JP3848129B2 - 熱交換装置及び熱交換処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電機を駆動するエンジン等の駆動源や燃料電池等を熱源に用いた熱交換装置及び熱交換処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、発電機を駆動するエンジン等の駆動源の排熱利用には排熱回収制御装置が知られている。この排熱回収は、駆動源のウォータージャケット部に流す冷却水や排熱回収水を熱媒として利用し、この熱媒に吸収させた熱を利用するものである。この熱媒が吸収した熱を蓄熱し、又は、その熱で上水等を加熱して給湯利用することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、熱源である駆動源に流される冷却水等の流体の温度は駆動源側の排熱量に依存することになる。また、循環させる流体の吸熱が駆動源を冷却させることになるが、過度な冷却状態を持続させることや、不十分な冷却で過熱状態を持続させることは駆動源の耐久性能を低下させることになる。
【0004】
そこで、本発明は、熱源の熱量に依存することなく流体の温度調節を可能とし、熱源側の耐久性能の低下を防止した熱交換装置及び熱交換処理方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の熱交換装置は、熱源(駆動源2)に設置されて第1の流体を循環させ、前記熱源の熱を前記第1の流体(8)に吸収させる第1の流路(循環路6)と、この第1の流路に設置され、前記第1の流体を圧送して前記第1の流路を循環させる第1のポンプ(10、循環ポンプ10A)と、前記第1の流路と別個に設置されて第2の流体(14、温水14A)を流す第2の流路(循環路12)と、この第2の流路に設置され、前記第2の流体を圧送して前記第2の流路を循環させる第2のポンプ(20、循環ポンプ20A)と、前記第1の流路から前記第1の流体、前記第2の流路から前記第2の流体を流して両者間で熱交換を行い、前記第1の流体の熱で前記第2の流体を加熱する熱交換手段(熱交換器16、16A)と、前記第1の流路に設置され、前記熱源の入側から前記第1の流体の温度を検出する第1の温度検出手段(温度センサ30)と、前記第1の流路に設置され、前記熱源の出側から前記第1の流体の温度を検出する第2の温度検出手段(温度センサ32)と、前記第1の温度検出手段の検出温度、前記第2の温度検出手段の検出温度、これら検出温度から求められる温度差を監視し、前記第1のポンプの回転数によって前記第1の流体の流量を加減することにより、前記熱源を循環する前記第1の流体の前記熱源の入側及び出側の温度差を所定値又は所定値を超える値に制御し、前記第2のポンプの回転数によって前記第2の流路を循環する前記第2の流体の流量を加減することにより、前記第1の流体の温度を所定値又は所定値を超える値に制御する制御手段(制御部18)とを備えたことを特徴とする。
【0006】
即ち、この熱交換装置では、第1の流路を流れる第1の流体に熱源の熱を吸収させ、この第1の流体と第2の流路を流れる第2の流体とを熱交換手段に流し、第1及び第2の流体間で熱交換を行う。第1の流体は第1のポンプ、第2の流体は第2のポンプを以てそれぞれ独立して流量調整が可能である。そこで、第1及び第2のポンプを制御手段で制御することを可能とし、第1のポンプ又は第2のポンプの一方又は双方の制御により、第1の流体の熱源前後の温度差の調節、第2の流路側の第2の流体の流量調整によって第1の流体の温度調節を行うものである。この結果、熱源側の排熱量(即ち、能力)に依存することなく、第1の流体の温度制御が実現され、熱源の耐久性能の低下を防止することができ、上記課題を解決することができ得るものである。
【0007】
また、本発明の熱交換装置において、前記第2の流路に設けられて前記第2の流体を貯留させ、その貯留流体(24、温水14A)の下層部流体が前記第2の流体として前記第2の流路に流され、前記熱交換手段で加熱された前記第2の流体が前記貯留流体の上層部側に流し込まれて蓄積する蓄熱手段(タンク22、貯湯タンク22A)を備えたことを特徴とする。
【0008】
即ち、この熱交換装置では、第2の流体は、上水、浴槽水等、加熱すべき流体であればどのようなものでもよく、その形態に限定されない。そこで、第2の流体が吸熱によって得た熱を有効に利用する手段として蓄熱手段を設置することが可能である。そして、この蓄熱手段には、いわゆる階層蓄熱が可能なものを用いることができ、階層蓄熱とは、蓄熱手段を例えば、貯留タンクを想定して説明すると、その内部の貯留流体の下層部、即ち、温度の低い流体を第2の流体として熱交換手段に流し、熱交換手段で加熱された第2の流体を貯留流体の上層部に戻すことで、蓄熱手段には上層部側から温度が階層的に低下する蓄熱が可能となる。このような蓄熱手段では、蓄熱初期時にも貯留流体の下層部が低温でも上層部から高温の第2の流体を利用でき、瞬時出湯等、熱の利用効率が高く、利便性のよい蓄熱ができる。
【0009】
