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JP3862986B2 - トースター - Google Patents
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  • Food Science & Technology (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は食品加熱器、特にパンなどの食品を加熱するコンベア型トースター等のトースターに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
1切れ又は2切れのトーストを加熱する小型の家庭用トースターから、食品を連続的に加熱する大型の業務用トースターまで、電気トースターが広く用いられている。これらのトースターは、スライスパン、ロールパン、マフィン、ビスケット、硬焼きロールパン、レーズンロールなどのパン類の加熱に使用される。業務用トースターは、多量の食品を扱うレストラン等で広く使用されている。
【0003】
連続トースターの一つに、食品が次々と連続的にロースター内を通過するコンベアトースターである。連続トースターはトースト空間を形成するハウジングを有する。トースト空間の片側に食品移送用コンベアが設けられている。空間の反対側に平板状ヒーターが設けられ、空間内で食品がコンベアとヒーターの間を通過する。
【0004】
特に多量の食品を扱うレストラン等でよく見られるタイプのコンベアトースターは「直立型」コンベアトースターである。この種のトースターは四角形の直立したハウジングを有し、縦方向のコンベアが直立した空間の片側を形成している。食品を投入する上部開口がハウジング上壁に設けられている。焼き上がった食品はハウジングの底部開口から排出される。このような直立型トースターを、多量の食品を扱うレストラン等のカウンター上に設置した場合、トースターの高さが大きな問題となる。トースターが高すぎると、多くの人にとって、直立型ハウジングの頂部開口への食品の投入が難しくなる。トースターが低くすぎると、焼き上がった食品をハウジングの底部開口から前方へ離脱させるのが難しくなる。つまり、焼き上がった食品を、底部開口の真下で停滞させることなくハウジングの前方に移送するための傾斜面を底部開口の真下に設ける余裕がなくなる。急勾配の傾斜面を設けることにより焼き上がった食品の停滞を防止できるがトースターの高さが増加する。
【0005】
本発明は上記問題の解決を目的としたもので、トースト空間の底部開口にユニークなフレキシブルシュートを設けて、焼き上がった食品をトースターの前方に移送できるようにしたものである。フレキシブルシュートは、焼き上がった食品がトースト空間から出るときに曲率半径が自在に変化する。フレキシブルシュートは、直立したハウジングの全体を前方に傾けて、食品を投入する頂部開口を使用者の方に向けるのに効果的である。もちろん本発明はコンベアトースター以外の食品加熱装置にも適用可能である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
従って本発明の一つの目的は、新規で改良された食品加熱装置を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、コンベアトースターなどのパン類を焼き上げるための新規で改良されたトースターを提供することである。
【0008】
本発明の実施形態では、加熱装置又はトースターには、食品を投入する頂部開口と焼き上がった食品を排出する底部開口とを有する少なくとも一つのトースト空間が形成されている。フレキシブルシュートは底部開口の近傍に設けられ、トースト空間から排出された食品類がその上に落下する。本来フレキシブルシュートは曲率半径がさまざまに変化して、底部開口を出た食品をトースト空間内の移送方向と異なる方向に移送することができる。
【0009】
開示された実施形態では、コンベアが食品を通過させるトースト空間内の片側に設けられている。空間内の反対側には、平板状ヒータがコンベアと離隔して設けられ、食品類は空間内でヒータとコンベアの間を通過する。
【0010】
