以下に本発明を実施するための最良の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明を実施するための最良の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明を実施するための最良の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明を実施するための最良の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明を実施するための最良の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明を実施するための最良の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載のデータ処理装置(例えば、図1、図10、または図11の記録再生装置1)は、コンテンツデータ(例えば、図6のVideoおよびAudio)を記録媒体(例えば、図1、図10、または図11の光ディスク41)に記録する記録手段(例えば、図1、図10、または図11のドライブ21)と、記録媒体にコンテンツデータを記録中に、ユーザからのコンテンツデータの記録の休止又は中止の指示である第1の指示を示すユーザ指示情報を受信した第1のタイミング(例えば、図3のステップS12でYESと判定されたタイミング、または図13のステップS213でYESと判定されたタイミング)から、第1のタイミングに対して予め設定された期間後のタイミングである第2のタイミング(例えば、図4のステップS16で算出される終了決定タイムコードに対応するタイミング、または図13のステップS216で算出される終了決定タイムコードに対応するタイミング)より前の第3のタイミングに、コンテンツデータの記録の再開の指示である第2の指示を示すユーザ指示情報を受信した場合(例えば、図4のステップS18でYES、または図14のステップS218でYES)、第1のタイミングから第3のタイミングまでの間に相当するコンテンツデータが、第1のタイミング以前のコンテンツデータと連続して記録媒体に記録されたコンテンツデータとされるように記録手段を制御する制御手段(例えば、図1、図10、または図11の制御部12)とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載のデータ処理装置(例えば、図1、または図10の記録再生装置1)は、入力された前記コンテンツデータを一時的に記憶するメモリ(例えば、図1、または図10のバッファメモリ18)をさらに備え、前記制御手段は、メモリに記憶された前記コンテンツデータを前記記録媒体に順次記録するように前記記録手段を制御し(例えば、図3のステップS11の処理)、前記記録媒体に前記コンテンツデータを記録中における前記第1のタイミングから前記第2のタイミング以内に、前記第2の指示を示すユーザ指示情報を受信した場合(例えば、図4のステップS18でYESと判定された場合)、前記第1のタイミングから前記第3のタイミングに相当する前記コンテンツデータを前記第3のタイミング以降にメモリから読み出して前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御し(例えば、図4のステップS19の処理)、前記記録媒体に前記コンテンツデータを記録中における前記第1のタイミングから前記第2のタイミング以内に、前記第2の指示を示すユーザ指示情報を受信しなかった場合(例えば、図4のステップS17でYESと判定された場合)、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングに相当する前記コンテンツデータを前記記録媒体に記録しないよう前記記録手段を制御することを特徴とする。
請求項4に記載のデータ処理装置(例えば、図11の記録再生装置1)は、前記制御手段は、前記コンテンツデータを前記記録媒体に順次記録するように前記記録手段を制御し(例えば、図13のステップS212以降に実行されるAVデータを光ディスク41に記録する処理)、前記記録媒体に前記コンテンツデータを記録中に、前記第1のタイミングから前記第2のタイミング以内に、前記第2の指示を示すユーザ指示情報を受信した場合(例えば、図14のステップS218でYESと判定された場合)、前記第1のタイミングから前記第3のタイミングに相当する前記コンテンツデータを前記記録媒体に保持し(例えば、図14のステップS218でYESの場合、ステップS213の処理に戻ることにより、ステップS213でYESと判定された後のAVデータを再生可能なデータとして光ディスク41に保持する点)、前記記録媒体に前記コンテンツデータを記録中に、前記第1のタイミングから前記第2のタイミング以内に、前記第2の指示を示すユーザ指示情報を受信しなかった場合(例えば、図14のステップS217でYESと判定された場合)、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングに相当する前記コンテンツデータを前記記録媒体から消去するよう前記記録手段を制御する(例えば、図14のステップS220乃至ステップS222の処理)ことを特徴とする。
請求項5に記載のデータ処理装置(例えば、図11の記録再生装置1)は、前記制御手段は、前記第1のタイミングから前記第2のタイミング以内に、前記第2の指示を示すユーザ指示情報を受信しなかった場合、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングに相当する前記コンテンツデータ自体を前記記録媒体から消去するよう前記記録手段を制御する(例えば、図14のステップS220の処理)ことを特徴とする。
請求項6に記載のデータ処理装置(例えば、図11の記録再生装置1)は、前記制御手段は、前記第1のタイミングから前記第2のタイミング以内に、前記第2の指示を示すユーザ指示情報を受信しなかった場合、前記記録媒体に記録されたコンテンツデータの再生に用いるプレイリストから、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングに相当する前記コンテンツデータを排除すること(例えば、図13のステップS214で記憶された記録終了点のタイムコードを含むプレイリストを図14のステップS221において光ディスク41に記録し、図13のステップS215で記憶された記録終了点のタイムコードを図14のステップS222において光ディスク41に記録すること)によって、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングに相当する前記コンテンツデータを前記記録媒体から消去されたものとして扱うことで、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングに相当する前記コンテンツデータが前記記録媒体から消去されることを特徴とする。
請求項7に記載のデータ処理装置(例えば、図1、図10、または図11の記録再生装置1)は、時間情報を発生する発生手段(例えば、図1、図10、または図11のタイムコード発生部16)をさらに備え、前記制御手段は、時間情報を前記コンテンツデータと関連付けて前記記録手段によって前記記録媒体に記録させることを特徴とする。
請求項8に記載のデータ処理装置(例えば、図1、図10、または図11の記録再生装置1)は、前記コンテンツデータを得る撮像手段(例えば、図1、図10、または図11の撮像部13)をさらに備えることを特徴とする。
請求項9に記載のデータ処理方法は、記録手段(例えば、図1、図10、または図11のドライブ21)によって記録媒体(例えば、図1、図10、または図11の光ディスク41)にコンテンツデータを記録する記録ステップ(例えば、図3のステップS11、または図13のステップS212)と、記録ステップの処理を実行中に、ユーザからのコンテンツデータの記録の休止又は中止の指示である第1の指示を示すユーザ指示情報を受信した第1のタイミング(例えば、図3のステップS12でYESと判定されたタイミング、または図13のステップS213でYESと判定されたタイミング)から、第1のタイミングに対して予め設定された期間後のタイミングである第2のタイミング(例えば、図4のステップS16で算出される終了決定タイムコードに対応するタイミング、または図13のステップS216で算出される終了決定タイムコードに対応するタイミング)より前の第3のタイミングに、コンテンツデータの記録の再開の指示である第2の指示を示すユーザ指示情報を受信した場合(例えば、図4のステップS18でYES、または図14のステップS218でYES)、第1のタイミングから第3のタイミングまでに対応するコンテンツデータが、第1のタイミング以前のコンテンツデータと連続して記録媒体に記録されたコンテンツデータとされるように記録手段を制御する制御ステップ(例えば、図4のステップS19、または図14のステップS218でYESと判定された場合に図13のステップS213に戻る処理)とを含むことを特徴とする。
請求項10に記載のデータ処理方法は、入力された前記コンテンツデータをメモリ(例えば、図1のバッファメモリ18)に一時的に記憶する記憶ステップ(例えば、図5のステップS53)をさらに含み、前記記録ステップの処理では、記憶ステップの処理により記憶された前記コンテンツデータを前記記録媒体に順次記録し、前記制御ステップの処理では、前記記録媒体に前記コンテンツデータを記録中に、前記第1のタイミングから前記第2のタイミング以内に、前記第2の指示を示すユーザ指示情報を受信した場合(例えば、図4のステップS18でYESと判定された場合)、前記第1のタイミングから前記第3のタイミングに相当する前記コンテンツデータを前記第3のタイミング以降に前記メモリから読み出して前記記録媒体に記録させ(例えば、図4のステップS19)、前記第1のタイミングから前記第2のタイミング以内に、前記第2の指示を示すユーザ指示情報を受信しなかった場合(例えば、図4のステップS17でYESと判定された場合)、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングに相当する前記コンテンツデータを前記記録媒体に記録しないことを特徴とする。
請求項12に記載のデータ処理方法は、前記記録ステップの処理では、前記コンテンツデータを前記記録媒体に順次記録し(例えば、図13のステップS212以降に実行されるAVデータの光ディスク41への記録)、前記制御ステップの処理では、前記記録媒体に前記コンテンツデータを記録中に、前記第1のタイミングから前記第2のタイミング以内に、前記第2の指示を示すユーザ指示情報が受信された場合(例えば、図14のステップS218でYESと判定された場合)、前記第1のタイミングから前記第3のタイミングに相当する前記コンテンツデータを前記記録媒体に保持し(例えば、図14のステップS218でYESの場合、ステップS213の処理に戻ることにより、ステップS213でYESと判定された後のAVデータを再生可能なデータとして光ディスク41に保持する点)、前記第1のタイミングから前記第2のタイミング以内に、前記第2の指示を示すユーザ指示情報が受信されなかった場合(例えば、図14のステップS217でYESと判定された場合)、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングに相当する前記コンテンツデータを前記記録媒体から消去する(例えば、図14のステップS220乃至ステップS222の処理)ことを特徴とする。
請求項13に記載のデータ処理方法は、前記制御ステップの処理では、前記第1のタイミングから前記第2のタイミング以内に、前記第2の指示を示すユーザ指示情報が受信されなかった場合、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングに相当する前記コンテンツデータ自体を前記記録媒体から消去する(例えば、図14のステップS220)ことを特徴とする。
請求項14に記載のデータ処理方法は、前記制御ステップの処理では、前記第1のタイミングから前記第2のタイミング以内に、前記第2の指示を示すユーザ指示情報が受信されなかった場合、前記記録媒体に記録されたコンテンツデータの再生に用いるプレイリストから、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングに相当する前記コンテンツデータを排除すること(例えば、図13のステップS214で記憶された記録終了点のタイムコードを含むプレイリストを図14のステップS221において光ディスク41に記録し、図13のステップS215で記憶された記録終了点のタイムコードを図14のステップS222において光ディスク41に記録すること)によって、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングに相当する前記コンテンツデータを前記記録媒体から消去されたものとして扱うことで、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングに相当する前記コンテンツデータが前記記録媒体から消去されることを特徴とする。
請求項15に記載のデータ処理方法は、時間情報(例えば、タイムコード)を発生する発生ステップ(例えば、図2のステップS3もしくはステップS7、または図12のステップS203もしくはステップS207において初期設定されたタイムコードを発生する処理)をさらに含み、前記記録ステップの処理では、前記時間情報を前記コンテンツデータと関連付けて前記記録媒体に記録することを特徴とする。
請求項16に記載のデータ処理方法は、前記コンテンツデータを得る撮像ステップ(例えば、図2のステップS4または図12のステップS204で開始される撮像処理)をさらに含むことを特徴とする。
請求項17に記載のプログラムの構成要件は、請求項16の方法の構成要件んと同様であるため、説明を省略する。
図1は、本発明のデータ処理装置を、カメラ一体型映像記録装置としての記録再生装置1に適用した場合の構成例を示している。
操作部11は、複数のボタンなどから構成される。操作部11は、ユーザからの操作の入力を受け付けた場合、入力された操作に対応する操作情報(ユーザ指示情報とも称する)を制御部12に通知する。
制御部12は、予め設定されたプログラム、および操作部11から通知(受信)される操作情報(ユーザ指示情報)に従って、記録再生装置1の各部を制御し、後述する記録処理、再生処理、および編集処理などの処理を実行する。
撮像部13は、例えば、CCD(Charged Coupled Device)等の撮像素子により構成される。マイクロフォン14は、周囲の音声を集音する。データ圧縮部15は、撮像部13から供給された、撮像された撮像画像の信号、およびマイクロフォン14から供給された音声信号を、例えば、MPEG (Moving Picture Experts Group)1、MPEG 2、MPEG 4、JPEG (Joint Photographic Experts Group)、JPEG2000等の方式に基づいて圧縮して圧縮データを生成し、タイムコード付加部17に供給する。なお、圧縮データに含まれている動画データや音声データなどのデータを、コンテンツ(content)データとも称する。また、コンテンツデータは、圧縮データではなく圧縮されていないデータであっても良い。
タイムコード発生部16は、制御部12の制御に従って、時間情報としてタイムコードを発生し、これをタイムコード付加部17、プレイリストメモリ19、およびクリップ情報メモリ20に供給する。タイムコード付加部17は、データ圧縮部15からの圧縮データにタイムコードを付加し、バッファメモリ18に供給する。バッファメモリ18は、タイムコード付加部17から供給された、タイムコードが付加された圧縮データを一時的に記憶し、適宜、ディスクライト部48に供給する。なお、詳細は後述するが、バッファメモリ18は、記憶容量の限界まで圧縮データが記憶されて以降、タイムコード付加部17から供給される最新の圧縮データを、既に記憶している中で1番古い圧縮データの上に上書きしてゆく。
プレイリストメモリ19は、ユーザから記録開始の操作が操作部11に入力されたタイミングで、タイムコード発生部16より取得した、記録開始点のタイムコード、およびユーザから記録終了の操作が操作部11に入力されたタイミングで、タイムコード発生部16より取得した、記録終了点のタイムコードを、プレイリスト情報として記憶し、これを、ディスクライト部48に供給する。また、プレイリストメモリ19は、ディスクリード部46から、プレイリスト情報が供給されると、これを記憶し、表示制御部24に供給する。また、プレイリストメモリ19は、編集処理によって作成された新規のプレイリストを記憶し、これをディスクライト部48に供給する。
クリップ情報メモリ20は、光ディスク41に記録される映像の光ディスク41上の記録位置、記録開始点のタイムコード、および記録終了点のタイムコードを、クリップ情報として記憶し、これをディスクライト部48に供給する。また、クリップ情報メモリ20は、ディスクリード部46から、クリップ情報が供給されると、これを記憶し、表示制御部24に供給する。
ドライブ21は、光ヘッド42、スピンドルモータ43、サーボ制御部44、RFアンプ45、ディスクリード部46、ドライブコントロール部47、およびディスクライト部48により構成され、光ディスク41が挿入された場合、光ディスク41へのデータの記録、光ディスク41からのデータの読み出しを行う。以下、ドライブ21の構成について説明する。
光ヘッド42は、ディスクライト部48から供給される記録信号に基づきレーザ光の出力を制御して、光ディスク41に記録信号を記録する。光ヘッド42はまた、光ディスク41にレーザ光を集光して照射し、光ディスク41からの反射光を光電変換して電流信号を生成し、RFアンプ45に供給する。なお、レーザ光の照射位置は、サーボ制御部44から光ヘッド42に供給されるサーボ信号により制御される。また、光ディスク41は、記録信号を繰り返し上書きすることが可能なものが利用される。
スピンドルモータ43は、サーボ制御部44からのスピンドルモータ駆動信号に基づいて、光ディスク41をCLV(Constant Linear Velocity)やCAV(Constant Angular Velocity)等で回転駆動する。
サーボ制御部44は、フォーカスサーボ動作やトラッキングサーボ動作を行う。具体的には、サーボ制御部44は、RFアンプ45からのフォーカス誤差信号やトラッキング誤差信号に基づいてフォーカスサーボ信号またはトラッキングサーボ信号を生成し、光ヘッド42のアクチュエータ(図示せず)に供給する。またサーボ制御部44は、スピンドルモータ43を駆動するスピンドルモータ駆動信号を生成して、光ディスク41を所望の回転速度に制御するスピンドルサーボ動作を行う。
さらにサーボ制御部44は、光ヘッド42を光ディスク41の径方向に移動させてレーザ光の照射位置を変えるスレッド制御を行う。なお、光ディスク41の信号読み出し位置の設定は、ドライブコントロール部47によって行われ、設定された読み出し位置から信号を読み出すことができるように光ヘッド42の位置が制御される。
RFアンプ45は、光ヘッド42からの電流信号に基づいて、フォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号、並びに再生信号を生成し、トラッキング誤差信号およびフォーカス誤差信号をサーボ制御部44に供給し、再生信号をディスクリード部46に供給する。
ディスクリード部46は、RFアンプ45から供給される再生信号を復調して、再生データを生成し、エラー検出を行う。そして、ディスクリード部46は、再生データを、内蔵するメモリに一時的に記憶させ、適宜、データ伸張部22に供給する。また、ディスクリード部46は、RFアンプ45からの再生信号を復調して生成した再生データが、プレイリストのデータであった場合、このプレイリストをプレイリストメモリ19に供給する。また、ディスクリード部46は、RFアンプ45からの再生信号を復調して生成した再生データが、クリップ情報のデータであった場合、このクリップ情報をクリップ情報メモリ20に供給する。
ドライブコントロール部47は、ディスクライト部48およびサーボ制御部44を制御して、光ディスク41へのデータの記録処理を実行する。すなわち、ドライブコントロール部47は、ディスクライト部48に、データの変調を行わせ、生成した記録信号を光ヘッド42に供給させる。そして、ドライブコントロール部47は、サーボ制御部44に、記録信号の光ディスク41上の記録位置を制御する制御信号を送信する。
また、ドライブコントロール部47は、プレイリストメモリ19から供給されるプレイリストに基づいて、ディスクリード部46およびサーボ制御部44を制御して、光ディスク41からのデータの再生処理を実行する。すなわち、ドライブコントロール部47は、サーボ制御部44に、光ディスク41上の再生信号の読み出し位置を制御する制御信号を送信する。そして、ドライブコントロール部47は、ディスクリード部46に、RFアンプ45からの再生信号を復調させる。
ディスクライト部48は、バッファメモリ18から供給される、タイムコードが付加された圧縮データにECC(Error-Correcting Code)を付加した後、これを変調して記録信号を生成し、記録信号を光ヘッド42に供給する。また、ディスクライト部48は、プレイリストメモリ19から供給されるプレイリスト情報にECCを付加した後、これを変調して記録信号を生成し、これを光ヘッド42に供給する。さらにまた、ディスクライト部48は、クリップ情報メモリ20から供給されるクリップ情報にECCを付加した後、これを変調して記録信号を生成し、これを光ヘッド42に供給する。
図示は省略するが、ドライブ21には、この他、光ディスク41の挿入時および排出時に駆動するディスク挿入排出モータなども備えられている。ドライブ21の内部構成の説明は以上である。引き続き、記録再生装置1内の内部構成を説明する。
データ伸張部22は、ディスクリード部46から供給された再生データ(圧縮データ)を伸張し、再生データに含まれている映像データを再生画メモリ23に供給し、再生データに含まれている音声データを音声メモリ26に供給する。再生画メモリ23は、データ伸張部22から供給された映像データを一時的に記憶し、所定のタイミングで表示制御部24に供給する。表示制御部24は、制御部12の制御に従って、再生画メモリ23から映像データを読み出し、映像をLCD(Liquid Crystal Display)25に供給し、表示させる。また、表示制御部24は、プレイリストメモリ19からのプレイリスト、およびクリップ情報メモリ20からのクリップ情報を、LCD25に表示させる。
音声メモリ26は、データ伸張部22から供給された音声データを一時的に記憶し、所定のタイミングで音声出力部27に供給する。音声出力部27は、スピーカなどにより構成され、音声メモリ26から供給された音声データに対応する音声を出力する。
次に、図2乃至図4のフローチャートを参照して、記録再生装置1の記録処理について説明する。なお、以下の説明において、映像データおよび音声データをまとめてAVデータとも称する。
図2のステップS1において、制御部12は、操作部11からの操作情報に基づいて、カメラスタンバイモードを選択する操作が入力されたか否かを判定し、カメラスタンバイモードを選択する操作が入力されるまで待機する。操作部11より、カメラスタンバイモードを選択する操作が入力された場合、ステップS1において、制御部12は、カメラスタンバイモードを選択する操作が入力されたと判定し、処理はステップS2に進む。
タイムコードの記録モードには、フリーランモードとRECランモードの2つのモードが存在し、ステップS2において、制御部12は、タイムコードの記録モードがフリーランモードであるか否かを判定する。ここで、タイムコードの記録モードについて説明する。なお、タイムコードは、時間、分、秒、および60分の1秒を単位として構成される。すなわち、タイムコードが「01:02:03:04」である場合、1番左側の「01」の単位は時間であり、左側から2番目の「02」の単位は分であり、左側から3番目の「03」の単位は秒であり、1番右側の「04」の単位は60分の1秒である。
フリーランモードとは、カメラスタンバイモードが選択されたタイミングで、タイムコードを「00:00:00:00」に設定するモードである。従って、光ディスク41に記録されるタイムコードは、カメラスタンバイモードが選択されてからの経過時間に相当する。一方、RECランモードとは、操作部11より、記録開始を指示する操作が入力されたタイミングで、タイムコードを「00:00:00:00」に設定するモードである。従って、光ディスク41に記録されるタイムコードは、記録開始点に記録されたAVデータのタイムコードが「00:00:00:00」となるように記録される。
図2に戻って、ステップS2において、制御部12が、タイムコードの記録モードがフリーランモードであると判定した場合、処理はステップS3に進む。
ステップS3において、制御部12は、タイムコード発生部16に、タイムコードを初期設定するように指令する。タイムコード発生部16は、制御部12からの指令に従って、タイムコードを「00:00:00:00」に初期設定する。ステップS3で、タイムコード発生部16が、タイムコードを「00:00:00:00」に設定して以降、タイムコード発生部16は、「00:00:00:01」、「00:00:00:02」、「00:00:00:03」のように、60分の1秒毎にカウントアップするタイムコードを発生してゆく。ステップS3の処理の後、処理はステップS4に進む。
ステップS2において、制御部12が、タイムコードの記録モードはフリーランモードではないと判定した場合、すなわち、タイムコードの記録モードはRECランモードであると判定した場合、ステップS3の処理はスキップされ、処理はステップS4に進む。
ステップS4において、制御部12は、撮像部13に、映像の撮像を開始するように指令する。撮像部13は、制御部12からの指令に従って、映像の撮像を開始する。これ以降、後述する図4のステップS25でカメラスタンバイモードが解除されたと判定されるまで、撮像部13は撮像処理を続ける。なお、このとき、同時に、制御部12は、マイクロフォン14に、音声の集音を開始するように指令する。マイクロフォン14は、制御部12からの指令に従って、音声の集音を開始する。これ以降、後述する図4のステップS25で、カメラスタンバイモードが解除されたと判定されるまで、マイクロフォン14は、音声の集音処理を続ける。
ステップS5において、制御部12は、操作部11からの操作情報に基づいて、ユーザより、記録の指示が入力されたか否かを判定し、記録の指示が入力されるまで待機する。操作部11から、記録を指示する操作が入力された場合、ステップS5において、制御部12は、記録が指示されたと判定し、処理はステップS6に進む。
ステップS6において、制御部12は、タイムコードの記録モードがRECランモードであるか否かを判定する。その結果、タイムコードの記録モードがRECランモードであった場合、処理はステップS7に進む。
ステップS7において、制御部12は、タイムコード発生部16に、タイムコードを初期設定するように指令する。タイムコード発生部16は、制御部12からの指令に従って、タイムコードを「00:00:00:00」に初期設定する。ステップS7で、タイムコード発生部16が、タイムコードを「00:00:00:00」に設定して以降、タイムコード発生部16は、「00:00:00:01」、「00:00:00:02」、「00:00:00:03」のように、60分の1秒毎にカウントアップするタイムコードを発生してゆく。ステップS7の処理の後、処理は図3のステップS8に進む。
ステップS6において、制御部12が、タイムコードの記録モードはRECランモードではないと判定した場合、ステップS7の処理はスキップされ、処理は図3のステップS8に進む。
ステップS8において、制御部12は、撮像部13、マイクロフォン14、データ圧縮部15、タイムコード付加部17、およびバッファメモリ18を制御して、AVデータの記憶処理を開始させる。ここで、AVデータの記憶処理について、図5のフローチャートを参照して、説明する。
先に説明したように、ステップS4以降、撮像部13は、映像を撮像し続け、マイクロフォン14は、音声を集音し続けている。撮像部13は、撮像画像(動画像)をデータ圧縮部15に供給する。また、マイクロフォン14は、周囲の音声に対応する音声信号を生成し、データ圧縮部15に供給する。そこで、図5のステップS51において、データ圧縮部15は、撮像部13から供給された撮像画像およびマイクロフォン14から供給された音声信号を圧縮し、圧縮データ(AVデータ)をタイムコード付加部17に供給する。ステップS52において、タイムコード付加部17は、データ圧縮部15から供給された圧縮データに、同じタイミングでタイムコード発生部16により発生されたタイムコードを付加してバッファメモリ18に供給する。ステップS53において、バッファメモリ18は、タイムコード付加部17から供給された、タイムコードが付加された圧縮データ(AVデータ)を記憶する。
制御部12は、各部に、以上の処理を繰り返し実行させる。なお、図5においては、説明の便宜上、ステップS51の処理の終了後、ステップS52を実行し、ステップS52の処理の終了後、ステップS53の処理を実行するようになっているが、実際には、ステップS51乃至ステップS53の処理は同時並行に独立して実行されても良い。
すなわち、データ圧縮部15は、撮像部13からの映像データおよびマイクロフォン14からの音声データを、1フレーム分だけ圧縮し、タイムコード付加部17に供給した後、ステップS52およびステップS53の処理が実行されるのを待たずに、撮像部13から供給される次の映像データおよびマイクロフォン14から供給される次の音声データの圧縮処理を実行する。また、タイムコード付加部17は、ステップS51で圧縮された1フレーム分の圧縮データにタイムコードを付加した後、ステップS53の処理が実行されるのを待たずに、データ圧縮部15から供給される次の圧縮データへのタイムコードの付加を実行する。
ステップS8以降、バッファメモリ18には、タイムコードが付加された圧縮データが次々に記憶されてゆく。図6は、バッファメモリ18に記憶されてゆく圧縮データの例を表す図である。図6に示されるように、映像データ(Video)1フレーム毎に、対応するタイムコード(Time Code)および音声データ(Audio)を1セットとして、バッファメモリ18に記憶されている。また、図6に、複数のフレーム分の圧縮データが示されているように、バッファメモリ18には、タイムコード付加部17より、圧縮データが、1フレーム分ずつ次々に供給され、記憶されてゆく。
このバッファメモリ18へのAVデータの記憶処理は、後述する図4のステップS24で、記憶処理が終了されるまで継続される。なお、バッファメモリ18の記憶容量には限界がある。従って、圧縮データのバッファメモリ18への記憶を続けるうちに、圧縮データがバッファメモリ18の記憶容量の限界まで記憶されてしまう。
その場合、バッファメモリ18は、それ以降にタイムコード付加部17から供給される圧縮データを、既に記憶している圧縮データの中で1番古い圧縮データの上に上書きしてゆく。こうすることにより、バッファメモリ18には、所定の時間分の最新の圧縮データが常に記憶されていることになる。なお、この所定の時間は、バッファメモリ18の記憶容量により規定される(例えば3分間)。
ステップS8の処理の後、処理はステップS9に進む。
ステップS9において、制御部12は、記録開始点のタイムコードを記憶するように、プレイリストメモリ19に指令する。プレイリストメモリ19は、制御部12からの指令に従って、タイムコード発生部16により発生されたタイムコードを、記録開始点のタイムコードとして記憶する。
ステップS9の後、ステップS10において、制御部12は、記録開始点のタイムコードを記憶するように、クリップ情報メモリ20に指令する。クリップ情報メモリ20は、制御部12からの指令に従って、記録開始点のタイムコードを記憶する。なお、このとき、制御部12は、AVデータを光ディスク41に記録する際の、光ディスク41上の記録開始位置(アドレス)に関する情報(以下の説明において、光ディスク41上の記録開始位置に関する情報のことを記録開始位置情報と称する)を取得し、クリップ情報メモリ20に記憶させる。ステップS10の処理の後、処理はステップS11に進む。
ステップS11において、制御部12は、ドライブコントロール部47に、バッファメモリ18に記憶された圧縮データ(AVデータ)の、光ディスク41への記録を開始するように指令する。ドライブコントロール部47は、制御部12からの指令に従って、バッファメモリ18に記憶された圧縮データ(AVデータ)の、光ディスク41への記録を開始する。
具体的には、ドライブコントロール部47は、ディスクライト部48に、バッファメモリ18から、ステップS8で記憶が開始された圧縮データ(AVデータ)を、順次、読み出させる。ディスクライト部48は、バッファメモリ18から読み出した圧縮データ(AVデータ)にECCを付加した後、これを記録信号に変調する。そして、ドライブコントロール部47は、サーボ制御部44を制御して、光ヘッド42を、光ディスク41上の記録位置に位置させ、ディスクライト部48により記録信号に変調された圧縮データを、光ヘッド42から光ディスク41に記録させる。
ところで、ステップS8の処理以降、バッファメモリ18には、タイムコード付加部17から次々に供給される圧縮データが記憶されてゆく。また、ステップS11の処理以降、ディスクライト部48により、バッファメモリ18から次々に圧縮データが読み出されてゆく。ここで、バッファメモリ18内における、圧縮データの記憶位置(ライトアドレス)と読み出し位置(リードアドレス)の関係について、図7を参照して説明する。
