JP3853571B2 - 追尾処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、時間遅延積分を行いながら目標を捜索し追尾する追尾処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の追尾処理装置について図面を参照しながら説明する。図6は、従来の追尾処理装置の構成を示す図である。
【0003】
図6において、1は捜索センサ、2は目標抽出回路、3は新規目標バッファ、4は追尾目標データベース、5はゲート設定回路、6はゲート内判定回路、7はデータ制御スイッチA、8は新規目標登録回路、9は既存目標更新回路である。
【0004】
つぎに、従来の追尾処理装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0005】
捜索センサ1は、捜索する範囲内を左右方向に走査しながら公知である時間遅延積分を行ない、外界映像を画像データに変換する。この画像データは、目標抽出回路2において、目標の抽出処理が行なわれ、目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向に変換される。これらを、以下、信号Aと称す。この信号Aは、新規目標バッファ3に入力され、一時的に保管される。
【0006】
また、追尾目標データベース4は、既に目標として登録されている既存の目標データの追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向を保管し、これらデータを出力する。これらを、以下、信号Bと称す。
【0007】
追尾目標データベース4より出力される信号Bは、ゲート設定回路5により、次回走査における目標の出現予測位置、及びその範囲に変換される。これらを、以下、ゲート情報と称す。
【0008】
新規目標バッファ3からの信号A、及びゲート設定回路5からのゲート情報は、ゲート内判定回路6に入力される。このゲート内判定回路6は、信号Aがゲート内にあるか否かを判定し、その判定結果をデータ制御スイッチA7に出力する。
【0009】
データ制御スイッチA7は、前記判定結果を受けて新規目標バッファ3からの信号Aを、判定結果がゲート外である場合は新規目標登録回路8へ、判定結果がゲート内である場合には既存目標更新回路9へ出力する。
【0010】
新規目標登録回路8は、信号Aを受けて追尾目標データベース4へ記録する新規目標情報を作成し、追尾目標データベース4へ登録する。また、既存目標更新回路9は、信号Bの内容に信号Aの内容を追加更新し、追尾目標データベース4への更新目標情報を作成し、追尾目標データベース4の情報を更新する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の追尾処理装置では、ゲート設定回路5が、追尾目標データベース4からの目標情報の内、前回走査にて新規に得られた目標については、目標の角速度が予測できないため、既存の目標の検出された位置を中心にしたゲートを設定する。そのため、測定対象が高速で移動する物体の場合、前記ゲートの大きさが十分に大きくないと、新規目標バッファ3からの新規目標が既存の目標からの信号であるにも関わらず、前記ゲート内に検出されないため、各々独立に扱われ、現実の状況を正しく反映した観測結果が得られなくなり、かつ不必要に追尾目標が増えるため、処理の負荷が不必要に増大するという問題点があった。
【0012】
また、追尾目標が前記ゲート内に入らない場合であり、かつノイズに起因する誤った目標がゲート内に存在すると、誤った新規目標を既存の目標の更新相手として誤認し、現実の状況を正しく反映した観測結果が得られなくなるという問題点があった。
【0013】
さらに、前記現象を避けるためゲート設定回路5の設定するゲートの大きさを大きく設定すると、ノイズ等の誤データを既存目標に対応させる確率が増加してしまうという問題点があった。
【0014】
この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、高速で移動する物体についても、正しく処理を行なうことができる追尾処理装置を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る追尾処理装置は、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、前記捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて、目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向から構成される第1の信号を算出する目標抽出回路と、既存の追尾目標データの追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向から構成される第2の信号を格納する追尾目標データベースと、前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて、次回走査における目標の出現予測位置、及びその範囲から構成されるゲート情報を生成するゲート設定回路と、前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、前記追尾目標データベースからの第2の信号、及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、前記第2の信号の画面内追尾目標幅をL1、前記第1の信号の画面内目標幅をL2、走査速度をVsとして、目標の走査方向と平行な方向への移動速度VHを、次の式に基づき算出するとともに、VH=(L1−L2)×Vs/(L1+L2)、前記第2の信号の画面内追尾目標位置横方向をH1、追尾目標取得時間をT1、前記第1の信号の画面内目標位置横方向をH2、目標取得時間をT2として、予測と観測位置のずれDhを、次の式に基づき算出し、Dh=|H2−(H1+VH×(T2−T1))|、前記ずれDhが所定の基準値以内である場合は組合わせ正判定を、それ以外の場合は組合わせ否判定を出力する組合わせ信頼性判定回路と、前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、前記第2のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路とを備え、前記第1のデータ制御スイッチは、前記目標抽出回路からの前記第1の信号を、前記ゲート内判定回路の判定結果がゲート外である場合は前記新規目標登録回路へ、前記ゲート内判定回路の判定結果がゲート内である場合には前記組合わせ信頼性判定回路、及び前記第2のデータ制御スイッチへ出力し、前記第2のデータ制御スイッチは、前記組合わせ信頼性判定回路より組合わせ正判定を受けた場合には、前記第1及び第2の信号を前記既存目標更新回路に出力するとともに、前記組合わせ信頼性判定回路より組合わせ否判定を受けた場合には、前記ゲート内判定回路の判定結果を破棄し、前記第1の信号を前記新規目標登録回路に出力するものである。
【0016】
この発明の請求項2に係る追尾処理装置は、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、前記捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて第1の信号を算出する目標抽出回路と、既存の追尾目標データである第2の信号を格納する追尾目標データベースと、前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいてゲート情報を生成するゲート設定回路と、前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、前記追尾目標データベースからの第2の信号及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、両者の画面内の横幅に従い両者を組み合わせることに対する正否判定を行なう組合わせ信頼性判定回路と、前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号、及び前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて横方向の長さの変化から新規目標と追尾目標の組合わせの信頼性を判定する横方向残像解析回路と、前記横方向残像解析回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第3のデータ制御スイッチと、前記第3のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、前記第2又は第3のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路とを備えたものである。
【0017】
この発明の請求項3に係る追尾処理装置は、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、前記捜索センサの走査速度を左右の走査方向毎に変化させる走査速度変更回路と、捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて、目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向から構成される第1の信号を算出する目標抽出回路と、既存の追尾目標の追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向から構成される第2の信号を格納する追尾目標データベースと、前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて、次回走査における目標の出現予測位置、及びその範囲から構成されるゲート情報を生成するゲート設定回路と、前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、前記追尾目標データベースからの第2の信号及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、前記第2の信号の画面内追尾目標高さをh1、前記第1の信号の画面内目標高さをh2、右走査速度をVR、左方向走査速度をVL、遅延時間積分の横方向の長さをRとし、目標の走査方向と垂直な方向への移動速度VVを、次の式に基づき算出するとともに、VV=(h1−h2)×VR×VL/{R×(VL−VR)}、前記第2の信号の画面内追尾目標位置縦方向をV1、追尾目標取得時間をT1、前記第1の信号の画面内目標位置縦方向をV2、目標取得時間をT2として、予測と観測位置のずれDvを、次の式に基づき算出し、Dv=|V2−(V1+VV×(T2−T1))|、前記ずれDvが所定の基準値以内である場合は組合わせ正判定を、それ以外の場合は組合わせ否判定を出力する組合わせ信頼性判定回路と、前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、前記第2のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路とを備え、前記第1のデータ制御スイッチは、前記目標抽出回路からの第1の信号を、前記ゲート内判定回路の判定結果がゲート外である場合は前記新規目標登録回路へ、前記ゲート内判定回路の判定結果がゲート内である場合には前記組合わせ信頼性判定回路、及び前記第2のデータ制御スイッチへ出力し、前記第2のデータ制御スイッチは、前記組合わせ信頼性判定回路より組合わせ正判定を受けた場合には、前記第1及び第2の信号を前記既存目標更新回路に出力するとともに、前記組合わせ信頼性判定回路より組合わせ否判定を受けた場合には、前記ゲート内判定回路の判定結果を破棄し、前記第1の信号を前記新規目標登録回路に出力するものである。
