JP3854897B2 - 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像装置、及び、前記現像装置を有する、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ、及び、前記プロセスカートリッジが着脱可能な画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真プロセスを用いて記録媒体に画像形成する電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体および電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずに、ユーザ自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そのため、このプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0003】
このようなプロセスカートリッジに内蔵された現像手段(現像装置)においては、回転する現像剤担持体(現像スリーブ)の両端部に、現像領域外へトナーが流出するのを防止するためのシール部材が設けてある。従来、このトナーの流出を防ぐシール部材にはフェルトや発泡ゴムなどの弾性体が広く利用されている。
【0004】
しかしながら、現像スリーブの回転トルクの低減、シール能力の安定性、シール部材のリサイクル性などについて有利であることから、現像スリーブの両端部に一定の間隙をもって磁性体のシール部材を配置し、これによりトナーの流出を防止する方法が提案されている。この磁気シール部材71′は、図8に示すようにその構成要素である磁石73′がNd−Fe−Bの磁性粉末を含有するナイロンバインダを備えた射出成形品で、もう1つの構成要素である磁性板74′は鉄材である。また、現像スリーブ5′と磁気シール部材71′との間隙g′(図11(d))は0.1〜0.7mmあり、そのときの磁気シール部材71′の磁力による現像スリーブ5′の表面の磁束密度は1000〜2000Gs程度ある。そして、磁気シール部材71′内の磁石73′と磁性板74′との位置関係は、図10に示すように、現像枠体12′の開口部26′側に磁石73′が、また開口部26′より外側に磁性板74′が配置されている。
【0005】
上述のように磁石73′を現像枠体12′の開口部26′側に、磁性板74′を開口部26′より外側に配置することによって磁気シール部材71′の磁力線24は、図3に示すように、磁石73′と磁性板74′との間に形成され、透磁率の高い磁性板74′に入っていくため、磁気シール部材71′の幅の外側まで広がる磁力線が発生しない。また、発散していく磁力線を磁性板74′に集中させることになるため、磁石73′表面の磁束密度が高くなり磁力が大きくなる。このためシール性の向上が図れる。
【0006】
次に磁気シール部材の取り付け、位置決め方法について説明する。
【0007】
磁石73′、磁性板74′の外周側(背面)には、図9に示すように弾性材による弾性ライニング77′が施されている。この弾性ライニング77′の範囲は長手方向の幅は磁石73′、磁性板74′を併せた大きさにほぼ等しい。また下端の長手方向外側は磁気シール部材の下端面71′fにかかるように貼られ、内側は磁気シール部材の下端面71′fとライニング下端面77′fがほぼ同一平面にある。そして上端はライニング上端面77′gが磁石73′の上端面73′gからやや下がった位置に有る。この弾性ライニング77′は磁石73′、磁性板74′の背面に両面テープによって貼り付けられる。
【0008】
また現像枠体12′には、図10に示すように平面12′iから円弧面12′jにかけて磁気シール部材71′の取り付け用溝72′が設けられている。この溝72′は、円弧面12j′の円弧に沿う円弧溝72′aと、平面12′iに沿う上下方向に形成された直線溝72′bと、磁気シール部材71′の屈折嵌込部73′eが嵌入する長手方向に形成された位置決め溝72′dがつらなっている。この位置決め溝72′dの上下寸法72′Xは磁気シール部材71′の屈折嵌込部73′eの上下寸法73′Xよりわずかに大きくなっており、この位置決め溝72′dに屈折嵌込部73′eを嵌め込むことで、磁気シール部材71′の上下方向の位置決めを行うことができる。磁気シール部材71′の取り付け用溝72′の深さ72′Wは、図11(a)に示すように、磁気シール部材上部の厚み寸法71′Wに弾性ライニング77′の厚さを加えた大きさよりも、弾性ライニング77′の圧縮代だけ小さくしてある。また、円弧溝72′a下端面の長手方向内側部分には磁気シール部材71′の下端面71′fが直接当接する下端当接部72′fが形成されている。
