JP3857778B2 - 伝動ベルトのカット装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、Vリブドベルト等の伝動ベルトのカット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、Vリブドベルト等の伝動ベルトを製造する場合には、ベルト成形体を駆動ロールとテンションロールとの間に巻き掛け、駆動ロールを回転させながら前記駆動ロールに対しカット刃を押し付けて、前記ベルト成形体を所定の幅に輪切りするカット作業がある。
【0003】
かかるカット作業は、駆動ロールを回転駆動してベルト成形体を回転させつつ行われるが、その作業中にベルト成形体が軸方向に移動するので、それを防止するために、テンションロールを、その軸線が駆動ロールの軸線に対して所定量ずれるようにひねることが一般に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ベルト成形体は、伝動ベルトの仕様によって、芯体コード等の構造が異なり、前述した軸方向への移動の程度が異なるため、全ての種類のベルト成形体について精度よくカットすることは困難である。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、ベルト成形体を所定の幅にカットする際に、ベルト成形体の種類にかかわりなく、精度よくカットできる伝動ベルトのカット装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、回転駆動される駆動ロールと、該駆動ロールに併設され前記駆動ロールとの間にベルト成形体が巻き掛けられるテンションロールと、前記駆動ロールを回転させながら前記駆動ロールに対しカット刃を押し付けて、前記ベルト成形体を所定の幅に輪切りにするカッター手段と、前記テンションロールを駆動ロールに対してひねるひねり手段とを有する伝動ベルトのカット装置において、前記駆動ロールを回転させてベルト成形体の片寄り速度を測定する片寄り速度測定手段と、該片寄り速度測定手段よりの信号を受け、前記ベルト成形体の片寄り速度と前記テンションロールのひねり量との関係を示すマップに基づいて、前記ベルト成形体の片寄り速度に応じて、前記ひねり手段を制御して、前記テンションロールのひねり量を調整するひねり量調整手段とを備え、前記マップは、前記ベルト成形体の片寄り速度が大きくなるほど前記テンションロールのひねり量が大きくなるように前記テンションロールのひねり量を設定しているものであることを特徴とする。
【0007】
よって、駆動ロールを回転させて、片寄り速度測定手段によって、ベルト成形体の片寄り速度が測定される。それから、ひねり量調整手段によって、前記ベルト成形体の片寄り速度が大きくなるほどテンションロールのひねり量が大きくなるように、片寄り速度とテンションロールのひねり量との関係を示すマップに基づいて、前記ベルト成形体の片寄り速度に応じて、前記ひねり手段が制御され、テンションロールのひねり量が調整される。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1記載の伝動ベルトのカット装置において、前記テンションロールが、テンションロール軸と、該テンションロール軸に独立回転可能に支持された複数のロール部材とを有する。
【0009】
よって、独立回転する複数のロール部材にカット済みのベルト成形体が巻き掛けられることから、そのカット済みのベルト成形体の片寄りが安定せしめられ、カット幅の精度が高められる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2の伝動ベルトのカット装置において、前記駆動ロールが、前記カット刃の進入が可能である複数のカット溝が形成されている。このカット溝は、最終製品である伝動ベルトのベルト幅の倍数に相当するピッチで設けることができる。
【0011】
よって、カット刃によるカットの際、カット刃がカット溝に進入してカットが行われることとなり、カット刃が駆動ロールと干渉することがない。よって、駆動ロールとして、金属ロールを用いることができ、幅精度を安定化させることが可能となる。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの伝動ベルトのカット装置において、さらに、駆動ロール及びテンションロールに巻き掛けられカット終了後のベルト成形体を受け取る受け取りアーム部材を有する成形体受け取り装置が隣接して設けられ、該成形体受け取り装置は、受け取りアーム部材上のベルト成形体を、カットされた成形体ごとに次の工程に送るものである。
【0013】
よって、カット終了後のベルト成形体は、成形体受け取り装置の受け取りアーム部材に受け渡され、このようにして受け渡されたベルト成形体は、カットされた成形体ごとに次の工程に送られる。
