JP3865818B2 - アクティブマトリクス基板の製法 - Google Patents
アクティブマトリクス基板の製法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3865818B2 JP3865818B2 JP09432996A JP9432996A JP3865818B2 JP 3865818 B2 JP3865818 B2 JP 3865818B2 JP 09432996 A JP09432996 A JP 09432996A JP 9432996 A JP9432996 A JP 9432996A JP 3865818 B2 JP3865818 B2 JP 3865818B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating film
- semiconductor layer
- electrode
- layer
- active matrix
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置などに用いられるアクティブマトリクス基板の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6および図7は、従来のアクティブマトリクス基板の製法においてコンタクト層を形成する工程を示す工程断面説明図である。
【0003】
従来のアクティブマトリクス基板の平面形状は図1に示す本発明のアクティブマトリクス基板の平面形状と同様であるので、図1を参照しつつ、図6および図7にもとづいて、かかる従来の製法を説明する。図6は図1に示すX−X線断面であり、図7は図1に示すY−Y線断面図である。図6および図7において1はガラス基板、2はゲート電極、3はゲート絶縁膜、4は半導体層、5はチャネル保護絶縁膜、6は第1のコンタクト層6aおよび第2のコンタクト層6bからなるコンタクト層、7は上層ソース電極7aおよび下層ソース電極7bからなるソース電極、8は上層ドレイン電極8aおよび下層ドレイン電極8bからなるドレイン電極、10は導電性反応層、ALはアルミニウム膜、HFは耐熱性金属膜をそれぞれ示している。図6(a)および図7(a)に示すように、まずガラス基板1上にフォトマスクを用いてスパッタリング法によって所定のパターンに、クロムからなるゲート電極2を形成し、ついで、ゲート電極2を覆うようにしてガラス基板1の全面にチッ化シリコンからなるゲート絶縁膜3を形成する。つぎにゲート絶縁膜3を介して前記ゲート電極の上層にあって、かつ、ゲート電極とほぼ同じ大きさでほぼ同じ位置、すなわち、ゲート電極の領域と同じ領域にa−Siからなる半導体層4を形成し、該半導体層4の上に、チッ化シリコンからなるチャネル保護絶縁膜5をパターン形成する。このとき、チャネル保護絶縁膜5は、半導体層4と同じ長さで、かつ、半導体層4より小さい幅を有しており、半導体層4の中央部に形成されているので、チャネル保護絶縁膜5の両側に半導体層4が露出するようになっている。そののち、図6(b)および図7(b)に示すように、前記半導体層4の露出した部分にチャネル保護絶縁膜5の上方よりリンイオンを注入したのち、図6(c)に示すように、レジストパターン12(図7(c)にはあらわれない)を用いてエッチングして半導体層4を、チャネル保護絶縁膜5の大きさにあわせてパターン形成し、これにより第1のコンタクト層6aおよび第2のコンタクト層6bを形成する。すなわち、チャネル保護絶縁膜5によって覆われることなく露出している半導体層4の2つの領域のうち、画素電極9(図1参照)に近い方の領域が第1のコンタクト層6a、画素電極9(図1参照)から遠い方の領域が第2のコンタクト層6aとなる。このようにして、半導体層4に接する第1のコンタクト層6aおよび第2のコンタクト層6bをパターン形成する。
【0004】
つぎに、このようにしてパターン形成された第1のコンタクト層6aの上層および第2のコンタクト層6bの上層に、クロムなどの耐熱性金属単一膜、または図6(d)および図6(e)に示すように、アルミニウム膜ALと耐熱性金属膜HFとの二層膜からなるソース電極7およびドレイン電極8をパターン形成したのちアルミニウム膜ALおよび耐熱性金属膜HFのチャネル保護絶縁膜部分をエッチングによりパターン除去する。
【0005】
ここではソース電極7およびドレイン電極8は図6(e)に示すように、前記二層膜からなる。すなわち、ソース電極7として、アルミニウムからなる下層ソース電極7bおよびクロムからなる上層ソース電極7aを形成し、同様にドレイン電極8として、アルミニウムからなる下層ドレイン電極8bおよびクロムからなる上層ドレイン電極8aを形成する。
【0006】
