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JP3879093B2 - コンビナトリアルデバイス作製装置 - Google Patents
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JP3879093B2 - コンビナトリアルデバイス作製装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多種類の薄膜を大気に晒すことなく、かつ、その機能に応じた形状・構造に積層して成膜し得るコンビナトリアルデバイス作製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の種類の薄膜を積層して形成される電子デバイスには、例えば、薄膜トランジスタ、アモルファス太陽電池等がある。これらの電子デバイスを構成するそれぞれの薄膜は、材料が異なり、また、デバイス動作を担う機能に応じて形状が異なる。このため、従来のこの種のデバイスの作製工程は、薄膜毎に、専用の成膜装置で成膜した後、成膜装置より取り出し、フォトリソグラフィによってパターンニングし、次の成膜装置で次の薄膜を成膜するといった工程を繰り返して形成していた。
このような工程は、次の薄膜を積層する前に、形成された薄膜表面を空気に晒すので、薄膜表面が改質され、積層した薄膜間の界面が設計とは異なるものとなり、形成したデバイス特性は設計値とは異なると言った問題があった。特に、薄膜トランジスタやアモルファス太陽電池においては、膜界面の表面準位がその特性に重要な影響を与えるため、この問題を避けるために従来はクリーンルーム等の大がかりな設備を必要とした。
【0003】
また、この様なデバイスの成膜条件や素子構造を決める開発段階においては、膜厚、膜組成などが異なる多種類の試料を作成し、これらの試料の特性を測定して成膜条件や素子構造を決めることが必要であるが、作製工程で使用する成膜装置が真空装置であるため、真空排気に長時間を要し、かつ、一回の真空引きで1種類の膜厚条件または成膜条件しか実施できず、デバイスの成膜条件や素子構造を決定するために、多大の時間、労力及びエネルギを必要としていた。
【0004】
本発明は、上記の従来法の解決すべき課題に鑑み、成膜した薄膜を大気に晒すことなく、多種類の薄膜を、その機能に応じた形状に形成しつつ積層して、デバイスを作製し得る装置、すなわち、コンビナトリアルデバイス作製装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明のコンビナトリアルデバイス作製装置は、相互に接続した複数の成膜装置と、基板ホルダまたはマスクホルダを保持し、かつ、該基板ホルダまたはマスクホルダをこれらの成膜装置間で搬送する搬送マニピュレータと、上記成膜装置毎に設けられ、上記基板ホルダまたはマスクホルダを保持し、かつ、該基板ホルダまたはマスクホルダの位置を調整するホルダ位置調節装置とを備え、上記複数の成膜装置による成膜に際し、上記搬送マニピュレータの移動と、上記ホルダー位置調整装置による位置調節とにより、所望の基板を保持した上記基板ホルダと所望のマスクを保持した上記マスクホルダとを位置合わせして組み合わせ、上記各成膜装置で上記基板にマスク成膜を行うことで、上記成膜毎の薄膜表面を大気に晒すことなく、多種類の薄膜をその機能に応じた形状に形成しつつ積層してデバイスを作製することを特徴とする。
【0006】
上記複数の成膜装置は、互いにゲートバルブを介して接続した、プラズマCVD装置及び/又はパルスレーザ堆積装置であってもよい。
上記基板ホルダは、基板ホルダ・リングと、基板を取り付けるヒートシンクとから構成され、上記基板ホルダ・リングは、位置合わせ用のピン及び位置合わせ用の嵌合リングを有し、上記マスクホルダは、位置合わせ用のピンに嵌合する嵌合穴及び嵌合リングに嵌合する嵌合リング溝とを備え、基板ホルダのピンと嵌合リングを、マスクホルダの嵌合穴と嵌合リング溝にそれぞれ嵌合することにより、複数のマスクパターンのマスクパターン合わせを行うことができる。
また、マスクホルダは、基板ホルダの位置合わせ用のピンに嵌合する嵌合穴を複数有し、これらの嵌合穴を成膜毎に順次ずらしてピンと嵌合させることによって、分割成膜することができる。
【0007】
上記ヒートシンクは、前記基板ホルダ・リングと点接触で固定され、上記ヒートシンクから上記基板ホルダ・リングに散逸する熱量を小さくして基板の温度分布が均一になるようにするのが好ましい。
また、搬送マニピュレータは、基板ホルダまたはマスクホルダを保持するチャックと、複数の成膜装置間で基板ホルダまたはマスクホルダを搬送するのに十分な長さのロッドを備え、基板ホルダ及びマスクホルダは、チャックが嵌合する嵌合溝を備えている。
【0008】
上記ホルダ位置調整装置は、好ましくは、基板ホルダまたはマスクホルダを安定に載置するための嵌合溝を有する可動サセプタと、可動サセプタを上下動、左右移動及び水平面内で回転させる調整ロッドとを備え、調整ロッドの上下動により、可動サセプタと搬送マニピュレータとの相対位置を調整して基板ホルダまたはマスクホルダを受け渡し、調整ロッドの左右移動及び水平面内の回転によって基板ホルダとマスクホルダとの位置合わせを行う
