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JP3901003B2 - 移動枠体装置 - Google Patents
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JP3901003B2 JP2002121277A JP2002121277A JP3901003B2 JP 3901003 B2 JP3901003 B2 JP 3901003B2 JP 2002121277 A JP2002121277 A JP 2002121277A JP 2002121277 A JP2002121277 A JP 2002121277A JP 3901003 B2 JP3901003 B2 JP 3901003B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動枠体装置に係わり、更に詳しくはドアや可動間仕切パネル、あるいは陳列用の枠体として使用可能な移動枠体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、下方開放した凹溝部を長手方向に沿って設けた化粧レール体を天井に配設し、前記凹溝部内に固定レールを取付けるとともに、該固定レールに対して往復移動可能に装着した可動レールにドアパネルを吊支し、該ドアパネルの移動方向における閉止側端部に戸当りゴム等を添設して、ドアパネルの閉止時の衝撃を和らげていた。
【0003】
しかし、この種の固定レールと可動レールとからなるレール部材にて抵抗が少なくドアパネルをスライド案内する構造においては、移動方向の終端にドアパネルが勢い良く衝突することがあり、それにより大きな衝突音を発生するばかりでなく、ドアパネルが跳ね返されて使用者に当ったり、ドアパネルそのものが損傷する恐れもある。特に、ガラスドアの場合には、前述の問題は顕著である。
【0004】
尚、ドアパネルを閉止時にドア枠の框部に係止するために、ドアパネルにラッチ機構を設けることも多いが、構造が複雑になり、部品点数も増えてコスト高となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、固定レールと可動レールとで移動枠体をスムーズに移動案内する場合、移動枠体が移動方向の両終端部において他の部材に衝突する衝撃力を和らげるとともに、その衝突の反動で跳ね返ってくるのを防止することが可能な移動枠体装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、下方開放した凹溝部を長手方向に沿って設けた化粧レール体を天井に配設し、前記凹溝部内に固定レールを取付けるとともに、該固定レールに対して往復移動可能に装着した可動レールに支持部材を介して移動枠体を吊支し、前記支持部材は、前記移動枠体の移動方向長さよりも若干短く設定してあり、前記可動レールを上面にネジ止めする上板と、該上板の前縁から垂下した前板、及び該前板の下縁を後 方へ直角に折曲した下板を有し、前記移動枠体の移動方向における両終端部に対応する前記化粧レール体の凹溝部内に、該移動枠体の移動方向に直交した水平な支軸にて回転可能なコロを取付け、前記支持部材の移動方向両端部で下板の延長部に、前記固定レールと可動レールとで構成したレール部材の横幅と略等しい横幅を有する板バネからなり、前記コロを弾性的に乗り越えるバネ部材の基部、前記可動レールの端部が下方から直視できないように取付け、前記コロとバネ部材とで弾性的に係合する係止手段を設けてなる移動枠体装置を構成した。
【0007】
そして、前記移動枠体に、透明又は半透明パネルを保持してなるものであり、透明又は半透明パネルがガラス板である場合にはより効果的である。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1〜図3は、本発明に係る移動枠体装置を示し、図4及び図5はその要部を示し、図中符号1は化粧レール体、2はレール部材、3は移動枠体、4は係止手段をそれぞれ示している。
【0009】
本発明に係る移動枠体装置は、下方開放した凹溝部5を長手方向に沿って設けた化粧レール体1を天井Sに配設し、前記凹溝部5内にレール部材2を取付け、該レール部材2に支持部材6を介して前記移動枠体3が吊支され、前記レール部材2に沿って移動可能となっている。
