JP3862082B2 - 化粧品その他の製品のためのアプリケータ・アセンブリ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばメーキャップ製品等の化粧品のためのアプリケータ・アセンブリに関する。そのようなアプリケータ・アセンブリは、特に、頬紅、アイシャドウ、チーク、リップスティック、ファンデーション、ケアクリーム、または日焼け止め若しくは毛髪製品の塗布に使用できる。より一般的には、それは、あらゆる粉壊可能な製品を塗布するために使用することができる。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
現在、特にメーキャップ製品に使用されるアプリケータとしては様々なものが知られている。とりわけ、化粧品を噴霧または浸漬して一端に付ける棒状の「マッチ棒」または「綿棒」タイプのアプリケータが知られている。この第一のカテゴリの欠点は、塗布の間に過量の製品を付着させてしまう点である。さらに、このタイプのアプリケータでは、塗布される製品を広げることができない。最後に、その構造のため、これらのアプリケータは概してもろい。
【0003】
表面上に化粧品等の製品が圧縮された、または詰められたアプリケータが知られている。このアプリケータの主要な欠点は、容量が限定されている点である。このアプリケータは一般的に試供品として使用されている。
【0004】
最後に、「パウダーパフ」タイプのアプリケータが知られており、化粧品が注入または詰められている少なくとも1つのカップを含むケースと組み合わせて使用される。これらのパウダーコンパクトキットは、比較的高価である。
【0005】
FR2642675号は、固形またはペースト状の製品のためのディスペンサーであって、分配オリフィスを有する容器に当該製品を収容し、駆動機構によって当該製品を分配オリフィスの方向へ押し出すディスペンサーを記載している。当該明細書によると、分配オリフィスの端部は、わずかな厚みを有する発泡体またはフロッキング等の裏地で被覆され、製品の塗布が可能となっている。本特許に記載された装置は、操作が複雑であって、製造費用が比較的高い。
【0006】
磨き(ポリッシュ)・アプリケータ等その他のタイプもあり、これは、塗布される製品がチューブに収容されており、当該チューブと通じる通路を画定する穴が貫通した発泡ブロックが当該チューブ上にはめ込まれている。このアプリケータでは、チューブの壁を押圧して製品をアプリケータの通路を通過させて塗布表面まで持ち上げることによって、塗布表面まで製品を上昇させる。その大きさは別として、この装置は塗布製品の分量を正確に調節することが困難であるため、メーキャップ等の製品には不適当である。
【0007】
FR1272557号、US1899386号およびUS2450919号は、自由端が孔の開いたシート、織物またはその他の多孔性物質の形態のストレーナーで覆われている、発泡体ブロックからなる区画に収容された、一般的にはパウダー状の製品のためのアプリケータを記載している。この装置では、上記のように形成された区画の中で製品は自由であるため、製品を分量ごとに塗布することが困難である。さらに、中空の区画を閉じるシートに形成されたオリフィス、微細孔その他の穴が目詰まりを起こし易く、装置が使用できなくなることがある。最後に、リップスティック等のより粘度の高い製品には不適当である。
【0008】
US1524008号に記載された装置は、US1899386号およびUS2450919号に記載された装置のように、区画が形成されている発泡体ブロックの不可欠な部分を形成する底部を含む。この区画に収容された石鹸は、当該区画に固定されていないので、使用回数が増加するにつれて軸方向に移動しやすくなる。この可動性、特に軸方向への可動性は正確な分量の製品を塗布することを非常に困難にする。この塗布中に起こる問題は、底部が剛体または半剛体ではないという事実によりさらに悪化する。しかし、正確に、正しい分量で塗布することに関する上記の問題は、製品がUS1524008号に記載された石鹸等である場合には重大ではない。
【0009】
FR2754985号は、製品を塗布するための面を少なくとも1面有し、当該塗布面に開いた軸Aを有する穴を有する発泡体ブロックを含む、粉砕可能な製品のためのアプリケータを開示している。当該発泡体ブロックは、自由面を有するスティック状の製品を配置する少なくとも1つの区画を画定する。当該発泡体ブロックは、自由面が塗布面と同様の高さまたはそれより下方に位置している待機位置から、当該発泡体ブロックが軸Aの方向に沿って少なくとも部分的に圧縮されて当該自由面が塗布面とほぼ同様の高さにある塗布位置へ、選択的に移動できるように構成されている。
