JP3853314B2 - 油圧式作業機械 - Google Patents
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Description
前記車体側には、少なくとも1つの油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出された圧油を制御する複数の流量制御切換弁と、少なくとも1つの他の油圧ポンプと、前記他の油圧ポンプから吐出された圧油が導かれる吐出管路とを設け、
前記フロント装置側には、前記複数のフロント部材をそれぞれ駆動する複数の油圧シリンダと、前記流量制御切換弁と対応する油圧シリンダのボトム側及びロッド側のうちいずれか一方とをそれぞれ接続する複数の第1接続管路と、一方側が前記他のポンプの吐出管路に接続された第2接続管路と、前記第2接続管路の他方側に設けた複数の分岐点と、一方側が前記分岐点の1つにそれぞれ接続されると共に、反対側が前記複数の第1接続管路のうち少なくとも前記油圧シリンダのボトム側に接続されるものの1つにそれぞれ接続された複数の第1管路と、前記複数のフロント部材の1つにそれぞれ設置されるとともに前記分岐点よりも前記対応する油圧シリンダのボトム側に位置するように前記複数の第1管路にそれぞれ設けられ、前記他の油圧ポンプから前記対応する油圧シリンダのボトム側へ向かう圧油の流れを制御する複数の第1流量制御手段とを設け、
前記フロント装置側で、前記他の油圧ポンプからの圧油を共通の供給管路である第2接続管を介して複数の油圧シリンダのボトム側に導くよう構成したことを特徴とする油圧式作業機械が提供される。
例えば、フロント装置側で、共通の供給管路である第2接続管路のブームシリンダ近い位置からブームシリンダのボトム側への第1管路を分岐させ、さらに先へ進んで第2接続管路のアームシリンダに近い位置からアームシリンダのボトム側への第1管路を分岐させ、さらに先へ進んで第2接続管路のバケットシリンに近い位置からバケットシリンダのボトム側への第1管路を分岐させることとすれば、圧力損失を考える上で特に問題となる各油圧シリンダボトム側までの高圧ラインの管路数が、フロント装置側の大部分において従来構造を応用した場合よりも減少する。具体的には、高圧ラインの数は、フロント装置側のうちブームシリンダへの第1管路の分岐点より手前では、ブームシリンダボトム側への第1接続管路1本、アーアームシリンダボトム側への第1接続管路1本、バケットシリンダボトム側への第1接続管路1本、及び第2接続管路1本の合計4本であり、フロント装置側のうちブームシリンダを超えてアームシリンダへの第1管路の分岐点より手前では、アームシリンダボトム側への第1接続管路1本、バケットシリンダボトム側への第1接続管路1本、及び第2接続管路1本の合計3本であり、ここまでは各油圧シリンダボトム側への高圧ライン管路数をいずれも減少させることができる。よって、その分高圧ライン全体のホース数(あるいは鋼管数)を減らしその延長を短くすることができるので、高圧ライン全体の圧力損失を低減することができる。なお、フロント装置側のうちアームシリンダを超えてバケットシリンダへの第1管路の分岐点より手前では、バケットシリンダボトム側への第1接続管路1本と第2接続管路の合計2本となり、従来と同一本数であるが、従来より本数が増加することはないので圧力損失が増加することはない。
また上記目的を達成するために、本発明によれば、作業機本体である車体、及びこの作業機本体に上下方向に回動可能に連結された複数のフロント部材から構成されるフロント装置を備えた油圧式作業機において、前記車体側には、少なくとも1つの油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出された圧油を制御する複数の流量制御切換弁と、少なくとも1つの他の油圧ポンプと、前記他の油圧ポンプから吐出された圧油が導かれる吐出管路と、油圧タンクと、圧油を前記油圧タンクへと導くタンク管路とを設け、前記フロント装置側には、前記複数のフロント部材をそれぞれ駆動する複数の油圧シリンダと、前記流量制御切換弁と対応する油圧シリンダのボトム側及びロッド側のうちいずれか一方とをそれぞれ接続する複数の第1接続管路と、一方側が前記吐出管路に接続された第2接続管路と、前記第2接続管路の他方側に設けた複数の分岐点と、一方側が前記分岐点の1つにそれぞれ接続されるとともに、反対側が前記複数の第1接続管路のうち少なくとも前記油圧シリンダのボトム側に接続されるものの1つにそれぞれ接続された複数の第1管路と、前記複数のフロント部材の1つにそれぞれ設置されるとともに前記分岐点よりも前記対応する油圧シリンダ側のボトム側に位置するように前記複数の第1管路にそれぞれ設けられ、前記他の油圧ポンプから前記油圧シリンダへ向かう圧油の流れを所望の絞り量に制御する可変絞りを介し許容するとともに、前記油圧シリンダから前記他の油圧ポンプへ向かう圧油の流れを遮断する複数の第1流量制御手段と、一方側が前記タンク管路に接続された第3接続管路と、前記第3接続管路の他方側に設けた複数の分岐点と、一方側が前記分岐点の1つにそれぞれ接続されるとともに、反対側が前記複数の第3接続管路のうち少なくとも前記油圧シリンダのボトム側に接続されるものの1つにそれぞれ接続された複数の第2管路と、前記複数のフロント部材の1つにそれぞれ設置されるとともに前記分岐点よりも前記対応する油圧シリンダのボトム側に位置するように前記複数の第2管路にそれぞれ設けられ、前記油圧シリンダから前記第3接続管路へ向かう圧油の流れを所望の絞り量に制御する可変絞りを介し許容するとともに、前記第3接続管路から前記油圧シリンダへ向かう圧油の流れを遮断する複数の第2流量制御手段とを設け、前記フロント装置側で、前記他の油圧ポンプからの圧油を共通の供給管路である第2接続管を介して複数の油圧シリンダのボトム側に導くとともに前記複数の油圧シリンダのボトム側からの圧油を共通の排出管路である第3接続管を介して前記油圧タンクへ導くよう構成したことを特徴とする油圧式作業機械が提供される。
ブーム用油圧シリンダ5a,5bのボトム側と、第1及び第2ブーム用コントロールバルブ10c,10dとは第1接続管路としての主管路105で接続されており、ブーム用油圧シリンダ5a,5bのロッド側と、第1及び第2ブーム用コントロールバルブ10c,10dとは第1接続管路としての主管路115で接続されている。また、アーム用油圧シリンダ6のボトム側と、第1及び第2アーム用コントロールバルブ10b,10eとは第1接続管路としての主管路116で接続されており、アーム用油圧シリンダ6のロッド側と、第1及び第2アーム用コントロールバルブ10b,10eとは第1接続管路としての主管路106で接続されている。さらに、バケット用油圧シリンダ7のボトム側とバケット用コントロールバルブ10aとは第1接続管路としての主管路107で接続されており、バケット用油圧シリンダ7のロッド側と、第1バケット用コントロールバルブ10aとは第1接続管路としての主管路117で接続されている。また、旋回用油圧モータ8と旋回用コントロールバルブ10fとは第1接続管路としての主管路108,118で接続されている。
なお、第1〜第4油圧ポンプ1a,1b,3a,3b、コントロールバルブグループ10、吐出管路102、タンク管路103、管路104、及びバイパス弁21、リリーフ弁22等は、図1に示すように車体13に設けられており、油圧シリンダ5a,5b,6,7、供給管路100、排出管路101、分岐管路150A〜F及び151A〜F等は図1に示すようにフロント装置14に設けられている。また、上記構成のうち、第3及び第4ポンプ3a,3bは、第1及び第2油圧ポンプ1a,1bとは別に車体13に設けられた他の油圧ポンプを構成する。
ROM37には、操作レバー32,33の操作信号に応じてコントロールバルブ10a〜10fを制御する一般的な制御プログラムのほか、本発明に従って後述する図4及び図5に示すような、流量制御弁15〜20,65〜70及びバイパス弁21を制御する制御プログラムが格納されている。
次に、このように構成された油圧駆動装置を備えた本実施形態の油圧ショベルの動作を図4及び図5に示すフローチャートを参照して説明する。
図2に示すような油圧ショベルにおいては、フロント装置14を構成するブーム75、アーム76及びバケット77は、それぞれの油圧シリンダ5〜7の伸長動作に対応するブーム上げ、アームクラウド、及びバケットクラウドの各動作が、一般的に要求流量が大きくまた負荷も大きくなる方向の動作である。このようなことから、演算器131においては、操作レバー32,33から出力されるフロント装置14用の操作信号については、ブーム上げの操作信号、アームクラウドの操作信号、バケットクラウドの操作信号とその他の操作信号、即ちフロント用油圧シリンダ5〜7の伸長動作を指示する操作信号とその他の操作信号とに分けて処理される。