【0009】
上記磁気シール部材71′は、図11(a)に示すように現像枠体12′の磁気シール部材71′の取り付け用溝72′に矢印イに示すように持ち込み、図11(b)のように円弧溝72′aに半円弧形部分71′a(図8参照)を嵌め込み、直線状の端面部分71′b(図8参照)を直線溝72′bに嵌め込み、矢印イ方向に軽く押圧すると弾性ライニング77′の下部77′a(図9参照)は圧縮され、且つ、磁気シール部材71′の下端面71′fは溝72′の下端当接部72′fを圧し、磁気シール部材(磁石73′)の上端面73′g(図8参照)は溝72′の上端面72′gと一致するので、矢印イと交叉する奥側へ向かって磁気シール部材71′の上部を押すと磁気シール部材71′は溝72′に嵌合する。
【0010】
次に現像ブレード9′dを現像枠体12′に取り付ける。すると現像ブレードの板金9′d1は現像枠体の座面12i′に密着する際、図11(c)に示すように磁石73′の上部前面73′hを現像ブレードの板金9′d1で押圧して、磁気シール部材71′の上部を溝72′に押し込む。この押し込みにより磁気シール部材71′は下端面71′fを中心にして上部が現像枠体12′の溝72′中へ回動するので弾性ライニング77′は奥側へ圧縮され、その反力は磁気シール部材71′の下端面71′fが接触している現像枠体12′の溝72′の下端当接部72′f及び上部の前面73′h部分が接している板金9′d1で担持される。最後に現像ローラユニットGが取り付けられ、図11(d)に示すようになる。
【0011】
上述のように構成してあるため、磁気シール部材71′は、現像枠体12′に設けた磁気シール部材72′の取り付け用溝72′に保持され、現像ブレード9′dの板金9′d1で上部が押圧され、正確に位置決めされる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の従来技術を更に改良したものであり、現像枠体に対する磁気シール部材の位置決め部を磁石部分でなく側部に設けられた磁性部材により形成し、高価な磁石の使用量を少なくすることにより、コストを下げることを目的とする。
【0013】
また、現像枠体に対する磁気シール部材の位置決め部を磁石部分でなく側部に設けられた磁性部材により形成し、磁気シール部材の一部が弾性変形可能な構成とすることにより、現像装置の組立性を向上させることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、現像枠体に回転自在に支持され、電子写真感光体上の潜像領域に現像剤を搬送する現像剤担持体と、前記現像剤担持体上に付着した現像剤の層厚を規制する現像ブレードであって、支持板金と、ゴムブレードと、を有する現像ブレードと、前記現像剤担持体の長手方向両端部でかつ外周面に対して間隙部を形成するように配置された磁気シール部材であって、磁石と、前記現像剤担持体の軸線方向において前記磁石の外側に設けた磁性部材と、を有する磁気シール部材と、を有し、前記磁気シール部材は、前記現像剤担持体に対向する部位以外の部分を前記磁性部材で形成されていることを特徴とする。
【0015】
上記構成によれば、現像剤担持体に対向する部位以外の部分を前記磁石でなく前記磁性部材で形成しているので、高価な磁石の使用量を少なくすることにより、コストを下げることが可能となる。
【0016】
更に、前記磁性部材の、前記現像剤担持体に対向する部位以外の部分は、弾性変形可能に構成されていることを特徴とする。
【0017】
上記構成によれば、前記磁性部材の一部を弾性変形可能な構成とすることにより、現像装置の組立性を向上させることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0019】
〔第1実施形態〕
図7は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の主要部の構成説明図である。
【0020】
この画像形成装置51(本実施形態ではレーザービームプリンタ)は、図7に示すように、光学系52から画像情報に基づいたレーザー光をドラム形状の電子写真感光体1(以下「感光体ドラム」という)に照射して前記感光体ドラム1に潜像を形成し、この潜像をトナー(不図示)を用いて現像してトナー像を形成する。
