JP3875117B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、底部を囲むように配設された側壁が、底部に重なるように折り畳むことができる折り畳みコンテナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,図4〜図8に示されているような、平面形状が略長方形の底部1が、その相対する長辺側に形成された高さの低い土手部1aと、相対する短辺側に形成された高さの高い土手部1bとを有するとともに、高さの低い土手部1aに、長側壁2がヒンジ連結され、また、高さの高い土手部1bに、短側壁3がヒンジ連結された折り畳みコンテナーが知られている。
【0003】
底部1の高さの高い土手部1bの両端部からは、高さの低い土手部1a方向に延在する角部補強ブロック1cが形成されている。角部補強ブロック1cの角部は、傾斜部1c1に形成されており、また、角部補強ブロック1cの高さの低い土手部1a側に位置する側面1c2は、略垂直面に形成されており、角部補強ブロック1cの側面1c2と高さの低い土手部1aの上面1a1とは、略直角を形成している。
【0004】
また、底部1の裏面には、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを段積みした際に、下に位置する折り畳みコンテナーの開口部に嵌合可能な嵌合部1dが突設されており、高さの高い土手部1b間の中央に形成された、高さの高い土手部1bに平行な凹溝1eを挟んで、2個の副嵌合部1d1に分割されている。図7に示されている折り畳みコンテナーの半分の大きさを有する小型の折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てた状態で、2個並設し、その上に、図7に示されているような折り畳みコンテナーを段積みした際に、下に位置するとともに、並設された2個の小型の折り畳みコンテナーの隣接するフランジが、上に位置する折り畳みコンテナーの副嵌合部1d1間に形成された凹溝1eに嵌合するように構成されている。
【0005】
更に、必要に応じて、底部1に突設された2個の副嵌合部1d1間に形成された凹溝1eが位置する高さの低い土手部1aの上面1a1には、少なくとも、凹溝1eの幅w1以上の幅(高さの低い土手部1aの長手方向に沿った長さ)を有する、正面形状(高さの低い土手部1a側から見た形状)が略方形状の補強ブロック1fが突設されており、この補強ブロック1fの上面は、底部1の高さの高い土手部1bの上面と同じ高さに形成されている。このような補強ブロック1fを突設することにより、凹溝1eを形成したために低下する底部1の強度や剛性を補償するように構成されている。
【0006】
上述したように、底部1の高さの高い土手部1bの両端部からは、高さの低い土手部1a方向に延在する角部補強ブロック1cが形成されているので、長側壁2の下部角部には、折り畳みコンテナーを箱型に組みたてた際に、角部補強ブロック1cが入り込む切り欠き凹部2aが形成されているとともに、底部1の高さの低い土手部1aの上面1a1には、補強ブロック1fが突設されているので、長側壁2の下面中央部には、折り畳みコンテナーを箱型に組みたてた際に、補強ブロック1fが入り込む切り欠き凹部2bが形成されている。
【0007】
図4に示されているように、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳むには、先ず最初に、底部1の高さの低い土手部1bにヒンジ連結された短側壁3を、底部1方向に倒して、図5に示されているように、底部1の上に重ね、次いで、底部1の高さの高い土手部1aにヒンジ連結された長側壁2を、底部1方向に倒して、底部1に重ねられた短側壁3の上に重ねることにより、図6に示されているように、高さの低いコンパクトな状態に折り畳むことができるように構成されている。また、折り畳まれた状態から、後から倒された長側壁2を、略垂直に立て、次いで、先に倒された短側壁3を略垂直に立てることにより、箱型に組み立てることができるように構成されている。
【0008】
箱型に組み立てた状態の折り畳みコンテナー同士を段積みした際には、上に位置する折り畳みコンテナーの底部1の裏面に形成された嵌合部1dが、下に位置する折り畳みコンテナーの開口部に嵌合されるとともに、嵌合部1dの周囲に位置する底部1の裏面周辺部1’が、上に位置する折り畳みコンテナーの長側壁2のフランジ2’及び短側壁3のフランジ3’に載置されるように構成されている。
【0009】