【0018】
この発明の請求項4に係る追尾処理装置は、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、前記捜索センサの走査速度を左右の走査方向毎に変化させる走査速度変更回路と、前記捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて第1の信号を算出する目標抽出回路と、既存の追尾目標データである第2の信号を格納する追尾目標データベースと、前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいてゲート情報を生成するゲート設定回路と、前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、前記追尾目標データベースからの第2の信号及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、両者の画面内の縦高さに従い両者を組み合わせることに対する正否判定を行なう組合わせ信頼性判定回路と、前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号及び前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて縦方向の長さの変化から新規目標と追尾目標の組合わせの信頼性を判定する縦方向残像解析回路と、前記縦方向残像解析回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第3のデータ制御スイッチと、前記第3のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、前記第2又は第3のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路とを備えたものである。
【0019】
この発明の請求項5に係る追尾処理装置は、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、前記捜索センサの走査速度を左右の走査方向毎に変化させる走査速度変更回路と、前記捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて第1の信号を算出する目標抽出回路と、既存の追尾目標データである第2の信号を格納する追尾目標データベースと、前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいてゲート情報を生成するゲート設定回路と、前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、前記追尾目標データベースからの第2の信号及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、両者の画面内の横幅及び縦高さに従い両者を組み合わせることに対する正否判定を行なう組合わせ信頼性判定回路と、前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号及び前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて縦及び横方向の長さの変化から新規目標と追尾目標の組合わせの信頼性を判定する縦横方向残像解析回路と、前記縦横方向残像解析回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第3のデータ制御スイッチと、前記第3のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、前記第2又は第3のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路とを備えたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る追尾処理装置について図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る追尾処理装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0021】
図1において、1は捜索センサ、2は目標抽出回路、3は新規目標バッファ、4は追尾目標データベース、5はゲート設定回路、6はゲート内判定回路、7はデータ制御スイッチA、8は新規目標登録回路、9は既存目標更新回路、10は組合わせ信頼性判定回路(横)、11はデータ制御スイッチBである。
【0022】
つぎに、この実施の形態1に係る追尾処理装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0023】
捜索センサ1は、捜索する範囲内を左右方向に走査しながら公知である時間遅延積分を行ない、外界映像を画像データに変換する。
【0024】
この画像データは、目標抽出回路2において、目標の抽出処理を行なわれ、目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向に変換される。これらを、以下、信号Aと称す。
【0025】
この信号Aは、新規目標バッファ3に入力され、一時的に保管される。
【0026】
また、追尾目標データベース4は、既に目標として登録されている既存の目標データの追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向を保管し、これらデータを出力する。これらを、以下、信号Bと称す。
【0027】
追尾目標データベース4より出力される信号Bは、ゲート設定回路5により、次回走査における目標の出現予測位置、およびその範囲に変換される。これらを、以下、ゲート情報と称す。
【0028】
新規目標バッファ3からの信号A、およびゲート設定回路5からのゲート情報は、ゲート内判定回路6に入力される。このゲート内判定回路6は、信号Aがゲート内にあるか否かを判定し、判定結果をデータ制御スイッチA7に出力する。
【0029】
データ制御スイッチA7は、前記判定結果を受けて新規目標バッファ3からの信号Aを、判定結果がゲート外である場合は新規目標登録回路8へ、判定結果がゲート内である場合には組合わせ信頼性判定回路(横)10、およびデータ制御スイッチB11へ出力する。
【0030】
新規目標登録回路8は、信号Aを受けて追尾目標データベース4へ記録する新規目標情報を作成し、追尾目標データベース4へ登録する。
【0031】
組合わせ信頼性判定回路(横)10では、信号Bの画面内追尾目標幅をL1、信号Aの画面内目標幅をL2、走査速度をVsとして、目標の走査方向と平行な方向への移動速度VHを、以下の式1に基づき算出する。
【0032】
VH=(L1−L2)×Vs/(L1+L2) ・・・式1
【0033】
次に、信号Bの画面内追尾目標位置横方向をH1、追尾目標取得時間をT1、信号Aの画面内目標位置横方向をH2、目標取得時間をT2として、予測と観測位置のずれDhを、以下の式2に基づき算出する。
【0034】
Dh=|H2−(H1+VH×(T2−T1))| ・・・式2
【0035】
この組合わせ信頼性判定回路(横)10は、ずれDhがある基準値以内である場合は組合わせ正判定を、それ以外の場合は組合わせ否判定を、データ制御スイッチB11に出力する。
【0036】
組合わせ信頼性判定回路(横)10より組合わせ正判定を受けたデータ制御スイッチB11、は信号Aおよび信号Bを既存目標更新回路9に出力する。
【0037】
既存目標更新回路9は、信号Bの内容に信号Aの内容を追加更新し、追尾目標データベース4への更新目標情報を作成し、追尾目標データベース4の情報を更新する。
【0038】
また、組合わせ信頼性判定回路(横)10より組合わせ否判定を受けたデータ制御スイッチB11は、ゲート内判定回路6の判定結果を破棄し、信号Aを新規目標登録回路8に出力する。
【0039】
新規目標登録回路8は、信号Aを受けて追尾目標データベース4へ記録する新規目標情報を作成し、追尾目標データベース4へ登録する。
【0040】
すなわち、この実施の形態1に係る追尾処理装置は、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサ1と、捜索センサ1からの画像データおよび捜索方向より目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向(信号A)を算出する目標抽出回路2と、目標抽出回路2の出力を一時的に保管する新規目標バッファ3と、既存の追尾目標データを格納しておく追尾目標データベース4と、追尾目標データベース4からの追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向(信号B)からゲート情報を生成するゲート設定回路5と、ゲート設定回路5の出力をもとに新規目標バッファ3の出力データがゲート内に入っているか否かを判定する、ゲート内判定回路6と、ゲート内判定回路6の判定をもとに新規目標バッファ3の出力先を制御するデータ制御スイッチA7と、追尾目標データベース4からの信号Bとデータ制御スイッチA7からの信号Aをもとに、両者の画面内の横幅をもとに両者を組み合わせることに対する正否判定を行なう組合わせ信頼性判定回路(横)10と、組合わせ信頼性判定回路(横)10の信号をもとに信号Aおよび信号Bの信号の流れを制御するデータ制御スイッチB11と、データ制御スイッチA7またはデータ制御スイッチB11の信号Aをもとに追尾目標データベース4への新規目標登録情報を作成する新規目標登録回路8と、データ制御スイッチB11からの信号A、信号Bをもとに既存目標の更新と追尾目標データベース4への更新目標情報を作成する既存目標更新回路9とで構成され、新規目標と追尾目標の組合わせの際に、走査方向の違いによる目標の大きさの変化と、新規目標と追尾目標の観測位置との差異から、両目標の組合わせに対する信頼度を算出し誤った組合わせを抑制することができる。