【0010】
前記レール部材2は、図5に示すように、本実施形態ではベアリング構造のリニアガイドであり、前記化粧レール体1の凹溝部5内に取付ける固定レール7と、該固定レール7に対して移動可能な可動レール8とで構成され、前記固定レール7と可動レール8とは、リテナー9で保持された多数のベアリング10,…を介して滑動可能に取付けられている。前記可動レール8は、前記支持部材6の全長に渡った長さを有しても、また複数に分割されたものを前記支持部材6の少なくとも両端部に取付けるものでも良い。
【0011】
前記支持部材6は、前記移動枠体3の移動方向長さよりも若干短く設定してあり、前記可動レール8を上面にネジ止めする上板11と、該上板11の前縁から垂下した前板12、及び該前板12の下縁を後方へ直角に折曲した下板13を有し、更に下板13の後縁を若干上方へ立ち上げて補強片14を形成し、前記下板13の長手方向両端部寄り位置に、前記前板12との折曲縁まで開放した平面視略U字形の係止孔15を形成するとともに、該係止孔15に連通し、その幅よりも大きな横幅を有する挿入孔16を前記前板12に形成している。
【0012】
そして、前記移動枠体3を前記支持部材6に吊支するには、前記移動枠体3の上端部に立設した頭付きボルトからなる支持棒17の頭部17Aを、前面がわから前記挿入孔16内に挿入するとともに、支持棒17の軸部17Bを前記係止孔15内に係合し、該頭部17Aを下板13の上面に係止した状態で、前記挿入孔16を覆うように、側面視L字形の固定金具18を垂直板18Aを前板12にネジ止めするとともに、水平板18Bに形成した切欠凹部18Cを前記支持棒17の軸部17Bに係合する。ここで、前記移動枠体3の高さを調節するには、前記支持棒17の軸部17Bを移動枠体3の上枠材19に螺合する深さを調節して行い、この高さ調節後、前記支持棒17を支持部材6に吊支した状態では、前記頭部17Aが固定金具18を垂直板18Aに回り止め状態で当止されているので緩むことがなく、一旦調節すれば高さが変化することがない。
【0013】
また、前記移動枠体3は、押出し成形した型材からなる前記上枠材19と図示しない下枠材及び側枠材20,20とから枠組み形成されたものである。本実施形態では、前記移動枠体3の内周部に、強化ガラス板からなる透明パネル21を装着し、ドアパネルを構成している。また、前記移動枠体3の内周部に、半透明パネルを装着したり、完全に不透明なパネルを装着しても良い。また、パンチングメタル、金属メッシュ、金属格子やその他、展示用、掲示用等のボード類を装着することも可能である。
【0014】
そして、前記化粧レール体1の凹溝部5内に前記固定レール7を取付けるとともに、該固定レール7に対して往復移動可能に装着した可動レール8に移動枠体3を吊支し、該移動枠体3の移動方向における両終端部に対応する前記化粧レール体1の凹溝部5内と、移動枠体3の上端部で移動方向両端部とに、互いに弾性的に係合する係止手段4,4を設けている。
【0015】
更に詳しくは、前記係止手段4が、移動枠体3の移動方向に直交した水平な支軸22にて回転可能なコロ23と、該コロ23を弾性的に乗り越えるバネ部材24とからなり、コロ23とバネ部材24の一方を前記化粧レール体1の凹溝部5内に取付け、他方を前記移動枠体3の上端部に直接又は他の部材を介して取付ける。本実施形態では、前記係止手段4のコロ23を前記化粧レール体1の凹溝部5内に取付け、バネ部材24を前記移動枠体3の上端部に直接又は他の部材を介して前記可動レール8の端部を下方から隠蔽するように取付けている。
【0016】
前記コロ23は、前記化粧レール体1の凹溝部5内に取付けた端部材25に取付けている。この端部材25は、金属板を折曲加工したものであり、断面略コ字形を有している。前記バネ部材24は、前記レール部材2の横幅と略等しい横幅を有する板バネであり、基部26を前記支持部材6の下板13の延長部27の上面にネジ止めして固定し、先端を移動方向に沿って外側に向け、上方へ若干傾斜した傾斜部28の先端に山形の係止部29を屈曲形成したものである。前記バネ部材24の係止部29の上端は、前記コロ23の下端よりも高い位置になるように設定し、前記移動枠体3をその移動終端まで移動させる際に、その直前に前記バネ部材24の係止部29が前記コロ23の下端を弾性的に変形しながら乗り越える。図2は、前記バネ部材24の係止部29が前記コロ23に接近している状態、図3は前記バネ部材24の係止部29が前記コロ23の下端を乗り越えた状態を示している。ここで、前記移動枠体3が移動終端で停止している図3の状態では、前記バネ部材24は前記コロ23に下方から圧接しており、この状態を準安定に維持し、容易に係止部29が前記コロ23の下端を乗り越えて逆戻りしないようになっている。