【0010】
上記装置は、多くの面で満足できるものの、製品の自由面の高さを塗布面の高さと同様にすることができるのは、処理される面に当該発泡体ブロックを押し当て、発泡体ブロックを圧縮する場合のみであり、区画内部の当該スティックが低くなるにつれて、この圧縮力を強化しなければならない点が問題である。この結果、使用中の快適さが時々不十分と感じられる場合がある。
【0011】
さらに、そのような構成は、当初のスティックと同等の高さを有するアプリケータを使用することが必要となり、特に、使用期間の最後に高さが低くなるスティック製品の場合、しばしば使用を複雑にする。
【0012】
FR782500号は、シェービングソープを含むシェービングブラシを記載しており、少なくともその上部が、泡を集めて分配するための発泡体からなる環状要素に封入されている。
【0013】
石鹸が短くなるにつれて、これを塗布面の方向に進行させるための、ねじ山、ラック状の機構、その他滑りシステム等の様々な手段が記載されている。これらの機構には、使用と使用の間に石鹸が発泡体ブロックの外側に一部残存し、石鹸が損傷を受けるか、早期に乾燥するという危険がある。
【0014】
さらに、最初に製品を肌に塗布し、次に、製品をそれ以上肌に接触させずにアプリケータを使ってその製品を広げようとする場合、当該アプリケータの操作は少なくとも煩わしくなる。そのような使用態様は、該シェービングソープの従来の使用態様には対応していない。
【0015】
若干異なるタイプのシェービングブラシがUS−A1309495号に記載されている。この文献によると、石鹸を保持する構造を作動させることによってのみ、製品の塗布面をブラシの剛毛の自由端と同等の高さへ持ち上げることができる。石鹸ホルダーを一切作動させない場合には、石鹸表面は、ブラシの剛毛基部の下に位置した円筒状のスリーブの中に位置する。
【0016】
本発明の目的は特に、従来の装置よりも使用中の快適さが実質的に改善されたアプリケータ・アセンブリを製造することである。
【0017】
他の目的は、使用が簡単で安価に製造できる上記装置を製造することである。
【0018】
さらなる目的は、従来の装置に比べてアプリケータが短くなった装置を製造することである。
【0019】
他の目的は、以下に記載の詳細な説明からさらに明らかになるであろう。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、これらの目的は、例えば棒状の製品の全体または一部を封入する少なくとも1つのアプリケータを含み、当該製品が当該アプリケータに対して移動可能な製品保持要素に固定されている、アプリケータ・アセンブリを製造することによって達成でき、;ここで、当該製品が製品保持要素の反対側に有する一表面は、当該アプリケータ・アセンブリに力が加わっていない状態では、当該アプリケータの塗布面と同じ高さまたはその下方の位置にある第一の位置を占め、;当該製品保持要素は、当該製品保持要素に加わる圧力等に応じて、前記表面が塗布面に対して移動し、塗布面に対して第二の位置へ軸方向に移動するように装着され;圧力が停止した場合、当該表面は、弾性的な回復力によって第一の位置へ戻り、;製品保持要素を作動させない状態では、当該塗布面の高さは、当該表面とほぼ同じ高さであるか、またはほぼ同じ高さにさせることができる。
【0021】
従って、本発明によると、特に装置の使用開始時に、製品の自由面が塗布面に近い場合、スティックの自由面を塗布面と同じ高さへ配置するために、塗布面を製品の自由面の高さへ近づけてもよい。
【0022】
有利には、製品保持要素を作動させない状態では、塗布面を当該表面とほぼ同じ高さへ近づけるには、塗布面を当該表面に向かって軸方向に加圧すればよい。
【0023】
この目的のために、アプリケータは、好適には、塗布面と反対側に端部を有し、製品保持要素を作動させない状態では、当該表面の軸方向の位置は、塗布面と塗布面と反対側の当該端部との間にある。
【0024】
反対に、スティックの使用が終わりに近づくと、製品保持要素を作動させるのに応じて製品の自由端を塗布面に向かって動かすことができる点が、塗布を快適にするために有利となる。
【0025】
後者の操作態様では、加える圧力を減少させることができるため、塗布がさらに快適になる。
