JP3902882B2 - シート処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、排出されたシートに穿孔動作を行うシート処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置から排出される画像形成済みの用紙に、仕分け、綴じ、積載、パンチなどの後処理を施すシート処理装置が知られている。
【0003】
このようなシート処理装置におけるパンチ処理方法として、処理トレイに格納されたシート束を穿孔する方法が知られているが、シート束を穿孔するため、パンチ処理中は、次のシートを搬送することができず、また、パンチ装置の能力によっては画像形成装置からのシート搬送を中断し、数回に分けてパンチ処理を行う必要があるなど処理速度を上げることが困難であった。
【0004】
これに対し、画像形成装置から一定間隔で連続して排出されるシートを1枚ずつ穿孔する方法が知られている。この方法では、シート搬送路上にパンチとダイスから構成されるパンチユニットを設け、シート搬送速度とパンチ速度を同期させることにより搬送中のシートを停止させることなくパンチ処理を行うことで、パンチ動作によってシート処理時間が増加することなく処理することができる。
【0005】
このように、搬送中のシートを停止させることなくパンチ動作を行うシート処理装置では、シート搬送方向に対しては、搬送されるシートの先端または後端を検知し、その検知結果に基づき、穿孔するタイミングを変えることでパンチ位置を調整する方法が知られている。 また、シート搬送方向と直交するシート幅方向に対しては、搬送されるシートの端部を検知し、その検知結果に基づき、搬送されるシートの幅方向にパンチユニットを移動させることで、パンチ位置を調整する方法が知られている。
【0006】
この場合、シート幅の長さ情報に基づき、予めシート端部検知待機位置にシート端部検知センサを移動させておき、シート搬送のタイミングに合わせてシート端部検知待機位置からシート端部検知センサを移動させることで、シートの端部を検知する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シート端部検知センサを移動させる際、シート幅の長さ情報と実際のシート幅の長さが異なっていた場合、穿孔動作を開始するタイミングまでにシートの端部が検知されないことがある。シートの端部が検知されないまま、穿孔動作を行った場合、シートのどこに孔が空くかわからず、場合によってはシートの端部に孔が空くおそれがあり、後工程においてシートの端部に形成された孔がジャムなどの発生原因になるという問題があった。
そこで、本発明は、パンチ動作が原因となるジャムなどの異常状態の発生を防止できるシート処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のシート処理装置は、搬送されたシートに穿孔動作を行う穿孔手段と、該穿孔手段を前記シートの搬送方向に対して直交する幅方向に移動させる移動手段と、前記穿孔手段と共に移動し、前記搬送されたシートの幅方向の端部を検知するシート端部検知手段と、該シート端部検知手段が所定の移動範囲内で前記シートの幅方向の端部を検知したか否かを判別する判別手段と、前記シートの幅方向の端部を検知しなかった場合、前記穿孔手段による穿孔動作を禁止する禁止手段と、前記穿孔手段に対して前記シート端部検知手段を前記幅方向に移動させる第2移動手段と、を備え、前記穿孔手段は、待機位置から前記シート端部検知手段がシートの端部を検知する位置まで前記シート端部検知手段と共に前記移動手段によって移動されて穿孔動作を行い、前記第2移動手段は、前記シート端部検知手段によってシートの端部が検知された時、前記穿孔手段が前記穿孔動作を行う位置に位置決めされるように、前記搬送されるシートのサイズに応じた位置に前記シート端部検知手段を予め移動させておくことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載のシート処理装置では、請求項1に係るシート処理装置において、前記判別手段は、前記穿孔手段を移動させてからの時間を計測する計測手段を備え、該計測された時間が所定時間を経過しても、前記シートの幅方向の端部が検知されなかった場合、前記禁止手段は前記穿孔動作を禁止することを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載のシート処理装置は、請求項1または2に係るシート処理装置において、前記穿孔動作が禁止された場合、前記穿孔手段を前記待機位置に復帰させる復帰手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載のシート処理装置は、請求項1ないし3のいずれかに係るシート処理装置において、前記移動手段は、前記シートの搬送に同期して移動させることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のシート処理装置の実施の形態について説明する。図1は実施の形態におけるシート処理装置が適用された画像形成システムの全体構成を示す断面図である。画像形成システムは、読取給紙装置101、画像形成装置102およびシート処理装置103から構成されている。
