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JP3847728B2 - 画像形成装置及び画像形成装置の垂直アライメントの補正方法 - Google Patents
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JP3847728B2 - 画像形成装置及び画像形成装置の垂直アライメントの補正方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の垂直アライメントの補正方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,垂直アラインメントの補正が可能な画像形成装置及びその補正方法に関し,より詳しくは,プリントモード別,印刷媒体別,または印刷媒体の印刷位置区間別によるそれぞれの送り誤差値,即ち垂直アラインメントの補正が可能な画像形成装置及びその垂直アラインメントの補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に,複写機,スキャナー,プリンタなどの画像形成装置では,用紙,OHP用の樹脂フィルムなどの印刷媒体を給紙ローラーで給紙カセットから一枚ずつ取り出し,所定の搬送経路に沿って,送りローラーの駆動によりその媒体を送ることができる所定の送り位置まで搬送する。この送り位置に位置した媒体は,印刷コマンドが受信されると制御部によって駆動する送りローラーにより,適時及び適切な送り速度で移動されながら印刷ヘッドによりその上に画像が印刷される(例えば,特許文献1,特許文献2,特許文献3を参照。)。
【0003】
例えば,印刷ヘッドのドットが832dots±0.016(0.5dot/800dpi)である場合,1Passにおける送りローラー(外周CD=56.8mm)の回転半径は,理論上では,以下の式1,式2の通りである。
【0004】
【数1】
Figure 0003847728
Figure 0003847728
【0005】
【数2】
Figure 0003847728
Figure 0003847728
【0006】
即ち,ヘッドが1Passする場合,送りローラーは,約1/2回転する。
【0007】
【特許文献1】
特開平05−016475号公報
【特許文献2】
特開平03−216369号公報
【特許文献3】
米国特許第6,161,914号明細書
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし,上記のような結果は理論上の結果であり,送りローラーの径の公差による許容誤差(±Φ0.02π),及び機構的な誤差による送り誤差値,即ち垂直アラインメントにより,印刷結果に白線や黒線が発生するようになる。
【0009】
このような白線/黒線により,画像形成装置により形成された画像の画質が劣化するようになる。このような問題を解決するために,従来では,使用者が選択した所定の補正値により一律に送り誤差値を補正するようにしていた。
【0010】
しかし,送り誤差値は,プリントモード別,印刷媒体別(厚さ別),及び印刷媒体の印刷位置区間別にそれぞれ異なる。このため,より正確に送り誤差値を補正するためには,それぞれのモード別に送り誤差値を補正する必要があった。
【0011】
通常,プリントの動作モード(以下では,「プリントモード」と称す)は,Draft(full swath),Normal(full swath*1/2),Quality(full swath*1/4),Best(full swath*1/8,1/16)に分けられる。そして,印刷媒体は,その厚さによって,Plain,Glossy,Transparency,Special Media等に分けられる。例えば,印刷媒体の厚さは,最小0.1mmから最大0.67mmなどとその厚さが異なる。また,印刷媒体の印刷位置区間は,印刷媒体が給紙ローラーと送りローラーに挟持されている区間,給紙ローラーと送りローラー及び排紙ローラーに挟持されている区間,送りローラーと排紙ローラーに挟持されている区間,排紙ローラーに挟持されている区間に分けられ,それぞれの区間別に印刷媒体が進入する瞬間にオーバーフィード(over-feeding)が発生するようになる。
【0012】
従って,従来の送り誤差値に対する補正は,上記のようなプリントモード別,印刷媒体別,及び印刷位置区間別のそれぞれに応じて異なって示される送り誤差値を一律に所定の補正値で補正していた。この結果,送り誤差値の補正が正確に行われていなかった。
【0013】
