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JP3876582B2 - 住宅情報盤 - Google Patents
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JP3876582B2 - 住宅情報盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、出火等の災害を検知するとその災害を警報する機能や、来客者等、戸外の人と通話ができるインターホン機能等を備えた住宅情報盤等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、集合住宅等において、管理室と通話ができるインターホン機能や火災報知、防犯等のような機能を付加して総合的な警備を行う住宅情報盤と呼ばれる機器がある。このような機器において、住宅情報盤には、集合玄関に設けられた集合玄関機や、ドアホンからの通話信号が入力されると同時に、集合玄関機やドアホンに備えられたカメラから送信された映像信号に基づいて来客者等を表示できるように、表示装置(以下、モニタという)が備えられている場合が多い。
【0003】
図8は従来の住宅情報盤の構成を表すブロック図である。図において101は制御部である。制御部101は、操作部108により入力される入力信号、通話制御信号、各センサから送信される警報信号等に基づいて、住宅情報盤内の各部の制御処理を行う。通話制御信号等に基づいて通話スイッチ112及び映像スイッチ113の開閉動作制御を行い、例えば、ドアホンや集合住宅の集合玄関機との間で音声の送受信、映像の受信をするための制御を行う。また、警報信号に基づいた点灯信号を送信する。102は点灯回路部である。点灯回路部102は、制御部101から送信される点灯信号に基づいて各LEDの点灯制御を行う。点灯制御されるLEDは、火災用LED102A、ガス漏れ用LED102B、換気用LED102C、防犯用LED102D、コール用LED102E、非常用LED102F及び電源用LED102Gである。
【0004】
103は火災センサ部である。火災センサ部103は、煙感知器、熱感知器等で構成されている。104はガスセンサ部である。105は防犯センサ部である。106はCOセンサ部である。107はコール部である。
【0005】
108は操作部である。操作部108は、少なくとも外出ボタン108A、非常ボタン108Bを有し、居住者(操作者)が押下したボタンに基づく入力信号を制御部101に送信する。109は通話部である。通話部109は、送話器及び受話器を備えたハンドセット、増幅器、外部スピーカ等で構成される。居住者(操作者)が通話をするために、通話信号を音に変換して発音したり、音を通話信号に変換して送信したりする。110はカメラ映像処理部である。カメラ映像処理部110は、集合玄関等に設置されたカメラにより撮像された映像の映像信号を処理する。111はモニタ部である。モニタ部111は、カメラ映像処理部110が処理した映像信号に基づいて表示を行う。また、112は通話スイッチである。113は映像スイッチである。
【0006】
114は電源部である。また115は補助電源部である。電源部114は住宅情報盤の各部に電源を供給する。補助電源部115は、停電等により電源部114が電源を供給できなくなると、その代わりに各部に電源を供給する。116は停電検出部である。停電検出部116は電源部114を監視し、停電であると判断すると制御部101に停電信号を送信する。制御部101は、電源供給を補助電源部115に行わせるように電源切替スイッチ部118を切り替える。また117は映像電源部である。映像電源部117は、カメラ映像処理部110及びモニタ部111に電源を供給する。
【0007】
次に従来の住宅情報盤における警報について説明する。ここでは、火災センサ部103から火災が発生した旨の警報信号が入力されたものとして説明する。火災センサ部103から火災が発生した旨の警報信号が入力されると、制御部101は、火災が発生したものと判断し、点灯回路部102に火災用LED102Aを表示させる旨の点灯信号を送信する。点灯信号を受信した点灯回路部102は、送信された点灯信号に基づいて点灯させるべきLEDを判断する。ここで、警報信号は火災発生であるので、点灯回路部102は火災用LED102Aを点灯させる。また、ここでは示していないが、通話部109の音声合成手段により、音声、警報音等で火事の発生を警報する。ガス漏れ等、他の警報に関してもこのようにして、居住者に警報する。ここではモニタ部111は警報には用いない。このような住宅情報盤におけるモニタは、インターホン機能のみに用いていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ここで従来の住宅情報盤では、モニタ部はインターホン機能に用いていたので、集合玄関機等に備えられたカメラから送信される映像信号に基づいてのみの表示しか行わなかった。しかし、モニタをそのためだけに用いるのは効率が悪い。
