7と同様にして、ポリビニルフェノール(重量平均分子量13400)18.0g、ジ−tert−ブチル−ジ−カーボネート8.84g、反応溶媒としてアセトン150ml、触媒としてN,N−ジメチルアミノピリジン0.01gとから21.92gのtert−ブトキシカルボニルオキシ化ポリビニルフェノールを得た。
【0051】
得られた樹脂の分子量をゲルパーミエーションクロマトグラフィにより測定したところポリスチレン換算重量平均分子量で16400であった。
得られたポリマーを合成例2と同様にして、この樹脂塗膜の平均溶解速度を算出した。その結果、2.04Å/secの溶解速度であった。
【0052】
合成例12(tert−ブトキシカルボニルオキシ化ポリビニルフェノールの合成6)
合成例7と同様にして、ポリビニルフェノール(重量平均分子量41400)18.0g、ジ−tert−ブチル−ジ−カーボネート8.84g、反応溶媒としてアセトン150ml、触媒としてN,N−ジメチルアミノピリジン0.01gとから21.74gのtert−ブトキシカルボニルオキシ化ポリビニルフェノールを得た。
【0053】
得られた樹脂の分子量をゲルパーミエーションクロマトグラフィにより測定したところポリスチレン換算重量平均分子量で51200であった。
得られたポリマーを合成例2と同様にして、この樹脂塗膜の平均溶解速度を算出した。その結果、0.889Å/secの溶解速度であった。
【0054】
実施例1
合成例1で合成した樹脂0.35g、合成例11で合成した樹脂0.15g、光酸発生剤として、ジ(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン0.0175g、およびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート2.7gを混合し、レジスト感光液とした。この感光液をシリコン基板上にスピンコートし、ホットプレート上で120℃、90秒間ベークし、膜厚0.75μmのレジスト膜とした。このシリコン基板上のレジスト膜をニコン社製KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置(NA=0.42)を用い、3.5mJ/cm2 のエネルギー量で露光した後、ホットプレート上で80℃、90秒間ベークした。この後、このレジスト膜をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド2.38重量%水溶液で1分間現像した。この現像後に得られたレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察することにより解像力を評価した。その結果、0.26μmのライン アンド スペースが良好な形状で解像していた。
【0055】
実施例2
合成例2で合成した樹脂0.35g、合成例11で合成した樹脂0.15g、光酸発生剤として、トリフェニルスルホニウム p−トルエンスルホネート0.0175g、およびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート2.7gを混合し、レジスト感光液とした。この感光液をシリコン基板上にスピンコートし、ホットプレート上で120℃、90秒間ベークし、膜厚0.75μmのレジスト膜とした。このシリコン基板上のレジスト膜をニコン社製KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置(NA=0.42)を用い、33.0mJ/cm2 のエネルギー量で露光した後、ホットプレート上で80℃、90秒間ベークした。この後、このレジスト膜をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド2.38重量%水溶液で1分間現像した。この現像後に得られたレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察することにより解像力を評価した。その結果、0.26μmのラインアンド スペースが良好な形状で解像していた。
【0056】
実施例3
合成例4で合成した樹脂0.35g、合成例11で合成した樹脂0.15g、光酸発生剤として、トリフェニルスルホニウム p−トルエンスルホネート0.0175g、およびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート2.7gを混合し、レジスト感光液とした。この感光液をシリコン基板上にスピンコートし、ホットプレート上で120℃、90秒間ベークし、膜厚0.75μmのレジスト膜とした。このシリコン基板上のレジスト膜をニコン社製KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置(NA=0.42)を用い、5.0mJ/cm2 のエネルギー量で露光した後、ホットプレート上で80℃、90秒間ベークした。この後、このレジスト膜をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド2.38重量%水溶液で1分間現像した。この現像後に得られたレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察することにより解像力を評価した。その結果、0.26μmのライン アンド スペースが良好な形状で解像していた。
【0057】
実施例4