本発明は,従来の画像形成装置に関する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,第一にプリントモード別,第二に印刷媒体別,第三に印刷媒体の印刷位置区間別によるそれぞれの送り誤差値(垂直アラインメント)を補正することができる画像形成装置及びその補正方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明による画像形成装置は,送りローラーによる印刷媒体の送り量に応じる送り誤差値の大きさに対応して予め設定された複数のアラインメントパターンの設定値のいずれかを適用して,動作モード別に送り誤差値の補正値を算出する第1の算出部と,印刷媒体別に送り誤差値に対する補正値を算出する第2の算出部と,及び第1及び第2の算出部で算出された補正値に対応して動作モード別と印刷媒体別に送り誤差値を補正するように送りローラーの駆動を制御する制御部と,を有することを特徴とする。
【0015】
また,送り誤差値に対応する設定値を入力する入力部と,送り誤差値を検出する検出部を有し,第1及び第2の算出部では,設定値に対応して動作モード別と印刷媒体別に補正値を算出する。
【0016】
一方,画像形成装置は,印刷媒体の印刷位置区間が,印刷媒体が給紙ローラーと送りローラーとに挟持されている区間,印刷媒体が給紙ローラーと送りローラーと排紙ローラーとに挟持されている区間,印刷媒体が送りローラーと排紙ローラーとに挟持されている区間,及び印刷媒体が排紙ローラーに挟持されている区間とに分けられる。そして,第1及び第2の算出部では,予め設定された複数のアラインメントパターンの設定値のうち,印刷位置区間別に対応する設定値を適用して,動作モード別または印刷媒体別に送り誤差値の補正値を算出する。制御部では,第1または第2の算出部で算出された補正値に対応して,印刷位置区間別,動作モード別,印刷媒体別に送り誤差値を補正するように,送りローラーの駆動を制御する。
【0017】
一方,本発明による画像形成装置の垂直アラインメントの補正方法は,送りローラーによる印刷媒体の送り量の送り誤差値の大きさに対応して予め設定された複数のアラインメントパターンを印刷するステップと;送り誤差値に対する所定の設定値を入力するステップと;入力された所定の設定値に対応して動作モード別に送り誤差値に対する補正値を算出するステップと;算出された補正値に対応して動作モード別に送り誤差値を補正するステップと;を有する。
【0018】
従って,動作モード別,印刷媒体別,または印刷位置区間別に送り誤差値を補正することができ,それぞれのモードにおける最上の画質が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかる画像形成装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0020】
一般に,画像形成装置の一つであるプリンタは,用紙,樹脂シートなどの印刷媒体の給紙方向によって,C−Path(Front Input/Front Output),Bin−Path(Rear Input/Front Output),及びSSI(Single Sheet Input:Manual)に分類される。本実施の形態では,図1に示したC−Pathを有するインクジェットプリンタを例に挙げて説明する。
【0021】
インクジェットプリンタ200は,インタフェース10,格納部20,算出部30,ヘッド駆動部40,モータ駆動部50,検出部60,入力部70,及び制御部80等を有する。
【0022】
インタフェース10は,PC100から印刷データ及び印刷コマンドを受信し,受信した印刷データを格納部20に格納する。
【0023】
算出部30では,プリントモード別,印刷媒体別による送り誤差値の補正値を算出するための第1の算出部31と第2の算出部32を有する。
【0024】
第1の算出部31では,次の表1に基づき,プリントモード別に送り誤差値の補正値を算出し,第2の算出部32では,次の式3に基づき,印刷媒体別に送り誤差値の補正値を算出する。
【0025】
【表1】
Figure 0003847728
【0026】
表1で,Deltaは,図2に示す所定のアラインメントパターンによる設定値(・・・,−3,−2,−1,0,1,2,3,・・・)であり,alphaは,実験値である。
【0027】
【数3】
Figure 0003847728
Figure 0003847728
【0028】
【数4】
Figure 0003847728
Figure 0003847728
【0029】
式4で,r,θは,図5に示すように,それぞれ送りローラーの半径及び送り角を示す。
【0030】
上述のように,第1及び第2の算出部31,32でプリントモード別,印刷媒体別に対する送り誤差値の補正値をそれぞれのプリントモード別,印刷媒体別に算出する。
【0031】
ヘッド駆動部40では,格納部20に格納されている印刷データに対応して印刷ヘッド(図示せず)のノズルを駆動し,印刷媒体上に印刷データを出力する。
【0032】