【0041】
実施の形態1に係る追尾処理装置は、走査方向に平行な方向に高い速度成分を持つ移動物体を捜索センサ1により走査した場合に、走査方向が物体の移動方向と同じ場合と逆の場合で、観測される目標の横方向の幅の違う性質を用い、目標の走査方向に平行な方向の移動速度を予測し、目標の次回出現位置を計算する。つぎに、更新目標候補と予測位置のずれを算出し、許容できる範囲内にあるか否かを判定し、許容できない場合を誤った組合わせと判断しせ操作を中断することにより、追尾更新処理の誤りを抑制するものである。
【0042】
つまり、実施の形態1によれば、追尾処理装置による追尾処理において、走査方向と平行な方向に高速で移動する目標に対する既存目標との誤った組合わせを抑制でき、追尾更新処理の誤りを抑制することができる。
【0043】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る追尾処理装置について図面を参照しながら説明する。図2は、この発明の実施の形態2に係る追尾処理装置の構成を示す図である。
【0044】
図2において、12は横方向残像解析回路、13はデータ制御スイッチCである。なお、他の構成は、上記の実施の形態1と同じである。
【0045】
つぎに、この実施の形態2に係る追尾処理装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0046】
捜索センサ1は、捜索する範囲内を左右方向に走査しながら公知である時間遅延積分を行ない、外界映像を画像データに変換する。
【0047】
この画像データは、目標抽出回路2において、目標の抽出処理を行なわれ、目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向に変換される。これらを、以下、信号Aと称す。
【0048】
信号Aは、新規目標バッファ3に入力され、一時的に保管される。
【0049】
また、追尾目標データベース4は、既に目標として登録されている既存の目標データの追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向を保管し、これらデータを出力する。これらを、以下、信号Bと称す。
【0050】
追尾目標データベース4より出力される信号Bは、ゲート設定回路5により、次回走査における目標の出現予測位置およびその範囲に変換される。これらを、以下、ゲート情報と称す。
【0051】
新規目標バッファ3からの信号A、およびゲート設定回路5からのゲート情報は、ゲート内判定回路6に入力される。このゲート内判定回路6は、信号Aがゲート内にあるか否かを判定し、判定結果をデータ制御スイッチA7に出力する。
【0052】
データ制御スイッチA7は、前記判定結果を受けて新規目標バッファ3からの信号Aを、判定結果がゲート外である場合は横方向残像解析回路12、およびデータ制御スイッチ13へ、判定結果がゲート内である場合には組合わせ信頼性判定回路(横)10、およびデータ制御スイッチB11へ出力する。
【0053】
組合わせ信頼性判定回路(横)10より組合わせ正判定を受けたデータ制御スイッチB11は、信号Aおよび信号Bを既存目標更新回路9に出力する。
【0054】
既存目標更新回路9は、信号Bの内容に信号Aの内容を追加更新し、追尾目標データベース4への更新目標情報を作成し、追尾目標データベース4の情報を更新する。
【0055】
また、組合わせ信頼性判定回路(横)10より組合わせ否判定を受けたデータ制御スイッチB11は、ゲート内判定回路6の判定結果を破棄し、信号Aを横方向残像解析回路12、およびデータ制御スイッチ13に出力する。
【0056】
横方向残像解析回路12は、追尾目標データベース4より組合わせ対象の見つからなかった追尾目標情報を信号Bの形で受ける。
【0057】
この横方向残像解析回路12では、信号Bの画面内追尾目標幅をL1、信号Aの画面内目標幅をL2、走査速度をVsとして、目標の走査方向と平行な方向への移動速度VHを、上記の式1に基づき算出する。
【0058】
次に、信号Bの画面内追尾目標位置横方向をH1、追尾目標取得時間をT1、信号Aの画面内目標位置横方向をH2、目標取得時間をT2として、予測と観測位置のずれDhを、上記の式2に基づき算出する。
【0059】
この横方向残像解析回路12は、ずれDhがある基準値以内である場合は組合わせ正判定を、それ以外の場合は組合わせ否判定を、データ制御スイッチC13に出力する。
【0060】
データ制御スイッチC13は、横方向残像解析回路12から組合わせ否判定を受けた場合は、信号Aを新規目標登録回路8に出力する。
【0061】
新規目標登録回路8は、信号Aを受けて追尾目標データベース4へ記録する新規目標情報を作成し、追尾目標データベース4へ登録する。
【0062】
また、データ制御スイッチC13は、横方向残像解析回路12から組合わせ正判定を受けた場合には、信号Aおよび信号Bを既存目標更新回路9に出力する。
【0063】
既存目標更新回路9は、信号Bの内容に信号Aの内容を追加更新し、追尾目標データベース4への更新目標情報を作成し、追尾目標データベース4の情報を更新する。
【0064】
すなわち、実施の形態2に係る追尾処理装置は、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサ1と、捜索センサ1からの画像データおよび捜索方向より目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向(信号A)を算出する目標抽出回路2と、目標抽出回路2の出力を一時的に保管する新規目標バッファ3と、既存の追尾目標データを格納しておく追尾目標データベース4と、追尾目標データベース4からの追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向(信号B)からゲート情報を生成するゲート設定回路5と、ゲート設定回路5の出力をもとに新規目標バッファ3の出力データがゲート内に入っているか否かを判定する、ゲート内判定回路6と、ゲート内判定回路6の判定をもとに新規目標バッファ3の出力先を制御するデータ制御スイッチA7と、追尾目標データベース4からの信号Bとデータ制御スイッチA7からの信号Aをもとに、両者の画面内の横幅をもとに両者を組み合わせることに対する正否判定を行なう組合わせ信頼性判定回路(横)10と、組合わせ信頼性判定回路(横)10の信号をもとに信号Aおよび信号Bの信号の流れを制御するデータ制御スイッチB11と、データ制御スイッチA7またはデータ制御スイッチB11の信号Aおよび信号Bをもとに横方向の長さの変化から新規目標と追尾目標の組合わせの信頼性を判定する、横方向残像解析回路12と、横方向残像解析回路12の判定をもとに信号Aおよび信号Bの信号の流れを制御するデータ制御スイッチC13と、追尾目標データベース4への新規目標登録情報を作成する新規目標登録回路8と、データ制御スイッチB11またはデータ制御スイッチC13からの信号A、信号Bをもとに既存目標の更新と追尾目標データベース4への更新目標情報を作成する既存目標更新回路9とで構成され、新規目標と追尾目標の組合わせの際に、走査方向の違いによる目標の大きさの変化と、新規目標と追尾目標の観測位置との差異から、両目標の組合わせに対する信頼度を算出し誤った組合わせを抑制することおよび、ゲート内判定回路6でゲート内と判定されなかった目標の内、横方向に高速で移動しているためゲート内に入らなかったものを走査方向の違いによる目標の大きさの変化と、新規目標と追尾目標の観測位置との差異から再設定したゲートを用いて再度組合わせ処理を行ない追尾目標の関連付けを行なうことができる。
【0065】
実施の形態2に係る追尾処理装置は、走査方向に平行な方向に高い速度成分を持つ移動物体を捜索センサ1により走査した場合に、走査方向が物体の移動方向と同じ場合と逆の場合で、観測される目標の横方向の幅の違う性質を用い、目標の走査方向に平行な方向の移動速度を予測し、目標の次回出現位置を計算する。つぎに、更新目標候補と予測位置のずれを算出し、許容できる範囲内にあるか否かを判定し、許容できない場合を誤った組合わせと判断し組合わせ操作を中断する。さらに、前述の操作を全ての新規目標と既存の目標間で行った後、更新相手が見つからなかった新規の目標と既存の目標に対して総当りで組合わせ、上記横方向の幅の差から各々の組合わせにおける目標の走査方向に平行な方向の移動速度を予測しする。次に、求めた速度をもとに目標の次回出現位置を計算し、組み合わせた新規目標の位置とのずれを算出する。さらに、ずれ量が許容できる範囲にある場合、当該の組合わせにより既存目標を更新することで、従来の方法では組み合わせられなかった高速で移動する目標の更新処理行うものである。
【0066】
つまり、実施の形態2によれば、追尾処理装置による追尾処理において、走査方向と平行な方向に高速で移動する目標に対する既存目標との誤った組合わせを抑制でき、かつ、高速で移動する目標についても追尾更新処理を行なうことができ、追尾更新処理の信頼性を向上させることができる。
【0067】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る追尾処理装置について図面を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態3に係る追尾処理装置の構成を示す図である。
【0068】
図3において、14は走査速度変更回路、15は組合わせ信頼性判定回路(縦)である。なお、他の構成は、組合わせ信頼性判定回路(横)10の代わりに信頼性判定回路(縦)15を設けた以外は、上記の実施の形態1と同じである。
【0069】
つぎに、この実施の形態3に係る追尾処理装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0070】