【0016】
読取給紙装置101は、自動原稿給送部51にセットされた原稿pを原稿台ガラス78上の読み取り位置に給送し、その後、排紙位置まで搬送する自動原稿給送部51、読み取り位置に給送された原稿pに照射するランプ79、画像を検出するCCDラインセンサ(CCD)76、原稿pからの光をCCD76に導く反射ミラー72、73、74、原稿の画像をCCD76の面上に結ぶレンズ75などから構成される。
【0017】
画像形成装置102は、異なるサイズの記録紙(シート)S(S1、S2)を積載した複数の記録紙格納部53、54、記録紙を給紙する記録紙給紙部55、56を有している。給紙されたシートSはシート搬送路57を介してシート搬送路60へと搬送される。61は前述した光学系52により読み取られた画像情報に基づいてレーザー光を走査して画像形成部62の感光体上に潜像(トナー像)を形成するレーザスキャナである。
【0018】
62は感光体上に形成されたトナー画像をシートSに転写する画像形成部である。画像形成部62によって画像が形成されたシートSは、搬送ベルト63、記録紙上のトナー像を軟化溶融して定着させる定着ローラ64、および搬送ローラ65によりシート処理装置103の搬送路へと搬送される。
【0019】
また、40は画像形成装置102およびシート処理装置103の動作設定や設定内容を確認するための操作部である。操作部40は、設定内容を確認するための表示部、この表示部上に重ねて配置され、画像形成動作の詳細設定やシート処理装置の動作設定等を行うためのタッチパネルキー、画像形成部数等の数値を設定するためのテンキー、画像形成動作を停止するためのストップキー、初期設定に戻すためのリセットキー、画像形成動作を開始するためのスタートキーなどを有する。
【0020】
103はシート処理装置(フィニッシャ)である。1はフィニッシャ103の入口ローラであり、画像形成装置102より搬送されたシートSを搬送する。2、3はシートSまたはインサート紙Iを搬送する搬送ローラである。31は搬送されるシートSまたはインサート紙Iの通過を入口側で検知するシート検知センサである。50は搬送されてくるシートSまたはインサート紙Iの後端付近に孔あけを行うパンチユニットである。
【0021】
図2はシート処理装置103に収納されたパンチユニット50の構成を示す図である。パンチユニット50はシート搬送方向Aと直交するシート幅方向のシート端部を検知するシート端部検知センサ93および穿孔部90を有する。シート端部検知センサ93は発光部および受光部を有するフォトカップラから構成されており、発光部および受光部間にシートが介在して発光部からの光が遮られることによりシート端部を検知する。
【0022】
穿孔部90は、回転軸191の側面に突設したポンチ91、および回転軸191と平行に設けられた回転軸192に軸支されたダイス92を有する(図3参照)。回転軸191および回転軸192はパンチ駆動モータ(図示せず)により互いに反対向きに同期して回転する。
【0023】
図3はパンチユニット50による穿孔動作を示す図である。通常、パンチユニット50は同図(A)に示すパンチホームポジション(HP)の位置にあり、回転軸191に取り付けられたパンチ位置フラグ98を検知するパンチ位置センサ99によって位置決めされる。シート検知センサ31がシート後端を検知した後、所定のタイミングでパンチ駆動モータを駆動することにより、ポンチ91とダイス92が回転し、ポンチ91がダイス92に形成されたダイス穴92aに噛み合い、搬送中のシートを穿孔する(同図(B)参照)。そして、搬送中のシートへの穿孔を終了すると、ポンチ91は搬送路から抜ける(同図(C)参照)。この穿孔動作の際、ポンチ91とダイス92の回転速度を搬送ローラ対3の回転速度と同一にすることで、搬送中にシートを穿孔することが可能である。
【0024】
また、穿孔部90には、シート搬送方向Aと直交するシート幅方向(図中矢印D−E方向)に移動自在なパンチスライドHP検知センサ94が設けられており、パンチスライドHP検知センサ94を矢印E方向に移動することにより、シート処理装置103に設けられたパンチスライドHP規定部95を検知する。ここで、パンチスライドHPは、斜行や横レジのずれ量に相当するシート基準位置の数mm手前とする。
【0025】
さらに、穿孔部90には、シート端部検知センサ93および横レジHP検知センサ96が設けられており、センサスライドモータ(図示せず)の駆動により、シート端部検知センサ93および横レジHP検知センサ96は矢印D、E方向に移動自在である。横レジHP検知センサ96を矢印E方向に移動することにより、横レジHP規定部97を検知する。また、シート端部検知センサ93を矢印D方向に移動することにより、選択されたシートサイズに対応する位置(シート端部検知待機位置)に待機させておく。このように、シート搬送前にセンサスライドモータを駆動し、シート端部検知センサ93をパンチユニット50の中心から用紙幅の半分の長さ分+α離れた位置(シート端部検知待機位置)に移動させておく。