モータ駆動部50では,算出部30で算出された送り誤差値に対する補正値に対応して送りローラー53を駆動することで,送り量を補正する。モータ駆動部50では,ステップモータ51を駆動することで,駆動ギア52を回転させる。駆動ギア52は,送りローラー54の回転軸に軸着された被動ギア53に噛み合い,被動ギア53が1回転する時,所定の整数倍に回転するようなギア比を有する。
【0033】
入力部70には,一般に,プリンタ200の操作に対する使用者の操作コマンドを入力するための操作パネル(図示せず)が設けられる。例えば,アラインメントセットモードの切り換えの際,使用者は,上述したアラインメントパターンの送り誤差値に対する設定値を入力する。
【0034】
また,検出部60では,アラインメントセットモードの切り換えの際,現に印刷されている状態における送り量とアラインメントパターン(図2に示す)とを比較することで,送り量の誤差を検出する。このとき,制御部80では,検出された誤差に対応する所定の設定値を第1の算出部31に提供することにより,それぞれのプリントモード別に送り誤差値の補正値を算出する。また,第2の算出部32では,印刷媒体別による送り誤差値の補正値を算出する。
【0035】
図2,図3,図4を参照して,アラインメントパターンを用いて垂直アラインメントを補正することについて詳細に説明する。
【0036】
先ず,アラインメントセットモードの切り換えの際,制御部80では,ヘッド(800dpi)の複数のノズルのうちの所定のノズルeを駆動し,図3に示した基準線Aを印刷する。その後,当該印刷媒体Pを所定の距離だけ送る。例えば,送りローラー54を回転させて,当該印刷媒体Pを所定の距離の1/2インチだけ送る。そして,制御部80では,ノズルeに対して1/2インチ離れているノズルf,及びノズルfを基準にして図の上下に一定の距離を離れているノズル(・・・,b,c,d,e及びg,h,i,j,・・・)を駆動し,図2に示すアラインメントパターンを基準線Aに沿って図3のように印刷する。
【0037】
このとき,当該印刷媒体を所定の送り距離の1/2インチだけ正確に送れば,ノズルfにより印刷された線は,基準線Aの設定値が’0’の線に重なり合うようになる。従って,使用者または検出部60は,現在の送りローラー54の回転量に応じる送り量が正確であると判断する。
【0038】
しかし,図4に示すように,ノズルgにより印刷されたパターンが基準線Aと重なり合うと,使用者または検出部60は,送り誤差値が発生したと判断する。従って,使用者は,アラインメントパターン(図2)による送り誤差値の設定値’+1’を,入力部70を通して入力する。即ち,使用者により手動で設定値’+1’を入力すると,制御部80では,入力された設定値を第1の算出部31に提供し,この第1の算出部31では,設定値に対応してそれぞれのプリントモード別に送り誤差値の補正値を算出する。
【0039】
または,検出部60で自動で送り誤差値を検出し,第1の算出部31でプリントモード別に送り誤差値の補正値を算出する。このように自動で送り誤差値の補正値を算出する場合は,ヘッド(800dpi)に設けられた複数のノズルが一定の間隔を隔てて配設されているという事実に基づき,所定のノズルeを駆動する。その後,当該印刷媒体を1/2インチ送り,複数のノズルのいずれにより印刷されたパターンが基準線Aと重なり合っているかを検出部60で検出する。これにより,制御部80では,対応するノズル(例えば,f)とノズルeとの距離の偏差により送り誤差値に対応する設定値を選ぶ。次いで,第1の算出部31では,設定値’+1’に対応して表1に示した演算式により,それぞれのプリントモード別に送り誤差値の補正値を算出する。
【0040】
また,アラインメントセットモードの切り換えの際,制御部80では,使用された印刷媒体の種類を判別し,それぞれの印刷媒体の厚さに対する差を第2の算出部32に入力する。この第2の算出部32では,式3のような演算により,印刷媒体別に送り誤差値に対する補正値を算出することができる。
【0041】
例えば,アラインメントセットモードの切り換えの際に使用された印刷媒体が,Plain(厚さが約0.1mm)の場合,図5に示したように,補正される送り量(l)は,l=(r+0.1)θになる。また,印刷媒体がGlossy(厚さが約0.25mm)の場合は,補正される送り量(l)は,l=(r+0.1+D媒体厚)θ(ここで,D媒体厚=0.15mm)になる。このように,第2の算出部32では,それぞれの印刷媒体別に送り誤差値に対する補正値を算出することができるようになる。
【0042】
その後,制御部80では,それぞれのプリントモード別,印刷媒体別に算出された補正値に基づいてモータ駆動部50を制御することにより,送りローラー54の回転量を制御し,印刷媒体の送り量を制御する。
【0043】