【0026】
従って、この操作態様によると、使用者は、製品保持要素を通じて装置の底部に力を加える。これによって、使用者は、製品の自由面を塗布面の方向へ、両面がほぼ同じ高さとなるまで前進させることができる。使用者は、続けて塗布面を肌に接触させ、製品をそこに塗る。その後、使用者が製品保持要素に加えた力を緩めると、製品の自由面は自動的にその塗布面から後退した元の位置へ戻る。製品の自由面が後退すると、塗布面は続けて製品を適用する表面上に均一に塗るおよび/または分散させるために使用することができる。この操作態様によると、スティックが短くなっても塗布のための圧力を実質的に増加させずに、「製品を付着させる」機能がこのようにして「塗り広げる」および/または「分散させる」機能と分離している。
【0027】
アプリケータに対して製品保持要素が可動的であるので、アプリケータのアプリケータ部分の高さは、スティックの高さと少なくとも同一である必要はない。特に、装置の使用終了期の塗布の正確性が改善されている。
【0028】
製品保持要素の作動は、直接的または間接的に行なわれてよい。特に、塗布面の方向に製品の自由面を前進させるための圧力が適用される、製品ホルダーと適切に連接した作動表面を提供することが可能である。作動圧力は、塗布面へ向かうスティックの動きと同一方向に沿って加えられてもよいし、または異なる方向に沿って加えられてもよい。
【0029】
有利には、アプリケータは、その全高さに渡って通路が貫通する要素によって形成されており、この通路の一端は、少なくとも1つのオリフィスを通じて塗布面に開口し、その通路の内側を当該表面が当該作動に応じて移動する。好適には、通路は円筒状で、オリフィスの断面は当該通路の断面とほぼ等しい。
【0030】
好適な実施態様では、アプリケータは、少なくとも部分的に弾性的に圧縮可能である。典型的には、開放または半開放気泡を有する発泡体が使用される。
【0031】
スプリング、弾性的に圧縮可能な物質からなるブロック、または弾性的な物質からなるダイヤフラム等の弾性的に変形可能な要素によって弾性的回復力を生成する。
【0032】
好適には、アプリケータは、特に接着剤、溶接、圧着、または磁力によってアプリケータ保持要素に接合している。この特徴によって、製品保持要素をアプリケータに対してより容易に移動させることができ、より容易に両方の間に存在する弾性的結合を使用することができる。さらに、アプリケータ保持要素をアセンブリを把持するための要素として使用することができるため、アセンブリの操作がより容易になる。
【0033】
スティックの自由面を塗布面の高さに持ち上げるために製品保持要素を軸方向へ移動させても、塗布面がその影響をほぼ受けないという本質的な特徴を有する、アプリケータとアプリケータ保持要素の接続手段を、さらに構想することができる。
【0034】
好適には、製品保持要素とアプリケータ保持要素は、ポリプロピレン等の剛体または半剛体の物質からなっている。これらは、成型によって得られる。
【0035】
第一の実施態様によると、弾性的に変形可能な要素は、発泡体ブロックまたはスプリング等の弾性的に圧縮可能な要素であって、第一の部分がアプリケータ保持要素と連接し、第二の部分が製品保持要素と連接する要素からなる。
【0036】
そのような弾性的に変形可能な要素は、それが圧縮可能な物質からなる塊またはスプリングの構造である場合は特に、アプリケータ、製品保持要素、またはアプリケータ保持要素と一体的に、成型等によって形成されてもよい。このように、弾性的回復力を発生する要素は、発泡体ブロックの第一の部分によって形成されてもよく、そのブロックの第二の部分は、当該第一の部分とともに成型によって得られ、アプリケータとして機能する。この例示的なケースでは、アプリケータ保持要素の固定部分は、アプリケータ部分と弾性的回復力を発生させる部分とを「分離」させる。
【0037】
アプリケータ保持要素は、中空の要素を有していてもよく、その第一端は、アプリケータが装着される環状壁内にあり、第二端は、アプリケータ・アセンブリに製品保持要素を組み込むことができるように開口している。製品保持要素は、任意に取り外し可能なプラグを介してアプリケータ要素に組み込まれた状態で保持されてもよく、上述したような圧力を加えるために、当該プラグを介して製品保持要素に触れることができる。
【0038】
あるいは、製品保持要素は、中空要素の側壁の内側表面に形成された一または複数のビーズによって、アプリケータ要素に組み込まれた状態で保持されてもよい。
