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JP3902520B2 - パネル材連結構造 - Google Patents
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JP3902520B2 - パネル材連結構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パネル材連結治具に関し、例えばユニットバスなどの内装壁面を複数のパネル材を並べて構成する場合の隣り合うパネル材間を連結するするためのパネル材連結治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば浴室壁パネルを構成する複数のパネル材を連結する構造として、特開平10−18478号公報に開示されているものがある。この構造では、図6に示されるように、互いに連結される両パネル材21の一方の各パイプ状のフレーム材22に楔部23aを有する楔金具23を固着し、他方のフレーム材22に一対の弾片24aを有する抱持金具24を固着し、楔金具23の楔部23aを弾片24a間に進入させて嵌合係止状態にして、両パネル材21を連結するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構造のものでは、図の矢印に示されるように両パネル材21の接合面(端面)21aに沿う向きにパネル材21を変位させて両金具23・24の嵌合係止を行うことから、両接合面21aが摺接し、それによる抵抗があるため作業性が悪いという問題がある。また、両パネル材21同士を極めて接近した状態にして上記変位動作を行う必要があるため、注意深く作業しないと両パネル材21同士が衝突して、傷つく虞がある。
【0004】
また、実開平5−24811号公報には、図7に示されているように、互いに連結される両壁パネル31の一方の補強用パイプ32に板バネ製係合片33を設け、他方の補強用パイプ32に板バネ製被係合片34を設け、両壁パネル31が互いに接合した状態で係合片33の端部に形成した係合凹部33aに被係合片34の端部に形成した係合凸部34aが係合して両壁パネル31を連結するようにしている。
【0005】
しかしながら、この構造のものにおいても、上記従来例と同様に図の矢印に示されるように両壁パネル31の接合面に沿う向きに壁パネル31を変位させて連結作業を行うことから、両接合面31aの摺接抵抗により作業性が悪いという問題がある。また、連結作業において両壁パネル31同士の衝突による傷つきの虞もある。
【0006】
さらに、各従来例の構造のものにおいて、両パネル材21(壁パネル31)間にパッキンを介在させる場合があり、そのような場合には上記したように接合面が摺接するように押し込んで連結すると、パッキンが捲れ上がってしまうという虞もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決して、パネル材の連結作業性が良くかつ傷つきを防止し得ることを実現するために、本発明に於いては、壁面を構成するべく並べられる複数のパネル材間を連結するためのパネル材連結構造であって、前記複数のパネル材の隣り合うもの同士の一方に固着される第1の連結部材と、前記隣り合うパネル材の他方に固着される第2の連結部材とを有し、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材との間に、前記隣り合うパネル材を連結時に互いに対峙する端面同士が離れた状態から互いの表面同士を合わせる向きに相対変位させることにより前記パネル材の一方を他方に向けて斜めにガイドするガイド手段と、前記ガイド手段によりガイドされた後に前記両パネル同士を連結状態にする係合手段とが設けられているものとした。
【0008】
これによれば、隣り合うパネル材の一方を他方に対して表面同士が合うように押すことにより、パネル材の一方を他方に向けて斜めに近付けることができ、両パネル材の接合端面間をある程度離した状態から連結状態にすることができるため、最初から隣り合うパネル材同士を近接させて端面同士が摺接する虞がある状態で連結作業を行う必要が無く、パネル材同士の摺接抵抗により作業性が悪くなったり傷ついたりすることを防止できると共に、パネル材同士の接合面にパッキンを設ける場合にそのパッキンが捲れ上がってしまうことを防止できる。
【0009】
特に、前記第1の連結部材に前記パネル材の連結時に互いに対峙する端面に沿う向きに開口する係合孔部が設けられ、前記第2の連結部材に前記係合孔部内に没入し得る係合凸部が設けられ、前記係合孔部と前記係合凸部との間に、前記ガイド手段と前記係合手段とが設けられていることによれば、係合凸部と係合孔部との一方に斜面部を設けて、他方の一部を斜面部によりガイドするという簡単な構成でガイド手段を構成できると共に、ガイド終了時に両者を係合させることができ、係合孔部に係合凸部を没入させるという簡単な作業で連結作業を行うことができる。