以上では,プリントモード別,印刷媒体別に生ずる送り誤差値を補正するために一つのアラインメントパターンを用いて補正する方法を説明した。しかし,送り誤差値は,印刷媒体が収められている給紙カセットから給紙ローラーPRと送りローラーFR及び排紙ローラーERを通って印刷が終了するまでの区間状態によっても送り誤差値が発生する。
【0044】
かかる印刷位置区間により生ずる送り誤差値の補正方法は,次の通りである。図6は,印刷媒体Pの給紙方向によって分類した経路の一例であって,C−Pathに対する概略的な構成図である。
【0045】
使用者から印刷コマンドを受信すると,給紙ローラーPRで給紙カセットCSに収められている印刷媒体Pを取り出し,その先端が送りローラーFRに挟持されるまで搬送経路に沿って搬送する。当該印刷媒体Pの先端が送りローラーFRに挟持されると,印刷ヘッドHEADが動作し,印刷媒体P上への印刷が開始する。印刷の初期では,印刷媒体Pは,給紙ローラーPR,送りローラーFR,及び排紙ローラーERの順のこれらのローラーに挟持され送られながら印刷ヘッドHEADによる印刷が行われる。そしてその後,送りローラーFRと排紙ローラーERに挟持され送られながら印刷ヘッドによる印刷が行われ,最後には,排紙ローラーERのみに挟持され排紙されることで印刷動作を終了する。
【0046】
このように,印刷媒体Pの位置により印刷位置区間が,印刷媒体Pが給紙ローラーPRと送りローラーFRに挟持されているPR−FR区間,給紙ローラーPRと送りローラーFR及び排紙ローラーERに挟持されているPR−FR−ER区間,送りローラーFRと排紙ローラーERに挟持されているFR−ER区間,排紙ローラーERに挟持されているER区間,に分けられる。それぞれの印刷位置区間に印刷媒体Pが進入する時,それぞれのローラーPR,FR,ERにより生ずる引張力により印刷媒体Pが急にオーバーフィードするという現象が生ずる。
【0047】
従って,アラインメントセットモードの切り換えの際,印刷位置区間別にアラインメントをセットすることでかかるオーバーフィードによる,白線の発生を抑える。即ち,上述したプリントモード別に送り誤差値を補正するためにアラインメントパターンを用いることと同様に,それぞれの印刷位置区間別に4つのアラインメントパターンを設け,送り誤差値に対する設定値を適用する。設定値の入力は,上述したように,入力部70を通じて手動で入力するか,検出部60を通じて自動で入力することができる。
【0048】
図7に示すように,印刷媒体Pにそれぞれの印刷位置区間別に4つのアラインメントパターンを形成し,それぞれのアラインメントパターンに示された送り誤差値に対応する設定値を入力する。従って,第1の算出部31では,それぞれの設定値に対応して印刷位置区間によるプリントモード別の補正値が算出される。制御部80では,第1の算出部31で算出した印刷位置区間別に算出されたプリントモード別の送り誤差値に対する補正値を記憶した後,印刷を行う際にそれぞれ対応する補正値に対応してモータ駆動部50を制御する。
【0049】
また,第2の算出部32では,使用された印刷媒体の種類を判別し,それぞれの印刷媒体の厚さに対する差を第2の算出部32で算出することにより,印刷媒体別に送り誤差値に対する補正値を算出することができるようになる。
【0050】
従って,印刷位置区間別,プリントモード別,または印刷媒体別に補正値をそれぞれ適用することで,それぞれの場合に発生し得る送り誤差値を最適の状態に補正することができる。
【0051】
上記のような構成を有する本発明の実施の形態によるインクジェットプリンタにおける,それぞれのプリントモード別,印刷媒体別,及び印刷位置区間別に送り誤差値を補正する方法を,図8を参照して説明する。
【0052】
先ず使用者は,S10で,アラインメントのセットのためにセットモードに切り換える(S10)。次いで,S20で,所定の印刷媒体(Plain Paper)を用いて,図2〜図4に示すようにアラインメントパターンを印刷する(S20)。例えば,図4に示すように,設定値’+1’に該当する送り誤差値が生じた場合,S30で,使用者により入力部70を通じて設定値’+1’を入力する(S30)。若しくは,自動で検出部60でアラインメントパターンを感知し,送り誤差値を検出する(S30)。
【0053】
制御部80では,入力された設定値’+1’及び検出部60により検出された送り誤差値に対応する設定値’+1’を第1の算出部31に提供する。第1の算出部31では,S40で,設定値’+1’により,それぞれのプリントモード別に送り誤差値に対する補正値を算出する(S40)。また,第2の算出部32では,印刷媒体別による送り量の補正値を算出する(S40)。
【0054】
制御部80では,S50で,算出されたそれぞれのプリントモード別,印刷媒体別の補正値を記憶した後(S50),S60で,印刷を行う際,算出された補正値をそれぞれのプリントモード別,印刷媒体別に適用してモータ駆動部50を制御する(S60)。制御部80の制御によりモータ駆動部50では,ステップモータ51を制御して駆動ギア52を回転させることにより,被動ギア53及び送りローラー54の回転量を制御し,送り誤差値を補正する。従って,白線及び黒線による印刷画質の劣化を招く送り誤差値をプリントモード別,印刷媒体別によって最適の状態に補正できるようになる。