また、本発明の熱交換処理方法は、第1の流体を熱源側に循環させ、前記熱源の熱を前記第1の流体に熱交換により吸収させる処理と、前記第1の流体とともに第2の流体を熱交換手段に流し、前記第1の流体が持つ熱で前記第2の流体を加熱する熱交換を行う処理と、前記熱源の入側から前記第1の流体の温度を検出する処理と、前記熱源の出側から前記第1の流体の温度を検出する処理と、これら各検出温度から求められる温度差を監視する処理と、前記第1の流体の流量を加減することにより、前記第1の流体の前記熱源の入側及び出側の温度差を所定値又は所定値を超える値に制御する処理と、前記第2の流体の流量を加減することにより、前記第1の流体の温度を所定値又は所定値を超える値に制御する処理とを含むことを特徴とする。
【0010】
即ち、第1の流体を熱源側に循環させて熱源の熱を第1の流体に吸収させ、第1の流体とともに第2の流体を熱交換手段に流すことにより、第1の流体が持つ熱で第2の流体を加熱する熱交換を行うことで、熱源からの排熱を利用することができる。しかし、このような熱交換を成り行きに任せると、熱源の排熱量に第1及び第2の流体の温度が依存し、過度な吸熱による熱源の冷え込みや不十分な吸熱による熱源側の過熱等が予想され、熱源側の耐久性能を損なうおそれがある。そこで、この熱交換処理方法では、第1の流体の流量調整によって熱源前後の温度差の調節を行う処理と、第2の流体の流量調整によって第1の流体の温度調節を行う処理とを併用することで、最適な吸熱処理を実現し、熱源側の耐久性能の低下等を防止したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示した実施例を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の熱交換装置及び熱交換処理方法の実施例を示している。この実施例では、発電機を駆動するエンジン等の駆動源2が熱源として用いられている。熱源には、この種の駆動源2の他、排熱を生じる燃料電池や、燃料ガスや灯油等を燃焼させて燃焼熱を生じるバーナ等を用いることができる。
【0013】
この駆動源2には熱交換手段として水冷ジャケット等の冷却手段が設置されているが、この実施例では、これを熱交換部4として構成し、第1の流路として循環路6が形成され、この循環路6には熱媒としての水等の第1の流体8を循環させる。この循環路6には、流体8を強制的に循環させるためのポンプ10、第2の流路である循環路12側の水等の第2の流体14との熱交換を行う手段として熱交換器16が設置されている。ポンプ10には、例えば、回転数の制御が容易なDCモータが用いられ、その回転制御手段として制御部18から制御出力が加えられている。また、熱交換器16は、図示しないが、例えば、循環路12側にその管径より断面積の大きい筒状部を設け、この筒状部内に流体14と独立して流体8を流す螺旋管を設けることにより熱交換を可能にした構成である。矢印aは流体8の流れ方向、矢印bは流体14の流れ方向を示している。
【0014】
また、循環路12側には流体14を強制的に循環させるためのポンプ20、流体14とともにその熱を蓄熱する蓄熱手段としてのタンク22が設置されている。ポンプ20には、循環路6側と同様に例えば、回転数の制御が容易なDCモータが用いられ、その回転制御手段として制御部18から制御出力が加えられている。この場合、タンク22は流体14を貯留して下層部から上層部に向かって温度勾配が高くなるという階層蓄熱を行うことから、タンク22の底部側から貯留流体24を抜き出し、高温化した流体14をタンク22の上方、貯留流体24の上層部側に供給させている。
【0015】
また、タンク22には、タンク22内の貯留流体24を利用するため、流路26、28が形成されており、例えば、流路26から流体14として上水が供給され、タンク22内の貯留流体24の上層部側から流体14が抜き取られ、この流体14は例えば、温水として一般給湯等に利用される。
【0016】
上記構成に基づいて、熱交換処理方法を説明すると、熱源としての駆動源2の排熱で熱交換部4が加熱されるので、この熱交換部4に流体8をポンプ10によって通流させると、駆動源2の熱を吸収させる処理が行われる。この処理によって加熱された流体8は、この加熱処理とともにポンプ10によって熱交換器16に流れ、熱交換器16では流体8と流体14との間で熱交換が行われる。即ち、熱交換部4での流体8の熱吸収処理と、流体8、14間の熱交換処理が同時に行われる。
【0017】
そして、流体8の循環流量はポンプ10の回転数によって調整され、また、流体14の循環流量はポンプ20の回転数によって調整されるので、各流体8、14の各流量は循環路6、12毎に独立して調整される。即ち、流体8の流量調整により吸熱量が変化するので、流体8の温度調節が行われ、熱交換部4の前後の流体温度として入側温度及び出側温度を調整する処理が行われる。また、流体14の流量調整により流体8との熱交換量が変化するので、流体14の温度調節を行う処理が行われる。この場合、例えば、ポンプ10、20にDCモータを駆動源とするポンプを用いた場合、制御部18の制御電圧に応じて連続的に各回転数を増減させることができるので、各流体8、14の流量調整を容易に行うことができる。
【0018】
このような処理を行えば、流体8、14の各温度調節を独立して行うことができるので、流体8側の最適な吸熱処理、流体8、14間の熱交換処理の最適化を図ることができ、駆動源2側の排熱量(即ち、能力)に依存することなく、流体8の温度制御を行うことができ、駆動源として例えば、エンジンの耐久性能の低下を防止することができる。
【0019】
