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JP3873582B2 - デジタル録音装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンパクトディスク(以降CDという)等のデジタル信号記録媒体を標準より速い速度で再生でき、この再生信号をミニディスク(以降MDという)などの記録媒体に標準より速い速度でデジタル録音可能なデジタル録音装置の著作権保護手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、CDやその他のデジタル信号源からMD等のデジタル録音可能な機器にデジタル録音をする場合は、信号源から第一世代のデジタル録音においては個人的な使用については特段の録音禁止処置は行われず、その録音されたMD等からさらに第二世代のデジタル録音をしようとする際には録音を禁止するというSERIAL COPY MANAGEMENT SYSTEM(以下SCMS)という手法でデジタル録音が無差別に繰り返されるのを防いできた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこの方式では第一世代のデジタル録音に関して標準速度での録音を前提としているので、標準速度を超える速度での録音、たとえば2倍速でデジタル信号源からデジタル録音をする場合、一定の単位の録音終了後、さらに続けて同一の信号源からデジタル録音を繰り返すことが可能であるならばSCMSという個人的な使用に関する著作権保護の一定の範囲を超えた行為と判断される可能性が高くなる。このような標準速度を超える録音速度でデジタル録音可能なデジタル録音装置においては、何らかの著作権保護への配慮が要求されている。
【0004】
このような配慮の一つとして考えられることは、高速録音の開始時に所定の時間をセットし、時間の経過とともにカウントダウンするタイマを設け、このタイマの残時間があるうちは、再度の高速録音を開始できないように構成すれば、連続の録音ができず、著作権保護に配慮した装置が構成できる。ところが、このような構成において、もし途中で停電したときは、録音が完了していないためにUTOCエリアに録音内容の書き込みがされず、録音が最初からなされなかったと同様の結果となるが、タイマの残時間だけは残ってしまい、停電から回復してもすぐに再度の録音が開始できず、非常に使いづらいものとなる。
【0005】
本発明は、標準速度を超える再生速度でデジタル再生され同時にこの再生信号を標準速度を超える速度でデジタル録音をする場合、もし途中で停電したときは上記のタイマの残時間をクリアすることによって、停電から回復した場合に直ちに同じ内容の録音が再開でき、著作権保護に配慮して過度な連続高速録音を禁止しつつ使いやすいデジタル録音装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を達成するための本発明の請求項1のデジタル録音装置は、デジタル記録された信号を標準より早い速度で再生しデジタル信号を出力し得るデジタル再生手段と、デジタル入力信号を標準より早い速度でデジタル録音し得るデジタル録音手段と、前記デジタル記録された信号からその記録信号を一定単位ごとに特定する情報を取り出す識別手段と、前記デジタル再生手段で再生し前記識別手段で識別された一定の単位のデジタル記録信号を特定する情報と所定時間の値と前記デジタル録音手段での録音が指定されたことをチェックするチェックフラグとを組にして記憶するメモリ手段と、前記メモリ手段に記憶された所定時間の値をカウントダウンするためのカウント情報を発生するカウンタ手段と、
前記各手段を制御しかつ前記デジタル再生手段により標準より早い速度で再生したデジタル信号を入力し前記デジタル録音手段で標準より早い速度でデジタル録音をさせるよう制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記デジタル再生手段で再生されたある一定単位のデジタル記録信号を前記デジタル録音手段で録音を開始するときに前記メモリ手段に記憶された前記一定の単位のデジタル記録信号を特定する情報に対応して記憶された所定時間の値を前記カウンタ手段のカウント情報を元に減算を開始し前記所定時間の値が0になれば前記一定の単位のデジタル記録信号を特定する情報とともに前記メモリ手段から削除し、前記制御手段は高速録音開始前に前記メモリ手段のタイマ値をチェックしタイマ値の残っているものは高速デジタル録音を許可しないように構成し、前記制御手段は前記チェックフラグを1つの再生記録媒体からの録音が完了し録音済み情報が前記デジタル録音手段の記録媒体に記録された時点でリセットし停電によって1つの再生記録媒体からの録音が完了しない場合はセットされたままとし停電から回復したときに前記制御手段は前記メモリ手段内の前記チェックフラグを検索しセットされたままのチェックフラグに対応する所定時間の値を削除することを特徴とするものである。
