JP3865885B2 - さく孔機の油圧シリンダの油量検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、さく岩機を搭載したガイドシェルやブームの各関節部やスライド部等の可動部分の作動量を、可動部分を作動させる油圧シリンダの油量によって求め、その作動量のデータに基づいて自動位置決めや位置表示を行うトンネルジャンボ等のさく孔機において、可動部分を作動させる油圧シリンダの油量を検出する油量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トンネル掘削等のさく孔作業において、省力化、省人化のために、さく岩機を搭載したガイドシェルとこれを支持するブームをコンピュータで制御して自動位置決めや位置表示を行うさく孔機が用いられている。このようなさく孔機では、ガイドシェルやブームの各関節部やスライド部等の可動部分の作動量を求め、その作動量のデータに基づいて目標位置までの所要移動量を演算して各可動部分の油圧シリンダの作動を制御する。
【0003】
例えば、図2に示すトンネルジャンボJは、台車1の前部にブーム4を枢支している。このブーム4は、ブームリフトシリンダ5、ブームスイングシリンダ6でリフト、スイング可能になっており、ブーム伸縮シリンダ(図示略)で伸縮可能になっている。このブーム4の先端部には、さく岩機2を搭載したガイドシェル3が枢支されている。ガイドシェル3はガイドスイングシリンダ7、ガイドチルトシリンダ(図示略)でスイング、チルト可能になっている。さく岩機2はフィードシリンダ(図示略)によってガイドシェル3上で送りが与えられる。
【0004】
台車1上には、ガイドシェル3やブーム4の各関節部やスライド部等の可動部分の作動量を求めるための検出手段20が設けられる。このように、台車1上でガイドシェル3やブーム4の各関節部やスライド部等の可動部分の作動量を遠隔で検出するための検出手段20には、図3に示すように、ブームリフトシリンダ5、ブームスイングシリンダ6、ブーム伸縮シリンダ、ガイドスイングシリンダ7、ガイドチルトシリンダ、フィードシリンダ等の各可動部分を作動させる油圧シリンダCの作動管路10に油量センサ11を設け、油量センサ11で検出した油量から可動部分の作動量を演算して求めるものが使用されている。
【0005】
ここで用いられる油量センサ11は、図4に示すように、ケーシング12内に2枚のギヤ13を備えていて、作動管路10から油圧シリンダCに流れる作動油の油量を計測し、計測した油量のデータを電気パルス信号として出力するようになっている。この油量のデータと油圧シリンダCの断面積から油圧シリンダCの伸縮量が得られ、これにより関節部の回動角度やスライド部の移動距離等の可動部分の作動量を求めることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、油量センサ11はケーシング12とギヤ13との間の隙間から若干の油漏れがあるので、油量センサ11が検出する作動管路10の油量には誤差が避けられず、この油量のデータから油圧シリンダCの伸縮量を求めると、油圧シリンダCの実際の伸縮量と相違することになる。
【0007】
例えば、油圧シリンダCがフィードシリンダのようにストロークの長いものであると、ピストン14がストロークエンドまで1往復する間に3〜4cmの測定誤差が生じる。この誤差は、ピストン14の往復動作が増えると累積されて増大するので、ストロークの短い油圧シリンダであっても、ピストン14の往復動作が多いと誤差の累積によりさく孔機の正確な制御に支障をきたすことになる。
【0008】
このような誤差を避けるために、可動部分に作動量を直接検出するエンコーダ等の計測機器を取付けることも可能であるが、さく孔機は過酷な作業環境で使用されるものであるので、耐環境性の低い計測機器をブーム4やガイドシェル3に直接設置すると、計測機器の破損や電気配線の断線等のおそれがある。
【0009】
この発明は、さく孔機の可動部分の作動量を求めるための油圧シリンダの油量の検出におけるかかる問題を解決するものであって、油圧シリンダに供給される油量を台車側から遠隔で精度良く検出することができ、計測機器の破損や電気配線の断線等のおそれのないさく孔機の油圧シリンダの油量検出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のさく孔機の油圧シリンダの油量検出装置では、さく岩機を搭載したガイドシェルやブームの各関節部やスライド部等の可動部分の作動量を、可動部分を作動させる油圧シリンダの油量によって求め、その作動量のデータに基づいて自動位置決めや位置表示を行うさく孔機において、前記油圧シリンダの作動管路の油量を検出する油量センサと、油圧シリンダのストロークエンド到達を検出するストロークエンド検出手段と、ストロークエンド検出手段の検出信号をリセット信号としてストローク長のカウンタ値を修正することにより油量の誤差を補正するコントローラとを設け、前記ストロークエンド検出手段を、前記油圧シリンダがストロークエンドに到達したときにプッシャに押されて作動して検出管路に圧力信号を送出するプッシュバルブと、前記検出管路に接続され前記圧力信号を電気信号に変換して前記検出信号として前記コントローラに送る圧力スイッチとを備えて構成することにより上記課題を解決している。