また、タンク22には、流体14を貯留させることができ、タンク22内の貯留流体24の下層部流体が流体14として循環路12を通して熱交換器16に流れ、熱交換器16で加熱された流体14が貯留流体24の上層部側に流し込まれるので、タンク22内の貯留流体24は上層部側が高温、下層部側が低温となるような温度勾配を以て蓄熱される。この場合、時間経過とともに、流体循環が行われる結果、タンク22内の貯留流体24の温度は上限温度に到達することになる。
【0020】
そして、流体14が例えば、上水であるとすれば、流路26を通してタンク22の貯留流体24の下層部側に冷水を供給しながら、その上層部側から高温水を流路28を通して抜き取ることができ、階層蓄熱の結果、熱交換開始直後から高温水を利用することができる。即ち、熱交換開始直後に瞬時出湯を実現できる。
【0021】
このような熱交換装置及び熱交換処理方法には、次のような各種の実施の形態が存在する。
【0022】
a 熱源には、発電機を駆動するエンジン等の駆動源2の他、燃料電池等の排熱源を用いることができ、電熱源、気体燃料や液体燃料を燃焼させる燃焼熱源、太陽熱、地熱、温泉等を利用した自然熱源等を利用することができる。
【0023】
b 熱交換部4には、駆動源2のラジエータ等、流体8を直接通流させる手段の他、間接流体を熱媒として流体8を加熱するものも含まれる。
【0024】
c 熱媒としての流体8には、気体、液体、固体の何れでもよく、所定温度以上で流体化する物質を用いてもよい。
【0025】
d ポンプ10、20は、DCモータを駆動源とするポンプ以外のものでもよい。
【0026】
e 流体14は、上水の他、浴槽水等の液体であってもよい。即ち、熱交換が可能で、タンク22に蓄熱できる手段であればどのようなものでもよい。タンク22を蓄熱手段としない場合には、熱交換が可能な液体、粉粒体等を流体14として用いてもよい。
【0027】
f タンク22を蓄熱手段として構成したが、タンク22を設置することなく、そのタンク22に代えて放熱器を設置してもよい。このようにすれば、暖房装置として利用することができる。
【0028】
g タンク22に代えて熱交換器を設置してもよく、その場合、熱媒としての流体14に対して他の流体の熱交換を行ってもよい。その場合、他の流体は上水又は浴槽水の他、放熱器に流す熱媒でもよい。このような構成とすれば、単一の駆動源2からなる熱源を以て流体8、14、他の流体を以て熱移送を行うことができ、タンク22のような蓄熱手段を設ければ、駆動源2を停止した状態でタンク22内に蓄熱された熱を給湯、暖房、浴槽水の追焚等、活用することができる。
【0029】
次に、この熱交換装置及び熱交換処理方法の具体的な実施例を説明すると、図2ないし図4は熱交換装置及び熱交換処理方法の実施例を示し、図2は熱源側の熱交換及び蓄熱系統、図3は図2に続く蓄熱系統及び熱利用系統、図4は図3に続く熱利用系統を示したものである。
【0030】
この実施例では、熱を放出する熱源として図示しない発電機を駆動する駆動源2にはエンジンが用いられており、この駆動源2の熱交換部4は、駆動源2の冷却手段であって、排熱回収路を兼ねる循環路6を通じて流体8を循環させている。この流体8は、排熱回収用のエンジン冷却水、排熱回収水であって、熱媒として機能するものである。この循環路6の駆動源2の入口側及び出口側にはそれぞれ温度検出手段としてサーミスタ等からなる温度センサ30、32が設置されているとともに、流路切換手段としての三方弁34を介して第1のバイパス路36が形成されている。また、循環路6には、流体8を強制循環させるための循環ポンプ10A、循環路6に循環させる流体8を溜める循環タンク40、図示しない発電機の出力によって加熱する電気ヒータ42、流体8の循環流量を検出する流量センサ44、第1及び第2の熱交換器16A、16B等が設けられるとともに、バイパス路36とは別に、暖機時の循環路を短縮化するための第2のバイパス路46が形成され、このバイパス路46と循環路6の間には三方弁48が介在している。循環ポンプ10Aは電圧等で容易に回転数が制御可能な直流モータ50によって駆動される。
【0031】
熱交換器16Aは流体8と、流体14として、貯湯タンク22Aに溜められる温水14Aとの熱交換を行い、温水14Aを流体8が持つ熱で加熱する手段である。貯湯タンク22Aには、温水14Aを循環させる循環路12が貯湯タンク22Aの底面側と天井側とを結ぶ閉回路として構成され、この循環路12には第3及び第4のバイパス路54、56が設けられているとともに、これらバイパス路54、56には流路切換手段として三方弁58、60が設けられている。また、循環路12には熱交換器16A、流量センサ62、循環ポンプ20A、温度センサ66等が設けられている。循環ポンプ20Aは電圧等で容易に回転数が制御可能な直流モータ67によって駆動される。循環ポンプ20Aが運転されると、貯湯タンク22Aの下層部側から抜かれた温水14Aが熱交換器16Aで加熱された後、貯湯タンク22Aの上層部側に戻される。そのため、貯湯タンク22A内の温水14Aの供給や取出しによる階層蓄熱の乱調防止手段として、貯湯タンク22Aの上部側に第1の緩衝板68、その底部側に第2の緩衝板70が設置されている。
【0032】