【0039】
さらなる実施態様によると、弾性的に変形可能な要素は、弾性的なダイヤフラムからなり、その第一の部分、例えば周縁部は、アプリケータ保持要素に固定されており、その第二の部分、例えば中央部は、製品保持要素に固定されている。
【0040】
製品保持要素は、ダイヤフラムの中央部に接着されている、剛体物質からなるカップの形状に形成されてもよい。あるいは、製品保持要素は、ダイヤフラムの一部分であって、厚みがあり、カップの形状に構成された、その中央部によって形成されてもよい。
【0041】
好適には、製品保持要素は、アプリケータに対して、または、それが装着されるアプリケータ保持要素に対して取り外し可能に装着される。アプリケータ・ホルダー(またはアプリケータ)と製品ホルダーとの間が着脱可能であるという性質により、消費者は、特に様々なメーキャップ結果を得るために、任意の製品を様々な方法で塗布することができる。同様に、同じアプリケータ・アセンブリを使用して、消費者は自身のアプリケータ・アセンブリに付属の製品ホルダーを単純に交換することによって、当該製品の色、質、またはきめを思い通りに選択することができる。2つの異なる製品を同一のアプリケータを使用して連続して塗布する間に、アプリケータを水洗いすることができ、第一の製品の残りが混ざることなく第二の製品を塗布できる。
【0042】
好適な実施態様によると、区画は、その断面の全体に渡って、塗布面に直接開いている。あるいは、特に、剛性コンシステンシーが若干低い製品に対しては、ストレーナーまたはその他の透かし処理(多孔性の)構造を介して、塗布面へ開口した通路を形成することができる。
【0043】
有利には、本発明のアセンブリは、保存状態のときに塗布面を覆うことができる取り外し可能な蓋を有する。
【0044】
アプリケータは、好適には、開放、半開放または独立気泡を有する少なくとも1つの発泡体ブロックを含む。記載することができる非制限的な実施例としては、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリエステルの発泡体を挙げることができる。あるいは、アプリケータは、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)、シリコンまたはニトリルによって形成されてもよい。
【0045】
アプリケータは、区画の周りに配置された複数の同軸の発泡体ブロックを有してもよい。あるいは、アプリケータは、それぞれ中央が空洞になった複数の発泡体ブロックを、区画を形成するように各空洞の向きをほぼ揃えて積み上げた、発泡体ブロックのスタックを具備してもよい。このように、塗布の際の特徴、特にその柔らかさまたは正確さは、アプリケータの構成によって改善される。
【0046】
均一にまたは優先的に、アプリケータを圧縮するための手段が提供されてもよい。そのような手段は、区画の全部分または一部分の周りの一または複数の溝からなってもよい。
【0047】
塗布面は、フロック加工、織物材料または編物に覆ってもよい。
【0048】
製品は、頬紅、チーク、アイシャドウ、リップスティック、ファンデーション、ケアクリーム、または日焼け止め若しくは毛髪製品であってもよい。
【0049】
【発明の実施の形態】
本発明は、上述した構成に加えて、添付図面を参照して記載された非限定的な実施形態により以下に説明する多数の他の構成からなる。
【0050】
これから参照する図1および2A−2Cは、アプリケータ・アセンブリの第一の実施態様を図示する。軸Xを有するアセンブリ1は、アプリケータ保持要素2と製品保持要素30を具備する。
【0051】
アプリケータ・ホルダー2は、製品ホルダー30に配置された棒状製品31の断面より若干大きい断面を有する穴5が中央に貫通している横断面4を具備する。横断面4は、当該横断面4の反対側の端部が開口した側方スカート6に接続している。
【0052】
当該スカート6の反対側の当該壁4の表面には、発泡体ブロック7によって形成された塗布部材が接着されており、穴5と同様の断面を有する円筒形状の軸方向の区画8が当該ブロック7を貫通している。区画8は、発泡体ブロック7の軸方向の全高さにわたって延びている。区画8は、横断面4の反対側で、当該発泡体ブロックによって形成された塗布面9の中央に形成されたオリフィス13を通じて開口している。オリフィス13の断面は、区画8のそれとほぼ同一である。
【0053】