【0009】
そこで、本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、モニタを有効に用いて、住居者に認識しやすい情報を提供できるような住宅情報盤等を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る住宅情報盤は、カメラを有する機器と防災機器とが接続され、該カメラを有する機器からの呼び出しに応じて、カメラ撮像による映像信号に基づいた表示を行うモニタ部を備えた、インターホン機能を有する住宅情報盤において、防災機器から入力された信号内容を判断し、警報する制御手段と、信号内容が火災又はガス漏れに関する警報であるとの判断により制御手段から送信される点灯信号に基づいて発光表示する発光表示手段と、電源部の代わりに、停電時に電力供給を行う補助電源部とを備え、モニタ部は、制御手段が判断した信号内容に基づいて作成された警報信号のピクトグラム画像に基づいた表示も行うものであり、停電時には、モニタ部に電力を供給しないで発光表示手段のみを発光表示させて警報を行うものである。
【0011】
また、本出願に係る住宅情報盤は、防災機器から入力される信号をカウントアップするカウンタを備え、カウンタの値に基づいて、防災機器からの信号がm個(mは自然数)あると判断すると、制御手段は、2n-1 <m≦2n となる整数nの値を算出し、モニタ部の表示画面を2n 個に分割したそれぞれの画面で信号内容を表示させるように、m個の信号内容のピクトグラム画像の表示位置及び表示サイズを設定するものである。
【0012】
また、本出願に係る住宅情報盤の制御手段は、複数の信号内容中に火災又はガス漏れの警報が含まれていると判断した場合には、火災又はガス漏れの警報の信号内容を表示するピクトグラム画像の表示サイズを他の信号内容を表示するピクトグラム画像の表示サイズとは異なる大きさで設定するものである。
【0013】
また、本出願に係る住宅情報盤は、同一警報内容に関する、異なるピクトグラム画像を複数有するキャラクタジェネレータ部を設け、異常発生時に、該複数のピクトグラム画像を順次切り替えて、アニメーションによる動画表示をモニタ部に行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の住宅情報盤。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施形態1.
図1は本発明の第1の実施の形態に係る住宅情報盤のブロック図である。図において、1は制御手段としての制御部である。制御部1は、操作部8により入力される操作信号、制御信号、各センサ部から送信される警報信号に基づいて、住宅情報盤内の各部の制御処理を行う。例えば、制御信号等に基づいて通話スイッチ12及び映像スイッチ13の開閉動作制御を行い、ドアホン、集合住宅の集合玄関機等との間で音声の送受信、映像の受信をするための制御を行う。また、警報信号に基づいた点灯信号を送信する。また、警報信号等に基づいて、警報表示をモニタ部11に行わせるため、警報の数等に基づいて表示位置、大きさを設定したデータである設定信号を送信する。さらに、停電検出部16から送信される停電信号に基づいて、切換スイッチ部18及び19を切り換える。2は点灯回路部である。点灯回路部2は、制御部1から送信される点灯信号に基づいて各LEDの点灯制御を行う。点灯回路部2に点灯制御されるLEDは、発光表示手段として最重要な火災用LED2A、ガス漏れ用LED2B及び電源用LED2Cである。ここで、火災用LED2Aの表示色を赤色、ガス漏れ用LED2Bの表示色を黄色で発光表示するようにする。
【0024】
3〜7は防災機器としての各種センサ部である。各センサ部は、それぞれ対応する物理量に基づいて異常を判断したり、またボタン押下されたりすると警報信号を送信する。3は火災センサ部である。火災センサ部3は、各部屋に設けられた煙感知器、熱感知器等で構成されている。4は台所等に設けられたガスセンサ部である。5は窓やドアの開閉等がされると警報信号を送信する防犯センサ部である。6は一酸化炭素の量に基づいて異常を判断するCOセンサ部である。7は風呂場等に設けられ、コールするためのコール部である。これらのセンサ部は、実際には住宅情報盤に設けられた外部端子を介して制御部1と接続されている。