【0007】
この構成によって、デジタル再生手段によってある記録媒体が高速で再生され、この再生信号をデジタル録音手段によって高速で他の記録媒体に録音されようとすると、制御手段はメモリ手段をチェックして今から録音しようとするトラック(曲)が、以前の所定時間以内に録音された場合は録音を禁止するとともに、もし前回の録音が停電によって完成していない場合は録音用記録媒体に録音済み情報が書き込まれていないためチェックフラグが立ったままとなっているので、このフラグに対応するタイマ値を削除することによって録音がなかったこととされ、再録音が直ちに開始できるように作用し、過度な連続高速録音を防ぎ著作権保護に配慮しつつ、停電という事態に対処する手段も持ったデジタル録音装置を提供できる。
【0008】
この課題を達成するための本発明の請求項2のデジタル録音装置は、デジタル記録された信号を標準より早い速度で再生しデジタル信号を出力し得るデジタル再生手段と、デジタル入力信号を標準より早い速度でデジタル録音し得るデジタル録音手段と、前記デジタル記録された信号からその記録信号を一定単位ごとに特定する情報を取り出す識別手段と、現在時刻を出力する時計手段と、前記デジタル再生手段で再生し前記識別手段で識別された一定の単位のデジタル記録信号を特定する情報と前記時計手段で得られた録音開始時刻と前記デジタル録音手段での録音が指定されたことをチェックするチェックフラグとを組にして記憶するメモリ手段と、前記メモリ手段に記憶された録音開始時刻と前記時計手段の現在時刻から経過時間を演算する演算手段と、前記各手段を制御しかつ前記デジタル再生手段により標準より早い速度で再生したデジタル信号を入力し前記デジタル録音手段で標準より早い速度でデジタル録音をさせるよう制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記一定の単位のデジタル記録信号を特定する情報に対応して記憶された一定単位ごとの録音開始時刻と前記時計手段の現在時刻との差を一定時間ごとに前記演算手段で演算して所定時間を過ぎた前期録音開始時刻を、前記一定の単位のデジタル記録信号を特定する情報とともに前記メモリ手段から削除すると共に、高速録音開始前に前記メモリ手段の録音開始時刻をチェックし録音開始時刻の残っているものは高速デジタル録音を許可しないように構成し、また、前記制御手段は前記チェックフラグ1つの再生記録媒体からの録音が完了し録音済み情報が前記デジタル録音手段の記録媒体に記録された時点でリセット停電によって1つの再生記録媒体からの録音が完了しない場合はセットされたままとなり停電から回復したときに前記制御手段は前記メモリ手段内の前記チェックフラグを検索しセットされたままのチェックフラグに対応する録音開始時刻を削除することを特徴とするものである。
【0009】
この構成によって、請求項1とは異なった方法で所定時間内に録音された同じトラック(曲)に対する録音禁止は同様に行われるとともに、もし前回の録音が停電によって完成していない場合は録音用記録媒体に録音済み情報が書き込まれていないためチェックフラグが立ったままとなっているので、このフラグに対応する録音開始時刻を削除することによって録音がなかったこととされ、再録音が直ちに開始できるように作用し、過度な連続高速録音を防ぎ著作権保護に配慮しつつ、停電という事態に対処する手段も持ったデジタル録音装置を提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下図面に基づいて本発明の実施の形態1のデジタル録音装置について説明する。図1は本発明の実施の形態1のデジタル録音装置のブロック図、図2、図3は制御手段としてマイクロプロセッサを使用した場合の動作フローチャートであり、図2は高速録音スタート時のタイマおよびチェックフラグセット処理のフローチャート、図3はUTOC書き込みチェック処理のフローチャート、図4は停電からの復帰時に複数のチェックフラグをチェックし、1となっているものに対応するタイマをクリアする処理のフローチャートである。