【0014】
請求項5の発明は、請求項4の伝動ベルトのカット装置において、さらに、前記成形体受け取り装置との間に、前記成形体受け取り装置にベルト成形体を渡す際、ベルト成形体の耳部を受け取る耳部受け取り装置が設けられている。
【0015】
よって、カット終了後のベルト成形体が成形体受け取り装置に渡される際に、ベルト成形体の耳部が耳部受け取り装置の耳部受け取り部材に受け渡される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
概略構成を示す図1〜図4において、1は伝動ベルトのカット装置で、ベルト成形体2が駆動ロール3とテンションロール4との間に回転可能に巻き掛けられ、駆動ロール3を回転させながら前記駆動ロール3に対しカッター手段5を適用して、前記ベルト成形体2を所定の幅に輪切りにするものである。
【0018】
前記駆動ロール3は、動力伝達機構6を介して、主モータ7にて回転駆動されるようになっている。また、前記駆動ロール3は、最終製品である伝動ベルトのベルト幅の倍数に相当するピッチで、前記カッター手段5のカット刃5aの進入が可能であるカット溝3a,・・が形成されている(図1(b)参照)。よって、カッター手段5のカット刃5aによるカットの際に、カット刃5aがカット溝3aに進入してカットが行われ、それから、矢符に示すように上方に移動し、軸線方向に一定ピッチだけ移動し、隣のカット溝3aにカット刃が進入してカットを行うという動作が繰り返されて一連のカット動作が行われるので、カット刃5aが駆動ロール3と干渉することがない。
【0019】
また、前記テンションロール4は、図5〜図9に示すように、テンションロール軸8と、該テンションロール軸8にベアリング部材9,9を介して回転可能に嵌挿された複数のローラ部材10,・・とによって構成されている。よって、独立回転する複数のロール部材10,・・にカット済みのベルト成形体2が巻き掛けられることから、そのカット済みのベルト成形体2の片寄りが安定せしめられ、カット幅の精度が高められる。
【0020】
前記駆動ロール3及びテンションロール4は、それぞれ基端部が軸線回りに回転可能に支持され、共に鉛直方向の軸線回りに回転可能に支持された軸受け部材11,12に回転可能に支承されている。また、駆動ロール3及びテンションロール4の先端部側には、係合凹部(テンションロール4側の係合凹部8aのみ図示)が形成され、該係合凹部には、係合凸部(ドア部材14側の係合凸部14aのみ図示)を有するドア部材13,14の係合凸部が係脱可能に係合するように構成されている(図7参照)。ドア部材13,14は、基端部が装置フレーム15に連結されたシリンダ16,17のピストンロッド16a,17aの先端部に回転可能に連結されている。
【0021】
前記テンションロール4は、昇降フレーム21に支持され、該昇降フレーム21と装置フレーム15との間に鉛直方向の昇降シリンダ22が介設され、該昇降シリンダ22を伸縮することで昇降フレーム21従ってテンションロール4を昇降し、駆動ロール3とテンションロール4との間隔をベルト成形体2の長さに応じて調整できるようになっている。そして、駆動ロール3とテンションロール4との間のベルト成形体2に、ガイドロール23を押し付け、ベルト成形体2のテンションを一定に保てるようになっている。
【0022】
また、前記駆動ロール3の上方には、カッター手段5が駆動ロール3の軸線方向に沿って移動可能に設けられている。即ち、カッター取付台31が駆動ロール2の軸線に平行に延びている第1のねじ棒部材32に移動可能に螺合され、該第1のねじ棒部材32を回転することで、カッター取付台31を移動させるようになっている。尚、第1のねじ棒部材32は、カップリング33を介してサーボモータ34に連結され、該サーボモータ34によって第1のねじ棒部材32が回転駆動されるようになっている。
【0023】
さらに、前記昇降フレーム21の、前記テンションロール4のテンションロール軸8の基端部側には、図5及び図6に示すように、前方に延びる支持ブラケット41が設けられ、該支持ブラケット41の軸受け部41aに軸受け部材42の鉛直軸部42aが回転可能に支持され、軸受け部材42の軸受け部42bに前記テンションロール4のテンションロール軸8が回転可能に支持されている。
【0024】
また、支持ブラケット41の先端部には、連結板51を介して、テンションロール8の軸線に沿って延びるドア取付板52が取り付けられている。ドア取付板52は、昇降フレーム21の前側に位置し、テンションロール4の先端部側において、ドアヒンジ53を介して前記ドア部材14が開閉可能に設けられている。該ドアヒンジ53に後方に延びるシリンダブラケット54が設けられ、前記ドア部材14を開閉するシリンダ55が支持されている。
【0025】
前記連結板51は、テンションロール8の一端部側において、昇降フレーム21に支持されている。昇降フレーム21の両側部にはスライダ56,56が設けられ、該スライダ56,56が、ガイドレール57,57にスライド可能に係合している。