【0026】
シート検知センサ31がシート先端を検知した後、所定のタイミングでパンチスライドモータ(図示せず)を駆動し、穿孔部90およびシート端部検知センサ93を矢印D方向に移動し、シート端部検知センサ93の発光部および受光部間がシートによって遮られることによりシート端部を検知した後、パンチスライドモータを停止させる。これにより、穿孔位置をシート端部に揃えることが可能になる。
【0027】
図1において、5は搬送途上に配置される比較的大口径のローラ(以下、バッファローラという)であり、その外側周囲に配された各押し付けコロ12、13、14によってシートをロール面に押圧して搬送する。
【0028】
11は第1の切り換えフラッパであり、ノンソートパス4とソートパス8とを選択的に切り換える。10は第2の切り換えフラッパであり、シートSまたはインサート紙Iを一時的に貯えるためのバッファパス23とソートパス8とを切り換える。33はノンソートパス4内のシートを検知するシート検知センサ、32はソートパス8内のシートを検知するシート検知センサである。
【0029】
6はソートパス8の経路に設けられた搬送ローラである。84はシートを一時的に集積し、集積されたシートSまたはインサート紙Iを整合し、ステイプルユニット80によってステイプル処理を行うために設けられた中間トレイ(以下、処理トレイという)82、およびこの処理トレイ82に積載されたシートSまたはインサート紙Iを整合する整合板88を含む処理トレイユニットである。
【0030】
処理トレイ82の排出端側には、束排出ローラを構成する一方の排出ローラ、ここでは固定側としての下排出ローラ83bが配置されている。
【0031】
7はソートパス8に配され、シートSまたはインサート紙Iを処理トレイ(第1の積載トレイ)86上に排出するための第1の排出ローラである。9はノンソートパス4に配され、シートSまたはインサート紙Iをサンプルトレイ85上に排出するための第2排出ローラである。
【0032】
83aは揺動ガイド81に支持され、この揺動ガイド81が閉じ位置に来たとき、下排紙ローラ83bに加圧的に当接されて処理トレイ82上のシートSまたはインサート紙Iをスタックトレイ(第2の積載トレイ)86上に束排出するための上排出ローラである。87はスタックトレイ86、サンプルトレイ85上に積載されるシート束の後端縁(束排出方向に対しての後端縁)を突き当て支持する束積載ガイドであり、ここではシート処理装置103の外装を兼ねている。
【0033】
20はインサートするインサート紙Iをセットするインサート紙格納部である。21はインサート紙を給紙する給紙ローラ、22は給紙したインサート紙を分離する分離ローラである。27はインサート紙格納部20にインサート紙がセットされているか否かを検知するインサート紙セット検知センサである。給紙したインサート紙は、搬送ローラ23、24、25、26によって搬送ローラ2に搬送される。
【0034】
読取給紙装置101の自動原稿給送部51に原稿をセットし、操作部40からユーザが所望の設定を行い、動作開始を指定することで、画像形成動作が開始する。まず、読取給紙装置101で原稿の読み取りを行うと同時に、画像形成装置102では設定された記録紙格納部53、54から記録紙の給紙を開始し、シート搬送路を介して画像形成部62に搬送する。そして、読取給紙装置101によって読み取られた画像情報に基づいて形成されたトナー画像を、給紙したシートに転写し、定着部を通過させてシート上に固定する。シート処理装置103では、インサート紙の搬送、パンチ、シートの分類、ステイプルの処理を行った後、シートが出力される。
【0035】
図4は画像形成システムの制御部の構成を示すブロック図である。コントローラ回路部200は、中央処理演算部(以下、CPUという)2002、メモリ2001、I/O制御部2003などを有する。CPU2002は所定のプログラムにしたがって演算し、かつ全体の制御を司る。メモリ2001は、プログラムや所定のデータを格納するROM、信号処理に応じて一時的にデータを格納するRAM、ICカード、フロッピーディスクなどを含み、プログラムやデータの読み書きを行う。I/O制御部2003は入出力信号の伝送や制御を行う。I/O制御部2003には、操作部制御部201、記録紙給紙制御部202、読取給紙装置制御部203、画像形成制御部204およびシート処理装置制御部205が接続されている。また、メモリ2001およびI/O制御部2003は、CPU2002からの制御信号により制御される。さらに、コントローラ回路部200は、I/O制御部2003を介して、操作部制御部201、記録紙給紙制御部202、読取給紙装置制御部203、画像形成制御部204およびシート処理装置制御部205を動作させる。
【0036】
上記構成を有する画像形成システムでは、ユーザが読取給紙装置101の自動原稿給送部51上に原稿をセットし、画像形成装置の操作部40で動作モードの設定および複写開始を指定すると、自動原稿給送部51は原稿を1枚づつ原稿台ガラス78上の読み取り位置に給送し、光学系52を用いた読み取りを行う。