さらに好ましくは、ホルダ位置調整装置は、基板ホルダまたはマスクホルダを安定に載置するための嵌合溝を有する可動サセプタと、この可動サセプタを載置するための固定サセプタと、可動サセプタを上下動、左右移動及び水平面内で回転させる調整ロッドと、調整ロッドの下端に設けたヒータブロックと、可動サセプタを固定サセプタに載置した状態で、調整ロッドをさらに下降できる余動機構とを備え調整ロッドの上下動により、可動サセプタと搬送マニピュレータとの相対位置を調整して基板ホルダまたはマスクホルダを受け渡し、調整ロッドの左右移動及び水平面内の回転によって基板ホルダとマスクホルダとの位置合わせを行い、さらに、余動機構により、固定サセプタに載置した基板ホルダにヒータブロックを密着させて基板ホルダを加熱する。
【0009】
上記余動機構は、好ましくは、可動サセプタに固定したガイドロッドと、このガイドロッドにガイド可能に取り付けたガイド盤と、上記ガイドロッド上端に固設したガイドストッパとを備え、ガイド盤を調整ロッドに固設して構成され、調整ロッドを上昇させた際に可動サセプタを吊り下げ保持すると共に、可動サセプタが固定サセプタに載置された状態から、調整ロッドをさらに下げることができる
さらに、可動サセプタ、好ましくは、基板ホルダをプラズマCVD装置のプラズマに、または、パルスレーザ堆積装置の蒸着原子に晒すための開口を備え、固定サセプタはプラズマCVD装置のアノード電極を兼ねる。
【0010】
以上の構成による本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置によれば、成膜した薄膜を大気に晒すことなく、多種類の薄膜を、その機能に応じた形状に形成しつつ積層して、電子デバイスを作製することができる
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の好適な実施の形態を説明する。
図1はこの発明のコンビナトリアルデバイス作製装置の構成を示す平面図である。本装置は、各種の成膜装置を互いに接続して構成されている。すなわち、P・CVD装置(プラズマCVD装置)1にゲートバルブ2を介してP・CVD装置3と、P・CVD装置1とP・CVD装置3とが成す方向に直角な方向にゲートバルブ4を介してPLD装置(パルスレーザ堆積装置)5が接続されている。さらに、各成膜装置は、それぞれホルダ位置調節装置6,7を具備している。また、P・CVD装置1には、PLD装置5とP・CVD装置1とを結ぶ方向にホルダ搬送用の搬送マニピュレータ8が接続され、また、P・CVD装置3には、P・CVD装置1とP・CVD装置3とを結ぶ方向にホルダ搬送用の搬送マニピュレータ9が接続されている。また、P・CVD装置1には、基板ホルダ及びマスクホルダを出し入れするための挿入ゲート10が設けられている。
なお、上記のP・CVD装置1,3及びPLD装置5はそれぞれ真空ポンプ、ガス導入孔、真空ゲージまたは各種のバルブ等を有しているが、これらは通常の真空装置と同じであるので、図示を省略する。
【0012】
図2は本装置の各成膜装置1,3,5で行う成膜方法を模式的に示したものである。図2において、P・CVD装置1は、SiH4 (シラン)、B2 6 (ジボラン)、PH3 (フォスフィン)及びNH3 (アンモニア)等のガスを用いたプラズマCVDにより、ドープド・アモルファスシリコン膜及びシリコン窒化膜を成膜する。
P・CVD装置3は、SiH4 (シラン)を用いたプラズマCVDによりアモルファスシリコン膜を成膜する。
PLD装置5は、電極材料である金属等のターゲットチップにレーザ光を照射して金属薄膜を成膜する。
【0013】
次に、本装置に用いる基板ホルダ及びマスクホルダの構成を図3〜図6に基づいて説明する。
図3は、基板ホルダの構成を示しており、図3(a)は、基板ホルダを構成する要素の一つであるヒートシンク21の平面図及び側面図を示している。
ヒートシンク21は、ガラス基板等の基板を挟んで保持するための基板留め具22を有している。
図3(b)は、基板ホルダ・リング23の上面図及び側面図を示している。
基板ホルダ・リング23は、円筒24と、この円筒24の円筒断面に平行に固定された上下2つのリング状の鍔25,26と、この下側の鍔26に円筒24の側壁に沿って垂直方向に固定した位置合わせピン27とにより構成されている。円筒24の鍔26より下のリング部分は、後述のマスクホルダと嵌合するための嵌合リング28である。
【0014】
図3(c)は、基板ホルダ29の組立図であり、ヒートシンク21は、ヒートシンク21に設けたネジ穴30及び基板ホルダ・リング23の円筒24に設けたネジ穴31を介し、ネジ32によって基板ホルダ・リング23に点接触で固定される。これにより、後述のヒータブロックから供給される熱量が基板ホルダ・リング23に逃げ難くなり、ヒートシンク21の昇温が容易に、かつ、ヒートシンク21の温度分布が均一になる。
【0015】