【0011】
図1においてデジタル再生手段1はCD2を再生するもので、CD駆動手段3でCD2を回転駆動しCDピックアップ4でCD2から情報を取り出し再生回路5で復号し誤り訂正等の処理を行う。再生回路の一部の識別手段5aはCD2のTOC情報とサブコード情報等を読み取り、トラック(曲)を一定の単位として特定する。この特定の仕方としては、まずCD2の特定は、識別手段5aがまず1枚のCDのトラック(曲)数、総演奏時間、2トラック(曲)目の演奏開始時間等をチェックし、つぎにこのCDの何曲目に当たるかでトラック(曲)を識別する。このようにこれらのデータの組み合わせによって再生するCDが以前に録音したものか、新しいものかを判断する。デジタル再生手段1は、既知のものなのでCD2を回転駆動したり、その情報を記録したトラックへのトラッキングやフォーカシングの手段、またCDピックアップ4から取り出した情報を再生復調する手段等の詳細は省略する。
【0012】
デジタル録音手段6はMD7に記録しそれから再生できるもので、デジタル再生手段1と同様にMD7を駆動するMD駆動手段8やMDピックアップ9a,磁気ヘッド9b、録音回路10などについては同様の理由で詳細を省略する。
【0013】
マイクロプロセッサ11は、この場合少なくともデジタル再生手段1から標準速度より速い速度で再生した音声情報をデジタル録音手段6でMD7に標準速度より速い速度で記録させる動作を制御するためのもので、もちろんデジタル再生手段1やデジタル録音手段6の各部の動作の制御を兼ねるものであってもよい。
【0014】
マイクロプロセッサ11の制御手段12はカウンタ手段13と演算手段14を持つ。またメモリ手段15には再生記録媒体であるCD2の記録信号をトラック(曲)を一定単位として特定する情報を必要に応じて複数(たとえば50トラック分)記憶でき、このトラック(曲)を特定するデータの数に対応する数のタイマと、その数に対応するUTOC書き込みチェックフラグとを対にして記憶できる。標準速度を越える速度でデジタル再生手段1からデジタル録音手段6にデジタル録音を行う場合は、録音開始時にメモリ手段15に再生するCD2のディスク及び複数のトラック(曲)を特定する情報(トラック数a、総演奏時間b、2曲目の開始時間cを持ったCDにおけるd曲目)を記憶させ、この情報に対応するタイマには初期値として所定時間Tcをセットし、そして対応するMD7のUTOC書き込みチェックフラグをセットする。録音を開始したトラック(曲)に対しては、制御手段121は対応するタイマにセットした初期値からカウンタ手段13からの情報に基づいた減算を開始させる。
【0015】
ここで所定時間Tcとは、連続して同じディスクが高速でダビングされないために設定する時間であって、以下のような考え方で設定する。たとえば標準の速度でダビングする場合の2倍の速度で再生し、この信号を入力して2倍の速度で録音する高速ダビングを連続的に行うならば、通常の2倍の量のダビングができることになる。継続的にダビングしても、同じ録音の複製品が標準速度での時と同等、または以下の量になるようにするには、たとえばあるCDの頭から最後までダビングするとすれば録音開始した後、再生記録媒体の記録時間分だけ同じCDの録音を禁止すればよい。たとえばCD2の最長記録時間が74分であるとすれば、録音開始から起算して74分間の禁止時間を設ければ、間に他のディスクを録音するか、もしくは高速ダビングをしないで時間の経過を待たなければ同じディスクを録音することができず、同じディスクを標準の速度で連続録音をするより短い時間で高速録音を複数個行うことを禁止することができる。
【0016】
メモリ手段15に設けるタイマの数は、所定時間Tcが経過した高速録音終了時刻の記憶を消去することにより、1曲をm分程度とすると1曲に要する高速録音の時間は(m/n)分であるので高速録音禁止時間は(Tmax−m/n)分となり1曲当たりの高速録音時間(m/n)で除算すると
n・Tmax/m−1
程度の曲数に関して複数の高速録音終了時刻Trecを管理すれば事足り、Tmax=74分、1曲を3分程度と見ると2倍速の高速録音では49曲程度、3倍速では73曲程度が管理できるメモり量でよい。
【0017】