走査速度変更回路14は、左右で走査速度の異なる速度指令を捜索センサ1に出力する。この捜索センサ1は、捜索する範囲内を走査速度変更回路14の走査速度に従い左右方向に走査しながら公知である時間遅延積分を行ない、外界映像を画像データに変換する。
【0071】
この画像データは、目標抽出回路2において、目標の抽出処理を行なわれ、目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向に変換される。これらを、以下、信号Aと称す。
【0072】
信号Aは、新規目標バッファ3に入力され、一時的に保管される。
【0073】
また、追尾目標データベース4は、既に目標として登録されている既存の目標データの追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向を保管し、これらデータを出力する。これらを、以下、信号Bと称す。
【0074】
追尾目標データベース4より出力される信号Bは、ゲート設定回路5により、次回走査における目標の出現予測位置、およびその範囲に変換される。これらを、以下、ゲート情報と称す。
【0075】
新規目標バッファ3からの信号A、およびゲート設定回路5からのゲート情報は、ゲート内判定回路6に入力される。このゲート内判定回路6は、信号Aがゲート内にあるか否かを判定し、判定結果をデータ制御スイッチA7に出力する。
【0076】
データ制御スイッチA7は、前記判定結果を受けて新規目標バッファ3からの信号Aを、判定結果がゲート外である場合は新規目標登録回路8へ、判定結果がゲート内である場合には組合わせ信頼性判定回路(縦)15、およびデータ制御スイッチB11へ出力する。
【0077】
新規目標登録回路8は、信号Aを受けて追尾目標データベース4へ記録する新規目標情報を作成し、追尾目標データベース4へ登録する。
【0078】
この組合わせ信頼性判定回路(縦)15では、信号Bの画面内追尾目標高さをh1、信号Aの画面内目標高さをh2、右走査速度をVR、左方向走査速度をVL、遅延時間積分の横方向の長さをRとし、目標の走査方向と垂直な方向への移動速度VVを、以下の式3に基づき算出する。
【0079】
VV=(h1−h2)×VR×VL/{R×(VL−VR)} ・・・式3
【0080】
次に、信号Bの画面内追尾目標位置縦方向をV1、追尾目標取得時間をT1、信号Aの画面内目標位置縦方向をV2、目標取得時間をT2として、予測と観測位置のずれDvを、以下の式4に基づき算出する。
【0081】
Dv=|V2−(V1+VV×(T2−T1))| ・・・式4
【0082】
組合わせ信頼性判定回路(縦)15は、ずれDvがある基準値以内である場合は組合わせ正判定を、それ以外の場合は組合わせ否判定を、データ制御スイッチB11に出力する。
【0083】
組合わせ信頼性判定回路(縦)15より組合わせ正判定を受けたデータ制御スイッチB11は、信号Aおよび信号Bを既存目標更新回路9に出力する。
【0084】
この既存目標更新回路9は、信号Bの内容に信号Aの内容を追加更新し、追尾目標データベース4への更新目標情報を作成し、追尾目標データベース4の情報を更新する。
【0085】
また、組合わせ信頼性判定回路(縦)15より組合わせ否判定を受けたデータ制御スイッチB11は、ゲート内判定回路6の判定結果を破棄し、信号Aを新規目標登録回路8に出力する。
【0086】
新規目標登録回路8は、信号Aを受けて追尾目標データベース4へ記録する新規目標情報を作成し、追尾目標データベース4へ登録する。
【0087】
すなわち、実施の形態3に係る追尾処理装置は、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサ1と、捜索センサ1の走査速度を左右の走査方向毎に変化させる走査速度変更回路14と、捜索センサからの画像データおよび捜索方向より目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向(信号A)を算出する目標抽出回路2と、目標抽出回路2の出力を一時的に保管する新規目標バッファ3と、既存の追尾目標データを格納しておく追尾目標データベース4と、追尾目標データベース4からの追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向(信号B)からゲート情報を生成するゲート設定回路5と、ゲート設定回路5の出力をもとに新規目標バッファ3の出力データがゲート内に入っているか否かを判定する、ゲート内判定回路6と、ゲート内判定回路6の判定をもとに新規目標バッファ3の出力先を制御するデータ制御スイッチA7と、追尾目標データベース4からの信号Bとデータ制御スイッチA7からの信号Aをもとに、両者の画面内の縦高さをもとに両者を組み合わせることに対する正否判定を行なう組合わせ信頼性判定回路(縦)15と、組合わせ信頼性判定回路(縦)15の信号をもとに信号Aおよび信号Bの信号の流れを制御するデータ制御スイッチB11と、データ制御スイッチ7Aまたはデータ制御スイッチB11の信号Aをもとに追尾目標データベース4への新規目標登録情報を作成する新規目標登録回路8と、データ制御スイッチB11からの信号A、信号Bをもとに既存目標の更新と追尾目標データベース4への更新目標情報を作成する既存目標更新回路9とで構成され、新規目標と追尾目標の組合わせの際に、走査速度の違いによる目標の大きさの変化と、新規目標と追尾目標の観測位置との差異から、両目標の組合わせに対する信頼度を算出し誤った組合わせを抑制することができる。
【0088】
実施の形態3に係る追尾処理装置は、走査方向に垂直な方向に高い速度成分を持つ移動物体を捜索センサ1により走査した場合に、走査する方向により走査速度が異なることから、走査方向が右から左の場合と左から右の場合で、観測される目標の縦方向の高さが違う性質を用い、目標の走査方向に垂直な方向の移動速度を予測し、目標の次回出現位置を計算する。つぎに、更新目標候補と予測位置のずれを算出し、許容できる範囲内にあるか否かを判定し、許容できない場合を誤った組合わせと判断し組合わせ操作を中断することにより、追尾更新処理の誤りを抑制するものである。
【0089】
つまり、実施の形態3によれば、追尾処理装置による追尾処理において、走査方向と垂直な方向に高速で移動する目標に対する既存目標との誤った組合わせを抑制でき、追尾更新処理の誤りを抑制することができる。
【0090】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る追尾処理装置について図面を参照しながら説明する。図4は、この発明の実施の形態4に係る追尾処理装置の構成を示す図である。
【0091】
図4において、13はデータ制御スイッチC、14は走査速度変更回路、15は組合わせ信頼性判定回路(縦)、16は縦方向残像解析回路である。なお、他の構成は、組合わせ信頼性判定回路(横)10の代わりに信頼性判定回路(縦)15を設けた以外は、上記の実施の形態1と同じである。
【0092】
つぎに、この実施の形態4に係る追尾処理装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0093】
走査速度変更回路14は、左右で走査速度の異なる速度指令を捜索センサ1に出力する。この捜索センサ1は、捜索する範囲内を走査速度変更回路14の走査速度に従い左右方向に走査しながら公知である時間遅延積分を行ない、外界映像を画像データに変換する。
【0094】
この画像データは、目標抽出回路2において、目標の抽出処理を行なわれ、目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向に変換される。これらを、以下、信号Aと称す。
【0095】
信号Aは、新規目標バッファ3に入力され、一時的に保管される。
【0096】
また、追尾目標データベース4は、既に目標として登録されている既存の目標データの追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向を保管し、これらデータを出力する。これらを、以下、信号Bと称す。
【0097】
追尾目標データベース4より出力される信号Bは、ゲート設定回路5により、次回走査における目標の出現予測位置、およびその範囲に変換される。これらを、以下、ゲート情報と称す。
【0098】
新規目標バッファ3からの信号A、およびゲート設定回路5からのゲート情報は、ゲート内判定回路6に入力される。このゲート内判定回路6は、信号Aがゲート内にあるか否かを判定し、判定結果をデータ制御スイッチA7に出力する。
【0099】
データ制御スイッチA7は、前記判定結果を受けて新規目標バッファ3からの信号Aを、判定結果がゲート外である場合は縦方向残像解析回路16、およびデータ制御スイッチ13へ、判定結果がゲート内である場合には組合わせ信頼性判定回路(縦)15、およびデータ制御スイッチB11へ出力する。
【0100】
組合わせ信頼性判定回路(縦)15より組合わせ正判定を受けたデータ制御スイッチB11は、信号Aおよび信号Bを既存目標更新回路9に出力する。
【0101】
既存目標更新回路9は、信号Bの内容に信号Aの内容を追加更新し、追尾目標データベース4への更新目標情報を作成し、追尾目標データベース4の情報を更新する。
【0102】
また、組合わせ信頼性判定回路(縦)15より組合わせ否判定を受けたデータ制御スイッチB11は、ゲート内判定回路6の判定結果を破棄し、信号Aを縦方向残像解析回路16、およびデータ制御スイッチ13に出力する。
【0103】
また、縦方向残像解析回路16は、追尾目標データベース4より組合わせ対象の見つからなかった追尾目標情報を信号Bの形で受ける。
【0104】
この縦方向残像解析回路16では、信号Bの画面内追尾目標高さをh1、信号Aの画面内目標高さをh2、右走査速度をVR、左方向走査速度をVL、遅延時間積分の横方向の長さをRとし、目標の走査方向と垂直な方向への移動速度VVを、上記の式3に基づき算出する。
【0105】
次に、信号Bの画面内追尾目標位置縦方向をV1、追尾目標取得時間をT1、信号Aの画面内目標位置縦方向をV2、目標取得時間をT2として、予測と観測位置のずれDvを、上記の式4に基づき算出する。
【0106】
縦方向残像解析回路16は、ずれDvがある基準値以内である場合は組合わせ正判定を、それ以外の場合には組合わせ否判定を、データ制御スイッチC13に出力する。
【0107】
データ制御スイッチC13は、縦方向残像解析回路16から組合わせ否判定を受けた場合は、信号Aを新規目標登録回路8に出力する。
【0108】
新規目標登録回路8は、信号Aを受けて追尾目標データベース4へ記録する新規目標情報を作成し、追尾目標データベース4へ登録する。
【0109】