図4はマスクホルダの構成を示している。
図4(a)はマスクホルダ40の平面図あり、図4(b)はA−A’断面図、図4(c)はB−B’断面図である。
マスクホルダ40は、円筒41の円筒断面に平行にリング状の上下2枚の鍔42,43を有し、上側の鍔42には、上記の位置合わせピン27と嵌合する位置合わせ穴44と上記嵌合リング28と嵌合する嵌合溝45を有している。さらに、マスクホルダ40は、マスクを固定するための固定台46を有している。
【0016】
図5は、マスクホルダ40にマスク50を取り付けた状態を示しており、マスク50は、マスク50の取付穴51とマスク固定台46に設けたネジ穴47を介し、ネジ52によってマスクホルダ40に固定される。
【0017】
次に基板ホルダ29とマスクホルダ40の位置合わせ機構について説明する。
図6は基板ホルダ29とマスクホルダ40を位置合わせして組み合わせた状態を示しており、図6(a)は斜視図、図6(b)はA−A’断面図、図6(c)はB−B’断面図である。
図6に示すように、基板ホルダ29とマスクホルダ40の位置合わせは、基板ホルダ29の嵌合リング28及び位置合わせピン27を、マスクホルダ40の嵌合溝45及び位置合わせ穴44にそれぞれ嵌合させておこなう。したがって、デバイス作製に使用する複数のマスクのパターンが、マスク50のマスク取付穴51を基準として、作製するデバイスに関し同一の位置関係を保って形成されていれば、これらのマスクの内のある特定のマスクによって形成した基板61上の薄膜パターンに別のマスクのパターンを正確に位置合わせすることができる。
【0018】
本装置における成膜工程は、最初に、挿入ゲート10を介して、基板61をセットした基板ホルダ29と、デバイス作製に必要な一連のマスクの内、最初に必要なマスク50をセットしたマスクホルダ40とを位置合わせし、組み合わせて本装置内に収納すると共に、最初に必要なマスク以外の他の一連のマスク50をセットした複数のマスクホルダ40を本装置内に同時に収納する。つぎに、組み合わせた基板ホルダ29とマスクホルダ40がセットされている成膜装置で、基板61に第1の薄膜を成膜し、すなわち第1の薄膜をマスク成膜し、さらに、このマスク成膜した第1の薄膜上に第2の薄膜をマスク成膜する際に、本装置内で、真空を保持したまま、後述のホルダ位置調整装置と搬送マニピュレータを使用して、基板ホルダ29に他のマスクを保持した他のマスクホルダ40を位置合わせして組み合わせ、次の成膜装置に搬送し、第2の薄膜をマスク成膜する。
順次、上記工程を繰り返し、デバイスを構成するそれぞれの薄膜をそれぞれの薄膜の機能に応じた形状に形成しながら積層して、デバイスを作製する。
【0019】
次に、ホルダ位置調整装置の構成を図7〜図11に基づいて説明する。
図7はホルダ位置調整装置6の構成を説明するための、P・CVD1またはP・CVD3の断面図であり、図8はホルダ位置調整装置6の構成を示す斜視図である。
ホルダ位置調整装置6は、基板ホルダ29、マスクホルダ40または組み合わせた基板ホルダ29とマスクホルダ40を載置するための可動サセプタ71と、この可動サセプタ71を上下左右に移動し、または垂直軸の回りに回転するための調整ロッド72と、可動サセプタ71を載置するための固定サセプタ73とからなる。
固定サセプタ73は、成膜中のプラズマに基板61を晒すための開口と可動サセプタ71を安定に載置するためのリング状の溝74を有するリング状の円盤であり、四隅に設けた取付ロッド75によって、真空槽の上面76に固定されている。
【0020】
可動サセプタ71は、成膜中のプラズマに基板61を晒すための開口と、基板ホルダ29,マスクホルダ40または組み合わせた基板ホルダ29とマスクホルダ40を安定に載置するためのリング状の溝77を有するリング状の円盤であり、四隅に設けたガイドロッド78によって、ガイド円盤79にガイド穴80を介してガイド可能に接続されている。
【0021】
ガイド円盤79は調整ロッド72に固着されている。
調整ロッド72の下端には基板をヒートシンク21を介して加熱するための円盤状のヒータブロック81が固定されている。
ガイドロッド78の上端には、ガイドストッパ82が固着されており、調整ロッド72を上方に移動したときに、ガイド円盤79がこれらのガイドストッパ82に係留し、可動サセプタ71をつり下げて上方に移動できる。
調整ロッド72は、真空槽の上面76と、例えばオーリングを介して結合しており、真空を保持したまま上下左右移動及び軸の回りの回転ができる。
このような構成のホルダ位置調整装置6によれば、調整ロッド72を上方に移動することによって、可動サセプタ71をつり下げながら上昇させることができ、また、調整ロッド72を下方に移動することによって、可動サセプタ71を固定サセプタ73に載置することができる。
