JP3899586B2 - Editing apparatus and editing method - Google Patents
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Description
【0001】
【目次】
以下の順序でこの発明を説明する。
【0002】
発明の属する技術分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段
発明の実施の形態
発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】
この発明は編集装置に関し、例えばニユース素材等を編集対象とする編集装置に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】
従来、この種の編集装置としては、ノンリニア編集すなわちビデオテープレコーダ(以下、VTRと表記する)にアナログデータとして記録されたニユース素材等をディジタルデータに変換し、変換されたディジタルデータをソフトウェア等を用いて処理することによつて編集を行うものが多く用いられている。
【0005】
このようなノンリニア編集において、ニユース素材等をリアルタイムで編集することは、ソフトウェア等の処理能力の限界等のため困難である。このため、編集装置には、ハードディスクドライブ(HDD)等の記録手段(以下、ローカルストレージと表記する)が設けられ、編集処理の対象となり得るニユース素材等をローカルストレージに一旦取り込んだ後に編集処理を行うことが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のノンリニア編集機において、ニユース素材等は、ビデオ信号に対する処理を行う手段とオーディオ信号に対する処理を行う手段とからそれぞれ送出される信号を合成して出力する編集処理系路を必ず経由して、編集機に接続される例えばオンエアバッファ(放送の際にプログラムを一時的に記憶する手段)等の機材に送出されるようになされている。上述したローカルストレージもこのような編集機に接続される機材の一つなので、ローカルストレージに取り込まれるニユース素材も、編集処理系路を必ず経由することになる。
【0007】
従って、ニユース素材等がローカルストレージに取り込まれる期間には、ローカルストレージにニユース素材等を送出するために編集処理系路が専有されてしまうので、編集処理を行うことができない。このため、編集機全体の運用効率の向上に支障を来していた。
【0008】
この発明は以上の点を考慮してなされたもので、ニユース素材等をローカルストレージに取り込む期間にも、編集処理を行うことができる編集装置及び編集方法を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、所定の信号を記録する記録手段を有するノンリニア編集装置において、
ビデオ信号に対する処理を行う手段とオーディオ信号に対する処理を行う手段とからそれぞれ送出される信号を合成して出力する編集処理系路と、記録手段に所定の信号を送出する処理系路とを分離するマトリクスブロック部を有することを特徴とするノンリニア編集装置である。
【0010】
請求項5の発明は、所定の信号を記録する記録ステップを有するノンリニア編集方法において、
ビデオ信号に対する処理を行うステップとオーディオ信号に対する処理を行うステップとによって、それぞれ送出される信号を合成して出力する編集処理ステップと、記録ステップに所定の信号を送出する処理ステップとをマトリクスブロック部によって分離することを特徴とするノンリニア編集方法である。
【0011】
以上のような発明によれば、編集処理系路、すなわちビデオ信号に対する処理を行う手段とオーディオ信号に対する処理を行う手段とからそれぞれ送出される信号を合成して出力する信号系路と、記録手段に記録対象とされる所定の信号を送出する信号系路とを分離することができる。
【0012】
このため、記録手段に記録対象とされる所定の信号を送出する期間にも、編集処理系路が専有されないので、編集処理を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面について、この発明の一実施例を詳述する。
【0014】
(1)編集装置の全体構成
図1において、1は全体としてこの発明を適用した編集装置を示し、大きく分けてコンピユータ2と編集処理装置3からなる。コンピユータ2はCPU(中央処理ユニツト)や各種処理回路、或いはフロツピーデイスクドライブ、ハードデイスクドライブ等を備える本体2Aと、当該本体2Aに接続される表示手段としてのモニタ2Bと、入力手段としてのキーボード2C及びマウス2Dとを有している。このようなコンピユータ2は編集のためのソフトウエアとしてアプリケーシヨンプログラムがハードデイスクドライブに予めインストールされており、オペレーテイングシステムの基で当該アプリケーシヨンプログラムを動作させることにより編集装置用のコンピユータとして起動するようになされている。
【0015】
因みに、このアプリケーシヨンプログラムを動作させたときには、モニタ2B上にGUI(グラフイカル・ユーザ・インターフエイス)のためのグラフイツク表示が表示されるようになされており、この編集装置1では、このGUIを介して編集のための制御コマンドを入力し得るようになされている。なお、コンピユータ2は、入力された制御コマンドの内容が編集処理装置3の動作を制御するものであれば当該制御コマンドに応じた制御信号S1を生成し、これを編集処理装置3に送出するようになされている。
【0016】
またこのコンピユータ2には編集処理装置3を介してビデオ信号S2が入力されるようになされており、これにより各素材の映像をモニタ2Bに表示してその内容を確認しながらイン点(イベントの開始点)やアウト点(イベントの終了点)を指示し得るようになされていると共に、イン点及びアウト点を指示することによつて切り取られたイベント素材や編集したプログラムの映像を表示してその内容を確認し得るようになされている(以下、この切り取られた素材や編集したプログラムの内容を確認することをプレビユウと呼ぶ)。
【0017】
一方、編集処理装置3は内部にマトリクススイツチヤ部、画像処理部及び音声処理部を有しており、素材の切り取りや繋ぎ合わせ、或いはビデオ信号やオーデイオ信号に対する信号処理等、実際の編集作業を実行する装置である。
【0018】
この編集処理装置3には上述したようなコンピユータ2が接続されているだけでなく、専用コントローラ4、5も接続されており、当該専用コントローラ4、5を使用しても編集のための制御コマンドを入力し得るようになされている。
【0019】
因みに、専用コントローラ4は、素材のイン点やアウト点を指示するためのボタン操作子や、素材の再生を指示するためのボタン操作子、或いは編集したプログラムの記録を指示するためのボタン操作子等を有していると共に、変速再生(いわゆるシヤトル再生)やコマ送り再生(いわゆるジヨグ再生)の指示を入力するためのダイアル操作子等を有しており、それらのボタン操作子又はダイアル操作子を介して入力された指示情報に応じた制御信号S3を編集処理装置3に送出するようになされている。
【0020】
また専用コントローラ5は、オーデイオレベルを入力するためのスライド操作子(いわゆるオーデイオフエーダ)や2つの映像を切り換えるときの切換率を入力するためのスライド素子(いわゆるビデオフエーダ)等を有しており、それらのスライド操作子を介して入力された指示情報に応じた制御信号S4を編集処理装置3に送出するようになされている。
【0021】
またこの編集処理装置3に対しては、デイリーサーバ6(一般に放送局において映像や音声等の編集素材を記憶している記憶手段)が接続されており、当該デイリーサーバ6に記憶されているビデオ及びオーデイオ信号を取り込めるようになされている。この場合、デイリーサーバ6は2チヤンネル分の出力ポートを有しており、編集処理装置3から供給されるチヤンネル毎の制御信号S5、S6に応じて所望のビデオ及びオーデイオ信号S7、S8を記憶媒体6Aから読み出して出力するようになされている。
【0022】
なお、記憶媒体6Aには圧縮率1/10のMPEG(Moving Picture coding Experts Group )規格で圧縮されたビデオ及びオーデイオ信号が記憶されており、読み出されたビデオ及びオーデイオ信号はそれぞれデコーダ6B、6Cを介して復号化が行われた後、シリアル・デイジタル・インターフエイス(以下、これをSDIと呼ぶ)規格のフオーマツトに変換され、そのSDI規格のビデオ及びオーデイオ信号S7、S8が編集処理装置3に供給されるようになされている。
【0023】
またこの編集処理装置3に対してはVTR7も接続されており、当該VTR7に記憶されているビデオ及びオーデイオ信号も取り込めるようになされている。この場合、VTR7はSDI規格の入出力インターフエイスを有しており、編集処理装置3から供給される制御信号S9に応じて所望のビデオ及びオーデイオ信号S10を読み出して出力するようになされている。またVTR7は、編集処理された後のビデオ及びオーデイオ信号やデイリーサーバ6から読み出されたビデオ及びオーデイオ信号S7、S8を記録対象のビデオ及びオーデイオ信号S11として編集処理装置3から受けるようになされており、制御信号S9に応じてそのビデオ及びオーデイオ信号S11をビデオテープに記録するようにもなされている。
【0024】
またこの編集処理装置3に対しては、複数のハードデイスクからなるローカルストレージ8も接続されており、当該ローカルストレージ8に記憶されているビデオ及びオーデイオ信号も取り込めるようになされている。この場合、ローカルストレージ8はSDI規格の入出力インターフエイスを有していると共に、出力ポートとしては2チヤンネル分のポートを有しており、編集処理装置3から供給される制御信号S12に応じて所望のビデオ及びオーデイオ信号S13、S14を読み出して出力するようになされている。またローカルストレージ8は、編集処理された後のビデオ及びオーデイオ信号やデイリーサーバ6又はVTR7から読み出されたビデオ及びオーデイオ信号を記録対象のビデオ及びオーデイオ信号S15として編集処理装置3から受けるようになされており、制御信号S12に応じてそのビデオ及びオーデイオ信号S15を内部のハードデイスクに記録するようにもなされている。
