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JP3893643B2 - 信号多重化方法およびそれを用いた伝送信号生成装置 - Google Patents
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JP3893643B2 - 信号多重化方法およびそれを用いた伝送信号生成装置 - Google Patents

信号多重化方法およびそれを用いた伝送信号生成装置 Download PDF

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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は信号多重化方法およびそれを用いた伝送信号生成装置に関する。詳しくは、複数チャネルの番組の映像信号や音声信号等を符号化したのち多重化して伝送する際に、伝送された信号の復号化処理において時刻制御を行うための時刻管理情報を各番組の符号化信号に付加し、各番組の符号化信号を多重化した信号に復号化処理での時刻の基準となる同期情報を所望の値に設定する時刻基準情報を付加するものとし、この時刻管理情報と時刻基準情報を等しい基準時刻に基づいて生成することにより、簡単な構成で受信側での基準時刻のずれを防止するものである。
【0002】
【従来の技術】
DVB(Digital Video Broadcasting)などのディジタル・テレビ放送においては、データ圧縮の方式としてMPEG2(Moving Picture Coding Experts Group Phase 2)が採用されている。このディジタル・テレビ放送では、各家庭に対して衛星波やケーブルなどの各種の伝送路を用いて放送の分配が行われるが、データ圧縮によって、1つの伝送路で複数チャネルの番組の伝送できる多チャネル化が図られている。例えば、1つの放送衛星には複数のトランスポンダが搭載されており、1つのトランスポンダの帯域を36Mbps、番組当たりの帯域を4Mbpsとすると、1トランスポンダ当たり9番組を同時に放送することができる。
【0003】
MPEG2のシステムでは、複数の映像・音声・データを多重化して蓄積および伝送する方法が規格化(Recommendation H.222.0)されており、この規格では、誤りの発生する伝送路(例えば放送や通信)における使用を想定したトランスポートストリームTSと誤りのない伝送路(例えばCD−ROM等)における使用を想定したプログラムストリームPSが規定されている。なお、トランスポートストリームTSは、188バイト固定長の短いパケットから構成されており、パケット長が短いことから誤りに対処しやすいものとされている。
【0004】
ここで、ディジタル・テレビ放送システムについて、図6の系統図を使用して説明する。1つの番組の映像信号や音声信号が供給されたMPEGエンコーダ10では、この映像信号Dv1や音声信号Da1および時刻情報等のデータが符号化されてパケット化されると共に多重化されてトランスポートストリームTS1が生成される。このトランスポートストリームTS1はマルチプレクサ40に供給される。また、他の番組の映像信号Dv2,Dv2や音声信号Da3,Da3が供給されたMPEGエンコーダ20,30でも同様にしてトランスポートストリームTS2,TS3が生成されてマルチプレクサ40に供給される。
【0005】
マルチプレクサ40には、「番組情報」「限定受信情報」などのディジタル・テレビ放送のサービス情報や管理情報がトランスポートストリームTS4,TS5とされて供給されており、これらのトランスポートストリームTS1〜TS5が多重化されて多チャネルのトランスポートストリームTSmが伝送信号として生成されて伝送される。
【0006】
なお、受信側ではデマルチプレクサ60によって多チャネルのトランスポートストリームTSmから所望のチャネルのトランスポートストリームTScが分離されて、MPEGデコーダ70に供給される。MPEGデコーダ70では、所望のチャネルのトランスポートストリームTScから映像信号のパケットと音声信号のパケットが分離される。さらに分離されたパケットの信号が復号化されて所望のチャネルの映像信号Dvcおよびや音声信号Dacを得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、マルチプレクサ40では、複数のMPEGエンコーダからトランスポートストリームが供給されており、複数のトランスポートストリームの入力位相が時間的に一致しない場合にはトランスポートストリームはそのまま出力される。また、入力位相が時間的に一致した場合には、一致したトランスポートストリームの一方の出力タイミングが遅延されて多重化が行われる。
【0008】
しかし、遅延されたトランスポートストリームにMPEGデコーダで基準時刻を再現するための時刻基準情報であるPCR(プログラム時刻基準参照値:Program Clock Reference)が含まれている場合には、PCRの到着によってPCRのデータ等に基づきMPEGデコーダでの基準時刻がセットされるので、セットされるタイミングがおくれて基準時刻のずれを生じてしまう。
【0009】
このため、従来の伝送信号生成装置では、図7に示すようにPCRのデータ管理が行われる。なお、図7において図6と対応する部分については同一符号を付している。
【0010】
図7のMPEGエンコーダ10には、映像信号Dv1と音声信号Da1が供給されており、映像信号Dv1はビデオエンコーダ部11で符号化されてビデオストリームとされる。また、音声信号Da1はオーディオエンコーダ部12で符号化されてオーディオストリームとされる。
【0011】
STC(System Time Clock)部13は、MPEGエンコーダ10の時刻基準を生成する時計であり、このSTC部13の時刻に基づきビデオエンコーダ部11およびオーディオエンコーダ部12では、MPEGデコーダで用いられる再生出力の時刻管理情報であるPTS(Presentation Time Stamp)や復号の時刻管理情報であるDTS(Decoding Time Stamp)が生成される。さらに、ビデオエンコーダ部11では、このPTSやDTS等の情報とビデオストリームからPES(Packetized Elementary Stream)パケットが生成されて多重化回路14に供給される。また、オーディオエンコーダ部12では、PTSの情報やオーディオストリームからPESパケットが生成されて多重化回路14に供給される。
【0012】
多重化回路14では、ビデオエンコーダ部11やオーディオエンコーダ部12から供給されたPESパケットが多重化される。さらにSTC部13の時刻に基づいてPCRが生成されて、PCRや多重化されたPESパケットに基づいてトランスポートストリームTS1が生成される。
【0013】
同様に、MPEGエンコーダ20,30では、トランスポートストリームTS2やトランスポートストリームTS3が生成される。なお、MPEGエンコーダ10,20,30のSTC部13,23,33では、互いに独立に時刻が生成されている。
【0014】
トランスポートストリームTS1,TS2,TS3は、マルチプレクサ40の入力部41,42,43にそれぞれ供給される。また、マルチプレクサ40はSTC部46を有しており、このSTC部46の時刻が入力部41,42,43に供給される。
【0015】
入力部41,42,43はFIFO(First-In First-Out)メモリを用いて構成されており、供給されたトランスポートストリームTS1,TS2,TS3と共に、このトランスポートストリームTS1,TS2,TS3の到着時刻が記憶される。
【0016】
多重化回路44では、入力部41,42,43に記憶されているトランスポートストリームTS1,TS2,TS3の多重化が行われる。ここで、時間的に一致するトランスポートストリームTSが存在するときには、一方が遅延されてから多重されてPCR修正回路45に供給される。
【0017】
このPCR修正回路45では、多重化されたトランスポートストリームTSにPCRが含まれている場合、トランスポートストリームTSの到着時間とSTC部46の現在の時刻との時間差が検出される。この検出された時間差がPCRに加算されることによりPCRの修正が行われて伝送信号である多チャネルのトランスポートストリームTSmが生成される。
【0018】
このため、MPEGデコーダでは、トランスポートストリームが時間的に一致して一方が遅延された場合であってもPCRの修正がなされているので、このPCRに基づいて設定されるMPEGデコーダでの基準時刻は、時刻のずれの発生が防止される。
【0019】
このように、複数チャネルの伝送信号を生成する従来の伝送信号生成装置では、トランスポートストリームが時間的に一致して一方が遅延された場合であっても、MPEGデコーダで基準時刻のずれを生じさせないようにするために、トランスポートストリームの到着時刻を記憶させたり、この到着時刻と現在の時刻との時間差を検出したり、この検出された時間差を利用してPCRを修正するなどの複雑な回路が必要とされていた。
【0020】
そこで、この発明では、受信側での基準時刻のずれを生じないように複数チャネルの伝送信号を簡単な回路構成で容易に生成できる信号多重化方法および伝送信号生成装置を提供するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る信号多重化方法は、入力信号を符号化信号にして多重化する方法であって、上記符号化信号の復号化処理で、時刻制御を行うために用いる時刻管理情報および、時刻の基準となる同期情報を所望の値に設定するための時刻基準情報の基準となる基準時刻を発生するステップと、発生された上記基準時刻を信号多重手段及び複数のエンコーダに供給するステップと、供給された上記基準時刻に基づいてエンコーダの各々で入力信号を符号化処理して符号化信号を出力するステップと、各々の上記エンコーダから出力された符号化信号を上記基準時刻に基づいて上記信号多重手段で多重化するステップとを有することを特徴とするものである。
【0022】
この発明に係る信号多重化装置は、入力信号を各々基準時刻に基づき符号化処理して符号化信号を出力するエンコーダが複数と、上記エンコーダから出力される各々の符号化信号を基準時刻に基づいて多重化して出力する信号多重手段と、各々の上記エンコーダ及び上記信号多重手段に基準時刻を供給する基準時刻発生手段とを備え、各々の上記エンコーダは、上記符号化信号の復号化処理で、時刻制御を行うために用いる時刻管理情報を上記基準時刻に基づいて生成する時刻管理情報生成手段を有し、上記信号多重手段は、多重化された上記符号化信号の復号化処理で、時刻の基準となる同期情報を所望の値に設定するための時刻基準情報を上記基準時刻に基づいて生成する時刻基準情報生成手段を有し、上記基準時刻発生手段は、上記時刻管理情報および上記時刻基準情報の基準となる基準時刻を発生して上記時刻管理情報生成手段の各々、及び上記時刻基準情報生成手段に供給することを特徴とするものである
【0023】
この発明においては、複数チャネルの番組の映像信号や音声信号等がMPEGエンコーダで符号化されると共に、時刻管理情報生成手段でこの符号化された信号の復号化処理において再生出力の時刻制御や再生順序を制御するための時刻管理情報が生成されて付加される。この時刻管理情報が付加された各番組の符号化信号は、信号多重化手段で多重化される。この多重化された信号に、時刻基準情報生成手段で生成された復号化処理での基準時刻を再現するための時刻基準情報が付加されて、例えばMPEG2の多チャネルのトランスポートストリームとされる。この時刻管理情報と時刻基準情報は、基準時刻発生手段で発生された時刻に基づいて生成されるので、時刻基準情報と各番組の時刻管理情報は互いに同期するものとされる。
【0024】
【発明の実施の形態】
続いて、この発明に係る伝送信号生成装置の実施の一形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
図1はこの発明に係る伝送信号生成装置の一形態を示す系統図であり、例えば3つの番組を多重化して出力する場合を示している。なお、図1において図7と対応する部分については同一符号を付している。
【0026】
図1に示す基準時刻発生手段であるステーションタイムコード発生部50では、伝送信号生成装置の全体の基準となる時刻が発生されてMPEGエンコーダ10a,20a,30aおよびマルチプレクサ40aに供給される。
【0027】
MPEGエンコーダ10aには映像信号Dv1と音声信号Da1が供給されており、映像信号Dv1はビデオエンコーダ部11で符号化されてビデオストリームとされる。また、音声信号Da1はオーディオエンコーダ部12で符号化されてオーディオストリームとされる。
【0028】
STC部13には、ステーションタイムコード発生部50から基準となる時刻が供給されており、この時刻に基づいてMPEGエンコーダ10の時刻基準が生成される。このSTC部13で生成された時刻に基づきビデオエンコーダ部11およびオーディオエンコーダ部12では、後述するMPEGデコーダで用いられる再生出力の時刻管理情報であるPTSや復号の時刻管理情報であるDTSが生成される。さらに、ビデオエンコーダ部11では、このPTSやDTS等の情報とビデオストリームからPESパケットが生成される。また、オーディオエンコーダ部12では、PTSやDTS等の情報とオーディオストリームからPESパケットが生成される。
【0029】
ここで、図2にPESパケットの構造を示す。図2Aに示すビデオストリームあるいは図2Bに示すオーディオストリームが適当な長さに分割されて、図2Cに示すPESパケットが生成される。このPESパケットは図2Dに示す構成とされる。
【0030】
図2Dにおいて、パケット開始コードは、24ビットの固定値である開始コードと8ビットのストリームIDで構成されており、このストリームIDでパケット化されたストリームが定義される。次の16ビットでパケットのデータ長が示される。”10”はMPEG2のプログラムストリームPSであることを示す識別コードである。次の14ビットにはフラグ類がまとめて置かれて、これらのフラグに対応してコンディショナル・コーディングにオプションデータ類が置かれている。フラグ類に続く8ビットでPESパケットのヘッダ長が示される。コンディショナル・コーディング部には、PTSおよびDTSが(33+7)ビットで示される。スタッフィングバイトは、PTSやDTSがない場合であってもデータ長を一定とするためのダミーデータである。コンディショナル・コーディングに続いてビデオストリームやオーディオストリームあるいは番組に関する情報のデータストリームのパケットデータが置かれている。
【0031】
このように構成されたPESパケットは多重化回路14に供給されて多重化される。さらに、多重化回路14では、多重化されたPESパケットが分割されてトランスポートストリームTS1が生成される。
【0032】
ここで、トランスポートストリームTSの構成を図3に示す。トランスストリームTSは、図3Aに示すように188バイト固定長のトランスポートパケットから構成されており、このトランスポートパケットは、図3Bに示す構成とされている。
【0033】
図3Bにおいて、8ビットの同期信号は、MPEGデコーダでトランスポートパケットの先頭を検出するためのデータである。誤り表示ではこのパケット中のビットエラーの有無が示される。ユニット開始表示では、新たなPESパケットがこのパケットの後述するペイロードから始まることを示している。トランスポートパケットプライオリティはこのパケットの重要度を示すものである。13ビットのPID(Packet Identification)はストリーム識別情報である。スクランブル制御ではペイロードのスクランブルの有無・種別が示される。アダプテーションフィールド制御では、後述するアダプテーションフィールドおよびペイロードの有無が示される。4ビットの巡回カウンタでは、カウント情報の連続性によって、同じPIDを持つパケットが途中で一部棄却されているか否かが判別される。アダプテーションフィールドは図3Cに示す構成とされており、このアダプテーションフィールドに続くペイロードに、分割されたPESパケットのデータが置かれている。
【0034】
図3Cにおいて、アダプテーションフィールドの最初の8ビットでアダプテーションフィールド長が示される。不連続表示では、次の同じPIDを有するパケットで、システムクロックがリセットされ、新たな内容となることが示される。ランダムアクセス表示は、ビデオのシーケンスヘッダまたはオーディオのフレームの始まりを示すものとされて、このランダムアクセス表示によってランダムアクセス時のエントリーポイントを検出できる。ストリーム優先表示では個別ストリームの重要部分がこのパケットのペイロードにあることが示される。ストリーム優先表示の次にフラグが設けられ、このフラグによってコンディショナル・コーディングのオプショナルフィールドが設定される。このオプショナルフィールドの後に無効データであるスタッフィングバイトが必要に応じて設けられる。
【0035】
オプショナルフィールドには、時刻基準情報であるPCRやオリジナルの番組基準時刻であるOPCR(Original Program Clock Reference)、編集可能な点までの、同一PIDのトランスポートパケットの数を示すスプライスカウントダウン等が置かれている。
【0036】
MPEGエンコーダ20a,30aでも、MPEGエンコーダ10aと同様に、ステーションタイムコード発生部50からの時刻に基づいてSTC部23,33で時刻基準が生成されると共に、この時刻基準を利用してビデオエンコーダ部21,31、オーディオエンコーダ部22,32でPESパケットが生成されて多重化回路24,34に供給される。また多重化回路24,34でも、多重化回路14と同様にしてトランスポートストリームTS2,TS3が生成される。
【0037】
このようにMPEGエンコーダ10a,20a,30aで生成されたトランスポートストリームTS1,TS2,TS3は、それぞれマルチプレクサ40aの入力部41a,42a,43aに供給される。
【0038】
入力部41,42,43はFIFO(First-In First-Out)メモリを用いて構成されており、トランスポートストリームTS1,TS2,TS3が順次記憶されると共に読み出されて多重化回路44に供給される。
【0039】
多重化回路44では、入力部41,42,43に記憶されているトランスポートストリームTS1,TS2,TS3の多重化が行われる。ここで、時間的に一致するトランスポートストリームTSが存在するときには、一方が遅延されて多重されてPCR付加部47に供給される。
【0040】
このPCR付加部47には、ステーションタイムコード発生部50の基準時刻に基づきSTC部48で生成された時刻が供給されており、多重化されたトランスポートストリームにPCRが付加されて多チャネルのトランスポートストリームTSmが伝送される。
【0041】
受信側では分離化装置によって多チャネルのトランスポートストリームTSmから所望の番組のトランスポートストリームTScが分離されてMPEGデコーダに供給される。ここで、MPEGデコーダの構成を図4に示す。
【0042】
図4において、トランスポートストリームTScは、MPEGデコーダ70のの分離部71に供給されて、映像信号や音声信号のPESパケットに分離される。
【0043】
映像信号のPESパケットは、バッファ72を介してビデオデコーダ部73に供給される。音声信号のPESパケットは、バッファ74を介してオーディオデコーダ部75に供給される。また、トランスポートストリームTScのPCRがSTC部76に供給される。
【0044】
図5はSTC部76の構成を示す図であり、このSTC部76はPLL(Phase Locked Loop)で構成されている。トランスポートストリームTScのPCRは、加算器761とカウンタ762に供給される。カウンタ762には、トランスポートストリームTScのPCRの供給タイミングを示す信号LDと後述する電圧制御発振器(VCO)765からのシステムクロック信号CKに基づいて、カウンタ762がPCRでセットされると共に、このカウンタ762からセットされたPCRが出力されて加算器761に供給される。
【0045】
加算器761では、分離化装置から供給されたトランスポートストリームTScのPCRとカウンタ762から供給されたPCRの符号反転されたデータが加算されて、分離化装置から供給されたトランスポートストリームTScのPCRとカウンタ762から供給されたPCRとの誤差データがD/A変換器763に供給される。D/A変換器763に供給された誤差データはアナログ信号に変換されて低域フィルタ764を介して電圧制御発振器765に供給される。このため、電圧制御発振器765から出力されるシステムクロック信号CKの周波数が送信側のシステムクロック信号の周波数(27MHz)と一致するものとされて、PCRのタイミングの精度を確保して基準時刻が正しく再現される。このカウンタ762から出力される基準時刻は、ビデオデコーダ部73とオーディオデコーダ部75に供給される。
【0046】
ビデオデコーダ部73およびオーディオデコーダ部74では、STC部76からの基準時刻やPESパケットのPTSおよびDTSに基づきPESパケットの信号の復号化が行われて映像信号Dvcや音声信号Dacが生成される。
【0047】
このように上述の実施の形態によれば、送信側ではステーションタイムコード発生部50で生成された全体の基準となる時刻に基づいて、MPEGエンコーダ10aのSTC部13a、MPEGエンコーダ20aのSTC部23a、MPEGエンコーダ30aのSTC部33aおよびマルチプレクサ40aのSTC部48で基準時刻が生成されるので、各チャネルのPTSやDTSが同期して生成されると共にPCRも同期して生成されて、伝送信号である多チャネルのトランスポートストリームTSmが生成される。
【0048】
また受信側では、多チャネルのトランスポートストリームTSmから選択したトランスポートストリームTScのPCRに同期してシステムクロック信号が生成されると共に、PCRに同期したPTSやDTSに基づき信号の復号化処理が行われて、基準時刻のずれを生じることなく信号を良好に再生できる。
【0049】
さらに、送信側では、TSパケットの到着時刻を記憶しておき、実際に多重化された時刻からPCRを修正する必要がないので、構成を簡単で小規模なものとすることができる。
【0050】
【発明の効果】
この発明によれば、複数のエンコーダで得られた符号化信号のそれぞれに、この符号化信号を復号化処理する場合での再生出力の時刻制御や再生順序を制御するための時刻管理情報が付加されて信号多重化手段で多重化される。この多重化された信号に、時刻基準情報生成手段で生成された復号化処理での基準時刻を再現するための時刻基準情報が付加され伝送信号が生成される。また、時刻管理情報と時刻基準情報は、基準時刻発生手段で発生された時刻に基づいて生成されて同期するものとされる。
【0051】
このため、各エンコーダからの符号化信号に時刻基準情報を付加して多重化する場合に必要とされる時刻基準情報を修正するための複雑な回路が不要となり、簡単な回路構成で受信側の基準時刻のずれを生じない複数チャネルの伝送信号を容易に生成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る伝送信号生成装置の構成を示す図である。
【図2】PESパケットの構造を示す図である。
【図3】トランスポートストリームの構成を示す図である。
【図4】MPEGデコーダ70の構成を示す図である。
【図5】STC部76の構成を示す図である。
【図6】ディジタル・テレビ放送システムの系統図である。
【図7】従来の伝送信号生成装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
10,10a,20,20a,30,30a・・・MPEGエンコーダ、11,21,31・・・ビデオエンコーダ、12,22,32・・・オーディオエンコーダ、13,13a,23,23a,33,33a,46,48,76・・・STC部、14,24,34,44・・・多重化回路、40,40a・・・マルチプレクサ、41,41a,42,42a,43,43a・・・入力部、45・・・PCR修正部、47・・・PCR付加部、50・・・ステーションタイムコード発生部、60・・・デマルチプレクサ、70・・・MPEGデコーダ

Claims (5)

  1. 入力信号を符号化信号にして多重化する方法であって、
    上記符号化信号の復号化処理で、時刻制御を行うために用いる時刻管理情報および、時刻の基準となる同期情報を所望の値に設定するための時刻基準情報の基準となる基準時刻を発生するステップと、
    発生された上記基準時刻を信号多重手段及び複数のエンコーダに供給するステップと、
    供給された上記基準時刻に基づいてエンコーダの各々で入力信号を符号化処理して符号化信号を出力するステップと、
    各々の上記エンコーダから出力された符号化信号を上記基準時刻に基づいて上記信号多重手段で多重化するステップと
    を有することを特徴とする信号多重化方法。
  2. 上記符号化信号はMPEG2の符号化ストリームを分離してパケット化した信号であり、
    上記時刻管理情報はPTS(Presentation Time Stamp)あるいはDTS(Decoding Time Stamp)であり、
    上記時刻基準情報はPCR(プログラム時刻基準参照値)である
    ことを特徴とする請求項1記載の信号多重化方法。
  3. 入力信号を各々基準時刻に基づき符号化処理して符号化信号を出力するエンコーダが複数と、
    上記エンコーダから出力される各々の符号化信号を基準時刻に基づいて多重化して出力する信号多重手段と、
    各々の上記エンコーダ及び上記信号多重手段に基準時刻を供給する基準時刻発生手段とを備え、
    各々の上記エンコーダは、
    上記符号化信号の復号化処理で、時刻制御を行うために用いる時刻管理情報を上記基準時刻に基づいて生成する時刻管理情報生成手段を有し、
    上記信号多重手段は、
    多重化された上記符号化信号の復号化処理で、時刻の基準となる同期情報を所望の値に設定するための時刻基準情報を上記基準時刻に基づいて生成する時刻基準情報生成手段を有し、
    上記基準時刻発生手段は、
    上記時刻管理情報および上記時刻基準情報の基準となる基準時刻を発生して上記時刻管理情報生成手段の各々、及び上記時刻基準情報生成手段に供給することを特徴とする伝送信号生成装置。
  4. 上記エンコーダは、
    上記入力信号における映像信号を符号化するビデオエンコーダ手段と、
    上記入力信号における音声信号を符号化するオーディオエンコーダ手段と、
    符号化された当該音声信号及び映像信号を多重化する音映像多重化手段とを備え、
    上記ビデオエンコーダ手段は、
    上記時刻管理情報生成手段により生成された上記時刻管理情報を入力し、当該時刻管理情報に基づいて上記映像信号を符号化し、符号化された信号を上記音映像多重化手段へ出力し、
    上記オーディオエンコーダ手段は、
    上記時刻管理情報を入力し、当該時刻管理情報に基づいて上記音声信号を符号化し、符号化された信号を上記音映像多重化手段へ出力することを特徴とする請求項3記載の伝送信号生成装置。
  5. 上記信号多重手段は、
    上記各々の符号化信号を入力する複数の入力部と、
    上記複数の入力部から出力される信号を多重化する多重化部と、
    上記時刻基準情報生成手段により生成された上記時刻基準情報を入力し、当該時刻基準情報を上記多重化された信号に付加する時刻情報付加部と
    を備えることを特徴とする請求項3記載の伝送信号生成装置。
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