【0010】
また、前記係合手段が、前記第1の連結部材に設けられた係止部と、前記第2の連結部材に前記係止部に弾発的に係合するように設けられた弾発係合片とからなることによれば、両連結部材によるガイド状態では弾発係合片を係合する側とは相反する側に弾性変形させるようにして、ガイド終了時に弾発係合片を弾性復元させて係合状態にすることができ、簡単な構成で係合状態にすることができる。
【0011】
また、隣り合うパネル材の連結時に互いに対峙する両端面におけるパネル材の裏面側部分に凹部が設けられ、凹部にパッキンが装着されていることにより、パッキンが捲れ上がってしまったりすることを防止し得る。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面に示された具体例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明が適用された例えば浴室用壁パネルの連結要領を示す部分斜視図である。この浴室用壁パネルの壁面は、複数のパネル材1を並列に配設して形成される連続する面により形成されるようになっている。それら各パネル材の隣り合うもの同士1を連結するために、本発明に基づくパネル材連結構造が用いられている。なお、本発明のパネル連結構造にあっては、浴室用壁パネルに限られるものではなく、複数のパネル材を並べて壁面を形成するものであれば適用可能なものである。
【0014】
パネル材連結構造は、一方のパネル材1の裏面1aにねじ2により固着された第1の連結部材3と、他方のパネル材1の裏面1aにねじ2により固着された第2の連結部材4とを有する。なお、両連結部材3・4共、例えば合成樹脂材を射出成形して形成されている。
【0015】
第1の連結部材3は、外周壁を有する縦長矩形状の本体3aと、本体3aの中央部から側方に延出する延出部3bとからなる。この本体3aの底壁部3cにおける長手方向両端部近傍には図2(a)に示されるようにねじ挿通孔5が設けられており、2本の例えばタッピングねじ2を各ねじ挿通孔5に挿通してパネル材1にねじ込むことにより、第1の連結部材3がパネル材1に固着される。
【0016】
本体3aと延出部3bとの間には、図2(a)に示されるように、本体3aのパネル材1への固着面から直交して延出された位置決め用舌片6が設けられている。なお、この位置決め用舌片6は、本体3aの長手方向の両端部側を除いた中間部に1枚形状に形成されている。第1の連結部材3をパネル材1に固着する時には、本体3aと位置決め用舌片6との角をパネル材1の裏面1a及び端面1b間の角に当てて位置決めすることができる。なお、パネル材1の縦方向に対する位置は任意であり、予め本体3aの縁の一部を合わせる線をパネル材1に描いておけば良い。
【0017】
上記延出部3bには、図2(a)に示されるように、第1の連結部材3のパネル材1への固着状態でパネル材1の端面1bに沿う向きに貫通する係合孔部7が設けられている。その係合孔部7のパネル材1側の内面を形成する壁部3dが、端面1bの延長線よりもパネル材1側に偏倚した位置にて底壁部3cから立ち上がるように設けられている。
【0018】
また、底壁部3cの係合孔部7側の端部は固着状態のパネル材1の端面1bの所に位置し、その端部に、パネル材1の裏面1aから遠ざかる向きに突出する係止部8が設けられている。なお、この係止部8は、係合孔部7の長手方向に渡って形成された突条をなしており、係合手段を構成する。
【0019】
第2の連結部材4は、外周壁を有する縦長矩形状の本体4aと、本体4aの長手方向中間位置にて底壁部4bに突設された係合凸部4cとからなる。その底壁部4bにおける長手方向両端部近傍にも図2(b)に示されるようにねじ挿通孔9が設けられており、第1の連結部材3と同様にタッピングねじ2を各ねじ挿通孔9に挿通してパネル材1にねじ込むことにより、第2の連結部材4がパネル材1に固着される。
【0020】
この第2の連結部材4にあっても、本体4aのパネル材1への固着状態における端面1bに対応する縁部に、第1の連結部材3と同様に延出された位置決め用舌片10が設けられている。なお、この位置決め用舌片10は、図1に良く示されるように本体4aの長手方向の両端部にそれぞれ設けられている。また、両位置決め用舌片10の間隔は上記位置決め用舌片6の長さより長くされている。また、係合凸部4cに対して第1の連結部材3の係合孔部7が長手方向に広く形成されている。これにより、長手方向(図示例では縦方向)に対する誤差吸収(主に両連結部材3・4間の取り付け誤差)と、連結時におけるパネル材の倒し込みの軌跡とを吸収できる。
【0021】
この第2の連結部材4をパネル材1に固着する時にも、本体4aと位置決め用舌片10との角をパネル材1の裏面1a及び端面1b間の角に当てて位置決めすることができる。また、パネル材1の縦方向に対する位置決めも同様であり、第1の連結部材3との間の整合を取るように位置決めすれば良い。
【0022】
上記係合凸部4cは、図2(b)に示されるように中空の矩形筒状をなし、第2の連結部材4のパネル材1への固着状態でパネル材1の端面1bに沿って裏面1a側とは相反する向きに突出するように形成されている。また、係合凸部4cは、図2(b)に良く示されるようにその中間部にて側方に突出する向きに曲折されている。係合凸部4cには、パネル材1の端面1b側とは相反する側に、ガイド手段として上記曲折形状による斜面部11が形成されていると共に、端面1b側には、コ字状切り欠きにより形成された弾発係合片12が設けられている。弾発係合片12は、係合凸部4cの突出端部側を支点としてパネル材1の端面1bに交差する向きに変位可能にされている。また、弾発係合片12の遊端部12aが係合凸部4c内に向けて斜めに曲折されている。なお、係合凸部4cの突出端部は、その縁の全周に渡って面取りされている。
【0023】
このようにして構成された両連結部材3・4を用いたパネル材1の隣り合うもの同士の連結要領について以下に示す。まず、図2に示したように各連結部材3・4をそれぞれ対応するパネル材1の裏面1aの所定の位置にねじ2で固着して一体化する。そして、図1の矢印Aに示されるように、例えば第1の連結部材3を一体化したパネル材1に対してその表側から第2の連結部材4を一体化したパネル材1を近付けて、係合凸部4cを係合孔部7に突入させる。
【0024】
上記係合凸部4cを係合孔部7に突入初期状態を図3に示す。なお、連結時に互いに対峙する両端面1b間にはパッキン13を介装する。パッキン13は端面1bに設けられている凹部に予め装着しておく。この突入初期状態では、係合孔部7の本体3a側とは相反する側の縁を形成する顎部14に係合凸部4cの斜面部11が当接し、斜面部11上を顎部14の縁が相対的に摺接し、斜面部11によるガイド状態になる。その斜面部11のガイド作用により、第2の連結部材4を一体化したパネル材1が、第1の連結部材3を一体化したパネル材1に対して、図の矢印Bに示されるように斜めに近付くように変位し得る。
【0025】
したがって、係合凸部4cを係合孔部7に突入させる作業においては、隣り合うパネル材1の互いに対峙する端面1b同士が密接するようにしてから係合凸部4cを係合孔部7に入れる必要が無く、両パネル材1同士をある程度離した状態で係合凸部4cの突出端部を係合孔部7に入れるだけで良い。これにより、係合凸部4cを係合孔部7に突入させる作業において、各端面1b同士が摺接してしまうように近接させた状態で両者を相対変位させる必要がないため、近接時にパネル材1同士が衝当して傷付いてしまったり、パッキン13が捲れ上がってしまったりすることを防止し得る。
【0026】
さらに第2の連結部材4を一体化したパネル材1を矢印Aに示されるように押していくことにより、係合孔部7の縁に対する斜面部11によるガイド状態が終了し、図4に示されるように係合凸部4cの係合孔部7に対する没入状態となる。この没入状態では、第2の連結部材4の本体4aの周壁部と係合凸部4cの基部との間に延出部3bの顎部14が入り込むようになる。なお、この状態になる前に、弾発係合片12の中間部が係止部8に衝当し、上記斜面部11によるガイドが進むに連れて弾発係合片12が係合凸部4c内に撓む。
【0027】
図4の状態では、両端面1bが概ね密接した状態になる。この図4の状態からさらに矢印Aに示されるように第2の連結部材4を一体化したパネル材1を押すことにより、顎部14が底壁部4bに当接し、隣り合うパネル材1同士の表面1cが連続した同一面を形成するようにされている。
【0028】
図4の終期状態では、弾発係合片12の中間部と係止部8との衝当状態が終わって、自身の弾性復元力により弾発係合片12が元の状態に戻ろうとして、遊端部12aが係止部8に係合する。この弾発係合片12の遊端部12aと係止部8とにより係合手段が構成されている。なお、遊端部12aは、上記したように斜めに曲折されて形成されていることから、加工誤差や取り付け誤差を吸収して係止部8と係合し得る。この係止部8と弾発係合片12との係合状態により、第2の連結部材4を一体化したパネル材1の矢印Aとは逆向きの離脱方向変位が阻止されるため、隣り合うパネル材1同士の連結状態が保持される。
【0029】
また、最終的に隣り合うパネル材1の各端面1b同士が密接状態になるが、それに至る過程を連結部材3・4間に設けたガイド手段(係合孔部7及び斜面部11)によりパネル材1の一方を他方に対して敢えて近付けるように変位させることなく実行することができる。上記したように一方のパネル材1を端面1bに沿う向きに押す操作だけで自然に他方のパネル材1に近付けることができ、作業が容易である。
