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JP3848645B2 - 紙袋の開口部構造 - Google Patents
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JP3848645B2 - 紙袋の開口部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、確実に閉鎖し得ると共に、カットテープ等により容易に開封することができる紙袋の開口部構造に関するものである。
従来、開口端直線切りの内装筒状体の一端をヒートシールし、この内装筒状体の外側にクラフト紙からなる外装筒状体を配して袋本体を構成し、該袋本体の開口端近傍の一端を折り返し、当該折り返し部を開封テープ付きのあて紙で包囲固定した紙袋が提案されている(特許文献1)。
特開平5−246441号公報(図1、あて紙16,20、ヒートシール部14,18)
ところで、上記従来の紙袋では、内装筒状体と外装筒状体が共に直線切りの開口端部を有しており、これら複層構造の筒状体をU字状に一体的に折り返して、該折り返し部をあて紙で外側から包囲して閉鎖する構成であるため、折り返し部分の反発力が強く、その結果閉鎖部のあて紙が容易に破断するおそれがあった。
また、閉鎖構造はあて紙をU字型に折り曲げて該あて紙の両端部を貼着する構造であるから、上記折り返し部の反発力により上記あて紙の貼着部には剥離方向の力が強く作用し、このため当該袋を例えば誤って落下させた場合等において、閉鎖部が容易に剥離して内容物が漏出するおそれもあった。
また、あて紙にカットテープを設ける必要があるため、開封し易さを考慮すると当該あて紙をあまり厚くすることはできず、このため閉鎖強度を高くし得ないという構造的問題もあった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであって、閉鎖部の閉鎖強度を十分に確保しながら、開封のし易い紙袋を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、
最内部に位置する内装筒状体と、該内装筒状体を包囲する複層の外装筒状体とから構成され、これら筒状体の両端の開口端を折り曲げることにより該開口端を閉鎖する構成の紙袋の開口部構造であって、該紙袋の上記開口端に閉鎖用フラップを形成し、かつ長手方向幅が当該袋の幅と略同一幅に形成されると共に、裏面側に長手方向に沿ってカットテープを貼着した開封用単片を設け、該開封用単片の長手方向が上記開口端に沿うように当該開封用単片の裏面側を上記紙袋の最外部表面に貼着し、上記内装筒状体の開口端をシールすると共に、該内装筒状体の当該シール部より下位の折曲位置で上記紙袋を上記閉鎖用フラップ共々上記最外部表面側に折り曲げて、上記フラップ先端面を上記開封用単片表面側における上記カットテープ位置よりも上記開口端側の範囲に貼着して当該紙袋を閉鎖し得るように構成したものであることを特徴とする紙袋の開口部構造により構成されるものである。
上記内装筒状体は例えば合成樹脂フィルム或いはアルミフィルム等により構成することが好ましい。上記複層の外装筒状体は、例えばクラフト紙製の第1乃至第3の筒状体(5,6,7)等により構成することが好ましい。上記開封用単片における上記カットテープ貼着位置より上記開口端側の範囲とは、例えば開封用単片(9)の上半部(9A)の範囲であることが好ましい。このように構成すると、閉鎖用フラップ(1a)を折曲位置(X)より折り曲げてその先端面を開封用単片(9)の上記範囲に貼着することにより紙袋を容易に閉鎖することができるし、また開封時はカットテープ(10)により開封用単片(9)を、閉鎖用フラップ(1a)の先端縁(1a”)に沿ってカットすることができ、開封容易であると共に、閉鎖用フラップ(1a)にカットテープを設ける必要がない。