【0025】
またこの編集処理装置3に対しては、オンエアバツフア(放送の際にプログラムを一時的に記憶するための記憶手段)9も接続されており、当該編集処理装置3によつて編集処理したプログラムのビデオ及びオーデイオ信号S16をオンエアバツフア9に記憶し得るようになされている。この場合、オンエアバツフア9はSDI規格の入力インターフエイスを有しているので、送出されるビデオ及びオーデイオ信号S16としてはSDI規格の信号フオーマツトになつている。またオンエアバツフア9においては、供給されたビデオ及びオーデイオ信号S16をエンコーダ9Aによつて圧縮率1/10のMPEG規格で圧縮した後、内部の記憶媒体9Bに記憶するようになされている。
【0026】
なお、このオンエアバツフア9と編集装置1のコンピユータ2は例えばイーサネツト等のローカルエリアネツトワーク(以下、これをLANと呼ぶ)10を介して接続されており、オンエアバツフア9に対する制御コマンドはコンピユータ2及びLAN10を介して当該オンエアバツフア9に送出される。また編集されたプログラムがどのような素材で構成されているかを示す編集リスト(一般にエデイツト・デイシジヨン・リストと呼ばれる)も、このLAN10を介してオンエアバツフア9に送出される。また編集装置1のコンピユータ2とデイリーサーバ6もこのLAN10を介して接続されており、当該LAN10を介してデイリーサーバ6に記憶されている各素材のフアイル名等をコンピユータ2から参照し得るようになされている。
【0027】
また編集処理装置3に対しては、オプシヨン接続としてスピーカ11及び12が接続されるようになされており、編集処理装置3によつて編集されたオーデイオ信号S17、S18を当該スピーカ11、12から送出してオーデイオに関する編集内容を確認し得るようになされている。
【0028】
さらに編集処理装置3に対しては、オプシヨン接続としてプレビユウ専用のモニタ13も接続されるようになされており、編集処理装置3によつて編集されたビデオ信号S19を当該モニタ2Bに表示してビデオに関する編集内容をこのモニタ13によつても確認し得るようになされている。因みに、このモニタ13に表示されるプレビユウ画面の方がコンピユータ2のモニタ2Bに表示されるプレビユウ画面よりも大きいので、モニタ13を接続した方がより鮮明に編集内容を確認し得る。
【0029】
ここでこの編集装置1における編集方法を簡単に説明する。まずこの編集装置1では、アプリケーシヨンプログラムを起動させると、上述したようにモニタ2BにGUIのためのグラフイツク表示が表示される。オペレータは、モニタ2Bに表示されるGUIをマウス2Dを使用してクリツク操作することにより、編集素材が記憶されているデバイス(すなわちデイリーサーバ6、VTR7又はローカルストレージ8)を指示すると共に、その素材の再生を指示する。これによりその指示された素材のビデオ信号S2が編集処理装置3を介してコンピユータ2に供給され、その素材の映像がモニタ2Bに表示される。オペレータはその素材の映像を見ながらイン点とアウト点を指示することにより、プログラム作成に必要なイベントを生成する。オペレータはこの処理を繰り返し、プログラム作成に必要なイベントを一通り用意する。
【0030】
続いてオペレータは、先程指定したイベントをプログラムウインドウと呼ばれる表示エリア内で所望の順番に並び換えることによりプログラムの順番を指示する。また所望のイベントに特殊効果を施すのであれば、その位置や特殊効果の種類をプログラムウインドウ内で指示する。因みに、このプログラムウインドウはプログラム作成に当たつて使用される仮想的な空間であり、このプログラムウインドウ内で各イベントを並べただけではプログラムは作成されない。
【0031】
このようにしてプログラムの概案が決まると、オペレータはGUIを介してプレビユウの指示を入力する。これを受けた編集装置1は、編集処理装置3を制御することによりプログラムウインドウで指示されたプログラムの順番に基づいて各イベントを再生すると共に、編集処理装置3を制御することにより指示されたイベントに特殊効果を施し、ビデオ信号S2を生成する。このビデオ信号S2はコンピユータ2に供給され、かくしてモニタ2Bに表示される。これによりオペレータは設定したプログラムの内容を確認することができる。
【0032】
このようなプレビユウの結果、プログラム内容に変更がなければ、オペレータはGUIを介して記録の指示を入力する。これを受けた編集装置1は、先程と同様に編集処理装置3を制御することにより指示されたプログラムを示すビデオ及びオーデイオ信号S15を生成し、これをローカルストレージ8に供給して記録する。かくしてこの処理により、プログラムウインドウによつて指示されたプログラムが完成し、ローカルストレージ8に記憶される。なお、この編集により生成したプログラムを放送する場合には、GUIを介して転送の指示を入力すれば、ローカルストレージ8からそのビデオ及びオーデイオ信号が読み出され、編集処理装置3を介してオンエアバツフア9に転送される。
【0033】
このようにしてこの編集装置1では、各素材の映像やプログラムの映像をモニタ2Bで確認しながら当該プログラムを作成し得るので、編集の使い勝手を向上し得る。またこの編集装置1では、オペレータがスイツチヤや特殊効果装置を直接操作しなくても編集が行えるので、編集操作を容易に行うことができ、編集に掛かる手間を削減し得る。
【0034】
(2)コンピユータの内部構成
この項ではコンピユータ2の内部構成について具体的に説明する。図2に示すように、コンピユータ2は、コマンドデータやビデオデータを伝送するためのシステムバス20、コンピユータ全体の制御を行うCPU21、入力されるビデオ信号S2に対して画像処理等を行うビデオプロセツサ22、モニタ2Bに表示されるビデオデータやGUIのためのグラフイツク表示を管理する表示コントローラ23、ローカルハードデイスクドライブ(ローカルHDD)24Aを制御するためのHDDインターフエイス24、フロツピーデイスクドライブ(FDD)25Aを制御するためのFDDインターフエイス25、マウス2D及びキーボード2C等のポインテイングデバイスからのコマンドに基づいて制御コマンドを生成するポインテイングデバイスインターフエイス26、編集処理装置3に制御信号S1を送出するためのソフトウエアドライバを備えた外部インターフエイス27を有している。
【0035】
システムバス20は、コンピユータ2内部でビデオデータやコマンドデータ、或いはアドレスデータ等の通信を行うためのバスであり、ビデオデータを伝送するための画像データバス20Aと、コマンドデータやアドレスデータを伝送するためのコマンドデータバス20Bとからなる。画像データバス20AにはCPU21、ビデオプロセツサ22、表示コントローラ23、HDDインターフエイス24及びFDDインターフエイス25がそれぞれ接続されており、当該CPU21、ビデオプロセツサ22、表示コントローラ23、HDDインターフエイス24及びFDDインターフエイス25はこの画像データバス20Aを介してビデオデータの伝送を行うようになされている。
【0036】
一方、コマンドデータバス20Bには、CPU21、ビデオプロセツサ22、表示コントローラ23、HDDインターフエイス24、FDDインターフエイス25、ポインテイングデバイスインターフエイス26及び外部インターフエイス27がそれぞれ接続されており(すなわちコンピユータ2内部の全てのブロツクが接続されている)、当該コマンドデータバス20Bを介してコマンドデータやアドレスデータの伝送を行うようになされている。
【0037】
CPU21はコンピユータ2全体の制御を行うブロツクであり、コンピユータ2のオペレーテイングシステムが格納されているROM21Aと、アツプロードされたアプリケーシヨンプログラム等が格納されるRAM21Bとを有している。コンピユータ2を起動する場合には、CPU21はROM21Aに記憶されたオペレーテイングシステムに基づいたソフトウエアプログラムを実行する。またアプリケーシヨンプログラムをこの起動中のオペレーテイングシステムの下で実行する場合には、CPU21はまずハードデイスクドライブ24Aのハードデイスクに記録されているアプリケーシヨンプログラムを読み出してRAM21Bにアツプロードし、その後、当該アプリケーシヨンプログラムを実行する。
【0038】
ビデオプロセツサ22は、コンピユータ2に入力されるSDI規格のビデオ信号S2を受け取り、当該ビデオ信号S2に対してデータ変換を施すと共に、その変換されたビデオデータを一時的にバツフアリングするためのブロツクである。具体的には、ビデオプロセツサ22は、当該ビデオプロセツサ22の全体を制御するプロセツサコントローラ22Aと、受け取つたビデオ信号S2のペイロード部からコンポジツトビデオ信号を抽出し、かつ当該コンポジツトビデオ信号をデイジタルのコンポーネントビデオ信号に変換するデータ変換部22Bと、データ変換部22Bから送出される数フレーム分のビデオデータを一時的に記憶するフレームメモリ22Cとからなる。
【0039】
プロセツサコントローラ22Aは、データ変換部22Bに対して制御信号を送出することにより当該データ変換部22Bのデータ変換動作を制御すると共に、当該データ変換部22Bにビデオ信号S2からタイムコードを抽出させる。またプロセツサコントローラ22Aは、フレームメモリ22Cに対して制御信号を送出することにより当該フレームメモリ22Cのリード/ライトタイミング及びリード/ライトアドレスを制御する。因みに、リードタイミングに関しては、プロセツサコントローラ22Aは表示コントローラ23に送出するタイムコードとビデオデータ(フレームデータ)とが対応するようにフレームメモリ22Cのリードタイミングを制御する。
【0040】
データ変換部22Bは、プロセツサコントローラ22Aからの制御信号に基づいてコンポジツトビデオ信号をデイジタルのコンポーネントビデオ信号に変換する。因みに、タイムコードはこの変換過程において抽出される。この変換により得られたビデオデータは上述したようにフレームメモリ22Cに送出され、また抽出されたタイムコードはプロセツサコントローラ22Aに送出される。