即ち、まず、操作レバー32,33が操作されると、その操作信号がブーム上げの操作信号(操作信号(1)と略記する)、アームクラウドの操作信号(以下操作操作(2)と略記する)、バケットクラウドの操作信号(以下操作信号(3)と略記する)の各操作信号の1つであるかどうか、またはブーム下げの操作信号(操作信号(4)と略記する)、アームダンプの操作信号(以下操作操作(5)と略記する)、バケットダンプの操作信号(以下操作信号(6)と略記する)の各操作信号の1つであるかどうかが判断される(ステップS1)。
次に、操作信号が上記操作信号(1)(2)(3)(4)(5)(6)のうち2つ以上である場合には、それら操作信号が2つであるかどうかが判断され(ステップS8)、2つである場合は、それらが操作信号(1)(2)(3)(4)(5)(6)のいずれの組み合わせであるかによって異なった処理が行われる。
すなわち、操作信号(1)(2)のときは、まずそれぞれの操作信号(1)(2)が示す操作量の差が一定値以上であるかどうかが判断され(ステップS9)、一定値未満の場合には、バイパス弁21を閉じるとともに、流量制御弁15,66及び17,68を、それらの開度がそれぞれ操作信号(1)(2)の操作量に比例した開度となるよう比例制御し、他の流量制御弁は閉じる(ステップS10)。これにより、ブーム用油圧シリンダ5a,5b及びアーム用油圧シリンダ6のボトム側には第3及び第4油圧ポンプ3a,3bの吐出油が操作信号(1)(2)の操作量の比に応じて配分された流量で合流して供給されるとともに、ブーム用油圧シリンダ5a,5b及びアーム用油圧シリンダ6のロッド側からの戻り油も操作信号(1)(2)の操作量の比に応じて配分された流量で分岐して排出される。よって、操作信号(1)(2)が示す操作量の比に適合したブーム上げとアームクラウドの複合操作を、第3及び第4油圧ポンプ3a,3bの吐出油をも利用して行なうことができる。
操作信号(1)(2)の操作量の差が一定値以上で操作信号(1)が(2)より大きい場合は、バイパス弁21を閉じるとともに流量制御弁15,66が開かれ、他の流量制御弁は閉じられる(ステップS11)。これにより第3及び第4油圧ポンプ3a,3bの吐出油がブーム用油圧シリンダ5a,5bのみのボトム側に合流して供給されるとともに、ブーム用油圧シリンダ5a,5bのみのロッド側からの戻り油が分岐して油圧タンク2に排出される。このようにする理由は次のようである。
また、操作信号(1)(3)または(2)(3)のときは、バイパス弁21が閉じられるとともに、流量制御弁15,19,66,70または17,19,68,70が、それらの開度がそれぞれ操作信号(1)(3)または(2)(3)の操作量に比例した開度となるよう比例制御され、他の流量制御弁は閉じられる(ステップS12またはS13)。これにより、ブーム用油圧シリンダ5及びバケット用油圧シリンダ7またはアーム用油圧シリンダ6及びバケット用油圧シリンダ7のボトム側には、第3及び第4の油圧ポンプ3の吐出油が操作信号(1)(3)または(2)(3)の操作量の比に応じて配分された流量で合流して供給されるとともに、ブーム用油圧シリンダ5及びバケット用油圧シリンダ7又はアーム用油圧シリンダ6及びバケット用油圧シリンダ7のロッド側からの戻り油も操作信号(1)(3)又は(2)(3)の操作量の比に応じて配分された流量で分岐して排出される。したがって、操作信号(1)(3)または(2)(3)が示す操作量の比に適合したブーム上げとバケットクラウドまたはアームクラウドとバケットクラウドの複合操作を、第3及び第4の油圧ポンプ3a,3bの吐出油をも利用して行うことができる。
ここで、特に操作信号(2)(3)の複合操作は、アームクラウドとバケットクラウドによる軽掘削を行うときであり、この作業においては負荷の変動にかかわらずバケットクラウドを確実に行うことが望まれる。本実施形態によれば、バケット用油圧シリンダ7の負荷圧力がアーム用油圧シリンダ6の負荷圧力よりも小さなときは、第3及び第4油圧ポンプ3a,3bの吐出油が比例配分されてバケット用油圧シリンダ7にも供給されることにより、軽掘削作業の高速化が可能となり、バケット用油圧シリンダ7の負荷圧力の方が大きいときでも、第3及び第4油圧ポンプ3a,3bの圧油が確実にこの油圧シリンダ7に供給されるので、油圧シリンダ7が動かなくなるという事態を避けることができる。