【0021】
一方、シート材Sは、給送カセット55に積載され、ピックアップローラ56、フィードローラ57、リタードローラ58からなる給送機構によって、1枚ずつピックアップして本体に給送する。
【0022】
前記給送機構より送られたシート材Sは、搬送ローラ対59からレジストローラ対60に給送され、シート材Sの姿勢を整えて転写部に搬送される。転写部において、前記感光体ドラム1に形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ61によってシート材Sに転写する。そのシート材Sをガイド板62でガイドして定着手段へと搬送する。この定着手段は加圧ローラ63及びヒータを内蔵する定着ローラ64からなり、通過するシート材に熱及び圧力を印加して転写トナー像をシート材Sに定着させる。このシート材Sを排出ローラ対65で搬送し、反転搬送経路を通して排出部66へ排出する。尚、この画像形成装置は、図示しない手差しトレイ及びローラによって手差し給送も可能となっている。
【0023】
次に、上記構成の画像形成装置51に対して着脱可能なプロセスカートリッジ67について図6に基づいて説明する。図6は本発明の実施形態における画像形成装置のプロセスカートリッジの概略を示す図である。
【0024】
このプロセスカートリッジは、感光体ドラム1と、少なくとも一つのプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば感光体ドラム1の表面を帯電させる帯電手段2、感光体ドラム1にトナー画像を形成する現像手段(現像装置)4、感光体ドラム1の表面に残留したトナーを除去するためのクリーニング手段11などがある。
【0025】
本実施形態に係るプロセスカートリッジは、図6に示すように、感光体ドラム1の周囲に、帯電手段2と、現像枠体12、現像剤担持体である現像スリーブ5、および現像ブレード9dなどを有する現像手段4と、クリーニング手段11とを配置し、枠体で形成されたハウジングで覆って一体的にカートリッジ化し、画像形成装置本体(不図示)に対して着脱自在に装着されている。
【0026】
次に、本実施形態に係る現像手段4について説明する。現像スリーブ5は、その内部に磁石ローラ6を有し、現像枠体12にスリーブ軸受(図示せず)を介して回転可能に取り付けられている。上記現像枠体12から供給されるトナーは、磁石ローラ6の磁力により上記現像スリーブ5の表面に付着し、ゴムブレードとこれを支持する支持板金であるDブレード板金9d1とからなる現像ブレード9dにより層厚が一定に規制された後、現像スリーブ5の回動に伴って、感光体ドラム1上の潜像と対向する位置に搬送され、該潜像に付着して現像を行う。
【0027】
また、現像手段4には、図5(d)に示すように現像スリーブ5の両端部に磁気シール部材71が設けられている。この磁気シール部材71は、現像スリーブ5の外周面と間隙gを隔てて配置され、現像枠体12に取り付けられている。また、磁気シール部材71は、現像スリーブ5の長手方向となる磁石73の幅方向外側面に、磁性板(磁性部材)74を接合させたものである。
【0028】
次に、本実施形態の磁気シール部材71について詳細に説明する。
【0029】
磁気シール部材71は、図1に示すような形状をしており、その構成要素である磁石73がNd−Fe−Bの磁性粉末を含有するナイロンバインダを備えた幅3.4mmの射出成形品で、もう1つの構成要素である磁性板74が厚さ0.6mmのSUS材である。また、また、現像スリーブ5と磁気シール部材71との間隙g(図5(d))は0.1〜0.7mmあり、そのときの磁気シール部材71の磁力による現像スリーブ5の表面の磁束密度は1000〜2000Gs程度ある。
【0030】
そして、磁気シール部材71内の磁石73と磁性板74との位置関係は、磁気シール部材71の円弧形状部71aからその上部の直線形状部71bにかかる部分においては、現像枠体12の開口部26側に磁石73が配置され、また開口部26に対し外側に磁性板74が配置されている。そしてさらにその上部、すなわち現像スリーブ5に対向する部位以外の部分には磁石73は無く、図1に示すように、この磁気シール部材71の、前記現像スリーブ5に対向する部位以外の部分は前記磁性板74のみで形成されている。
【0031】
