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JP3861338B2 - プリント配線板の製造方法 - Google Patents
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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は,表面が平坦な絶縁層を形成することができるプリント配線板の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】
従来,プリント配線板としては,例えば,図14に示すごとく,基板91の表面に導体回路92を形成し,これらを絶縁層93により被覆したものがある。
絶縁層93の被覆は,ロールコータ塗布法により行う。これは,一対のロールに絶縁性樹脂を塗布し,これらを,導体回路92を形成した基板91の両側面に接触させ荷重をかけながら転動させることにより,絶縁性樹脂を基板91の表面に写す方法である。
【0003】
絶縁性樹脂を塗布した後には,絶縁性樹脂の中の溶剤を揮発させて絶縁性樹脂を乾燥させる。乾燥の程度は,絶縁性樹脂の塗布面を指で触ったときに絶縁性樹脂が付着しない程度とする。これにより,基板91の表面に,絶縁性樹脂からなる絶縁層93が形成される。
【0004】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来のプリント配線板においては,図14に示すごとく,導体回路92の厚みに比例して,絶縁層93の表面が凹凸にうねる。この凹凸は,絶縁層93の表面に導体回路を形成するときに,セミアディティブ法の場合には露光かぶりが発生し,またフルアディティブ法の場合にはめっき後の研磨残りが発生するという不具合をもたらす。
【0005】
本発明はかかる従来の問題点に鑑み,表面が平坦な絶縁層を形成することができるプリント配線板の製造方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】
請求項1の発明は,基板の表面に導体回路を形成し,次いで,該導体回路を含めて上記基板の表面に絶縁層を被覆するプリント配線板の製造方法であって
上記導体回路表面へ黒化層を形成した後に,上記基板の表面における,隣接する上記導体回路の間に,埋込用樹脂を埋め込む工程と,
該埋込用樹脂及び上記導体回路の表面全体に,上記黒化層を保護する表面処理用材料の第1の絶縁性樹脂を塗布して第1の絶縁性樹脂層を形成する工程と
上記第1の絶縁性樹脂の成分にシリカフィラーを添加した第2の絶縁性樹脂を,上記第1の絶縁性樹脂層の表面に塗布して第2の絶縁性樹脂層を形成する工程と
上記第1の絶縁性樹脂の成分にエポキシ樹脂フィラーを添加した第3の絶縁性樹脂を,上記第2の絶縁性樹脂層の表面に塗布して第3の絶縁性樹脂層を形成する工程と
を含むことを特徴とするプリント配線板の製造方法である。
【0007】
この発明の作用効果について説明する。
本発明においては,隣接する導体回路の間に,埋込用樹脂を設けている。隣接する導体回路の間は,導体回路の表面よりも低く凹状に窪んでいる。そのため,この凹状の導体回路の間に埋込用樹脂を埋め込むことにより,埋込用樹脂の表面が導体回路の表面の高さに近くなり,両者間の高さが近似することとなる。それ故,これらの表面に絶縁性樹脂を塗布することにより,表面が平坦な絶縁層を形成できる。
【0008】
本発明は特にロールコータ法により絶縁性樹脂を塗布する場合にも,絶縁層の表面を平坦にすることができる。
なお,本発明は,セミアディティブ法,フルアディティブ法を始めとして,導体回路を有するプリント配線板のあらゆる製造方法において適用できる。
【0009】
次に,上記埋込用樹脂の埋め込みは,スクリーン印刷により行うことが好ましい。これにより,埋込用樹脂の埋め込みを容易に行うことができる。
【0010】
また,請求項2の発明のように,上記埋込用樹脂の埋め込みは,スクリーン印刷により行い,かつ,当該スクリーン印刷は,隣接する導体回路の間よりも狭いメッシュ部を有するスクリーンを用いることが好ましい。ここにメッシュ部とは,埋込用樹脂が通過する印刷可能部分をいう。
これにより,メッシュ部を通過した埋込用樹脂が,導体回路の間において,メッシュ部よりも外側に回り込み,埋込用樹脂の表面が平坦となる。そのため,平坦な埋込用樹脂の表面に絶縁性樹脂を被覆することによって,より平坦な絶縁層を形成することができる。
また,これにより,導体回路の端部付近の表面に埋込用樹脂が付着しない。そのため,その後に導体回路と絶縁性樹脂との密着性を高めるための表面処理用材料を導体回路に塗布することによって,該表面処理用材料が導体回路の表面全体を均一に被覆する。それ故,絶縁性樹脂と導体回路との密着性が確実に向上する。
【0011】
なお,200μm以上の間隔を有する,隣接する導体回路の間には,埋込用樹脂を埋め込むことが好ましい。これにより,間隔が200μm未満の導体回路の間であれば,埋込用樹脂を埋め込まなくても,その後に塗布する絶縁性樹脂のみで十分な表面平坦性を有する絶縁層を形成することができるからである。
【0012】
また,隣接する導体回路の間の間隔が10mm以下の場合には埋込用樹脂を埋め込むことが好ましい。10mm以下の間隔を有する導体回路の間に埋込用樹脂を埋め込むことによって,たとえ間隔が10mmを越える導体回路の間に埋込用樹脂を埋め込まなくても,表面全体が平坦な絶縁層を形成できる。
【0013】
また,上記埋込用樹脂は,上記導体回路の高さの少なくとも90%以上の高さまで埋め込むことが好ましい。これにより,絶縁層の表面をより平坦にすることができる。一方,90%未満の高さまでしか埋め込まない場合には,絶縁層の表面が凹凸にうねるおそれがある。
また,埋込用樹脂は,導体回路の高さの110%以下の高さまで埋め込むことが好ましい。これにより,絶縁層の表面をより平坦にすることができる。
【0014】
また,隣接する上記導体回路の間に埋め込んだ埋込用樹脂は,その表面が平坦であることが好ましい。これにより,上記平坦な埋込用樹脂及び導体回路の表面に絶縁性樹脂を塗布した場合,絶縁層の表面をより平坦にすることができる。
【0015】
また,上記埋込用樹脂を埋め込んだ後には,該埋込用樹脂を乾燥し,表面研磨してその表面を平坦となし,しかる後に上記絶縁性樹脂を塗布することが好ましい。これにより,埋込用樹脂の表面を平坦にすることができ,更には絶縁性樹脂層の表面をもより平坦に形成することができる。
【0016】
次に,請求項3の発明のように,上記絶縁層を形成した後,該絶縁層にバイアホールを形成し,次いで,該バイアホールの内壁及び絶縁層の表面を粗化液に浸漬することにより粗化し,次いで,金属めっき処理を行って上記バイアホールの内壁には導体層を,また上記絶縁層の表面には導体回路を形成するに当たり,上記埋込用樹脂は粗化液に溶解する性質を有することが好ましい。これにより,導体回路の表面に上記埋込用樹脂の一部が付着した場合にも,上記粗化処理の際に,埋込用樹脂が絶縁性樹脂中の溶解性成分と共に溶解して,導体回路の表面が露出する。そのため,上記金属めっき処理を行うことによって,露出した導体回路の表面に確実にバイアホール用の導体層が形成される。それ故,バイアホール用の導体層との電気接続信頼性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施形態例1
本発明の実施形態例にかかるプリント配線板の製造方法について,図1〜図9を用いて説明する。
本例により製造されるプリント配線板10は,図1に示すごとく,基板7の表面に,内層回路としての導体回路6を設けて,これらの表面に絶縁層2を被覆したものである。絶縁層2には,導体回路6の表面に向けてバイアホール20が開口している。バイアホール20の内部には,導体回路6と導通する導体層4が設けられている。
また,絶縁層2の表面には,外層回路としての導体回路40が設けられている。
【0018】
次に,上記プリント配線板の製造方法の概要について説明する。まず,基板7の表面に,内層回路となる導体回路6を形成する(図2)。次に,上記基板7の表面における,隣接する導体回路6の間に,埋込用樹脂1を埋め込む(図3)。次いで,埋込用樹脂1及び導体回路6の表面の全面に絶縁層2を形成する(図5)。
【0019】
次いで,絶縁層2にバイアホール20を形成する(図6)。次いで,セミアディティブ法により,バイアホール20の内壁には導体層4を形成すると共に絶縁層2の表面には導体回路40を形成する(図8,図9,図1)。これにより,プリント配線板10を得る。
【0020】
次に,これを詳細に説明する。
まず,出発材料として,樹脂製の基板の表面に,厚み30〜40μmの銅箔をラミネートしてなる銅張積層板を準備する。次に,銅箔をパターン状にエッチングして,図2に示すごとく,基板7の表面に,内層回路となる導体回路6を形成する。
次いで,上記基板7に黒化処理を行い,導体回路6の表面全体に,厚み0.2〜3μmの針状の黒化層を形成する(図示略)。
【0021】
また,感光性を有する3種の絶縁性樹脂V1,V2,V3,及び埋込用樹脂を,以下のようにして準備する。
絶縁性樹脂V1は,後述するように,黒化層を保護すると共に導体回路と絶縁性樹脂層との密着性を向上させるための表面処理用材料である。かかる絶縁性樹脂V1は,ビスフェノールA型エポキシ樹脂と,イミダゾール系硬化剤とを混合したものを,3本ロールで均一に混練し,その混練物に所定量の溶剤を添加することによって調製する。
【0022】
絶縁性樹脂V2は,絶縁層2の中心部を形成するための材料である。かかる絶縁性樹脂V2は,上記絶縁性樹脂V1の成分に,更にシリカフィラーを添加したものを,3本ロールで均一に混練し,その混練物に所定量の溶剤を添加することによって調製する。
【0023】
絶縁性樹脂V3は絶縁層とその表面に形成すべき導体回路との接着性を高めるための材料である。かかる絶縁性樹脂V3は,上記絶縁性樹脂V1の成分からシリカの代わりにエポキシ樹脂フィラーを添加したものを,3本ロールで均一に混練し,その混練物に所定量の溶剤を添加することによって調製する。
【0024】
埋込用樹脂は,粗化液に溶解する性質を有する樹脂である。かかる埋込用樹脂は,上記絶縁性樹脂V2と同様の組成である。
なお,埋込用樹脂としては,上記の他に,例えば,ノボラック型エポキシ樹脂等を用いることもできる。
【0025】
次に,図3に示すごとく,スクリーン印刷により,基板7の表面における,隣接する導体回路6の間に,埋込用樹脂1を埋め込み,指触乾燥することによって,埋込用樹脂1を半硬化させる。上記指触乾燥とは,埋込用樹脂を指で触ったときに埋込用樹脂が指に付着しない程度になるまで溶剤を除去する乾燥をいう。
指触乾燥状態の埋込用樹脂1の厚みは30〜40μmであり,導体回路6の厚みとほぼ同じである。スクリーン印刷において用いるスクリーン8は,隣接する導体回路6の間よりも狭いメッシュ部80と,導体回路6を覆うマスク部81とからなる。
【0026】
導体回路6の端部とメッシュ部80の端部との間には0.3〜0.5mmの間隙Aが設けられている。
一方,図4に示すごとく,間隙Aが0.3mm未満の場合には,スクリーンのズレ等により,導体回路6の端部付近の表面に埋込用樹脂1が付着するおそれがあり,また埋込用樹脂1の表面が平坦になる場合がある。しかし,この場合にも,埋込用樹脂1の表面をベルトサンダー等の手段により研磨することにより,導体回路6の端部付近の表面に付着した埋込用樹脂1を除去することができ,埋込用樹脂1の表面を平坦にすることもできる。
逆に,上記間隙Aが0.5mmを越える場合には,導体回路6の間に埋込用樹脂未充填部が幅広の窪みとなって発生し,これにより,平坦な絶縁層を形成することができないおそれがある。
【0027】
次に,絶縁性樹脂V1が満たされたプレディップ槽内に,黒化処理後の上記基板7を静かにディップする。ディップ条件は,70〜80℃,5〜15分間である。次いで,基板7を静かに引き上げ,次いで表面に付着した絶縁性樹脂V1を指触乾燥する。これにより,図5に示すごとく,基板7の表面に,導体回路6を覆う薄層の絶縁性樹脂層21を形成する。
【0028】
次いで,基板7に対し,ロールコータを用いて絶縁性樹脂V2を塗布する。次いで,80℃,40分間の指触乾燥を行うことによって,絶縁性樹脂V2を半硬化させる。これにより,上記絶縁性樹脂層21の表面に,厚み30〜80μmの絶縁性樹脂層22を形成する。
【0029】
次いで,絶縁性樹脂層22が形成された基板7に対し,ロールコータを用いて絶縁性樹脂V3を塗布する。その後,80℃,40分間の指触乾燥を行うことによって,塗布された絶縁性樹脂V3を半硬化させる。これにより,上記絶縁性樹脂22の表面に,厚み20〜50μmの絶縁性樹脂層23を形成する。
【0030】
以上により,埋込用樹脂1及び導体回路6の表面全体に,絶縁性樹脂層21,22,23からなる絶縁層2を形成する。
なお,表面処理用材料である絶縁性樹脂V1は,固形分の重量比が10%と少ないため,流動性に富み,導体回路6の表面の黒化層を均一に被覆して保護する。この状態で,次工程の絶縁性樹脂V2,V3のロールコータによる塗布を行うことにより,ロールが導体回路6の表面に当接する影響が緩和される。また,絶縁性樹脂層21は0.3〜0.5μmの表面粗さを有するため,導体回路と絶縁性樹脂層22との密着強度が向上する。
【0031】
次いで,図6に示すごとく,一般的なフォトリソグラフィの手法に従って露光,現像を行うことにより,絶縁層2にバイアホール20を形成する。このとき,上記導体回路6の上面の一部が絶縁層2から露出する。
次に,上記露光,現像の後には,光・熱硬化工程を行い,埋込用樹脂1及び絶縁層2を本硬化する。
【0032】
次いで,上記基板7を,クロム酸等の粗化液で処理することによって,絶縁層2における樹脂フィラーを選択的に溶解する。これにより,図7に示すごとく,絶縁層2の表面及びバイアホール20の内壁に粗化面29が形成される。また,導体回路6の表面に存在する埋込用樹脂1も溶解,除去される。
【0033】
次に,図8に示すごとく,絶縁層2の表面及びバイアホール20の内壁に,触媒核を付与した後,無電解銅めっき層41を形成する。次いで,絶縁層2の表面における,導体回路を形成しない部分に,レジスト膜5を形成する。
次いで,無電解銅めっき層41の表面における,バイアホール20の内壁及び導体回路形成部分に,電解銅めっき層42を形成する。
【0034】
次いで,レジスト膜5を除去し,その後クイックエッチングを行い,導体回路を形成しない部分に形成された無電解めっき膜41を除去する。これにより,図9,図1に示すごとく,バイアホール20の内壁が無電解銅めっき層41及び電解銅めっき層42からなる導体層4により被覆されると共に,絶縁層2の表面に無電解銅めっき層41及び電解銅めっき層42からなる導体回路40が形成される。
以上により,上記プリント配線板10が得られる。
【0035】
次に,本例の作用効果について説明する。
本例においては,図3に示すごとく,隣接する導体回路6の間に,埋込用樹脂1を設けている。隣接する導体回路6の間は,導体回路6の表面よりも低く凹状に窪んでいる。そのため,この凹状の導体回路6の間に埋込用樹脂1を埋め込むことにより,埋込用樹脂1の表面が導体回路6の表面の高さに近くなり,両者の高さが近似することとなる。それ故,これらの表面に絶縁性樹脂を塗布することにより,表面が平坦な絶縁層2を形成できる。
【0036】
また,埋込用樹脂は,スクリーン印刷により,隣接する導体回路6の間に埋め込んでいる。そのため,埋込用樹脂の埋め込みを容易に行うことができる。
また,図3に示すごとく,スクリーン印刷において用いるスクリーン8は,隣接する導体回路6の間よりも狭いメッシュ部80を有する。そのため,メッシュ部80を通過した埋込用樹脂1が,導体回路6の間において,メッシュ部80よりも外側に回り込み,絶縁層2の表面をより平坦にすることができる。また,導体回路6の端部付近の表面に埋込用樹脂が付着しない。そのため,導体回路6の表面全体に薄層状の絶縁性樹脂層21を被覆することができ,中心部分をなす絶縁性樹脂層22と導体回路6との密着性を向上させることができる。
【0037】
また,埋込用樹脂は粗化液に溶解する性質を有する。そのため,導体回路6の表面に埋込用樹脂1の一部が付着した場合にも,粗化処理の際に,埋込用樹脂1が絶縁層2の中の樹脂フィラーと共に溶解して,導体回路6の表面が露出する。そのため,無電解銅めっき及び電解銅めっきを行うことによって,露出した導体回路6の表面に確実にバイアホール用の導体層4が形成される。それ故,導体回路6とバイアホール20を被覆する導体層4との電気接続信頼性が向上する。
【0038】
なお,本例においては,埋込用樹脂のスクリーン印刷,指触乾燥をした後に,絶縁性樹脂V1による導体回路の表面処理を行ったが,埋込用樹脂のスクリーン印刷をした後に,絶縁性樹脂V1による導体回路の表面処理,埋込用樹脂の指触乾燥をしてもよい。
【0039】
実施形態例2
本例においては,図10に示すごとく,導体回路6と埋込用樹脂1との間に一定の間隙100を設けている点が,上記実施形態例1と相違する。
導体回路6と埋込用樹脂1との間に形成される間隙100は,0〜200μmであり,両者の間は凹状に窪んでいる。この間隙100の内部には,絶縁性樹脂が塗布工程の際に入り込む。また,間隙100に絶縁性樹脂が入り込んだ場合にも,間隙100付近の絶縁層2の表面は平坦を維持することが出来る。
【0040】
一方,間隙100が200μmを越える場合には,導体回路6の間に埋込用樹脂未充填部が幅広の窪みとなって発生し,これにより,平坦な絶縁層を形成することができない場合がある。
その他は,上記実施形態例1と同様である。
本例においても,実施形態例1と同様の効果を得ることが出来る。
【0041】
実施形態例3
本例においては,図11に示すごとく,導体回路の間101の間隔が200μm以上である場合には埋込用樹脂1を埋め込み,間隔が200μm未満の導体回路の間102には埋込用樹脂を埋め込まない。
200μm以上の間隔を有する導体回路6の間101に埋込用樹脂1を埋め込むことにより,表面が平坦な絶縁層2を形成することができる。一方,間隔が200μm未満の導体回路の間102であっても,埋込用樹脂を埋め込んでもよいが,埋め込まない場合にも絶縁層2を平坦に形成することができる。
【0042】
実施形態例4
本例においては,図12,図13に示すごとく,外層回路である導体回路40の間に永久レジスト膜51を設けている点,導体回路40の形成を,セミアディティブ法の代わりに,フルアディティブ法により行っている点が,上記実施形態例1と異なる。
【0043】
即ち,図13に示すごとく,絶縁層2の表面及びバイアホール20の内壁を粗化表面29とした後,永久レジスト膜51を形成する。その後,無電解銅めっき及び電解銅めっきを行い,絶縁層2の表面には導体回路40を,バイアホールの内壁には導体層4を形成する。
その他は,実施形態例1と同様である。
【0044】
本例においても,導体回路6の間に埋込用樹脂1を埋め込んだ後に絶縁層2を形成しているため,実施形態例1と同様に絶縁層2の表面を平坦に形成することができる。また,その他の点においても,実施形態例1と同様の効果を得ることが出来る。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば,表面が平坦な絶縁層を形成することができるプリント配線板の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,プリント配線板の断面図。