合成例5で合成した樹脂0.35g、合成例11で合成した樹脂0.15g、光酸発生剤として、トリフェニルスルホニウム p−トルエンスルホネート0.0175g、およびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート2.7gを混合し、レジスト感光液とした。この感光液をシリコン基板上にスピンコートし、ホットプレート上で120℃、90秒間ベークし、膜厚0.75μmのレジスト膜とした。このシリコン基板上のレジスト膜をニコン社製KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置(NA=0.42)を用い、13.5mJ/cm2 のエネルギー量で露光した後、ホットプレート上で80℃、90秒間ベークした。この後、このレジスト膜をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド2.38重量%水溶液で1分間現像した。この現像後に得られたレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察することにより解像力を評価した。その結果、0.24μmのラインアンド スペースが良好な形状で解像していた。
【0058】
実施例5
合成例5で合成した樹脂0.35g、合成例8で合成した樹脂0.15g、光酸発生剤として、トリフェニルスルホニウム p−トルエンスルホネート0.0175g、およびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート2.7gを混合し、レジスト感光液とした。この感光液をシリコン基板上にスピンコートし、ホットプレート上で120℃、90秒間ベークし、膜厚0.75μmのレジスト膜とした。このシリコン基板上のレジスト膜をニコン社製KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置(NA=0.42)を用い、10.0mJ/cm2 のエネルギー量で露光した後、ホットプレート上で80℃、90秒間ベークした。この後、このレジスト膜をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド2.38重量%水溶液で1分間現像した。この現像後に得られたレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察することにより解像力を評価した。その結果、0.26μmのライン アンド スペースが良好な形状で解像していた。
【0059】
実施例6
合成例5で合成した樹脂0.35g、合成例7で合成した樹脂0.15g、光酸発生剤として、トリフェニルスルホニウム p−トルエンスルホネート0.0175g、およびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート2.7gを混合し、レジスト感光液とした。この感光液をシリコン基板上にスピンコートし、ホットプレート上で120℃、90秒間ベークし、膜厚0.75μmのレジスト膜とした。このシリコン基板上のレジスト膜をニコン社製KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置(NA=0.42)を用い、8.5mJ/cm2 のエネルギー量で露光した後、ホットプレート上で80℃、90秒間ベークした。この後、このレジスト膜をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド2.38重量%水溶液で1分間現像した。この現像後に得られたレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察することにより解像力を評価した。その結果、0.26μmのライン アンド スペースが良好な形状で解像していた。
【0060】
実施例7
合成例5で合成した樹脂0.45g、合成例11で合成した樹脂0.05g、光酸発生剤として、ジ(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン0.0035g、およびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート2.7gを混合し、レジスト感光液とした。この感光液をシリコン基板上にスピンコートし、ホットプレート上で120℃、90秒間ベークし、膜厚0.75μmのレジスト膜とした。このシリコン基板上のレジスト膜をニコン社製KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置(NA=0.42)を用い、17.5mJ/cm2 のエネルギー量で露光した後、ホットプレート上で80℃、90秒間ベークした。この後、このレジスト膜をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド2.38重量%水溶液で1分間現像した。この現像後に得られたレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察することにより解像力を評価した。その結果、0.28μmのライン アンドスペースが良好な形状で解像していた。
【0061】
実施例8
合成例5で合成した樹脂0.45g、合成例11で合成した樹脂0.05g、光酸発生剤として、ジフェニルヨードニウム p−トルエンスルホネート0.0175g、およびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート2.7gを混合し、レジスト感光液とした。この感光液をシリコン基板上にスピンコートし、ホットプレート上で120℃、90秒間ベークし、膜厚0.75μmのレジスト膜とした。このシリコン基板上のレジスト膜をニコン社製KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置(NA=0.42)を用い、1.5mJ/cm2 のエネルギー量で露光した後、ホットプレート上で80℃、90秒間ベークした。この後、このレジスト膜をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド2.38重量%水溶液で1分間現像した。この現像後に得られたレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察することにより解像力を評価した。その結果、0.26μmのライン アンド スペースが良好な形状で解像していた。