また、最内部に位置する内装筒状体と、該内装筒状体を包囲する複層の外装筒状体とから構成され、これら筒状体の両端の開口端を折り曲げることにより該開口端を閉鎖する構成の紙袋の開口部構造であって、該紙袋の上記開口端に少なくとも最外部の外装筒状体と一体の閉鎖用フラップを形成し、複層の上記外装筒状体の上記開口端を階段状にカットし、かつ長手方向幅が当該袋の幅と略同一幅に形成されると共に、裏面側に長手方向に沿ってカットテープを貼着した開封用単片を設け、該開封用単片の長手方向が上記開口端に沿うように当該開封用単片の裏面側を上記紙袋の最外部表面に貼着し、上記内装筒状体の開口端をシールすると共に、該内装筒状体の当該シール部より下位の折曲位置で上記紙袋を上記閉鎖用フラップ共々上記最外部表面側に折り曲げて、上記フラップ先端面を上記開封用単片表面側における上記カットテープ位置よりも上記開口端側の範囲に貼着して当該紙袋を閉鎖し得るように構成したものであることを特徴とする紙袋の開口部構造により構成されるものである。
上記閉鎖用フラップは例えば上記第2の筒状体(6)と第3の筒状体(7)の背面側にこれら筒状体(6,7)と一体的に構成することが好ましい。上記階段状のカットは、例えば開口端(5a,6a,7a等)を階段状にカットしたステップカット(ST)により構成することが好ましい。このように構成すると、閉鎖用フラップ(1a)を折曲位置(X)より折り曲げてその先端面を開封用単片(9)の上記範囲に貼着することにより紙袋を容易に閉鎖することができる。この場合、開口端が階段状にカットされているので、折り曲げ時の反発力が小さく、紙袋の開口部(2)を上記閉鎖用フラップ(1a)により確実に閉鎖することができると共に、カットテープ(10)により容易に開封することができる。
また、上記開口端の折曲位置は、上記階段状にカットされた開口端の内、紙袋の中央部寄りの開口端近傍位置であることが好ましい。
上記紙袋の中央部寄りの開口端近傍位置とは、例えば開口端(6a)近傍の折曲位置(X)をいう。このように構成すると、折曲位置(X)を、例えば複層構造の外装筒状体の開口端(5a,6a,7a)の内、紙袋の中央部寄りの開口端(6a)位置とすることにより、上記開口端(6a、7a)は折り曲げずに、内装筒状体(3)とその外側の外装筒状体(5)のみを折り曲げて紙袋を閉鎖することができ、これにより折り曲げ部の折り曲げ方向とは反対方向への反発力を弱めて、確実に紙袋を閉鎖することができる。
また、上記開封用単片は、上記カットテープにより上半部と下半部に区画されており、該開封用単片の上記上半部側表面に上記閉鎖用フラップ先端面が貼着される構成とし、かつ上記開封用単片はその下半部側裏面のみが上記紙袋の最外部表面に貼着されているものであることが好ましい。
このように構成すると、カットテープ(10)により開封用単片(9)を上記表面(1c)に貼着されていない上半部(9A)と上記表面(1c)に貼着された下半部(9B)に分離することにより、容易に開封することができる。
また、上記開封用単片の上半部側裏面を易剥離性糊により上記最外部表面に貼着したものであることが好ましい。このように構成すると、開口部(2)の閉鎖力をより強化することができる。
また、閉鎖状態における上記閉鎖用フラップの先端縁が上記開封用単片のカットテープに平行に近接しているものであることが好ましい。このように構成すると、カットテープ(10)により開封用単片(9)を上記先端縁(1a”)に沿って直線的に円滑にカットすることができる。
また、上記紙袋の開口部構造を当該紙袋の上下開口端に上下対称構造となるように形成し、上記両閉鎖用フラップを上記折曲位置にて各々反対方向に折り曲げて両開口端を閉鎖し得るように構成することが好ましい。
このように構成すると、例えば上側の閉鎖部を開封後に内容物を取り出した後は、下側の閉鎖部をも開封して当該紙袋を筒状体とし、その後内装筒状体と外装筒状体とを容易に分離することができ、紙袋としてのリサイクル性、処分性を高めることができる。