これによって、薄膜トランジスタ(thin film transistor、以下、単にTFTという)が作製され、ドレイン電極に画素電極9が電気的に接続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述の手順で第1のコンタクト層6aおよび第2のコンタクト層6bを形成するばあいは、ソース電極7およびドレイン電極8をパターン形成したのちに、図7(d)および図7(e)に示すように、露出した半導体層4の側面に耐熱性金属膜HFと半導体層4との反応により生成した導電性反応層10(図6(d)と図6(e)にも図示されている)が形成される。
【0008】
このため、この導電性反応層10はソース電極7およびドレイン電極8をパターン形成したのちに画素電極9、ソース電極7およびドレイン電極8を損傷することなく除去する必要がある。その除去方法として、強酸系ウェットエッチングの使用は困難なばあいが多く、フッ素系ガスによるアモルファスシリコン(以下、単にa−Siという)ドライエッチングなどに制限される。しかし、半導体層4の側面にできた導電性反応層10の除去はRIE(reactive ion etching)法によるエッチングでも完全ではなく、半導体層4側面をリークパスとする電流リークが発生し、TFT特性が劣化するという欠点がある。
【0009】
このような欠点を解決するためには、フッ素系ガスによるドライエッチが容易な反応層を形成しうるチタン、タンタル、タングステンおよびモリブデンのごとき耐熱性金属またはその合金膜をソース電極およびドレイン電極の下層に使用すればよい。しかるに、この方法によれば選択しうる耐熱性金属膜材料の種類が限られ、プロセスの選択についての柔軟性が少なくなり、また導電性反応層10を除去するプロセスが余分に必要になるなどの問題があり、TFT特性が劣化することなく低コストのアクティブマトリクス基板をうる有効な方法は実現されていない。
【0010】
本発明はこのような従来技術の課題を解決するものであり、製造プロセスの簡略化を図れた上で、良好なTFT特性がえられるアクティブマトリクス基板の製法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかわるアクティブマトリクス基板の製法は、絶縁基板上にゲート電極、半導体層、ドレイン電極、ソース電極および画素電極が設けられたアクティブマトリクス基板の製法であって、
該絶縁基板上に該ゲート電極を形成する工程と、該ゲート電極を覆うようにゲート絶縁膜を形成する工程と、該ゲート絶縁膜を介して該ゲート電極上に該ゲート電極と同じ領域に該半導体層を形成する工程と、
該半導体層上の中央部において該半導体層と同じ長さで該半導体層よりも小さい幅を有しており、その両側にそれぞれ該半導体層が露出する箇所を有するようなチャネル保護絶縁膜を形成する工程と、
該チャネル保護絶縁膜を形成後、該半導体層の該チャネル保護絶縁膜に覆われていない領域のうち、画素電極に近い方の領域に第1のコンタクト層を形成し、該画素電極から遠い方の領域に第2のコンタクト層を形成する工程と、
該チャネル保護絶縁膜の該画素電極に近い部分と該第1のコンタクト層と該ゲート絶縁膜の該第1のコンタクト層に近い部分とを覆う該ドレイン電極と、該チャネル保護絶縁膜の該画素電極から遠い部分と該第2のコンタクト層と該ゲート絶縁膜の該第2のコンタクト層に近い部分とを覆う該ソース電極とを形成する工程と、
該ドレイン電極に接続する画素電極を形成する工程とを備えた製法であって、
該第1コンタクト層と第2コンタクト層とを形成する工程よりも後で、かつ、該ソース電極と該ドレイン電極とを形成する工程よりも前において、
前記チャネル保護絶縁膜と、前記半導体層の該チャネル保護膜に覆われていない領域のうち、少なくとも前記第1のコンタクト層と前記第2のコンタクト層を覆うレジストパターンを形成し、該レジストパターンで覆われない領域における該チャネル保護膜の下層に該半導体層のサイドエッチングが入るようにエッチング加工する工程を備えたことを特徴とする。
【0012】
また、前記エッチング加工がSF6ガスを用いるプラズマエッチング加工であることがサイドエッチングを確実に行うことができる点で好ましい。
【0013】
また、前記第1および第2のコンタクト層はn型シリコン膜であり、該n型シリコン膜は、シリコン膜にリンがドープされて形成されてなることが好ましい。
【0014】
また、前記エッチング加工がCF4ガスを用いるプラズマエッチング加工であることがサイドエッチングを確実に行うことができる点で好ましい。
【0015】
また、前記第1および第2のコンタクト層はn型シリコン膜であり、該n型シリコン膜は、シリコン膜にリンがドープされて形成されてなることが好ましい。
【0016】