【0041】
フレームメモリ22Cはデータ変換部22Bから供給されるビデオデータを一時的に記憶する。このフレームメモリ22Cのリード/ライトタイミングは、上述したようにプロセツサコントローラ22Aによつて制御される。このフレームメモリ22Cは2個のフレームメモリから構成され、2フレーム分のビデオデータを記憶し得るようになされている。
【0042】
このフレームメモリ22Cに記憶されたビデオデータは、プロセツサコントローラ22Aの読み出し制御に基づいて読み出される。その際、フレームメモリ22Cに記憶されたビデオデータを全画素読み出すのではなく、所定の間隔で間引いて読み出すことにより画像サイズを原画像よりも小さくする。このようにして画像サイズが小さく変換されたビデオデータは、モニタ2Bのビユウアウインドウ(詳細は後述する)に表示されるため、画像データバス20Aを介して表示コントローラ23に送出される。
【0043】
表示コントローラ23は、モニタ2Bに表示されるデータを制御するための制御ブロツクである。表示コントローラ23はメモリコントローラ23AとVRAM(ビデオ・ランダム・アクセス・メモリ)23Bとを有している。メモリコントローラ23Aはコンピユータ2の内部同期に従つてVRAM23Bのリード/ライトタイミングを制御する。このVRAM23Bには、ビデオプロセツサ22のフレームメモリ22Cから送出されたビデオデータ及びCPU21によつて生成されるイメージデータが、メモリコントローラ23Aからのタイミング制御信号に基づいて記憶される。このVRAM23Bに記憶されたビデオデータやイメージデータは、コンピユータ2の内部同期に基づいたメモリコントローラ23Aからのタイミング制御信号に基づいて読み出され、モニタ2Bに表示される。
【0044】
この場合、イメージデータによるグラフイツク表示がGUIのためのグラフイツク表示となる。因みに、CPU10からVRAM23Bに送出されるイメージデータは、例えばウインドウやカーソル、或いはスクロールバーやデバイスを示すアイコン等のイメージデータである。このコンピユータ2では、これらの複数種類のイメージデータをモニタ2Bに表示することによつてGUIのためのグラフイツク表示を得ている。
【0045】
HDDインターフエイス24は、コンピユータ2内部に設けられたローカルハードデイスクドライブ(HDD)24Aと通信するためのインターフエイスブロツクである。このHDDインターフエイス24とハードデイスクドライブ24AとはSCSI(Small Computer System Interface )の伝送フオーマツトに基づいて通信が行われるようになされている。
【0046】
ハードデイスクドライブ24Aには、このコンピユータ2で起動するアプリケーシヨンプログラムがインストールされており、当該アプリケーシヨンプログラムを実行する場合には、このハードデイスクドライブ24Aから読み出されてCPU21のRAM21Bにアツプロードされる。またこのアプリケーシヨンプログラムを終了する際には、RAM21Bに記憶されている編集オペレーシヨンによつて生成された各種情報(例えばフアイル情報等)は、このハードデイスクドライブ24Aを介してハードデイスクにダウンロードされる。
【0047】
FDDインターフエイス25は、コンピユータ2内部に設けられたフロツピーデイスクドライブ(FDD)25Aと通信するためのインターフエイスブロツクである。このFDDインターフエイス25とフロツピーデイスクドライブ25AとはSCSIの伝送フオーマツトに基づいて通信が行われるようになされている。
【0048】
ポインテイングデバイスインターフエイス26は、コンピユータ2に接続されたマウス2D及びキーボード2Cからの情報を受信するインターフエイスブロツクである。ポインテイングデバイスインターフエイス26は、マウス2Dに設けられた2次元ロータリーエンコーダの検出情報と、マウス2Dに設けられた左右のボタンのクリツク情報とを当該マウス2Dから受け取り、受け取つたそれらの情報をデコードしてCPU21に送出する。同様に、ポインテイングデバイスインターフエイス26はキーボード2Cに設けられたボタンからの入力情報を受け取り、受け取つた入力情報をデコードしてCPU21に送出する。これによりCPU21は、モニタ2Bに表示されるGUIのうちいずれのコマンドボタンが指示されたか認識し得ると共に、キーボード2Cより入力された各種データを認識し得、それらに対応する制御を行うことができる。
【0049】
外部インターフエイス27は、コンピユータ2の外部に接続された編集処理装置3と通信するためのブロツクである。外部インターフエイス27はCPU21で生成された再生コマンドや記録コマンド等の各種制御コマンドを所定の通信プロトコルのデータに変換するドライバを有しており、当該ドライバを介して制御コマンドを示す制御信号S1を編集処理装置3に送出する。
【0050】
(3)編集処理装置の構成
この項では編集処理装置3の構成について説明する。図3に示すように、編集処理装置3は大きく分けてシステムコントロール部3A、マトリクススイツチヤ部3B、画像処理部3C及び音声処理部3Dからなつている。システムコントロール部3Aは、コンピユータ2から送られてくる制御信号S1や専用コントローラ4、5から送られてくる制御信号S3、S4を受け、当該制御信号S1、S3又はS4を基に各ブロツクの動作を制御する。
【0051】
具体的には、システムコントロール部3Aは、コントロールバス3Eを介してマトリクススイツチヤ部3B、画像処理部3C及び音声処理部3Dの動作を制御すると共に、制御信号S5、S6、S9又はS12を送出してデイリーサーバ6、VTR7及びローカルストレージ8の再生又は記録動作等を制御する。因みに、システムコントロール部3Aは外部より供給されるリフエレンスタイムコード(REF-TC)も受け取り、タイムコードの管理も行うようになされている。
【0052】
マトリスクスイツチヤ部3Bは複数の入力端子と複数の出力端子とを有し、システムコントロール部3Aからの制御に応じて所望の入力端子を所望の出力端子に接続するようになされており、これにより各デバイス(デイリーサーバ6、VTR7又はローカルストレージ8)から読み出されたビデオ及びオーデイオ信号のうち所望の信号を画像処理部3Cや音声処理部3Dに送出し得ると共に、所望の信号をコンピユータ2や各デバイス(VTR7、ローカルストレージ8又はオンエアバツフア9)に送出し得るようになされている。さらに画像処理部3Cによつて処理されたビデオ信号をコンピユータ2に送出したり、或いはそのビデオ信号に音声処理部3Dによつて処理されたオーデイオ信号を重畳して各デバイス(VTR7、ローカルストレージ8又はオンエアバツフア9)に送出し得るようにもなされている。
【0053】
画像処理部3Cは、トランジシヨンエフエクト(ワイプやページターン等、バツクグラウンドの映像からフオアグラウンドの映像に切り換えるようなエフエクト)やアニメーシヨンエフエクト(モザイクやピクチヤインピクチヤ等、特殊な画像処理や挿入処理を伴うエフエクト)といつた特殊効果をビデオ信号に施すブロツクであり、マトリクススイツチヤ部3Bによつて選択されたビデオ及びオーデイオ信号からビデオ信号を抽出し、当該ビデオ信号に特殊効果を施した後、そのビデオ信号をマトリクススイツチヤ部3Bに出力する。
【0054】
音声処理部3Dは、オーデイオ信号のレベル調整や合成を行うブロツクであり、マトリクススイツチヤ部3Dによつて選択されたビデオ及びオーデイオ信号からオーデイオ信号を抽出した後、そのオーデイオ信号にレベル調整を施したり、或いはオーデイオ信号同士をそれぞれ合成したりし、その結果得られるオーデイオ信号をマトリクススイツチヤ部3B又はスピーカ11、12に出力する。
【0055】
ここでこれら各ブロツクの構成を図を用いて以下に具体的に説明する。図4に示すように、システムコントロール部3Aは、メインCPU(M−CPU)30、コミユニケーシヨンCPU(C−CPU)31及びデバイス制御用CPU(D−CPU)32〜34の複数のCPUから構成される。メインCPU30は、コントロールバス3Eを介して各ブロツク(すなわちマトリクススイツチヤ部3B、画像処理部3C及び音声処理部3D)に制御コマンドを与えることにより当該各ブロツクの動作を制御するためのCPUである。
【0056】
またコミユニケーシヨンCPU31は、外部のタイムコード発生器(図示せず)によつて発生したリフアレンスタイムコード(REF-TC)を受け取つたり、或いはコンピユータ2からの制御信号S1や専用コントローラ4、5からの制御信号S3、S4を受け取つたりするための通信用CPUである。またデバイス制御用CPU32〜34は、各デバイス(すなわちデイリーサーバ6、VTR7及びローカルストレージ8)に対して制御信号S5、S6、S9又はS12を送出して当該各デバイスの動作を制御するためのCPUである。
【0057】
このようなシステムコントロール部3Aは、コミユニケーシヨンCPU31によつて制御信号S1、S3又はS4を受け取り、当該コミユニケーシヨンCPU31によつてその制御信号S1、S3又はS4が示す制御コマンドを再生する。この制御コマンドはシステムコントロール部3A内部のバス35を介してメインCPU30に転送される。メインCPU30はこの制御コマンドを解析し、デバイス制御が必要であれば対応するデバイス制御用CPU32、33又は34に制御コマンドを送出して当該デバイス制御用CPU32、33又は34を介してデバイスの動作を制御し、マトリクススイツチヤ部3B、画像処理部3C又は音声処理部3Dの制御が必要であれば対応するブロツクにコントロールバス3Eを介して制御コマンドを送出して当該ブロツクの動作を制御する。
【0058】
因みに、コミユニケーシヨンCPU31は、内部にコンピユータ2の外部インターフエイス27に対応した通信用のドライバを有しており、当該ドライバによつてコンピユータ2から送られてくる制御信号S1を受信するようになされている。またデバイス制御用CPU32〜34は内部にRS−422規格のドライバを有しており、当該ドライバによつてRS−422規格の制御信号S5、S6、S9又はS12を各デバイスに送出するようになされている。