また、上記紙袋はガゼット紙袋であることが好ましい。このように構成すると、閉鎖用フラップ(1a)の両側に折り返し部(1d、1d ’)を形成して該フラップ(1a)を補強することができる。
尚、本欄において本発明の構成に対応して実施形態中の符号をカッコ書で記載したが、これは対応関係を明確にするために便宜上付したものであり、本発明の構成がこれらの構成部材に限定されるものではない。
以上のように本発明に係る紙袋の開口部構造は、簡単な動作で確実に閉鎖することができ、閉鎖用フラップにカットテープを設ける必要がないため、衝撃等で内容物が容易に漏れることのない強力な閉鎖力を有する紙袋を実現することができる。
また、閉鎖用フラップを折り込むだけで容易に閉鎖することができ、かつカットテープにより容易に開封を行うことができ、強力に閉鎖し得ると共に、閉鎖作業、開封作業を極めて容易に行うことのできる開封構造を実現し得るものである。
また、開封時はカットテープにより開封用フラップの先端縁に沿ってカットしていくことができるため、直線的に円滑に開封することができる。
また、例えば合成樹脂フィルムによる内装筒状体と紙製の外装筒状体とを分離することが可能であるため、リサイクル性、処分性に優れた紙袋を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に本発明に係る紙袋の開口部構造における開口部周辺の斜視図を示す。同図において、1はガゼット紙袋であり、全体として上下両端に開口部2を有し(図5、図6参照)、両開口部2には各々閉鎖用フラップ1aを有するいわゆるステップカット(階段状のカット)STが施された筒状体の袋として形成されている。尚、以下説明する上下の開口部2の構造は上下対称構造となっていることを除いて同一なので、以下、図1等に示す上側の開口部2の構造のみを説明し、下側の開口部2の構造についてはその説明を便宜上省略する。
図1において、3は、当該ガゼット紙袋1の最も内側に位置する内装筒状体(内袋)であり、ポリエチレンフィルム等の合成樹脂フィルム、或いはアルミフィルム等により構成されている。この内装筒状体3の水平方向の開口端3aは横断方向(水平方向)に直線的にカットされており、内容物を収容した後、ヒートシール部4(図3(a)(b))にて閉鎖されるものである。
5は、上記内装筒状体3の外周に位置するクラフト紙製の第1の外装筒状体(紙製筒状体)であり、上記内装筒状体3の全体を外側から包囲した状態となっている。この筒状体5の水平方向の開口端5aは横断方向(水平方向)に直線的にカットされており、上記内装筒状体3の水平開口端3aと平行かつ略同一高さに形成されている。また、上記筒状体5の開口端近傍の内面数箇所には上記内装筒状体3の複数のスポット状貼着部3bが形成されており、当該筒状体5と上記内装筒状体3は上記スポット状貼着部3bにて糊付けされている。尚、このスポット状貼着部3bは人間の手で容易に剥がすことのできる程度の簡易な糊付けであり、これにより使用後に内装筒状体3のみを上記第1の外装筒状体5から容易に分離し得るように構成されている。
6は、上記第1の外装筒状体5の外周をさらに包囲するように該筒状体5の外側に設けられたクラフト紙製の第2の外装筒状体(紙製筒状体)であり、その開口端6aは横断方向(水平方向)に直線的にカットされている。この開口端6aの位置は、上記第1の外装筒状体5の開口端5aより低い位置となるように上記開口端5aに対して階段状にカットされている。また、この第2の筒状体6の背面側には、上記内装筒状体3の開口端3aの位置より高く形成された閉鎖用フラップ6bが当該筒状体6と一体的に設けられている。