【0025】
8は操作部である。操作部8は、少なくとも在宅・外出防犯ボタン8A、非常ボタン8Bを有し、居住者(操作者)が押下したボタン、キー等に基づく操作信号を制御部1に送信する。在宅・外出防犯ボタン8Aの押下により、就寝時等に設定する在宅防犯か、外出時に設定する外出防犯かどうかを選択できる。9は通話部である。通話部9は、送話器及び受話器を備えたハンドセット、ハンドセットの取り上げ等を判断するためのフック、増幅器、外部スピーカ等で構成される。居住者(操作者)が通話をするために、通話信号を音に変換して発音したり、音を通話信号に変換して送信したりする。また、音声合成手段等を有し、制御部1からの指示により、火災等による警報を行う場合に発音する。10はカメラ映像処理部である。カメラ映像処理部10は、集合玄関機、ドアホン等に設置されたカメラにより撮像された映像をデータとして送信される映像信号に処理する。11は表示手段としてのモニタ部で、図2に示すように住宅情報盤の本体内に設けられる。モニタ部11は、例えばCRT、LCD等を中心に構成されている。制御部1は、カメラ映像処理部10が処理した映像信号及びキャラクタジェネレータ部17が処理した画像信号を合成処理し、モニタ部11を通して住居者に表示を行う。12は通話スイッチであり、13は映像スイッチである。通話スイッチ12、映像スイッチ13は制御部1により開閉制御される。
【0026】
14は電源部である。また、15は充電池等からなる補助電源部である。電源部14は住宅情報盤の各部に電力を供給する。補助電源部15は、停電等により電源部14が電力を供給できなくなると、その代わりに電力を供給する。16は停電検出部である。停電検出部16は電源部14を監視し、電源部14が電力供給できなくなったものと判断すると、制御部1に停電信号を送信する。制御部1は、その停電信号に基づいて、補助電源部15に電力供給をさせるように切換スイッチ部18を制御する。また、消費電力が大きいモニタ部11並びにそのモニタ部11に映像信号を送信するカメラ映像処理部10及び画像信号を送信するキャラクタジェネレータ部17に電力を供給しないように切換スイッチ部19を制御する。
【0027】
17はキャラクタジェネレータ部である。キャラクタジェネレータ部17は、画像を記憶するメモリを有し、制御部1からの設定信号に基づいて、モニタ部11に警報信号のピクトグラム(絵文字)画像や文字を表示させるものである。
この絵文字(キャラクタ)は、各種センサ部3〜7が動作した時、又は在宅・外出防犯ボタン8A、非常ボタン8Bが押された時にモニタ部11に表示されるもので、その絵文字の一例を図4に示す。絵文字3a、4a、5a、6a、7aがそれぞれ火災センサ部3、ガスセンサ部4、防犯センサ部5、COセンサ部6、コール部7が動作した時に表示されるもので、絵文字8a、8bがそれぞれ在宅・外出防犯ボタン8A、非常ボタン8Bが押された時に表示されるものである。メモリには、警報の数に応じた表示ができるように、同じピクトグラムでも異なる大きさで表示させるような画像データ及びその表示位置を記憶している(図4(a)〜(e)参照)。18は補助電源部15に電力供給させるために制御部1に制御される切換スイッチ部である。その際に、モニタ部11のような表示に関係する部分に電力供給しないように切り換えるのが切換スイッチ部19である。
【0028】
図2は住宅情報盤を含めたシステムの概略を表す図である。図では火災センサ部3はカメラを内蔵したドアホンと接続されている。これは、ドアホンに遠隔試験のための中継機能を持たせ、ドアの外側でも室内に設置した火災関係のセンサが正常かどうかの試験を行えるようにするためである。通話制御装置及び映像制御装置は、集合玄関機と各住戸に設けた住宅情報盤との間にもうけられ、両者間の通話を制御したり、集合玄関機で撮影した映像を住戸側に出力するものである。
【0029】
本実施の形態は、通常では来客等との通話の際に、集合玄関機等から送信される映像信号に基づいた表示を行うだけであったモニタ部11に、住宅情報盤の管理状態や警報表示を行わせるようにしたものである。その際に、ピクトグラムを用いた表示を行い、表示内容をわかりやすくする。従来LEDにより行っていた表示をモニタ部11に行わせるようにしたので、モニタ部11だけで表示を行うことができ、点灯回路部2や各LEDは特に設ける必要はない。ただ、本実施の形態では、停電時等のことを考え、重要度の高い火災又はガス漏れの警報に関しては、火災用LED2A、ガス漏れ用LED2Bの表示も併用して行うようにする。またこのとき、モニタ部11に警報表示するピクトグラムの色を、火災の場合は赤色、ガス漏れの場合は黄色としてLEDの発光色に合わせて表示する。