また、さらに調整ロッド72を下方に移動することによって、調整ロッド72は、可動サセプタ71を固定サセプタ73に載置したまま、円盤79とガイドロッド78にガイドされてさらに下降できる、すなわち、ホルダ位置調整装置6は、調整ロッド72が可動サセプタ71を固定サセプタ73に載置する位置を越えて下降できるという余動機構を備えている。この余動機構により、固定サセプタ73に載置された可動サセプタ71に組み合わせて載置された基板ホルダ29及びマスクホルダ40の基板ホルダ29の上面にヒータブロック81を密着させることができ、基板ホルダ29を加熱することができる。
【0022】
なお、調整ロッド72を下方に徐々に移動し、可動サセプタ71が固定サセプタ73に載置されたときの、ヒータブロック81の下面と可動サセプタ71のリング状の溝74の上面との距離は、組み合わせた基板ホルダ29とマスクホルダ40の厚さよりも十分大きく構成されており、後述のマスクホルダ交換時に、組み合わせた基板ホルダ29とマスクホルダ40を可動サセプタに載置できるようにしている。
【0023】
なお、図7において、84はP・CVD装置1または2のカソードであり、固定サセプタ73はP・CVD装置1または2のアノードを兼ねている。また、83はオーリングである。その他のプラズマCVD装置に必要な各種のゲートバルブ、ガス導入孔等は一般のプラズマCVD装置と同等なので図示していない。
なお、図8においては、ガイドロッド78の上端がガイド円盤79より突き出た状態にあり、かつ、可動サセプタ71が宙に浮いた状態を表示しているが、ホルダ位置調整装置6の構成を示すための図示であり、実際の動作状況を示すものではない。
なお、実際の調整ロッド72の上下左右移動及び回転機構は図示していないが、X,Y,Z軸及びZ軸の回りの回転が可能な精密マニピュレータが調整ロッド72に接続してあり、この精密マニピュレータで行う。
【0024】
図9は、PLD装置3のホルダ位置調整装置7の構成を示す断面図である。
本実施の形態においては、PLD装置3のホルダ位置調整装置7は、可動サセプタ71と、この可動サセプタ71に固定したロッド75と、このロッド75をアーム90を介して調整ロッド72に固着して構成されている。PLD装置3の基板加熱装置91は、ヒータランプ92とヒータランプ92の光を集光する放物面形状を有する反射鏡93とで構成されるので、ホルダ位置調整装置7は、ホルダ位置調整装置6と較べ、より簡単な構成になる。
なお、図9において、94は回転可能に支持された、レーザ光を照射するターゲットチップ94である。
なお、その他のパルスレーザ堆積装置に必要な各種のゲートバルブ、レーザ光線導入窓等は一般のパルスレーザ堆積装置と同等なので図示していない。
【0025】
次に、搬送マニピュレータ8,9の構成を説明する。
図10は搬送マニピュレータ8,9の先端部分の構成を示している。搬送マニピュレータ8,9は搬送ロッド100を有し、搬送ロッド100の先端部分にはチャック101を有しており、このチャック101は、基板ホルダ29の鍔25の下面と鍔26の上面と、鍔25の下面と鍔26の上面とに挟まれた基板ホルダ29の外側壁部分とで構成されるリング状のチャック溝102、または、マスクホルダ40の鍔42の下面と鍔43の上面と、鍔42の下面と鍔43の上面とに挟まれたマスクホルダ40の外側壁部分とで構成されるリング状のチャック溝102に嵌合させ、基板ホルダ29、マスクホルダ40、または、組み合わせた基板ホルダ29とマスクホルダ40を搬送する。
【0026】
図11は、搬送マニピュレータ8,9の全体の構成を示している。
搬送マニピュレータ8,9は、真空を保持するマニピュレータ格納槽110に格納され、格納した状態では、搬送マニピュレータ8,9のチャック101は、P・CVD装置1,3側の格納槽110である格納領域111に格納される。搬送マニピュレータ8,9の移動は、ロッド100に取り付けられた磁石112に磁気結合している移動磁石リング113を、格納槽110の外壁に沿って移動することによって行う。
【0027】
搬送マニピュレータ8のロッド100の長さは、P・CVD装置1を通過し、PLD装置5のホルダ位置調整装置7に基板ホルダ29を載置することができる長さである。
搬送マニピュレータ9のロッド100の長さは、P・CVD装置3を通過し、P・CVD装置1のホルダ位置調整装置6に基板ホルダ29を載置できる長さである。
なお、図11は、搬送マニピュレータ8のチャック101が、基板ホルダ29を保持して格納領域111に格納されている状態から、移動磁石リング113を操作して、ロッド100を移動し、基板ホルダ29をP・CVD装置1のホルダ位置調整装置6に搬送した状態を示している。この際、P・CVD装置3のホルダ位置調整装置6の可動サセプタ71は、搬送マニピュレータ8の通過の障害にならないように、調整ロッド72を操作して上方に移動する。
なお、図11において、114はボールベアリングである。
【0028】
次に、ホルダ位置調整装置6と搬送マニピュレータ8,9を使用したマスク交換方法を図12及び図13に基づいて説明する。