【0017】
また、前記バネ部材24は、前記支持部材6の端部から移動方向の外側上方へ向かって配置しているので、該バネ部材24によって少なくとも前記可動レール8の端部を下方から隠蔽することができる。
【0018】
また、前記化粧レール体1は、図5及び図6に示すように、押出し成形した型材からなる本体レール30と開閉カバー31との二部材で構成し、本体レール30は上面の取付面32と上下幅の広い側面板33と反対側に上下幅の狭い側面板34とを有し、前記開閉カバー31は、前記側面板34の下端に着脱可能且つ開閉可能に連結している。前記側面板34の下端縁には、半円筒形の受縁35を形成し、前記開閉カバー31の上端縁に前記受縁35の円形溝内に挿入し、その内部で回転可能な嵌合部36と、該嵌合部36の基部から1/4円筒形で前記受縁35に外接する包持部37を形成し、前記開閉カバー31を略水平な状態で、前記嵌合部36を前記受縁35の円形溝内に挿入し、そらから下方へ90度回転させると、該嵌合部36が前記受縁35の円形溝内で回転するとともに、その外周を前記包持部37が包んで図5の抜止め状態となる。また、前記側面板33と側面板34及び開閉カバー31の外面に等間隔で水平な化粧溝38,…を多数形成してあり、特に前記側面板34と開閉カバー31の接合縁が一つの化粧溝38内に設定されている。
【0019】
また、前記化粧カバー体1の表裏一側部には、前記凹溝部5を形成し、前記レール部材2を取付けているが、表裏他側部には透明パネル21と同様な透明パネル39を固定するための装着部40が形成され、該装着部40に対向して保持部材41の一端の脚片42を本体レール30に係合するとともに、途中部から分岐して延びた中間脚43を側面板33の下部裏面に係合し、該保持部材41の下端部と前記装着部40の下端部間にパッキン部材44を介在させて透明パネル39を挟持している。ここで、前記移動枠体3に透明パネル21を装着してドアパネルを構成した場合には、前記透明パネル39は、通路となる開口部を除いた位置に設けられる。従って、前記透明パネル39を設けない位置の本体レール30の装着部40には、前記保持部材41の代わりに図示しないカバー部材を装着するようにしている。
【0020】
最後に、下部の構造を図7に基づき簡単に説明する。前記移動枠体3の下端部には下枠材45を有し、該下枠材45の下端に形成した下方開放した凹溝46内に、床面Fに取付けた振止具47を位置させて横振れを規制して案内するようにしている。ここで、前記振止具47は、前記凹溝46内の前後側壁面に接触して水平回転するローラ48若しくはスライダーを有している。尚、前記振止具47の代わりにレールを床面Fに設けてもよいが、バリアーフリーを実現するには、前記振止具47を邪魔にならない位置に設けておくことが好ましい。また、前記透明パネル39の下端部は、同じく図7に示すように、高さ調節可能な巾木構造体49によって保持されている。前記巾木構造体49は、床面Fに取付けた上方開放の下レール部材50に、型材からなる巾木本体部51の下方開放した凹溝52を外嵌するとともに、下レール部材50の溝内に間隔を設けて設置したアジャスター具53で巾木本体部51の凹溝52内の上壁面を支持している。そして、前記巾木本体部51は、上部に前記化粧カバー体1の装着部40と同様な装着部54を有し、該装着部54に対向して巾木本体部51に連結した保持部材55とで、前記同様なパッキン44を介して前記透明パネル39の下端部を保持している。
【0021】
【発明の効果】
以上にしてなる請求項1に係る発明の移動枠体装置は、下方開放した凹溝部を長手方向に沿って設けた化粧レール体を天井に配設し、前記凹溝部内に固定レールを取付けるとともに、該固定レールに対して往復移動可能に装着した可動レールに支持部材を介して移動枠体を吊支し、前記支持部材は、前記移動枠体の移動方向長さよりも若干短く設定してあり、前記可動レールを上面にネジ止めする上板と、該上板の前縁から垂下した前板、及び該前板の下縁を後方へ直角に折曲した下板を有し、前記移動枠体の移動方向における両終端部に対応する前記化粧レール体の凹溝部内に、該移動枠体の移動方向に直交した水平な支軸にて回転可能なコロを取付け、前記支持部材の移動方向両端部で下板の延長部に、前記固定レールと可動レールとで構成したレール部材の横幅と略等しい横幅を有する板バネからなり、前記コロを弾性的に乗り越えるバネ部材の基部、前記可動レールの端部が下方から直視できないように取付け、前記コロとバネ部材とで弾性的に係合する係止手段を設けたので、移動枠体をスムーズに移動案内することができるにも係らず、移動枠体が移動方向の両終端部において他の部材に衝突する衝撃力を和らげることができるとともに、その衝突の反動で跳ね返ってくるのを防止することもできる。移動枠体の移動方向の移動終端において、その直前から係止手段を構成するバネ部材が、コロを弾性的に乗り越えるので、衝撃力を和らげることになり、またバネ部材がコロを乗り越えた後には、移動終端での移動枠体の跳ね返りを防止することができる。また、バネ部材がコロを乗り越える際にも殆ど音が発生しないのである。更に、前記バネ部材によって、前記可動レールの端部が下方から直視できないようにできる。
【0022】
請求項2によれば、移動枠体を用いてドアパネルを構成することができ、また透明又は半透明パネルとしてガラス板を採用したとしても衝撃が和らげられているので、ガラス板の割れや損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る移動枠体装置の開閉カバーを省略した状態の正面図である。
【図2】 同じく移動枠体が移動終端に接近した状態を示す部分正面図である。
【図3】 同じく移動枠体が移動終端に到達した状態を示す部分正面図である。
【図4】 本発明の要部の分解斜視図である。
【図5】 同じく拡大縦断面図である。
【図6】 化粧レール体の詳細を示す拡大縦断面図である。
【図7】 下部構造を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
化粧レール体 2 レール部材
3 移動枠体 4 係止手段
5 凹溝部 6 支持部材
7 固定レール 8 可動レール
9 リテナー 10 ベアリング
11 上板 12 前板
13 下板 14 補強片
15 係止孔 16 挿入孔
17 支持棒 17A 頭部
17B 軸部 18 固定金具
18A 垂直板 18B 水平板
18C 切欠凹部 19 上枠材
20 側枠材 21 透明パネル
22 支軸 23 コロ
24 バネ部材 25 端部材
26 基部 27 延長部
28 傾斜部 29 係止部
30 本体レール 31 開閉カバー
32 取付面 33 側面板
34 側面板 35 記受縁
36 嵌合部 37 包持部
38 化粧溝 39 透明パネル
40 装着部 41保持部材
42 脚片 43中間脚
44 パッキン部材 45 下枠材
46 凹溝 47 振止具
48 ローラ 49 巾木構造体
50 下レール部材 51 巾木本体部
52 凹溝 53 アジャスター具
54 装着部 55 保持部材
S 天井 F 床面

Claims (2)

  1. 下方開放した凹溝部を長手方向に沿って設けた化粧レール体を天井に配設し、前記凹溝部内に固定レールを取付けるとともに、該固定レールに対して往復移動可能に装着した可動レールに支持部材を介して移動枠体を吊支し、前記支持部材は、前記移動枠体の移動方向長さよりも若干短く設定してあり、前記可動レールを上面にネジ止めする上板と、該上板の前縁から垂下した前板、及び該前板の下縁を後方へ直角に折曲した下板を有し、前記移動枠体の移動方向における両終端部に対応する前記化粧レール体の凹溝部内に、該移動枠体の移動方向に直交した水平な支軸にて回転可能なコロを取付け、前記支持部材の移動方向両端部で下板の延長部に、前記固定レールと可動レールとで構成したレール部材の横幅と略等しい横幅を有する板バネからなり、前記コロを弾性的に乗り越えるバネ部材の基部、前記可動レールの端部が下方から直視できないように取付け、前記コロとバネ部材とで弾性的に係合する係止手段を設けたことを特徴とする移動枠体装置。
  2. 前記移動枠体に、透明又は半透明パネルを保持してなる請求項1記載の移動枠体装置。
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