【0030】
また、停電等の時には、電力を消費するモニタ部11及びその表示を行うカメラ映像処理部10には電力供給せず、火災及びガス漏れの警報があった場合にはLED2A、2Bのみで発光表示する。
【0031】
ここで、本実施の形態で行われる処理は、通常、コンピュータのCPU等によってあらかじめ定められたプログラムに基づいて実行される。したがって、実際の住宅情報盤内部では、例えば、ここでは通話部9の処理として記載している処理を制御部1が行うこともあり得る。
【0032】
図3は制御部1の信号の処理動作を表すフローチャートである。図1及び図3に基づいて本実施の形態における制御部1の信号処理動作について説明する。ここでは、マンション等の集合住宅に設けられた住宅情報盤の制御部の動作について説明する。この信号の処理動作は、一定の時間毎に処理を行ってもよいし、何か信号が入力されたときに割り込ませて処理を行うようにしてもよい。また、制御信号、警報信号及び操作信号の判断を行うように処理しているが、それぞれの信号が入力される端子が違うならば、その違いから判断することもできる。
【0033】
集合住宅等の場合、他の住宅情報盤の制御部が処理すべき制御信号も入力されてくる。そのような制御信号が入力された場合には制御部1は処理を行わない。自らが処理すべき制御信号が入力されると(S1)、制御部1は、その制御信号が集合玄関機等からの呼び出しに関する制御信号であるかどうかを判断する(S2)。呼び出しの制御信号であると判断すると、通話部9とのやりとりにより通話処理を開始する(S3)。通話処理とは、例えば通話部9に呼び出しの旨を発音させる。そして、居住者等によりフックがオンしたものと判断すると、通話スイッチ12及び映像スイッチ13を閉じさせて、通話信号及び映像信号を入力可能状態にして通話を開始させる。また、ハンドセットが元に戻され、フックがオフしたものと判断すると、通話スイッチ12及び映像スイッチ13を開いて通話信号及び映像信号を遮断し、通話を終了させるものである。このような通話処理については信号処理とは別ルーチンで行う。この通話処理については後述する。S3において呼び出しの制御信号でないと判断すると、制御部1はその制御信号に基づいた処理を行う。
【0034】
一方、S1において制御信号が入力されていないと判断すると、警報信号が入力されたかどうかを判断する(S21)。警報信号が入力されたものと判断すると、その警報信号が火災センサ部3の動作による警報信号かどうかを判断する(S22)。火災の警報信号であると判断すると、カウンタmを1カウントアップする(S23)。そして、火災の警報を行う旨をデータとして記憶する(S24)。火災の警報信号が入力されなかったものと判断すると、S23及びS24の処理は行わない。
【0035】
また入力された警報信号がガスセンサ部4の動作によるガス漏れの警報信号かどうかを判断する(S25)。ガス漏れの警報信号であると判断すると、カウンタmを1カウントアップする(S26)。そして、ガス漏れの警報を行う旨をデータとして記憶する(S27)。ガス漏れの警報信号が入力されなかったものと判断すると、S26及びS27の処理は行わない。
【0036】
また入力された警報信号がCOセンサ部6の動作による換気要請の警報信号かどうかを判断する(S28)。換気要請の警報信号であると判断すると、カウンタmを1カウントアップする(S29)。そして、換気要請の警報を行う旨をデータとして記憶する(S30)。換気要請の警報信号が入力されなかったものと判断すると、S29及びS30の処理は行わない。
【0037】
また入力された警報信号がコール部7の動作によるコールの信号かどうかを判断する(S31)。コールの信号であると判断すると、カウンタmを1カウントアップする(S32)。そして、コールが行われた旨をデータとして記憶する(S33)。コールの信号が入力されなかったものと判断すると、S32及びS33の処理は行わない。
【0038】
また入力された警報信号が防犯センサ部5の動作による防犯の警報信号がどうかを判断する(S34)。防犯の警報信号であると判断すると、カウンタmを1カウントアップする(S35)。そして、防犯の警報を行う旨をデータとして記憶する(S36)。防犯の警報信号が入力されなかったものと判断すると、S35及びS36の処理は行わない。
【0039】
そして火災、ガス漏れ、CO、換気または防犯のいずれかの警報信号があったら、S37において、集合玄関機などのカメラを備えた機器から送信される映像信号の入力を遮断するために映像スイッチ13を開く(S37)。これにより、集合玄関機やドアホンと通話中であった場合にはその映像が映し出されないことになる。また、この後、集合玄関機からの呼び出しがあっても、警報信号の復旧操作がされない限りは、映像信号は入力されない。