貯湯タンク22Aの底面側には、給水路72が設けられるとともに、排水栓74が設けられ、給水管76から上水Wが貯湯タンク22Aの底面側に給水される。給水路72には、給水温度を検出する温度センサ77が設けられ、給水管76には、減圧弁78及び流量センサ80が設けられているとともに、ミキシングバルブ82を介して給湯管84が接続されている。また、貯湯タンク22Aの側面部には積層沸き上げされる温水14Aの温度を検出する温度検出手段として複数の温度センサ861、862、863、864、865、866、867、868、869、870が一定の間隔で設置されている。この実施例では、10個の温度センサ861〜870が設置されているが、計測ゾーンに応じてこれより少なく又は多く設置してもよい。
【0033】
また、貯湯タンク22Aの上部側には温水取出路88が設けられ、この温水取出路88の一端は、過圧逃し弁90及び負圧弁92を介して外気に開放されており、温度センサ94が設けられている。この温水取出路88の他端側には、給湯バックアップ用の第3の熱交換器96、出湯温検出用の温度センサ98等が設けられている。熱交換器96は、バーナ100による燃料ガスの燃焼熱を熱源とする。この熱交換器96の出口側の給湯管84には、前記ミキシングバルブ82、流量センサ101、水比例弁102、混合温検出用の温度センサ104等が設けられている。
【0034】
また、給湯管84から出湯される温水HWは、追焚用循環路106側に供給されて浴槽108に注湯可能である。追焚用循環路106側には、三方弁110、循環ポンプ112、水位センサ114、温度センサ116、第4の熱交換器118等が設けられている。
【0035】
そして、循環路6に設けられた熱交換器16Bは、流体8を熱源とする暖房用熱媒としての温水119の加熱手段であって、暖房用循環路120に設けられている。この暖房用循環路120は、室内放熱器122や浴室暖房乾燥機124等の暖房端末に温水119を循環させる手段であって、温水119を溜めて膨張沸騰を抑制する手段としての温水タンク128、循環ポンプ130、流量センサ132、熱交換器118、134等が設けられている。温水タンク128には、給水管136が接続されるとともに、給水を調整するためのバルブ138が設けられている。レベルセンサ140は、温水タンク128に適正量の温水119を溜めるためのレベル制御に用いられる。熱交換器134は、バーナ142による燃料ガスの燃焼熱を熱源とし、浴槽108内の浴槽水BWの追焚の他、暖房用熱源としての温水119のバックアップ加熱に用いられる。また、熱交換器118は、温水119が持つ熱を追焚用循環路106の加熱に用いられる。
【0036】
この熱交換装置において、図2に三方弁34、48、58、60の切換方向A、B、C又はDが示されており、例えば、暖機運転時、三方弁34はC−A方向、三方弁48はC−A方向に切り換られ、このとき、温水14Aの自然対流防止のため、三方弁58はD−A方向、三方弁60はD−C(閉止)方向に切り換えられる。
【0037】
そして、この熱交換制御手段としてコンピュータ等で構成された制御部18が設置されており、この制御部18は、演算手段としてのCPU、記憶手段としてのROM、RAM、駆動出力や検出出力の入出力手段としてI/O等を備えているとともに、給湯積算手段として給湯積算出力カウンタ144を備えている。この制御部18で実行される制御は、暖房端末の運転状態に応じて直流モータ50、67の回転制御及び循環ポンプ10A、20Aの回転制御、三方弁34、48、58、60の開閉制御等である。このような制御を行うため、制御部18には温度センサ30、32、66、98、104、流量センサ44、62、101等、各種センサ等から検出出力が制御入力として加えられ、この制御部18から得られる制御出力が直流モータ50、67や三方弁34、48、58、60等、各種の制御機器のアクチュエータに加えられる。また、制御部18には、アラーム等の表示を行う表示手段として表示器146が設けられ、この表示器146は文字表示器、音声発生器等で構成できる。なお、この実施例では、ディジタル制御を行うため、コンピュータ等を用いた制御部18を例に取って説明しているが、アナログ処理を行う制御回路を用いてもよい。
【0038】
次に、この熱交換制御動作のメインルーチンを図5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0039】
電源が投入されると、ステップS1では、三方弁34、48、58、60等の各種弁を初期位置に設定した後、ステップS2に移行する。ステップS2では、常時起動プログラムが実行される。この常時起動プログラムでは、エンジン異常停止制御、エンジン運転許可制御、エンジン停止制御、エンジン強制停止制御、暖房命令制御、給湯積算出力カウンタ144の制御、弁異常チェック制御、温度センサ異常チェック制御等が行われる。また、ステップS3では、暖房命令が制御部18に付与されたか否かが判定され、暖房命令がない場合にはステップS4に移行し、エンジン運転が許可されたか否かを判定する。即ち、季節に応じて設定される運転許可時間内であるか否かがステップS4で確認される。
【0040】
ステップS4でエンジン運転が許可された場合には、ステップS5に移行し、要求蓄熱量が所定蓄熱量以上か否かを判定する。即ち、ステップS5では、例えば、
【0041】
(給湯負荷×1.2−積算出力−タンク蓄熱量)>1000kcal・・・(1)
であるか否かを判定し、予想される給湯需要から貯湯タンク22Aの蓄熱量を引いた値が所定蓄熱量以上である場合に駆動源2を運転可能とする。この場合、係数1.2は給湯負荷に余裕を持たせるための数値の一例であり、この数値に限定されるものではない。