【0011】
さく孔作業時には、可動部分を作動させる油圧シリンダの作動管路の油量が油量センサによって検出され、この油量によって可動部分の作動量が求められ、この可動部分の作動量のデータに基づいてさく孔機の自動位置決め等の制御が行われる。
【0012】
このとき、油量センサが検出する作動管路の油量には誤差が生じるが、油圧シリンダがストロークエンドに達すると、ストロークエンド検出手段がコントローラに検出信号を送り、コントローラがこの検出信号に基づいて油量の誤差を補正する。このように、油圧シリンダの1ストローク毎に誤差を補正するので、ピストンの往復動作で誤差が累積されて増大することがなく、さく孔機を正確に制御することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の一形態であるさく孔機の油圧シリンダの油量検出装置の構成図である。
【0014】
油圧シリンダCの油量検出装置30が用いられるさく孔機の構成は、基本的に図2に示すトンネルジャンJと同様であり、台車1にブーム4が設けられている。このブーム4は、ブームリフトシリンダ5、ブームスイングシリンダ6でリフト、スイング可能になっており、ブーム伸縮シリンダ(図示略)で伸縮可能になっている。このブーム4の先端部には、さく岩機2を搭載したガイドシェル3が枢支されている。ガイドシェル3はガイドスイングシリンダ7、ガイドチルトシリンダ(図示略)でスイング、チルト可能になっている。さく岩機2はフィードシリンダ(図示略)によってガイドシェル3上で送りが与えられる。
【0015】
ブームリフトシリンダ5、ブームスイングシリンダ6、ブーム伸縮シリンダ、ガイドスイングシリンダ7、ガイドチルトシリンダ、フィードシリンダ等の各可動部分を作動させる油圧シリンダCの油量を遠隔で検出するため、油量検出装置30の本体は台車1上に設けられる。
【0016】
油圧シリンダCの作動管路10は、台車1からブーム4側への部分が油ホースとなっている。
油量検出装置30は、油圧シリンダCの作動管路10の油量を検出する油量センサ31と、油圧シリンダCのストロークエンド到達を検出するストロークエンド検出手段と、ストロークエンド検出手段の検出信号に基づいて油量の誤差を補正するコントローラ33とを備えている。
【0017】
油量センサ31は、作動管路10から油圧シリンダCに流れる作動油の油量を計測し、計測した油量のデータをコントローラ33に送る。
ストロークエンド検出手段は、油圧シリンダCのピストンロッド15に設けられたプッシャ34と、油圧シリンダCのピストン14が縮小側のストロークエンドに到達したとき、プッシャ34に押されて作動し検出管路36に圧力信号を送出するプッシュバルブ35と、検出管路36に接続されており、プッシュバルブ35の作動による圧力信号を電気信号に変換してコントローラ33に送る圧力スイッチ37とで構成されている。なお、ストロークエンドの検出は、伸長側で行ってもよく、また縮小側と伸長側の双方で行うようにすることもできる。
【0018】
ストロークエンド検出手段の検出管路36も、台車1からブーム4側への部分が油ホースとなっている。
さく孔作業時には、油圧シリンダCの作動管路10の油量が油量センサ31によって検出され、この油量によって可動部分の作動量が求められ、この可動部分の作動量のデータに基づいてさく孔機の自動位置決め等の制御が行われる。
【0019】
このとき、油量センサ31が検出する作動管路10の油量には誤差が生じるが、油圧シリンダCのピストン14がストロークエンドに到達すると、プッシャ34によりプッシュバルブ35が押されて作動し、検出管路36に圧力信号が送出され、圧力信号は圧力スイッチ37で電気信号に変換されてコントローラ33に送られ、コントローラ33がこの検出信号に基づいて油量の誤差を補正する。
【0020】
コントローラ33による油量の補正は、例えば縮小側のストロークエンド到達の検出信号をリセット信号としてストローク長のカンウタ値が0となるよう修正することにより行う。
【0021】
このように、油圧シリンダCの1ストローク毎に誤差を自動的に補正するので、ピストン14の往復動作で誤差が累積されて増大することがなく、さく孔機を正確に制御することができる。