【0059】
続いて図5を用いてマトリクススイツチヤ部3Bについて説明する。この図5に示すように、マトリクススイツチヤ部3Bは大きく分けて制御回路40、マトリクススイツチヤブロツク41及びフオーマツト変換ブロツク42からなつている。制御回路40はこのマトリクススイツチヤ部3Bの全体を制御する回路であり、コントロールバス3Eを介して受けた制御コマンドに基づいて制御信号S20、S21を生成し、当該制御信号S20、S21をそれぞれマトリクススイツチヤブロツク41、フオーマツト変換ブロツク42に出力してその動作を制御する。
【0060】
マトリクススイツチヤブロツク41は、入力端子IN1〜IN11にそれぞれ接続される複数の入力ラインと、出力端子OUT1〜OUT13にそれぞれ接続される複数の出力ラインとが格子状に配列されており、入力ラインと出力ラインが交差するクロスポイント(図中×印で示す)の所で当該入力ラインと出力ラインを接続し得るようになされている。このためマトリクススイツチヤブロツク41は、制御回路40から供給される制御信号S20に基づいて所望のクロスポイントの所で入力ラインと出力ラインを接続すれば、入力端子IN1〜IN11に入力された所望の信号を所望の出力端子OUT1〜OUT13に出力することができる。
【0061】
因みに、このマトリクススイツチヤ部3Bにおいては、デイリーサーバ6、VTR7及びローカルストレージ8の各デバイスから読み出されたビデオ及びオーデイオ信号がそれぞれ入力端子IN1〜IN8に入力されるようになされている(但し、この図5の例では、入力端子IN1〜IN5にビデオ及びオーデイオ信号S7、S8、S10、S13、S14が入力され、入力端子IN5〜IN8は空き端子となつている)。また入力端子IN9及びIN10には画像処理部3Cによつて画像処理が施されたビデオ信号S31、S32がそれぞれ入力され、入力端子IN11には音声処理部3Dによつて信号処理が施されたオーデイオ信号S33が入力されるようになされている。
【0062】
またこのマトリクススイツチヤ部3Bにおいては、出力端子OUT1はローカルストレージ8にビデオ及びオーデイオ信号S15を出力するための端子として割り当てられ、出力端子OUT2はVTR7にビデオ及びオーデイオ信号S11を出力するための端子として割り当てられ、出力端子OUT3はオンエアバツフア9にビデオ及びオーデイオ信号S16を出力するための端子として割り当てられており、出力端子OUT1〜OUT3はそれぞれプログラム出力用の端子として割り当てられている。また出力端子OUT4はプレビユウ専用のモニタ13にビデオ信号S19を出力するためのプレビユウ用の出力端子として割り当てられており、出力端子OUT5はコンピユータ2にビデオ信号S2を出力するためのキヤプチヤ用の出力端子として割り当てられている。さらに出力端子OUT6〜OUT10は画像処理部3Cにビデオ及びオーデイオ信号S23〜S27を出力するための端子として割り当てられ、出力端子OUT11〜OUT13は音声処理部3Dにビデオ及びオーデイオ信号S28〜S30を出力するための端子として割り当てられている。
【0063】
フオーマツト変換ブロツク42は、制御回路40から供給される制御信号S21に基づいて、出力端子OUT1〜OUT5に出力する信号をSDI規格の信号に変換する回路ブロツクであり、出力端子OUT1〜OUT3に出力する信号をフオーマツト変換するアウトプツトプロセツサ43及びオーデイオコンバイナ44と、出力端子OUT4に出力する信号をフオーマツト変換するアウトプツトプロセツサ45と、出力端子OUT5に出力する信号をフオーマツト変換するアウトプツトプロセツサ46とを有している。
【0064】
アウトプツトプロセツサ43は、画像処理部3Cによつて画像処理されたビデオ信号(すなわち入力端子IN9又はIN10に入力されるビデオ信号S31又はS32)を出力するとき、当該ビデオ信号S31又はS32をSDI規格のビデオ信号に変換する。オーデイオコンバイナ44は、音声処理部3Dによつて処理されたエンベデツトオーデイオ信号(すなわち入力端子IN11に入力されるオーデイオ信号S33)を出力するとき、アウトプツトプロセツサ43から出力されるSDI規格のビデオ信号に当該エンベデツトオーデイオ信号S33を重畳する。
【0065】
これにより画像処理部3Cによつて処理されたビデオ信号S31、S32や音声処理部3Dによつて処理されたオーデイオ信号S33をSDI規格の信号でローカルストレージ8やVTR7或いはオンエアバツフア9に送出し得る。因みに、入力端子IN1〜IN8に入力されたビデオ及びオーデイオ信号を出力端子OUT1〜OUT3に出力する場合には、当該ビデオ及びオーデイオ信号がSDI規格で各デバイスから出力されているので、アウトプツトプロセツサ43及びオーデイオコンバイナ44は何ら処理せず、入力されるビデオ及びオーデイオ信号をそのまま出力端子OUT1〜OUT3に出力する。
【0066】
アウトプツトプロセツサ45、46も、同様に、それぞれ画像処理部3Cによつて画像処理されたビデオ信号S31又はS32を出力端子OUT4又はOUT5に出力するとき、当該ビデオ信号S31又はS32をSDI規格のビデオ信号に変換する。これにより画像処理部3Cによつて処理されたビデオ信号S31又はS32をSDI規格の信号でプレビユウ専用のモニタ13やコンピユータ2に送出し得る。因みに、このアウトプツトプロセツサ45、46も、入力端子IN1〜IN8に入力されたビデオ及びオーデイオ信号を出力端子OUT4、OUT5に出力する場合には、当該ビデオ及びオーデイオ信号に何ら処理せず、そのまま出力端子OUT4、OUT5に出力する。
【0067】
続いて図6を用いて画像処理部3Cについて説明する。この図6に示すように、画像処理部3Cは大きく分けて制御回路50と、デマルチプレクサブロツク51と、スイツチヤブロツク52と、特殊効果ブロツク53と、ミキサブロツク54とを有している。制御回路50はこの画像処理部3Cの全体を制御する回路であり、コントロールバス3Eを介して受けた制御コマンドに基づいて制御信号S40、S41、S42、S43を生成し、当該制御信号S40、S41、S42、S43をそれぞれデマルチプレクサブロツク51、スイツチヤブロツク52、特殊効果ブロツク53、ミキサブロツク54に出力してその動作を制御する。
【0068】
これによりこの画像処理部3Cでは、マトリクススイツチヤ部3Bから供給されたビデオ信号(S23〜S27)に対して画像処理を施す。因みに、ここで言う画像処理とは、ソースビデオ信号に特殊効果を施したり、バツクグラウンドビデオ信号に特殊効果のかかつたビデオ信号を挿入したりするアニメーシヨンエフエクトや、バツクグラウンドビデオ信号からフオアグラウンドビデオ信号に映像を切り換えるトランジシヨンエフエクトのことである。
【0069】
デマルチプレクサブロツク51は、SDI規格の信号形式で送られてくるビデオ及びオーデイオ信号S23〜S27からビデオ信号又はキー信号を抽出するブロツクである。このデマルチプレクサブロツク51は、入力されるビデオ及びオーデイオ信号S23〜S27からそれぞれ信号抽出を行う5つのデマルチプレクサ回路51A〜51Eからなつている。デマルチプレクサ回路51Aは、ビデオ及びオーデイオ信号S23を形成する各パケツトのペイロード部からキー信号を抽出する回路であり、当該キー信号の先頭に配置されている同期信号及びヘツダ情報に基づいて抽出を行う。
【0070】
またデマルチプレクサ回路51Bは、ビデオ及びオーデイオ信号S24を形成する各パケツトのペイロード部からビデオ信号を抽出する回路であり、当該ビデオ信号の先頭に配置されている同期信号及びヘツダ情報に基づいて抽出を行う。同様に、デマルチプレクサ回路51Cはビデオ及びオーデイオ信号S25からキー信号を抽出し、デマルチプレクサ回路51Dはビデオ及びオーデイオ信号S26からビデオ信号を抽出し、デマルチプレクサ回路51Eはビデオ及びオーデイオ信号S27からビデオ信号を抽出する。
【0071】
スイツチヤブロツク52は、抽出されたキー信号及びビデオ信号に対してトランジシヨンエフエクトのための処理を施すブロツクであり、ワイプ信号発生器52A、52B、キー信号処理回路52C、52D、及びビデオ信号処理回路52E、52Fからなつている。ワイプ信号発生器52Aは、制御回路50からの制御信号S41に基づいてオペレータが指定したトラジシヨンエフエクトに対応するワイプ信号を生成し、当該ワイプ信号をキー信号処理回路52C及びビデオ信号処理回路52Eに送出する。
【0072】
キー信号処理回路52Cは、供給されるワイプ信号に基づいてデマルチプレクサ回路51Aから供給されるキー信号を当該ワイプ信号に対応するように変換し(又は供給されるワイプ信号に基づいて当該ワイプ信号に対応する所望のキー信号を新たに生成する)、その結果得られるキー信号を後述するミキサブロツク54に送出する。またビデオ信号処理回路52Eは、供給されるワイプ信号に基づいてデマルチプレクサ回路51Bから供給されるビデオ信号を当該ワイプ信号に対応するように変換し、その結果得られるビデオ信号を後述するミキサブロツク54に送出する。
【0073】
同様に、ワイプ信号発生器52Bは、制御回路50からの制御信号S41に基づいてオペレータが指定したトラジシヨンエフエクトに対応するワイプ信号を生成し、当該ワイプ信号をキー信号処理回路52D及びビデオ信号処理回路52Fに送出する。キー信号処理回路52Dは、供給されるワイプ信号に基づいてデマルチプレクサ回路51Cから供給されるキー信号を当該ワイプ信号に対応するように変換し(又は供給されるワイプ信号に基づいて当該ワイプ信号に対応する所望のキー信号を新たに生成する)、その結果得られるキー信号を後述する特殊効果ブロツク53に送出する。またビデオ信号処理回路52Fは、供給されるワイプ信号に基づいてデマルチプレクサ回路51Dから供給されるビデオ信号を当該ワイプ信号に対応するように変換し、その結果得られるビデオ信号を後述する特殊効果ブロツク53に送出する。
【0074】