【0042】
ここで、ステップS5における演算に用いる「給湯負荷」は、各季節毎に予め給湯予想負荷を決定するものである。
【0043】
【表1】
【0044】
即ち、「給湯負荷」は、その時点の季節及び時刻における次回の給湯予想量であるから、例えば、7月X日、18:00に駆動源2の運転を開始する場合、給湯負荷は6000kcalで計算し、また、2月Y日、5:00に駆動源2の運転を開始する場合、給湯負荷は2000kcalで計算する。
【0045】
また、「積算出力」は、制御部18に内蔵されている給湯積算出力カウンタ144を用いて求められる給湯及び注湯に使用された出力の合計である。即ち、給湯需要があると思われる時間帯で、バックアップと蓄熱利用を含めた全ての出力を求め、そのデータをエンジン運転時間にフィードバックする。
【0046】
また、貯湯タンク22Aのタンク蓄熱量の計算は、例えば、タンク容量を200リットルとし、図6に示すように、貯湯タンク22Aの各ゾーン1〜7は同容量であり、1ゾーン当たりの温水量は約28.6リットルとなる。ここで、水温を冬期で5℃、春秋期で15℃、夏期で25℃と定義すると、各ゾーンの熱量Q(kcal)は、
【0047】
Q=28.6×{(上側検出温度+下側検出温度)/2−水温}・・・(2)
となり、タンク蓄熱量Qmは全ゾーン1〜7の合計である。但し、一つの条件として{(上側検出温度+下側検出温度)/2−水温}<10℃の場合には、そのゾーンは零とする。例えば、冬期、温度センサ861の検出温度が75℃、温度センサ863の検出温度が70℃のとき、ゾーン1の熱量Q1 は、
【0048】
Q1 =28.6×{(75+70)/2−5}=1930.5(kcal)・・・(3)
となる。なお、温度センサ861〜870の中、温度センサ862、869は蓄熱量Qmの計算には使用しない。
【0049】
そして、ステップS5で前記要求蓄熱量が1000kcal以上であると判定されたとき、又はステップS3で暖房命令が発せられているとき、ステップS6に移行し、貯湯タンク22Aの最下部側の温度センサ870の検出温度が所定温度、例えば、40℃以上か否かを判定し、所定温度以下の場合、ステップS7に移行する。ステップS7では、前回の駆動源2の停止から所定時間、例えば、60分以上経過したか否かが判定され、所定時間以下の場合には、エンジン等の駆動源2の保護のためその起動を禁止する。即ち、貯湯タンク22Aの最下部側の湯温が低温であることを確認し、駆動源2のオーバーヒートを防止している。そして、所定時間が経過している場合には、ステップS8に移行し、駆動源2の起動を行うとともに、暖機運転を行う。この暖機運転では、三方弁48を切り換えてバイパス路46を介して循環路6を狭小化し、熱媒温度の急激な立上りを行う。
【0050】
そして、この暖機運転の後、ステップS9に移行し、駆動源2の入口側の流体8の温度が所定温度、例えば、65℃になるように制御する。この一定温度制御は、温度センサ30、32の検出温度を監視しながら、直流モータ50の回転数を増減させ、循環ポンプ10Aで圧送される流体8の流量を加減することにより行われる。
【0051】
ところで、ステップS1において、三方弁34、48、58、60等の弁初期位置設定のサブルーチンでは、三方弁58はD−A方向、三方弁60はD−C(閉止)方向、三方弁48はC−A方向、三方弁34はC−A方向に切り換えられる。この結果、常時起動プログラムの実行が準備される。
【0052】
また、ステップS2のサブルーチンであるエンジン異常停止制御では、エンジン2の運転状態が「運転」であるか否かが判定され、運転状態にあるとき、所定時間として例えば、10秒経過の後、ガス弁が閉(OFF)であるか否かが判定され、閉止している場合には、エンジン停止を行った後、表示器146にエンジン異常停止を行った旨の表示としてアラーム表示を行う。
【0053】
また、駆動源2であるエンジンが運転状態でない場合には、所定時間として例えば、10秒経過の後、ガス弁が開(ON)しているか否かが判定され、開の場合には、エンジン停止を行った後、表示器146に「エンジン停止せず」とのアラーム表示を行う。
【0054】
また、メインルーチンのステップS2のサブルーチンであるエンジン運転許可制御では、エンジン運転が許可時間であるか否かが判定され、運転許可時間にある場合には、エンジン運転許可指示として「許可」を出力し、また、エンジン運転許可時間でない場合には、エンジン運転許可を禁止する指示として「禁止」を出力する。
【0055】
また、メインルーチンのステップS2のサブルーチンであるエンジン停止制御では、駆動源2のエンジンの電源をOFFにし、弁初期位置制御を実行した後、駆動源2のエンジンの運転状態を停止状態にする。
【0056】
また、メインルーチンのステップS2のサブルーチンであるエンジン強制停止制御では、強制停止入力手段として例えば、Escキーが押されたか否かが判定され、このEscキーが押されたとき、エンジン停止制御を実行し、制御を終了する。
【0057】
次に、図7は、図5のメインルーチンのステップS2のサブルーチンである給湯積算出力カウンタ144の制御を示している。即ち、このサブルーチンがスタートすると、ステップS11では、エンジン運転が「許可」であるか否かが判定され、許可の場合にはステップS12に移行し、カウンタリセットを行う。即ち、給湯積算出力カウンタ144に格納されている熱量Qcを0kcalとした後、ステップS13に移行し、水温を決定する。即ち、冬期では5℃、春秋期では15℃、夏期では25℃を設定した後、ステップS14に移行し、混合温サーミスタである温度センサ104の湯温測定を行う。