【0026】
一方、前記昇降フレーム21の他端部側には、図7〜図9に示すように、第2のねじ棒部材61が回転可能に支持され、該第2のねじ棒部材61が、連結板51に設けられたナット部材62に回転可能に螺合している。よって、第2のねじ棒部材61を回転することで、鉛直軸部42aを回転軸として回転することでテンションロール4をひねるひねり手段63が構成されている。
【0027】
前記第2のねじ棒部材61の端部には、従動プーリ64が設けられ、該従動プーリ64が、サーボモータ65にて回転駆動される駆動プーリ66とベルト67を介して連係されている。
【0028】
また、前記ひねり手段63に隣接して、テンションロールのひねりが安定して行われるように、テンションロールのひねり動作を案内する案内手段64が設けられている。案内手段64は、昇降フレーム21に設けられ案内孔71aを有する案内部材71と、連結板51に設けられ案内部材71の案内孔71aに移動可能に係合するピン部材72とを有する。
【0029】
前記サーボモータ65には、テンションロール4のひねり量を調整するひねり量調整手段73が連係されている。ひねり量調整手段73は、後述の検出センサ78A,78Bからの信号に基づき片寄り速度測定手段74によって測定されたベルト成形体2の片寄り速度に応じて、前記ひねり手段63を制御するようになっている。即ち、ベルト成形体2の種類A,B,C(例えばサイズ別、仕様別)の応じて、予め実験により求められているベルト成形体2の片寄り速度とテンションロール4のひねり量との関係を表すマップ(図10参照)に基づいて、測定されたベルト成形体2の片寄り速度により、テンションロール4のひねり量が設定され、カット時において、全てのベルト成形体2についての片寄りの程度が同一になるように制御される。具体的には、片寄り速度が大きくなるほどテンションロール4のひねり量が大きくなるように設定される。
【0030】
ところで、前記ベルト成形体2の片寄り速度の測定は、図11に示すように行われる。つまり、まず、図11(a)に示すように、押し出し板76が押し出しシリンダ77によって押し出され、該押し出し板76に基づいてベルト成形体2が所定の基準位置に押し出し板76を用いてセットし、その後、図11(b)に示すように、押し出し板76を後退させる。それから、駆動ロール3を回転させると、そのベルト成形体2の特性に応じて、ベルト成形体2は図11(c)に示すように右側に移動するか、図11(d)に示すように左側に移動する。その移動が、前記基準位置から左右等距離に配設された検出センサ78A,78Bにて、ベルト成形体2の端面を検出することで、検出される。つまり、ベルト成形体2の移動方向とベルト成形体2の端面が検出されるまでの時間とが測定され、それに基づいて片寄り速度が測定され、この片寄り速度に基づいて、テンションロール4のひねり量が前述した如く決定される。そして、テンションロール4がひねられた後、前記押し出し板76によって、ベルト成形体2がカットのための初期位置に移動せしめられ(図11(e)参照)、カッター手段5によるカット作業が開始され(図11(f)参照)、カット作業が終了すると(図11(g)参照)、前記押し出し板76にて、後述の成形体受け取りアーム部材102に受け渡される。
【0031】
また、前記カット装置1に隣接して、図12に示すように、耳ゴム除去装置81を介してベルト成形体受け取り装置82が配設され、カット終了後のベルト成形体2が成形体受け取り装置82に受け渡される際に、ベルト成形体2のカットによって発生した左右の耳部2a,2bが、耳部受け取り装置81に受け渡される。
【0032】
前記耳ゴム除去装置81は、図13及び図14に示すように、支柱部材83の上部付近に上下に回転可能に耳ゴム受け部材84が設けられている。耳ゴム受け部材84は、基端部がリンク部材85を介してシリンダ86のピストンロッド86aに連結されている。
【0033】
前記支柱部材83は、下端部が可動台87に回転可能に支持されている。可動台87には駆動モータ88が取り付けられ、該駆動モータ88によって回転駆動される駆動ギヤ89が、支柱部材83に取付固定されたギヤ90に噛み合っている。
【0034】
前記可動台87は、下側に、ガイドレール91,91にスライド可能に係合するスライダ92,92を有し、耳ゴム2a,2bを受け取る受け取り位置P1と、耳ゴム2a,2bを耳ゴムストッカP2に排出する排出位置との間を移動するようになっている。
【0035】
また、図15〜図17に示すように、前記成形体受け取り装置82は、鉛直方向の支柱部材101の上端部に、成形体受け取りアーム部材102が水平面内において回転可能に支持されている。成形体受け取りアーム部材102は、下端部にギヤ部103aを有するギヤ部材103に連結され、該ギヤ部材103が、モータ104にて回転駆動される駆動ギヤ105に噛み合っており、前述したカット装置1の駆動ロール3よりカット後のベルト成形体2を受け取る受け取り位置と、該カット後のベルト成形体2を、カットされた成形体ごとに次の工程に送る受け渡し位置との間を回転するようになっている。