【0022】
ブーム4側に設けるのは、耐環境性の高いプッシャ34とプッシュバルブ35のみであり、検出管路36は、台車1からブーム4側への部分が油ホースとなっていて、耐環境性の低い計測機器をブーム側に設置する必要はないので、計測機器の破損や電気配線の断線等のおそれはない。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のさく孔機の油圧シリンダの油量検出装置は、さく孔機の可動部分の作動量を求めるためのアクチュエータの油量を台車側から遠隔で精度良く検出することができる。従って、正確にさく孔機を制御することができ、また、計測機器をブーム側に設置しないので計測機器の破損や電気配線の断線等のおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるさく孔機の油圧シリンダの油量検出装置の構成図である。
【図2】さく孔機の一例を示すトンネルジャンボの側面図である。
【図3】従来のさく孔機の油圧シリンダの油量検出装置の構成図である。
【図4】従来の油量センサの説明図である。
【符号の説明】
1 台車
2 さく岩機
3 ガイドシェル
4 ブーム
5 ブームリフトシリンダ
6 ブームスイングシリンダ
7 ガイドスイングシリンダ
10 作動管路
14 ピストン
15 ピストンロッド
30 油量検出装置
31 油量センサ
33 コントローラ
34 プッシャ
35 プッシュバルブ
36 検出管路
37 圧力スイッチ
C 油圧シリンダ
Claims (1)
- さく岩機を搭載したガイドシェルやブームの各関節部やスライド部等の可動部分の作動量を、可動部分を作動させる油圧シリンダの油量によって求め、その作動量のデータに基づいて自動位置決めや位置表示を行うさく孔機において、
前記油圧シリンダの作動管路の油量を検出する油量センサと、油圧シリンダのストロークエンド到達を検出するストロークエンド検出手段と、ストロークエンド検出手段の検出信号をリセット信号としてストローク長のカウンタ値を修正することにより油量の誤差を補正するコントローラとを設け、
前記ストロークエンド検出手段は、前記油圧シリンダがストロークエンドに到達したときにプッシャに押されて作動して検出管路に圧力信号を送出するプッシュバルブと、前記検出管路に接続され前記圧力信号を電気信号に変換して前記検出信号として前記コントローラに送る圧力スイッチとを備えて構成されていることを特徴とするさく孔機の油圧シリンダの油量検出装置。
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|---|---|---|---|
| JP22525797A JP3865885B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | さく孔機の油圧シリンダの油量検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22525797A JP3865885B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | さく孔機の油圧シリンダの油量検出装置 |
Publications (2)
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| JPH1162462A JPH1162462A (ja) | 1999-03-05 |
| JP3865885B2 true JP3865885B2 (ja) | 2007-01-10 |
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ID=16826484
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| JP22525797A Expired - Fee Related JP3865885B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | さく孔機の油圧シリンダの油量検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3865885B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-21 JP JP22525797A patent/JP3865885B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH1162462A (ja) | 1999-03-05 |
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