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JP3877890B2 - Icカードおよび表示装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICカード内に電子マネー情報やプレミアムポイント情報などの複数のアプリケーション情報を格納して、表示装置でこれらの情報を順次表示させることが可能なICカード、表示装置、端末装置およびこれらを用いたシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、ユーザーが商品を購入すると購入した金額に応じてプレミアムポイント情報を販売店が発行して、ユーザーが後日、蓄えたポイント情報を商品と引き替えることができるプレミアムポイントサービスが普及している。これは、商品を頻繁に購入する特定ユーザーに対するサービスとして行われているが、現在は磁気カードなどを用いて販売店毎にサービスを行っているため、ユーザーは複数の販売店のポイントカードを持たなければならない。
【0003】
一方、特開平3−92966に記載されているように、ICカードを使用した電子財布システムにより商取引の完全なキャッシュレス化が検討されている。これは、ICカード内のメモリに任意に指定された金額情報を書き込み、精算時にはこのICカードから必要な金額情報を送信することで、現金を用いずに商取引を完了させることができるシステムである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この電子財布システムによる商取引が実現した場合、ICカード内には電子マネー情報と共に様々なアプリケーションデータを持たせることができるため、例えば、上記プレミアムポイント情報などもICカードに格納し、表示装置で電子マネー情報と共にポイント情報を表示させることが可能である。
【0005】
その結果、従来、ユーザーは販売店毎のカードを携帯し、カードのデータを読み取るためにはそれぞれ専用の表示装置が必要であったが、上記ICカードを用いることにより、1台の表示装置で複数のアプリケーションデータを表示させることが可能となる。
【0006】
しかしながら、残高表示器のように表示パネル、キー等の機能が限られた携帯端末においては、複数のアプリケーション情報を区別して表示させたり、ユーザーが所望のアプリケーション情報を選択するのが困難である。また、ICカードにアプリケーションを新たに追加した場合は、表示装置側も表示制御のプログラムを追加する必要があり、従来は表示装置側でフラッシュメモリ等を使用した対応が不可欠であった。フラッシュメモリは高価であるため、安価な装置では用いることができない。
【0007】
本発明の目的は、残高表示器のように安価で限られた機能を持つ小型端末において、ICカードに新たなアプリケーションを追加しても、表示装置側にプログラム等を加えることなく新たなアプリケーション情報を表示させ、上記ICカードに対応して書き換えるICカード、表示装置、端末装置およびこれらを用いたシステムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、ICカード内に格納された複数の残高情報を表示する表示装置において、表示に関する指示を入力する入力手段と、該ICカード内の残高情報の読み取り及び書き込みを行うICカード読み書き手段と、該残高情報を表示する表示手段と、該ICカード読み書き手段を制御して該複数の残高情報を該ICカードから読み取り、該入力手段からの指示によって特定された該残高情報を該表示手段に表示させる制御手段から構成する。
【0009】
そして、前記複数の残高情報を統一された規格の文字コード情報で該ICカード内に格納して、かつ該表示手段には、該文字コード情報に対応した情報を表示させる。また、該残高情報を該ICカードのディレクトリーファイル内やアンサー・ツウ・リセットファイル内などの特定エリアに格納する。
【0010】
また、複数のアプリケーション情報を格納するためのメモリ手段を有してなるICカードであって、前記メモリ手段は第一のメモリ部と第二のメモリ部を有してなり、前記複数のアプリケーション情報は、前記第一のメモリ部に、それぞれのアプリケーション情報に対応したプログラムにより読み書きされるデータとして格納され、前記第一のメモリ部に格納されたデータに基づいて作成されたデータが前記第二のメモリ部に格納され、前記第二のメモリ部に格納されたデータは複数のアプリケーションに共通のプログラムにより読み出される構成とする。
【0011】
また、 ICカードに格納された複数のアプリケーション情報を表示する表示装置であって、前記ICカードとして、複数のアプリケーション情報を格納するためのメモリ手段を有し、前記メモリ手段は第一のメモリ部と第二のメモリ部を有し、前記複数のアプリケーション情報は、前記第一のメモリ部に、それぞれのアプリケーション情報に対応したプログラムにより読み書きされるデータとして格納され、前記第一のメモリ部に格納されたデータに基づいて作成されたデータが前記第二のメモリ部に格納され、前記第二のメモリ部に格納されたデータは複数のアプリケーションに共通のプログラムにより読み出されるものが用いられ、前記ICカードのアプリケーション情報を読み取るICカード読み取り手段と、前記アプリケーション情報を表示する表示手段と、前記ICカード読み取り手段を制御して、前記第二のメモリ部に格納された複数のアプリケーション情報から特定の情報を前記共通のプログラムで読み取り、前記表示手段に表示させる制御手段とを備えた構成とする。
【0012】
また、ICカードに格納された複数のアプリケーション情報の読み書きをする端末装置であって、前記ICカードとして、複数のアプリケーション情報を格納するためのメモリ手段を有し、前記メモリ手段は第一のメモリ部と第二のメモリ部を有し、前記複数のアプリケーション情報は、前記第一のメモリ部に、それぞれのアプリケーション情報に対応したプログラムにより読み書きされるデータとして格納され、前記第一のメモリ部に格納されたデータに基づいて作成されたデータが前記第二のメモリ部に格納され、前記第二のメモリ部に格納されたデータは複数のアプリケーションに共通のプログラムにより読み出されるものが用いられ、前記ICカードに格納されたのアプリケーション情報の読み取り及び書込みを行なうICカード読み書き手段と、記録更新に関する指示を入力する入力手段と、記録書き換え時において前記入力手段からの指示によって特定された前記アプリケーション情報の前記第一のメモリ部に格納されたデータを前記ICカード読み書き手段により更新する制御手段とを備えた構成とする。