また、データ制御スイッチC13は、縦方向残像解析回路16から組合わせ正判定を受けた場合には、信号Aおよび信号Bを既存目標更新回路9に出力する。
【0110】
既存目標更新回路9は、信号Bの内容に信号Aの内容を追加更新し、追尾目標データベース4への更新目標情報を作成し、追尾目標データベース4の情報を更新する。
【0111】
すなわち、実施の形態4に係る追尾処理装置は、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサ1と、捜索センサ1の走査速度を左右の走査方向毎に変化させる走査速度変更回路14と、捜索センサ1からの画像データおよび捜索方向より目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向(信号A)を算出する目標抽出回路2と、目標抽出回路2の出力を一時的に保管する新規目標バッファ3と、既存の追尾目標データを格納しておく追尾目標データベース4と、追尾目標データベース4からの追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向(信号B)からゲート情報を生成するゲート設定回路5と、ゲート設定回路5の出力をもとに新規目標バッファ3の出力データがゲート内に入っているか否かを判定する、ゲート内判定回路6と、ゲート内判定回路6の判定をもとに新規目標バッファ3の出力先を制御するデータ制御スイッチA7と、追尾目標データベース4からの信号Bとデータ制御スイッチA7からの信号Aをもとに、両者の画面内の縦高さをもとに両者を組み合わせることに対する正否判定を行なう組合わせ信頼性判定回路(縦)15と、組合わせ信頼性判定回路(縦)15の信号をもとに信号Aおよび信号Bの信号の流れを制御するデータ制御スイッチB11と、データ制御スイッチA7またはデータ制御スイッチB11の信号Aおよび信号Bをもとに縦方向の長さの変化から新規目標と追尾目標の組合わせの信頼性を判定する、縦方向残像解析回路16と、縦方向残像解析回路16の判定をもとに信号Aおよび信号Bの信号の流れを制御するデータ制御スイッチC13と、追尾目標データベース4への新規目標登録情報を作成する新規目標登録回路8と、データ制御スイッチB11またはデータ制御スイッチC13からの信号A、信号Bをもとに既存目標の更新と追尾目標データベース4への更新目標情報を作成する既存目標更新回路9とで構成され、新規目標と追尾目標の組合わせの際に、走査速度の違いによる目標の大きさの変化と、新規目標と追尾目標の観測位置との差異から、両目標の組合わせに対する信頼度を算出し誤った組合わせを抑制することおよび、ゲート内判定回路6でゲート内と判定されなかった目標の内、縦方向に高速で移動しているためゲート内に入らなかったものを走査方向の違いによる目標の大きさの変化と、新規目標と追尾目標の観測位置との差異から再設定したゲートを用いて再度組合わせ処理を行ない追尾目標の関連付けを行なうことができる。
【0112】
実施の形態4に係る追尾処理装置は、走査方向に垂直な方向に高い速度成分を持つ移動物体を捜索センサ1により走査した場合に、走査する方向により走査速度が異なることから、走査方向が右から左の場合と左から右の場合で、観測される目標の縦方向の高さが違う性質を用い、目標の走査方向に垂直な方向の移動速度を予測し、目標の次回出現位置を計算する。つぎに、更新目標候補と予測位置のずれを算出し、許容できる範囲内にあるか否かを判定し、許容できない場合を誤った組合わせと判断し組合わせ操作を中断する。さらに、前述の操作を全ての新規目標と既存の目標間で行った後、更新相手が見つからなかった新規の目標と既存の目標に対して、総当りで組合わせ、上記縦方向の高さの差から各々の組合わせにおける目標の走査方向に垂直な方向の移動速度を予測しする。次に、求めた速度をもとに目標の次回出現位置を計算し、組み合わせた新規目標の位置とのずれを算出する。さらに、ずれ量が許容できる範囲にある場合、当該の組合わせにより既存目標を更新することで、従来の方法では組み合わせられなかった高速で移動する目標の更新処理行うものである。
【0113】
つまり、実施の形態4によれば、追尾処理装置による追尾処理において、走査方向と垂直な方向に高速で移動する目標に対する既存目標との誤った組合わせを抑制でき、かつ、高速で移動する目標についても追尾更新処理を行なうことができ、追尾更新処理の信頼性を向上させることができる。
【0114】
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る追尾処理装置について図面を参照しながら説明する。図5は、この発明の実施の形態5に係る追尾処理装置の構成を示す図である。
【0115】
図5において、13はデータ制御スイッチC、14は走査速度変更回路、17は組合わせ信頼性判定回路(縦横)、18は縦横方向残像解析回路である。なお、他の構成は、組合わせ信頼性判定回路(横)10の代わりに縦横方向検出信頼性判定回路17を設けた以外は、上記の実施の形態1と同じである。
【0116】
つぎに、この実施の形態5に係る追尾処理装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0117】
走査速度変更回路14は、左右で走査速度の異なる速度指令を捜索センサ1に出力する。この捜索センサ1は、捜索する範囲内を走査速度変更回路14の走査速度に従い左右方向に走査しながら公知である時間遅延積分を行ない、外界映像を画像データに変換する。
【0118】
この画像データは、目標抽出回路2において、目標の抽出処理を行なわれ、目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向に変換される。これらを、以下、信号Aと称す。
【0119】
信号Aは、新規目標バッファ3に入力され、一時的に保管される。
【0120】
また、追尾目標データベース4は、既に目標として登録されている既存の目標データの追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向を保管し、これらデータを出力する。これらを、以下、信号Bと称す。
【0121】
追尾目標データベース4より出力される信号Bは、ゲート設定回路5により、次回走査における目標の出現予測位置、およびその範囲に変換される。これらを、以下、ゲート情報と称す。
【0122】
新規目標バッファ3からの信号A、およびゲート設定回路5からのゲート情報は、ゲート内判定回路6に入力される。このゲート内判定回路6は、信号Aがゲート内にあるか否かを判定し、判定結果をデータ制御スイッチA7に出力する。
【0123】
データ制御スイッチA7は、前記判定結果を受けて新規目標バッファ3からの信号Aを、判定結果がゲート外である場合は縦横方向残像解析回路18、およびデータ制御スイッチ13へ、判定結果がゲート内である場合には組合わせ信頼性判定回路(縦横)17、およびデータ制御スイッチB11へ出力する。
【0124】
この組合わせ信頼性判定回路(縦横)17では、信号Bの画面内追尾目標高さをh1、信号Aの画面内目標高さをh2、右走査速度をVR、左方向走査速度をVL、遅延時間積分の横方向の長さをRとし、目標の走査方向と垂直な方向への移動速度VVを、上記の式3に基づき算出する。
【0125】
次に、信号Bの画面内追尾目標位置縦方向をV1、追尾目標取得時間をT1、信号Aの画面内目標位置縦方向をV2、目標取得時間をT2として、予測と観測位置のずれDvを、上記の式4に基づき算出する。
【0126】
また、信号Bの画面内追尾目標幅をL1、信号Aの画面内目標幅をL2、右走査速度をVR、左方向走査速度をVLとして、目標の走査方向と平行な方向への移動速度VHHを、以下の式5に基づき算出する。
【0127】
VHH=VR×VL×(L1+L2)/(VR×L2−VL×L1)・・・式5
【0128】
次に、信号Bの画面内追尾目標位置横方向をH1、追尾目標取得時間をT1、信号Aの画面内目標位置横方向をH2、目標取得時間をT2として、予測と観測位置のずれDhを、上記の式2に基づき算出する。
【0129】
さらに、トータルの予測と観測位置のずれDを、以下の式6に基づき算出する。
【0130】
D=Dh×Dh+Dv×Dv ・・・式6
【0131】
組合わせ信頼性判定回路(縦横)17は、ずれDがある基準値以内である場合は組合わせ正判定を、それ以外の場合は組合わせ否判定を、データ制御スイッチB11に出力する。
【0132】
組合わせ信頼性判定回路(縦横)17より組合わせ正判定を受けたデータ制御スイッチB11は、信号Aおよび信号Bを既存目標更新回路9に出力する。
【0133】
既存目標更新回路9は、信号Bの内容に信号Aの内容を追加更新し、追尾目標データベース4への更新目標情報を作成し、追尾目標データベース4の情報を更新する。
【0134】
また、組合わせ信頼性判定回路(縦横)17より組合わせ否判定を受けたデータ制御スイッチB11は、ゲート内判定回路6の判定結果を破棄し、信号Aを縦横方向残像解析回路18、およびデータ制御スイッチC13に出力する。
【0135】
縦横方向残像解析回路18は、追尾目標データベース4より組合わせ対象の見つからなかった追尾目標情報を信号Bの形で受ける。
【0136】
この縦横方向残像解析回路18では、信号Bの画面内追尾目標高さをh1、信号Aの画面内目標高さをh2、右走査速度をVR、左方向走査速度をVL、遅延時間積分の横方向の長さをRとし、目標の走査方向と垂直な方向への移動速度VVを、上記の式3に基づき算出する。
【0137】
次に、信号Bの画面内追尾目標位置縦方向をV1、追尾目標取得時間をT1、信号Aの画面内目標位置横方向をV2、目標取得時間をT2として、予測と観測位置のずれDvを、上記の式4に基づき算出する。
【0138】
また、信号Bの画面内追尾目標幅をL1、信号Aの画面内目標幅をL2、右走査速度をVR、左方向走査速度をVLとして、目標の走査方向と平行な方向への移動速度VHHを、上記の式5に基づき算出する。
【0139】
次に、信号Bの画面内追尾目標位置横方向をH1、追尾目標取得時間をT1、信号Aの画面内目標位置横方向をH2、目標取得時間をT2として、予測と観測位置のずれDhを、上記の式2に基づき算出する。
【0140】
さらに、トータルの予測と観測位置のずれDを、上記の式6に基づき算出する。
【0141】
縦横方向残像解析回路18は、ずれDがある基準値以内である場合は組合わせ正判定を、それ以外の場合は組合わせ否判定を、データ制御スイッチC13に出力する。
【0142】
データ制御スイッチC13は、縦横方向残像解析回路18から組合わせ否判定を受けた場合は、信号Aを新規目標登録回路8に出力する。
【0143】