また、前記エッチング加工がHNO3−HF系ウェットエッチング加工であることがサイドエッチングを確実に行うことができる点で好ましい。
【0017】
また前記第1および第2のコンタクト層はn型シリコン膜であり、該n型シリコン膜は、シリコン膜にリンがドープされて形成されてなることが好ましい。
【0018】
このようにして、半導体層に接する第1および第2のコンタクト層(以下、単にコンタクト層ということがある)をパターン形成する際に、Si/SiN選択比が大きく、かつ、パターン端面部のチャネル保護絶縁膜下の半導体層に約0.1μm以上のサイドエッチングが入るように加工することで、TFTにおけるリークパスとなる半導体層側面での耐熱性金属膜との接触がなくなるので、その結果、導電性反応層が生ずることがなくなり、そのことによって本発明の目的が達成される。
【0019】
【発明の実施の形態】
前述したように、半導体層に接するコンタクト層をパターン形成する際に、チャネル保護絶縁膜下の半導体層にサイドエッチを入れひさし構造とすると、TFTにおけるリークパスとなる半導体層側面での耐熱性金属膜との接触がなくなる。したがって、ソース電極およびドレイン電極をパターニングしたのちでも半導体層側面に耐熱性金属膜との反応により生成した導電性反応層はできず、TFTリーク電流を格段に低減できる。
【0020】
本発明の方法によればSF6ガスの代わりにCF4ガスを用いても同様な効果が期待できる。
【0021】
また、ドライエッチングの代わりにHNO3−HF系ウェットエッチングを用いても同様な効果が期待できる。
【0022】
さらに、イオン注入の代わりにリンドープした半導体層を使用したばあいでも同様の効果が期待できる。
【0023】
【実施例】
以下、添付図を参照しながら本発明にかかわる実施例をさらに詳しく説明する。
【0024】
実施例1
図1、図2および図3は本発明のアクティブマトリクス基板の製法にかかわる一実施例を示しており、このうち、図1は本発明の方法によって作成されるアクティブマトリクス基板の平面構造を示す平面概略説明図であり、製造工程中のその断面構造の変化を図1のX−X線断面にしたがって示した工程断面説明図が図2(a)〜(e)であり、図1のY−Y線断面にしたがって示した工程断面説明図が図3(a)〜(e)である。図1、図2および図3において、従来例のアクティブマトリクス基板と同一の部分には同一の符号を用いて示した。さらに、12はレジストパターンを示している。以下、図1、図2および図3にしたがってその詳細を説明する。
【0025】
まず、図2(a)および図3(a)に示すように、スパッタリング法によってガラス基板1の上にクロムを100〜400nmの厚さで堆積する。ついで、フォトマスクを用いてクロム層の上にクロムからなるゲート電極2をスパッタリング法によってパターン形成する。つぎに、ゲート電極2を覆うようにしてガラス基板1の全面に、プラズマCVD法によってチッ化シリコンからなる厚さ200〜500nmのゲート絶縁膜3を形成する。つぎに、厚さ20〜100nmのa−Siからなる半導体層4をゲート絶縁膜3を介して前記ゲート電極2の上層にあって、かつ、ゲート電極2とほぼ同じ大きさでほぼ同じ位置、すなわち、ゲート電極2と同じ領域に形成したのちチッ化シリコンからなる厚さ100〜300nmのチャネル保護絶縁膜5をさらにCVD法によって堆積してパターン形成する。このとき、チャネル保護絶縁膜5は、半導体層4と同じ長さで半導体層4より小さい幅を有しており、半導体層4の中央部に形成されているので、チャネル保護絶縁膜5の両側に半導体層4が露出するようになっている。さらに図2(b)および図3(b)に示すように、前記半導体層4の露出した部分にチャネル保護絶縁膜5の上方よりガラス基板1の全面にわたってリンイオンを注入したのち、レジストパターン12(図3(c)には図示されない)を用いてエッチングして半導体層4をチャネル保護絶縁膜5の大きさにあわせてパターン形成する。このようにしてチャネル保護絶縁膜5に覆われない部分の半導体層4がリンイオンの注入によってコンタクト層となり、チャネル保護絶縁膜によって覆われることなく露出している半導体層4の2つの領域のうち、画素電極に近い方の領域が第1のコンタクト層6a、画素電極から遠い方の領域が第2のコンタクト層6bである。
【0026】
つぎに図2(c)に示すように、第1のコンタクト層6aおよび第2のコンタクト層6bのレジストパターン12を形成(図3(c)には図示されない)したのち、SF6ガスを用いたドライエッチングでコンタクト層6aおよび6bをオーバエッチングとなるようにパターン形成する。このときに第1のコンタクト層6aおよび第2のコンタクト層6bのそれぞれのレジストパターンと重畳しない部分のチャネル保護絶縁膜パターン端部の下方の半導体層4はオーバエッチング量に依存したサイドエッチングがなされて空間部13となっており、チャネル保護絶縁膜パターン端部9下方の半導体層断面はひさし構造となる。このとき、サイドエッチングは、チャネル保護絶縁膜5の端縁から0.1μm以上内側まで行われる。