このように構成され、つぎにデジタル再生手段1に装着されたCD2を高速で再生して、デジタル録音手段6に装着されたMD7に高速で録音する場合を図2のフローチャートを併用して説明する。CD2の内容を最初から最後まですべてを同じ順序で録音する場合でもよく、また好みの曲を好みの順序で録音するようにしてもよく、これは録音を始める前にあらかじめ設定しておく。ステップS1で高速ダビング指示がされると、ステップS2で制御手段12はメモリ手段15の曲を特定する情報とタイマをチェックし今からダビングすべきトラック(曲)の中で以前に録音したトラックと同じ曲のタイマ値の残っているものがないかチェックする。もしあれば録音を禁止し、必要があれば図示しない表示手段でその旨表示する。この場合一連の録音の複数トラック(曲)の中で1曲でもタイマ値の残があれば録音を禁止してもよく、また現在録音すべきトラック(曲)ごとに録音可否を判断して録音、停止を繰り返してもよく、また演算手段14で演算して順番の早い曲から録音しているうちに他のトラックのタイマ値も0になると計算できるならば、録音を許可するようにしてもよい。このいずれかは設計の方針で決定すればよい。
【0018】
録音が許可されるとステップS3において、あらかじめCD2の装着時にピックアップ4,再生回路5を通じて識別手段5aでTOC情報を読み出してメモリ手段(メモリ手段15であっても、または図示しない他のメモリ手段でもよい)に記憶されていたトラック(曲)を特定する情報をメモリ手段に記憶させ、それに対応するタイマに所定値をセットし、また対応するUTOC書き込みチェックフラグのセット(”1”にする)を行う。ついでステップS4でダビングを開始する。
【0019】
デジタル再生手段1に装着されたCD2はCD駆動手段3で回転駆動されピックアップ4で記録されている情報を取り出す。このときCD2の駆動は標準の再生速度(CDでEIAJ CP−1201によるディジタルオーディオインターフェースを使用した場合は約2.82Mbps)のたとえば2倍の速度で再生される。再生回路5で再生された音声データは復調、誤り訂正等の処理を済ませたデジタルデータのままデジタル録音手段6の録音回路でATRAC等の圧縮がなされMD7に記録可能な状態にしてピックアップ9、磁気ヘッド9b等によりMD7に、これも標準の録音速度の2倍の速度で録音される。
【0020】
ステップS5で高速録音中に録音すべきトラック(曲)の変更があるかどうかチェックし、なければ録音を継続し、変更があればステップS2へ戻って、変更した曲について再度カウンタ値の残がないかチェックする。
【0021】
メモリ手段15にn個のトラック(曲)情報に対応してn個記憶されたタイマの現在値t1〜tnは、最初にセットされた所定時間(録音禁止時間、たとえば74分)Tcから、対応するトラック(曲)mが録音を開始するとともに、タイマの値tmは、カウンタ手段13からの情報を元に74分、73分・・・と時間の経過と共に減算されメモリ手段15にその更新されたデータ(高速録音再開待ち時間に等しい)として都度新たに記憶される。この減算はそのトラック(曲)が記録を終了しても継続され、そのトラックが高速録音を開始してから所定時間Tc(この場合では74分)を経過した時点でこの特定のCDのトラック(曲)に対する録音禁止タイマtmは0となるので、トラック(曲)を特定するデータとともにメモリ手段15から消去する。UTOC書き込みチェックフラグはCD2からMD7へ予定した録音がすべて終了し、MD7へのUTOC書き込み、すなわち録音済み情報の書き込みが発生した時点でクリアする。このUTOC書き込みが終わった時点で、まだタイマのいずれかが0になっていない場合は0になるまで減算を継続する。このタイマの減算は録音終了後も継続され、次回の録音指示が出たときにチェックされる。
【0022】
このタイマの更新は1秒単位といった短い期間で行っても良いが、メモり量を減らすために、減算は秒単位で行い分単位の経過の都度データを更新するといった方法で行っても実用上特に問題はない。
【0023】
制御手段12は、予定したトラック(曲)がすべて録音されると図3のUTOC書き込みチェック処理を行う。ステップS6でUTOC書き込みが行われると、ステップS7でUTOC書き込みがなされたトラック(曲)に対応するUTOCチェックフラグがクリアされる。
【0024】