【0040】
一方、この段階で制御部1が、カウンタmの値に基づいて、ピクトグラム表示を行う位置、サイズを設定し、記憶した各警報等のデータを設定信号としてキャラクタジェネレータ部17に送信する。これによりキャラクタジェネレータ部17が警報に対応する画像信号をモニタ部11に出力する。モニタ部11では、図4に示すようなピクトグラムによる表示が行われる。なおこの際、カウンタmの値が2以上の場合には、モニタ部11の画面を図4(a)〜(e)のように分割して警報表示を行うが、この分割方法については後述する。
このように本実施形態によれば、モニタ部11を見れば、画面の大きさ及び絵柄表示によって、一目で何の警報であるかを確認できる。またカメラの撮影画像を表示するモニタと兼用しているので、安価で住宅情報盤を提供できる。
なお、各種センサ部による警報が火災またはガス漏れの場合には、制御部1が点灯回路部2に点灯信号を送出し、火災用LED2A又はガス漏れ用LED2Bを点灯させる。
【0041】
S37において映像スイッチを開いたか、S21において警報信号が入力されなかったものと判断すると、操作信号が入力されたかどうかを判断する(S41)。操作信号が入力されていないものと判断すると、再び信号の入力待ちに戻る。操作信号が入力されたものと判断すると、入力された操作信号が外出・在宅防犯ボタン8A押下による操作信号かどうかを判断する(S42)。外出・在宅防犯ボタン8A押下による操作信号であると判断すると、カウンタmを1カウントアップする(S43)。そして、外出・在宅防犯のうち、どちらが選択されたかをデータとして記憶する(S44)。外出・在宅防犯ボタン8Aが押下されなかったものと判断すると、S43及びS44の処理は行わない。
【0042】
また、入力された操作信号が非常ボタン8B押下による操作信号かどうかを判断する(S45)。非常ボタン8B押下による操作信号であると判断すると、カウンタmを1カウントアップする(S46)。そして、非常ボタン8Bが押下された旨をデータとして記憶する(S47)。そして非常ボタン8Bが押下されたならカメラから送信される映像信号の入力を遮断するために映像スイッチを開く(S48)。この場合もS37と同様に、集合玄関機やドアホンと通話中であった場合にはその映像が映し出されないことになる。非常ボタン8Bが押下されなかったものと判断すると、S46、S47及びS48の処理は行わない。
【0043】
図4はピクトグラムの数に対する表示例を表す図である。図4(a)は、警報表示すべき個数、即ちカウンタmの値が5から8の場合における表示例であり、図4(b)、(c)は警報表示すべき個数が3から4の時の場合の表示例、図4(d)はその数が2個の場合、図4(e)はその数が1個の場合をそれぞれ示した表示例である。なお、警報すべき表示個数が2以上の時には、その表示位置は、動作した順番によって、左上から右下側へと順次表示されるようになっている。この画面の分割はS49によって決定される。制御部1は、カウンタmの値に基づいて、2n-1 <m≦2n となる整数nの値を算出する(S49)。そして、あらかじめnの値に基づいて定められたピクトグラム表示を行う位置、サイズを設定し(S50)、また記憶した各警報等のデータを設定信号としてキャラクタジェネレータ部17に送信する(S51)。そして、その警報等が解除されたものと判断すると(S52)、カウンタmの値をm=0として(S53)、再び信号の入力待ちに戻る。なお、S52,S53において、警報が解除された場合、カウンタmの値を0にしたが、これは全ての警報を復旧(全復旧)した場合であり、例えば複数の警報が発生しており、そのうち火災センサによる警報だけを個別に復旧させた場合には、カウンタmの値は1つ減算されるだけである。
【0044】
ところで、ピクトグラムの表示を行うサイズは、カウンタmの値、つまり、警報すべき表示の個数に基づいて設定され、ピクトグラムの表示を行う位置は、カウンタmの値及び警報の発生した順番に基づいて設定される。例えば警報すべき表示の個数が2であり、そのうち一番目の警報は、図4(d)において、ガス漏れのピクトグラムが表示されている部分にピクトグラムが表示されるように制御部1によって設定される。
【0045】
図5は、信号処理動作とは別ルーチンで行われる通話処理動作を表すフローチャートである。この通話処理動作と信号処理動作とは、時分割等により擬似的に並列して行われる。制御部1はフックがオンされたかどうかを判断する(S61)。フックがオンされたものと判断すると、在宅・外出防犯ボタン8A押下による在宅防犯設定がなされているかどうかを判断する(S62)。