【0013】
また、 ICカード、表示装置および端末装置を含んでなるICカードシステムであって、前記ICカードは、複数のアプリケーション情報を格納するためのメモリ手段を有してなり、前記メモリ手段は第一のメモリ部と第二のメモリ部を有し、前記複数のアプリケーション情報は、前記第一のメモリ部に、それぞれのアプリケーション情報に対応したプログラムにより読み書きされるデータとして格納され、前記第一のメモリ部に格納されたデータに基づいて作成されたデータが前記第二のメモリ部に格納され、前記第二のメモリ部に格納されたデータは複数のアプリケーションに共通のプログラムにより読み出されるものが用いられ、前記表示装置は、ICカードに格納された複数のアプリケーション情報を表示し、前記ICカードのアプリケーション情報を読取るICカード読み取り手段と、前記アプリケーション情報を表示する表示手段と、前記ICカード読み取り手段を制御して、前記第二のメモリ部に格納された複数のアプリケーション情報から特定の情報を前記共通のプログラムで読み取り、前記表示手段に表示させる制御手段とを備えてなるものが用いられ、前記端末装置は、ICカードに格納された複数のアプリケーション情報の読み書きし、前記ICカードに格納されたアプリケーション情報の読み取り及び書き込みを行なうICカード読み書き手段と、記録更新に関する指示を入力する入力手段と、記録書換時において前記入力手段からの指示によって特定された前記アプリケーション情報の前記第一のメモリ部に格納されたデータを前記ICカード読み書き手段により更新する制御手段とを備えてなるものが用いられる構成とする。
【0014】
以上により、ユーザーは1枚のICカードに電子マネー情報やプレミアムポイント情報などの複数のアプリケーション情報を格納することが可能となり、1台の表示装置でこれらのアプリケーション情報をユーザーが選択して表示させることが可能となる。また、表示データを統一したフォーマットでICカードの定められたエリアに格納するため、残高表示器のように機能が限られた表示装置においても、簡単な制御手順で必要なアプリケーション情報をICカードから取得して、かつ、表示させることができる。さらに、各アプリケーションを表示させる制御プログラムは共通化することができるため、ICカードに新たにアプリケーションを追加した場合も、表示装置の制御プログラムを変更することなく新しいアプリケーションの表示が可能である。そのため、従来のように表示装置にフラッシュメモリ等を使用せずに複数アプリケーションへの対応が可能となった。また、上記のICカードに格納されたアプリケーション情報を書き換える端末装置においては、上記のICカードの構成に対応した情報の書き換えが可能となった。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図1〜図20を用いて説明する。
【0016】
図1は本発明を用いた表示装置の一実施例であり、ICカード内に格納された複数のアプリケーションの情報を表示するための表示装置の構成図である。1は表示装置、2は表示部、3は演算処理部、4はキー、5はICカード読み取り部、6はICカード、7は表示装置との接続部、8は演算処理部、9はID番号記憶部、10は金額情報記憶部、11はポイント情報記憶部1、12はポイント情報記憶部2、50はROM(Read Only Memory)、60はROM50に記憶された共通表示制御プログラムである。
【0017】
まず始めに、図20を用いて、本発明が用いられるICカードシステムの概要について説明する。本発明で用いられるICカードは複数のアプリケーション情報を格納できるマルチアプリケーション対応のICカードである。電子マネーなどのアプリケーション情報は常にICカードに格納されている。例えば、客がICカード6を店に持って行き、買い物をする。その際、店側も客から支払われる電子マネー情報を格納するためのICカード33が必要となる。店に設置されたPOS端末25には特定のアプリケーションに関するプログラムが記憶されていて、特定のアプリケーションに関するICカード間の情報の取り引きを行なう。得られた売り上げ金等は通信回線等を介して銀行へ送金することも可能である。また、表示装置1は取り引きにより更新されたICカードの情報をアプリケーションを問わずに表示させることができるものである。
【0018】
次に、図2及び図3を用いてICカード内のデータ構成について説明する。ICカードに関しては、ISO7816で規格化されており、Masterファイル(以下、MF)、Directoryファイル(以下、DIR file)、Answer To Resetファイル(以下、ATR file)、Dedicatedファイル(以下、DF)、Elementaryファイル(以下、EF)の5種類のファイルから構成される。
【0019】
ICカードに電源を投入後にクロック信号とリセット信号を供給すると、ICカードは活性化されてICカード内の様々なアプリケーションが利用可能となる。この場合、ICカード活性化直後は、図2のMF13が選択される。また、ICカードを活性化の際には、ICカードからAnswer To Reset信号(以下、ATR)が表示装置に返されるが、このATRに格納できるデータの容量が限られているため、格納できなかった追加データが図2のATR file14に格納される。さらに、ICカードに格納されたアプリケーションの一覧情報は、図3に示すようにレコード番号毎にDIR file15に格納される。このDIR fileに示された各アプリケーションは、それぞれ図2のDF16〜18に格納されるが、各アプリケーションに関連するデータを図2のEF19〜21に格納して利用することも可能である。
【0020】
ユーザーが表示装置に表示させたいアプリケーションを選択する場合は、まず始めにISO7816で定義されたSelect Fileコマンドを用いてDIR fileを選択し、ICカード内でMFからDIR fileに移動する。そして、同様にISO7816で定義されたRead DIR RecordコマンドでDIR file内の一覧情報を見て、ICカードに格納されているアプリケーションを確認する。なお、このアプリケーションには、ICカード内の残高情報などを制御するための残高情報制御手段が格納されている。所望のアプリケーションが格納されている場合は、Select Fileコマンドに各アプリケーションのID(以下、AID)を設定して任意のアプリケーション(DF)に移動する。そして、各アプリケーションプログラムを動作させて、アプリケーション情報を表示させる。
【0021】
図1では、ICカード6内に金額情報記憶部、ポイント情報記憶部1、ポイント情報記憶部2が格納されているが、ここでは、図2、3のアプリ1が電子マネー情報を制御するためのアプリケーションであり、電子マネー情報を格納する金額情報記憶部10は図2ではEF19に相当する。また、例えばデパートなどで買い物時に発行されるポイント情報は、ポイント情報記憶部1に格納されるが、図2、3のアプリ2がポイント情報を制御するためのアプリケーションであり、図1のポイント情報記憶部1は図2ではEF20に相当する。さらに、例えば航空機に搭乗する際に発行される搭乗距離のポイント情報は、ポイント情報記憶部2に格納されるが、図2、3のアプリ3が搭乗距離のポイント情報を制御するためのアプリケーションであり、図1のポイント情報記憶部2は図2ではEF21に相当する。
【0022】
なお、図1のID番号記憶部9はICカードに固有のID番号を格納する場所であり、各アプリケーションではこのID番号を利用してICカードの認証を行うことが可能となる。
【0023】
図1でユーザーがアプリケーション情報を表示させたい場合は、カード読み取り部5、接続部7を介してICカードから供給される電子マネー情報やポイント情報の表示文字データをROM50に記憶された共通表示制御プログラム60により演算処理部3が処理して、表示部2にデータを表示させる。ユーザーは表示部2の内容を見て、キー4の操作により所望のアプリケーション情報を選択する。
【0024】
次に、図4を用いてICカード内の各アプリケーション情報の表示例の1例を説明する。ユーザーが表示装置1にICカード6を挿入すると、まず、DIR fileのレコード番号1に登録されたアプリ1が選択される。この場合、アプリ1は電子マネーに関するアプリケーションなので、表示内容が電子マネー情報であること(E−MONEY)、格納された残高情報が日本円で1000円であること(1,000、JPY)が示される。なお、表示装置のキー1を押すことにより、次々と電子マネー情報が切り替わるものとする。
【0025】
ここで、表示装置のキー2を押すと、DIR fileのレコード番号2に格納されたアプリ2が選択される。この場合、アプリ2はデパートのポイント情報に関するアプリケーションなので、表示内容がポイント情報であること(ここではデパート名のA−SHOP)、格納されているポイント数が30000ポイントであること(30,000P)が示される。この場合も、表示装置のキー1を押すことにより表示が切り替わる。
【0026】
ここでさらに、表示装置のキー2を押すと、DIR fileのレコード番号3に格納されたアプリ3が選択される。この場合、アプリ3は航空機の搭乗距離のポイント情報に関するアプリケーションなので、表示内容がポイント情報であること(ここでは航空会社名のB−FLIGHT)、格納されているポイント数が22000ポイントであること(22,000M)が示される。この場合も、表示装置のキー1を押すことにより表示が切り替わる。なお、各アプリケーションの区別をするため、表示の際には一番左端にDIR fileのレコード番号を表示するものとする。
【0027】
図5には、キーを2個用いた場合の表示切り替えの動作フローを示す。ここでは、アプリ1とアプリ2の二つのアプリケーションを表示する場合を示している。ICカードを表示装置に挿入すると(102)、まず、アプリ1の第1画面が表示される(103)。ここで、キー1を押すと(105)、アプリ1の次画面が表示され(106)、また、最後の画面でキー1を押すとアプリ1の第1画面が表示される。
【0028】
アプリ1の画面でキー2を押すと(107)、アプリ2の第1画面が表示される(108)。この場合もキー1及びキー2で同様にアプリ2の表示が切り替わる。
【0029】
次に図6を用いて、ユーザーが電子マネーで支払い、かつ、上記したデパートのプレミアムポイントを受け取る際の具体的な処理の流れを説明する。ユーザーがお店のPOS端末にICカードを挿入して(202)、キー操作により金額の支払いをOKすると(204)、ICカード内の演算処理部8は金額情報記憶部10に格納されている電子マネーの残高情報を読み取る(205)。その後、演算処理部8で金額の支払いが可能かどうかを判断し(206)、残高が足りない場合は残高不足の表示をして(207)、処理を終了する。一方、支払いが可能な場合は金額情報記憶部10の残高情報を更新する(208)。また、支払金額に応じたポイント情報をユーザーに渡すために、ポイント情報記憶部1を更新する(209)。ここで、支払いを終了する場合はICカードが排出されて(211)、処理が終了する。
【0030】
次に、図7〜図9を用いて表示装置に表示させるアプリケーション情報のICカード内への具体的な格納方法について説明する。ここでは、表示装置に表示させるための文字データと上記で説明した電子マネー情報、ポイント情報などの実際のデータは、別々の場所に格納されているものとする。つまり、電子マネー情報、ポイント情報などの実際のデータは、それぞれ図1に示されるICカード6内の金額情報記憶部やポイント情報記憶部1、2及び図2に示されるEF19〜EF21に格納されるが、表示のためのアプリケーション情報は、文字データとして図7〜図9に示す方法で格納されるものとする。
【0031】
図7はICカード内のDIR file内にアプリケーション情報を格納する場合の一例である。表示装置がICカードに図7(a)に示すコマンド(Read DIR Recordコマンド)を送出すると、ICカードは図7(b)に示す長さx2バイトのレスポンスデータ(Read DIR Recordレスポンス)を表示装置に送出し、その後でレスポンスデータが正常か異常かを示すステータス情報(Status)を2バイト送出する。このコマンド、レスポンスデータはISO7816で規格化されたものであり、x1にはDIR file内の読み出したいアプリケーションのレコード番号を入力する。
【0032】
ここで、レスポンスデータの構成に関してもISO7816で規格化されており、データを識別するための情報(Tag)が1バイト、それに続いてレコードデータ長を示す情報(Length)が1バイト、さらにLengthで示されたレコードデータ情報(Records)の3つの情報から成る構成(以下、TLV構成)で成り立っている。
【0033】
各アプリケーションのレスポンスデータは、先頭が“61”のTagで始まり、次にレスポンスデータ長(x2バイト)から2バイト差し引いた値がLengthに示される。その後、“4F”のTagでアプリケーションID(AID)が示される。なお、ここでアプリケーションのより詳細な情報を格納するためにTLV構成でその他の情報を格納してもよい。
【0034】
その後、電子マネー情報やポイント情報などのアプリケーション情報をDIRfileに格納するが、ここでは例えば、先頭が“50”のTLV構成でData1、Data2などのアプリケーション情報を格納するものとする。この場合、例えば各アプリケーションデータをアスキーコードで格納し、アスキーコードの文字情報をそのまま表示装置で表示させることで、様々なアプリケーションで統一して表示させることが可能となる。
【0035】
なお、各アプリケーションで複数のデータ(例えば、アプリケーション名、金額情報、通貨の種類など)を表示させたい場合は、それぞれのデータを先頭“50”のTLV構成でDIR fileに格納することにより、順次表示が可能である。例えば、図4に示す表示例の場合、電子マネーに関するデータはData1に“E−MONEY”、Data2に“1,000”、Data3に“JPY”の各アスキー文字データが格納される。
【0036】
なお、上記ではDIR file内にアプリケーション情報を格納したが、同様な考え方で、図2のATR file14内に各アプリケーションの表示データを格納することも可能である。この場合は、ISO7816で定義されたRead Binaryコマンド、レスポンスを用いてデータの取得を行う。
【0037】
次に、図8ではアプリケーションを選択する際に用いるSelect Fileコマンドのレスポンスデータにアプリケーション情報を格納する場合の一例を説明する。なお、各アプリケーションには、ICカード内の残高情報などを制御するための残高情報制御手段が格納されている。ここでは、ISO7816で規格化されたFile Control Information(以下、FCI)を用いてアプリケーション情報を格納する。この場合、コマンド、レスポンスデータも同様にISO7816で規格化されており、x1バイトの長さのAIDをICカードに送ることにより、レスポンスデータ(Select Fileレスポンス)としてx2バイト長のFCIデータ及びステータス情報(Status)がICカードから表示装置に返される。
【0038】
なお、FCIデータはTLV構成になっており、先頭のTagが“6F”、AIDのTagが“84”で示される。また、アスキーコードで示される各アプリケーション情報は、例えば先頭が“50”のTagで始まるものとし、順次表示装置に示される。
【0039】
最後に、図9では上記ISO7816で規格化されたコマンド、レスポンスデータとは異なる独自のデータを用いて各アプリケーション情報を格納する場合を説明する。この場合、まず始めに、上記Select Fileコマンドでユーザーが表示させたいアプリケーションを選択する。その後、独自のデータをICカードに送信することで(Get File Dataコマンド)、ユーザーが表示させたいアプリケーションデータをICカードから受信する。なお、コマンド、レスポンスの構成自体はISO7816に準ずるものとし、図9に示すようにx2バイト長のレスポンスデータ(Get File Dataレスポンス)が表示装置に送られる。
【0040】
なお、各データはTLV構成になっており、例えば、先頭のTagが“61”、AIDのTagが“4F”で示されるものとする。また、アスキーコードで示される各アプリケーション情報は、例えば先頭が“50”のTagで始まるものとし、順次表示装置に示される。
【0041】
以上、表示装置に表示させるアプリケーション情報のICカード内への格納方法について説明したが、これら格納された情報はあくまでも表示装置に表示させるための文字データであり、上記で説明したように、例えば電子マネー情報、ポイント情報などの実際のデータはそれぞれ図1に示されるICカード6内の金額情報記憶部やポイント情報記憶部1、2及び図2に示されるEF19〜EF21に格納されるものとする。これは、一つの表示装置で簡単に読み出すことができる場所に格納された表示データに対し、実際に金額やポイントとしての価値を持つ実際のデータはそれぞれのアプリケーションに対応した端末でのみ読み出すことができることである。即ち、重要度の高い実際のデータを保護しつつ、表示データのみを簡単に表示させることができる。この場合、各データは暗号化したデータで格納することも可能である。また、上記文字データに関しても、暗号化したデータでICカード内に格納することも可能である。
【0042】
なお、簡単な表示内容であればICカード内に上記金額情報記憶部やポイント情報記憶部などを置かずに、これらの文字データのみをICカード内に格納することも可能である。
【0043】
次に、表示装置に表示させるための各アプリケーション情報の更新について説明する。ユーザーが電子マネーを使って取り引きを行い、さらにお店からポイント情報を受け取る場合などは、表示装置に表示させるための上記文字データも随時更新させる必要がある。そこで、ICカード6内の演算処理部8は、金額情報記憶部、ポイント情報記憶部1、2などを更新する際に上記データも同時に更新するように制御することにより、随時表示文字データも更新される。この場合、表示のための文字データは、演算処理部8がICカードの内部で自動的に処理することで変更されるが、ICカードの外部から内容を変更することはできず、読み出し専用の文字データとなる。そのため、不正に表示のための文字データを改ざんすることはできない。
【0044】
一方、図10〜図12に示す例は、商取引時に販売店が使用するPOS端末などが独自のコマンドをICカードに送信することにより、上記表示データを変更する1例である。この場合、電子マネー情報やポイント情報の商取引後にこれらのコマンドをICカードに送信して表示文字データの更新も行う。
【0045】
図10では、DIR fileに格納したアスキーコードの文字データを更新するためのコマンド、レスポンスデータについて説明する。この場合、コマンド、レスポンスデータの構成はISO7816に準ずるものとする。また、x3バイトに更新したいアプリケーションのレコード番号を格納し、x5バイト長のコマンドデータ(Change DIR Recordコマンド)をICカードに送って表示データを更新する。
【0046】
コマンドデータの構成は、例えばTag“61”で始まり、“4F”のTagでAIDを格納した後に、“50”のTagで更新したいデータの旧データ、“55”のTagで更新したいデータの新データを格納するものとする。コマンドデータをICカードに送信すると、更新結果がステータス情報(Status)として2バイト送り返される。
【0047】
なお、旧データと新データの送信方法に関しては、更新したいデータのみ新旧データを送る場合と、全てのデータに関して新旧データを送る場合とがある。
【0048】
次に、図11では、Select FileコマンドのレスポンスデータにFCIとしてアスキーコードの文字データを格納した場合の更新方法について説明する。この場合も、コマンド、レスポンスデータの構成はISO7816に準ずるものとする。また、x5バイト長のコマンドデータ(Change FCI Recordコマンド)をICカードに送って表示データを更新する。
【0049】
コマンドデータの構成は、例えばTag“6F”で始まり、“84”のTagでAIDを格納した後に、“50”のTagで更新したいデータの旧データ、“55”のTagで更新したいデータの新データを格納するものとする。コマンドデータをICカードに送信すると、更新結果がステータス情報(Status)として2バイト送り返される。
【0050】
最後に、図12を用いて、ISO7816には定義されていないコマンド(ここではGet File Dataコマンド)のレスポンスデータに格納した文字データを更新する場合について説明する。この場合も、コマンド、レスポンスデータの構成はISO7816に準ずるものとする。また、x5バイト長のコマンドデータ(Change File Dataコマンド)をICカードに送って表示データを更新する。
【0051】
コマンドデータの構成は、例えばTag“61”で始まり、“4F”のTagでAIDを格納した後に、“50”のTagで更新したいデータの旧データ、“55”のTagで更新したいデータの新データを格納するものとする。コマンドデータをICカードに送信すると、更新結果がステータス情報(Status)として2バイト送り返される。
【0052】
なお、上記では旧データを新データに更新する場合を例にして説明したが、更新のためのコマンドデータの内容としては、新データのみを送信して常に新データに書き換えるように制御してもよい。また、表示データを追加させたい場合は、例えば先頭が“55”で始まるTLV構成のデータを追加することで対応可能である。さらに、上記更新コマンドを用いる時は、表示データの不正変更を防ぐためにユーザーが暗証番号を正しく入力しないと表示データの変更ができないように制御してもよい。
以上により、ICカードに格納された文字データを更新することができるが、通常、セキュリティを高めるためには、上記のようにPOS端末などがICカードにコマンドを送ることで表示データの更新を行うのではなく、ICカード内の演算処理部8が表示文字データも更新するように制御して、表示文字データは読み出し専用にする方が望ましい。
【0053】
図18は商取引時に販売店などが使用するPOS端末などの情報書き換え装置でのICカード内のアプリケーション情報の更新に関するものである。ここでは、POS端末25を介して客AのICカード6と店BのICカード33との電子マネー情報やポイント情報などのやり取りを例に説明する。
【0054】
客Aは図1に示すICカード6を持って店Bに買い物に行く。客AのICカード6は金額情報記憶部10に電子マネー情報を格納しており、ポイント情報記憶部11には店Bのポイント情報を格納しているとする。一方、店Bも客Aの持つICカードと同様のICカード33を持ち、金額情報記憶部37には売上金としての電子マネー情報が格納され、ポイント情報記憶部38には客に配布するためのポイント情報が格納されている。客Aが商品を購入するとき、客AはICカード6のコネクタ7とPOS端末25のカード読み書き部31を接続させる。一方、店BもICカード33のコネクタ34をPOS端末のカード読み書き部32に接続させる。ここでPOS端末のキー27により商品の販売金額を入力し、取り引きの指示を行なう。POS端末への指示やPOS端末からの応答は表示部26で随時、確認できる。上記の指示を受け、POS端末の演算処理部28の制御により、ICカード6の金額情報記憶部10に格納されていた金額情報がICカード33の金額情報記憶部37に移動される。またその後、ICカード33のポイント情報記憶部38より販売金額に応じたポイント情報がICカード6のポイント情報記憶部11に移動される。上記のやり取りで、客Aは店Bに商品代金を支払いをし、その金額に応じたポイントを店Bから獲得できる。
【0055】
取り引きの来歴を売り上げ情報記憶部30に記録させておくことも可能である。またモデム29を用いて、金額情報やポイント情報等を外部の銀行やセンター等との間でやり取りを行なうことも可能である。
【0056】
この際、上記の表示装置に表示させるための文字データは、更新された金額情報やポイント情報等の実際のデータの値をもとにそれぞれのICカード内の演算処理部により更新される。
【0057】
また、表示させるための文字データと電子マネー情報、ポイント情報などの実際のデータは、同時に書き換えることができないため、通常は実際のデータを書き換えた後で文字データの更新を行う。そのため、実際のデータと文字データの更新には時間差が生じてしまい、処理終了前に間違ってカードを引き抜いた場合や悪意を持ってカードを引き抜いた場合などは、実際のデータは書き換えられるが文字データは書き換えられずに取引前のデータが残ることが有り得る。
【0058】
そこで、商取引時にPOS端末を使って電子マネーやポイントなどの残高データを書き換える際には、実際のデータと文字データとが共に書き換えられて、両者の値が一致した場合にのみ正常終了となるように端末を制御することにより、上記を防ぐことが可能となる。具体的には、両者の値が一致したことをPOS端末が確認した後でカードを自動排出するように制御したり、両者が一致した後で処理終了のメッセージを表示部に出すなどが考えられる。また、文字データが改竄されたカードを早期に発見するために、両者が一致していないカードをPOS端末に挿入した場合には、商取引が不可となるように制御することも可能である。
【0059】
次に、図13を用いて、上記表示データをICカードから取得する際の処理の流れを説明する。ユーザーがICカードを表示装置に挿入すると(302)、ICカードに電源が供給されて、その後、クロック信号とリセット信号が供給されてICカードが活性化される(303)。その後、ICカードからATR信号が表示装置に送られる(304)。
【0060】
表示装置は、まず始めにSelect FileコマンドをICカードに送信して、DIR fileを選択する(305)。次に、Read DIR RecordコマンドをICカードに送信して(306)、DIR fileに格納されているアプリケーション情報を読み取る。
【0061】
ここで、上記図7に示したように、DIR file内に各アプリケーションの表示データを格納する場合は、このRead DIR Recordコマンドのレスポンスデータを読み取って所望のアプリケーションデータを表示させる。一方、Read DIR RecordコマンドをICカードに送信した後(307)、Select Fileコマンドを所望のアプリケーションのID(AID)と共にICカードに送信して(308)、所望のアプリケーションを選択する場合もある。
【0062】
上記図8に示したように、Select Fileコマンドのレスポンスデータに各アプリケーションの表示データを格納する場合は、このSelect Fileコマンドのレスポンスデータ(FCIデータ)を読み取って所望のアプリケーションデータを表示させる。また、上記図9に示す場合は、所望のアプリケーションを選択後に、Get File DataコマンドをICカードに送信して(311)、レスポンスデータを取得して表示データを読み取る。
【0063】
ここで各アプリケーション固有のコマンドをICカードに送ることにより、EF内のアプリケーション固有データを読取ることもできる(312)。この場合、各データは暗号化されているが、表示データではなく電子マネー情報やポイント情報などの実際のデータも読出し可能となる。また、各アプリケーションに固有のコマンドではアプリケーション情報の読出しのみならず、更新も行なうことができる。
【0064】
ここで、さらに次のデータを表示させる場合は、同様に処理することで次のデータを表示させる。また、表示を終了する場合は、ICカードへの電源、クロック信号、リセット信号の供給を停止してカードを不活性化させた後に(314)、ICカードを排出して(315)、処理を終了(316)する。
【0065】
図17は表示データと電子マネー情報やポイント情報などの実際のデータと表示データの格納場所を示す。上記、図13を用いて説明した図7、図8及び図9に対応する表示データの格納場所を示す。
【0066】
次に、図14を用いて表示装置のキー入力について説明する。図4に示す実施例では、キー1、キー2を押して表示を切り替えていたが、キー1のみで表示切り替えを行ってもよい。この場合、例えば図14に動作フローを示すように、キーを一定時間t1より短く押した場合は同一アプリケーション内で表示を切り替え、また、キーをt1以上押した場合はアプリケーションを切り替えるように制御すれば、1個のキーで複数アプリケーションの表示切り替えが可能である。
【0067】
なお、上記のようにキーを押す時間を検出する場合に加えて、キーを押す回数を検出する場合もあり得る。この場合、例えばキーを1回のみ押した場合は同一アプリケーション内で表示を切り替え、キーを連続して2回以上押した場合はアプリケーションを切り替えるように制御する。また、キーを1回押したら同一アプリケーション内で次の表示に切り替え、キーを2回押したら同一アプリケーション内で前の表示に切り替え、キーを3回押したら他のアプリケーションに切り替えるなどキーを押す回数で制御を細かく分けてもよい。さらに、上記のように表示装置にキーを備えずに、端末が一定時間毎に表示を自動的に切り替えるように制御してもよい。
【0068】
次に、上記表示文字データエリアのその他の使用方法について説明する。上記では、表示文字データエリアに、アプリケーションサービス名、金額情報、通貨の種類、ポイント情報などを格納したが、例えば、ユーザーがメモ書きの記録エリアとして自由に利用することも可能である。例えば、電子マネーを利用して買い物をした後で、電子財布端末などで上記エリアにメモ書きをすることで、ユーザーが家に帰ってから家計簿を書く際にこのメモ書きを利用することができる。この場合、電子財布端末が上記図10〜図12に示すコマンドをICカードに送信することでメモ書きをICカードに記録することが可能である。
【0069】
また、上記エリアに各アプリケーションへのアクセス回数を記録して、利用回数の多いアプリケーションから順番に表示装置に表示させることも可能である。
【0070】
特に、図7に示すように、DIR file内にデータを記録する場合は、まず始めに表示装置の演算処理部3がDIR fileに格納された利用回数を各アプリケーション毎に読み取り、その後、利用回数の多いものから順に表示するように制御すればよい。この場合、ICカード内に各アプリケーションの利用状況を記録するので、表示装置を変更しても利用回数の順番に表示させることができる。なお、アプリケーションの利用頻度は、上記のようにICカードには格納せずに、表示装置側のメモリに格納してもよい。
【0071】
次に、表示内容の自動切り替えについてさらに説明する。上記の例では、キー操作により表示内容を切り替えたが、一定時間毎に表示内容を自動的に切り替えてもよい。この場合、表示装置はキーを備えなくてもよい。また、表示装置がキーを備えた場合は、キーを押すことにより自動表示切り替えを停止させて、かつ再度キーを押すことにより、自動表示切り替えを開始するように制御することもできる。
【0072】
また、現状では、表示装置の電源オフは一定時間後に行うように制御する場合が多いが、全てのアプリケーション情報を表示後に自動的に電源オフにすることも可能である。
【0073】
次に、図15を用いてICカード内への表示データの格納方法のその他の1例を示す。
【0074】
上記では、DIR file等のICカード内の特定ファイルにTLV構成で各表示文字データをそれぞれ格納する場合を説明したが、図15に示すように、@NEXTや@END等の特定文字列を使って表示文字を区別することもできる。
【0075】
例えば、図7に示すコマンドを用いる場合は、レスポンスデータの中でTag“50”で始まる文字列に図15に示すような書式で文字データを格納する。この場合、DIR fileのレコード番号1から3に図15の各文字データを格納することで、図4に示すような表示装置への表示が可能となる。また、図8に示すコマンドを用いる場合は、Select Fileコマンドで各アプリケーションを選択する際に、それぞれレスポンスデータの中に図15のデータを格納する。なお、@NEXTは次に表示データが続く場合を示し、@ENDは最後の表示データであることを示す。
【0076】
また、図9に示すコマンドを用いる場合は、同様にTag“50”で始まる文字列に図15のデータを格納してもよいが、Tagは用いずに図15のデータのみをレスポンスの中に格納してもよい。
【0077】
図19に示す表示装置40は、図1の表示装置において、特定のアプリケーションに関しての機能を拡充したものである。図1と同様のICカード6をカード読み書き部44に接続して使用する。ICカードに格納するアプリケーションの例として電子マネー情報やプレミアムポイント情報などを挙げたが、電子マネー情報は商取引の際には常に用いられ、最も利用頻度が高く、その上、最も重要な情報であると考えられる。そこで、電子マネーに関しては図1で示した共通表示制御プログラム60に加え、電子マネーを扱うアプリケーションに専用の電子マネープログラム70をROM50'にあらかじめ記憶させておくことも有用である。
【0078】
専用の電子マネープログラム70を置くことで表示装置40は図17の縦線で示された場所に格納された実際のデータを読取ることができる。これにより、現在の残高情報を見るだけでなく、取り引きの来歴(日時、相手、金額)なども読取ることが可能である。また、キー43からのパスワードの入力により電子マネー情報をロックしたり、それを解除することもできる。ただし、安価な表示装置として用いられるため、カード間の電子マネー情報のやり取りは行なわれない。
【0079】
もちろん、電子マネー以外のアプリケーションに関しては、図1の表示装置1と同様に、残高情報などの表示データを共通表示制御プログラムで表示させることができる。
【0080】
最後に図16を用いて、ICカードへのアプリケーションの登録に関して説明する。ユーザーがICカードに新たにアプリケーションを登録する場合、例えば、図16に示すようなICカードアプリケーション書き込み装置22を用いることで可能である。この場合、ユーザーが書き込み装置22にICカードを挿入し、選択キーを用いることで所望のアプリケーションをICカードに登録することができる。この場合、書き込み装置22は電話回線等でICカードアプリケーション提供会社23、24と接続しており、電話回線を用いて所望のアプリケーションプログラムを提供会社からダウンロードする。ICカードにアプリケーションプログラムを書き込む際には、表示のための文字コードデータも上記のようにICカード内の共通エリアに書き込まれる。また、ICカードアプリケーション書き込み装置に予め複数のアプリケーションを記憶させておき、ユーザーがその中からアプリケーションを選択して、ICカードに書込む場合もある。
【0081】
なお、図16では、アプリケーション登録用の専用端末を店頭などにおいてユーザーが使用する場合を説明したが、家庭のパソコンを電話回線などで提供会社に接続して、アプリケーションをダウンロードしてICカードに登録することも可能である。
【0082】
以上、図1から図16に示す実施例では、接点により信号のやり取りを行う接触式のICカードについて説明したが、非接触式のICカードにおいても同様に共通エリアに文字コードで情報を格納して、表示装置で表示させることも可能である。
【0083】
また、実施例では電子マネー情報やプレミアムポイント情報などの商取引時の残高情報について説明したが、健康保険証の使用情報、図書館の貸し出し情報、運転免許証などの商取引を伴わない記録情報についても同様なアプリケーション情報として扱うことが可能である。
【0084】
【発明の効果】
本発明では、1枚のICカード内に電子マネー情報と共にプレミアムポイント情報などの複数のアプリケーション情報を格納し、ユーザーが必要なアプリケーション情報をキー操作などで選択することにより、必要な情報をユーザーが随時表示装置に表示させることが可能になる。この場合、表示のための文字データを統一したフォーマットでICカード内の定められたエリアに格納することにより、残高表示器のように表示パネルやキー等の機能が限られた表示装置においても、複雑な手順を行わずに各アプリケーション情報を表示させることができる。これにより、実際に取り引きの対象となる重要度の高いエリアのデータを保護しつつ、そのデータの内容を表示させることができる。特に、上記DIR file内にアプリケーション情報を格納する場合は、Select Fileコマンドで各アプリケーションを選択せずに必要な情報が得られるため、簡単な手順で表示データをICカードから取得することができる。
【0085】
また、統一したフォーマットで表示データをICカードに格納しているため、ICカードから表示データを読み出すプログラムを各アプリケーションで共用することができる。そのため、ICカードにアプリケーションを新たに追加した場合も、表示装置は制御プログラムの変更無しで対応可能である。そのため、高価なフラッシュメモリを用いなので、低価格で表示装置の製造ができる。
【0086】
また、ICカードに記憶させた情報を更新する端末装置において、更新すべきICカード内の記憶エリアを明確にし、また、実際の取り引きの対象となるデータと表示のためのデータとの一致を確認することで、よりICカードシステムの安全性を高め、確実にICカードに記憶させた情報を更新できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたICカード表示装置の構成図の1実施例である。
【図2】本発明で用いるICカードのファイル構成の1例である。
【図3】本発明で用いるICカードのDIR fileの構成の1例である。
【図4】本発明を用いたICカード表示装置の表示方法の1実施例である。
【図5】本発明を用いたICカード表示装置の動作フローの1例である。
【図6】本発明で用いるICカードでの電子マネー情報及びポイント情報の更新時の動作フローである。
【図7】本発明を用いたICカード表示装置での表示データの格納方法の1実施例である。
【図8】本発明を用いたICカード表示装置での表示データの格納方法の他の1実施例である。
【図9】本発明を用いたICカード表示装置での表示データの格納方法の他の1実施例である。
【図10】本発明を用いたICカード表示装置での表示データの更新方法の1実施例である。
【図11】本発明を用いたICカード表示装置での表示データの更新方法の他の1実施例である。
【図12】本発明を用いたICカード表示装置での表示データの更新方法の他の1実施例である。
【図13】本発明を用いたICカード表示装置での表示データ取得の際の動作フローの1例である。
【図14】本発明を用いたICカード表示装置の動作フローの他の1例である。
【図15】本発明を用いたICカード表示装置での表示データの格納方法の他の1実施例である。
【図16】本発明で用いるICカードでのアプリケーションの書き込み方法を示す1実施例である。
【図17】本発明で用いるICカードにおける、表示データの格納場所の1例である。
【図18】本発明で用いるICカードとPOS端末の接続方法を示す1例である。
【図19】本発明を用いたICカード表示装置の他の実施例である。
【図20】本発明を用いるICカードシステムの1例である。
【符号の説明】
1…表示装置、2…表示部、3…演算処理部、4…キー、5…カード読み取り部、6…ICカード、7…接続部、8…演算処理部、9…ID番号記憶部、10…金額情報記憶部、11…ポイント情報記憶部1、12…ポイント情報記憶部2、13…MF(Master File)、14…ATR file(Answer To Reset file)、15…DIR file(Directory file)、16〜18…DF(Dedicated File)、19〜21…EF(Elementary File)、22…ICカードアプリケーション書き込み装置、23〜24…ICカードアプリケーション提供会社、25…POS端末、26…表示部、27…キー、28…演算処理部、29…モデム、30…売り上げ情報記憶部、31〜32…カード読み書き部、33…ICカード、34…接続部、35…ID番号記憶部、36…演算処理部、37…金額情報記憶部、38…ポイント情報記憶部1、39…ポイント情報記憶部2、40…表示装置、41…金額表示部、42…演算処理部、43…キー、44…カード読み書き部、50、50' …ROM(Read Only Memory)、60…共通表示プログラム、70…電子マネープログラム。

Claims (7)

  1. 複数のアプリケーションが格納されたICカード内格納された複数の残高情報を表示する表示装置において、
    該ICカードのディレクトリーファイル内または該ICカードのアンサー・ツウ・リセットファイル内に統一された書式の文字コード情報で格納された該複数のアプリケーションに対応した複数の残高情報を表示するために、表示に関する指示を入力する入力手段と、
    該ICカード内の残高情報の読み取り及び書き込みを行うICカード読み書き手段と、
    該残高情報を表示する表示手段と、
    該ICカード読み書き手段を制御して該複数の残高情報を該ICカードから読み取り、該入力手段からの指示によって特定された該残高情報を該表示手段に該文字コード情報に対応した残高情報として表示させる制御プログラムを有する制御手段とを設け
    該ICカードに新たにアプリケーションを追加した場合でも該表示装置の該制御プログラムを変更する必要がないように構成したことを特徴とする表示装置。
  2. 前記複数の残高情報の少なくとも1つは、金額情報であることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記複数の残高情報は、暗号化された文字コード情報で該ICカードに格納されることを特徴とする請求項1または2の何れか1つに記載の表示装置。
  4. 複数のアプリケーションが格納されたICカード内に格納された複数の残高情報を表示する表示装置において、
    該ICカードのディレクトリーファイル内または該ICカードのアンサー・ツウ・リセットファイル内に統一された書式の文字コード情報で格納された該複数のアプリケーションに対応した複数の残高情報を表示するために、表示に関する指示を入力する入力手段と、
    該ICカード内の残高情報の読み取りを行うICカード読み取り手段と、
    該残高情報を表示する表示手段と、
    該ICカード読み取り手段を制御して該複数の残高情報を該ICカードから読み取り、該入力手段からの指示によって特定された該残高情報を該表示手段に該文字コード情報に対応した残高情報として表示させる制御プログラムを有する制御手段と、を設け、
    該ICカードに新たにアプリケーションを追加した場合でも該表示装置の該制御プログラムを変更する必要がないように構成したことを特徴とする表示装置。
  5. 表示に関する指示を入力する入力手段と、ICカード内の残高情報の読み取り及び書き込みを行うICカード読み書き手段と、該残高情報を表示する表示手段と、該ICカード読み書き手段を制御して該複数の残高情報をICカードから読み取り、該入力手段からの指示によって特定された該残高情報を該表示手段に表示させる制御プログラムを有する制御手段とを有する表示装置において表示可能な、複数のアプリケーションと複数の残高情報を格納するICカードにおいて、
    該複数の残高情報は、ICカードのディレクトリーファイル内または該ICカードのアンサー・ツウ・リセットファイル内に統一された書式の文字コード情報で格納されており、
    該入力手段からの指示によって特定された該複数のアプリケーションに対応した該残高情報を、該ICカード読み書き手段により該ICカードから読み取られ、該表示装置の該制御プログラムにより該読み取られた該文字コード情報に対応した残高情報として表示されることを特徴とするICカード。
  6. 前記複数の残高情報の少なくとも1つは、金額情報であることを特徴とする請求項5記載のICカード。
  7. 前記複数の残高情報は、暗号化された文字コード情報で該ICカードに格納されることを特徴とする請求項5または6の何れか1つに記載のICカード。
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