【0055】
一方,印刷位置区間別にアラインメントをセットするためには,S20において,印刷媒体が給紙ローラーPRと送りローラーFRに挟持されているPR−FR区間,給紙ローラーPRと送りローラーFR及び排紙ローラーERに挟持されているPR−FR−ER区間,送りローラーFRと排紙ローラーERに挟持されているFR−ER区間,排紙ローラーERに挟持されているER区間別に,それぞれアラインメントパターンを印刷する。その後,S30において,S60の方法と同じ方法で送り誤差値を補正する。
【0056】
以上では,印刷媒体の給紙方向がC−Pathのプリンタを例に挙げて説明したが,Bin−Path(Rear Input/Front Output)及びSSI(Single Sheet Input:Manula)でも引張力を相違して適用することで,上述した方法と同様にそれぞれのモード別に送り誤差値を補正することができる。
【0057】
従って,印刷位置区間別,プリントモード別,及び印刷媒体別によって送り誤差値を最適の状態に補正することにより,垂直アラインメントの偏差による白線及び黒線の発生を抑えることができる。
【0058】
以上,添付図面を参照しながら本発明の垂直アラインメントの補正が可能な画像形成装置及びその補正方法の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。いわゆる当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的思想に属するものと了解される。
【0059】
【発明の効果】
以上で説明した本発明によると,プリントモード別,印刷媒体別,または印刷位置区間別によって送り誤差値を補正することができるようになる。
【0060】
従って,それぞれのモードによる最適の条件で送り誤差値,即ち垂直アラインメントを補正することができ,最上の画質を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は,本発明の実施の形態によるインクジェットプリンタの概略的なブロック図である。
【図2】図2は,アラインメントパターンにより送り誤差値を比較する状態図である。
【図3】図3は,アラインメントパターンにより送り誤差値を比較する状態図である。
【図4】図4は,アラインメントパターンにより送り誤差値を比較する状態図である。
【図5】図5は,印刷媒体の厚さに応じる図1のインクジェットプリンタの送りローラーの回転量を説明するための概念図である。
【図6】図6は,図1のインクジェットプリンタにおけるC−Path方式のローラーの配置に対する概略的な状態図である。
【図7】図7は,図6のそれぞれの印刷位置区間別によって垂直アラインメントパターンが形成された印刷媒体を示す概念図である。
【図8】図8は,図1のインクジェットプリンタにおける垂直アラインメントを補正する方法に対するフローチャートである。
【符号の説明】
100:PC
200:インクジェットプリンタ
20:格納部
31:第1の算出部
32:第2の算出部
40:ヘッド駆動部
50:モータ駆動部
54:送りローラー
60:検出部
70:入力部
80:制御部

Claims (15)

  1. 給紙ローラー,送りローラー,排紙ローラーを含むローラーを用いて印刷媒体を送る画像形成装置であって,
    前記印刷媒体を送る前記ローラーの個数に応じてエラー補正値を算出する算出部と;
    前記算出されたエラー補正値に応じて前記送りローラーの駆動を制御する制御部と;
    を含むことを特徴とする,画像形成装置。
  2. 前記算出部では,印刷品質に応じたプリントモードのいずれかに応じて前記エラー補正値を算出することを特徴とする,請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記算出部では,前記印刷媒体の特性に応じて前記エラー補正値を算出することを特徴とする,請求項またはに記載の画像形成装置。
  4. 前記印刷媒体の特性が,印刷媒体の厚さであることを特徴とする,請求項に記載の画像形成装置。
  5. 所定の設定値を入力するための入力部を更に含み,
    前記制御部では,前記設定値に応じて前記送りローラーを駆動することを特徴とする,請求項,またはのうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 複数のノズルを有するプリンタヘッドを更に含み,