【0027】
つぎに図2(d)および図3(d)に示すように、スパッタリング法により厚さ50〜100nmのクロム膜CRおよび厚さ200〜400nmのアルミニウム膜ALを順に前記第1のコンタクト層6aおよび第2のコンタクト層6bなどを覆うようにしてガラス基板1上に全面に堆積したのち、図2(e)および図3(e)に示すように、クロム膜CRおよびアルミニウム膜ALのチャネル保護絶縁膜部分をエッチングによりパターン除去してソース電極7およびドレイン電極8を形成する。すなわち、ソース電極7として、アルミニウムからなる下層ソース電極7bおよびクロムからなる上層ソース電極7aを形成し、同様にドレイン電極8として、アルミニウムからなる下層ドレイン電極8bおよびクロムからなる上層ドレイン電極8aを形成する。
【0028】
ついで、ガラス基板1上に全面に厚さ50〜100nmのインジウム錫酸化膜からなる透明電極をパターニングして画素電極9を形成する(図1参照)。これにより図1、図2(e)および図3(e)に示される構造のアクティブマトリクス基板が作製される。
【0029】
なお、本実施例においてはSF6ガスを用いてプラズマエッチングしてコンタクト層6aおよび6bをドライエッチング加工したが、SF6ガスのかわりにCF4ガスを用いてもよく、さらにはHNO3−HF系ウェットエッチングしてもよく、これらのばあいにも同等の効果をうることができる。
【0030】
前述のように、チャネル保護絶縁膜パターンを形成し、さらにリンイオンを注入して第1および第2のコンタクト層6aおよび6bを形成したのちにソース電極7とドレイン電極8を形成するため、TFTにおけるリークパスとなる半導体層側面に導電性反応層10が生ずることがなく、ソース電極7とドレイン電極8との電流リークが発生することがないのでTFTのオフ電流Ioffを低減することができる。
【0031】
さらには、ソース電極7とドレイン電極8とを形成したのちに導電性反応層10を除去する工程を行なう必要がない。したがって、工程数の削減および製造時間の短縮が図れるので、簡素化された効率のよい製造プロセスを享受できる。
【0032】
実施例2
図4および図5は本発明の他の実施例を示しており、この実施例は、リンイオン注入の代わりにリンドープアモルファスシリコン(以下単にn−Siという)を用いたアクティブマトリクス基板の製法を示している。すなわち、図4および図5に示すように、まず、前述の実施例1の図2および図3に示したばあいと同様にして、スパッタリング法によってガラス基板1の上にクロム層を100〜400nmの厚さで堆積する。ついで、フォトマスクを用いてクロム層の上にクロム層からなるゲート電極2をパターン形成する。つぎに、ゲート電極2を覆うようにしてガラス基板1の全面に、プラズマCVD法によってチッ化シリコンからなる厚さ200〜500nmのゲート絶縁膜3、厚さ20〜100nmの半導体層4およびチッ化シリコンからなる厚さ100〜300nmのチャネル保護絶縁膜5を堆積する。ついで、チャネル保護絶縁膜5をパターン形成する。
【0033】
ついで、チャネル保護絶縁膜パターンを覆うようにしてガラス基板1の全面に厚さ20〜50nmのn−Si半導体膜11を堆積する。
【0034】
つぎに、第1のコンタクト層6aと第2のコンタクト層6bのレジストパターン12を形成したのち、SF6ガスを用いたドライエッチングでコンタクト層をオーバエッチングとなるようにパターン形成する。このときに第1のコンタクト層6aと第2のコンタクト層6bのレジストパターンと重畳しない部分のチャネル保護絶縁膜パターン端部の下方の半導体層4はオーバエッチング量に依存したサイドエッチングがなされて空間部13となっており、チャネル保護絶縁膜パターン端部の下方の半導体層断面はひさし構造となる。このとき、サイドエッチングは、チャネル保護絶縁膜5の端縁から0.1μm以上内側まで行われる。
【0035】
つぎにスパッタリング法により厚さ50〜100nmのクロム膜CRおよび厚さ200〜400nmのアルミニウム膜ALを順に前記第1のコンタクト層6aおよび第2のコンタクト層6bなどを覆うようにしてガラス基板1上の全面に堆積したのち、クロム膜CRおよびアルミニウム膜ALのチャネル保護絶縁膜部分をエッチングによりパターン除去してソース電極7およびドレイン電極8を形成する。すなわち、ソース電極7として、アルミニウムからなる下層ソース電極7bおよびクロムからなる上層ソース電極7aを形成し、同様にドレイン電極8として、アルミニウムからなる下層ドレイン電極8bおよびクロムからなる上層ドレイン電極8aを形成する。
【0036】