特殊効果ブロツク53は、制御回路50から供給される制御信号S42に基づいて、キー信号処理回路52Dから出力されるキー信号及びビデオ信号処理回路52Fから出力されるビデオ信号を3次元的に画像変換するためのブロツクであり、3次元アドレス発生回路53A、フレームメモリ53B、53C及び補間回路53D、53Eからなつている。3次元アドレス発生回路53Aは、制御信号S42に基づいて、オペレータが指定した3次元的な画像変換を行うための変換アドレスを生成し、当該変換アドレスをフレームメモリ53B、53C及び補間回路53D、53Eに出力する。
【0075】
フレームメモリ53Bは、キー信号処理回路52Dから供給されるキー信号を順次内部のメモリ領域に格納すると共に、その格納されたキー信号を変換アドレスに基づいて読み出すことにより、当該キー信号に対して3次元的な画像変換を施し、その結果得られるキー信号を補間回路53Dに送出する。同様に、フレームメモリ53Bは、ビデオ信号処理回路52Fから供給されるビデオ信号を順次内部のメモリ領域に格納すると共に、その格納されたビデオ信号を変換アドレスに基づいて読み出すことにより、当該ビデオ信号に対して3次元的な画像変換を施し、その結果得られるビデオ信号を補間回路53Eに送出する。
【0076】
補間回路53Dは3次元的な変換処理が施されたキー信号に補間処理を施す回路であり、変換アドレスに基づいてキー信号の画素を空間的に補間し、その結果得られるキー信号を後述するミキサブロツク54に送出する。同様に、補間回路53Eは3次元的な変換処理が施されたビデオ信号に補間処理を施す回路であり、変換アドレスに基づいてビデオ信号の画素を空間的に補間し、その結果得られるビデオ信号を後述するミキサブロツク54に送出する。
【0077】
ミキサブロツク54は制御信号S43による指示に従つてビデオ信号を合成するブロツクであり、2つのミツクス回路54A、54Bからなつている。ミツクス回路54Aは、特殊効果ブロツク53から出力されるキー信号に基づいて、当該特殊効果ブロツク53によつて画像変換されたビデオ信号とデマルチプレクサ回路51Eから出力されるバツクグラウンドビデオ信号としてのビデオ信号とを合成することによりビデオ信号S31を生成する。またミツクス回路54Bは、スイツチヤブロツク52から出力されるキー信号に基づいて、当該スイツチヤブロツク52から出力されるビデオ信号とミツクス回路54Aから出力されるビデオ信号S31とを合成することによりビデオ信号S32を生成する。このようにして生成されたビデオ信号S31、S32は、上述したようにマトリクススイツチヤ部3Bに送出される。
【0078】
因みに、単に2つの映像を切り換えるだけのトランジシヨンエフエクトを行う場合には、デマルチプレクサ回路51Eから出力されるビデオ信号をバツクグラウンドビデオ信号としてミツクス回路54Aを介してミツクス回路54Bに入力すると共に、ビデオ信号処理回路52Eから出力されるビデオ信号をフオアグラウンドビデオ信号としてミツクス回路54Bに入力し、その2つのビデオ信号をキー信号処理回路52Cから出力されるキー信号に基づいて合成する。これによりバツクグラウンドビデオ信号からフオアグラウンドビデオ信号に切り換わるビデオ信号S32が生成される。
【0079】
またページターンのような画像変換を伴うトランジシヨンエフエクトを行う場合には、デマルチプレクサ回路51Eから出力されるビデオ信号をバツクグラウンドビデオ信号としてミツクス回路54Aに入力すると共に、ビデオ信号処理回路52Fから出力されるビデオ信号をフオアグラウンドビデオ信号として特殊効果ブロツク53を介して画像変換した後にミツクス回路54Aに入力し、その2つのビデオ信号を特殊効果ブロツク53を介して信号処理されたキー信号に基づいて合成する。これによりページをめくるようにしてバツクグラウンドビデオ信号からフオアグラウンドビデオ信号に切り換わるビデオ信号S31が生成される。
【0080】
またピクチヤインピクチヤのようなアニメーシヨンエフエクトを行う場合には、デマルチプレクサ回路51Eから出力されるビデオ信号をバツクグラウンドビデオ信号としてミツクス回路54Aに入力すると共に、ビデオ信号処理回路52Fから出力されるビデオ信号を挿入素材として特殊効果ブロツク53を介して画像変換した後にミツクス回路54Aに入力し、その2つのビデオ信号を特殊効果ブロツク53を介して信号処理されたキー信号に基づいて合成する。これによりバツクグラウンドビデオ信号に挿入素材が挿入されたピクチヤインピクチヤのビデオ信号S31が生成される。
【0081】
続いて図7を用いて音声処理部3Dについて説明する。この図7に示すように、音声処理部3Dは大きく分けて制御回路55、入力信号処理ブロツク56、補助入力信号処理ブロツク57、ミキサブロツク58及び出力信号処理ブロツク59からなつている。制御回路55はこの音声処理部3Dの全体を制御する回路であり、コントロールバス3Eを介して受けた制御コマンドに基づいて制御信号S45、S46、S47、S48を生成し、当該制御信号S45、S46、S47,S48をそれぞれ入力信号処理ブロツク56、補助入力信号処理ブロツク57、ミキサブロツク58、出力信号処理ブロツク59に出力してその動作を制御する。これによりこの音声処理部3Dでは、マトリクススイツチヤ部3Bから供給されたオーデイオ信号(S28〜S30)に対して音声処理が施される。因みに、ここで言う音声処理とは、オーデイオ信号のレベル調整と合成のことである。
【0082】
入力信号処理ブロツク56は、SDI規格の信号形式がパラレル化され送られてくるビデオ及びオーデイオ信号S28〜S30からオーデイオ信号を抽出し、そのオーデイオ信号を信号処理部(DSP部)で処理するためにDSPフォーマットのオーデイオ信号に変換して送出するブロツクである。この入力信号処理ブロツク56は、信号分離回路としてのセパレータ56A〜56Cを有している。セパレータ56A〜56Cは、それぞれパラレル化されたSDI規格のビデオ及びオーデイオ信号S28〜S30からDSPフォーマットのオーデイオ信号を抽出する回路である。すなわち、セパレータ56A〜56Cは、入力されるビデオ及びオーデイオ信号S28〜S30からエンベデツトオーデイオ信号を抽出して、シリアル化したオーデイオ信号をそれぞれミキサブロツク58に送出する。
【0083】
補助入力信号処理ブロツク57は、外部から入力されるAES/EBU(Audio Engineering Society / Europian Broadcasting Union ) フォーマツトのオーディオ信号をDSPフォーマットのオーデイオ信号に変換するブロツクである。この補助入力信号処理ブロツク57は、レート変換のためのサンプリングレートコンバータ57A〜57Dと、フォーマット変換回路としてのデコーダ57E〜57Hとを有している。サンプリングレートコンバータ57A〜57Dでは、供給されたAES/EBUフォーマットのオーディオ信号の異なるサンプリングレートが音声処理部3D内の所定のサンプリングレートに変換される。サンプリングレートが変換されたオーデイオ信号は、デコーダ57E〜57Hに送出される。デコーダ57E〜57Hは、それぞれオーデイオ信号をフォーマツト変換する回路であり、入力されるAES/EBUフオーマツトのオーデイオ信号をそれぞれDSPフォーマットのオーデイオ信号に変換し、その結果得られるオーデイオ信号をそれぞれミキサブロツク58に送出する。
【0084】
ミキサブロツク58は、オーデイオ信号のレベル調整を行うと共に、信号合成を行うブロツクであり、可変抵抗回路58A〜58Nと、加算回路58O、58Pと、可変抵抗回路58A〜58Nの信号レベルを専用コントローラ5へ送信するメータデータ発生回路58Qとからなつている。入力信号処理ブロツク56から供給されたオーデイオ信号及び補助入力信号処理ブロツク57から供給されたオーデイオ信号は、それぞれ右側成分と左側成分に分離された後に可変抵抗回路58A〜58Gと可変抵抗回路58H〜58Nに入力される。可変抵抗回路58A〜58Gと58H〜58Nは、コンピユータ2のモニタ2Bに表示されるGUIのオーデイオフエーダ又は専用コントローラ5に設けられたオーデイオフエーダの操作に連動して抵抗値が変化するようになされており、これにより入力されるオーデイオ信号をそれぞれオペレータが指定した信号レベルにレベル調整する。
【0085】
可変抵抗回路58A〜58Gによつてレベル調整されたオーデイオ信号は、それぞれ加算回路58Oに入力され、ここで加算された後に出力信号処理ブロツク59に送出される。同様に、可変抵抗回路58H〜58Nによつてレベル調整されたオーデイオ信号は、それぞれ加算回路58Pに入力され、ここで加算された後に出力信号処理ブロツク59に送出される。メータデータ発生回路58Qは、後述する専用コントローラ5のパネルのディジタルメータを直接制御するように、この時の信号レベルをデータへ変換する。変換されたデータは、専用コントローラ5へ送出される。
【0086】
出力信号処理ブロツク59は出力するDSPフオーマツトのオーデイオ信号をSDI規格の信号形式をパラレル化したエンベデツトオーデイオ信号に変換するブロツクである。この出力信号処理ブロツク59は、信号合成回路としてのエンベデツト回路59Aと、フオーマツト変換回路としてのエンコーダ59B、59Cとを有している。エンベデツト回路59Aは、マトリクススイツチヤ部3Bのコンバイナ44によってオーデイオ信号をSDI規格のビデオ信号に重畳し得るように所定の信号形式に信号変換を行う回路であり、加算回路58O及び58Pから供給されたシリアルのオーデイオ信号を合成した後に所定の信号形式、すなわちパラレルのエンベデツトオーデイオ信号に信号変換を行う。この処理により得られたエンベデツトオーデイオ信号S33は、上述したようにマトリクススイツチヤ部3Bのコンバイナ44に送出される。
【0087】
エンコーダ59BはDSPフオーマツトのオーデイオ信号をAES/EBUフオーマツトのオーデイオ信号にフオーマツト変換する回路であり、加算回路58Oから出力されたオーデイオ信号をAES/EBUフオーマツトのオーデイオ信号S17にフオーマツト変換し、音声確認用のスピーカ11(図1参照)に送出する。同様に、エンコーダ59CはDSPフオーマツトのオーデイオ信号をAES/EBUフオーマツトのオーデイオ信号にフオーマツト変換する回路であり、加算回路58Pから出力されたオーデイオ信号をAES/EBUフオーマツトのオーデイオ信号S18にフオーマツト変換し、音声確認用のスピーカ12(図1参照)に送出する。