アプリケータ7は、当該アプリケータを肌上で移動させた時にアプリケータが容易に圧
宿するように、高さ方向のほぼ中程に環状の外側溝3を有する。
【0054】
横断面4は、側方スカート6の反対側に、着脱可能なキャップ12の内側面に設けられた対応溝24と嵌合することができるビーズ11をその外側表面に有するスカート10を有する。
【0055】
製品ホルダー30は、外径が側方スカート6の内径より若干小さい横断面32を有する。
【0056】
側方スカート6の開口端の反対側で、横断壁32と同じ側には、アプリケータ・ホルダー2の横断壁4を貫通するオリフィス5の断面より若干小さい断面を有する軸方向のコンジット36が形成されている。軸方向のコンジット36は、ファンデーション等のメーキャップ製品Pのスティック31を収容可能なカップを画定する。スティック31は、圧着によりカップの内側に保持される。カップのスティック31の保持力を改善するために、羽または溝タイプの手段(図示せず)をカップの側面または底部に設けてもよい。
【0057】
アプリケータ・ホルダー2と製品ホルダー30は、ポリプロピレンを成型して得られる。
【0058】
アプリケータ・ホルダーの横断壁4と、製品ホルダーの横断壁32との間には、コイルのスプリング40が配置されている。製品保持要素30は、当該スプリングによって力が発生した場合であっても、アプリケータ保持要素の側壁6の内側に螺合している環状プラグ50によって、定位置に保持される。以下で詳細に説明されているように、塗布面9のオリフィス13の方向にスティック13を前進させる目的で製品保持要素に触れることができるように、プラグ50にはオリフィス51が貫通している。対向する放射線状の2つのリブ52と53によって、プラグ50を一方向または他方向に容易に回転させることができる。
【0059】
このように形成されるアセンブリ1に含まれるアプリケータ・ホルダー2と製品ホルダー30は、当該実施態様によると、あるアプリケータと一体の製品を交換するために、または、ある製品と一体のアプリケータを交換するために、必要に応じて分離されうる。
【0060】
図2Aに図示されたように、組み立てられた状態では、当該スティックは、発泡体ブロック7によって画定された区画8の内側に配置され、当該製品の自由面33は塗布面9の下方にある。目安として、静止時の区画8の深さが約13mmの場合、スティックの高さは10mmのオーダーである。
【0061】
本製品を塗布するためには、図2Bに図示されたように、使用者は、製品ホルダー30の壁32を軸方向に押圧する。当該壁32にはオリフィス51を通って接触する。これがなされると、製品の自由面33を塗布面9とほぼ同一の高さまたはそれよりやや上方に移動させることができる。すると製品Pのスティック31が肌に触れて、製品の自由面を肌表面上で移動させることによって製品を施与することができる。十分な量の製品が塗布されると、使用者は製品ホルダー30の壁32に加えていた圧力を緩める。スプリング40によって発生した回復力の下で、製品保持要素30とスティック31は図2Aの位置に戻る。続いて、使用者は、図2Cに図示されたように、塗布面9を使用して製品を広げることもできる。この時、製品の自由面31は塗布面9から後退している。使用回数が増加するにつれて、製品のほぼ全てが使用されてしまうまで、区画内の製品の高さは小さくなる。
【0062】
図3Aないし3Cに図示された実施態様は、上記に記載の実施態様とは以下の点で異なる。
1.スプリング40が、圧縮可能な物質、特に発泡体41と置換されている。好適には、発泡体41の硬度は、アプリケータ7を形成している発泡体より高い。
2.製品保持要素30は、アプリケータ・ホルダー2の側壁6によって形成され、軸方向のスリット16によって互いに分離している、軸方向の舌部15の内側表面に形成されたビーズ14によって、アプリケータ・ホルダー2に装着された状態で保持されている。製品ホルダーをアプリケータ・ホルダーに装着する時は、軸方向の舌部15が放射線方向に弾性的に変形することによって、製品ホルダーの壁32はビーズ14を通過することができる。
3.塗布面9は、レーヨン繊維でフロック加工されている。
【0063】
図3A−3Cに図示されたように、本実施態様によるアセンブリの操作は、上記の実施態様の場合と同様である。
【0064】
図4A−4Cの実施態様は、製品保持要素30が、アプリケータ・ホルダーの側壁6の環状端に周縁部が固定されたエラストマー・ダイアフラム42の中央部に接着されたカップ37からなる点で、上記の実施態様と異なる。さらに、前述の実施態様と同様に、塗布面9はフロック加工されている。