図12はマスクホルダをホルダ位置調整装置6に載置する方法を示している。図12(a)は、例えば、P・CVD装置1で第1の成膜が終わり、組み合わせた基板ホルダとマスクホルダを搬送マニピュレータ9により、他の場所、例えば、P・CVD装置3のホルダ位置調整装置6、あるいは、搬送マニピュレータ9の格納領域111に移動して、P・CVD装置1のホルダ位置調整装置6の可動サセプタ71上を空にし、マニピュレータ8が、新たなマスクホルダ40をP・CVD装置1のホルダ位置調整装置6に搬送してきた状態を示している。この際、ホルダ位置調整装置6は、調整ロッド72を操作して、チャック101に装着したマスクホルダ40がホルダ位置調整装置6と接触しない位置に移動する。
【0029】
図12(b)は、調整ロッド72を上方へ移動し、可動サセプタ71のリング状溝77とチャック101に装着したマスクホルダ40の鍔43を嵌合させた状態を表している。リング状溝77とマスクホルダ40の鍔43が嵌合しているので、マニピュレータ8を図において右方向に移動することによって、マスクホルダ40を可動サセプタ71に載置することができる。
図12(c)は、調整ロッド72を下方に移動し、マスクホルダ40を載置した可動サセプタ71を固定サセプタ73に載置した状態を示している。
なお、マスクホルダ40を可動サセプタ71から取り出すには、上記の手順を逆に行う。
【0030】
図13は、基板ホルダ29と新たなマスクホルダ40の位置合わせ方法を示している。
図13(a)は、例えばP・CVD装置1で第1の成膜が終わり、新たなマスクホルダ40を可動サセプタ71に載置し(図12(c)の状態)、他の場所に退避させていた基板ホルダ29を搬送マニピュレータ9により、ホルダ位置調整装置6に搬送してきた状態を示している。この際、位置合わせピン27の先端が軽くマスクホルダ40の鍔42の上面に接触する程度に、調整ロッド72を上方に移動し、調整ロッド72の垂直軸の回りの回転により、あるいは、調整ロッドの水平面内の移動も加え、マスクホルダ40の鍔42に設けられた位置合わせ穴44に位置合わせピン27を位置合わせする。
図13(b)は、基板ホルダ29とマスクホルダ40の位置合わせが完了し、調整ロッド72を上昇させて、基板ホルダ29とマスクホルダ40を嵌合させた状態を示している。
図13(c)は、調整ロッド72を下降させ、可動サセプタ71が固定サセプタ73に載置されると共に、調整ロッド72の先端に設けられている円盤状のヒータブロック81が基板ホルダ29の上面に密着するようにした状態を示している。これにより、マスクホルダ40の交換が完了し、かつ、ヒータブロック81が基板ホルダ29を有効に加熱し、次の成膜を行うことができる。
なお、可動サセプタ71に載置された、組み合わされた基板ホルダ29とマスクホルダ40から、基板ホルダ29あるいはマスクホルダ40を取り出すには、上記手順を逆に行う。
また、可動サセプタ71に載置された、組み合わされた基板ホルダ29とマスクホルダ40を組み合わせた状態で搬送するには、図13(c)に示した状態から、調整ロッド72を上昇させ、マスクホルダ40のチャック溝102の高さをチャック101の高さに調整してから、チャック101をチャック溝102に嵌合させ、嵌合した状態で調整ロッド72を下降させて、マスクホルダ40を可動サセプタ71の溝74から外して搬送する。
【0031】
次に、ホルダ位置調整装置6,7と搬送マニピュレータ8,9を使用した、分割成膜方法について説明する。
ある特定の薄膜を成膜する場合に、基板内で膜厚を変えて形成したい場合がある。例えば、他の薄膜の成膜条件は同一で、特定の薄膜の膜厚を変えて特性の変化を知りたい場合等である。
このような場合、例えば図14に示す4分割マスクを、図4に示したような、位置合わせ穴44を鍔42上に等間隔に4個有するマスクホルダ40に装着し、このマスクホルダ40と基板ホルダ29を組み合わせて成膜し、成膜後、マスクホルダ40と基板ホルダ29を図13(a)に示すように配置して、調整ロッド72を90度回転して、マスクホルダ40の次の嵌合穴44に位置合わせして組み合わせ、再び、異なった条件で成膜する。以下、順次、上記工程を繰り返すことによって、成膜条件の異なる4種類の特定の薄膜を同一基板上に形成することができる。
【0032】
以上説明したように、本装置を用いれば、多種類の薄膜を、その機能に応じた形状に形成しつつ積層してデバイスを作製できるから、成膜した薄膜を大気に晒すことなく、また、フォトリソ工程を必要とせずに、例えば薄膜トランジスタや薄膜太陽電池等の電子デバイスを形成することができる。また、1回の真空引きで、成膜条件の異なる複数のデバイスを作製することができる。
【0033】
つぎに、本発明のコンビナトリアルデバイス装置を使用したデバイス作製の実施例を説明する。
本実施例はアモルファスシリコン太陽電池を作製する例を示している。
この、アモルファスシリコン太陽電池は、ガラス/透明導電膜/n型アモルファスSi層/i層(アモルファスSi層)/p型アモルファスSi層/Al裏面電極構造を有している(図14(b))。
【0034】
以下にアモルファスシリコン太陽電池の作製工程を説明する。
P・CVD装置1への基板導入:
・ITO(Indium tin oxide)およびZnO(酸化亜鉛)付きガラス基板61をアセトン・エタノール・純水で洗浄する。
・基板ホルダ29に基板61をセットする。