新規目標登録回路8は、信号Aを受けて追尾目標データベース4へ記録する新規目標情報を作成し、追尾目標データベース4へ登録する。
【0144】
また、データ制御スイッチC13は、縦横方向残像解析回路18から組合わせ正判定を受けた場合には、信号Aおよび信号Bを既存目標更新回路9に出力する。
【0145】
既存目標更新回路9は、信号Bの内容に信号Aの内容を追加更新し、追尾目標データベース4への更新目標情報を作成し、追尾目標データベース4の情報を更新する。
【0146】
すなわち、実施の形態5に係る追尾処理装置は、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサ1と、捜索センサ1の走査速度を左右の走査方向毎に変化させる走査速度変更回路14と、捜索センサ1からの画像データおよび捜索方向より目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向(信号A)を算出する目標抽出回路2と、目標抽出回路2の出力を一時的に保管する新規目標バッファ3と、既存の追尾目標データを格納しておく追尾目標データベース4と、追尾目標データベース4からの追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向(信号B)からゲート情報を生成するゲート設定回路5と、ゲート設定回路5の出力をもとに新規目標バッファ3の出力データがゲート内に入っているか否かを判定する、ゲート内判定回路6と、ゲート内判定回路6の判定をもとに新規目標バッファ3の出力先を制御するデータ制御スイッチA7と、追尾目標データベース4からの信号Bとデータ制御スイッチA7からの信号Aをもとに、両者の画面内の横幅、縦高さをもとに両者を組み合わせることに対する正否判定を行なう組合わせ信頼性判定回路(縦横)17と、組合わせ信頼性判定回路(縦横)17の信号をもとに信号Aおよび信号Bの信号の流れを制御するデータ制御スイッチB11と、データ制御スイッチA7またはデータ制御スイッチB11の信号Aおよび信号Bをもとに縦および横方向の長さの変化から新規目標と追尾目標の組合わせの信頼性を判定する、縦横方向残像解析回路18と、縦横方向残像解析回路18の判定をもとに信号Aおよび信号Bの信号の流れを制御するデータ制御スイッチC13と、追尾目標データベース4への新規目標登録情報を作成する新規目標登録回路8と、データ制御スイッチB11またはデータ制御スイッチC13からの信号A、信号Bをもとに既存目標の更新と追尾目標データベース4への更新目標情報を作成する既存目標更新回路9とで構成され、新規目標と追尾目標の組合わせの際に、走査速度の違いによる目標の縦方向大きさの変化と新規目標と追尾目標の観測位置との差異および走査方向の違いによる目標の横方向の幅の変化と新規目標と追尾目標の観測位置との差異より、両目標の組合わせに対する信頼度を算出し誤った組合わせを抑制することおよび、ゲート内判定回路6でゲート内と判定されなかった目標の内、高速で移動しているためゲート内に入らなかったものを走査速度の違いによる目標の大きさの変化および走査方向の違いによる目標の幅の変化と、新規目標と追尾目標の観測位置との差異から再設定したゲートを用いて再度組合わせ処理を行ない追尾目標の関連付けを行なうことができる。
【0147】
実施の形態5に係る追尾処理装置は、走査方向に対し任意の方向に高い速度成分を持つ移動物体を捜索センサ1により走査した場合に、走査する方向により走査速度が異なることから、走査方向が右から左の場合と左から右の場合で、観測される目標の縦方向の高さが違う性質もしくは、走査方向が物体の移動方向と同じ場合と逆の場合で、観測される目標の横方向の幅の違う性質を用い、目標の走査方向に垂直な方向および平行な方向の移動速度を予測し、目標の次回出現位置を計算する。つぎに、更新目標候補と予測位置のずれを算出し、許容できる範囲内にあるか否かを判定し、許容できない場合を誤った組合わせと判断し組合わせ操作を中断する。さらに、前述の操作を全ての新規目標と既存の目標間で行った後、更新相手が見つからなかった新規の目標と既存の目標に対して、総当りで組合わせ、上記縦方向の高さの差および横方向の幅の差から各々の組合わせにおける目標の走査方向に垂直および水平な方向の移動速度を予測しする。次に、求めた速度をもとに目標の次回出現位置を計算し、組み合わせた新規目標の位置とのずれを算出する。さらに、ずれ量が許容できる範囲にある場合、当該の組合わせにより既存目標を更新することで、従来の方法では組み合わせられなかった高速で移動する目標の更新処理行うものである。
【0148】
つまり、実施の形態5によれば、追尾処理装置による追尾処理において、走査方向に対し任意の方向に高速で移動する目標に対する既存目標との誤った組合わせを抑制でき、かつ、高速で移動する目標についても追尾更新処理を行なうことができ、追尾更新処理の信頼性を向上させることができる。
【0149】
【発明の効果】
この発明の請求項1に係る追尾処理装置は、以上説明したとおり、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、前記捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて、目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向から構成される第1の信号を算出する目標抽出回路と、既存の追尾目標データの追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向から構成される第2の信号を格納する追尾目標データベースと、前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて、次回走査における目標の出現予測位置、及びその範囲から構成されるゲート情報を生成するゲート設定回路と、前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、前記追尾目標データベースからの第2の信号、及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、前記第2の信号の画面内追尾目標幅をL1、前記第1の信号の画面内目標幅をL2、走査速度をVsとして、目標の走査方向と平行な方向への移動速度VHを、次の式に基づき算出するとともに、VH=(L1−L2)×Vs/(L1+L2)、前記第2の信号の画面内追尾目標位置横方向をH1、追尾目標取得時間をT1、前記第1の信号の画面内目標位置横方向をH2、目標取得時間をT2として、予測と観測位置のずれDhを、次の式に基づき算出し、Dh=|H2−(H1+VH×(T2−T1))|、前記ずれDhが所定の基準値以内である場合は組合わせ正判定を、それ以外の場合は組合わせ否判定を出力する組合わせ信頼性判定回路と、前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、前記第2のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路とを備え、前記第1のデータ制御スイッチは、前記目標抽出回路からの前記第1の信号を、前記ゲート内判定回路の判定結果がゲート外である場合は前記新規目標登録回路へ、前記ゲート内判定回路の判定結果がゲート内である場合には前記組合わせ信頼性判定回路、及び前記第2のデータ制御スイッチへ出力し、前記第2のデータ制御スイッチは、前記組合わせ信頼性判定回路より組合わせ正判定を受けた場合には、前記第1及び第2の信号を前記既存目標更新回路に出力するとともに、前記組合わせ信頼性判定回路より組合わせ否判定を受けた場合には、前記ゲート内判定回路の判定結果を破棄し、前記第1の信号を前記新規目標登録回路に出力するので、走査方向と平行な方向に高速で移動する目標に対する既存目標との誤った組合わせを抑制でき、追尾更新処理の誤りを抑制することができるという効果を奏する。
【0150】
この発明の請求項2に係る追尾処理装置は、以上説明したとおり、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、前記捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて第1の信号を算出する目標抽出回路と、既存の追尾目標データである第2の信号を格納する追尾目標データベースと、前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいてゲート情報を生成するゲート設定回路と、前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、前記追尾目標データベースからの第2の信号及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、両者の画面内の横幅に従い両者を組み合わせることに対する正否判定を行なう組合わせ信頼性判定回路と、前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号、及び前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて横方向の長さの変化から新規目標と追尾目標の組合わせの信頼性を判定する横方向残像解析回路と、前記横方向残像解析回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第3のデータ制御スイッチと、前記第3のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、前記第2又は第3のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路とを備えたので、走査方向と平行な方向に高速で移動する目標に対する既存目標との誤った組合わせを抑制でき、かつ、高速で移動する目標についても追尾更新処理を行なうことができ、追尾更新処理の信頼性を向上させることができるという効果を奏する。
【0151】