本発明の一つの実施形態では、フレキシブルシュートがフレキシブルシートで形成されている。フレキシブルシートは、空間内の頂部開口の内側から底部開口を経てトースト空間の外部に伸びている。フレキシブルシートは、その一端が空間内の頂部開口の内側で固定され、他端が空間外で固定され、両端の間でフリーとなっている。食品が接するフレキシブルシートは離脱しやすい表面を有している。
【0011】
本発明の他の実施形態では、ハウジングが、使用者の方に向いた正面と、空間の頂部開口のある上端と、底部開口のある下端とを有している。ハウジングは前方に傾斜し、頂部開口が底部開口よりも使用者に近い位置にある。ハウジングには、トースト空間の底部開口下方の前方に下り勾配の傾斜面が含まれている。フレキシブルシュートは傾斜面の全体をカバーしている。
【0012】
本発明の目的、構成、及び効果は、添付図面に基づく詳細な説明により明らかとなろう。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の新規な事項は各請求項に示す。本発明の構成は、その目的及び効果と共に、図面に基づく以下の説明によりよく理解されよう。なお図中の類似の部材には類似の符号を付してある。
【0014】
各図を参照すると、まず図1では、本発明が全体符号10で示す縦型トースターとして具体化されている。トースターには全体符号12で示す縦型ハウジングが含まれ、その上部と一方の側面に適当な調節手段14が設けられている。
【0015】
図1と共に図2を参照すると、縦型ハウジング12は、使用者の方に向いた前面部16、2枚の側壁部18、後壁部22、及び外側に向かって下り勾配の傾斜面26をもつベース部24を有している。ハウジングは全体が、実質的に、型押し及び成型された金属薄板材で構成されている。
【0016】
特に図2を参照すると、ハウジング12は、全体符号28で示すトースト空間を形成している。トースト空間18内に図示された細長い閉鎖ループ型コンベア30が食品をA方向に移送する。空間内のコンベア30に対向する側に加熱用の平板状ヒーター32が設けられ、後に述べるように食品はコンベアとヒーターとの間を移送される。食品を空間28内に投入する頂部開口34が上端壁20に設けられている。下端壁28には底部開口36が設けられ、そこからトースト済み食品を排出する。頂部開口34の直前には空間内に食品を投入するときのガイドとなるトラフ40が設けられている。
【0017】
図1及び図2は、ハウジング12全体が「肘形」に湾曲させた本発明の新規な構成を明確に示しており、トースト空間28を含むハウジング上部全体が肘部42から前方に傾斜している。この構成はトースター全体高さを減らすだけでなく、上端壁20と上部開口34がある角度で使用者の方に向いている点が、食品を投入する上部開口が真上にある従来のトースターに比べて際だった違いとなっている。使いやすさの点で直立形トースターに比べて有利である。
【0018】
図3は、全体符号44で示すフレキシブルシュートからなるユニークな構成を示し、フレキシブルシュート44は空間28の底部開口36の前方で下り勾配の斜面26の上に伸びている。即ち、フレキシブルシュートは、焼き上がった食品を空間28内での食品移送方向Aとは異なる角度で底部開口36から離脱させる。フレキシブルシュート44は、グラスファイバー織物などのフレキシブルシート46で形成される。食品に接するフレキシブルシートは食品が離脱しやすい表面を持つことが望ましい。例えば、グラスファイバー織物の表面にテフロン(R)等の離脱性物質が被覆または含浸されている。
【0019】
図3から明らかなように、望ましい実施形態では、フレキシブルシート46が、上部開口34の内側から空間28内を経て底部開口36から傾斜面26の上まで延びている。フレキシブルシートの上端は頂部開口34にクランプ48で固定されている。フレキシブルシートの下端はトースト済み食品のストッパとなるベース部24のリップ52にクランプ50で固定されている。その他の部分、即ち、上部クランプ48と下部クランプ50の間のフレキシブルシート46は全長にわたってフリーとなっている。ファイバーグラス等の織物で形成された湾曲シートは、図3に示す底部開口36より下方の湾曲部分、及び平板状ヒータ32の前面に平行な平面部分での形状が維持しやすい。
【0020】
図4から図7には、空間28内に順次投入され矢印Aの方向に移送される第1の食品54と第2の食品56とを示す。また、これらの図では、フレキシブルシート46からなるフレキシブルシュート44のユニークな機能を示す。食品54、56は、例えば、サンドイッチ用のスライスパンであり、平板状ヒーター32に接するスライスパンの片方の面が移動の過程で焼き上がる。しかし、パンとヒータの間にフレキシブルシート46が介在している。