高速録音中に停電が起こると、いったん録音した内容はUTOC情報がまだ書き込まれていないために録音されていないのと同じ状態となる。停電から回復すると、図4の処理に入り、制御手段12はステップS8でメモリ手段15をチェックしUTOCチェックフラグが”1”となっているものがあるかチェックしステップS9でそのチェックフラグに対応するタイマの値をクリアする。すなわちUTOCチェックフラグが”1”となっているものが停電により録音が完了していないものである。ステップS10ですべてのUTOCチェックフラグをチェックし、タイマクリア処理されたかを見、まだ残っておればステップS8に戻り、残っていなければ終了する。
【0025】
このように本実施形態では、デジタル再生手段で標準速度を超える再生速度で再生され同時にその再生信号を入力してデジタル録音手段で再生速度と同じ標準速度を超える速度でデジタル録音をしようとした場合に、制御手段によって再生される一定単位(一般にトラック(曲))のデジタル記録された信号がそれ以前の所定時間以内に同様に標準速度を超える再生速度で再生され同時にデジタル録音されていないかを検索し、その録音開始から所定時間が経過していなければデジタル録音を許可しないように構成し、かつUTOCチェックフラグという概念の導入により高速録音の途中で停電した場合、このチェックフラグが立っているものは録音が完了していないため、再録音のために対応するタイマ値をクリアしてその高速録音がなかったものとして扱う手段を提供することができる。
【0026】
(実施形態2)
上記実施形態ではカウンタ手段13を有し、このカウンタ手段13がメモリ手段15に記憶した所定時間Tcを減算するためのデータを提供したが、図1におけるカウンタ手段13を時計手段に置き換えて、メモリ手段15のトラック(曲)ごとのタイマの代わりに、その曲の録音開始時刻を記憶させるようにしてもよい。この場合制御手段12は、タイマチェックに変えて一定時間ごとにトラック(曲)に対応する録音開始時刻をチェックし、演算手段14で現在時刻との差を演算し、所定時間Tcが過ぎたものはクリアする。当然停電からの回復後は図4におけるUTOCチェックフラグのチェックに際してフラグが立っているものについては録音開始時刻をクリアすることによって実施形態1のものと同じ効果が得られるものである。その他の構成は図1と同じであり説明を省く。
【0027】
上記各実施形態ではCDの記録内容を高速でMDに録音する場合で説明したが、再生側、または録音側の記録媒体がいずれか、または両方が異なっても実施できる。また所定時間等や高速倍率等の数値やトラック(曲)を特定する方法等は一例であり、任意に変更して実施できる。たとえば本実施形態では、1枚のCDのトラック(曲)数、総演奏時間、2トラック(曲)目の演奏開始時間等をチェックし、つぎにこのCDの何曲目に当たるかの組み合わせでトラック(曲)を識別したが、2トラック目の演奏時間をチェック項目としてもよく、さらには3トラック目をチェック項目に加えるなど条件を複雑にしてもよい。あるいはDIN−31−621に規定するISRC(International Standard Rcording Code)によるトラックの識別方法を用いてもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、高速で再生した内容を入力して高速録音をする場合、それ以前に同じディスクまたは同じ曲が高速録音され、その録音開始から所定時間経過していないときは高速録音を禁止し、その際録音途中で停電があり、録音側の記録媒体に録音ができなかったときには停電からの回復直後でも同一録音を直ちに行えるので、同一ディスクを連続して高速で録音ができないようにして著作権保護に配慮するとともに停電等の事態にも対処して使いやすいデジタル録音装置を提供できるという有利な効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のデジタル録音装置のブロック図
【図2】高速録音スタート時のタイマおよびチェックフラグセット処理のフローチャート
【図3】UTOC書き込みチェック処理のフローチャート
【図4】停電からの復帰時に複数のチェックフラグをチェックし、1となっているものに対応するタイマをクリアする処理のフローチャート
【符号の説明】
1 デジタル再生手段
2 コンパクトディスク
3 CD駆動手段
4 CDピックアップ
5 再生手段
5a 識別手段
6 デジタル録音手段
7 ミニディスク
8 MD駆動手段
9a MDピックアップ