この発明の請求項3に係る追尾処理装置は、以上説明したとおり、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、前記捜索センサの走査速度を左右の走査方向毎に変化させる走査速度変更回路と、捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて、目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向から構成される第1の信号を算出する目標抽出回路と、既存の追尾目標の追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向から構成される第2の信号を格納する追尾目標データベースと、前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて、次回走査における目標の出現予測位置、及びその範囲から構成されるゲート情報を生成するゲート設定回路と、前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、前記追尾目標データベースからの第2の信号及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、前記第2の信号の画面内追尾目標高さをh1、前記第1の信号の画面内目標高さをh2、右走査速度をVR、左方向走査速度をVL、遅延時間積分の横方向の長さをRとし、目標の走査方向と垂直な方向への移動速度VVを、次の式に基づき算出するとともに、VV=(h1−h2)×VR×VL/{R×(VL−VR)}、前記第2の信号の画面内追尾目標位置縦方向をV1、追尾目標取得時間をT1、前記第1の信号の画面内目標位置縦方向をV2、目標取得時間をT2として、予測と観測位置のずれDvを、次の式に基づき算出し、Dv=|V2−(V1+VV×(T2−T1))|、前記ずれDvが所定の基準値以内である場合は組合わせ正判定を、それ以外の場合は組合わせ否判定を出力する組合わせ信頼性判定回路と、前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、前記第2のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路とを備え、前記第1のデータ制御スイッチは、前記目標抽出回路からの第1の信号を、前記ゲート内判定回路の判定結果がゲート外である場合は前記新規目標登録回路へ、前記ゲート内判定回路の判定結果がゲート内である場合には前記組合わせ信頼性判定回路、及び前記第2のデータ制御スイッチへ出力し、前記第2のデータ制御スイッチは、前記組合わせ信頼性判定回路より組合わせ正判定を受けた場合には、前記第1及び第2の信号を前記既存目標更新回路に出力するとともに、前記組合わせ信頼性判定回路より組合わせ否判定を受けた場合には、前記ゲート内判定回路の判定結果を破棄し、前記第1の信号を前記新規目標登録回路に出力するので、走査方向と垂直な方向に高速で移動する目標に対する既存目標との誤った組合わせを抑制でき、追尾更新処理の誤りを抑制することができるという効果を奏する。
【0152】
この発明の請求項4に係る追尾処理装置は、以上説明したとおり、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、前記捜索センサの走査速度を左右の走査方向毎に変化させる走査速度変更回路と、前記捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて第1の信号を算出する目標抽出回路と、既存の追尾目標データである第2の信号を格納する追尾目標データベースと、前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいてゲート情報を生成するゲート設定回路と、前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、前記追尾目標データベースからの第2の信号及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、両者の画面内の縦高さに従い両者を組み合わせることに対する正否判定を行なう組合わせ信頼性判定回路と、前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号及び前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて縦方向の長さの変化から新規目標と追尾目標の組合わせの信頼性を判定する縦方向残像解析回路と、前記縦方向残像解析回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第3のデータ制御スイッチと、前記第3のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、前記第2又は第3のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路とを備えたので、走査方向と垂直な方向に高速で移動する目標に対する既存目標との誤った組合わせを抑制でき、かつ、高速で移動する目標についても追尾更新処理を行なうことができ、追尾更新処理の信頼性を向上させることができるという効果を奏する。
【0153】
この発明の請求項5に係る追尾処理装置は、以上説明したとおり、外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、前記捜索センサの走査速度を左右の走査方向毎に変化させる走査速度変更回路と、前記捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて第1の信号を算出する目標抽出回路と、既存の追尾目標データである第2の信号を格納する追尾目標データベースと、前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいてゲート情報を生成するゲート設定回路と、前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、前記追尾目標データベースからの第2の信号及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、両者の画面内の横幅及び縦高さに従い両者を組み合わせることに対する正否判定を行なう組合わせ信頼性判定回路と、前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号及び前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて縦及び横方向の長さの変化から新規目標と追尾目標の組合わせの信頼性を判定する縦横方向残像解析回路と、前記縦横方向残像解析回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第3のデータ制御スイッチと、前記第3のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、前記第2又は第3のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路とを備えたので、走査方向に対し任意の方向に高速で移動する目標に対する既存目標との誤った組合わせを抑制でき、かつ、高速で移動する目標についても追尾更新処理を行なうことができ、追尾更新処理の信頼性を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る追尾処理装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る追尾処理装置の構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る追尾処理装置の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係る追尾処理装置の構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態5に係る追尾処理装置の構成を示す図である。
【図6】 従来の追尾処理装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 捜索センサ、2 目標抽出回路、3 新規目標バッファ、4 追尾目標データベース、5 ゲート設定回路、6 ゲート内判定回路、7 データ制御スイッチA、8 新規目標登録回路、9 既存目標更新回路、10 組合わせ信頼性判定回路(横)、11 データ制御スイッチB、12 横方向残像解析回路、13 データ制御スイッチC、14 走査速度変更回路、15 組合わせ信頼性判定回路(縦)、16 縦方向残像解析回路、17 組合わせ信頼性判定回路(縦横)、18 縦横方向残像解析回路。
Claims (5)
- 外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、
前記捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて、目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向から構成される第1の信号を算出する目標抽出回路と、
既存の追尾目標データの追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向から構成される第2の信号を格納する追尾目標データベースと、
前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて、次回走査における目標の出現予測位置、及びその範囲から構成されるゲート情報を生成するゲート設定回路と、
前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、
前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、
前記追尾目標データベースからの第2の信号、及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、前記第2の信号の画面内追尾目標幅をL1、前記第1の信号の画面内目標幅をL2、走査速度をVsとして、目標の走査方向と平行な方向への移動速度VHを、次の式に基づき算出するとともに、
VH=(L1−L2)×Vs/(L1+L2)、
前記第2の信号の画面内追尾目標位置横方向をH1、追尾目標取得時間をT1、前記第1の信号の画面内目標位置横方向をH2、目標取得時間をT2として、予測と観測位置のずれDhを、次の式に基づき算出し、
Dh=|H2−(H1+VH×(T2−T1))|、
前記ずれDhが所定の基準値以内である場合は組合わせ正判定を、それ以外の場合は組合わせ否判定を出力する組合わせ信頼性判定回路と、
前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、
前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、