7は、上記第2の外装筒状体6の外周、即ち、当該ガゼット紙袋1の最外周に位置するクラフト紙により構成された第3の外装筒状体(紙製筒状体)であり、その開口端7aは横断方向(水平方向)に直線的にカットされている。この開口端7aの位置は、上記第2の外装筒状体6の開口端6aより若干低い位置となるように上記開口端6aに対して階段状にカットされている。この第3の外装筒状体7の背面側には、上記第2の外装筒状体6と同様に、上記開口端3aより高く形成された閉鎖用フラップ7b(上記フラップ6bより高い位置にある)が当該筒状体7と一体的に設けられている。そして、当該閉鎖用フラップ7bの表面と上記閉鎖用フラップ6bの裏面は互いに接着され、これにより2枚重ね状態の上記閉鎖用フラップ1aが構成されている。
このように、上記ガゼット紙袋1は、上記開口端5a、開口端6a及び開口端7a、さらに上記フラップ6b,7bが互いに平行に、かつステップ状(階段状)にカットされたいわゆるステップカットSTの開口部2を形成しているものである。
上記内装筒状体3及び上記各外装筒状体5乃至7の両サイドには、所定幅部分t,tを各々内側に折り返したガゼット(マチ)1b,1b ’を形成し、全体として図2に示すようなガゼット紙袋1を構成するものである。このようにガゼット1b,1b’を形成することにより、上記閉鎖用フラップ1aの両サイドには、上記所定幅部分t、tの折り返し部1d、1d ’が形成され、これら折り返し部1d,1d’により当該閉鎖用フラップ1aの両側部が補強されている。尚、図1の紙袋1における左側面は、内側に折り込んでガゼットを構成する前の状態を示している。
8は、上記閉鎖用フラップ1aの表面1a ’側先端面にその端縁の幅方向に平行に塗布されるホットメルト糊(その他両面テープ等でも良い)(図1、図2中の二点鎖線の部分)であり、該フラップ1aをガゼット袋表面1c側に折り返して閉鎖する際に、その先端面を上記表面1c(具体的には後述の開封用単片9の上半部9A)に貼着させるものである。
9は、全体として横長の長方形状をなすクラフト紙製の開封用単片であり、その長手方向は上記ガゼット袋1の横幅と略同一幅の長方形状に形成されている。この開封用単片9は、その裏面9a側における垂直2等分線位置、即ち長手方向に平行な中心位置に、カットテープ10が貼着されており(図4)、当該カットテープ10によりこの開封用単片9が上半部9Aと下半部9Bとに区画されている。上記カットテープ10の端部における当該単片9端縁には、一対の開封用切り込み11aがカットテープ10の両側縁に沿って切り込み形成され、これにより摘み手11a ’が形成されている。尚、当該開封用単片9のカットテープの貼着位置は上記垂直2等分線位置(中心位置)に限らず、上半部9A側又は下半部9B側に偏った位置でも良い。
この開封用単片9は、その下半部9B側の裏面9a(図2中二点鎖線エリアa)に接着剤S1を塗布し、図1、図2に示すように、その長手方向が上記開口端7aに平行に沿うように、上記裏面9a側を、上記開口端7a近傍の当該ガゼット袋1の最外部表面1cに接着剤S1にて貼着する(図2、図3(a)参照)。従って、この場合当該開封用単片9の上半部9A側の裏面9aは上記表面1cには貼着されない。
又は、上記開封用単片9の下半部9B側の裏面9a(図2中の二点鎖線エリアa)に接着剤S1を塗布し、その上半部9A側の裏面9a(図2中の二点鎖線エリアb)には易剥離性の糊S2を塗布し、上半部9A及び下半部9Bを上記ガゼット袋1の表面1cに貼着しても良い(図2、図3(a)参照)。このように、上半部9Aを易剥離性の糊S2で貼着することにより、開口部2をより強力かつ確実に閉鎖することができる。当該開封用単片9は上述のようにカットテープ10を有し開封機能を有するものであるが、当該開封用単片9を上記ガゼット紙袋1の表面1cに貼着することにより、上記開口端7a近傍のガゼット袋表面1cを補強する機能をも有しているものである。