【0058】
そして、ステップS15では、給湯量を検出する流量センサ101が所定流量として例えば、1リットルカウントしたか否かを判定し、1リットルカウントを行った場合、ステップS16に移行する。ステップS16では、1リットル当たりの熱量計算として給湯積算出力熱量Qcを演算する。即ち、この給湯積算出力熱量Qc(kcal)は、
【0059】
Qc=(湯温−水温)×1(kcal) ・・・(4)
で算出される。
【0060】
そして、ステップS17に移行し、エンジン運転許可が「禁止」されているか否かが判定され、エンジン運転が禁止されている場合にはステップS11に復帰し、エンジン運転が禁止されていない場合にはステップS14に移行し、ステップS14〜ステップS16の処理を実行する。
【0061】
次に、図8は、図5に示すフローチャートのステップS8のサブルーチンであるエンジン起動及び暖機運転の制御を示している。
【0062】
ステップS31では、温水14Aの自然対流を防止するため、三方弁58をD−A方向、三方弁60をD−C(閉止)方向、暖機回路を構成するため、三方弁48をC−A方向、三方弁34をC−A方向に切り換えるとともに、循環ポンプ10Aを中回転に設定した後、ステップS32に移行し、温度センサ32の検出温度が所定温度、例えば、55℃以下であるか否かを判定し、この55℃を超えている場合、ステップS33に移行し、プリチェックの開始から所定時間として例えば、20分が経過したか否かを判定する。55℃を超えて20分が経過している場合には何らかの異常が発生していることが予想されるので、ステップS34に移行し、表示器146にアラームを発生させ、「異常停止」を告知する。このとき、駆動源2の停止モードに移行することになる。
【0063】
ステップS32で検出温度が所定温度として55℃以下の場合、ステップS35に移行して駆動源2の電源をONとし、ステップS36に移行してエンジン起動接点を所定時間、例えば、5秒間だけON状態とし、ステップS37に移行してエンジン起動接点をOFFにした後、所定時間、例えば、3秒間待機し、ステップS38に移行する。ステップS38では、ガス弁がON状態か否かを判定し、ガス弁がON状態でない場合、ステップS39に移行し、その起動が所定回数、例えば、5回目か否かを判定する。所定回数以下の場合には、ステップS40に移行し、所定回数に移行する所定時間、例えば、5秒間待機してステップS36に戻る。また、ステップS39でエンジン起動が所定回数に到達している場合、ステップS41に移行してエンジン停止とし、ステップS42で表示器146にアラームを発生させるとともに、エンジン起動失敗を告知させる。この告知によって利用者は、異常を知ることができる。
【0064】
ステップS38でガス弁がONに移行したと判定されたとき、ステップS43に移行して駆動源2は運転状態となり、ステップS44に移行する。ステップS44では温度センサ32の検出温度が所定温度、例えば、60℃を超えているか否かを判定し、60℃を超えていない場合、ステップS45に移行し、所定時間の経過、例えば、20分が経過したか否かを判定し、所定時間が経過するまで、検出温度の推移を監視する。20分が経過したにも拘わらず、検出温度が60℃を超えない場合には、ステップS46に移行してエンジン停止を行った後、ステップS47に移行し、表示器146にアラームを発生させるとともに、エンジン・インバータ異常を告知させる。この告知によって利用者は、異常を知ることができる。
【0065】
そして、ステップS44で温度センサ32の検出温度が60℃を超えている場合、暖機運転が正常に行われたことを表し、ステップS48に移行し、三方弁48をB−C方向に切り換え、バイパス路46を切り離した後、メインルーチン(図5)のステップS9に移行し、駆動源2による発電とともに、排熱回収を開始する。
【0066】
次に、図9は、図5のフローチャートのステップS9のサブルーチンであるエンジン入温度制御(目標値65℃の制御)を示している。
【0067】
ステップS51では駆動源2が運転状態か否かを常に監視し、ステップS52では循環ポンプ20Aの回転制御等を実行する。即ち、駆動源2に対する流体8の入側温度、即ち、温度センサ30の検出温度である戻り温度が所定温度、例えば、65℃を目標値として循環ポンプ20Aの回転制御を行う。なお、この制御の結果、循環ポンプ20Aの回転が停止している場合には、三方弁60をA−C方向に切り換え(閉)、循環ポンプ20Aが回転している場合は三方弁60をD−B方向に切り換えた後、ステップS53に移行する。
【0068】
ステップS53では、貯湯タンク22Aの最下部側の温度センサ870の検出温度が所定温度、例えば、50℃以上か否かを判定し、所定温度以下の場合、ステップS54に移行する。この場合、始動条件とのヒステリシス温度は例えば、10℃に設定する。そして、ステップS54では、駆動源2に対する流体8の入側温度、即ち、温度センサ30の検出温度である戻り温度が所定温度、例えば、75℃以上が所定時間、例えば、10秒以上か否か、且つ、循環ポンプ20Aの回転数が最大か否かを判定する。戻り温度が所定温度で所定時間以下、且つ、循環ポンプ20Aの回転数が最大でない場合、ステップS55に移行する。