前記第2のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路とを備え、
前記第1のデータ制御スイッチは、前記目標抽出回路からの前記第1の信号を、前記ゲート内判定回路の判定結果がゲート外である場合は前記新規目標登録回路へ、前記ゲート内判定回路の判定結果がゲート内である場合には前記組合わせ信頼性判定回路、及び前記第2のデータ制御スイッチへ出力し、
前記第2のデータ制御スイッチは、前記組合わせ信頼性判定回路より組合わせ正判定を受けた場合には、前記第1及び第2の信号を前記既存目標更新回路に出力するとともに、前記組合わせ信頼性判定回路より組合わせ否判定を受けた場合には、前記ゲート内判定回路の判定結果を破棄し、前記第1の信号を前記新規目標登録回路に出力する
ことを特徴とする追尾処理装置。 - 外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、
前記捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて第1の信号を算出する目標抽出回路と、
既存の追尾目標データである第2の信号を格納する追尾目標データベースと、
前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいてゲート情報を生成するゲート設定回路と、
前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、
前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、
前記追尾目標データベースからの第2の信号及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、両者の画面内の横幅に従い両者を組み合わせることに対する正否判定を行なう組合わせ信頼性判定回路と、
前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、
前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号、及び前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて横方向の長さの変化から新規目標と追尾目標の組合わせの信頼性を判定する横方向残像解析回路と、
前記横方向残像解析回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第3のデータ制御スイッチと、
前記第3のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、
前記第2又は第3のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路と
を備えたことを特徴とする追尾処理装置。 - 外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、
前記捜索センサの走査速度を左右の走査方向毎に変化させる走査速度変更回路と、
捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて、目標取得時間、画面内目標位置横方向、画面内目標位置縦方向、画面内目標幅、画面内目標高さ、及び目標取得時走査方向から構成される第1の信号を算出する目標抽出回路と、
既存の追尾目標の追尾目標取得時間、画面内追尾目標位置横方向、画面内追尾目標位置縦方向、画面内追尾目標幅、画面内追尾目標高さ、及び追尾目標取得時走査方向から構成される第2の信号を格納する追尾目標データベースと、
前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて、次回走査における目標の出現予測位置、及びその範囲から構成されるゲート情報を生成するゲート設定回路と、
前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、
前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、
前記追尾目標データベースからの第2の信号及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、前記第2の信号の画面内追尾目標高さをh1、前記第1の信号の画面内目標高さをh2、右走査速度をVR、左方向走査速度をVL、遅延時間積分の横方向の長さをRとし、目標の走査方向と垂直な方向への移動速度VVを、次の式に基づき算出するとともに、
VV=(h1−h2)×VR×VL/{R×(VL−VR)}、
前記第2の信号の画面内追尾目標位置縦方向をV1、追尾目標取得時間をT1、前記第1の信号の画面内目標位置縦方向をV2、目標取得時間をT2として、予測と観測位置のずれDvを、次の式に基づき算出し、
Dv=|V2−(V1+VV×(T2−T1))|、
前記ずれDvが所定の基準値以内である場合は組合わせ正判定を、それ以外の場合は組合わせ否判定を出力する組合わせ信頼性判定回路と、
前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、
前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、
前記第2のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路とを備え、
前記第1のデータ制御スイッチは、前記目標抽出回路からの第1の信号を、前記ゲート内判定回路の判定結果がゲート外である場合は前記新規目標登録回路へ、前記ゲート内判定回路の判定結果がゲート内である場合には前記組合わせ信頼性判定回路、及び前記第2のデータ制御スイッチへ出力し、
前記第2のデータ制御スイッチは、前記組合わせ信頼性判定回路より組合わせ正判定を受けた場合には、前記第1及び第2の信号を前記既存目標更新回路に出力するとともに、前記組合わせ信頼性判定回路より組合わせ否判定を受けた場合には、前記ゲート内判定回路の判定結果を破棄し、前記第1の信号を前記新規目標登録回路に出力する
ことを特徴とする追尾処理装置。 - 外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、
前記捜索センサの走査速度を左右の走査方向毎に変化させる走査速度変更回路と、
前記捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて第1の信号を算出する目標抽出回路と、
既存の追尾目標データである第2の信号を格納する追尾目標データベースと、
前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいてゲート情報を生成するゲート設定回路と、
前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、
前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、
前記追尾目標データベースからの第2の信号及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、両者の画面内の縦高さに従い両者を組み合わせることに対する正否判定を行なう組合わせ信頼性判定回路と、
前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、
前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号及び前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて縦方向の長さの変化から新規目標と追尾目標の組合わせの信頼性を判定する縦方向残像解析回路と、
前記縦方向残像解析回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第3のデータ制御スイッチと、
前記第3のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、
前記第2又は第3のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路と
を備えたことを特徴とする追尾処理装置。 - 外界からの光学的な信号を走査し時間遅延積分を行いながら画像データに変換する捜索センサと、
前記捜索センサの走査速度を左右の走査方向毎に変化させる走査速度変更回路と、
前記捜索センサからの画像データ及び捜索方向に基づいて第1の信号を算出する目標抽出回路と、
既存の追尾目標データである第2の信号を格納する追尾目標データベースと、
前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいてゲート情報を生成するゲート設定回路と、
前記ゲート情報に基づいて前記第1の信号がゲート内に入っているか否かを判定するゲート内判定回路と、
前記ゲート内判定回路の判定に基づいて前記目標抽出回路の出力先を制御する第1のデータ制御スイッチと、
前記追尾目標データベースからの第2の信号及び前記第1のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づき、両者の画面内の横幅及び縦高さに従い両者を組み合わせることに対する正否判定を行なう組合わせ信頼性判定回路と、
前記組合わせ信頼性判定回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第2のデータ制御スイッチと、
前記第1又は第2のデータ制御スイッチからの第1の信号及び前記追尾目標データベースからの第2の信号に基づいて縦及び横方向の長さの変化から新規目標と追尾目標の組合わせの信頼性を判定する縦横方向残像解析回路と、
前記縦横方向残像解析回路の判定に基づいて前記第1及び第2の信号の流れを制御する第3のデータ制御スイッチと、
前記第3のデータ制御スイッチからの第1の信号に基づいて前記追尾目標データベースへの新規目標情報を作成する新規目標登録回路と、
前記第2又は第3のデータ制御スイッチからの第1及び第2の信号に基づいて既存目標の更新と前記追尾目標データベースへの更新目標情報を作成する既存目標更新回路と
を備えたことを特徴とする追尾処理装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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