・マスクホルダ40にはマスクを装着せず(マスクホルダAとする。)、そのまま基板ホルダ支持治具として使用する。
・マスクホルダ40に4分割マスク140を装着する(図14(a)、マスクホルダBとする。)。
・マスクホルダ40に電極形成用マスクを装着する(マスクホルダCとする。)。
【0035】
・マスクホルダCを搬送マニピュレータ8を使用して、PLD装置3の可動サセプタ71に載置しておく。
・マスクホルダAと基板ホルダ29を重ね合わせてP・CVD装置lに導入し、搬送マニピュレータ8で保持しておく。
・マスクホルダBをP・CVD装置lの中に導入し、可動サセプタ71上に載置する。
・P・CVD装置lをロータリポンプ及び複合分子ポンプにて真空排気する。
・1時間ほど排気し、P・CVD装置lの真空度が10-7Torr台に到達したら、ゲートバルブ2を開けてマスクホルダBを搬送マニピュレータ9でP・CVD装置3に搬送し、P・CVD装置3の可動サセプタ71上に載せる。ゲートバルブ2を閉める。
・前述の重ね合わせたマスクホルダAと基板ホルダ29を搬送マニピュレータ9からP・CVD装置lの可動サセプタ71に載せ替えた後、調整ロッド72を下げていって、調整ロッド72のヒータブロック81と可動サセプタ71の間にマスクホルダ40と基板ホルダ29が挟み込まれる状態にする。このようにして基板ホルダ29とヒータブロック81を密着させ、熱接触を確立する。
・P・CVD装置lのヒータブロック81の温度を150℃にセットし、基板61及び真空槽内のベーキングを開始する。この状態を6時間程度保持する。
【0036】
アモルファスSin層の堆積:
・P・CVD装置lのヒータブロック81の温度を250℃にセットし、昇温まで15分程度待つ。
・PH3 流量を5sccm(cm3 /min)、SiH4 流量を10sccmに設定し、P・CVD装置1内に導入する。排気バルブの開閉量を調節して(作動排気)チャンバ内圧を100mTorr(13.3Pa)にする。
・カソード電極に13.56MHz(国際電波法で定められた工業用周波数)、65mW/cm2 の高周波を印加してプラズマを発生させる。70秒間堆積後、高周波をOFFにして成膜を停止する。
【0037】
・PH3 およびSiH4 の導入を停止し、排気バルブを全開にする。P・CVD装置l内が10-7Torr台の超高真空に到達したらゲートバルブ2を開けて、基板ホルダ29をP・CVD装置lからP・CVD装置2に移す。その際、基板ホルダ29のみを搬送マニピュレータ9で受け取る。
・基板ホルダ29をP・CVD装置3内に搬送し、マスクホルダBの上に重ねる。その後、ヒータブロック81を下げていって、ヒータブロック81と可動サセプタ71の間に基板ホルダ29とマスクホルダBが挟み込まれる状態にする。
・ゲートバルブ2を閉める。
・P・CVD装置3のヒータブロック81を250℃に設定する。
【0038】
i層の堆積(膜厚を4種類変化させる):
・SiH4 流量を10sccm(cm3 /min)に設定し、P・CVD装置3内に導入する。排気バルブの開閉量を調節して(作動排気)、チャンバ内圧を100mTorr (13.3Pa)にする。
・カソード電極に13.56MHz,65mW/cm2 の高周波を印加してプラズマを発生させる。
・30分間堆積後、高周波をOFFにして成膜を停止する。
・搬送マニピュレータ9により基板ホルダ29を受け取り、格納領域111に格納する。
【0039】
・調整ロッド72を90°回転させる。搬送マニピュレータ9を再びP・CVD装置3内に搬入し、基板ホルダ29をマスクホルダBの上に重ねる。
・調整ロッド72を下げていって、基板ホルダ29とマスクホルダBが、ヒータブロック81と可動サセプタ71の間に挟み込まれる状態にする。
・以上の工程を繰り返して、45分,60分および75分間それぞれ基板61上の異なる位置に、異なる膜厚のi層(アモルファスSi層)を堆積する。
・SiH4 の導入を停止し、排気バルブを全開する。P・CVD装置3内が10-7Torr台の超高真空に到達したらゲートバルブ2を開けて、基板ホルダ29のみを搬送マニピュレータ9によってP・CVD装置3からP・CVD装置1に移す。
・基板ホルダ29をP・CVD装置1内に搬送し、マスクホルダAの上に重ねる。その後ヒータブロック81を下げていって、基板ホルダ29とマスクホルダAが、ヒータブロック81と可動サセプタ71の間に挟み込まれる状態にする。
・ゲートバルブ2を閉める。
【0040】
p層の堆積:
・P・CVD装置1のヒータブロック81を250℃にセットし、昇温まで15分程度待つ。
・B2 6 の流量を5sccm(cm3 /min)、SiH4 流量を10sccmに設定し、P・CVD装置1内に導入する。排気バルブの開閉量を調節して(作動排気)、チャンバ内圧を100mTorr(13.3Pa)にする。
・カソード電極に13.56MHz、65mW/cm2 の高周波を印加してプラズマを発生させる。
・70秒間堆積後、高周波をOFFにして成膜を停止する。
【0041】
反応ガス配管内の純アルゴン(Ar)による洗浄:
・SiH4 配管にArを1kgf/cm2 封入し、P・CVD装置3を用いて高真空まで排気し、再びArを封入する。これを3回繰り返す。その後、マスフローコントローラを20sccmに設定してArを15分間流す。
・B2 6 とPH3 配管については、P・CVD装置1を用いて上記と同様の洗浄を行う。
【0042】
裏面電極形成:
・搬送マニピュレータ8を使用し、基板ホルダ29をPLD装置5のマスクホルダCに位置合わせして重ねる。
・裏面電極をパルスレーザ蒸着することにより完成する。
【0043】
実験結果:
図15は、本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置で作製したnip型太陽電池の電圧・電流特性を示している。i層膜厚に対する太陽電池特性の明瞭な依存性が見られている。特に、Fill factor(曲線因子)に関して、nip構造の場合にはi層を2500Å程度まで薄くしないと60%程度の良好なFill factorを得ることができないことが分かった。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本装置を用いれば、成膜した薄膜を大気に晒すことなく、多種類の薄膜を、その機能に応じた形状に形成しつつ積層してデバイスを作製でき、フォトリソ工程を必要とせずに、例えば薄膜トランジスタや薄膜太陽電池等の電子デバイスを形成することができる。また、1回の真空引きで、成膜条件の異なる複数のデバイスを作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置の構成を示す平面図である。
【図2】本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置の各成膜装置で行う成膜方法を模式的に示した図である。
【図3】本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置の基板ホルダの構成を示した図である。
【図4】本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置のマスクホルダの構成を示した図である。
【図5】本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置のマスクホルダへのマスクの取り付け構造を示す図である。
【図6】本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置の基板ホルダとマスクホルダの結合構造を示す図である。
【図7】本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置のホルダ位置調整装置の構成を示す断面図である。
【図8】本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置のホルダ位置調整装置の構成を示す斜視図である。
【図9】本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置のPLD装置のホルダ位置調整装置の構成を示す断面図である。
【図10】本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置の搬送マニピュレータの先端部分の構成を示す図である。
【図11】本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置の搬送マニピュレータの全体の構成を示す図である。
【図12】本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置のマスクホルダをホルダ位置調整装置に載置する方法を示す図である。
【図13】本発明のコンビナトリアルデバイス作製装置の基板ホルダとマスクホルダの位置合わせ方法を示す図である。
【図14】本実施例で使用する4分割マスクと、これを用いて作製する薄膜太陽電池の構造を示す図である。
【図15】本実施例で作製した薄膜太陽電池の特性を示す図である。
【符号の説明】
1 プラズマCVD装置
2 ゲートバルブ
3 プラズマCVD装置
4 ゲートバルブ
5 PLD装置
6 ホルダ位置調節装置
7 ホルダ位置調節装置
8 搬送マニピュレータ
9 搬送マニピュレータ
10 挿入ゲート
21 ヒートシンク
22 基板留め具
23 基板ホルダ・リング
24 円筒
25 鍔
26 鍔
27 位置合わせピン
28 嵌合リング
29 基板ホルダ
30 ネジ穴
31 ネジ穴
32 ネジ
40 マスクホルダ
41 円筒
42 鍔
43 鍔
44 位置合わせ穴
45 嵌合リング溝
46 マスク取付台
47 ネジ穴
50 マスク
51 マスク取付穴
52 ネジ
61 基板
71 可動サセプタ
72 調整ロッド
73 固定サセプタ
74 溝
75 取付ロッド
76 真空槽の上面
77 溝
78 ガイドロッド
79 ガイド円盤
80 ガイド穴
81 ヒータブロック
82 ガイドストッパ
83 オーリング
84 カソード
90 アーム
91 ヒータ装置