【0069】
ステップS55では、駆動源2の運転状態が停止か否かを判定し、駆動源2が停止していないとき、即ち、運転状態のとき、ステップS56に移行し、暖房接点がON状態か否かを判定する。ON状態でない場合には、ステップS57に移行し、エンジン運転が許可されているか否かを判定し、エンジン運転が許可されている場合には、ステップS58に移行してタンク蓄熱量が(給湯負荷×1.2−積算出力)より多いか否かを判定する。即ち、この判定は、暖房を行っていない場合、エンジン運転許可時間内であれば、この条件成立でエンジン運転停止を行うことを意図している。
【0070】
ところで、ステップS53で温度センサ870の検出温度が所定温度、即ち、50℃を超えている場合、又は、ステップS54で戻り温度が所定温度で所定時間以上、且つ、循環ポンプ20Aの回転数が最大である場合には、ステップS59に移行し、循環ポンプ20Aを停止させ、ステップS60に移行してエンジン停止を行う。ステップS61では、エンジン停止から所定時間の経過、例えば、30秒が経過するまで待機した後、ステップS62に移行し、循環ポンプ10Aを停止させた後、図5に示すメインルーチンのステップS2に戻る。即ち、循環ポンプ20Aを停止させた後、循環ポンプ10Aを停止させるのは、貯湯タンク22A側の階層蓄熱の崩れを防止するためである。
【0071】
また、ステップS55でエンジン停止、ステップS57でエンジン運転禁止、又は、ステップS58でタンク蓄熱量が(給湯負荷×1.2−積算出力)を超えている場合には、ステップS63に移行し、エンジン停止を行い、ステップS64でエンジン停止から所定時間例えば、30秒が経過するまで待機した後、ステップS65に移行し、循環ポンプ20Aの停止を行い、ステップS62に移行する。
【0072】
そして、この熱交換装置では、駆動源2の冷却回路を構成する循環路6に排熱回収用の熱交換器16A、暖房用の熱交換器16Bを設置しているので、温水14A、温水119に排熱を効率よく吸収させることができ、温水14Aを貯湯タンク22Aに導いて蓄熱させ、温水119を暖房用循環路120に流すことができる。
【0073】
ところで、駆動源2の能力や耐久性を保つには、駆動源2からの排熱吸収には限度があり、流体8の戻り温度は一定温度、例えば、65℃を中央値として一定温度幅、例えば、65±5℃程度に維持することが望ましいものであるが、実際には、室内放熱器122、浴室暖房乾燥機124の運転状態や運転台数等で暖房負荷の変化や、外部からの給水温度等で駆動源2に戻る流体8の戻り温度は大きく変動する。そこで、循環路6側の流体8の循環流量の制御と、循環路12側の温水14Aの循環流量の制御とを併用して流体8の戻り温度を制御する。この場合、例えば、消費電力が低く、制御性の良い直流モータ50で駆動される循環ポンプ10Aや、同様に、直流モータ67で駆動される循環ポンプ20Aを使用すれば、流体8や温水14Aの流量を暖房負荷の増減に応じて幅広く調整することができ、流体8の戻り温度を最適化することができる。
【0074】
この場合、暖房要求がないとき、熱交換器16Aのみで熱交換が行われるので、この熱交換に応じて駆動源2への流体8の戻り温度が所定温度、例えば、65℃となるように循環ポンプ20Aの回転数を制御して流量を調整し、貯湯タンク22Aへの蓄熱を行う。
【0075】
また、暖房要求があったとき、暖房端末の放熱負荷の大きさで流体8の戻り温度が変動するが、その戻り温度が所定温度以下、例えば、65℃以下の場合、熱交換器16Aでの熱回収は不要であるため、循環ポンプ20Aを停止し、流体8の戻り温度が所定温度、例えば、65℃を超える場合、循環ポンプ20Aを運転させ、流体8の戻り温度が所定温度、即ち、65℃となるように温水流量を調整し、貯湯タンク22Aへ蓄熱を行う。
【0076】
しかし、暖房要求において、低温水で十分な低温要求の場合、例えば床暖房の場合には、その暖房端末には60℃程度の温水循環で十分である。このような低い温度要求について、駆動源2への流体8の戻り温度は65℃であり、流体8からの往き温度は75℃であるため、熱交換器16Bには60℃を超える熱交換が行われる。このような高温の温水119を循環させると、床暖房パネルは過熱状態となり、好ましくない。
【0077】
そこで、低温(60℃)の暖房要求の場合には、駆動源2の流体8の戻り温度を低温要求に最適な戻り温度、例えば、60℃、往き温度を70℃にシフトさせるように循環ポンプ20Aの回転を制御し、温水14Aの流量を調整する。即ち、温水14Aの流量を増加させると、排熱回収熱量が増加し、駆動源2の循環路6の流体8の温度が低下することになる。
【0078】
以上説明した熱交換処理において、駆動源2で発生する熱が例えば、3000kcal/hとすれば、循環ポンプ10Aの回転数を制御して循環流量を例えば、5リットル/分となるように調節すると、駆動源2の熱交換部4の入側と出側との温度差は一定温度、例えば、10℃となる。
【0079】
このとき、循環ポンプ20Aの回転数を制御して循環流量を調節すると、熱交換部4の流体8の入側温度を例えば、65℃に制御することができ、その場合、出側温度を10℃だけ高い、75℃にすることができる。即ち、駆動源2の耐久性等の問題で、流体8の出側温度の調整が必要な場合、温度制御を容易に行うことができる。
【0080】