そして、この磁性板74の、前記現像スリーブ5に対向する部位以外の部分に、前記現像枠体12に対して前記磁気シール部材71の位置決めを行う位置決め部74cが形成されている。この位置決め部74cは、磁気シール部材の上下方向の位置決めを行う屈折嵌込部74c1と、Dブレード板金9d1と当接することにより図5の左右方向の位置決めを行う当接面74c2と、から成る。
【0032】
そして、この屈折嵌込部74c1は前記現像ブレード9dに当接しない位置にある。すなわち、前記屈折嵌込部74c1は前記当接面74c2に対し1段下がった位置にある。これにより当接面74c2とその他の部位の位置関係がはっきりするため、当接面74c2の面精度が出しやすくなり、また屈折嵌込部74c1が嵌合する溝72d(図4、図5参照)は精度が要求される部位が現像ブレード9dの取り付け座面12iから離れるため、座面12iと溝72dの角部がエッジである必要がなくなり、現像枠体12の生産性が向上する。
【0033】
また、前記磁気シール部材71の、現像スリーブ5に対面している部分は、磁石73を現像枠体12の開口部26側に、磁性板74を開口部26より外側に配置しているため、磁気シール部材71の磁力線24は、図3に示すように、磁石73と磁性板74との間に形成され、透磁率の高い磁性板74に入っていくため、磁気シール部材71の幅の外側まで広がる磁力線が発生しない。また、発散していく磁力線を磁性板74に集中させることになるため、磁石73表面の磁束密度が高くなり磁力が大きくなる。このためシール性の向上が図れる。
【0034】
次に磁気シール部材の取り付け、位置決め方法について説明する。
【0035】
図2に示すように、磁石73、磁性板74の外周側(背面)には、弾性材による弾性ライニング77が施されている。この弾性ライニング77の範囲は長手方向の幅は磁石73、磁性板74を併せた大きさにほぼ等しい。また下端の長手方向外側は磁気シール部材71の下端面71fにかかるように貼られ、内側は磁気シール部材71の下端面71fとライニング下端面77fがほぼ同一平面にある。そして上端はライニング上端面77gが磁性板74の屈折嵌込部74c1への曲げSからやや下がった位置に有る。この弾性ライニング77は磁石73、磁性板74の背面に両面テープによって貼り付けられる。
【0036】
また現像枠体12には、図4に示すように、平面(座面)12iから円弧面12jにかけて磁気シール部材71の取り付け用溝72が設けられている。この取り付け用溝72の断面形状は図5に示す形状となっている。これは磁性板74で形成された磁気シール部材71の位置決め部74cに対応しており、弾性ライニング77が全域(磁気シール部材71の円弧形状部71a、直線形状部71b、磁性板74による位置決め部74c)に渡り同じ圧縮量となるようになっている。また図4に示すように、前記位置決め部74cの進入口となる、前記取り付け用溝72(位置決め溝72d)の入口には、前記磁気シール部材71の位置決め部74cの上端部が溝72の上端部72gに入りやすいように大き目のC面(斜面)が設けてある。
【0037】
前記磁気シール部材71は、図5(a)に示すように、現像枠体12の磁気シール部材71の取り付け用溝72に矢印に示すように持ち込み、円弧溝72aに円弧形状部71aを嵌め込み、直線形状部71bを直線溝72bに嵌め込む。この際、直線形状部71bと磁性板74の位置決め部74cの境部71n(図1参照)は斜面となっており、組み立て時に取り付け用溝72にスムーズに取り付くようになっている。
【0038】
そして矢印ア方向に押圧すると弾性ライニング77の下部77a(図2参照)は圧縮され、且つ、磁気シール部材71の下端面71fは溝72の下端当接部72fを圧し、磁気シール部材71の位置決め部74cの屈折嵌込部74c1は溝72dと一致するので、矢印アと交叉する奥側へ向かって磁気シール部材71の当接面74c2を押すと図5(c)のように磁気シール部材71は溝72に嵌合する。
【0039】
この押し込み時に、磁気シール部材71には実使用時に比べ強い負荷がかかる。磁気シール部材71の位置決め部74cの屈折嵌込部74c1に溝72dの入口を通過させるためには実使用時よりも弾性ライニング77の下部77aを圧縮させなければならない。特に従来は図11(b)の状態からさらに磁気シール部材71′を下方に押圧しないと溝72′dに入らない。この押圧により従来は磁気シール部材の磁石部に負荷がかかりダメージを与えるおそれがあった。しかし本実施形態においては屈折嵌込部74c1の厚みが薄く、また溝72dの入口に設けられたC面により入りやすくなっており、また磁気シール部材71の位置決め部74cがSUS製の薄板であることから若干の弾性変形があるため、現像装置の組立性の向上が期待できる。また、磁気シール部材71の磁石73部にかかる負荷が従来のものより低減される。なお、ここで磁気シール部材71の位置決め部74cの弾性変形は微小であり、かつ、組み付け後に磁気シール部材71にかかる負荷は小さくなるため、組み付け後の変形量は位置決めに関しては無視できるレベルである。