ついで、ガラス基板1上の全面に厚さ50〜100nmのインジウム錫酸化膜からなる透明電極をパターニングして画素電極9を形成する。これにより図1、図4(e)および図5(e)に示される構造のアクティブマトリクス基板が作製される。
【0037】
この実施例2によるばあいも前記実施例1と同様の効果、すなわちa−Siからなる半導体層4の側面に導電性反応層10が生じないため、ソース電極7とドレイン電極8との電流リークを格段に低減できるので、TFTのオフ電流Ioffを低減することができる。また、工程数の削減および製造時間の短縮が図れるので、簡素化された効率のよい製造プロセスを享受できるといった効率がえられる。
【0038】
なお、本実施例においてはSF6ガスを用いてプラズマエッチングしてコンタクト層6aおよび6bをドライエッチング加工したが、SF6ガスのかわりにCF4ガスを用いてもよく、さらにはHNO3−HF系ウェットエッチングしてもよく、これらのばあいにも同等の効果をうることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明した本発明の方法によれば、a−Siからなる半導体層側面を介したソース電極とドレイン電極とのあいだの電気リークが格段に低減できるので、TFTのオフ電流Ioffが低減できる。それゆえ、TFT特性の優れたアクティブマトリクス基板を実現できる。しかも、ソース電極とドレイン電極の形成後に導電性反応層を除去するプロセスが不要になる。したがって、工程数の削減および製造時間の短縮が図れるので、効率のよい製造プロセスを享受できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法にかかわる薄膜トランジスタの平面構造を示す平面説明図である。
【図2】本発明の1実施例にかかわるアクティブマトリクス基板の図1に示すX−X線断面にしたがって、製造工程中における断面構造の変化を示す工程断面説明図である。
【図3】本発明の1実施例にかかわるアクティブマトリクス基板の図1に示すY−Y線断面にしたがって、製造工程中における断面構造の変化を示す工程断面説明図である。
【図4】本発明の他の実施例にかかわるアクティブマトリクス基板の図1に示すX−X線断面にしたがって、製造工程中における断面構造の変化を示す工程断面説明図である。
【図5】本発明の他の実施例にかかわるアクティブマトリクス基板の図1に示すX−X線断面にしたがって、製造工程中における断面構造の変化を示す工程断面説明図である。
【図6】従来のイオン注入法によるアクティブマトリクス基板の製法にもとづき、図1に示すX−X線断面にしたがって製造工程中における断面構造の変化を示す工程断面説明図である。
【図7】従来のイオン注入法によるアクティブマトリクス基板の製法にもとづき、図1に示すX−X線断面にしたがって製造工程中における断面構造の変化を示す工程断面説明図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板
2 ゲート電極
3 ゲート絶縁膜
4 半導体層
5 チャネル保護絶縁膜
6 コンタクト層
6a 第1のコンタクト層
6b 第2のコンタクト層
7 ソース電極
7a 下層ソース電極
7b 上層ソース電極
8 ドレイン電極
8a 下層ドレイン電極
8b 上層ドレイン電極
9 画素電極
10 導電性反応層
11 n−Si半導体膜
12 レジストパターン
13 空間部
Claims (7)
- 絶縁基板上にゲート電極、半導体層、ドレイン電極、ソース電極および画素電極が設けられたアクティブマトリクス基板の製法であって、
該絶縁基板上に該ゲート電極を形成する工程と、該ゲート電極を覆うようにゲート絶縁膜を形成する工程と、該ゲート絶縁膜を介して該ゲート電極上に該ゲート電極と同じ領域に該半導体層を形成する工程と、
該半導体層上の中央部において該半導体層と同じ長さで該半導体層よりも小さい幅を有しており、その両側にそれぞれ該半導体層が露出する箇所を有するようなチャネル保護絶縁膜を形成する工程と、
該チャネル保護絶縁膜を形成後、該半導体層の該チャネル保護絶縁膜に覆われていない領域のうち、画素電極に近い方の領域に第1のコンタクト層を形成し、該画素電極から遠い方の領域に第2のコンタクト層を形成する工程と、
該チャネル保護絶縁膜の該画素電極に近い部分と該第1のコンタクト層と該ゲート絶縁膜の該第1のコンタクト層に近い部分とを覆う該ドレイン電極と、該チャネル保護絶縁膜の該画素電極から遠い部分と該第2のコンタクト層と該ゲート絶縁膜の該第2のコンタクト層に近い部分とを覆う該ソース電極とを形成する工程と、
該ドレイン電極に接続する画素電極を形成する工程とを備えた製法であって、
該第1コンタクト層と第2コンタクト層とを形成する工程よりも後で、かつ、該ソース電極と該ドレイン電極とを形成する工程よりも前において、