【0062】
実施例10
合成例6で合成した樹脂0.35g、合成例11で合成した樹脂0.15g、光酸発生剤として、トリフェニルスルホニウム p−トルエンスルホネート0.0175gおよびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート2.7gを混合し、レジスト感光液とした。この感光液をシリコン基板上にスピンコートし、ホットプレート上で120℃、90秒間ベークし、膜厚0.75μmのレジスト膜とした。このシリコン基板上のレジスト膜をニコン製KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置(NA=0.42)を用い、44.0mJ/cmのエネルギー量で露光した後、ホットプレート上で80℃、90秒間ベークした。この後、このレジスト膜をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド2.38重量%水溶液で1分間現像した。この現像後に得られたレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察することにより解像力を評価した。その結果、0.36μmのライン アンド スペースが良好な形状で解像していた。
【0063】
実施例12
合成例5で合成した樹脂0.35g、合成例9で合成した樹脂0.15g、光酸発生剤として、トリフェニルスルホニウム p−トルエンスルホネート0.0175gおよびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート2.7gを混合し、レジスト感光液とした。この感光液をシリコン基板上にスピンコートし、ホットプレート上で120℃、90秒間ベークし、膜厚0.75μmのレジスト膜とした。このシリコン基板上のレジスト膜をニコン製KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置(NA=0.42)を用い、34.0mJ/cmのエネルギー量で露光した後、ホットプレート上で80℃、90秒間ベークした。この後、このレジスト膜をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド2.38重量%水溶液で1分間現像した。この現像後に得られたレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察することにより解像力を評価した。その結果、0.36μmのライン アンド スペースが良好な形状で解像していた。
【0064】
実施例13
実施例4で使用したレジスト感光液をシリコン基板上にスピンコートし、ホットプレート上で120℃、90秒間ベークし、膜厚0.75μmのレジスト膜とした。このシリコン基板上のレジスト膜をニコン社製KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置(NA=0.42)を用い、13.5mJ/cmのエネルギー量で露光した後、10ppbのアンモニアを含む空気中で1時間放置した(引き置)。その後、ホットプレート上で80℃、90秒間ベークし、このレジスト膜をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド2.38重量%水溶液で1分間現像した。この現像後に得られたレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察することにより解像力を評価した。その結果、実施例4と同じ形状のレジストパターンが得られた。これらの結果を表−1に示す。
【0065】
比較例1
合成例5で合成した樹脂0.35g、合成例12で合成した樹脂0.15g、光酸発生剤として、トリフェニルスルホニウム p−トルエンスルホネート0.0175gおよびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート2.7gを混合し、レジスト感光液とした。この感光液をシリコン基板上にスピンコートし、ホットプレート上で120℃、90秒間ベークし、膜厚0.75μmのレジスト膜とした。このシリコン基板上のレジスト膜をニコン製KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置(NA=0.42)を用い、28.0mJ/cmのエネルギー量で露光した後、ホットプレート上で80℃、90秒間ベークした。この後、このレジスト膜をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド2.38重量%水溶液で1分間現像した。この現像後に得られたレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察することにより解像力を評価した。その結果、0.45μmのライン アンド スペースまでしか良好な形状で解像しなかった。
【0066】
比較例2
合成例11で合成した樹脂1.0g、光酸発生剤として、トリフェニルスルホニウム トリフロロメタンスルホネート0.07gおよびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート4.6gを混合し、レジスト感光液とした。この感光液をシリコン基板上にスピンコートし、ホットプレート上で120℃、90秒間ベークし、膜厚0.75μmのレジスト膜とした。このシリコン基板上のレジスト膜をニコン製KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置(NA=0.42)を用い、25mJ/cmのエネルギー量で露光した後、ホットプレート上で80℃、90秒間ベークした。この後、このレジスト膜をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド2.38重量%水溶液で1分間現像した。この現像後に得られたレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察することにより解像力を評価した。その結果、0.40μmのライン アンド スペースまで解像したが、パターン形状はレジスト上部がひさしの様に突き出た形状(T−top形状)となり不良であった。