【0036】
前記成形体受け取りアーム部材102の先端部には、第1のシリンダ手段107にて進退移動する支持部材113が取付台106を介して取り付けられ、該取付台106に第2のシリンダ手段112にて位置決めピン部材108,108が昇降可能に設けられている。
【0037】
また、上方には、ベルト成形体2の端面を検出する検出センサ109が設けられている。前記検出センサ109は、シリンダ手段114にて昇降される支持ブラケット115に、係止部材119と共に取り付けられ、前記シリンダ手段114は、別のシリンダ手段118にて、ベルト成形体2の仕様に応じて進退されるようになっている。尚、117,117はガイドロッドである。
【0038】
また、前記成形体受け取りアーム部材102の先端部付近の上方には、1対の押さえ部材110,110が設けられ、該押さえ部材110,110がシリンダ手段111,111にて昇降され、別のシリンダ手段116によって進退されるようになっている。前記押さえ部材110,110の間には、ベルト成形体2を下側から支持する前記支持部材113が設けられている。尚、116は両シリンダ手段111,111を進退させるための別のシリンダ手段である。
【0039】
続いて、前記伝動ベルトのカット装置1からの、カット終了後のベルト成形体2の排出は次のように行われる。
【0040】
まず、図18(a)(b)に示すように、ベルト成形体2が巻き掛けられた状態で、駆動ロール3及びテンションロール4を略90°回転する一方、成形体受け取りアーム部材102も同様に略90°回転して、成形体受け取りアーム部材102の先端部が駆動ロール3の先端部と対向する状態とされる。
【0041】
その状態で、図18(c)に示すように、カッター取付台31に取り付けられた押し出し板121を所定量駆動して、駆動ロール3及びテンションロール4の先端部側に位置する耳部2aを取り除く。この耳部2aは、耳部受け取り部材84によって受け取られる。
【0042】
それから、図11(d)に示すように、成形体受け取りアーム部材102を前進させて、その先端部を駆動ロール3の先端部に係合させ、両者を接続する。そして、押し出し板121を駆動して、ベルト成形体2を、図11(e)に示すように成形体受け取りアーム部材102側に移動させ、図11(f)に示すように押し出し板121を原点位置に戻す。
【0043】
その後、図11(g)に示すように、成形体受け取りアーム部材102の先端部を後退させ、他方の耳部2bを耳部受け取り部材84に受け渡す
そして、図11(h)に示すように、駆動ロール3及びテンションロール4、並びに成形体受け取りアーム部材102がそれぞれ90°回転されて、原点位置に戻される。
【0044】
このようにして成形体受け取りアーム部材102に受け渡されたカット後のベルト成形体2は、次の工程に搬送されるが、そのために、まず、図示しない押し出し板にてベルト成形体2全体が先端部側に押し出され、それが位置決め部材108,108にて所定の位置に停止せしめられると共に検出センサ109にて検出される。
【0045】
それから、位置決め部材108,108がシリンダ手段112にて下降せしめられ、係止部材119がベルト成形体2との係合が解除する方向に移動せしめられ、その状態で前記支持部材113と押さえ部材110,110とによって、最も先端側に位置するカット後のベルト成形体2に挟持されて、シリンダ手段107,116が伸長動作することにより次の工程に搬送される。
【0046】
この動作が繰り返されることで、カットされたベルト成形体ごとに次の工程に搬送されることになる。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0048】
請求項1の発明は、上記のように、駆動ロールを回転させて、片寄り速度測定手段によって、ベルト成形体の片寄り速度を測定し、それから、ひねり量調整手段によって、片寄り速度が大きくなるほどテンションロールのひねり量が大きくなるように、片寄り速度とテンションロールのひねり量との関係を示すマップに基づいて、前記ベルト成形体の片寄り速度に応じて、前記ひねり手段を制御して前記テンションロールのひねり量を調整するようにしているので、ベルト成形体の種類にかかわりなく、カット作業中のベルト成形体の片寄りを安定させることができ、カット精度が向上する。
【0049】
請求項2の発明は、テンションロールを、テンションロール軸に複数のロール部材を独立回転可能に支持させて構成しているので、独立回転する複数のロール部材にカット済みのベルト成形体が巻き掛けられることとなり、そのカット済みのベルト成形体の片寄りが安定し、カット幅の精度が高められる。