【0021】
詳しくは、図4に示すように第1の食品54が底部開口36から出始めたとき、第2の食品56が上部開口34から投入される。図4を図3と比較すると、第1の食品54が当接してフレキシブルシュート44を矢印B(図4)の方向に引っ張り、シート44が傾斜面26から引き上げられているのがわかる。食品54が底部開口34から出るとき、図3に示すフレキシブルシート44の大きな曲率半径R1が図4に示す小さな曲率半径R2に変わる。
【0022】
図5は、第1の食品54が空間28の底部開口36からほぼ完全に出てフレキシブルシート46からなるフレキシブルシュート44上を移動する状態を示す。このときフレキシブルシート44は、図4の曲率半径R2及び図3の曲率半径R1とは違った曲率半径R3となる。
【0023】
図6は、第1の食品54が底部開口36及び空間28から完全に出た状態を示し、このときフレキシブルシート44はさらに別の曲率半径R4となる。食品54は底部開口36から傾斜面26に向かって重力で落下するため、図6に示す第1の食品54の位置は一時的なものである。食品はフレキシブルシート46の離脱面に沿って滑り落ちる。また、このとき第2の食品は空間28内に進入し、コンベア46により矢印Aの方向に移送されている。
【0024】
最後に、図7は、第1の食品54がフレキシブルシュート44のフレキシブルシート46上を、傾斜面26の前端のストッパ用リップ52に向かって矢印Cの方向に滑り落ちる状態を示す。フレキシブルシートはさらに曲率半径R5を有し、これは図3に示す食品が通過していないときの曲率半径R1に類似しており、第2の食品56が空間28の底部開口36に達すると、フレキシブルシート46によるフレキシブルシュート44の湾曲内側面に沿って移動する。
【0025】
フレキシブルシート46で形成されたフレキシブルシート44の利点は数々ある。トースト済み食品が運ばれる傾斜面26の傾斜角度を比較的小さく保つことができる。なぜなら、傾斜面に達するまでの間、食品が常に曲率半径が変化するフレキシブルシュート44によって前下方に運ばれるからである。また角度の小さい傾斜面によりトースターの全体高さを小さく抑えることができる。つまり、空間の底部開口の下方でのトースト済み食品の積重なりによる停滞が防止するには傾斜面の後部内側端部が十分に高くする必要がある。さらに、トースト空間28のあるハウジング12の上部全体が肘部42から前方に傾斜している。このハウジング構成によってもトースターの全体高さが低くなる。ハウジングの前方傾斜により、上端壁20と上部開口34が使用者の方向に向く(図1)ため、上端壁と上部開口が真上にある従来のトースターに比べて使いやすくなる。さらに、上部開口34から空間28と底部開口36を経てストッパーリップ52に至る連続したフレキシブルシートを設けたことにより、表面の急変による食品の停滞が防止され、食品のトースト面の焼き上がりが均一となる。さらに、この連続したフレキシブル壁により内部の掃除が容易となるため装置内にパンくず等が残らない。
【0026】
本発明は、中心的特徴事項を逸脱することなく、上記以外の形態をとることができる。従って、以上の説明は、発明の一例を示したもので、発明の細部を上記の形態に限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念に基づくトースターの前方から見た斜視図である。
【図2】図1の2−2線に沿った縦断面を示し、フレキシブルシュートを形成するフレキシブルシートを図示省略してある。
【図3】フレキシブルシュートを図示した図2と同様の図である。
【図4】パンのような食品が順次シュート上を移動する様子を示す図3と同様の図である。
【図5】食品が順次シュート状を移動する状態を示す図3と同様の図である。
【図6】食品が順次シュート状を移動する状態を示す図3と同様の図である。
【図7】食品が順次シュート状を移動する状態を示す図3と同様の図である。

Claims (22)

  1. 食品を投入する上部開口と焼き上がった食品を排出する底部開口とを有する少なくとも一つのトースト空間を形成するほぼ直立したハウジング、
    前記空間内の片側に設けられ食品を移送するコンベア、