上述のように構成されたガゼット袋1を閉鎖するには、内装筒状体3内に内容物を収容し、該内装筒状体3の上下開口端3aをヒートシール部4にてヒートシールし、その後、同紙袋1の該ヒートシール部4より下位(袋1の中央部寄り)であって、階段状にカットされた水平開口端5a,6a,7aの内、開口端6aの近傍の折曲位置X(図2参照)の部分から、上記各筒状体3,5を閉鎖用フラップ1a共々折り曲げて該フラップ1a端部の先端面のホットメルト糊8に熱を加えて、同袋1表面1c側の上記開封用単片9の上半部9A部分に貼着する(図3(a)から図3(b)参照)。尚、この場合、図5に示すように、上側と対称構造に形成された下側の開口部2においても、下側のフラップ1aを上記折曲位置Xにて反対側に折り曲げて同様に貼着する。
すると、上記閉鎖用フラップ1aの折り曲げと共に、上記内装筒状体3と第1の筒状体5の開口端近傍の閉鎖用フラップ1aを含む上端部分P(図3(a))が、上記折曲位置Xを基準にガゼット紙袋1表面1c側に折り返され、その状態で上記ホットメルト糊8が上記開封用単片9の上半部9Aの部分に接着され、当該開口部2は閉鎖される(図7参照)。この状態において、図7に示すように、上記閉鎖用フラップ1aの水平方向の先端縁1a”は、上記閉鎖用単片9の上半部9A位置において、そのカットテープ10に平行に近接した状態となる。このとき、当該紙袋1の開口部2は上述のようにステップカットSTとなっており、折り曲げられる部分が閉鎖用フラップ1aと内装筒状体3及び第1の筒状体5のみとなり、第2、第3の外装筒状体6,7の開口端6a,7a部分が大きく折り曲げられることはないため、折り曲げたときの折り曲げ方向とは逆方向への閉鎖用フラップ1aの反発力が弱められ、確実かつ容易に閉鎖することができる。尚、折曲位置は、上記折曲位置Xよりも若干下位の折曲位置X ’(最下位の開口端7a近傍位置)でも良く、当該折曲位置X’で折り曲げても同様の効果が得られる。
また、上記反発力が弱いため、上記閉鎖用フラップ1aと上記開封用単片9との接着も確実に行われ、上記反発力により当該接着部分に剥離方向の力が強く作用することもない。
また、上述のように開封用単片9が開口端7a近傍の表面1cに貼着されているため、当該袋1の比較的破断等の発生の可能性の高い開口部近傍の表面1cを補強することができる。
また、両端部に接着部を有する従来の外付けあて紙とは異なり、上記第2の筒状体6と第3の外装筒状体7により一体的に構成された閉鎖用フラップ1aにより閉鎖する構造であるため、閉鎖部の閉鎖強度を高くすることができる。また、閉鎖用フラップ1aにカットテープを設ける必要がなく、該フラップを容易に補強し得る。
また、閉鎖用フラップ1aの両サイドには2重の折り返し部分1d,1d ’が存在しているので、閉鎖時の閉鎖用フラップ1aの強度を十分に保つことができる。また、上記折り返し部分1d,1d’は当該紙袋1のガゼット1b,1b’と一体的に構成されているため、閉鎖部の閉鎖強度を十分に保つことができる。
このように構成されたガゼット紙袋1を開封する場合は、開封用単片9の摘み手11a ’を持って、上記カットテープ10を開封方向(図7矢印方向)に引っ張って、当該開封用単片9を上半部9Aと下半部9Bの2つの部分に分割すれば良い(図3(c))。この際、上記カットテープ10に近接した位置に該テープ10と平行に閉鎖用フラップ1aの先端縁1a”が位置しているので(図7、図8参照)、上記カットテープ10を近接する上記先端縁1a”に沿って矢印方向に移行させながらカットしていくことができ、上記先端縁1a”がカットテープ10のカット方向のガイド機能を発揮し得て、当該開封用単片9を上記先端縁1a”に沿って直線的にかつ円滑にカットしていくことができる。そして、上記開封用単片9を完全に分割したら、折り曲げた状態の上記閉鎖用フラップ1aを上記被開封基材9の上半部9A共々開いて、開口部2を露出させ、その後上記内装筒状体3のヒートシール部4を手で開けば、当該筒状体3の内容物を取り出すことができる。
尚、上記開封用単片9の上半部9Aを易剥離性の糊S2で貼着した場合は、上記開封用単片9を分離した後、開封用単片9の上半部9Aを上記紙袋1の表面1cから引き剥がしてから、上記閉鎖用フラップ1aを開けば良い。