【0088】
(4)ローカルストレージの構成
次にこの項では編集処理装置3に接続されるデータ記憶手段としてローカルストレージ8について説明する。図8に示すように、このローカルストレージ8は、入出力インターフエイスとしてのデータ入出力ブロツク60と、このローカルストレージ8全体の動作を制御するシステムコントロールブロツク61と、ビデオデータを記憶するデイスクアレイブロツク62と、オーデイオデータを記憶するデイスクアレイブロツク63とを有している。
【0089】
データ入出力ブロツク60は入力1チヤンネル、出力2チヤンネルの構成を有しており、システムコントロールブロツク61からの制御信号S60に基づいて、編集処理装置3から供給されたビデオ及びオーデイオ信号S15にデータ記憶に先立つて所定の信号処理を施すと共に、デイスクアレイブロツク62、63から読み出したデータに所定の信号処理を施してビデオ及びオーデイオ信号S13、S14として出力する。
【0090】
具体的に説明すると、まず編集処理装置3から供給されたビデオ及びオーデイオ信号S15はエンコーダ60Aに入力される。エンコーダ60AはSDI規格のビデオ及びオーデイオ信号S15からビデオ信号S61とオーデイオ信号S62を抽出し、当該ビデオ信号S61をビデオ圧縮回路60Bに出力すると共に、オーデイオ信号S62をオーデイオ圧縮回路60Jに出力する。ビデオ圧縮回路60Bは、圧縮率1/10のMPEG規格でビデオ信号S61を圧縮し、その圧縮したビデオデータをバツフアメモリ60Cに格納する。同様に、オーデイオ圧縮回路60Jは、所定の音声圧縮方式を用いてオーデイオ信号S62を圧縮し、その圧縮したオーデイオデータをバツフアメモリ60Kに格納する。バツフアメモリ60C、60Kに格納されたビデオデータとオーデイオデータは、システムコントロールブロツク61の制御の基に順次読み出され、ビデオデータ用のデイスクアレイブロツク62とオーデイオ用のデイスクアレイブロツク63にそれぞれ記録される。
【0091】
一方、再生第1チヤンネルのビデオデータとしてデイスクアレイブロツク62から読み出されたビデオデータは、システムコントロールブロツク61の制御の基に、順次バツフアメモリ60Fに格納される。同様に、再生第1チヤンネルのオーデイオデータとしてデイスクアレイブロツク63から読み出されたオーデイオデータは、システムコントロールブロツク61の制御の基に、順次バツフアメモリ60Mに格納される。第1のビデオ伸長回路60Fは、圧縮率1/10のMPEG規格で圧縮されているビデオデータをバツフアメモリ60Fから読み出し、当該ビデオデータを伸長処理した後、そのビデオデータS63を第1のデコーダ60Dに出力する。
【0092】
同様に、第1のオーデイオ伸長回路60Lは、圧縮されているオーデイオデータをバツフアメモリ60Mから読み出し、当該オーデイオデータを伸長処理した後、そのオーデイオデータS64を第1のデコーダ60Dに出力する。第1のデコーダ60DはSDI規格のフオーマツトに基づいてビデオデータS63にオーデイオデータS64を重畳する。これによりデイスクアレイブロツク62から読み出した再生第1チヤンネルのビデオデータとデイスクアレイブロツク63から読み出した再生第1チヤンネルのオーデイオデータをSDI規格のビデオ及びオーデイオ信号S13として送出し得る。
【0093】
同様に、再生第2チヤンネルのビデオデータとしてデイスクアレイブロツク62から読み出されたビデオデータは、システムコントロールブロツク61の制御の基に、順次バツフアメモリ60Iに格納される。また再生第2チヤンネルのオーデイオデータとしてデイスクアレイブロツク63から読み出されたオーデイオデータも、システムコントロールブロツク61の制御の基に、順次バツフアメモリ60Pに格納される。第2のビデオ伸長回路60Hは、圧縮率1/10のMPEG規格で圧縮されているビデオデータをバツフアメモリ60Iから読み出し、当該ビデオデータを伸長処理した後、そのビデオデータS65を第2のデコーダ60Gに出力する。
【0094】
同様に、第2のオーデイオ伸長回路60Nも、圧縮されているオーデイオデータをバツフアメモリ60Pから読み出し、当該オーデイオデータを伸長処理した後、そのオーデイオデータS66を第2のデコーダ60Gに出力する。第2のデコーダ60GはSDI規格のフオーマツトに基づいてビデオデータS65にオーデイオデータS66を重畳する。これによりデイスクアレイブロツク62から読み出した再生第2チヤンネルのビデオデータとデイスクアレイブロツク63から読み出した再生第2チヤンネルのオーデイオデータをSDI規格のビデオ及びオーデイオ信号S14として送出し得る。
【0095】
システムコントロールブロツク61は、このローカルストレージ8の全体を制御するブロツクであり、CPU61Aと、DMAコントローラ(Direct Memory Access controller )61B、61Cと、SCSIプロトコルコントローラ61D、61Eと、制御信号S12の入力インターフエイス61Fとを有している。CPU61Aはシステムコントロールブロツク61の中心的存在である制御回路を構成しており、編集処理装置3からRS−422の通信プロトコルで送られてくる制御信号S12を入力インターフエイス61Fを介して受け、その制御信号S12が示す制御コマンドに基づいて、DMAコントローラ61B、61CとSCSIプロトコルコントローラ61D、61Eの動作を制御する。
【0096】
上述したこの発明の一実施例において、図5を参照して説明したマトリクススイッチャ部3Bの構成、並びにアウトプツトプロセツサ43及びオーデイオコンバイナ44の動作に基づいて、以下のような2通りの処理が可能である。まず、図9を参照して通常の編集処理について説明する。図9には、通常の編集処理の一例として、VTR7から入力されるS10を編集処理する場合の信号経路を太線で示した。S10は、マトリクススイッチャ部3Bによって、画像処理部3C及び音声処理部3Dに送出される。画像処理部3Cの出力S31及びS32は、一旦、マトリクススイッチャ部3Bに送出され、マトリクススイッチャ部3Bによってアウトプットプロセッサ43に送出される。
【0097】
一方、音声処理部3Dの出力S33は、オーデイオコンバイナ44に送出される。図5を参照して上述したように、オーデイオコンバイナ44は、信号S33が入力されたときに、アウトプツトプロセツサ43の出力に、当該信号S33を重畳するようになされている。このため、画像処理部3Cの出力S31及びS32に音声処理部3Dの出力S33が重畳されたSDI規格の信号をローカルストレージ8、VTR7又はオンエアバツフア9に送出することができる。
【0098】
次に、編集処理と、ローカルストレージ8への記録とを並行して行う処理について図10を参照して説明する。図10には、このような処理の一例としてVTR7から入力される信号S10に対する編集処理と、デイリーサーバ6から入力される信号S7又はS8をローカルストレージ8に記録する処理とを並行して行う場合の信号経路を太線で示した。信号S10は、マトリクススイッチャ部3Bによって画像処理部3C及び音声処理部3Dに送出される。画像処理部3Cの出力S31及びS32は、一旦、マトリクススイッチャ部3Bに送出され、マトリクススイッチャ部3Bによってアウトプットプロセッサ45又は46に送出される。そして、アウトプットプロセッサ45又は46によって処理された後に、プレビユウ専用のモニタ13又はコンピュータ2に送出される。このようにして、画像処理部3Cによる信号S10に対する編集処理を行うことができる。
【0099】
また、この場合には、音声処理部3Dの出力がオーデイオコンバイナ44に送出されないようになされる。このため、音声処理部3Dは、事実上開放されたことになるので、何らかのレベルコントロール等の音声処理部3Dの入出力に対する設定を変更しても、ローカルストレージ8に信号S7又はS8を送出する、後述するような処理には影響を与えない。
【0100】
一方、デイリーサーバ6から入力される信号S7又はS8は、マトリクススイッチャ部3Bによって、アウトプットプロセッサ43に送出される。上述したように、信号S7及びS8はSDI規格でデイリーサーバ6から出力されたものなので、アウトプツトプロセツサ43は何らの処理も行わず、入力される信号をそのままオーデイオコンバイナ44に出力する。
【0101】
さらに、上述したように、オーデイオコンバイナ44には音声処理部3Dの出力が送出されないので、オーデイオコンバイナ44は、アウトプツトプロセツサ43から入力される信号をそのまま出力端子OUT1〜OUT3(図5参照)に出力する。この内、端子OUT1は、ローカルストレージ8にビデオ及びオーデイオ信号を出力するための端子として割り当てられているので、デイリーサーバ6から入力される信号S7又はS8をローカルストレージ8にそのまま取り込む処理が可能となる。
【0102】
このようにして、VTR7から入力される信号S10に対する編集処理と、デイリーサーバ6から入力される信号S7又はS8をローカルストレージ8に記録する処理とを並行して行うことが可能となる。
【0103】
このような処理において、編集処理を一般にフォアグランドにおける処理と称することが多い。それに対して編集処理に並行して行われる処理を一般にバックグランドにおける処理と称する。図10を参照して行った上述の説明は、フォアグランドにおける処理がVTR7から入力される信号S10に対する編集処理であり、バックグランドにおける処理がデイリーサーバ6から入力される信号S7又はS8をローカルストレージ8に記録する処理である場合に関するものである。
【0104】
フォアグランドにおける編集処理の対象及びバックグランドにおいて記録される処理の対象が他の信号であっても良い。マトリックススイッチヤ3B中のクロスポイントを切替えることにより、所望の処理対象を選択することができる。
【0105】
【発明の効果】