【0040】
次に現像ブレード9dを現像枠体12に取り付ける。すると現像ブレード9dの板金9d1は現像枠体12の平面(座面)12iに密着する際、図5(c)に示すように位置決め部74cの当接面74c2を現像ブレード9dの板金9d1で押圧して、磁気シール部材71の位置決め部74cの屈折嵌込部74c1を溝72dに押し込む。
【0041】
この押し込みにより磁気シール部材71は下端面71fを中心にして上部が現像枠体12の溝72中へ回動するので弾性ライニング77は奥側へ圧縮され、その反力は磁気シール部材71の下端面71fが接触している現像枠体12の溝72の下端当接部72f及び磁性板74による当接面74c2が接している板金9d1で担持される。最後に現像ローラユニットGが取り付けられ、図5(d)のようになる。
【0042】
すなわち、磁気シール部材71は、現像枠体12に設けた磁気シール部材71の取り付け用溝72に保持され、現像ブレード9dの板金9d1で磁性板74による当接面74c2が押圧され、正確に位置決めされる。
【0043】
上述したように、本実施形態では、磁気シール部材71が、現像スリーブ5の外周面と対向する部位以外の部分を磁石73ではなく、磁性板74で形成されているため、高価である磁石73の使用量を少なくできることから、コストダウンが図れる。
【0044】
また磁気シール部材(の磁性板)の一部、本実施形態では、前記磁性板74の、前記現像スリーブ5に対向する部位以外の部分が、弾性変形可能に構成されていることから、組立性の向上が図れる。また、組立時の負荷で磁気シール部材を破損する確率が従来に比べ小さい。
【0045】
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジとして、感光体ドラムと、該感光体ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段,現像手段,クリーニング手段を一体に有するプロセスカートリッジを例示したが、これに限定されるものではなく、感光体ドラムと現像手段の他に、帯電手段、クリーニング手段のうち、いずれか1つを一体に有するプロセスカートリッジであっても良い。
【0046】
更に前述した実施形態では、感光体ドラムを含むプロセスカートリッジが画像形成装置本体に対して着脱自在な構成を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば各構成要素がそれぞれ組み込まれた構成、或いは各構成要素がそれぞれ着脱可能な構成であっても良い。
【0047】
また前述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置や、転写材担持体を使用し、該転写材担持体に担持された転写材に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置や、中間転写体を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像を転写材に一括して転写する画像形成装置であっても良く、該画像形成装置の現像装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、現像剤担持体と対向する部位以外の部分を磁性部材で形成しているため、高価である磁石材の使用量を少なくできることから、装置のコストダウンが図れる。
【0049】
また、前記磁性部材の、前記現像剤担持体に対向する部位以外の部分が、弾性変形可能に構成されていることから、組立性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る磁気シール部材の斜視図である。
【図2】第1実施形態に係る磁気シール部材に弾性ライニングを貼り付けた状態の斜視図である。
【図3】第1実施形態に係る磁気シール部材の磁力状態を示す断面図である。
【図4】第1実施形態に係る磁気シール部材取り付け部を示す斜視図である。