また、内装筒状体3のみを外装筒状体5,6,7とは分離して取り出すこともでき、この場合、開封時に異物が該筒状体3内に混入する危険性を少なくすることができる。
内容物の取り出し後は、内装筒状体3の上記スポット状貼着部3bを剥がして、該内装筒状体3のみを上記第1の筒状体5から取り外して、リサイクル可能な他の紙製部分とは区別して例えば不燃ごみ等として廃棄処理することができる。また、上記内装筒状体3以外の紙製部分はリサイクル利用することができる。
以上のように、本発明によれば、閉鎖用フラップ1aにカットテープ10を設ける必要がないため、該フラップ1aを複層構造にする等して閉鎖用フラップを補強する等の補強対策を容易に行うことができ、これにより閉鎖強度の高い紙袋を実現することができる。
また、複層構造のガゼット紙袋1において開口部2がステップカットSTとなっているため、閉鎖用フラップ1aを折り曲げた状態における折り曲げ方向とは逆方向への反発力を低くすることができる。従って、開口部2の上記フラップ1aを容易に折り曲げることができると共に、閉鎖時の閉鎖用フラップ1aの接着部に剥離方向の強い力が作用することを防止して、開口部の閉鎖強度を高めることができ、開口部(例えば閉鎖用フラップ1a等)の破断等の事故を防止し得る。
また、閉鎖用フラップ1aの両側に2重の折り返し部1d,1d ’が形成されているため、当該閉鎖用フラップ1aが補強され、これにより閉鎖強度を高くすることができる。
また、ガゼット紙袋1の表面1cに接着された開封用単片9に閉鎖用フラップ1aの先端面を貼着する構成であるから、閉鎖部の強度を高めると共に、開封用単片9のカットテープ10により、開封用の用具を何ら使用することなく、容易に開封することができる紙袋の開封構造を実現することができる。
また、開封用単片9の上半部9Aを易剥離性の糊S2で上記ガゼット袋表面1cに貼着することにより、閉鎖強度をより高めることができる。
また、カットテープ10のカット方向を閉鎖用フラップ1aの先端縁1a”でガイドすることができるため、直線的かつ円滑に綺麗に開封することができる。
上述のように、本発明にれば、閉鎖時の強度が高く、破断等の事故をも防止し得て、同時に閉鎖作業及び開封作業の極めて容易な紙袋の開口部構造を実現することができるものである。
尚、上記第1乃至第3の外装筒状体5,6,7を構成する材質は、上記実施形態ではクラフト紙としたが、当該紙に限定されず、その他、和紙、印刷用紙、包装用紙等の各種の紙により構成することができる。
また、上記開封用単片9の材質もクラフト紙としたが、上記外装筒状体と同様の各種の紙の他、ダンボール原紙等の板紙を使用しても良い。
また、上記カットテープ10の材質は合成樹脂製が考えられるが、リサイクル性、処分性を考慮すると、クラフト紙のような紙製であることが好ましい。
本発明に係る紙袋の開封構造を示す斜視図である。 同上開封構造を示す斜視図である。 同上開封構造を有する紙袋の側面断面図であり、(a)は同上紙袋の閉鎖前の状態を示す図、(b)は同上紙袋の閉鎖時を示す図、(c)は同上紙袋を開口した状態を示す図である。 同上紙袋に使用する開封用単片の背面図である。 同上開封構造を有する紙袋の閉鎖状態を示す一部省略断面図である。 同上紙袋の正面図である。 同上紙袋を閉鎖した状態を示す斜視図である。 同上開封構造を示す拡大側面断面図である。
符号の説明
1 ガゼット紙袋
1a,6b,7b 閉鎖用フラップ
1a” 先端縁
1c 表面
3 内装筒状体
3a,5a〜7a 開口端
4 ヒートシール部
5〜7 第1乃至第3の外装筒状体
9 開封用単片
9A 上半部
9B 下半部
9a 裏面
9b 表面
10 カットテープ
S1 接着剤
S2 易剥離性糊
X,X ’ 折曲位置

Claims (7)