上述したように、この発明は、ローカルストレージを有するノンリニア編集装置において、マトリクススイッチャ部によって、編集処理経路と、ローカルストレージに記録対象とされる信号を送出する信号系路とを分離するようにしたものである。このため、フォアグランドにおける編集処理と並行して、バックグランドにおけるローカルストレージへの記録を行うことが可能となる。
【0106】
従って、ローカルストレージへの記録を行う期間にも編集処理を行うことができるので、編集機全体の運用効率を向上させることが可能となる。
【0107】
また、この発明は、従来の編集装置と同等の入出力を有するものなので、既存の編集システムに組み込むことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用される編集装置の一例の全体構成である。
【図2】この発明に係るコンピュータの一例の内部構成の概略図である。
【図3】この発明が適用される編集処理装置の一例の全体構成である。
【図4】この発明に係るシステムコントロール部の一例の構成である。
【図5】この発明に係るマトリクススイッチャ部の一例の構成である。
【図6】この発明に係る画像処理部の一例の構成である。
【図7】この発明に係る音声処理部の一例の構成である。
【図8】この発明に係るローカルストレージの一例である。
【図9】この発明による通常の編集処理について説明するための略線図である。
【図10】この発明による、編集処理と並行して記録を行う処理について説明するための略線図である。
【符号の説明】
1・・・編集装置、2・・・コンピュータ、3・・・編集処理装置、4、5・・・専用コントローラ、6・・・デイリーサーバ、7・・・VTR、8・・・ローカルストレージ、9・・・オンエアバッファ、10・・・LAN、11、12・・・スピーカ、13・・・モニタ[0001]
【table of contents】
The present invention will be described in the following order.
[0002]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
Conventional technology
Problems to be solved by the invention
Means for solving the problem
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The invention's effect
[0003]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an editing apparatus, and is suitable for application to an editing apparatus that edits, for example, a news material.
[0004]
[Prior art]
Conventionally, as this kind of editing apparatus, non-linear editing, that is, a news tape recorded as analog data on a video tape recorder (hereinafter referred to as VTR) is converted into digital data, and the converted digital data is converted into software. In many cases, editing is performed by using and processing.
[0005]
In such non-linear editing, it is difficult to edit a news material or the like in real time due to limitations of processing capability of software or the like. For this reason, the editing apparatus is provided with a recording means (hereinafter referred to as local storage) such as a hard disk drive (HDD), and once the news material that can be the target of editing processing is taken into the local storage, the editing processing is performed. Often done.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In a conventional non-linear editing machine, an editing processing system for synthesizing and outputting signals transmitted from a means for processing a video signal and a means for processing an audio signal, such as a news material Road Is always sent to equipment such as an on-air buffer (means for temporarily storing a program during broadcasting) connected to the editing machine. Since the local storage mentioned above is one of the devices connected to such an editing machine, the news material imported into the local storage is also edited. Road Will always go through.
[0007]
Therefore, during the period when the news material is taken into the local storage, the edit processing system is used to send the news material etc. to the local storage. Road Cannot be edited. For this reason, there has been a problem in improving the operation efficiency of the entire editing machine.
[0008]
The present invention has been made in consideration of the above points, and an object of the present invention is to propose an editing apparatus and an editing method capable of performing an editing process even during a period in which a news material is taken into a local storage.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The invention of
An edit processing path for synthesizing and outputting signals sent from the means for processing the video signal and the means for processing the audio signal, and a processing path for sending a predetermined signal to the recording means are separated. Matrix block section A non-linear editing apparatus characterized by comprising:
[0010]
An edit processing step for synthesizing and outputting the signals to be transmitted by the step for processing the video signal and the step for processing the audio signal; and a recording step Processing step of sending a predetermined signal to And Depending on the matrix block This is a nonlinear editing method characterized by separation.
[0011]
According to the invention as described above, the editing processing path, that is, the signal path for synthesizing and outputting the signals respectively sent from the means for processing the video signal and the means for processing the audio signal, and the recording means It is possible to separate the signal system path for sending a predetermined signal to be recorded.