【0065】
図4A−4Cに図示されたように、本実施態様によるアセンブリの操作は、上記の実施態様の場合と同様である。
【0066】
図5A−5Cの実施態様は、アプリケータ・ホルダー2と製品ホルダー30との間のスプリングを形成する発泡体ブロック41が、アプリケータ部分7の下方部分からなり、当該アプリケータ部分とともに一体的構成となっている点で図3A−3Cと異なる。しかし、横断えり部がアプリケータ部分7とスプリング41を形成している部分を分離しているため、製品ホルダー30の壁32を軸方向に押圧した場合、アプリケータ部分が軸方向にほとんど移動しない。従って、スティック31だけが塗布面9の方向に移動する。
【0067】
図5A−5Cに図示されたように、本実施態様によるアセンブリの操作は、上記の実施態様の場合と同様である。
【0068】
上記の詳細な説明では、本発明の好適な実施形態について説明した。特許請求の範囲に記載した発明の精神を逸脱しないでこれらの実施形態に変更を施すことができることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アプリケータ・アセンブリの第一の実施態様の分解図である。
【図2】 図2A−Cは、図1の実施態様の操作を図示する。
【図3】 図3A−Cは、本発明の第二の実施態様を図示する。
【図4】 図4A−Cは、本発明の第三の実施態様を図示する。
【図5】 図5A−Cは、本発明の第四の実施態様を図示する。
Claims (20)
- アプリケータ保持要素(2)に対して移動可能な製品保持要素(30)に装着された、棒状の製品(31)の少なくとも1部分を封入する少なくとも1つのアプリケータ(7)を含むアプリケータ・アセンブリ(1)であって、当該製品が当該製品保持要素と反対側に有する一表面(33)は、当該表面(33)に垂直な軸方向に前記製品保持要素が押圧されていない状態では、当該アプリケータの塗布面(9)と同じ高さまたはその下方の位置にある第一の位置を占め、;当該製品保持要素(30)は、当該製品保持要素を前記軸方向に押圧するのに応じて、当該表面(33)が塗布面(9)に対して移動し、当該塗布面とほぼ同じ高さの位置にある第二の位置に向けて移動するように装着され;押圧力を解放すると、当該表面は前記アプリケータ保持要素と前記製品保持要素との間に配置された弾性的に変形可能な要素(40,41,42)の復元力により第一の位置へ戻り、;製品保持要素(30)に押圧力を作用させない状態では、当該塗布面(9)は、当該表面(33)とほぼ同じ高さであるか、または同じ高さに移動させることができる、アプリケータ・アセンブリ(1)。
- 製品保持要素(30)に押圧力を作用させない場合には、当該表面(33)の方向に、塗布面(9)に当該表面に垂直な軸方向に沿って加えられた圧力に応じて、塗布面(9)を当該表面(33)とほぼ同じ高さまで移動させることができることを特徴とする請求項1に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- アプリケータ(7)は、塗布面(9)と反対側に端部を有することと、;製品保持要素(30)に押圧力を作用させない状態では、当該表面(33)の当該表面に垂直な軸方向の位置は、塗布面(9)と塗布面(9)と反対側の当該端部との間にあることを特徴とする請求項1または2に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- アプリケータ(7)は、全高さに渡って通路(8)が貫通する要素によって形成されており、この通路の一端は、少なくとも1つのオリフィス(13)を通じて塗布面に開口し、その通路の内側を前記表面(33)が前記製品保持要素が押圧されるのに応じて移動することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- アプリケータ(7)は少なくとも部分的に圧縮可能であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- アプリケータ(7)は、接着剤、溶接、圧着、または磁力によってアプリケータ保持要素(2)に接合していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- 弾性的に変形可能な要素は、発泡体ブロック(41)またはスプリング(40)からなり、当該要素の第一の部分はアプリケータ保持要素(2)と連接し、当該要素の第二の部分は製品保持要素(30)と連接することを特徴とする請求項1に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- アプリケータ保持要素(2)は中空の要素(6,4)を有し、その第一端はアプリケータ(7)が装着される環状壁内にあり、第二端はアプリケータ・アセンブリに製品保持要素(30)を組み込むことができるように開口していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- 製品保持要素(30)は、任意に取り外し可能なプラグ(50)を介してアプリケータ要素に組み込まれた状態で保持されており、当該製品保持要素を押圧するために、当該プラグを介して製品保持要素(30)に触れることができることを特徴とする請求項7に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- 弾性的に変形可能な要素は弾性的なダイヤフラム(42)からなり、少なくとも周縁部を含む第一の部分は、アプリケータ保持要素に固定されており、少なくとも中央部を含む第二の部分は、製品保持要素(30)に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- 前記製品保持要素(30)は、アプリケータ(7)に対して、または、それが装着されるアプリケータ保持要素(2)に対して、取り外し可能に装着されること を特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- 通路(8)は、その断面の全体に渡って、塗布面(9)に直接開口していることを特徴とする請求項4に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- 弾性的な回復力は、製品保持要素(30)、アプリケータ(7)、または当該アプリケータが接合されるアプリケータ保持要素(2)と一体に、成型によって形成される要素(41)によって発生することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- 保存状態のときに塗布面(9)を覆うことができる取り外し可能な蓋(12)を有することを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- 上記アプリケータ保持要素(2)は、上記アプリケータを把持するための部品を形成することを特徴とする請求項1に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- アプリケータ(7)は、開放、半開放、または独立気泡を有する少なくとも1つの発泡体ブロックを含むことを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- アプリケータ(7)は、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリエステルの発泡体、または、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)、シリコンまたはニトリルであるエラストマーからなることを特徴とする請求項16に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- 通路(8)の全部分または一部分の周りに、1または複数の溝(3)が形成されることを特徴とする請求項4に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- 塗布面(9)は、フロック加工、織物材料または編物に覆われていることを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1項に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
- 製品は、頬紅、チーク、アイシャドウ、リップスティック、ファンデーション、ケアクリーム、または日焼け止め若しくは毛髪製品であることを特徴とする請求項1ないし19のいずれか1項に記載のアプリケータ・アセンブリ(1)。
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