前記チャネル保護絶縁膜と、前記半導体層の該チャネル保護膜に覆われていない領域のうち、少なくとも前記第1のコンタクト層と前記第2のコンタクト層を覆うレジストパターンを形成し、該レジストパターンで覆われない領域における該チャネル保護膜の下層に該半導体層のサイドエッチングが入るようにエッチング加工する工程を備えたことを特徴とするアクティブマトリクス基板の製法。 - 前記エッチング加工がSF6ガスを用いるプラズマエッチング加工である請求項1記載のアクティブマトリクス基板の製法。
- 前記第1および第2のコンタクト層はn型シリコン膜であり、該n型シリコン膜は、シリコン膜にリンがドープされて形成されてなる請求項2記載のアクティブマトリクス基板の製法。
- 前記エッチング加工がCF4ガスを用いるプラズマエッチング加工である請求項1記載のアクティブマトリクス基板の製法。
- 前記第1および第2のコンタクト層はn型シリコン膜であり、該n型シリコン膜は、シリコン膜にリンがドープされて形成されてなる請求項4記載のアクティブマトリクス基板の製法。
- 前記エッチング加工がHNO3−HF系ウェットエッチング加工である請求項1記載のアクティブマトリクス基板の製法。
- 前記第1および第2のコンタクト層はn型シリコン膜であり、該n型シリコン膜は、シリコン膜にリンがドープされて形成されてなる請求項6記載のアクティブマトリクス基板の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09432996A JP3865818B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | アクティブマトリクス基板の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09432996A JP3865818B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | アクティブマトリクス基板の製法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005350027A Division JP2006080573A (ja) | 2005-12-02 | 2005-12-02 | アクティブマトリクス基板の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09283763A JPH09283763A (ja) | 1997-10-31 |
| JP3865818B2 true JP3865818B2 (ja) | 2007-01-10 |
Family
ID=14107249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09432996A Expired - Fee Related JP3865818B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | アクティブマトリクス基板の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3865818B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100590925B1 (ko) * | 1999-07-30 | 2006-06-19 | 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 박막트랜지스터-액정표시장치의 제조방법 |
| KR100663289B1 (ko) * | 2000-11-21 | 2007-01-02 | 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 액정표시장치의 박막트랜지스터 제조방법 |
| JP5428404B2 (ja) * | 2009-03-09 | 2014-02-26 | カシオ計算機株式会社 | 薄膜トランジスタ及び薄膜トランジスタの製造方法 |
| US8629445B2 (en) * | 2011-02-21 | 2014-01-14 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device, manufacturing method thereof, and electronic appliance |
-
1996
