JP3867766B2 - 記録装置の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被記録材の搬送方向と直交して配置されるべきガイド軸の鉛直位置を変位させることによって記録部と被記録材とのペーパ・ギャップを調整するギャップ調整装置を備えた記録装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録装置の1つとしてプリンタがあり、プリンタには、被記録材の搬送方向と直行して配置されるガイド軸に案内されて往復動するキャリッジを備え、該キャリッジに収容されるインク・カートリッジから供給されるインクを、同じくキャリッジに設けられる記録ヘッド(記録部)から被記録材へ吐き出し、これによって印刷を行うインク・ジェット・プリンタがある。以下、当該インク・ジェット・プリンタを一例として従来技術を説明する。
【0003】
インク・ジェット・プリンタにおいては、記録品質の向上を図るために、被記録材の記録面と、記録ヘッドとの間の距離、すなわち、ペーパー・ギャップ(以下「PG」と言う)を調整可能に構成されていることが望ましい。特に、被記録材としての印刷用紙が厚手の光沢紙等の場合と、薄手の普通紙等の場合においては、その紙厚の違いから両者のPGが異なり、適切な印刷結果を得る為にユーザーが簡易な手段で記録ヘッドの高さ位置を調整可能に構成されていることが望ましい。従って、キャリッジをガイドするガイド軸の鉛直方向位置を、該ガイド軸と連係するレバー部材を回動させることによって変位させ、これによりPGを調整するようなギャップ調整装置が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記ギャップ調整装置は、インク・ジェット・プリンタ本体の側方側に設けられ、また、当該ギャップ調整装置の操作部としてのレバー部材は、カバー部材の外側から何時でも容易にPG調整を行うことができる様に、その摘み部をカバー部材の側面において外側に突出させ、これによってカバー部材を取り外すことなくPG調整が行える様になっている。
図5はこの様な従来技術に係る前記レバー部材を示すものであり、(a)は当該レバー部材を備えたインク・ジェット・プリンタ(以下「プリンタ」と言う)500の外観斜視図、(b)は当該レバー部材を備えたギャップ調整装置の操作部の正面図である。以下、図5を参照しつつ、本発明が解決すべき課題について説明する。
図5(a)において、インク・ジェット・プリンタ500は、本体カバー501を備えている。本体カバー501はプリンタ500の外観を構成し、当該本体カバー501前方側には印刷が行われた印刷用紙を受け取る排紙スタッカ502が、本体カバー501後方側には印刷用紙を複数枚堆積・収納する給紙装置503が取り付けられている。
【0005】
プリンタ500の本体右側(図5(a)における右側)には、キャリッジ(図示せず)をガイドするガイド軸(図示せず)の鉛直方向位置を調整するギャップ調整装置(図示せず)が配設されていて、図中において符号504で示す操作部は、当該ギャップ調整装置の操作部(操作窓)となっている。図示の如く、操作部504はプリンタ500の本体右側に設けられ、且つ、カバー部材501を外すことなくPG調整を行うことができる様になっている。
【0006】
操作部504は、より詳細には図5(b)の様になっている。図5(b)において、符号505は、ギャップ調整装置においてPGを変位させる為のレバー部材である。レバー部材505は回動中心505aを中心に本体カバー右側面501aに沿って回動可能に設けられ、該回動中心505aを中心に本体カバー右側面501aに沿って回動することにより、図示を省略するカム機構が稼働し、PGが変位する様になっている。また、符号506は、レバー部材505における摘み部である。摘み部506はレバー部材505の上部に設けられ、該摘み部506を摘んで図の「0」或いは「+」の方向に変位操作することにより、レバー部材505が回動し、PG調整が行われる。
【0007】
ところで、図5(b)における符号507は、操作部カバーを示している。操作部カバー507は平面視において長方形をなし、本体カバー501に形成された長方形をなす操作部枠501bに嵌合し、且つ、掛止部507bによって掛止することによって本体カバー501に取り付けられる。また、操作部カバー507には扇状に形成された窓部507aが形成されていて、該窓部507aは、操作部カバー507が取り付けられた際、摘み部506を外側に突出させる役割を果たしている。
【0008】
ここで、本体カバー501に直接窓部507aを形成せずに、まず操作部枠501bを形成してから別部品としての操作部カバー507を取り付けて、摘み部506のみを本体カバー501の外側に突出させるのは、組み立て上の理由によるものである。つまり、摘み部506は、本体カバー501が記録装置500本体に取り付けられた際に本体カバー501の側面から外側に突出する為、本体カバー501の記録装置500本体への取り付けに際しては、摘み部506が「邪魔」となる。従って、摘み部506を突出させる窓部507aよりも大なるサイズの操作部枠501bを形成し、本体カバー501の取付を容易なものとしている。尚、操作部カバー507は、装置内部への塵埃等の侵入防止並びに外観上の美観を確保する為に必要となるものである。
この様に、本体カバー501の外側に突出する摘み部506が存在すると、本体カバー501の取付が煩雑となり、また、部品点数もアップする為コストアップの一要因となっていた。
【0009】
また、レバー部材505を本体カバー501aの側面に沿って安定して回動させる為には、レバー部材505が、本体カバー右側面501aの内側と摺接しつつ回動することが望ましい。しかし、この様に構成する為には、本体カバー501を記録装置500本体に取り付けた際の、レバー部材505とカバー部材501との位置関係を精密にする必要があり、或いは、部品点数を増加させる必要があり、これについても、コストアップの一要因となる。
【0010】
そこで本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、その課題は、ギャップ調整装置の操作部となるレバー部材に、記録装置の外観を構成するカバー部材から突出する摘み部が存在しても、カバー部材の記録装置本体への取付を簡単に且つ低コストに行うことのできるギャップ調整装置を得ることにある。また、カバー部材の側面に沿って前記レバー部材を回動させる際に、安定して回動させることのできるギャップ調整装置を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の記録装置の製造方法は、被記録材の搬送方向と直交して配置されるべきガイド軸と、該ガイド軸に案内されて主走査方向に往復動する、被記録材に記録を行う記録部と、これらを覆い、装置の外観を構成するカバー部材と、前記ガイド軸と連係するレバー部材を備え、該レバー部材を前記カバー部材の側面に沿って回動させることにより前記ガイド軸の鉛直位置を変化させ、これにより被記録材と前記記録部とのギャップを調整するギャップ調整装置と、を有する記録装置の製造方法であって、前記レバー部材が、前記カバー部材の側面に形成された窓部から突出すべき摘み部と、該摘み部を前記レバー部材の回動方向と直交する方向に揺動させる弾性変形部とを有し、前記摘み部が、前記窓部の縁に係止する係止部を有し、前記カバー部材の内面によって前記摘み部を前記カバー部材の内側に退避させつつ、前記窓部が前記摘み部の位置に来るまで前記カバー部材を下げて、前記弾性変形部の反発力によって前記摘み部を前記窓部に嵌め込み、前記弾性変形部の反発力によって前記摘み部を前記窓部に嵌め込んだ後、前記カバー部材を更に下げることにより、前記係止部を前記窓部の縁に係止させることを特徴とする。
【0012】
本願請求項1記載の発明によれば、ギャップ調整装置の操作部となるレバー部材に、記録装置の外観を構成するカバー部材の側面から突出する摘み部が存在しても、該摘み部をレバー部材の回動方向と直交する方向に揺動させる弾性変形部、即ち、該摘み部をカバー部材の内側に一時的に退避させることができる弾性変形部を有しているので、これによって、カバー部材の記録装置本体への取付を簡単に行うことが可能となる。
【0013】
また、カバー部材の取り付け時に前記摘み部を容易にカバー部材の外側に突出させる為に、カバー部材に大なる寸法の窓部を形成し、カバー部材を取り付けた後、当該大なる寸法の窓部をカバーして前記摘み部のみを突出させる様なカバー部材を設ける様な構成とする必要が無いので、カバー部材を低コスト化することができるとともに、部品点数の削減により外観上の美観も向上し、更に、カバー部材の設計の自由度も向上するという作用効果も奏する。
更に、摘み部を摘んでレバー部材を回動させる際に、摘み部が窓部からカバー部材の内側に埋没してレバー部材の回動が行いづらくなる不具合を防止することができる。即ち、摘み部は、窓部から突出/埋没する方向に揺動可能となっているので、摘み部を摘んだ際に、当該摘み部が窓部から埋没し易くなっている。しかし、摘み部は、窓部の縁に掛止する掛止部を有しているので、これによって摘み部を摘んでレバー部材を回動させる際、摘み部が窓部から埋没する不具合を防止することができる。
【0014】
また、被記録材の搬送方向と直交して配置されるべきガイド軸と、該ガイド軸に案内されて主走査方向に往復動する、被記録材に記録を行う記録部と、これらを覆い、装置の外観を構成するカバー部材と、前記ガイド軸と連係するレバー部材を備え、該レバー部材を前記カバー部材の内面に沿って回動させることにより前記ガイド軸の鉛直位置を変化させ、これにより被記録材と前記記録部とのギャップを調整するギャップ調整装置と、を有する記録装置であって、前記レバー部材が、前記カバー部材に形成された窓部から露呈すべき摘み部と、前記カバー部材の内面と摺接する摺動面と、該摺動面を前記カバー部材の内面に付勢する弾性変形部とを有するものによれば、レバー部材が、カバー部材の内面に摺接する摺動面と、該摺動面をカバー部材の内面に付勢する弾性変形部とを有しているので、レバー部材を、カバー部材の内面に弾性的に接触させた状態で回動させることができ、以て安定したレバー部材の回動動作を行うことができる。
【0016】
また、前記レバー部材が樹脂成形によって一体的に形成されているものによれば、前記レバー部材が、樹脂成形によって一体的に形成されているので、これによって前述した弾性変形部、摘み部を簡易に且つ低コストにレバー部材に設けることが可能となる。
【0017】
また、前記レバー部材及び/又は前記カバー部材に、前記記録部と被記録材とのギャップの増減と、前記レバー部材の回動方向との関係を示す表示手段が施されているものによれば、レバー部材を回動させる際に、いずれの方向に回動させればペーパー・ギャップが増減するかが認識可能となるような表示手段が施されているので、もって操作性が向上し、且つ誤りの無いペーパー・ギャップ調整操作を行うことができる。
【0018】
また、前記表示手段が、前記記録部と被記録材とのギャップが増加する前記レバー部材の回動側に表示される「+」マークと、前記ギャップが減少する前記レバー部材の回動側に表示される「0」マークとによって構成され、更に、前記「+」マークが表示される部分は凸状に、前記「0」マークが表示される部分は凹状に形成されているものによれば、記録部と被記録材とのギャップが増加する表示手段として「+」マークが、同様に減少する表示手段として「0」マーク(ギャップが増加方向から基準位置に戻ること、或いは、ギャップが減少することを意味する)が、それぞれ対応するレバー部材或いはカバー部材の回動側に表示されていて、且つ、「+」マークが表示される部分は凸状に、「0」マークが表示される部分は凹状に形成されているので、操作者が視覚的に且つ感覚的に、更には触覚的にペーパー・ギャップの増減方向を認識することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。
先ず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るギャップ調整装置(以下、「PG調整装置」と言う。)50の概略ついて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るPG調整装置50の操作部4を示していて、図1(a)は正面図、図1(b)は側面図(側断面図)を示している。また、図2は、本実施形態に係るPG調整装置50の正面図である。尚、本実施形態に係るPG調整装置50が搭載される記録装置の外観構成は、図5(a)に示した従来技術に係る記録装置500と同様であるので、ここではその図示及び説明を省略する。また、操作部4も、図5(a)に示した従来技術に係る操作部504と同様な位置(記録装置の側面)に設けられている。
【0021】
図1(a)において、符号1は図示を省略する記録装置の外観を構成する「カバー部材」としての本体カバーを示している。また、符号5は、PG調整装置50におけるレバー部材を示している。レバー部材5は回動中心5aを中心として本体カバー1の側面に沿って(図1(a)における時計方向/反時計方向)に回動する様に設けられていて、回動することにより、記録部15(図2参照)と被記録材(図示せず)とのPGが調整される様になっている。尚、図1(a)における符号7a〜7cは、レバー部材5を回動させるべき方向を視覚的に表示する為の表示手段であり、符号7a及び7bで示す「+」,「0」マークはPGの増減方向を、符号7cの矢印はレバー部材5の回動方向を示している。ここで、符号7aで示す「+」マークは、PGが増加する方向を示すものであり、本実施形態においては、本体カバー1の表面から盛り上がる様に、即ち、凸状に刻印されている。また、符号7bで示す「0」マークは、PGが初期状態(0)に戻ることを意味するものであり、本実施形態においては、本体カバー1の表面から陥没する様に、即ち、凹状に刻印されている。この様に表示された7a〜7cに示す表示手段によって、一見して視覚的にレバー部材5を回動させるべき方向を認識可能となっている。
【0022】
ここで、図2を参照しつつ、PG調整装置50の構成について概説する。図2において、PG調整装置50は、記録装置の基体となる側フレーム12に取り付けられている。レバー部材5は、側フレーム12に、回動中心5aを中心に回動可能に取りつけられていて、レバー部材5から斜め下へ延びるカム係合部8は、その先端において第1ブッシュ9と係合している。第1ブッシュ9はキャリッジ軸10を軸通し、該キャリッジ軸10を軸通した部分が、第2ブッシュ11に回動可能に嵌合している。また、第2ブッシュ11は更に、第1ブッシュ9が嵌合した部分が側フレーム12に対して回動可能となる様に、側フレーム12に取り付けられている。キャリッジ軸10の軸心は、第1ブッシュ9及び第2ブッシュ11のいずれの回動中心からも偏倚した位置に設けられていて、これによって、レバー部材5の回動と連係して第1ブッシュ9が回動すると、鉛直方向位置が変位し、PGを調整することができる。また、レバー部材5の回動とは無関係に第2ブッシュ11を回動させることによっても、PGを微調整することができる様になっている。
【0023】
尚、図2における符号13はキャリッジ軸10によって主走査方向(図2における紙面の表裏方向)に案内されるキャリッジを示し、符号14は、該キャリッジ13に搭載されるインク・カートリッジを示している。また、符号15は、キャリッジ13の底部に設けられる記録部を示していて、インク・カートリッジ14から供給されるインクを吐出することによって、図示しない被記録材に印刷が行われる様になっている。
【0024】
次に、図1(a)に戻って、符号1aは図示の様に扇状に形成された窓部を示していて、本体カバー1が記録装置本体に取り付けられた際に、該窓部1aから摘み部6が同図(b)に示す様に本体カバー1の外側(同図における左方向)に突出し、これによって本体カバー1の外側から摘み部6を摘んで、レバー部材5を回動させることが可能となる。
【0025】
以下、図3を参照しつつ、レバー部材5の詳細な構成について説明する。ここで、図3(a)はレバー部材5の平面図であり、図3(b)は同側面図である。図3(a)において、レバー部材5は扇状部16と、該扇状部16から突出する様に形成される摘み部6と、回動中心5aを形成する円盤状をなす軸心部17と扇状部16とを接続する弾性変形部18と、軸心部17から延びる様に形成されるカム係合部8及びばね係合部19と、から構成されていて、本実施形態においては、これらは全て樹脂成形による一体成形によって低コストに形成されている。
【0026】
弾性変形部18は図示の如く軸心部17から拡開する方向に延びる2本の棒状体からなり、レバー部材5の回動方向、即ち、図3(a)における時計方向/反時計方向には弾性変形しない剛性を有している。しかし、図3(b)における時計方向/反時計方向には弾性変形可能な性質を有していて、これにより、摘み部6が図3(b)に示す矢印の方向(レバー部材5の回動方向と直交する方向)に揺動可能となっている。
【0027】
以下、当該弾性変形部18の作用効果について図4を参照しつつ説明する。図4は本体カバー1を記録装置本体に取り付ける際の、本体カバー1と摘み部6との位置関係を示すものであり、その位置関係は図4(a)〜(d)の順に推移する。まず、本実施形態においては、本体カバー1が記録装置本体に取り付けられた際に摘み部6が本体カバー1から突出する様な構造となっていて、また、摘み部6の下部は弾性変形部18が存在するので、本体カバー1を取り付ける際には、本体カバー1の内面1cが摘み部6を本体カバー1の内側(図4(a)に示す右側)に退避させる。尚、図4に示す矢印は、本体カバー1の移動方向を示している。
次に、窓部1aが摘み部6の位置に来るまで本体カバー1が下がり(図4(b))、窓部1aが摘み部6の位置まで下がった時点で弾性変形部18の反発力によって摘み部6が窓部1aに嵌り込む(図4(c))。ここで、摘み部6には、窓部1aの上縁部1bに掛止する掛止部6aが形成されているので、掛止部6aが上縁部1bに掛止する状態にまで本体カバー1を下げ(図4(d))、摘み部6が窓部1aから突出し且つ掛止部6aが窓部1aの上縁部1bに掛止した状態で本体カバー1の取付が完了する。
【0028】
以上の様に、弾性変形部18が設けられ、そして摘み部6が揺動可能(退避可能)となっていることにより本体カバー1の取り付けに際しても摘み部6が邪魔となることが無く、また、窓部1aには摘み部6が弾性変形部18の反発力によって自ずから嵌り込むので、簡単に窓部1aと摘み部6との位置合わせを行うことができる。また、図4(d)及び図1(a),(b)に示す様に、摘み部6に形成された掛止部6aが窓部1aの上縁部1bに掛止した状態でレバー部材5を回動させることができるので、摘み部6を本体カバー1の外側から押しても摘み部6が陥没せず、常に窓部1aの外側に突出した状態となり、レバー部材5の適切な回動動作を行うことが可能となる。
【0029】
また、本体カバー1を記録装置本体に取り付けた際に、弾性変形部18の弾性変形による反発力が残存した状態とすることで、より安定したレバー部材5の回動動作を行うこともできる。即ち、弾性変形部18の弾性変形を利用して、図3(a)に示す扇状部16の摘み部6が形成された「摺動面」としての面16aを、本体カバー1が取り付けられた際に該本体カバー1の内面1cに弾接した状態とすることにより、レバー部材5はその回動の際常に本体カバー1の内面1cに付勢された状態で摺接し、以てレバー部材5の安定した回動動作を行うことが可能となる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ギャップ調整装置の操作部となるレバー部材に、記録装置の外観を構成するカバー部材の側面から突出する摘み部が存在しても、該摘み部をレバー部材の回動方向と直交する方向に揺動させる弾性変形部、即ち、該摘み部をカバー部材の内側に一時的に退避させることができる弾性変形部を有しているので、これによって、カバー部材の記録装置本体への取付を簡単に行うことが可能となる。また、レバー部材をカバー部材の内面に付勢しつつ回動させることができるので、以て安定したレバー部材の回動動作を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係るPG調整装置の、操作部の正面図であり、(b)は同側面図(側断面図)である。
【図2】本発明に係るPG調整装置の正面図である。
【図3】(a)はレバー部材の平面図であり、(b)は同側面図である。
【図4】本体カバーを記録装置本体に取り付ける際の、本体カバーと摘み部との位置関係を示す側面図(側断面図)である。
【図5】(a)は従来技術に係るインク・ジェット・プリンタの外観斜視図、(b)は従来技術に係るギャップ調整装置の操作部の正面図である。
【符号の説明】
1 本体カバー
1a 窓部
1b 上縁部
1c 内面
4 操作部
5 レバー部材
6 摘み部
6a 掛止部
10 キャリッジ軸
12 側フレーム
13 キャリッジ
15 記録部
16 扇状部
18 弾性変形部
50 ギャップ調整装置
Claims (1)
- 被記録材の搬送方向と直交して配置されるべきガイド軸と、
該ガイド軸に案内されて主走査方向に往復動する、被記録材に記録を行う記録部と、
これらを覆い、装置の外観を構成するカバー部材と、
前記ガイド軸と連係するレバー部材を備え、該レバー部材を前記カバー部材の側面に沿って回動させることにより前記ガイド軸の鉛直位置を変化させ、これにより被記録材と前記記録部とのギャップを調整するギャップ調整装置と、を有する記録装置の製造方法であって、
前記レバー部材が、前記カバー部材の側面に形成された窓部から突出すべき摘み部と、該摘み部を前記レバー部材の回動方向と直交する方向に揺動させる弾性変形部と、を有し、
前記摘み部が、前記窓部の縁に係止する係止部を有し、
前記カバー部材の内面によって前記摘み部を前記カバー部材の内側に退避させつつ、前記窓部が前記摘み部の位置に来るまで前記カバー部材を下げて、前記弾性変形部の反発力によって前記摘み部を前記窓部に嵌め込み、
前記弾性変形部の反発力によって前記摘み部を前記窓部に嵌め込んだ後、前記カバー部材を更に下げることにより、前記係止部を前記窓部の縁に係止させる、
ことを特徴とする記録装置の製造方法。
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