【0067】
比較例3
比較例2で使用したレジスト感光液をシリコン基板上にスピンコートし、ホットプレート上で120℃、90秒間ベークし、膜厚0.75μmのレジスト膜とした。このシリコン基板上のレジスト膜をニコン社製KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置(NA=0.42)を用い、88mJ/cmのエネルギー量で露光した後、10ppbのアンモニアを含む空気中で1時間放置した。その後、ホットプレート上で80℃、90秒間ベークし、このレジスト膜をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド2.38重量%水溶液で1分間現像した。しかし現像後にレジストパターンは得られなかった。これらの結果を表−1に示す。
【0068】
尚、合成例4の樹脂及び合成例3の樹脂の各溶解速度より、これらの樹脂(重量平均分子量41400のポリビニルフェノール)の場合は、各々の保護率と溶解速度の数値を元にしたグラフを内挿する事により、27.9%の保護率で10Å/secの溶解速度であることがわかる。
【0069】
【表1】
Figure 0003847365
【0070】
【発明の効果】
本発明のポジ型感放射線性組成物は、遠紫外線領域の光を用いたハーフミクロンリソグラフィーに対応できる高解像力を有し、しかも露光と露光後ベークとの間の引置き時間に対する安定性が良好である。
【0071】
【表1】
Figure 0003847365
【0072】
【発明の効果】
本発明のポジ型感放射線性組成物は、遠紫外線領域の光を用いたハーフミクロンリソグラフィーに対応できる高解像力を有し、しかも露光と露光後ベークとの間の引置き時間に対する安定性が良好である。

Claims (4)

  1. 構造単位(I)を含む樹脂A、構造単位(II)を含む樹脂B、
    Figure 0003847365
    (ただし、R、R、R、R、R、Rはそれぞれ独立に水素原子、C以上C以下のアルキル基を表わし、R、Rは水素原子、C以上C10以下のアルキル基を表わし、R、R10はC以上C10以下のアルキル基を表わす。また、RとRあるいはRとRとが互いに結合して、炭素数3以上10以下の環を形成していてもよい。)および放射線により酸を発生する化合物Cを主な成分として含有するポジ型感放射線性組成物において、樹脂Aのポリスチレン換算重量平均分子量が48200〜50300であり、かつ樹脂Bのポリスチレン換算重量平均分子量が7800〜16400であるポジ型感放射線性組成物であって、
    該樹脂Aが、これを1μmの塗膜とし、かつこれを2.38%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液に10分間浸漬し、この間に溶解した膜厚を現像時間で割ることにより樹脂A塗膜の平均溶解速度を算出したとき、該塗膜の平均溶解速度が10Å/sec以下であり、および
    該樹脂Bが、これを1μmの塗膜とし、かつこれを2.38%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液に10分間浸漬し、この間に溶解した膜厚を現像時間で割ることにより樹脂B塗膜の平均溶解速度を算出したとき、該塗膜の平均溶解速度が0.1Å/sec以上10Å/sec以下であるポジ型感放射線性組成物。
  2. 構造単位(I)を含む樹脂A、構造単位(II)を含む樹脂B、
    Figure 0003847365
    (ただし、R〜R10は前述の定義と同じ)および放射線により酸を発生する化合物Cを主な成分として含有するポジ型感放射線性組成物において、樹脂Aのポリスチレン換算重量平均分子量が48200〜50300であり、かつ樹脂Bのポリスチレン換算重量平均分子量が7800〜16400であるポジ型感放射線性組成物であって、
    該樹脂Aが、ポリビニルフェノールの水酸基の一部を置換基(III)
    Figure 0003847365
    (ただし、R、RおよびRは前述の定義と同じ)で保護した樹脂であり、該樹脂Aを1μmの塗膜とし、これを2.38%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液に10分間浸漬し、この間に溶解した膜厚を現像時間で割ることにより樹脂A塗膜の平均溶解速度を算出したとき、10Å/secの該塗膜平均溶解速度を与える置換基(III)の導入率をa%とし、該樹脂Aの置換基(III)の導入率をb%としたとき、a≦b≦a+30であるポジ型感放射線性組成物。
  3. 該樹脂A100重量部に対し、該樹脂Bを1〜60重量部、該放射線により酸を発生する化合物Cを0.1〜5重量部含むことを特徴とする請求項1に記載のポジ型感放射線性組成物。
  4. 該樹脂Bが、ポリビニルフェノールの水酸基の一部を置換基(IV)
    Figure 0003847365
    (ただし、R10は前述の定義と同じ)で保護した樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のポジ型感放射線性組成物。
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