【0050】
請求項3の発明は、駆動ロールに、前記カット刃の進入が可能であるカット溝を形成しているので、カット刃によるカットの際に、カット刃をカット溝に進入させてカットを行うことが可能となり、カット刃が駆動ロールと干渉することがなく、駆動ロールとして、金属ロールを用いることができ、カット幅の精度を安定させることが可能となる。
【0051】
請求項4の発明は、カット終了後のベルト成形体を、成形体受け取り装置の受け取りアーム部材に受け渡し、このようにして受け渡されたベルト成形体は、カットされた成形体ごとに次の工程に送られるようにしているので、順序よく、カットされた成形体を次の工程に送ることができる。
【0052】
請求項5の発明は、カット終了後のベルト成形体が成形体受け取り装置に渡される際に、ベルト成形体の耳部を耳部受け取り装置に受け渡すようにしているので、ベルト成形体の耳部を効率よく取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伝動ベルトのカット装置の概略構成を示し、(a)は正面図、(b)は駆動ロールの要部拡大図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同左側面図である。
【図4】同右側面図である。
【図5】テンションロールの一端部側の要部平面図である。
【図6】同要部正面図である。
【図7】テンションロールの他端部側の要部平面図である。
【図8】同要部正面図である。
【図9】本発明に係るひねり手段の説明図である。
【図10】ベルト成形体の片寄り速度とテンションロールのひねり量との関係を示す図である。
【図11】(a)〜(g)はそれぞれベルト片寄り速度の測定の説明図である。
【図12】伝動ベルトのカット装置、成形体受け取り装置及び耳部受け取り装置の配置の説明図である。
【図13】耳部受け取り装置の正面図である。
【図14】同側面図である。
【図15】成形体受け取り装置の一部正面図である。
【図16】成形体受け取りアーム部材の先端部の正面図である。
【図17】同側面図である。
【図18】伝動ベルトのカット装置と成形体受け取り装置との間の、ベルト成形体の受け渡しの説明図である。
【符号の説明】
1 伝動ベルトのカット装置
2 ベルト成形体
2a 耳ゴム
2b 耳ゴム
3 駆動ロール
3a カット溝
4 テンションロール
5 カッター手段
5a カット刃
8 テンションロール軸
10 ロール部材
63 ひねり手段
73 ひねり量調整手段
74 片寄り速度測定手段
77A 検出センサ
77B 検出センサ
81 耳ゴム除去装置
82 ベルト成形体受け取り装置
84 耳部受け取り部材
102 成形体受け取りアーム部材
Claims (5)
- 回転駆動される駆動ロールと、該駆動ロールに併設され前記駆動ロールとの間にベルト成形体が巻き掛けられるテンションロールと、前記駆動ロールを回転させながら前記駆動ロールに対しカット刃を押し付けて、前記ベルト成形体を所定の幅に輪切りにするカッター手段と、前記テンションロールを駆動ロールに対してひねるひねり手段とを有する伝動ベルトのカット装置において、
前記駆動ロールを回転させて前記ベルト成形体の片寄り速度を測定する片寄り速度測定手段と、
該片寄り速度測定手段よりの信号を受け、前記ベルト成形体の片寄り速度と前記テンションロールのひねり量との関係を示すマップに基づいて、前記ベルト成形体の片寄り速度に応じて、前記ひねり手段を制御して、前記テンションロールのひねり量を調整するひねり量調整手段とを備え、
前記マップは、前記ベルト成形体の片寄り速度が大きくなるほど前記テンションロールのひねり量が大きくなるように前記テンションロールのひねり量を設定しているものであることを特徴とする伝動ベルトのカット装置。 - 前記テンションロールは、テンションロール軸と、該テンションロール軸に独立回転可能に支持された複数のロール部材とを有するところの請求項1記載の伝動ベルトのカット装置。
- 前記駆動ロールは、前記カット刃の進入が可能である複数のカット溝が形成されているところの請求項1又は2記載の伝動ベルトのカット装置。
- さらに、駆動ロール及びテンションロールに巻き掛けられカット終了後のベルト成形体を受け取る受け取りアーム部材を有する成形体受け取り装置が隣接して設けられ、該成形体受け取り装置は、受け取りアーム部材上のベルト成形体を、カットされた成形体ごとに次の工程に送るものであるところの請求項1〜3のいずれかに記載の伝動ベルトのカット装置。
- さらに、前記成形体受け取り装置との間に、前記成形体受け取り装置にベルト成形体を渡す際、ベルト成形体の耳部を受け取る耳部受け取り部材を有する耳部受け取り装置が設けられているところの請求項4記載の伝動ベルトのカット装置。
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