次に、操作信号(1)(5)または(1)(6)のときは、バイパス弁21が閉じられるとともに、流量制御弁15,18,66,67または15,20,66,69が開けられ、他の流量制御弁は閉じられる(ステップS14 ,S15)。これにより、ブーム用油圧シリンダ5a,5bのボトム側には第3及び第4油圧ポンプ3a,3bの吐出油が合流して供給されるとともにブーム用油圧シリンダ5a,5bのロッド側からの戻り油は分岐して油圧タンク2に排出される。そして、アーム用油圧シリンダ6又はバケット用油圧シリンダ7のロッド側には第3及び第4油圧ポンプ3a,3bの吐出油が合流して供給されるとともにアーム用油圧シリンダ6又はバケット用油圧シリンダ7のボトム側からの戻り油がコントロールバルブ10b,10e又は10aのみならず排出管路101及びタンク管路103を介しても油圧タンク2に排出される。よって、ブーム上げとアームダンプ又はバケットダンプの複合動作を圧力損失の少ない高効率かつ高速で行うことができる。
以下同様に、操作信号(2)(4)または(2)(6)のときは、バイパス弁21が閉じられるとともに、流量制御弁16,17,65,68または17,20,68,69が開けられ、他の流量制御弁は閉じられる(ステップS16 ,S17)。操作信号(3)(4)または(3)(5)のときは、バイパス弁21が閉じられるとともに、流量制御弁16,19,65,70または18,19,67、70が開けられ、他の流量制御弁は閉じられる(ステップS18 ,S19)。これにより、対応する油圧シリンダのボトム側又はロッド側には第3及び第4油圧ポンプ3a,3bの吐出油が合流して供給され、ロッド側又はボトム側からの戻り油が対応するコントロールバルブ10のみならず排出管路101及びタンク管路103を介しても油圧タンク2に排出されるので、意図する複合動作を圧力損失を少なく高効率かつ高速で行うことができる。
また、操作信号(4)(5)または(4)(6)のときは、バイパス弁21が閉じられるとともに、流量制御弁16,18,65,67または16,20,65,69が、それらの開度がそれぞれ操作信号(4)(5)または(4)(6)の操作量に比例した開度となるよう比例制御され、他の流量制御弁は閉じられる(ステップS20 ,S21)。これにより、ブーム用油圧シリンダ5a,5b、及びアーム用油圧シリンダ6又はバケット用油圧シリンダ7のロッド側には、第3及び第4油圧ポンプ3a,3bの吐出油が操作信号(4)(5)または(4)(6)の操作量の比に応じて配分された流量で合流して供給される。そしてまた、ブーム用油圧シリンダ5a,5b、及びアーム用油圧シリンダ6又はバケット用油圧シリンダ7のボトム側からの戻り油はコントロールバルブ10c,10d、及び10b,10e又は10aを介し油圧タンク2に排出されるとともに、(4)(5)又は(4)(6)の操作量の比に応じて配分された流量で排出管路101及びタンク管路103を介し油圧タンク2に排出される。よって、ブーム下げとアームダンプ又はバケットダンプの複合動作を圧力損失の少ない高効率かつ高速で行うことができる。
同様に、操作信号(5)(6)のときは、バイパス弁21が閉じられるとともに、流量制御弁18,20,67,69がそれらの開度がそれぞれ操作信号(5)(6)の操作量に比例した開度となるよう比例制御され、他の流量制御弁は閉じられる(ステップS22)。これにより、アーム用油圧シリンダ6及びバケット用油圧シリンダ7のロッド側には、第3及び第4油圧ポンプ3a,3bの吐出油が操作信号(5)(6)の操作量の比に応じて配分された流量で合流して供給される。そしてまた、アーム用油圧シリンダ6及びバケット用油圧シリンダ7のボトム側からの戻り油はコントロールバルブ10b,10e及び10aを介し油圧タンク2に排出されるとともに、(5)(6)の操作量の比に応じて配分された流量で排出管路101及びタンク管路103を介しても油圧タンク2に排出され、アームダンプとバケットダンプとの複合動作を圧力損失の少ない高効率かつ高速で行うことができる。
操作信号が上記操作信号(1)(2)(3)(4)(5)(6)のうち3つである場合には、それらが操作信号(1)(2)(3)(4)(5)(6)のいずれの組み合わせであるかによって異なった処理が行われる。