92 ヒータランプ
93 反射鏡
94 ターゲットチップ
100 ロッド
101 チャック
102 チャック溝
110 格納槽
111 格納領域
112 磁石
113 移動磁石リング
114 ボールベアリング
140 4分割マスク

Claims (9)

  1. 相互に接続した複数の成膜装置と、
    基板ホルダまたはマスクホルダを保持し、かつ、該基板ホルダまたはマスクホルダをこれらの成膜装置間で搬送する搬送マニピュレータと、
    上記成膜装置毎に設けられ、上記基板ホルダまたはマスクホルダを保持し、かつ、該基板ホルダまたはマスクホルダの位置を調整するホルダ位置調節装置と、を備え、
    上記複数の成膜装置による成膜に際し、上記搬送マニピュレータの移動と、上記ホルダー位置調整装置による位置調節とにより、所望の基板を保持した上記基板ホルダと所望のマスクを保持した上記マスクホルダとを位置合わせして組み合わせ、上記各成膜装置で上記基板にマスク成膜を行うことで、
    上記成膜毎の薄膜表面を大気に晒すことなく、多種類の薄膜をその機能に応じた形状に形成しつつ積層してデバイスを作製することを特徴とする、コンビナトリアルデバイス作製装置。
  2. 前記複数の成膜装置は、互いにゲートバルブを介して接続した、プラズマCVD装置及び/又はパルスレーザ堆積装置であることを特徴とする、請求項1に記載のコンビナトリアルデバイス作製装置。
  3. 前記基板ホルダは、基板ホルダ・リングと、基板を取り付けるヒートシンクとから構成され、上記基板ホルダ・リングは、位置合わせ用のピン及び位置合わせ用の嵌合リングを有し、
    前記マスクホルダは、上記位置合わせ用のピンに嵌合する嵌合穴及び嵌合リングに嵌合する嵌合リング溝とを備え、
    上記基板ホルダのピンと上記嵌合リングを、上記マスクホルダの嵌合穴と嵌合リング溝にそれぞれ嵌合することにより、複数のマスクパターンのマスクパターン合わせを行うことを特徴とする、請求項1に記載のコンビナトリアルデバイス作製装置。
  4. 前記マスクホルダは、前記基板ホルダの位置合わせ用のピンに嵌合する前記嵌合穴を複数有し、これらの嵌合穴を成膜毎に順次ずらして上記ピンと嵌合させることによって、分割成膜することを特徴とする、請求項3に記載のコンビナトリアルデバイス作製装置。
  5. 前記ヒートシンクは、前記基板ホルダ・リングと点接触で固定され、上記ヒートシンクから上記基板ホルダ・リングに散逸する熱量を小さくして基板の温度分布が均一になるようにしたことを特徴とする、請求項3に記載のコンビナトリアルデバイス作製装置。
  6. 前記ホルダ位置調整装置は、前記基板ホルダまたは前記マスクホルダを安定に載置するための嵌合溝を備える可動サセプタと、この可動サセプタを上下動、左右移動及び水平面内で回転させる調整ロッドとを備え、
    この調整ロッドの上下動により、上記可動サセプタと前記搬送マニピュレータとの相対位置を調整して上記基板ホルダまたは上記マスクホルダを受け渡し、上記調整ロッドの左右移動及び水平面内の回転によって上記基板ホルダと上記マスクホルダとを位置合わせすることを特徴とする、請求項1に記載のコンビナトリアルデバイス作製装置。
  7. 前記ホルダ位置調整装置は、前記基板ホルダまたは前記マスクホルダを安定に載置するための嵌合溝を有する可動サセプタと、この可動サセプタを載置するための固定サセプタと、上記可動サセプタを上下動、左右移動及び水平面内で回転させる調整ロッドと、この調整ロッドの下端に設けたヒータブロックと、上記可動サセプタを上記固定サセプタに載置した状態で、上記調整ロッドをさらに下降できる余動機構とを備え、 上記調整ロッドの上下動により、上記可動サセプタと前記搬送マニピュレータとの相対位置を調整して上記基板ホルダまたは上記マスクホルダを受け渡し、上記調整ロッドの左右移動及び水平面内の回転によって上記基板ホルダと上記マスクホルダとの位置合わせを行い、
    さらに、上記余動機構により、上記固定サセプタに載置した上記基板ホルダに上記ヒータブロックを密着させて基板ホルダを加熱することを特徴とする、請求項1に記載のコンビナトリアルデバイス作製装置。
  8. 前記余動機構は、前記可動サセプタに固定したガイドロッドと、このガイドロッドにガイド可能に取り付けたガイド盤と、上記ガイドロッド上端に固設したガイドストッパとを備え、上記ガイド盤を前記調整ロッドに固設して構成され、上記調整ロッドを上昇させた際に上記可動サセプタを吊り下げ保持すると共に、上記可動サセプタが前記固定サセプタに載置された状態から、上記調整ロッドをさらに下げることができることを特徴とする、請求項7に記載のコンビナトリアルデバイス作製装置。
  9. 前記可動サセプタは、前記基板ホルダをプラズマCVD装置のプラズマに又はパルスレーザ堆積装置の蒸着原子に晒すための開口を備え、 前記固定サセプタは、上記プラズマCVD装置のアノード電極を兼ねることを特徴とする、請求項7に記載のコンビナトリアルデバイス作製装置。
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