- 1996-04-16 JP JP09432996A patent/JP3865818B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09283763A (ja) | 1997-10-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5976902A (en) | Method of fabricating a fully self-aligned TFT-LCD | |
| TW571443B (en) | Thin film transistor and method of fabricating the same | |
| US5742363A (en) | Liquid crystal display and method for fabricating the same in which the gate electrode is formed from two layers having differing widths | |
| KR100248123B1 (ko) | 박막트랜지스터및그의제조방법 | |
| US6395586B1 (en) | Method for fabricating high aperture ratio TFT's and devices formed | |
| US5978058A (en) | Thin film transistor liquid crystal display with a silicide layer formed inside a contact hole and fabricating process therefor | |
| JPH04505833A (ja) | 基準構造の地形の伝搬地形による装置の自己アライメント | |
| JPH09307114A (ja) | 薄膜トランジスタ及びその製造方法及び液晶表示装置 | |
| JP3323889B2 (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
| JP3433632B2 (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
| JPH11195704A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
| JP2000101091A (ja) | 薄膜トランジスタ | |
| JPH0864835A (ja) | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 | |
| JP3865818B2 (ja) | アクティブマトリクス基板の製法 | |
| JP3873158B2 (ja) | 表示パネル及びその製造方法 | |
| JP4044999B2 (ja) | 平面表示装置用アレイ基板、及びその製造方法 | |
| KR100719168B1 (ko) | 비정질카본을 이용한 반도체소자의 제조 방법 | |
| JP3801687B2 (ja) | 薄膜トランジスタおよびその製法 | |
| JPH08339974A (ja) | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 | |
| JP2006080573A (ja) | アクティブマトリクス基板の製法 | |
| JPH0918005A (ja) | 液晶表示装置用薄膜トランジスター | |
| JP2002523898A (ja) | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 | |
| JP2522014B2 (ja) | 透明電極の形成方法 | |
| KR0172880B1 (ko) | 액정표시장치의 제조방법 | |
| KR100658057B1 (ko) | 박막 트랜지스터의 제조 방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050628 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050826 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051004 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051202 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060926 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061004 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |