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JP3896249B2 - 画像形成装置における給紙方法 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置における給紙方法に関し、より詳しくは、画像担持体または中間転写体上のトナー画像が転写される転写材を転写材収納手段から搬送経路に送り出す給紙ローラと、送り出された転写材の有無を検知するレジストセンサーと、該レジストセンサーの転写材搬送経路下流側に、転写材を転写部に搬送する一対のレジストローラとを備えた画像形成装置において、転写材の搬送を連続して行なう給紙方法に関するものである。本発明はプリンター、PPC複写機などに有効に応用できるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばカラーレーザプリンタでは、連続プリントの高速化が要求されている。これを実現するには、できるだけ短い紙間隔で給紙する必要があり、そのため、このような画像形成装置では給紙部と、プリンタエンジン内の転写部へ所定のタイミングで転写材(例えば紙)を給紙するレジストローラとの間にレジストセンサーを設け、これにより紙間隔を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では転写材の重送や、いわゆる追いつきジャム等の不具合を防止するべく転写材の前倒し量のバラツキを吸収するためには、多数のセンサーを配備しなければならないという問題点があった。また、給紙ローラによる紙搬送速度が一定であることから、連続給紙時の紙間隔を狭めるためには、給紙ローラとレジストローラ間の搬送経路を短くする必要があった。なお、上記「前倒し量」とは、給紙カセットに収納された転写材が、該カセット直上に配備された呼出しコロからカセット外にわずかに送り出され始めたときの量のことである。
【0004】
本発明は、従来技術の上記問題点に鑑みなされたもので、その目的は、センサー配置数を増やすことなく転写材の重送等の不具合を的確になくすことができ、また、搬送経路を短くしなくても狭い紙間隔で転写材を連続的に搬送することができる、画像形成装置における給紙方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、画像担持体または中間転写体上のトナー画像が転写される転写材を転写材収納手段から搬送経路に送り出す給紙ローラと、送り出された転写材の有無を検知するレジストセンサーと、該レジストセンサーの転写材搬送経路下流側に、転写材を転写部に搬送する一対のレジストローラとを備えた画像形成装置において転写材の搬送を連続して行なう給紙方法であって、給紙ローラにより転写材収納手段から送り出された転写材の先端をレジストセンサーが検知してから所定時間経過後に給紙ローラを停止することで転写材先端をレジストローラに接触させ、かつ転写材にたわみを持たせ、画像担持体または中間転写体上に形成されたトナー画像の先端と転写材の先端とが一致するように待機させた後、レジストローラのみを定速で駆動して転写材を搬送し、転写材の後端がレジストセンサーから外れた後、レジストセンサーからレジストローラまでの転写材の搬送に要する時間に所定時間を加えた時間が経過してからレジストローラを停止するとともに、レジストローラにより搬送される先行する転写材の後端がレジストセンサーから外れると同時に、給紙ローラを駆動することにより後続の転写材の搬送を開始する画像形成装置における給紙方法において、転写材の先端がレジストセンサーで検知された後、レジストローラに接触し停止するまでの転写材の搬送速度V sr が、転写材にトナー画像が転写され装置外に排出されるまでのプリント速度に等しく、かつ転写材収納手段から転写材先端がレジストセンサーで検知されるときまでの搬送速度V fs が前記V sr よりも大きくなるように、給紙ローラを可変速で駆動し、給紙ローラ駆動開始からレジストセンサーが転写材の先端を検知するまでの時間T fs の計測手段を設け、該計測手段によって計測した時間と、給紙ローラ停止から画像担持体または中間転写体上のトナー画像との同期がとられるまでの同期待ち時間T wait との和が一定となるように、給紙ローラの回転速度V fs を可変とすることを特徴とする画像形成装置における給紙方法である。
【0006】
請求項1に係る発明によれば、簡易な構成で、転写材をスキュー(搬送方向に対し斜め方向の給紙)させることなく連続的に搬送することができる。また、レジストセンサー信号を基準にして、後続の転写材を供給するローラ駆動の制御を行なうので、画像書込み基準で給紙制御を行なう際に必要となる、給紙駆動タイミングを計測するための大がかりなタイマーが不要となる。
【0007】
請求項1の発明では、転写材を給紙ローラからレジストセンサーまで搬送するのに要する時間をTfs、給紙ローラ停止から画像担持体または中間転写体上のトナー画像との同期がとられるまでの同期待ち時間をTwait、転写部に搬送される転写材間隔に相当する時間をTspace とするとき、これらの間に次の式、
Tspace =Tfs + Twait
が成り立つように制御することが望ましく、これにより、転写材同士間の間隔(転写材間隔:これは上記紙間隔に相当する)が容易に設定できる。
【0008】
この場合、転写部に搬送される転写材間隔の調整を、給紙ローラが停止した時点から、レジストローラが駆動開始するまでの前記待機時間Twaitを可変することにより行なうことが更に望ましく、これによって、転写材間隔をより容易に調整できる。
【0009】
また請求項1の発明では、上記転写材収納手段として給紙カセットまたは手差しトレイが用いられるが、いずれにしても給紙元に関係なく簡易な構成で狭紙間隔(転写材同士間の間隔を狭くした状態)の連続給紙を行なうことができる。
【0010】
さらに請求項1に係る発明によれば、給紙ローラからレジストローラまでの搬送距離が長くても、狭紙間隔での連続給紙が行なえる。
【0013】
またさらに請求項1に係る発明によれば、搬送される転写材の先端位置が変化しても、給紙間隔を一定に保つことができる。
【0014】
請求項2に係る発明は、画像担持体または中間転写体上のトナー画像が転写される転写材を転写材収納手段から搬送経路に送り出す給紙ローラと、送り出された転写材の有無を検知するレジストセンサーと、該レジストセンサーの転写材搬送経路下流側に、転写材を転写部に搬送する一対のレジストローラとを備えた画像形成装置において転写材の搬送を連続して行なう給紙方法であって、給紙ローラにより転写材収納手段から送り出された転写材の先端をレジストセンサーが検知してから所定時間経過後に給紙ローラを停止することで転写材先端をレジストローラに接触させ、かつ転写材にたわみを持たせ、画像担持体または中間転写体上に形成されたトナー画像の先端と転写材の先端とが一致するように待機させた後、レジストローラのみを定速で駆動して転写材を搬送し、転写材の後端がレジストセンサーから外れた後、レジストセンサーからレジストローラまでの転写材の搬送に要する時間に所定時間を加えた時間が経過してからレジストローラを停止するとともに、レジストローラにより搬送される先行する転写材の後端がレジストセンサーから外れると同時に、給紙ローラを駆動することにより後続の転写材の搬送を開始する画像形成装置における給紙方法において、給紙ローラの駆動から転写材の先端がレジストセンサーで検知されるまでの時間を、転写材の後端がレジストローラ通過後レジストローラ停止までの予め定められた時間よりも長くなるよう設定し、給紙ローラ駆動開始から転写材の先端がレジストセンサーで検知されるまでの時間の計測手段を設け、該計測手段によって計測した時間が、前記予め定められた時間と等しいか、またはこれよりも小さくなった場合に、画像形成動作を停止することを特徴とする画像形成装置における給紙方法である。本発明によれば、搬送される転写材の先端位置が変化しても、給紙の重送を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明が適用される、カラーレーザプリンタ等のフルカラー画像形成装置の全体構成を示す説明図である。
【0016】
上記画像形成装置は、イエロートナーを用いる画像形成部およびマゼンタトナーを用いる画像形成部からなる第1ステーション10、シアントナーを用いる画像形成部およびブラックトナーを用いる画像形成部からなる第2ステーション20、中間転写ベルト31等からなる転写部(紙転写部)、給紙ローラ42,43等からなる給紙機構(給紙部)、定着ローラ51等々を備えている。
【0017】
図1に示した各符号について説明すると、11は感光体ドラム、12は上現像ローラ(イエロートナー画像用)、14は帯電ブラシ、16は書込みヘッド、17は現像切替えローラ、21は感光体ドラム、23は下現像ローラ(ブラックトナー画像用)、32はベルト転写ブラシ、33は紙転写ローラ、34はクリーニングブレード、41は給紙カセット、44はレジストセンサー、45はレジストローラ、46は手差しトレイ、61はビデオボード、62はエンジンボード、63はベルトマークセンサーである。
【0018】
第1、第2ステーション10,20によって画像担持体である感光体ドラム11,21に形成されたトナー画像は、中間転写ベルト31に転写され、必要なすべての色のトナー画像が中間転写ベルト31に転写されると、給紙カセット41または手差しトレイ46から送り出された転写材である紙(またはOHPシート)に、上記トナー画像が紙転写ローラ33部で転写される。そして、紙上の転写トナー画像が定着ローラ51で定着された後、この紙は装置外に排出される。
【0019】
図2は図1に示す画像形成装置における給紙部(給紙機構)の構成説明図である。なお、以下の説明では、転写材として紙を挙げて説明する。この給紙部は、転写材である紙Pを搬送経路に送り出すための給紙ローラ42,43と、搬送経路の紙Pを検出するためのレジストセンサー44、このレジストセンサー44の搬送経路下流側に配置され、紙Pを転写部に送り出すための一対のレジストローラ45,45とから構成される。
【0020】
ここで、給紙ローラ42は給紙カセット41から、給紙ローラ43は手差しトレイ46から、それぞれ紙を送り出すもので、どちらか一方が択一的に動作可能となっている。給紙ローラ42と給紙ローラ43とは、紙搬送距離の違いにより制御時間が異なるだけで、その制御法は同一であるので、以下、給紙ローラ42の動作について説明する(後記する他の実施の形態についても同じ)。
【0021】
第1の実施の形態
第1の実施の形態について、図2をもとに説明する。プリント開始が指示されると、給紙ローラ42が矢印の向きに回転し始め、給紙カセット41から搬送経路に紙Pを送り出す。送り出された紙の先端がレジストセンサー44に達するとCPU(図示せず)は給紙ローラ42の駆動時間を管理し、予め設定された時間の後、給紙ローラ42の回転を停止させる。
【0022】
上記予め設定された時間とは、紙がレジストセンサー44からレジストローラ45に到達するのに要する時間(到達時間)Tsrに、時間αを加えたものである。図2では給紙ローラ42はステップモータで構成されており、送り出された紙がレジストセンサー44からレジストローラに到達までに要するステップ数に、紙にたわみを持たせるためにαとして数ステップを加えたステップ数を、上記予め設定された時間(予め設定された給紙ローラ駆動時間)として設定する。
【0023】
紙搬送経路を遮断するように対となって構成されているレジストローラ45は停止した状態であり、紙が蛇行して搬送されていてもこの時点で先端が揃い、以降まっすぐ搬送される。出力に必要な全ての色のトナー画像が中間転写ベルト31に転写されると、トナー画像の先端に紙の先端(正確には余白部を有して)が一致するようタイミングを見計らってレジストローラ45が回転し始め、紙を紙転写部へ送り出す。
【0024】
紙転写ローラ33は、転写するべきトナー画像の先端が紙転写部に到達する前で、かつトナー画像の後端が紙転写部を通過した後に、図示しない接離機構により中間転写ベルト31に接触し、該ベルトと一緒に回転する。レジストローラ45によって中間転写ベルト31と等速で送り出される紙に、中間転写ベルト31上のトナー画像が紙転写部で転写され、トナー画像が転写された紙は定着ローラ51によって定着・排紙される。
【0025】
紙の後端がレジストセンサー44を通過するとCPU(図略)が、レジストセンサー44からレジストローラ45まで紙が到達するのに必要な時間を管理し、この時間に所定時間βを加えた時間だけレジストローラ45を駆動させた後、停止させる。上記所定時間βは、紙が完全にレジストローラ45を通過するためのマージンである。
【0026】
レジストローラ45が停止しても、中間転写ベルト31と一緒に回転している紙転写ローラ33、および独立駆動される定着ローラ51により紙が搬送される。紙への転写が終了するタイミングで、紙転写ローラ33は中間転写ベルト31から離反し、定着ローラ51は紙が完全に装置外に排出されると、その駆動を停止する。中間転写ベルト31上の残トナーをクリーニングした後、次回プリント要求がない場合、中間転写ベルト31は感光体ドラム(11,21)と一緒にその駆動を停止して、次回のプリント要求を待つ。
【0027】
図2の給紙機構により連続してプリントを行なう場合、先行して搬送されている紙の後端がレジストセンサー44から外れると同時に、給紙ローラ42を駆動して後続の紙を送り出す。後続の紙の先端がレジストセンサー44に到達する前に、先行する紙はレジストローラ45を通過しているので、レジストローラ45は既に停止している。したがって、後続の紙先端がレジストセンサー44に検知されてから以降は、上に説明したとおりの動作を繰り返す。
【0028】
第2の実施の形態
第2の実施の形態について、図面に従い以下に説明する。図3は給紙ローラとレジストローラの制御タイミング、およびレジストセンサーの状態を示す説明図であり、横軸は時間を、縦軸は給紙ローラ及びレジストローラの回転速度、並びにレジストセンサーのon/offを示している。なお、説明を簡単にするため、図3はA4横送りで単色プリント時のタイミングを示している。
【0029】
本実施の形態では、一例として、プリント速度(Vsr)=100mm/s、Vfs=300mm/s、中間転写ベルト長480mm、ベルトマークセンサー・紙転写部間の距離250mm、紙間隔(紙搬送方向における紙同士間の間隔)を40mmとしている。各ローラとレジストセンサー間距離は図2の通りである。また、図3の時間軸は0.5s/divである。
【0030】
プリント要求により、図3の「Print Start 」位置で書込みが開始されると同時に、給紙ローラが速度Vfsで回転し紙送りを開始する。時間Tfs(=Lfs/Vfs)が経過してレジストセンサーに紙が到達するとレジストセンサー信号がOnする。これと同時に矢印で示すように給紙ローラが速度Vsrに減速して紙先端がレジストローラに到達するまでの時間Tsr(=Lsr/Vsr)と、紙にたわみを持たすための時間αとの和に相当する時間(=Tsr+α)だけ駆動した後に停止する。
【0031】
給紙ローラ停止時点から、画像との同期待ち時間Twait(1枚目の紙のみが異なる)が経過した時点で、今度はレジストローラが駆動される。ここで、1枚目の紙についてはレジストローラの駆動制御を、画像の書込み開始からの時間管理で行なう。レジストローラは中間転写ベルトと同じ速度Vsrの一定速度で回転する。レジストローラにより紙が搬送され、紙の後端がレジストセンサーを外れるとレジストセンサー信号がOffとなる。
【0032】
レジストセンサー信号がOffになると給紙ローラが再び速度Vfsで回転し、後続の紙を送り始める。また、レジストローラは紙後端がレジストセンサーからレジストローラに達するまでの時間Tsrと、紙後端がレジストローラを完全に通過するに要する時間βとの和に等しい時間だけ回転した後、停止する。給紙ローラは駆動から時間Tfsだけ経過して後続の紙の先端がレジストセンサーに到達しレジストセンサー信号がOnすると、給紙ローラ速度を再びVsrに減速して時間Tsr+αが経過した時点で停止する。これ以降は上記動作を繰返す。
【0033】
上述のように、搬送される紙のレジストセンサーまでの搬送速度Vfsと、レジストセンサーからレジストローラに到達して停止するまでの搬送速度Vsr(<Vfs)が異なるよう給紙ローラが駆動される。
【0034】
第3の実施の形態
第1の実施の形態において、転写材を給紙ローラからレジストセンサーまで搬送するのに要する時間をTfs、給紙ローラ停止からトナー画像との同期がとられるまでの同期待ち時間をTwait、転写部に搬送される転写材間隔に相当する時間をTspace とするとき、これらの間に次の式Tspace =Tfs + Twaitが成り立つように制御するものである。以下、これについてこれを図3をもとに説明する。
【0035】
紙を給紙ローラからレジストセンサーまで搬送するのに要する時間をTfs、紙をレジストセンサーからレジストローラまで搬送するのに要する時間をTsr、紙先端がレジストローラに接触し、たわみをもって停止するまでの時間をα、紙が完全にレジストローラを通過するためのマージン時間をβ、給紙ローラ停止からトナー画像との同期待ち時間をTwaitとする。また転写部に搬送される紙同士間の間隔に相当する時間をTspace とすると、図3から以下の関係が成り立つ。
Tspace +Tsr+β=Tfs+Tsr+α+Twait ……(1)
ここで、α≒βであるので
Tspace =Tfs+Twait ……(2)
【0036】
このようにして、紙が給紙ローラからレジストセンサーに到達するまでの時間と、給紙ローラ停止からトナー画像との同期待ち時間との合計時間を換算することで、連続給紙時の紙同士間の間隔(紙間)を確保することができる。
【0037】
第4の実施の形態
本実施の形態は、上記第3の実施の形態における給紙方法を更に特定したものである。上記式(2)において、時間Tfsは紙先端が給紙ローラからレジストセンサーに到達するまでの時間であり、給紙ローラの回転速度Vfs、給紙ローラからレジストセンサーまでの距離をLfsとしたとき、Tfs=Lfs/Vfsである。Lfsは装置の配置が決まってしまえば当然可変することができない。したがって速度Vfsを可変することでTfsを変化させて、紙間を調整することができる。また、速度Vfsを変化させなくても、トナー画像との同期待ち時間Twaitを変化させることでも、紙間を調整できる。プリントスピードを変化させた場合、上記いずれかの方法により、プリントスピードに適した紙間に調整することができる。逆にプリントスピードから紙間が決まった場合、給紙ローラが必要とする最低速度Vfsが、Vfs>Lfs/Tspace と求められる。
【0038】
第5の実施の形態
第5の実施の形態について、以下に説明する。給紙ローラによって給紙カセットから送り出される紙の先端位置は必ずしも同じではなく、何枚か送り出すうちに紙先端が給紙ローラからレジストセンサー方向に突き出してくる。その場合、レジストセンサーまでの到達時間Tfsが短くなるので、式(2)の関係が成り立たなくなってくる。
【0039】
そこで、給紙ローラ駆動開始からレジストセンサーが紙先端を検知するまでの時間を計測するための計測手段を設ける。計測した結果と、予め求められた所要時間との間に差が生じた場合、CPUがその差を打ち消すよう画像との同期待ち合わせ時間Twaitを可変して、TfsとTwaitとの和が常に一定になるよう制御する。
【0040】
図4は、このような制御を行なうための機能ブロック図である。計測手段101は、給紙モータ103(給紙ローラ)が駆動し始めると時間の計測を開始し、レジストセンサー44からの信号により給紙ローラが止まるまでの時間を計測する。計測された時間は、予め求められた給紙ローラの駆動時間(Ref:初期値)と比較され、その差分DiffがCPU102に入力される。CPU102は、予め設定されたトナー画像との同期待ち時間Twaitに上記差分Diffを加えた(計測した時間は、予め求められた時間よりも短くなる)時間を新規の同期待ち時間として待機した後、レジストモータ104(レジストローラ)を駆動させる。
【0041】
第6の実施の形態
第6の実施の形態について、以下に説明する。本実施の形態は、請求項1に係るものである。給紙駆動開始からレジストセンサーが紙先端を検知するまでの時間の計測手段を設け、予め求められた所要時間と計測した結果とに差が生じた場合、これを次回の給紙ローラの回転速度にフィードバックする。計測時間が短いときは回転速度を遅くし、長いときは速度を速くする。
【0042】
予め求められる速度、搬送時間の初期値をそれぞれVfs、Tfsとし、また計測した時間をtとすると、計測結果から制御する給紙ローラの回転速度vは、
v=Vfs×Tfs/t ……(3)
で求まる。Tfs=Lfs/Vfs
【0043】
図5は上記制御を行なうための機能ブロック図である。この図において計測手段101は、給紙モータ103(給紙ローラ)が駆動し始めると時間の計測を開始し、レジストセンサー44からの信号により給紙ローラが止まるまでの時間を計測する。CPU102は計測された時間から新規の給紙ローラ回転速度を上記式(3)により求め、給紙モータの駆動パルス(Pulse)を、上記求めた速度が得られるようなパルス周波数に変換して給紙モータ103に供給し、給紙ローラ42を駆動させる。
【0044】
第7の実施の形態
第7の実施の形態について、以下に説明する。本実施の形態は、請求項2に係るものである。連続給紙の場合、レジストローラが回転駆動中に後続の紙がレジストローラに接触すると、重送が発生する。重送を防止するには、後続の紙がレジストローラに接触する前にレジストローラの回転が止まっている必要がある。
【0045】
図3のタイミング図から、後続の紙を送り出すために給紙ローラが回転を開始するのは、先行する紙後端がレジストセンサーから外れてセンサー信号がOffとなった時で、レジストローラに達するまでに要する時間はTfs+Tsrである。また、レジストセンサー信号がOffしてからのレジストローラの回転時間はTsr+βである。
重送させないためには、
Tfs+Tsr>Tsr+β ……(4)
となる必要があり、この式(4)が成り立つように、給紙ローラの回転速度および、レジストローラによる給紙の引っ掛かり防止の安全時間を設定する。
【0046】
しかし、上述したように、給紙カセットでの紙先端位置が変化してTfsが短くなる可能性がある。給紙ローラの回転速度を落としTfsを増大させても、上記式(4)の関係が崩れた場合には、給紙を止めて画像形成動作を停止する。また図4、図5に示したブロック図と同様に、Tfsを計測する計測手段を設け、計測結果をβと比較する。比較した結果、式(4)を満足しない場合は画像形成動作を停止する。
【0047】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1に係る発明によれば、簡易な構成で、転写材をスキュー(搬送方向に対し斜め方向の給紙)させることなく搬送することができる。また、レジストセンサー信号を基準にして、後続の転写材を供給するローラ駆動の制御を行なうので、画像書込み基準で給紙制御を行なう際に必要となる、給紙駆動タイミングを計測するための大がかりなタイマーを必要としない。
【0048】
また請求項1に係る発明によれば、給紙ローラからレジストローラまでの搬送距離が長くても、狭紙間隔(転写材同士間の間隔を狭くした状態)での連続給紙が行なえる。
【0049】
さらに請求項1に係る発明によれば、搬送される転写材の先端位置が変化しても、給紙間隔を一定に保つことができる。また、請求項2に係る発明によれば、搬送される転写材の先端位置が変化しても、給紙の重送を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される、カラーレーザプリンタ等のフルカラー画像形成装置の全体構成を示す説明図である。
【図2】図1に示す画像形成装置における給紙部の構成説明図である。
【図3】給紙ローラとレジストローラの制御タイミング、およびレジストセンサーの状態を示す説明図である。
【図4】本発明の第5の実施の形態に係る給紙制御を行なうための機能ブロック図である。
【図5】本発明の第6の実施の形態に係る給紙制御を行なうための機能ブロック図である。
【符号の説明】
10 第1ステーション
11 感光体ドラム
12 上現像ローラ
14 帯電ブラシ
16 書込みヘッド
17 現像切替えローラ
20 第2ステーション
21 感光体ドラム
23 下現像ローラ
31 中間転写ベルト
32 ベルト転写ブラシ
33 紙転写ローラ
34 クリーニングブレード
41 給紙カセット
42 給紙ローラ
43 給紙ローラ
44 レジストセンサー
45 レジストローラ
46 手差しトレイ
51 定着ローラ
61 ビデオボード
62 エンジンボード
63 ベルトマークセンサー
101 計測手段
102 CPU
103 給紙モータ
104 レジストモータ

Claims (2)

  1. 画像担持体または中間転写体上のトナー画像が転写される転写材を転写材収納手段から搬送経路に送り出す給紙ローラと、送り出された転写材の有無を検知するレジストセンサーと、該レジストセンサーの転写材搬送経路下流側に、転写材を転写部に搬送する一対のレジストローラとを備えた画像形成装置において転写材の搬送を連続して行なう給紙方法であって、
    給紙ローラにより転写材収納手段から送り出された転写材の先端をレジストセンサーが検知してから所定時間経過後に給紙ローラを停止することで転写材先端をレジストローラに接触させ、かつ転写材にたわみを持たせ、画像担持体または中間転写体上に形成されたトナー画像の先端と転写材の先端とが一致するように待機させた後、レジストローラのみを定速で駆動して転写材を搬送し、転写材の後端がレジストセンサーから外れた後、レジストセンサーからレジストローラまでの転写材の搬送に要する時間に所定時間を加えた時間が経過してからレジストローラを停止するとともに、
    レジストローラにより搬送される先行する転写材の後端がレジストセンサーから外れると同時に、給紙ローラを駆動することにより後続の転写材の搬送を開始する画像形成装置における給紙方法において、
    転写材の先端がレジストセンサーで検知された後、レジストローラに接触し停止するまでの転写材の搬送速度V sr が、転写材にトナー画像が転写され装置外に排出されるまでのプリント速度に等しく、かつ転写材収納手段から転写材先端がレジストセンサーで検知されるときまでの搬送速度V fs が前記V sr よりも大きくなるように、給紙ローラを可変速で駆動し、
    給紙ローラ駆動開始からレジストセンサーが転写材の先端を検知するまでの時間Tfsの計測手段を設け、該計測手段によって計測した時間と、給紙ローラ停止から画像担持体または中間転写体上のトナー画像との同期がとられるまでの同期待ち時間Twaitとの和が一定となるように、給紙ローラの回転速度Vfsを可変とすることを特徴とする画像形成装置における給紙方法。
  2. 画像担持体または中間転写体上のトナー画像が転写される転写材を転写材収納手段から搬送経路に送り出す給紙ローラと、送り出された転写材の有無を検知するレジストセンサーと、該レジストセンサーの転写材搬送経路下流側に、転写材を転写部に搬送する一対のレジストローラとを備えた画像形成装置において転写材の搬送を連続して行なう給紙方法であって、
    給紙ローラにより転写材収納手段から送り出された転写材の先端をレジストセンサーが検知してから所定時間経過後に給紙ローラを停止することで転写材先端をレジストローラに接触させ、かつ転写材にたわみを持たせ、画像担持体または中間転写体上に形成されたトナー画像の先端と転写材の先端とが一致するように待機させた後、レジストローラのみを定速で駆動して転写材を搬送し、転写材の後端がレジストセンサーから外れた後、レジストセンサーからレジストローラまでの転写材の搬送に要する時間に所定時間を加えた時間が経過してからレジストローラを停止するとともに、
    レジストローラにより搬送される先行する転写材の後端がレジストセンサーから外れると同時に、給紙ローラを駆動することにより後続の転写材の搬送を開始する画像形成装置における給紙方法において、
    給紙ローラの駆動から転写材の先端がレジストセンサーで検知されるまでの時間を、転写材の後端がレジストローラ通過後レジストローラ停止までの予め定められた時間よりも長くなるよう設定し、給紙ローラ駆動開始から転写材の先端がレジストセンサーで検知されるまでの時間の計測手段を設け、該計測手段によって計測した時間が、前記予め定められた時間と等しいか、またはこれよりも小さくなった場合に、画像形成動作を停止することを特徴とする画像形成装置における給紙方法。
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