【0030】
なお、両連結部材3・4は、上記したようにねじ2によりパネル材1に対して固着されるようにされており、その着脱が可能である。例えば仮組み付け状態で両連結部材3・4間の整合不良が発見された場合にはいずれか一方を外して新たな位置にねじ止めし直すことができる。
【0031】
【発明の効果】
このように本発明によれば、隣り合うパネル材の連結端面間をある程度離した状態から両連結部材によりガイドして両パネル材の端面同士を近付けるようにして連結状態にすることができるため、最初から隣り合うパネル材同士を近接させて端面同士が摺接する虞がある状態で連結作業を行う必要が無く、パネル材同士の摺接抵抗により作業性が悪くなったり傷ついたりすることを防止できると共に、パネル材同士の接合面にパッキンを設ける場合にそのパッキンが捲れ上がってしまうことを防止できる。
【0032】
特に、第1の連結部材に前記パネル材の連結時に互いに対峙する端面に沿う向きに開口する係合孔部が設けられ、前記第2の連結部材に前記係合孔部内に没入し得る係合凸部が設けられ、前記係合孔部と前記係合凸部との間に、前記ガイド手段と前記係合手段とが設けられていることによれば、係合孔部に係合凸部を没入させるという簡単な構成で、ガイドして係合させるという一連の連結作業を行うことができ、作業性が良い。
【0033】
また、連結部材の一方に係止部を設け、他方に弾発係合片を設けることにより、両連結部材によるガイド状態では弾発係合片を係合する側とは相反する側に弾性変形させるようにして、ガイド終了時に弾発係合片を弾性復元させて係合状態にすることができ、簡単な構成で係合状態にすることができる。
【0034】
また、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材とが、前記パネル材に着脱可能にされていることによれば、両連結部材間の位置合わせにおいて、整合不良の場合には新たに固着し直すことができ、作業性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された例えば浴室用壁パネルの連結要領を示す部分斜視図。
【図2】(a)は第1の連結部材を示す図1の矢印IIa−IIa線に沿って見た断面図であり、(b)は第2の連結部材を示す図1の矢印IIb−IIb線に沿って見た断面図
【図3】連結初期の状態を示す両連結部材を示す断面図。
【図4】連結中期の状態を示す両連結部材を示す断面図。
【図5】連結終期の状態を示す両連結部材を示す断面図。
【図6】従来の例を示す連結部材の断面図。
【図7】従来の他の例を示す連結部材の断面図。
【符号の説明】
1 パネル材、1b 端面、1c 表面
2 ねじ
3 第1の連結部材
4 第2の連結部材、4c 係合凸部
6 位置決め用舌片
7 係合孔部
8 係止部
10 位置決め用舌片
11 斜面部
12 弾発係合片、12a 遊端部
13 パッキン

Claims (4)

  1. 壁面を構成するべく並べられる複数のパネル材間を連結するためのパネル材連結構造であって、
    前記複数のパネル材の隣り合うもの同士の一方に固着される第1の連結部材と、前記隣り合うパネル材の他方に固着される第2の連結部材とを有し、
    前記第1の連結部材と前記第2の連結部材との間に、前記隣り合うパネル材を連結時に互いに対峙する端面同士が離れた状態から互いの表面同士を合わせる向きに相対変位させることにより前記パネル材の一方を他方に向けて斜めにガイドするガイド手段と、前記ガイド手段によりガイドされた後に前記両パネル同士を連結状態にする係合手段とが設けられていることを特徴とするパネル材連結構造
  2. 前記第1の連結部材に前記パネル材の連結時に互いに対峙する端面に沿う向きに開口する係合孔部が設けられ、前記第2の連結部材に前記係合孔部内に没入し得る係合凸部が設けられ、
    前記係合孔部と前記係合凸部との間に、前記ガイド手段と前記係合手段とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパネル材連結構造
  3. 前記係合手段が、前記第1の連結部材に設けられた係止部と、前記第2の連結部材に前記係止部に弾発的に係合するように設けられた弾発係合片とからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパネル材連結構造
  4. 前記隣り合うパネル材の連結時に互いに対峙する両端面における前記パネル材の裏面側部分に凹部が設けられ、前記凹部にパッキンが装着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパネル材連結構造。
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