また、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナー同士を段積みした際には、上に位置する折り畳みコンテナーの底部1の裏面に形成された嵌合部1dが、下に位置する折り畳みコンテナーの底部1に形成された高さの低い土手部1a、高さの高い土手部1b、角部補強ブロック1c及び補強ブロック1fの内側に位置するとともに、下に位置する折り畳みコンテナーの嵌合部1dの周囲に位置する底部1の裏面周辺部1’が、上に位置する折り畳みコンテナーの高さの高い土手部1b、角部補強ブロック1c及び補強ブロック1fの上面に載置されるように構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
箱型に組み立てられ、物品が収容された折り畳みコンテナーを段積みした際には、下に位置する折り畳みコンテナーの底部1に形成された角部補強ブロック1cの側面1c2と高さの低い土手部1aの上面1a1とにより形成される隅部N1に応力が集中することになるが、従来の折り畳みコンテナーにおいては、角部補強ブロック1cの側面1c2と高さの低い土手部1aの上面1a1とが、略直角を形成しており、上記の隅部N1に補強がなされていないために、角部補強ブロック1cとしての機能が充分ではなく、従って、高さの高い土手部1aが、外側に湾曲し変形したり、更には、下に位置する折り畳みコンテナーの底部1が座屈を起こし損傷する場合がある。
【0011】
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、相対する高さの低い土手部と相対する高さの高い土手部を有する底部と、高さの低い土手部にヒンジ連結された側壁と、高さの高い土手部にヒンジ連結された側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、前記高さの高い土手部の両端部には、前記高さの低い土手部方向に延在する角部補強ブロックが形成されているとともに、前記角部補強ブロックの側面と前記高さの低い土手部の上面とにより形成される隅部には、前記高さの低い土手部側から見た正面形状が、略三角形状の補強連結部材が形成されており、更に、前記底部の裏面に形成されている嵌合部を構成する副嵌合部間に形成された凹溝が位置する前記高さの低い土手部の上面には、前記高さの低い土手部側から見た正面形状が、略方形状の補強ブロックが形成されており、且つ、前記略方形状の補強ブロックの両側面と前記高さの低い土手部の上面とにより形成される隅部には、前記高さの低い土手部側から見た正面形状が、略三角形状の板状補強連結部材を形成したものである。
【0013】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものでない。なお、上述した従来の折り畳みコンテナーと同じ構成部材については、同じ符号が使用されており、また、その詳細な説明は省略する。
【0014】
本発明においては、底部1に形成された角部補強ブロック1cの側面1c2と、高さの低い土手部1aの上面1a1とにより形成される隅部N1に、角部補強ブロック1cと高さの低い土手部1aとを連結する、正面形状(高さの低い土手部1a側から見た形状)が略三角形状の補強連結部材10が形成されている。なお、従来の折り畳みコンテナーの長側壁2の下部角部に形成された、角部補強ブロック1cが入り込む切り欠き凹部2aは、本発明においては、長側壁2を略垂直に立てた際に、補強連結部材10も同様に入り込むような形状に形成されている。
【0015】
上述したように、底部1に形成された角部補強ブロック1cの側面1c2と、高さの低い土手部1aの上面1a1とにより形成される隅部N1に、角部補強ブロック1cと高さの低い土手部1aとを連結する補強連結部材10を形成したことにより、高さの低い土手部1aに比べて高さが高いために、強度や剛性の低い高さの高い土手部1bの強度や剛性が向上するとともに、従来の折り畳みコンテナーのように、底部1に形成された角部補強ブロック1cの側面1c2と、高さの低い土手部1aの上面1a1とにより形成される隅部N1への応力の集中が緩和されることになり、従って、箱型に組み立てられ、物品が収容された折り畳みコンテナーを段積みした際に、下に位置する折り畳みコンテナーの底部1の高さの高い土手部1aが、外側に湾曲し変形したり、座屈を起こし損傷するようなことを防止することができる。
【0016】
上述したように、底部1に形成された角部補強ブロック1cの側面1c2と、高さの低い土手部1aの上面1a1とにより形成される隅部N1に、角部補強ブロック1cと高さの低い土手部1aとを連結する補強連結部材10を形成したことにより、底部1の強度や剛性を高めることができ、ひいては、折り畳みコンテナーの強度や剛性を向上することになる。