    前記制御部では,前記印刷媒体が送られる間,前記それぞれのノズルを用いてパターンを形成するように前記プリンタヘッドを制御し,前記パターンの特性に応じて前記印刷媒体を送るように前記送りローラーを制御することを特徴とする,請求項,またはのうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記印刷媒体上にパターンをプリントするための複数のノズルを有するプリンタヘッドと,前記パターンの特性を検出する検出部と,前記パターンの特性に応じて送りエラー補正値を算出する算出部と,及び前記送りエラー補正値に応じて前記印刷媒体を送るように前記送りローラーを駆動する制御部と,を含むことを特徴とする,請求項,またはのうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記パターンが,ドットにより形成された線を含み,前記検出部では,いずれかの線が他の1つの線に重なり合っているかどうかを検出し,前記算出部では,検出された状態に基づいて前記送りエラー補正値を算出することを特徴とする,請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記複数のノズルが,基準ノズルと,前記基準ノズルと一定の距離をそれぞれ隔てて設けられた他のノズルとを有し,
    前記パターンが,前記基準ノズルにより形成された基準線と,前記印刷媒体が送られる間,前記他のノズルで形成された他の線とを含み,
    前記検出部では,前記基準線の特性を検出し,前記基準線上に重なり合っている他の線のいずれかを検出し,
    前記算出部では,前記基準線と前記他の線の特性に応じて前記送りエラー補正値を算出し,
    前記制御部では,前記送りエラー補正値に応じて前記印刷媒体を送るように前記送りローラーを駆動することを特徴とする,請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記検出部では,前記基準線と前記基準線上に重なり合っている前記他の線のいずれかとの間の距離を検出し,前記算出部では,前記距離に応じて前記送りエラー補正値を算出し,前記制御部では,前記送りエラー補正値に応じて前記印刷媒体を送るように前記送りローラーを制御することを特徴とする,請求項に記載の画像形成装置。
  11. 前記算出部では,次の式で表される前記送り量が算出され,
    送り量=normal feed distance+(r+d)×θ
    ここで,rは,前記送りローラーの半径,dは,前記印刷媒体の厚さ,θは,前記送りローラーの送り角であり,
    前記制御部では,前記送り量に応じて前記印刷媒体を送るように前記送りローラーを制御することを特徴とする,請求項,または10のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記算出部では,次の式で表される前記送り量が算出され,
    送り量=(r+基準媒体の厚さ+基準媒体と印刷媒体との厚さの差)×θ
    ここで,rは,前記送りローラーの半径,dは,前記印刷媒体の厚さ,θは,前記送りローラーの送り角であり,
    前記制御部では,前記送り量に応じて前記印刷媒体を送るように前記送りローラーを制御することを特徴とする,請求項,または10のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記ローラーの個数が,前記印刷媒体と当接するローラーの個数であることを特徴とする,請求項101112,または13のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記ローラー上には前記印刷媒体が搬送される搬送経路が設けられ,
    前記搬送経路は,前記給紙ローラーと送りローラーに前記印刷媒体が挟持される第1の区間と,前記給紙ローラーと前記送りローラー及び前記排紙ローラーに前記印刷媒体が挟持される第2の区間と,前記送りローラーと前記排紙ローラーに前記印刷媒体が挟持される第3の区間と,前記排紙ローラーに挟持される第4の区間と,を含み,
    前記制御部では,前記印刷媒体が前記搬送経路の前記第1,第2,第3及び第4の区間のいずれに存在するかに応じて前記送りローラーの駆動を制御することを特徴とする,請求項101112,または13のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 給紙ローラー,送りローラー,及び排紙ローラーを含むローラーを用いて印刷媒体を送る画像形成装置であって,
    前記印刷媒体と当接する前記ローラーの個数に応じてエラー補正値を算出する算出部と;
    前記算出部での前記エラー補正値に応じて前記ローラーのいずれかの駆動を制御する制御部と;
    を含むことを特徴とする,画像形成装置。
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