【0046】
図6はモニタ部11のスーパーインポーズ例を表す図である。在宅防犯設定がなされているとモニタ部11は図6(a)のように表示されている。このような状態の時に、来訪者とドアホン等を介して通話しようとする場合、来客者の映像がよく見えるように、在宅防犯設定を表すピクトグラムによる表示を中止し、モニタ部11の隅に、在宅防犯設定及び来客を表す文字を縮少表示(スーパーインポーズ)する(図6(b)参照)。そのため、あらかじめ定められた表示位置及びサイズの中から最適なものを決定し(S63)、キャラクタジェネレータ部17に設定信号として送信する(S64)。ここで、本実施の形態では、来客者に比べて優先表示をさせなくてもよいものは防犯設定を表す表示だけであるので、在宅防犯設定しか判断していないが、集合住宅なら例えば宅配ロッカーに物が入っている旨の表示等を行っている場合には、それらが表示されているかどうかを判断して、その表示すべき数に基づいて表示位置及びサイズを決定する。そして、通話スイッチ12及び映像スイッチ13を閉じて(S65)、通話部9に通話を開始させる。なお、在宅・防犯設定がされていなければ、モニタ部11へはスーパーインポーズはされずに来客者の映像だけが普通に表示される。
【0047】
制御部1は、通話終了等によりフックがオフされたかどうかを判断する(S66)。フックがオフされたものと判断すると、通話信号及び映像信号の入力を遮断させるために通話スイッチ12及び映像スイッチ13を開く(S67)。そして、在宅防犯設定がなされているかどうかを判断する(S68)。在宅防犯設定がなされていると判断すると、在宅防犯設定を表すピクトグラムによる表示を行うために、あらかじめ定められた表示位置及びサイズの中からカウンタmの値に基づいて最適なものを設定し(S69)、キャラクタジェネレータ17に設定信号として送信する(S70)。この場合も前述したことと同様に、複数の表示設定がなされている場合には、それらの数をカウントし、その数に基づいて表示位置及びサイズを決定する。
【0048】
以上のように第1の実施の形態によれば、送信される制御信号、警報信号又は操作信号に基づいて、制御部1が、信号内容を判断し、その表示位置及び表示サイズを決定してモニタ部11に表示させるようにしたので、モニタ部11を警報表示用と雑詠が像表示用とに兼用できる。またLEDによる発光表示ではなく認識しやすい表示ができる。しかも、信号内容、表示位置及び表示サイズを決定した設定信号に基づいて、さまざまな表示サイズ及びピクトグラムの画像データを有するキャラクタジェネレータ部17が画像信号を作成し、モニタ部11がその画像信号に基づいてピクトグラムの表示を画面上に行うようにしたので、よりわかりやすい表示を行うことができる。また、災害的に重要度の高い火災とガス漏れの警報に関しては、従来と同様に火災用LED2Aとガス漏れ用LED2Bによる表示も並行して行うようにしたので、さらにわかりやすい警報ができる。しかも、この時のモニタ部11に表示するピクトグラムの表示色を、火災の場合には火災用LED2Aに対応させた赤色とし、ガス漏れの場合にはガス漏れ用LED2Bに対応させた黄色としたので、より認識しやすい表示を行うことができる。また、各警報信号が入力されたときや非常ボタンが押下されたときには、集合玄関機又はドアホンから送信される来客者等の撮像画像の映像信号に優先させてピクトグラムによる警報用の画像信号を優先させて表示させるようにしたので、異常発生をより早くしかも認識させやすくすることができる。また、防犯設定等の、特に重要度の低いピクトグラムの画像を表示させている場合に、映像信号が入力された場合には、制御部1は、例えばモニタ部11の隅の方に文字を縮少表示する等、再度表示位置及びサイズの設定を行って設定信号を送信するようにしたので、来客者等の顔と重なって表示されず、見やすくなる。また、ピクトグラムを複数表示させる場合には、画面を2n 個に等分割し、それぞれの表示位置、サイズを設定してモニタ部11にそれぞれ表示するようにしたので、複数のピクトグラムをまとめて表示することができる。また、制御部1が切換スイッチ部19を制御し、補助電源部15が電力供給を行う際には、電力消費の多いモニタ部11を中心とするカメラ映像処理部10、及びキャラクタジェネレータ部17のような映像関連の部分には電力供給をしないようにしたので、停電のような緊急の場合電力消費を抑えることができる。その間、モニタ部11によるピクトグラムの表示は行えないが、重要度の高い火災とガス漏れの警報に関しては、火災用LED2Aとガス漏れ用LED2Bが発光表示を行うようにしておけば問題ない。
【0049】
実施形態2.