このような制御によれば、駆動源2の能力に依存することなく、循環流体の温度を制御することが可能であるから、駆動源2の耐久性を考慮した温度制御が可能となり、結果として、駆動源2の耐久性能を高める等の熱交換制御を実現することができる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果が得られる。
a 熱源からの吸熱量を最適化できるとともに、熱源の排熱量に依存することなく、流体の温度調節を行うことができる。
b 熱源の耐久性能を考慮した温度制御を行うことができ、エンジン等の駆動源を熱源に用いた場合、その耐久性を損なうことがない。
c 熱源からの吸熱量の最適化により、熱源にエンジン等の駆動源を用いた場合、熱効率を高め、経済性や耐久性を向上させることができる。
d 蓄熱手段に階層蓄熱を用いたので、効率的な蓄熱が可能であるとともに、即時出湯等、初期動作時から熱利用が可能であり、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換装置及び熱交換処理方法の実施例を示す図である。
【図2】本発明の熱交換装置及び熱交換処理方法の具体的な実施例を示し、熱源側の熱交換及び蓄熱系統を示す図である。
【図3】本発明の熱交換装置及び熱交換処理方法の具体的な実施例を示し、図2に続く蓄熱系統及び熱利用系統を示す図である。
【図4】本発明の熱交換装置及び熱交換処理方法の具体的な実施例を示し、図3に続く熱利用系統を示す図である。
【図5】熱交換制御動作を示すフローチャートである。
【図6】貯湯タンクの蓄熱形態を示す図である。
【図7】メインルーチンにおける給湯積算出力カウンタ処理に関するサブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】メインルーチンにおけるエンジン起動処理及び暖機運転処理に関するサブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】メインルーチンにおけるエンジン入温度65℃制御に関するサブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 駆動源(熱源)
6 循環路(第1の流路)
8 第1の流体
10 第1のポンプ
10A 循環ポンプ(第1のポンプ)
12 循環路(第2の流路)
14 第2の流体
14A 温水(第2の流体)
16、16A 熱交換器(熱交換手段)
18 制御部(制御手段)
20 第2のポンプ
20A 循環ポンプ(第2のポンプ)
22 タンク(蓄熱手段)
22A 貯湯タンク(蓄熱手段)
24 貯留流体
Claims (3)
- 熱源に設置されて第1の流体を循環させ、前記熱源の熱を前記第1の流体に吸収させる第1の流路と、
この第1の流路に設置され、前記第1の流体を圧送して前記第1の流路を循環させる第1のポンプと、
前記第1の流路と別個に設置されて第2の流体を流す第2の流路と、
この第2の流路に設置され、前記第2の流体を圧送して前記第2の流路を循環させる第2のポンプと、
前記第1の流路から前記第1の流体、前記第2の流路から前記第2の流体を流して両者間で熱交換を行い、前記第1の流体の熱で前記第2の流体を加熱する熱交換手段と、
前記第1の流路に設置され、前記熱源の入側から前記第1の流体の温度を検出する第1の温度検出手段と、
前記第1の流路に設置され、前記熱源の出側から前記第1の流体の温度を検出する第2の温度検出手段と、
前記第1の温度検出手段の検出温度、前記第2の温度検出手段の検出温度、これら検出温度から求められる温度差を監視し、前記第1のポンプの回転数によって前記第1の流体の流量を加減することにより、前記熱源を循環する前記第1の流体の前記熱源の入側及び出側の温度差を所定値又は所定値を超える値に制御し、前記第2のポンプの回転数によって前記第2の流路を循環する前記第2の流体の流量を加減することにより、前記第1の流体の温度を所定値又は所定値を超える値に制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする熱交換装置。 - 前記第2の流路に設けられて前記第2の流体を貯留させ、その貯留流体の下層部流体が前記第2の流体として前記第2の流路に流され、前記熱交換手段で加熱された前記第2の流体が前記貯留流体の上層部側に流し込まれて蓄積する蓄熱手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の熱交換装置。
- 第1の流体を熱源側に循環させ、前記熱源の熱を前記第1の流体に熱交換により吸収させる処理と、
前記第1の流体とともに第2の流体を熱交換手段に流し、前記第1の流体が持つ熱で前記第2の流体を加熱する熱交換を行う処理と、
前記熱源の入側から前記第1の流体の温度を検出する処理と、
前記熱源の出側から前記第1の流体の温度を検出する処理と、
これら各検出温度から求められる温度差を監視する処理と、
前記第1の流体の流量を加減することにより、前記第1の流体の前記熱源の入側及び出側の温度差を所定値又は所定値を超える値に制御する処理と、
前記第2の流体の流量を加減することにより、前記第1の流体の温度を所定値又は所定値を超える値に制御する処理と、
を含むことを特徴とする熱交換処理方法。
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