[0012]
For this reason, the edit processing system path is not occupied even during a period in which a predetermined signal to be recorded is sent to the recording means, so that edit processing can be performed.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0014]
(1) Overall configuration of editing device
In FIG. 1,
[0015]
Incidentally, when this application program is operated, a graphic display for GUI (Graphical User Interface) is displayed on the monitor 2B. In the
[0016]
In addition, the video signal S2 is input to the
[0017]
On the other hand, the
[0018]
The
[0019]
Incidentally, the
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
Further, a
[0024]
Further, a
[0025]
An on-air buffer (storage means for temporarily storing a program during broadcasting) 9 is also connected to the
[0026]
The on-
[0027]
[0028]
Further, a preview dedicated
[0029]
Here, an editing method in the
[0030]
Subsequently, the operator instructs the order of programs by rearranging the previously specified events in a desired order in a display area called a program window. If a special effect is to be applied to a desired event, the position and the type of special effect are indicated in the program window. Incidentally, this program window is a virtual space used for program creation, and a program is not created just by arranging events in this program window.
[0031]
When the outline of the program is determined in this way, the operator inputs a preview instruction via the GUI. Upon receiving this, the
[0032]
As a result of such a preview, if there is no change in the program content, the operator inputs a recording instruction via the GUI. Receiving this, the
[0033]
In this way, the
[0034]
(2) Internal configuration of the computer
In this section, the internal configuration of the
[0035]
The
[0036]
On the other hand, a
[0037]
The
[0038]
The video processor 22 is a block for receiving the SDI standard video signal S2 input to the
[0039]
The
[0040]
The data converter 22B converts the composite video signal into a digital component video signal based on a control signal from the
[0041]
The
[0042]
The video data stored in the
[0043]
The
[0044]
In this case, the graphic display based on the image data becomes the graphic display for the GUI. Incidentally, the image data sent from the
[0045]
The
[0046]
An application program that is activated by the
[0047]
The
[0048]
The
[0049]
The
[0050]
(3) Configuration of editing processing device
In this section, the configuration of the
[0051]
Specifically, the
[0052]
The matrix switch unit 3B has a plurality of input terminals and a plurality of output terminals, and is configured to connect a desired input terminal to a desired output terminal in accordance with control from the
[0053]
The
[0054]
The
[0055]
Here, the configuration of each of these blocks will be specifically described below with reference to the drawings. As shown in FIG. 4, the
[0056]
The
[0057]
Such a
[0058]
Incidentally, the
[0059]
Next, the matrix switcher 3B will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 5, the matrix switch unit 3B is roughly divided into a
[0060]
The
[0061]
Incidentally, in this matrix switch unit 3B, the video and audio signals read from the devices of the
[0062]
In this matrix switch section 3B, the output terminal OUT1 is assigned as a terminal for outputting the video and audio signal S15 to the
[0063]
The
[0064]
When the
[0065]
As a result, the video signals S31 and S32 processed by the
[0066]
Similarly, when the
[0067]
Next, the
[0068]
As a result, the
[0069]
The
[0070]
The demultiplexer circuit 51B is a circuit that extracts a video signal from the payload portion of each packet forming the video and audio signal S24, and performs extraction based on the synchronization signal and header information arranged at the head of the video signal. Do. Similarly, the
[0071]
The
[0072]
The key
[0073]
Similarly, the wipe signal generator 52B generates a wipe signal corresponding to the transition effect designated by the operator based on the control signal S41 from the
[0074]
The
[0075]
The frame memory 53B sequentially stores the key signals supplied from the key signal processing circuit 52D in the internal memory area, and reads out the stored key signals based on the conversion address, thereby 3 A two-dimensional image conversion is performed, and a key signal obtained as a result is sent to the interpolation circuit 53D. Similarly, the frame memory 53B sequentially stores the video signal supplied from the video
[0076]
The interpolation circuit 53D is a circuit that performs an interpolation process on the key signal that has been subjected to the three-dimensional conversion process, and spatially interpolates the pixels of the key signal based on the conversion address, and the key signal obtained as a result will be described later. Send to
[0077]
The
[0078]
Incidentally, in the case of performing a transition effect that simply switches between two images, the video signal output from the demultiplexer circuit 51E is input as a background video signal to the mix circuit 54B via the
[0079]
When performing a transition effect with image conversion such as a page turn, the video signal output from the demultiplexer circuit 51E is input to the
[0080]
When performing an animation effect such as a picture-in-picture, the video signal output from the demultiplexer circuit 51E is input to the
[0081]
Next, the
[0082]
The input
[0083]
The auxiliary input
[0084]
The
[0085]
The audio signals whose levels are adjusted by the
[0086]
The output
[0087]
The encoder 59B is a circuit for converting the audio signal of the DSP format into the audio signal of the AES / EBU format. The encoder 59B converts the audio signal output from the adder circuit 58O into the AES / EBU format audio signal S17, for audio confirmation To the speaker 11 (see FIG. 1). Similarly, the
[0088]
(4) Configuration of local storage
Next, in this section, the
[0089]
The data input /
[0090]
More specifically, first, the video and audio signal S15 supplied from the
[0091]
On the other hand, the video data read from the
[0092]
Similarly, the first
[0093]
Similarly, the video data read from the
[0094]
Similarly, the second
[0095]
The
[0096]
In the embodiment of the present invention described above, the following two processes are performed based on the configuration of the matrix switcher unit 3B described with reference to FIG. 5 and the operations of the
[0097]
On the other hand, the output S33 of the
[0098]
Next, processing for performing editing processing and recording in the
[0099]
In this case, the output of the
[0100]
On the other hand, the signal S7 or S8 input from the
[0101]
Further, as described above, since the output of the
[0102]
In this way, the editing process for the signal S10 input from the
[0103]
In such a process, the edit process is generally referred to as a process in the foreground. On the other hand, processing performed in parallel with editing processing is generally referred to as background processing. The above description with reference to FIG. 10 is an editing process for the signal S10 input from the
[0104]
Another signal may be the object of editing processing in the foreground and the object of processing recorded in the background. A desired processing target can be selected by switching the cross point in the matrix switcher 3B.
[0105]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in the nonlinear editing apparatus having a local storage, the matrix processing unit separates the editing processing path and the signal system path for sending a signal to be recorded to the local storage. Is. For this reason, it is possible to perform recording in the local storage in the background in parallel with the editing process in the foreground.
[0106]
Therefore, the editing process can be performed even during the recording period to the local storage, so that the operation efficiency of the entire editing machine can be improved.
[0107]
Further, since the present invention has the same input / output as the conventional editing apparatus, it can be incorporated into an existing editing system.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration of an example of an editing apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a schematic diagram of an internal configuration of an example of a computer according to the present invention.
FIG. 3 is an overall configuration of an example of an editing processing apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 4 is a configuration example of a system control unit according to the present invention.
FIG. 5 shows an example of the configuration of a matrix switcher section according to the present invention.
FIG. 6 is a configuration of an example of an image processing unit according to the present invention.
FIG. 7 shows a configuration of an example of an audio processing unit according to the present invention.
FIG. 8 is an example of a local storage according to the present invention.
FIG. 9 is a schematic diagram for explaining a normal editing process according to the present invention.
FIG. 10 is a schematic diagram for explaining a process of recording in parallel with an editing process according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (5)
ビデオ信号に対する処理を行う手段とオーディオ信号に対する処理を行う手段とからそれぞれ送出される信号を合成して出力する編集処理系路と、上記記録手段に上記所定の信号を送出する処理系路とを分離するマトリクスブロック部を有することを特徴とするノンリニア編集装置。In a non-linear editing apparatus having a recording means for recording a predetermined signal,
An editing processing path for synthesizing and outputting signals sent from the means for processing the video signal and the means for processing the audio signal, and a processing path for sending the predetermined signal to the recording means A non-linear editing apparatus having a matrix block unit for separation.
上記記録手段は、
ハードデイスクドライブであることを特徴とするノンリニア編集装置。In claim 1,
The recording means is
Non-linear editing device characterized by being a hard disk drive.
上記所定の信号は、
エンベデツドオーデイオシリアル・デイジタル・インターフエイス信号であることを特徴とするノンリニア編集装置。In claim 1,
The predetermined signal is
Non-linear editing device characterized by being an embedded audio serial digital interface signal.
上記所定の信号は、
編集処理の対象とされ得る信号であることを特徴とするノンリニア編集装置。In claim 1,
The predetermined signal is
A non-linear editing apparatus characterized by being a signal that can be subjected to editing processing.
ビデオ信号に対する処理を行うステップとオーディオ信号に対する処理を行うステップとによって、それぞれ送出される信号を合成して出力する編集処理ステップと、上記記録ステップに上記所定の信号を送出する処理ステップとをマトリクスブロック部によって分離することを特徴とするノンリニア編集方法。In a nonlinear editing method having a recording step of recording a predetermined signal,
Matrix by performing a processing to a step and an audio signal for processing on the video signal, and the editing processing step of the signals sent respectively synthesized and output, and a processing step of transmitting said predetermined signal to said recording step A non-linear editing method characterized by separation by a block part .
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