なお、上述の実施の形態は、対象を住宅情報盤として説明したが、これに限定されるものではなく、モニタ部11による警報等の表示については特にインターホン機能を設けていない火災受信機等の防災盤にも適用できる。
【0050】
実施形態3.
また、上述の実施の形態では、複数のピクトグラムを表示する際に、どのピクトグラムも同サイズで表示させるようにしているが、火災とガス漏れの警報に関しては他の表示よりも大きなサイズで表示させるようにしてもよい。
【0051】
実施形態4.
図7はピクトグラムの画像のアニメーション表示を表す図である。キャラクタジェネレータ部17は、表示される画像を変更させることも可能である。したがって、キャラクタジェネレータ部17に、同一警報内容に関する、異なるピクトグラムを複数格納し、その複数のピクトグラムを一定時間毎に順次変更させて図7のようにアニメーションによる動画表示を行えば、より異常の発生を認識させやすくすることもできる。
【0052】
なお本実施形態においては、警報すべき表示個数が複数ある場合に備えて、カウンタmの値に基づいて、制御部が、ピクトグラムの表示位置及び表示サイズを設定するようにした。しかし、モニタ部11にピクトグラムを1つしか表示しないようにすれば、表示位置及び表示サイズを特に設定する必要はない。なお、この場合において、警報すべき表示個数が複数(例えば火災とガス漏れ)ある場合には、前述したようにアニメーションのごとく、火災のピクトグラムとガス漏れのピクトグラムを順次切り換え表示させるようにすればよい。または住宅情報盤に切換表示ボタンを設けて、そのボタンを押すごとに、各警報のピクトグラムを切換表示させてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、本発明の住宅情報盤は、制御手段が防災機器から入力された信号内容を判断し、表示手段は、来客者等を撮像した映像信号だけでなく、制御手段が判断した信号内容に基づいて作成された画像信号に基づいた表示も行うようにしたので、従来、来客者等の撮像画像の表示しか用いなかったモニタ部を効率よく用いて共用することができる。その際、停電時に補助電源部からはモニタ部に電力供給しないようにしたので、電力消費を抑えつつ、発光表示手段により警報時の対処ができる。
【0054】
また、本発明に係る住宅情報盤は、制御手段が複数の信号内容に基づいて表示画面を2n 個に分割したそれぞれの画面で表示させるように、ピクトグラム画像の表示位置及び表示サイズを設定するようにしたので、複数の信号内容をまとめて表示することができる。
【0055】
また、本発明に係る住宅情報盤は、制御手段が複数の信号内容に火災又はガス漏れの警報が含まれていると判断した場合には、火災又はガス漏れの警報の信号内容を表示するピクトグラム画像の表示サイズを他の信号内容を表示する表示サイズとは異なる大きさで設定するようにしたので、複数の信号内容を表示する場合でも、重要度の高い火災又はガス漏れの警報については認識しやすくすることができる。
【0056】
また、本発明に係る住宅情報盤は、あらかじめ定められた絵文字の画像データを有するキャラクタジェネレータが、制御手段が判断した信号内容に基づいて画像信号を作成するようにしたので、LEDによる発光表示ではなく、よりわかりやすい表示を行うことができる。しかも、一定時間毎に絵柄を変更させ、アニメーションのような動画表示ができ、異常発生の認識がしやすくなる。
【0057】
また、制御手段が火災又はガス漏れの場合にそれぞれ異なる点灯信号を送信し、発光表示手段が点灯信号に基づいてそれぞれ異なる色で発光表示し、火災又はガス漏れの絵文字の画像データを、発光表示手段がそれぞれ発光表示する色と同色で表示されるように対応させたので、より認識しやすい表示を行うことができる。
【0058】
また、制御手段は信号内容に基づいて画像信号に基づいた表示を映像信号に基づいた表示に優先させて表示させるようにしたので、重要な異常発生をより早く、しかも認識させやすく表示することができる。