9b 磁気ヘッド
10 録音回路
11 マイクロプロセッサ
12 制御手段
13 カウンタ手段
14 演算手段
15 メモリ手段

Claims (2)

  1. デジタル記録された信号を標準より早い速度で再生しデジタル信号を出力し得るデジタル再生手段と、
    デジタル入力信号を標準より早い速度でデジタル録音し得るデジタル録音手段と、
    前記デジタル記録された信号からその記録信号を一定単位ごとに特定する情報を取り出す識別手段と、
    前記デジタル再生手段で再生し前記識別手段で識別された一定の単位のデジタル記録信号を特定する情報と所定時間の値と前記デジタル録音手段での録音が指定されたことをチェックするチェックフラグとを組にして記憶するメモリ手段と、
    前記メモリ手段に記憶された所定時間の値をカウントダウンするためのカウント情報を発生するカウンタ手段と、
    前記各手段を制御しかつ前記デジタル再生手段により標準より早い速度で再生したデジタル信号を入力し前記デジタル録音手段で標準より早い速度でデジタル録音をさせるよう制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記デジタル再生手段で再生されたある一定単位のデジタル記録信号を前記デジタル録音手段で録音を開始するときに前記メモリ手段に記憶された前記一定の単位のデジタル記録信号を特定する情報に対応して記憶された所定時間の値を前記カウンタ手段のカウント情報を元に減算を開始し前記所定時間の値が0になれば前記一定の単位のデジタル記録信号を特定する情報とともに前記メモリ手段から削除し、
    前記制御手段は高速録音開始前に前記メモリ手段のタイマ値をチェックしタイマ値の残っているものは高速デジタル録音を許可しないように構成し、
    前記制御手段は前記チェックフラグを1つの再生記録媒体からの録音が完了し録音済み情報が前記デジタル録音手段の記録媒体に記録された時点でリセットし停電によって1つの再生記録媒体からの録音が完了しない場合はセットされたままとし停電から回復したときに前記制御手段は前記メモリ手段内の前記チェックフラグを検索しセットされたままのチェックフラグに対応する所定時間の値を削除することを特徴とするデジタル録音装置。
  2. デジタル記録された信号を標準より早い速度で再生しデジタル信号を出力し得るデジタル再生手段と、
    デジタル入力信号を標準より早い速度でデジタル録音し得るデジタル録音手段と、
    前記デジタル記録された信号からその記録信号を一定単位ごとに特定する情報を取り出す識別手段と、
    現在時刻を出力する時計手段と、
    前記デジタル再生手段で再生し前記識別手段で識別された一定の単位のデジタル記録信号を特定する情報と前記時計手段で得られた録音開始時刻と前記デジタル録音手段での録音が指定されたことをチェックするチェックフラグとを組にして記憶するメモリ手段と、
    前記メモリ手段に記憶された録音開始時刻と前記時計手段の現在時刻から経過時間を演算する演算手段と、
    前記各手段を制御しかつ前記デジタル再生手段により標準より早い速度で再生したデジタル信号を入力し前記デジタル録音手段で標準より早い速度でデジタル録音をさせるよう制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記一定の単位のデジタル記録信号を特定する情報に対応して記憶された一定単位ごとの録音開始時刻と前記時計手段の現在時刻との差を一定時間ごとに前記演算手段で演算して所定時間を過ぎた前記録音開始時刻を、前記一定の単位のデジタル記録信号を特定する情報とともに前記メモリ手段から削除すると共に、高速録音開始前に前記メモリ手段の録音開始時刻をチェックし録音開始時刻の残っているものは高速デジタル録音を許可しないように構成し、
    また、前記制御手段は前記チェックフラグ1つの再生記録媒体からの録音が完了し録音済み情報が前記デジタル録音手段の記録媒体に記録された時点でリセット停電によって1つの再生記録媒体からの録音が完了しない場合はセットされたままとなり停電から回復したときに前記制御手段は前記メモリ手段内の前記チェックフラグを検索しセットされたままのチェックフラグに対応する録音開始時刻を削除することを特徴とするデジタル録音装置。
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