【図2】実施形態例1のプリント配線板の製造方法における,導体回路を形成した基板の断面図。
【図3】図2に続く,メッシュ部が導体回路の間よりも狭いスクリーンを用いて,埋込用樹脂を導体回路の間に埋め込む方法を示すための,基板の断面図。
【図4】メッシュ部が導体回路の間と同程度のスクリーンを用いて,埋込用樹脂を導体回路の間に埋め込む方法を示すための,基板の断面図。
【図5】図3に続く,導体回路及び埋込用樹脂の表面を絶縁層により被覆した基板の断面図。
【図6】図5に続く,バイアホールを形成した基板の断面図。
【図7】図6に続く,絶縁層に対して粗化処理を行った基板の断面図。
【図8】図7に続く,セミアディティブ法による導体回路及び導体層の形成方法を示すための,基板の断面図。
【図9】図8に続く,クイックエッチングを行った後の基板の断面図。
【図10】実施形態例2における,プリント配線板の断面図。
【図11】実施形態例3における,プリント配線板の断面図。
【図12】実施形態例4における,プリント配線板の断面図。
【図13】実施形態例4における,フルアディティブ法による導体回路及び導体層の形成方法を示すための,基板の断面図。
【図14】従来例における,プリント配線板の製造方法を示す説明図。
【符号の説明】
1...埋込用樹脂,
10...プリント配線板,
2...絶縁層,
20...バイアホール,
21,22,23...絶縁性樹脂層,
4...導体層,
40,6...導体回路,
41...無電解銅めっき層,
42...電解銅めっき層,
5...レジスト膜,
51...永久レジスト膜,
7...基板,
8...スクリーン,
80...メッシュ部,

Claims (3)

  1. 基板の表面に導体回路を形成し,次いで,該導体回路を含めて上記基板の表面に絶縁層を被覆するプリント配線板の製造方法であって
    上記導体回路表面へ黒化層を形成した後に,上記基板の表面における,隣接する上記導体回路の間に,埋込用樹脂を埋め込む工程と,
    該埋込用樹脂及び上記導体回路の表面全体に,上記黒化層を保護する表面処理用材料の第1の絶縁性樹脂を塗布して第1の絶縁性樹脂層を形成する工程と
    上記第1の絶縁性樹脂の成分にシリカフィラーを添加した第2の絶縁性樹脂を,上記第1の絶縁性樹脂層の表面に塗布して第2の絶縁性樹脂層を形成する工程と
    上記第1の絶縁性樹脂の成分にエポキシ樹脂フィラーを添加した第3の絶縁性樹脂を,上記第2の絶縁性樹脂層の表面に塗布して第3の絶縁性樹脂層を形成する工程と
    を含むことを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  2. 上記埋込用樹脂の埋め込みは,スクリーン印刷により行い,かつ,当該スクリーン印刷は,隣接する導体回路の間よりも狭いメッシュ部を有するスクリーンを用いることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板の製造方法。
  3. 上記絶縁層を形成した後,該絶縁層にバイアホールを形成し,次いで,該バイアホールの内壁及び絶縁層の表面を粗化液に浸漬することにより粗化し,次いで,金属めっき処理を行って上記バイアホールの内壁には導体層を,また上記絶縁層の表面には導体回路を形成するに当たり,上記埋込用樹脂は粗化液に溶解する性質を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のプリント配線板の製造方法。
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