【0059】
また、モニタ部に画像信号に基づいて重要でない警報表示がされている時、呼び出しが生じた場合には、映像信号に基づく画像に、警報表示を縮小して表示するようにしたので、例えば、重要ではないピクトグラムの画像を表示させている場合に、映像信号が入力された場合には、隅の方に文字表示にする等、来客者等の顔と警報表示が重なって表示されず、見やすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る住宅情報盤のブロック図である。
【図2】住宅情報盤を含めたシステムの概略を表す図である。
【図3】制御部1の信号の処理動作を表すフローチャートである。
【図4】ピクトグラムの数に対する表示例を表す図である。
【図5】信号処理動作とは別ルーチンで行われる通話処理動作を表すフローチャートである。
【図6】モニタ部11のスーパーインポーズ例を表す図である。
【図7】ピクトグラムの画像のアニメーション表示を表す図である。
【図8】従来の住宅情報盤の構成を表すブロック図である。
【符号の説明】
1 制御部
2 点灯回路部
2A 火災用LED
2B ガス漏れ用LED
2C 電源用LED
3 火災センサ部
4 ガスセンサ部
5 防犯センサ部
6 COセンサ部
7 コール部
8 操作部
8A 在宅・外出防犯ボタン
8B 非常ボタン
9 通話部
10 カメラ映像処理部
11 モニタ部
12 通話スイッチ
13 映像スイッチ
14 電源部
15 補助電源部
16 停電検出部
17 キャラクタジェネレータ部
18、19 切換スイッチ部

Claims (4)

  1. カメラを有する機器と防災機器とが接続され、該カメラを有する機器からの呼び出しに応じて、カメラ撮像による映像信号に基づいた表示を行うモニタ部を備えた、インターホン機能を有する住宅情報盤において、
    前記防災機器から入力された信号内容を判断し、警報する制御手段と、
    前記信号内容が火災又はガス漏れに関する警報であるとの判断により前記制御手段から送信される点灯信号に基づいて発光表示する発光表示手段と、
    電源部の代わりに、停電時に電力供給を行う補助電源部とを備え、
    前記モニタ部は、前記制御手段が判断した信号内容に基づいて作成された警報信号のピクトグラム画像に基づいた表示も行うものであり、
    停電時には、前記モニタ部に電力を供給しないで発光表示手段のみを発光表示させて警報を行うことを特徴とする住宅情報盤。
  2. 前記防災機器から入力される信号をカウントアップするカウンタを備え、前記カウンタの値に基づいて、前記防災機器からの信号がm個(mは自然数)あると判断すると、前記制御手段は、2n-1 <m≦2n となる整数nの値を算出し、前記モニタ部の表示画面を2n 個に分割したそれぞれの画面で前記信号内容を表示させるように、m個の信号内容の前記ピクトグラム画像の表示位置及び表示サイズを設定することを特徴とする請求項1記載の住宅情報盤。
  3. 前記制御手段は、複数の前記信号内容中に火災又はガス漏れの警報が含まれていると判断した場合には、前記火災又はガス漏れの警報の信号内容を表示するピクトグラム画像の表示サイズを他の信号内容を表示するピクトグラム画像の表示サイズとは異なる大きさで設定することを特徴とする請求項2記載の住宅情報盤。
  4. 同一警報内容に関する、異なるピクトグラム画像を複数有するキャラクタジェネレータ部を設け
    異常発生時に、該複数のピクトグラム画像を順次切り替えて、アニメーションによる動画表示を前記モニタ部に行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の住宅情報盤。
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