また操作信号(1)(2)(6)のときは、バイパス弁21が閉じられるとともに、流量制御弁15,17,20,66,68,69が開かれ、他の流量制御弁が閉じられる(ステップS24)。これにより、ブーム用油圧シリンダ5a,5b及びアーム用油圧シリンダ6のボトム側には第3及び第4油圧ポンプ3a,3bの吐出油が合流して供給されるとともに、ブーム用油圧シリンダ5a,5b及びアーム用油圧シリンダ6のロッド側からの戻り油は、主管路115,106と分岐管路151B,151D及び排出管路101に分岐して油圧タンクに排出される。そしてまた、バケット用油圧シリンダ7のロッド側には第3及び第4油圧ポンプ3a,3bの吐出油が合流して供給されるとともに、バケット用油圧シリンダ7のボトム側からの戻り油はコントロールバルブ10aのみならず排出管路101及びタンク管路103を介しても油圧タンク2に排出される。よって、ブーム上げ、アームクラウド、及びバケットダンプの複合動作を圧力損失の少ない高効率かつ高速で行うことができる。
上記と同様に、操作信号(1)(3)(5)のときは、バイパス弁21が閉じられるとともに、流量制御弁15,18,19,66,67,70が開かれ、他の流量制御弁が閉じられる(ステップS25)。また操作信号(1)(5)(6)のときは、バイパス弁21が閉じられるとともに、流量制御弁15,18,20,66,67,69が開かれ、他の流量制御弁が閉じられる(ステップS26)。また操作信号(2)(3)(4)のときは、バイパス弁21が閉じられるとともに、流量制御弁16,17,19,65,68,70が開けられ、他の流量制御弁は閉じられる(ステップS27)。また操作信号(2)(4)(6)のときは、バイパス弁21が閉じられるとともに、流量制御弁16,17,20,65,68,69が開けられ、他の流量制御弁は閉じられる(ステップS28)。また操作信号(3)(4)(5)のときは、バイパス弁21が閉じられるとともに、流量制御弁16,18,19,65,67,70が開けられ、他の流量制御弁は閉じられる(ステップS29)。また操作信号(4)(5)(6)のときは、バイパス弁21が閉じられるとともに、流量制御弁16,18,20,65,67,69が開けられ、他の流量制御弁は閉じられる(ステップS30)。
以上のように、本実施形態においては、流量制御弁15〜20,65〜70及びバイパス弁21の開閉制御により、各種複合動作を圧力損失の少ない高効率かつ高速で行うことができるが、本実施形態の最も大きな特徴は、超大型機におけるホース数や鋼管等で構成する油圧回路の総延長を減らし全体の圧力損失を低減することにある。この主たる作用効果を、以下詳細に説明する。
すなわち、本実施形態の油圧ショベルにおいては、各油圧シリンダの伸び方向動作時には、油圧ポンプ1a,1bから吐出された圧油は、コントロールバルブグループ10を介して対応する主管路105,116,107に供給される。一方このとき、油圧ポンプ3a,3bから吐出された圧油も、吐出管路102、供給管路100、および分岐管路150A,C,Eを介し、かつその流量を、バイパス弁21及び分岐管路150A,C,Eの流量制御弁15,17,19で適宜調整されて、コントロールバルブグループ10を介すことなく、主管路105,116,107に供給される。そして、これら主管路105,116,107に供給された圧油は、対応する油圧シリンダ5a,5b,6,7のボトム側に導かれてそれらを駆動し、フロント部材75,76,77をそれぞれ動作させる。一方このとき、これら油圧シリンダ5a,5b,6,7のロッド側の戻り油が、主管路115,106,117からコントロールバルブグループ10を介して油圧タンク2に排出されるのに加え、分岐管路151B,D,F及び排出管路101を介し、かつその流量を、分岐管路151B,D,Fの流量制御弁66,68,70で適宜調整されて、コントロールバルブグループ10を介すことなく、油圧タンク2に排出される。
具体的には、排出管路101は低圧管路となることから、フロント装置14のうちブームシリンダ5a,5b近傍より手前の領域(図1中において概念的にAで示す)での高圧ラインとなる管路数は、ブームシリンダ5a,5bのボトム側・ロッド側への主管路105,115が2本、アームシリンダ6のボトム側・ロッド側への主管路116,106が2本、バケットシリンダ7のボトム側・ロッド側への主管路107,117が2本、及び供給管路100が1本の合計7本をはい回すだけで足り、フロント装置14のうちブームシリンダ5a,5b近傍を超えてアームシリンダ6近傍より手前の領域(図1中において概念的にBで示す)では、アームシリンダ6のボトム側・ロッド側への主管路116,106が2本、バケットシリンダ7ボトム側・ロッド側への主管路107,117が2本、及び供給管路100が1本の合計5本をはい回すだけで足り、フロント装置14のうちアームシリンダ6近傍を超えてバケットシリンダ7近傍より手前の領域(図1中において概念的にCで示す)では、バケットシリンダ7ボトム側・ロッド側への主管路107,117が2本、及び供給管路100が1本の合計3本をはい回すだけで足りる。
なお、上記実施形態においては、一方側が各油圧シリンダ5a,5b,6,7のロッド側に接続される主管路115,106,117に接続される、分岐管路150B,D,F及び151B,D,Fを設け、さらにこれら分岐管路に、流量制御弁65,66,67,68,69,70を設けたが、これらは必ずしも設ける必要がない。すなわち、一般に油圧シリンダは、ボトム側とロッド側には2倍の容量差があることから、超大流量化が図られる超大型機にあっても、ロッド側についてはボトム側に比しそれほど大流量を必要としない場合が多い。このような場合には、ロッド側はコントロールバルブグループ10を介した圧油供給・排出としても足りる。また、所望の油圧シリンダのみのロッド側にのみ第3及び第4油圧ポンプの圧油を合流するようにしてもよい。さらに、各油圧シリンダのロッド側には分岐管路151B,151D,151Fと対応する流量制御弁66,68,70のみを設け、各油圧シリンダを伸長動作させたときにロッド側からの戻り油をコントロールバルブ10及び排出管路を介してタンクに戻すことによって戻り油の圧力損失を低減するようにしてもよい。その他種々の組み合わせが可能である。
1b 第2ポンプ
3a 第3ポンプ(他の油圧ポンプ)
3b 第4ポンプ(他の油圧ポンプ)
5a,b 油圧シリンダ
6,7 油圧シリンダ
10a〜f コントロールバルブ(流量制御切換弁)
13 車体(作業機本体)
14 フロント装置
15,17,19 流量制御弁(第1流量制御手段)
16,18,20 流量制御弁(第2流量制御手段)
21 バイパス弁
65,67,69 流量制御弁(第1流量制御手段)
66,68,70 流量制御弁(第2流量制御手段)
75 ブーム
76 アーム
77 バケット
100 供給管路(第2接続管路)
101 排出管路(第3接続管路)
103 タンク管路
105 主管路(第1接続管路)
106 主管路(第1接続管路)
107 主管路(第1接続管路)
115 主管路(第1接続管路)
116 主管路(第1接続管路)
117 主管路(第1接続管路)
131 演算器
150A〜F 分岐管路(第1管路)
151A〜F 分岐管路(第2管路)
Claims (3)
- 作業機本体である車体、及びこの作業機本体に上下方向に回動可能に連結された複数のフロント部材から構成されるフロント装置を備えた油圧式作業機において、
前記車体側には、少なくとも1つの油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出された圧油を制御する複数の流量制御切換弁と、少なくとも1つの他の油圧ポンプと、前記他の油圧ポンプから吐出された圧油が導かれる吐出管路とを設け、
前記フロント装置側には、前記複数のフロント部材をそれぞれ駆動する複数の油圧シリンダと、前記流量制御切換弁と対応する油圧シリンダのボトム側及びロッド側のうちいずれか一方とをそれぞれ接続する複数の第1接続管路と、一方側が前記他のポンプの吐出管路に接続された第2接続管路と、前記第2接続管路の他方側に設けた複数の分岐点と、一方側が前記分岐点の1つにそれぞれ接続されると共に、反対側が前記複数の第1接続管路のうち少なくとも前記油圧シリンダのボトム側に接続されるものの1つにそれぞれ接続された複数の第1管路と、前記複数のフロント部材の1つにそれぞれ設置されるとともに前記分岐点よりも前記対応する油圧シリンダのボトム側に位置するように前記複数の第1管路にそれぞれ設けられ、前記他の油圧ポンプから前記対応する油圧シリンダのボトム側へ向かう圧油の流れを制御する複数の第1流量制御手段とを設け、
前記フロント装置側で、前記他の油圧ポンプからの圧油を共通の供給管路である第2接続管を介して複数の油圧シリンダのボトム側に導くよう構成したことを特徴とする油圧式作業機械。 - 請求項1記載の油圧式作業機械において、
前記車体側には、油圧タンクと、圧油を前記油圧タンクへと導くタンク管路とを設け、
前記フロント装置側には、一方側が前記タンク管路に接続された第3接続管路と、前記第3接続管路の他方側に設けた複数の分岐点と、一方側が前記分岐点の1つにそれぞれ接続されるとともに、反対側が前記複数の第3接続管路のうち少なくとも前記油圧シリンダのボトム側に接続されるものの1つにそれぞれ接続された複数の第2管路と、
前記複数のフロント部材の1つにそれぞれ設置されるとともに前記分岐点よりも前記対応する油圧シリンダのボトム側に位置するように前記複数の第2管路にそれぞれ設けられ、前記対応する油圧シリンダから前記第3接続管路へ向かう圧油の流れを制御する複数の第2流量制御手段とを設け、
前記フロント装置側で、前記複数の油圧シリンダのボトム側からの圧油を共通の排出管路である第3接続管を介して前油圧記タンクへ導くよう構成したことを特徴とする油圧式作業機械。 - 作業機本体である車体、及びこの作業機本体に上下方向に回動可能に連結された複数のフロント部材から構成されるフロント装置を備えた油圧式作業機において、
前記車体側には、少なくとも1つの油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出された圧油を制御する複数の流量制御切換弁と、少なくとも1つの他の油圧ポンプと、前記他の油圧ポンプから吐出された圧油が導かれる吐出管路と、油圧タンクと、圧油を前記油圧タンクへと導くタンク管路とを設け、
前記フロント装置側には、前記複数のフロント部材をそれぞれ駆動する複数の油圧シリンダと、前記流量制御切換弁と対応する油圧シリンダのボトム側及びロッド側のうちいずれか一方とをそれぞれ接続する複数の第1接続管路と、一方側が前記吐出管路に接続された第2接続管路と、前記第2接続管路の他方側に設けた複数の分岐点と、一方側が前記分岐点の1つにそれぞれ接続されるとともに、反対側が前記複数の第1接続管路のうち少なくとも前記油圧シリンダのボトム側に接続されるものの1つにそれぞれ接続された複数の第1管路と、前記複数のフロント部材の1つにそれぞれ設置されるとともに前記分岐点よりも前記対応する油圧シリンダ側のボトム側に位置するように前記複数の第1管路にそれぞれ設けられ、前記他の油圧ポンプから前記油圧シリンダへ向かう圧油の流れを所望の絞り量に制御する可変絞りを介し許容するとともに、前記油圧シリンダから前記他の油圧ポンプへ向かう圧油の流れを遮断する複数の第1流量制御手段と、一方側が前記タンク管路に接続された第3接続管路と、前記第3接続管路の他方側に設けた複数の分岐点と、一方側が前記分岐点の1つにそれぞれ接続されるとともに、反対側が前記複数の第3接続管路のうち少なくとも前記油圧シリンダのボトム側に接続されるものの1つにそれぞれ接続された複数の第2管路と、前記複数のフロント部材の1つにそれぞれ設置されるとともに前記分岐点よりも前記対応する油圧シリンダのボトム側に位置するように前記複数の第2管路にそれぞれ設けられ、前記油圧シリンダから前記第3接続管路へ向かう圧油の流れを所望の絞り量に制御する可変絞りを介し許容するとともに、前記第3接続管路から前記油圧シリンダへ向かう圧油の流れを遮断する複数の第2流量制御手段とを設け、
前記フロント装置側で、前記他の油圧ポンプからの圧油を共通の供給管路である第2接続管を介して複数の油圧シリンダのボトム側に導くとともに前記複数の油圧シリンダのボトム側からの圧油を共通の排出管路である第3接続管を介して前記油圧タンクへ導くよう構成したことを特徴とする油圧式作業機械。
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| JP2003296160A JP3853314B2 (ja) | 2003-08-20 | 2003-08-20 | 油圧式作業機械 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2003296160A JP3853314B2 (ja) | 2003-08-20 | 2003-08-20 | 油圧式作業機械 |
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