図7のグラフには、時間tにおける、リードアドレスおよびライトアドレスが示されている。ライトアドレスとは、タイムコード付加部17から供給された圧縮データ(AVデータ)が記憶されるバッファメモリ18内のアドレスのことである。またリードアドレスとは、ステップS11以降で、ディスクライト部48が圧縮データ(AVデータ)を読み出すバッファメモリ18内のアドレスのことである。
図7において横軸は時間tを示し、縦軸はバッファメモリ18のアドレスを示している。また、横軸において、時間t0は、撮像部13が撮像を開始した時間を示している。時間t1は、記録開始の指示が受け付けられた時間(ステップS5)を示している。時間t3および時間t7は、ポーズの指示が受け付けられた時間を示している。時間t4は、ポーズ解除(記録再開)の指示が受け付けられた時間を示している。
図7の縦軸に「A5」と示されているが、0から「A5」までの範囲に、バッファメモリ18内のアドレスが割り振られている。図7において、L(ライト)1、L(ライト)2、L(ライト)3、およびL(ライト)4で示された線分は、時間tに対応するライトアドレスを表している。また、L(リード)1、L(リード)2、およびL(リード)3で示された線分は、時間tに対応するリードアドレスを表している。
ここで、ライトアドレスL(ライト)1、L(ライト)2、L(ライト)3、およびL(ライト)4に注目する。まず、L(ライト)1に注目して、時間t0からt1までは、ライトアドレスはA3のまま変化しない。この時間t0からt1の間は、バッファメモリ18にAVデータは記憶されない。ステップS8において、バッファメモリ18内のアドレスA3から、圧縮データ(AVデータ)の記憶が開始された時間t1以降、時間tの経過と共に、ライトアドレスが徐々にA5に接近してゆく。そして、ライトアドレスがA5に達した直後(図7の時間t2)、ライトアドレスはA0に移行し、L(ライト)2で示されるように、引き続き、時間tの経過と共に、ライトアドレスが徐々にA5に接近してゆく。
時間t6において、再びライトアドレスは再びA0に戻り、L(ライト)3で示されるように、再度、時間tの経過とともに徐々にA5に接近してゆく。ライトアドレスは、以上のように、A0乃至A5の間で移行しつづける。従って、最新のAVデータは、同一アドレスに既に記憶されている古いAVデータの上に上書きされる。このようにして、バッファメモリ18に記憶された最も古い圧縮データ(AVデータ)が、最新の圧縮データ(AVデータ)に書き換えられてゆく。
上記のように移行するライトアドレスに対して、ステップS11において、リードアドレスは、図7のL(リード)1で示されるように移行してゆく。すなわち、時間t1以降、L(リード)1は、L(ライト)1と平行に、L(ライト)1に沿うようにして移行してゆく。これは、タイムコード付加部17から供給されバッファメモリ18に記憶されたAVデータが、記憶された直後にディスクライト部48に読み出され、その読み出し速度は、書き込み速度と同一であることを意味している。これは、アドレスがA0に移行してからも同様であり、時間t2からt3までの間においても、L(リード)2は、L(ライト)2と平行に、L(ライト)2に沿うようにして移行してゆく。
ステップS11の後、ステップS12において、制御部12は、操作部11からの操作情報に基づいて、ユーザより、記録をポーズ(休止)する指示が入力されたか否かを判定し、記録をポーズする指示が入力されるまで待機する。操作部11から、記録のポーズを指示する操作が入力された場合、ステップS12において、制御部12は、記録のポーズが指示されたと判定し、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、制御部12は、プレイリストメモリ19に、現在のタイムコードを、記録終了点のタイムコードとして記憶するように指令する。プレイリストメモリ19は、制御部12からの指令を受けたタイミングで、タイムコード発生部16から取得したタイムコードを、記録終了点のタイムコードとして記憶する。
ステップS14において、制御部12は、クリップ情報メモリ20に、現在のタイムコードを、記録終了点のタイムコードとして記憶するように指令する。クリップ情報メモリ20は、制御部12からの指令を受けたタイミングで、タイムコード発生部16から取得したタイムコードを、記録終了点のタイムコードとして記憶する。
なお、ステップS13およびステップS14の処理は、説明の便宜上、ステップS13、ステップS14の順番で実行するようになっているが、実際には、同時に実行される。従って、プレイリストメモリ19に記憶される記録終了点のタイムコードと、クリップ情報メモリ20に記憶される記録終了点のタイムコードは、同一のタイムコードとなる。
ステップS14の処理の後、ステップS15において、制御部12は、ドライブコントロール部47に、圧縮データ(AVデータ)のバッファメモリ18からの読み出し、および光ディスク41への記録を停止するように指令する。ドライブコントロール部47は、制御部12からの指令に従って、圧縮データ(AVデータ)のバッファメモリ18からの読み出し、および光ディスク41への記録を停止する。すなわち、ドライブコントロール部47は、ディスクライト部48に、バッファメモリ18からの圧縮データ(AVデータ)の読み出しを停止させる。また、ドライブコントロール部47は、サーボ制御部44を制御し、光ヘッド42からの光ディスク41への記録信号の記録を停止させる。図7の時間t3が、ステップS15の処理に対応する時間である。ステップS15で、圧縮データ(AVデータ)のバッファメモリ18からの読み出しが停止されて(時間t3)以降、ポーズが解除される時間t4(詳細は後述する)までの間、図7のL(リード)2に示されるように、リードアドレスは、A1のまま変化しない。
なお、ステップS15の処理により、圧縮データ(AVデータ)のバッファメモリ18からの読み出し、および光ディスク41への記録が停止している間も、AVデータのバッファメモリ18への記憶処理は継続して実行される(L(ライト)2)。
ステップS15の処理の後、ステップS16において、制御部12は、ポーズが指示された時点(ステップS12においてポーズが指示されたと判定した時点)のタイムコードに、ポーズキャンセル限界時間として予め設定された時間Tを足し算して、終了決定タイムコードを算出する。ステップS16の処理の後、処理は図4のステップS17に進む。なお、ポーズキャンセル限界時間Tは、バッファメモリ18がAVデータを記憶することができる時間以内で、ユーザが、所望する値に設定することができる。図7においては、ポーズキャンセル限界時間Tは、バッファメモリ18がAVデータを記憶することができる最大時間と同値に設定されている場合の例が示されている。
ステップS17において、制御部12は、タイムコード発生部16から発生されるタイムコードを監視し、タイムコード発生部16から発生される現在のタイムコードが、ステップS16で算出された、終了決定タイムコードに達したか否かを判定し、現在のタイムコードが、ステップS16で算出された、終了決定タイムコードに達ていない場合、処理はステップS18に進む。
ステップS18において、制御部12は、操作部11からの操作情報に基づいて、ユーザより、記録を再開する指示が入力されたか否かを判定し、操作部11から、記録の再開を指示する操作が入力されない場合、処理はステップS17に戻り、ステップS17以降の処理が繰り返し実行される。ステップS18において、制御部12が、操作部11から、記録の再開を指示する操作が入力されたと判定した場合、処理はステップS19に進む。図7の時間t4が、ステップS18において、記録を再開する指示が入力されたと判定され、ステップS19の処理が実行された時間である。
ステップS19において、制御部12は、ドライブコントロール部47に、ポーズした時点のライトアドレス(図7のA1)以降のアドレスに記憶されたAVデータの、光ディスク41への高速記録を開始するように指令する。ドライブコントロール部47は、制御部12からの指令に従って、ポーズした時点のライトアドレス(図7のA1)以降のアドレスに記憶されたAVデータの、光ディスク41への高速記録を開始する。ここで、ドライブコントロール部47は、ポーズした時点以前のAVデータとポーズ以降のAVデータを連続的なAVデータとして、光ディスク41に記録する。なお、連続したデータとは連続していることが再生時に判断できれば良く物理的に連続していることに限定されない。
すなわち、ドライブコントロール部47は、まず、ディスクライト部48に、図7の時間t4において、アドレスA1から、アドレスA5方向に向かって、圧縮データ(AVデータ)の高速読み出しを開始させる。ディスクライト部48は、読み出した圧縮データ(AVデータ)へのECCの付加、および記録信号への変調を行う。なお、ディスクライト部48がバッファメモリ18から圧縮データ(AVデータ)を読み出す速度は、タイムコード付加部17がバッファメモリ18に圧縮データ(AVデータ)を記憶させる速度より高速である。
次に、ドライブコントロール部47は、サーボ制御部44を制御して、ディスクライト部48により作成された記録信号の、光ヘッド42から光ディスク41への高速記録を開始する。なお、ステップS19で、ディスクライト部48がバッファメモリ18から圧縮データ(AVデータ)を読み出す速度、光ヘッド42が、圧縮データ(AVデータ)を光ディスク41に記録する速度は、性能上、可能な限り高速であることが望ましい。
ステップS20において、制御部12は、バッファメモリ18内のリードアドレスが、ライトアドレスに追いついたか否かを判定し、バッファメモリ18内のリードアドレスが、ライトアドレスに追いつくまで待機する。この間、ドライブ21によるバッファメモリ18からの圧縮データ(AVデータ)の高速読み出し、および光ディスク41への高速記録が続けられる。そして、ステップS20において、制御部12が、バッファメモリ18内のリードアドレスが、ライトアドレスに追いついたと判定したとき、処理はステップS21に進む。図7の時間t5が、ステップS20で制御部12が、バッファメモリ18内のリードアドレスが、ライトアドレスに追いついたと判定した時間を示している。なお、実際には、バッファメモリ18内のリードアドレスがライトアドレスに完全に追いついて、同一のアドレスになる少し前に、制御部12はバッファメモリ18内のリードアドレスがライトアドレスに追いついたと判定する。
ステップS21において、制御部12は、ドライブコントロール部47に、圧縮データ(AVデータ)の光ディスク41への記録速度を1倍速に変更するように指令する。ドライブコントロール部47は、制御部12からの指令に従って、圧縮データ(AVデータ)の光ディスク41への記録速度を1倍速に変更する。すなわち、ドライブコントロール部47は、ディスクライト部48によるバッファメモリ18からの圧縮データ(AVデータ)の読み出し速度を、1倍速に変更させ、サーボ制御部44を制御して、光ヘッド42から光ディスク41に記録信号を記録する速度を1倍速に変更させる。結果的に、ディスクライト部48が、バッファメモリ18から圧縮データ(AVデータ)を読み出す読み出し速度と、タイムコード付加部17からバッファメモリ18に圧縮データ(AVデータ)が記憶される速度が一致する。
なお、上記においては、圧縮データの光ディスク41への記録速度を1倍速に変更する場合を例として説明しているが、これは一例であり、必ずしも1倍速に変更するとは限らない。例えば、光ディスク41に圧縮データを記録しているときに、光ディスク41上の物理的な記録位置が変更した場合、光ヘッド42がシークする時間を要するため、その間、光ディスク41に圧縮データを記録することはできない。従って、シーク後、光ディスク41への圧縮データの記録速度が1倍速より高速になることがあり得る。また、それ以外にも、圧縮データを連続的に記録せず、間欠的に記録する場合など、記録速度が1倍速より高速になることがある。従って、そのような場合、バッファメモリ18内のリードアドレスがライトアドレスに追いついても、圧縮データの光ディスク41への記録速度は1倍速にならない。
図7において、時間t4からt5までのL(リード)2は、同じ時間(区間)におけるL(ライト)2よりはやく、アドレスが移動している。これが、高速読み出しを意味している。また、時間t5以降のL(リード)2は、同じ時間(区間)におけるL(ライト)2と平行している。これは、読み出し速度が1倍速であることを意味している。
ステップS21の処理の後、処理は、図3のステップS12に戻り、ステップS12以降の処理が繰り返し実行される。従って、次にポーズの指示が入力されるまで、記録再生装置1は、AVデータの光ディスク41への記録処理を続ける。
上記においては、ポーズの指示が入力されてから、ポーズキャンセル限界時間T内に記録の再開が指示された場合の例を説明した。次に、ポーズの指示が入力されてから、ポーズキャンセル限界時間T内に記録の再開が指示されなかった場合の例について、引き続き、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、この場合におけるライトアドレスとリードアドレスの関係については、図7のL(ライト)3、L(ライト)4、およびL(リード)3に示されている。図7において、時間t7で、ポーズの指示が入力されると、リードアドレスL(リード)3は、A2のまま変化しなくなる。ライトアドレスは、L(ライト)3に示されるように、時間t7の後も、A5に向かって移動しつづけ、A5に達した後(図7の時間t8)、A0に移行し、A0から記憶を続ける。
図4のステップS17において、制御部12が、現在のタイムコードが、ステップS16で算出された、終了決定タイムコードに達したと判定した場合、処理はステップS22に進む。
ステップS22において、制御部12は、ドライブコントロール部47に、プレイリストの光ディスク41への記録を指令する。ドライブコントロール部47は、制御部12からの指令に従って、ディスクライト部48に、プレイリストメモリ19より記録開始点のタイムコード、および記録終了点のタイムコードを読み出すように指令する。ディスクライト部48は、プレイリストメモリ19より、記録開始点のタイムコード、および記録終了点のタイムコードを読み出し、これにECCを付加し、変調する。これら記録開始点のタイムコード、および記録終了指示点のタイムコードを合わせて、プレイリストが構成される。
そして、ドライブコントロール部47は、ディスクライト部48によりプレイリストメモリ19から読み出され、ECCが付加され、変調されたプレイリストを、光ヘッド42から、光ディスク41に記録する。なお、プレイリストは、例えば、対応するカットのAVデータの直後に記録される。なお、本明細書においては、「カット」と「クリップ」は同義とする。
ステップS22の後、ステップS23において、制御部12は、ドライブコントロール部47に、クリップ情報を光ディスク41に記録するように指令する。ドライブコントロール部47は、制御部12の指令に従って、ディスクライト部48に、クリップ情報メモリ20より、光ディスク41におけるAVデータの記録開始位置(アドレス)を示す記録開始位置情報、記録開始点のタイムコード、および記録終了点のタイムコードを読み出すように指令する。ディスクライト部48は、クリップ情報メモリ20より、記録開始位置情報、記録開始点のタイムコード、および記録終了点のタイムコードを読み出し、ECCを付加し、変調する。これら記録開始位置情報、記録開始点のタイムコード、および記録終了点のタイムコードを合わせて、クリップ情報が構成される。
そして、ドライブコントロール部47は、ディスクライト部48によりクリップ情報メモリ20から読み出され、ECCが付加され、変調されたクリップ情報を、光ヘッド42から光ディスク41に記録する。なお、クリップ情報は、光ディスク41上の所定の記録位置に、全カット分がまとめて記録されるのが好ましい。
ステップS23の処理の後、ステップS24において、制御部12は、データ圧縮部15、タイムコード付加部17、およびバッファメモリ18に指令して、図5の記憶処理を終了させる。図7の時間t9は、ステップS24で制御部12が、記憶処理を終了させた時点を示している。
ステップS24の処理の後、ステップS25において、制御部12は、操作部11からの操作情報に基づいて、カメラスタンバイモードが解除されたか否かを判定し、カメラスタンバイモードが解除されていない場合、処理は図2のステップS5に戻り、ステップS5以降の処理が繰り返し実行される。ステップS25において、制御部12が、カメラスタンバイモードが解除されたと判定した場合、記録処理が終了される。
以上で、記録再生装置1の記録処理の説明を終了する。記録再生装置1は、上記のような記録処理を繰り返すことにより、光ディスク41の記憶容量の範囲内で、複数カット分のAVデータ、プレイリスト、およびクリップ情報を光ディスク41に記録することができる。
図7のグラフの下方に、「Discクリップ」と記されており、その右側に、光ディスク41に記録される圧縮データ(AVデータ)と、記録される時間との対応関係が示されている。
図7下方に示された、光ディスク41に記録される圧縮データ(AVデータ)において、点Pは記録開始点を示し、点Sは記録終了点を示している。また、点Qは、ポーズの指示が入力された時点におけるAVデータを示している。
従来の記録再生装置においては、記録開始点Pからポーズ指示点QまでのAVデータ、および記録再開の指示が入力された時点を示す点Rから記録終了点SまでのAVデータは、光ディスク41に記録されるものの、ポーズ指示点Qから記録再開指示点Rまでの間のAVデータは、光ディスク41に記録されない。従って、ポーズしてから記録を再開するまでの間に、ユーザが撮像したいシーンが発生しても、そのシーンを光ディスク41に記録することができなかった。
それに対して、本発明の記録再生装置1においては、ポーズしてから記録を再開するまでの間のAVデータをバッファメモリ18に記憶させておき、ポーズしてから所定の時間内に、記録が再開された場合、ポーズ中のAVデータも光ディスク41に記録させるようにした。これにより、ポーズしてから記録を再開するまでの間に、ユーザが撮像したいシーンが発生した場合に、そのシーンを光ディスク41に記録することが可能になる。また、ステップS15で光ディスク41への記録を停止してから、ステップS19で記録を再開するまでの間にバッファメモリ18に記憶された圧縮データ(AVデータ)を、その前後の圧縮データ(AVデータ)とシームレスに、光ディスク41に記録することができる。
なお、図2乃至図4の処理においては、ポーズの指示が入力されてから所定の時間内に記録再開の指示が入力された場合、ポーズ中のAVデータをも光ディスク41に記録するようにしているが、このようにする代わりに、ポーズの指示が入力されてから、バッファメモリ18に記憶されるAVデータのデータ量が、予め閾値として設定された所定のデータ量(予め設定されたデータ量をデータ量Aとする)に達するまでに、記録再開の指示が入力された場合、ポーズ中のAVデータをも光ディスク41に記録するようにしても良い。この場合、データ量Aは、バッファメモリ18の記憶容量以内で、ユーザが自由に設定可能である。
ポーズの指示が入力されてから、バッファメモリ18に記憶されるAVデータのデータ量が、予め設定された所定のデータ量Aに達するまでに、記録再開の指示が入力された場合、ポーズ中のAVデータをも光ディスク41に記録するようにする場合、ステップS16およびステップS17の処理が、上述した処理とは異なる処理となる。すなわち、ステップS16において、制御部12は、ステップS15で読み出しが停止された後に、バッファメモリ18に記憶されたAVデータのデータ量の監視を開始する。ステップS15で読み出しが停止された後に、バッファメモリ18に記憶されたAVデータのデータ量は、時間の経過に従って、増加してゆく。ステップS17において、制御部12は、ステップS15で読み出しが停止された後に、バッファメモリ18に記憶されたAVデータのデータ量が、所定のデータ量Aに達したか否かを判定し、ステップS15で読み出しが停止された後に、バッファメモリ18に記憶されたAVデータのデータ量が、所定のデータ量Aに達していない場合、ステップS18に進み、ステップS15で読み出しが停止された後に、バッファメモリ18に記憶されたAVデータのデータ量が、所定のデータ量Aに達した場合、ステップS22に進む。
以上のようにすることにより、ポーズの指示が入力されてから、バッファメモリ18に記憶されるAVデータのデータ量が、予め設定された所定のデータ量Aに達するまでに、記録再開の指示が入力された場合、ポーズ中のAVデータをも光ディスク41に記録するようにすることができる。
また、上記の説明においては、ステップS8で記憶処理を開始する前、およびステップS24で記憶処理を終了した後は、記憶処理を行わないようにしているが、ステップS8より前から記憶処理を開始するようにしても良い。また、ステップS25でカメラスタンバイモードが解除されたと判定されるまで、記憶処理を続行するようにしても良い。
記録再生装置1は、上記のようにして光ディスク41に記録したAVデータを再生する場合、まず、プレイリストとして記録された記録開始点のタイムコード、および記録終了点のタイムコードを読み出し、記録開始点のタイムコードから記録終了点のタイムコードまでのAVデータを再生する。そこで、以下の説明においては、「記録開始点」のことを、適宜「再生開始点」とも称する。また、「記録終了点」のことを「再生終了点」とも称する。
以上のようにして光ディスク41に記録されたプレイリストとクリップ情報の関係を図8に示す。図8には、タイムコードの記録モードがRECモードの場合の例が示されている。図8の1番右側には、光ディスク41に記録された3カット分のAVデータ、すなわちクリップA、クリップB、およびクリップCが示されている。
ここで、クリップAの記録開始点のタイムコードを「00:00:00:00」とし、記録終了点のタイムコードを「00:02:35:10」とする。また、このとき、クリップAに対応するクリップ情報A(図中、クリップAの左側に図示)には、クリップAの光ディスク41上の記録開始位置を示す記録開始位置情報、記録開始点のタイムコード「00:00:00:00」、および記録終了点のタイムコード「00:02:35:10」が含まれている。また、クリップAに対応するプレイリスト1(図中、1番左側のプレイリスト1)には、記録開始点のタイムコード「00:00:00:00」、および記録終了点のタイムコード「00:02:35:10」が含まれている。
同様に、クリップBの記録開始点のタイムコードを「00:00:00:00」とし、記録終了点のタイムコードを「00:15:18:18」とする。このとき、クリップBに対応するクリップ情報B(図中、AVデータBの左側に図示)には、クリップBの光ディスク41上の記録開始位置を示す記録開始位置情報、記録開始点のタイムコード「00:00:00:00」、および記録終了点のタイムコード「00:15:18:18」が含まれている。また、クリップBに対応するプレイリスト2(図中、1番左側のプレイリスト2)には、記録開始点のタイムコード「00:00:00:00」、および記録終了点のタイムコード「00:15:18:18」が含まれている。
同様に、クリップCの記録開始点のタイムコードを「00:00:00:00」とし、記録終了点のタイムコードを「00:13:50:27」とする。このとき、クリップCに対応するクリップ情報C(図中、AVデータCの左側に図示)には、クリップCの光ディスク41上の記録開始位置を示す記録開始位置情報、記録開始点のタイムコード「00:00:00:00」、および記録終了点のタイムコード「00:13:50:27」が含まれている。また、クリップCに対応するプレイリスト3(図中、1番左側のプレイリスト3)には、記録開始点のタイムコード「00:00:00:00」、および記録終了点のタイムコード「00:13:50:27」が含まれている。
また、図8の1番左側の下方には、プレイリスト4が示されている。記録再生装置1は、光ディスク41に記録したクリップA、クリップB、およびクリップCの中から、所望する映像(音声)だけを抜き出し、つなぎ合わせて、編集することができる。プレイリスト4は、クリップAとクリップBから、映像(音声)の一部がつなぎ合わされたプレイリストである。プレイリスト4には、クリップAの再生開始点のタイムコード「00:00:50:10」および再生終了点のタイムコード「00:01:20:27」、並びに、クリップBの再生開始点のタイムコード「00:10:20:15」および再生終了点のタイムコード「00:12:24:22」が含まれている。記録再生装置1が、プレイリスト4に基づいて、AVデータを再生する場合、まず、クリップAの再生開始点「00:00:50:10」から再生終了点「00:01:20:27」までが再生され、引き続き、クリップBの再生開始点「00:10:20:15」から再生終了点「00:12:24:22」までが再生される。プレイリスト4においては、再生開始点および再生終了点のタイムコードが、「00:00:00:00」から変更されている。このように、再生開始点および再生終了点のタイムコードを変更することも可能である。
次に、図9のフローチャートを参照して、記録再生装置1の再生処理について説明する。
ステップS101において、制御部12は、操作部11からの操作情報に基づいて、操作部11から再生モードを選択する操作が入力されたか否かを判定し、操作部11から再生モードを選択する操作が入力されるまで、待機する。そして、操作部11から再生モードを選択する操作が入力されたとき、処理はステップS102に進む。
ステップS102において、制御部12は、ドライブコントロール部47に、光ディスク41に記録されている全てのプレイリストを読み出すように指令する。ドライブコントロール部47は、サーボ制御部44を制御して、光ヘッド42により、光ディスク41からプレイリストを読み出させる。読み出されたプレイリストは、ディスクリード部46で復調されエラー検出が行われ、プレイリストメモリ19に記憶される。
ステップS103において、制御部12は、表示制御部24に、プレイリストをLCD25に表示するように指令する。表示制御部24は、制御部12からの指令に従って、ステップS102でプレイリストメモリ19に記憶された全てのプレイリストを読み出し、これをLCD25に表示させる。例えば、光ディスク41に、図8に示されるようにプレイリスト1乃至プレイリスト4が記録されていた場合、プレイリスト1乃至プレイリスト4がLCD25に表示される。また、表示制御部24は、ユーザに、プレイリストを1つ選択するように促す案内をもLCD25に表示させる。
ステップS104において、制御部12は、操作部11からの操作情報に基づいて、1つのプレイリストの選択を受け付ける。
ステップS105において、制御部12は、操作部11からの操作情報に基づいて、操作部11に、再生を指示する操作が入力されたか否かを判定し、再生を指示する操作が入力されるまで待機する。そして、再生を指示する操作が操作部11から入力されたとき、処理はステップS106に進む。
ステップS106において、制御部12は、ドライブコントロール部47に、光ディスク41から、ステップS104で選択されたプレイリストに基づいて、再生するべきAVデータのクリップ情報を読み出すように指令する。例えば、ステップS104で、図8のプレイリスト1が選択された場合、制御部12は、プレイリスト1に記されているクリップAのクリップ情報、すなわちクリップ情報Aを読み出すように、ドライブコントロール部47に指令する。ドライブコントロール部47は、サーボ制御部44を制御して、光ヘッド42により、光ディスク41からクリップ情報を読み出させる。読み出されたクリップ情報は、ディスクリード部46で復調され、クリップ情報メモリ20に記憶される。
なお、ステップS104で選択されたプレイリストが、例えば、図8のプレイリスト4のように、複数の再生すべきAVデータ(図8においてはクリップAとクリップB)を含んでいた場合、ドライブコントロール部47は、再生する順番に従って、まず、クリップ情報Aのみを読み出させる。
ステップS106の処理の後、ステップS107において、制御部12は、ステップS106で読み出されたクリップ情報に含まれている、AVデータの光ディスク41上の記録開始位置情報に基づいて、光ディスク41上におけるAVデータの再生開始位置を特定する。
ステップS107の後、ステップS108において、制御部12は、ステップS107で特定した、再生開始位置に対応するAVデータの光ディスク41上の記録位置から、AVデータを読み出すように、ドライブコントロール部47に指令する。ドライブコントロール部47は、制御部12からの指令に従って、サーボ制御部44を制御して、光ヘッド42により、光ディスク41の再生開始位置からAVデータを読み出させる。読み出されたAVデータは、ディスクリード部46で復調され、データ伸張部22で伸張され、映像データは再生画メモリ23に記憶され、音声データは音声メモリ26に記憶される。
そして、再生画メモリ23に記憶された映像データは、表示制御部24により読み出され、LCD25に表示される。また、音声メモリ26に記憶された音声データは、音声出力部27により読み出され、音声データに対応する音声が出力される。このようにして、ステップS104で選択されたプレイリストに対応する映像の表示、および音声の出力が開始される。
ステップS109において、制御部12は、光ヘッド42が読み出し中のAVデータのタイムコードを監視し、光ヘッド42が読み出し中のAVデータのタイムコードが、ステップS104で選択されたプレイリストに含まれている再生終了点のタイムコードと一致したか否かを判定する。そして、制御部12は、光ヘッド42が読み出し中のAVデータのタイムコードが、ステップS104で選択されたプレイリストに含まれている再生終了点のタイムコードと一致するまで待機する。光ヘッド42が読み出し中のAVデータのタイムコードが、ステップS104で選択されたプレイリストに含まれている再生終了点のタイムコードと一致したと判定したとき、処理はステップS110に進む。
ステップS110において、制御部12は、ステップS104で選択されたプレイリストに基づいて、続いて再生すべきAVデータが存在するか否かを判定し、続いて再生すべきAVデータが存在する場合、処理はステップS106に戻り、ステップS106以降の処理が繰り返される。ステップS110において、制御部12が、続いて再生すべきAVデータは存在しないと判定した場合、制御部12は、一連の再生処理を終了する。
例えば、ステップS104で選択されたプレイリストが、図8のプレイリスト4であった場合、再生すべきAVデータはクリップAとクリップBである。そこで、制御部12は、最初のステップS106でクリップ情報Aを読み出させ、ステップS107乃至ステップS109でクリップAを光ディスク41から読み出させる。クリップAの読み出しが終了したとき、ステップS110で、制御部12は、続いて再生すべきクリップBが存在すると判定し、処理はステップS106に戻る。制御部12は、2回目のステップS106でクリップ情報Bを読み出させ、ステップS107乃至ステップS109でクリップBを光ディスク41から読み出させる。クリップBの読み出しが終了したとき、ステップS110で、制御部12は、続いて再生すべきAVデータは存在しないと判定し、再生処理を終了する。
なお、図9の再生処理を実行中に、操作部11より、再生を停止する指示が入力された場合、制御部12は、実行中の処理を中断し、再生処理を終了する。
ところで、本発明は、図10のような記録再生装置1に適用することも可能である。図10の記録再生装置1は、図1の記録再生装置1から、データ圧縮部15およびデータ伸張部22を除いた構成であり、それ以外の構成は、図1の記録再生装置1と同一である。図10の記録再生装置1の場合、光ディスク41に記録されるAVデータは、圧縮されていないので、図1の記録再生装置1の場合と比較して、短時間しかAVデータを記録することができない。しかしながら、記録処理においてデータを圧縮する処理を省略することができ、また、再生処理においてデータを伸張する処理を省略することができる。
次に、本発明を適用した図1および図10のいずれとも異なる例を図11に示す。図11の記録再生装置1は、図1の記録再生装置1からバッファメモリ18を除いた構成であり、それ以外の構成は、図1の記録再生装置1と同一である。図11の記録再生装置1の場合、記録処理に大きな違いがある。
次に図11の記録再生装置1の記録処理について、図12乃至図14のフローチャートを参照して説明する。なお、図12のステップS201乃至ステップS207の処理は、図2のステップS1乃至ステップS7の処理と同一である。従って、図12のステップS201乃至ステップS207の処理については、簡略化して説明する。
図12のステップS201において、制御部12は、操作部11からカメラスタンバイモードを選択する操作が入力されるまで待機し、操作部11より、カメラスタンバイモードを選択する操作が入力された場合、処理はステップS202に進む。ステップS202において、制御部12は、タイムコードの記録モードがフリーランモードであるか否かを判定し、タイムコードの記録モードがフリーランモードである場合、処理はステップS203に進む。
ステップS203において、タイムコード発生部16は、制御部12からの指令に従って、タイムコードを「00:00:00:00」に初期設定する。ステップS203の処理の後、処理はステップS204に進む。ステップS202において、制御部12が、タイムコードの記録モードはフリーランモードではないと判定した場合、すなわち、タイムコードの記録モードはRECランモードであると判定した場合、ステップS203の処理はスキップされ、処理はステップS204に進む。
ステップS204において、撮像部13は、制御部12からの指令に従って、映像の撮像を開始する。これ以降、後述する図14のステップS225でカメラスタンバイモードが解除されたと判定されるまで、撮像部13は撮像処理を続ける。なお、このとき、同時に、マイクロフォン14は、制御部12からの指令に従って、音声の集音を開始する。これ以降、後述する図14のステップS225で、カメラスタンバイモードが解除されたと判定されるまで、マイクロフォン14は、音声の集音処理を続ける。
ステップS205において、制御部12は、操作部11から記録の指示が入力されるまで待機し、記録を指示する操作が入力された場合、処理はステップS206に進む。ステップS206において、制御部12は、タイムコードの記録モードがRECランモードであるか否かを判定し、タイムコードの記録モードがRECランモードであった場合、処理はステップS207に進む。ステップS207において、タイムコード発生部16は、制御部12からの指令に従って、タイムコードを「00:00:00:00」に初期設定する。ステップS207の処理の後、処理は図13のステップS208に進む。ステップS206において、制御部12が、タイムコードの記録モードはRECランモードではないと判定した場合、ステップS207の処理はスキップされ、処理は図13のステップS208に進む。
ステップS208において、制御部12は、データ圧縮部15に、データの圧縮を開始するように指令する。先に説明したように、ステップS204以降、撮像部13は、映像を撮像し続け、マイクロフォン14は、音声を集音し続けている。撮像部13は、撮像画像(動画像)をデータ圧縮部15に供給する。また、マイクロフォン14は、周囲の音声に対応する音声信号を生成し、データ圧縮部15に供給する。そこで、図13のステップS208において、データ圧縮部15は、撮像部13から供給された撮像画像およびマイクロフォン14から供給された音声信号の圧縮を開始する。すなわち、データ圧縮部15は、撮像部13から供給された撮像画像およびマイクロフォン14から供給された音声信号を、所定の圧縮方式に基づいて圧縮し、圧縮データ(AVデータ)をタイムコード付加部17に供給する。以降、後述する図14のステップS223の処理までの間、データ圧縮部15は、撮像画像および音声信号の圧縮を続ける。
ステップS209において、タイムコード付加部17は、データ圧縮部15から供給された圧縮データに、同じタイミングでタイムコード発生部16により発生されたタイムコードを付加する処理を開始する。以降、後述する図14のステップS224の処理までの間、タイムコード付加部17は、データ圧縮部15から供給された圧縮データへのタイムコードの付加を続ける。
ステップS210において、制御部12は、記録開始点のタイムコードを記憶するように、プレイリストメモリ19に指令する。プレイリストメモリ19は、制御部12からの指令に従って、タイムコード発生部16により発生されたタイムコードを、記録開始点のタイムコードとして記憶する。
ステップS211において、制御部12は、記録開始点のタイムコードを記憶するように、クリップ情報メモリ20に指令する。クリップ情報メモリ20は、制御部12からの指令に従って、記録開始点のタイムコードを記憶する。なお、このとき、制御部12は、AVデータを光ディスク41に記録する際の、光ディスク41上の記録開始位置(アドレス)に関する情報(以下の説明において、光ディスク41上の記録開始位置に関する情報のことを記録開始位置情報と称する)を取得し、クリップ情報メモリ20に記憶させる。ステップS211の処理の後、処理はステップS212に進む。
ステップS212において、制御部12は、ドライブコントロール部47に、タイムコード付加部17によりタイムコードが付加された圧縮データ(AVデータ)の、光ディスク41への記録を開始するように指令する。ドライブコントロール部47は、制御部12からの指令に従って、タイムコード付加部17によりタイムコードが付加された圧縮データ(AVデータ)の、光ディスク41への記録を開始する。
具体的には、ドライブコントロール部47は、ディスクライト部48に、タイムコード付加部17から、ステップS209でタイムコードの付加が開始された圧縮データ(AVデータ)を、順次、読み出させる。ディスクライト部48は、タイムコード付加部17から読み出した圧縮データ(AVデータ)にECCを付加した後、これを記録信号に変調する。そして、ドライブコントロール部47は、サーボ制御部44を制御して、光ヘッド42を、光ディスク41上の記録位置に位置させ、ディスクライト部48により記録信号に変調された圧縮データを、光ヘッド42から光ディスク41に記録させる。
ステップS212以降、後述する図14のステップS219の処理までの間、ドライブ21は、圧縮データ(AVデータ)の光ディスク41への記録処理を続ける。
ステップS212の後、ステップS213において、制御部12は、操作部11からの操作情報に基づいて、ユーザより、記録をポーズ(休止)する指示が入力されたか否かを判定し、記録をポーズする指示が入力されるまで待機する。操作部11から、記録のポーズを指示する操作が入力された場合、ステップS213において、制御部12は、記録のポーズが指示されたと判定し、処理はステップS214に進む。
ステップS214において、制御部12は、プレイリストメモリ19に、現在のタイムコードを、記録終了点のタイムコードとして記憶するように指令する。プレイリストメモリ19は、制御部12からの指令を受けたタイミングで、タイムコード発生部16から、取得したタイムコードを、記録終了点のタイムコードとして記憶する。
ステップS215において、制御部12は、クリップ情報メモリ20に、現在のタイムコードを、記録終了点のタイムコードとして記憶するように指令する。クリップ情報メモリ20は、制御部12からの指令を受けたタイミングで、タイムコード発生部16から、取得したタイムコードを、記録終了点のタイムコードとして記憶する。
なお、ステップS214およびステップS215の処理は、説明の便宜上、ステップS214、ステップS215の順番で実行するようになっているが、実際には、同時に実行される。従って、プレイリストメモリ19に記憶される記録終了点のタイムコードと、クリップ情報メモリ20に記憶される記録終了点のタイムコードは、同一のタイムコードとなる。
ステップS216において、制御部12は、ポーズが指示された時点(ステップS213においてポーズが指示されたと判定した時点)のタイムコードに、ポーズキャンセル限界時間として予め設定された時間Tを足し算して、終了決定タイムコードを算出する。ステップS216の処理の後、処理は図14のステップS217に進む。なお、ポーズキャンセル限界時間Tは、ユーザが、所望する値に設定することができる。
ステップS217において、制御部12は、タイムコード発生部16から発生されるタイムコードを監視し、現在のタイムコードが、ステップS216で算出された、終了決定タイムコードに達したか否かを判定し、現在のタイムコードが、ステップS216で算出された、終了決定タイムコードに達ていない場合、処理はステップS218に進む。
ステップS218において、制御部12は、操作部11からの操作情報に基づいて、ユーザより、記録を再開する指示が入力されたか否かを判定し、操作部11から、記録の再開を指示する操作が入力されない場合、処理はステップS217に戻り、ステップS217以降の処理が繰り返し実行される。ステップS218において、制御部12が、操作部11から、記録の再開を指示する操作が入力されたと判定した場合、処理は図13のステップS213に戻り、ステップS213以降の処理が繰り返される。
上記においては、ポーズの指示が入力されてから、ポーズキャンセル限界時間T内に記録の再開が指示された場合の例を説明した。次に、ポーズの指示が入力されてから、ポーズキャンセル限界時間T内に記録の再開が指示されなかった場合の例について、引き続き、図14のフローチャートを参照して説明する。
図14のステップS217において、制御部12が、現在のタイムコードが、ステップS216で算出された、終了決定タイムコードに達したと判定した場合、処理はステップS219に進む。
ステップS219において、制御部12は、ドライブコントロール部47に、光ディスク41への圧縮データ(AVデータ)の記録を終了するように指令する。ドライブコントロール部47は、制御部12からの指令に従って、光ディスク41への圧縮データ(AVデータ)の記録を終了する。具体的には、ドライブコントロール部47は、ディスクライト部48によるタイムコード付加部17からの圧縮データ(AVデータ)の読み出しを終了させ、光ヘッド42から光ディスク41への記録信号の記録を終了させる。その後、処理はステップS220に進む。
ステップS220において、制御部12は、ステップS213で最後にポーズが指示された時点以降に光ディスク41に記録された圧縮データ(AVデータ)を、光ディスク41から消去するように、ドライブコントロール部47に指令する。ドライブコントロール部47は、制御部12からの指令に従って、ステップS213でポーズが指示された時点以降に光ディスク41に記録された圧縮データ(AVデータ)を、光ディスク41から消去する。具体的には、ドライブコントロール部47は、クリップ情報メモリ20に記憶された記録終了点のタイムコードを参照して、ステップS213でポーズが指示された時点以降に光ディスク41に記録された圧縮データ(AVデータ)の記録位置を特定し、ディスクライト部48およびサーボ制御部44を制御して、特定された記録位置に記録された圧縮データ(AVデータ)を消去する。従って、最後に指示されたポーズ以外、即ち、ポーズが指示されたものの記録再開が指示された場合は、圧縮データはそのまま光ディスク41上に保持され消去されない。
なお、光ディスク41に記録された圧縮データ自体を、ディスクライト部48およびサーボ制御部44を制御して、実際に消去するのは一例であり、光ディスク41に記録された圧縮データを消去しないようにしても良い。すなわち、ステップS214およびステップS215において、記録終了点のタイムコードが取得され、この記録終了点のタイムコードを含むプレイリストおよびクリップ情報が、後述するステップS221およびステップS222において、光ディスク41に記録される。この光ディスク41を再生する場合、記録されたプレイリストおよびクリップ情報に基づいて圧縮データが読み出される。従って、ステップS214およびステップS215で記録終了点のタイムコードが取得された後に光ディスク41に記録された圧縮データが読み出されることはなく、実質的に、その圧縮データは消去されたものとすることができる。
ステップS220の後、ステップS221において、制御部12は、ドライブコントロール部47に、プレイリストの光ディスク41への記録を指令する。ドライブコントロール部47は、制御部12からの指令に従って、ディスクライト部48に、プレイリストメモリ19より記録開始点のタイムコード、および記録終了点のタイムコードを読み出すように指令する。ディスクライト部48は、プレイリストメモリ19より、記録開始点のタイムコード、および記録終了点のタイムコードを読み出し、これにECCを付加し、変調する。これら記録開始点のタイムコード、および記録終了指示点のタイムコードを合わせて、プレイリストが構成される。そして、ドライブコントロール部47は、ディスクライト部48によりプレイリストメモリ19から読み出され、ECCが付加され、変調されたプレイリストを、光ヘッド42から、光ディスク41に記録する。なお、プレイリストは、対応するカットのAVデータの直後に記録される。
ステップS221の後、ステップS222において、制御部12は、ドライブコントロール部47に、クリップ情報を光ディスク41に記録するように指令する。ドライブコントロール部47は、制御部12の指令に従って、ディスクライト部48に、クリップ情報メモリ20より、光ディスク41におけるAVデータの記録開始位置(アドレス)を示す記録開始位置情報、記録開始点のタイムコード、および記録終了点のタイムコードを読み出すように指令する。ディスクライト部48は、クリップ情報メモリ20より、記録開始位置情報、記録開始点のタイムコード、および記録終了点のタイムコードを読み出し、ECCを付加し、変調する。これら記録開始位置情報、記録開始点のタイムコード、および記録終了点のタイムコードを合わせて、クリップ情報が構成される。そして、ドライブコントロール部47は、ディスクライト部48によりクリップ情報メモリ20から読み出され、ECCが付加され、変調されたクリップ情報を、光ヘッド42から光ディスク41に記録する。なお、クリップ情報は、光ディスク41上の所定の記録位置に、全カット分がまとめて記録される。
ステップS222の処理の後、ステップS223において、制御部12は、データ圧縮部15によるデータの圧縮処理を終了させる。ステップS223の処理の後、ステップS224において、制御部12は、タイムコード付加部17による圧縮データへのタイムコードの付加処理を終了させる。
ステップS224の処理の後、ステップS225において、制御部12は、操作部11からの操作情報に基づいて、カメラスタンバイモードが解除されたか否かを判定し、カメラスタンバイモードが解除されていない場合、処理は図12のステップS205に戻り、ステップS205以降の処理が繰り返し実行される。ステップS225において、制御部12が、カメラスタンバイモードが解除されたと判定した場合、記録処理が終了される。
以上で、図11の記録再生装置1の記録処理の説明を終了する。なお、ステップS213において、ポーズが指示され、ステップS214においてプレイリストメモリ19に記録終了点のタイムコード(このタイムコードをタイムコードTC1とする)が記憶された後、ステップS218で記録再開が指示された場合、その後、再度、ステップS213でポーズが指示された後のステップS214においては、タイムコードTC1に上書きするようにして、新しいタイムコードが記憶される。
また、ステップS213において、ポーズが指示され、ステップS215においてクリップ情報メモリ20に記録終了点のタイムコード(このタイムコードをタイムコードTC1とする)が記憶された後、ステップS218で記録再開が指示された場合、その後、再度、ステップS213でポーズが指示された後のステップS215においては、タイムコードTC1に上書きするようにして、新しいタイムコードが記憶される。
図11の記録再生装置1の記録処理における、光ディスク41上の記録位置と、時間tとの関係を図15に示す。
図15において、横軸は時間tを表し、縦軸は、光ディスク41上の記録位置を表している。時間t0は、ステップS204で、撮像部13が撮像を開始した時点を示し、時間t1は、ステップS212で、ドライブ21が、圧縮データ(AVデータ)の光ディスク41への記録処理を開始した時点を示し、時間t2は、ステップS213でポーズの指示が入力された時点を示し、時間t3は、ステップS218で、記録再開の指示が入力された時点を示している。また、時間t4は、時間t2と同様、ステップS213でポーズの指示が入力された時点を示している。そして、時間t5は、ステップS219でドライブ21が、圧縮データ(AVデータ)の記録処理を終了した時点を示している。
時間t2とt3の間において、光ディスク41における記録位置が、D1からD2に移動して行っている。これは、図11の記録再生装置1の場合、図1の記録再生装置1の場合とは異なり、ポーズの指示が入力されてからも、光ディスク41への圧縮データ(AVデータ)の記録処理は継続されることを意味している。
また、図15の光ディスク41上の記録位置D3とD4の間に記録されたデータにバツ印がつけられている。これは、ステップS220で消去された、ポーズした時点以降の圧縮データ(AVデータ)を意味している。
図11の記録再生装置1により記録された圧縮データ(AVデータ)の再生処理は、図1の記録再生装置1の場合と、基本的に同様である。
以上、説明してきたように、本発明の記録再生装置1によれば、映像(音声)の記録中に、ユーザにより記録のポーズ(休止)の指示が入力された後、所定の時間以内に(またはポーズが指示されて以降に、バッファメモリ18に記憶されたデータのデータ量が所定のデータ量に達する前に)、ユーザにより記録再開の指示が入力された場合、ポーズ中の映像(音声)をも、記録媒体に記録するようにしたので、ポーズ中に、ユーザが撮りたいシーンが発生した場合に、そのシーンを記録媒体に記録しておくことが可能となる。
なお、本発明は、光ディスク41以外の記録媒体に適用することができる。本発明は、光ディスクの代わりに、例えば、磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク、またはテープ状記録媒体などに適用することができる(ただし、図11の例は、テープ状記録媒体には適用できない)。また、本発明は、リムーバブルメディア(記録媒体)にも、固定された記録媒体(記録装置)にも適用することができる。
また、以上の説明においては、映像データおよび音声データの両方を光ディスク41に記録する場合を例に説明したが、本発明は映像データのみ、または音声データのみの記録にも適用可能である。
また、以上の説明においては、圧縮データの光ディスク41への記録を「休止」し、その後、記録を再開する場合を例にして説明したが、本発明は、圧縮データの光ディスク41への記録を「中止」し、その後、記録を再開する場合にも適用することができる。
さらにまた、以上の説明においては、本発明をカメラ一体型映像記録装置に適用した場合の例を示しているが、本発明は、カメラ一体型映像記録装置以外の装置にも勿論適用することができる。本発明は、例えば、カメラとは完全に分離された記録装置や、カメラと記録装置が着脱可能な装置、記録再生装置等に適用することもできる。
また、以上の説明においては、記録処理および再生処理を同一の装置により実行する場合を例として説明しているが、記録処理を行う記録装置、および再生処理を行う再生装置を、それぞれ別の装置とすることも勿論可能である。
また、以上の説明においては、図6に示されるように、映像データ、音声データ、およびタイムコードは、1フレーム毎にセットで記録されているが、映像データ、音声データ、およびタイムコードを、それぞれ異なるファイルとして記録する場合にも、本発明を適用することができる。また、タイムコードは、コンテンツデータの時間を示す時間情報であればなんでも良い。
また、上述した図2のステップS2、ステップS3、ステップS6およびステップS7の処理、並びに図12のステップS202、ステップS203、ステップS206、およびステップS207の処理は、タイムコードの設定、すなわちRECランモードおよびフリーランモードの設定に基づいて、タイムコードを初期設定する処理であるが、本発明は、このようなタイムコードの設定を行わない場合にも適用することができる。例えば、カメラスタンバイモードが設定されたときにタイムコードを初期設定する装置に本発明を適用した場合、図2のステップS2、ステップS6、およびステップS7の処理(図12のステップS202、ステップS206、およびステップS207の処理)は省略される。また、例えば、記録が指示されたときにタイムコードを初期設定する装置に本発明を適用した場合、図2のステップS2、ステップS3、およびステップS6の処理(図12のステップS202、ステップS203、およびステップS206の処理)は省略される。本発明は、勿論、上記した例以外の装置にも適用することができる。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実現させることもできるが、ソフトウエアにより実現させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実現する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムがコンピュータにインストールされ、そのプログラムがコンピュータで実行されることにより、上述した記録再生装置1が機能的に実現される。
図16は、上述のようなディスク記録再生装置1として機能するコンピュータ501の一実施の形態の構成を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)511にはバス515を介して入出力インタフェース516が接続されており、CPU511は、入出力インタフェース516を介して、ユーザから、キーボード、マウスなどよりなる入力部518から指令が入力されると、例えば、ROM(Read Only Memory)512、ハードディスク514、またはドライブ520に装着される磁気ディスク531、光ディスク532、若しくは半導体メモリ533などの記録媒体に格納されているプログラムを、RAM(Random Access Memory)513にロードして実行する。これにより、上述した各種の処理が行われる。
さらに、CPU511は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース516を介して、LCDなどよりなる出力部517に必要に応じて出力する。なお、プログラムは、ハードディスク514やROM512に予め記憶しておき、コンピュータ501と一体的にユーザに提供したり、磁気ディスク531、光ディスク532、半導体メモリ533等のパッケージメディアとして提供したり、衛星、ネットワーク等から通信部519を介してハードディスク514に提供することができる。
なお、本明細書において、記録媒体(プログラム格納媒体)により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
1 記録再生装置, 11 操作部, 12 制御部, 13 撮像部, 14 マイクロフォン, 15 データ圧縮部, 16 タイムコード発生部, 17 タイムコード付加部, 18 バッファメモリ, 19 プレイリストメモリ, 20 クリップ情報メモリ, 21 ドライブ, 22 データ伸張部, 23 再生画メモリ, 24 表示制御部, 25 LCD, 26 音声メモリ, 27 音声出力部, 41 光ディスク, 42 光ヘッド, 43 スピンドルモータ, 44 サーボ制御部, 45 RFアンプ, 46 ディスクリード部, 47 ドライブコントロール部, 48 ディスクライト部