【0017】
従来の折り畳みコンテナーと同様に、本発明においても、底部1に突設された嵌合部1dが、凹溝1eを挟んで2個の副嵌合部1d1により構成されている場合には、凹溝1eが位置する高さの低い土手部1aの上面1a1には、正面形状が略方形状の補強ブロック1fが突設されており、且つ、補強ブロック1fの両側面(高さの低い土手部1b側の側面)1f1と、高さの低い土手部1aの上面1a1とにより形成される隅部N2には、補強ブロック1fと高さの低い土手部1aとを連結する、正面形状(高さの低い土手部1a側から見た形状)が略三角形状の補強連結部材20が形成されている。この補強連結部材20は、補強ブロック1fより薄い板状に形成されており、更に、補強連結部材20の外側面20aと補強ブロック1fの外側面1f1とは、略面一に形成されている。
【0018】
折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、上述した補強ブロック1fと高さの低い土手部1aとを連結する補強連結部材20が、長側壁2の略垂直な立設を邪魔しないように、長側壁2には、補強連結部材20が入り込むことが可能な凹部を形成することが好ましい。
【0019】
上述したように、補強ブロック1fの両側面1f1と、底部1の高さの低い土手部1aの上面1a1とにより形成される隅部N2に、補強ブロック1fと高さの低い土手部1aとを連結する補強連結部材20を形成したので、底部1の高さの低い土手部1aの強度や剛性が高められ、ひいては、折り畳みコンテナーの強度や剛性を向上することになる。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0021】
底部に形成された角部補強ブロックの側面と底部の高さの低い土手部の上面とにより形成される隅部に、補強連結部材を形成したので、底部の強度や剛性を高めることができ、ひいては、折り畳みコンテナーの強度や剛性を向上することができる。
【0022】
底部の高さの低い土手部の上面に形成された補強ブロックの両側面と高さの低い土手部の上面とにより形成される隅部に、補強連結部材を形成したので、底部の高さの低い土手部の強度や剛性が高められ、ひいては、折り畳みコンテナーの強度や剛性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の折り畳みコンテナーの組み立てられた状態の斜視図である。
【図2】図2は本発明の折り畳みコンテナーの底部の部分拡大斜視図である。
【図3】図3は同じく本発明の折り畳みコンテナーの底部の部分拡大斜視図である。
【図4】図4は従来の折り畳みコンテナーの組み立てられた状態の斜視図である。
【図5】図5は従来の折り畳みコンテナーの組み立て途中の斜視図である。
【図6】図6は従来の折り畳みコンテナーの折り畳まれた状態の斜視図である。
【図7】図7は従来の折り畳みコンテナーの裏面斜視図である。
【図8】図8は従来の折り畳みコンテナーの底部の部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・底部
1c・・・・・・・・・・・角部補強ブロック
1f・・・・・・・・・・・補強ブロック
2・・・・・・・・・・・・長側壁
3・・・・・・・・・・・・短側壁
10・・・・・・・・・・・補強連結部材
20・・・・・・・・・・・補強連結部材
Claims (1)
- 相対する高さの低い土手部と相対する高さの高い土手部を有する底部と、高さの低い土手部にヒンジ連結された側壁と、高さの高い土手部にヒンジ連結された側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、前記高さの高い土手部の両端部には、前記高さの低い土手部方向に延在する角部補強ブロックが形成されているとともに、前記角部補強ブロックの側面と前記高さの低い土手部の上面とにより形成される隅部には、前記高さの低い土手部側から見た正面形状が、略三角形状の補強連結部材が形成されており、更に、前記底部の裏面に形成されている嵌合部を構成する副嵌合部間に形成された凹溝が位置する前記高さの低い土手部の上面には、前記高さの低い土手部側から見た正面形状が、略方形状の補強ブロックが形成されており、且つ、前記略方形状の補強ブロックの両側面と前記高さの低い土手部の上面とにより形成される隅部には、前記高さの低い土手部側から見た正面形状が、略三角形状の板状補強連結部材が形成されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
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