【図5】第1実施形態に係る磁気シール部材の現像枠体への取り付けを示す現像ローラに直角方向の断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るプロセスカートリッジの略断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の主要部の構成説明図である。
【図8】従来の磁気シール部材の斜視図である。
【図9】従来の磁気シール部材に弾性ライニングを貼り付けた状態の斜視図である。
【図10】従来の磁気シール部材取り付け部を示す斜視図である。
【図11】従来の磁気シール部材の現像枠体への取り付けを示す現像ローラに直角方向の断面図である。
【符号の説明】
G …現像ローラユニット
S …シート材
1 …感光体ドラム
2 …帯電手段
4 …現像手段
5 …現像スリーブ
9d …現像ブレード
9d1 …Dブレード板金
11 …クリーニング手段
12 …現像枠体
12i …平面(座面)
12j …円弧面
26 …開口部
51 …画像形成装置
52 …光学系
55 …給送カセット
56 …ピックアップローラ
57 …フィードローラ
58 …リタードローラ
59 …搬送ローラ対
60 …レジストローラ対
61 …転写ローラ
62 …ガイド板
63 …加圧ローラ
64 …定着ローラ
65 …排出ローラ対
66 …排出部
67 …プロセスカートリッジ
71 …磁気シール部材
71a …円弧形状部
71b …直線形状部
71f …下端面
71n …境部
72 …取り付け用溝
72a …円弧溝
72b …直線溝
72d …位置決め溝
72f …下端当接部
72g …上端部
73 …磁石
74 …磁性板
74c …位置決め部
74c1 …屈折嵌込部
74c2 …当接面
77 …弾性ライニング
77a …下部
Claims (7)
- 現像枠体に回転自在に支持され、電子写真感光体上の潜像領域に現像剤を搬送する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体上に付着した現像剤の層厚を規制する現像ブレードであって、支持板金と、ゴムブレードと、を有する現像ブレードと、
前記現像剤担持体の長手方向両端部でかつ外周面に対して間隙部を形成するように配置された磁気シール部材であって、磁石と、前記現像剤担持体の軸線方向において前記磁石の外側に設けた磁性部材と、を有する磁気シール部材と、
を有し、
前記磁気シール部材は、前記現像剤担持体に対向する部位以外の部分を前記磁性部材で形成されていることを特徴とする現像装置。 - 前記磁性部材の、前記現像剤担持体に対向する部位以外の部分は、弾性変形可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 前記磁性部材の、前記現像剤担持体に対向する部位以外の部分に、前記現像枠体に対して前記磁気シール部材の位置決めを行う位置決め部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
- 前記現像枠体は前記磁気シール部材を位置決めするための位置決め溝を有し、
前記位置決め部は、前記位置決め溝に嵌り込む嵌込部と、前記支持板金と当接する当接面と、を有することを特徴とする請求項3に記載の現像装置。 - 前記嵌込部が前記現像ブレードに当接しない位置にあることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
- 画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジであって、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための請求項1〜5のいずれか1項に記載の現像装置と、を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
- プロセスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
請求項6に記載のプロセスカートリッジと、前記プロセスカートリッジを着脱可能に装着するための装着手段と、記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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