    前記空間内のコンベアと反対側に設けられ、コンベアとの間で食品を移送する平板状ヒーター、及び前記空間の底部開口に設けられ、その上に焼き上がった食品類が落下し、落下した食品を、空間内の移送方向と異なる角度で食品類を底部開口から離脱させるフレキシブルシュートを備えパンなどの食品を加熱するトースター。
  2. 前記フレキシブルシュートがフレキシブルシートで形成されている請求項1記載のトースター。
  3. 記フレキシブルシートには離脱性物質が被覆または含浸されている請求項2記載のトースター。
  4. 前記フレキシブルシートが、空間の頂部開口の内側から底部開口を経て空間外に延びている請求項2記載のトースター。
  5. 前記フレキシブルシートの一端が空間の頂部開口の内側で固定され、他端が空間の外部で固定され、両端の間がフリーとなっている請求項4記載のトースター。
  6. 前記ハウジングが、使用者の方に向いた正面と、空間の頂部開口を有する上端と、底部開口を有する下端とを有し、頂部開口が底部開口より使用者に近くなるよう前方に傾斜している請求項1記載のトースター。
  7. 前記ハウジングが、空間の底部開口の下方で前方に下り勾配の傾斜面を有する請求項6記載のトースター。
  8. 前記フレキシブルシュートが前記傾斜面の上に延びている請求項7記載のトースター。
  9. 前記フレキシブルシュートがフレキシブルシートで形成されている請求項8記載のトースター。
  10. 食品を投入する頂部開口と焼き上がった食品を排出する底部開口とを有する少なくとも一つのトースト空間を有し、正面が使用者の方に向き、前記頂部開口が底部開口よりユーザーに近い位置にあるように前方に傾斜したほぼ直立したハウジング、
    前記空間内の片側に設けられ食品を移送するコンベア、
    前記コンベアと離隔して空間の反対側に設けられ、コンベアとの間で食品を移送する平板状ビーター、及び前記空間の底部開口の下方に位置し、その上に焼き上がった食品が落下し、落下した食品を、空間内の移送方向と異なる角度で底部開口から離脱させるために、空間内の頂部出口の内側から底部開口を経て空間外に延びるフレキシブルシートで形成されたフレキシブルシュートを備えパンなどの食品を加熱するトースター。
  11. 記フレキシブルシートには離脱性物質が被覆または含浸されている請求項10記載のトースター。
  12. 前記フレキシブルシートが、一端が前記空間の頂部開口の内側で固定され、他端が空間外で固定され、両端の間がフリーとなっている請求項10記載のトースター。
  13. 前記ハウジングが、空間の底部開口の下方で前方に下り勾配の傾斜面を有する請求項10記載のトースター。
  14. 前記フレキシブルシュートが前記傾斜面の上方に延びている請求項13記載のトースター。
  15. 食品を投入する頂部開口と焼き上がった食品を排出する底部開口とを有する少なくとも一つトースト空間を形成するほぼ直立したハウジング、
    前記ハウジングに設けられ、前記空間内で食品を移送するコンベア、
    ハウジング内に設けられ前記空間内を移送される食品を加熱するヒーター、及び前記空間の底部開口の下方に設けられ、焼き上がった食品がその上に落下し、落下した食品を空間内の移送方向と異なる角度で底部開口から離脱させるフレキシブルシュートを備えた食品加熱装置。
  16. 前記フレキシブルシュートがフレキシブルシートで形成されている請求項15記載の食品加熱装置。
  17. 記フレキシブルシートには離脱性物質が被覆または含浸されている請求項16記載の食品加熱器。
  18. 前記フレキシブルシートが、空間の頂部開口の内側から底部開口を経て空間の外部に延びている請求項16記載の食品加熱装置。
  19. 前記フレキシブルシートが、一端が空間の頂部開口の内側で固定され、他端が空間の外部で固定され、両端の間でフリーとなっている請求項18記載の食品加熱装置。
  20. 前記ハウジングが、使用者の方に向いた正面と、空間の頂部開口を有する上端と、底部開口を有する下端とを有し、頂部開口が底部開口より使用者に近くなるよう前方に傾斜している請求項15記載の食品加熱装置。
  21. 前記ハウジングが、底部開口の下方で前方に下り勾配の傾斜面を有している請求項10記載の食品加熱装置。
  22. 前記フレキシブルシュートが前記傾斜面の上に延びている請求項21記載の食品加熱装置
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