  1. 最内部に位置する内装筒状体と、該内装筒状体を包囲する複層の外装筒状体とから構成され、これら筒状体の両端の開口端を折り曲げることにより該開口端を閉鎖する構成の紙袋の開口部構造であって、
    該紙袋の上記開口端に閉鎖用フラップを形成し、
    かつ長手方向幅が当該袋の幅と略同一幅に形成されると共に、裏面側に長手方向に沿ってカットテープを貼着した開封用単片を設け、該開封用単片の長手方向が上記開口端に沿うように当該開封用単片の裏面側を上記紙袋の最外部表面に貼着し、
    上記内装筒状体の開口端をシールすると共に、該内装筒状体の当該シール部より下位の折曲位置で上記紙袋を上記閉鎖用フラップ共々上記最外部表面側に折り曲げて、上記フラップ先端面を上記開封用単片表面側における上記カットテープ位置よりも上記開口端側の範囲に貼着して当該紙袋を閉鎖し得るように構成し、
    上記開封用単片は、上記カットテープにより上半部と下半部に区画されており、該開封用単片の上記上半部側表面に上記閉鎖用フラップ先端面が貼着される構成とし、
    かつ上記開封用単片はその下半部側裏面のみが上記紙袋の最外部表面に貼着されているものであることを特徴とする紙袋の開口部構造。
  2. 最内部に位置する内装筒状体と、該内装筒状体を包囲する複層の外装筒状体とから構成され、これら筒状体の両端の開口端を折り曲げることにより該開口端を閉鎖する構成の紙袋の開口部構造であって、
    該紙袋の上記開口端に少なくとも最外部の外装筒状体と一体の閉鎖用フラップを形成し、
    複層の上記外装筒状体の上記開口端を階段状にカットし、
    かつ長手方向幅が当該袋の幅と略同一幅に形成されると共に、裏面側に長手方向に沿ってカットテープを貼着した開封用単片を設け、該開封用単片の長手方向が上記開口端に沿うように当該開封用単片の裏面側を上記紙袋の最外部表面に貼着し、
    上記内装筒状体の開口端をシールすると共に、該内装筒状体の当該シール部より下位の折曲位置で上記紙袋を上記閉鎖用フラップ共々上記最外部表面側に折り曲げて、上記フラップ先端面を上記開封用単片表面側における上記カットテープ位置よりも上記開口端側の範囲に貼着して当該紙袋を閉鎖し得るように構成し、
    上記開封用単片は、上記カットテープにより上半部と下半部に区画されており、該開封用単片の上記上半部側表面に上記閉鎖用フラップ先端面が貼着される構成とし、
    かつ上記開封用単片はその下半部側裏面のみが上記紙袋の最外部表面に貼着されているものであることを特徴とする紙袋の開口部構造。
  3. 上記開口端の折曲位置は、上記階段状にカットされた開口端の内、紙袋の中央部寄りの開口端近傍位置であることを特徴とする請求項2記載の紙袋の開口部構造。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の紙袋の開口部構造において、
    上記開封用単片の上半部側裏面を易剥離性糊により上記最外部表面に貼着したものであることを特徴とする紙袋の開口部構造。
  5. 閉鎖状態における上記閉鎖用フラップの先端縁が上記開封用単片のカットテープに平行に近接しているものであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の紙袋の開口部構造。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の紙袋の開口部構造を当該紙袋の上下開口端に上下対称構造となるように形成し、
    上記両閉鎖用フラップを上記折曲位置にて各々反対方向に折り曲げて両開口端を閉鎖し得るように構成したものであることを特徴とする紙袋の開口部構造。
  7. 上記紙袋はガゼット紙袋であることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の紙袋の開口部構造。

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