【0037】
CCDラインセンサ76で露光された原稿画像を光電変換し、画像信号として読み取る。読み取られた画像信号に対し、操作部40からのユーザ設定に応じて各種画像処理を施した後、画像信号は感光体を露光するための光信号に変換される。
【0038】
そして、通常の電子写真プロセスの帯電、露光、潜像、転写、分離、定着工程を経てシートS上に画像が形成される。画像が形成されたシートSは、搬送ベルト63および搬送ローラ65により、入口ローラ1を介してシート処理装置103の搬送路へと搬送される。シート処理装置103は、操作部40からの設定に応じてコントローラ回路部200により制御される。
【0039】
画像形成装置102から排出されたシートSは、シート処理装置103に移送される。操作部40でパンチ動作が選択されている場合、コントローラ回路部200は、シート処理装置制御部205を動作させ、センサスライドモータを駆動し、シート搬送開始前にシート端部検知センサ93を用紙サイズに合わせた位置(シート端部検知待機位置)に移動させておく。
【0040】
シート検知センサ31によってシート先端を検知すると、コントローラ回路部200は、シート処理装置制御部205を動作させ、パンチスライドモータ(図示せず)を駆動し、穿孔部90およびシート端部検知センサ93をシート幅方向(図2の矢印D方向)に移動させる。シート端部検知センサ93がシート端部を検知すると、コントローラ回路部200はパンチスライドモータを停止して穿孔部90およびシート端部検知センサ93の位置決めを行う。
【0041】
そして、シート検知センサ31によってシート後端を検知してから所定時間経過後、コントローラ回路部200は、パンチ駆動モータ(図示せず)を駆動し、穿孔部90のポンチ91およびダイス92を回転させてシートSを穿孔する。パンチ位置センサ99によって穿孔動作(パンチ動作)の終了を検知すると、コントローラ回路部200は、シート処理装置制御部205を動作させ、パンチスライドモータを駆動し、穿孔部90およびシート端部検知センサ93をパンチスライドHP側(図2の矢印E方向)に移動させる。
【0042】
パンチスライドHP検知センサ94によってパンチスライドHP規定部95が検知されると、コントローラ回路部200は、シート処理装置制御部205を動作させ、パンチスライドモータを停止し、穿孔部90およびシート端部検知センサ93を待機させる。
【0043】
ここで、パンチスライドモータを駆動し、穿孔部90およびシート端部検知センサ93のシート幅方向(図2の矢印D方向)への移動を開始した後、シート端部検知センサ93がシート端部を所定時間内に検知しなかった場合、コントローラ回路200は、パンチスライドモータを停止し、穿孔部90およびシート端部検知センサ93の移動を終了させる。そして、シート検知センサ31によってシート後端を検知してから所定時間経過後、コントローラ回路部200は、シート処理装置制御部205を動作させ、パンチスライドモータを駆動し、穿孔部90およびシート端部検知センサ93をシートと反対側(図2の矢印E方向)に位置するパンチスライドHPに移動させる。
【0044】
また、コントローラ回路200は、シート処理装置制御部205を動作させ、搬送フラッパ11を駆動して搬送経路を切り替える。サンプルトレイ85に積載する場合、シートSは排出ローラ9を経由して排出される。スタックトレイ86に積載する場合、シートSは搬送ローラ6を経由して排紙ローラ7から排出され、処理トレイ82に排出される。
【0045】
操作部40でステイプル動作が選択されている場合、コントローラ回路部200はシート処理装置制御部205を動作させ、ステイプルユニット80を駆動し、処理トレイ82に積載したシート束にステイプル処理を行う。また、コントローラ回路部200は、シート処理装置制御部205を動作させ、整合板88を動作させ、積載するシートの束を整えるとともに、スタックトレイ86上に積載する束の仕分け方向を制御する。さらに、コントローラ回路部200はシート処理装置制御部205を動作させ、揺動ガイド81を閉じた後、束排紙ローラ(上排紙ローラ83a、下排紙ローラ83b)を駆動し、処理トレイ82内のシート束をスタックトレイ86に排出して積載する。
【0046】
図5および図6はパンチ動作処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはメモリ2001内のROMに格納されており、CPU2002によって実行される。
【0047】
CPU2002は、操作部制御部201を動作させ、積載動作、ステイプル動作、パンチ動作の入力を受け付け、操作部40でのユーザ入力により指定された動作設定に基づき、記録紙給紙制御部202、読取給紙装置制御部203、画像形成制御部204およびシート処理装置制御部205を動作させる。ユーザがパンチ動作を選択すると、コピースタート動作が開始する。
【0048】
まず、CPU2002は、シート処理装置制御部205を動作させ、センサスライドモータを駆動し、シート端部検知センサ93を用紙サイズに合わせた所定位置(シート端部検知待機位置)に移動させる(ステップS1)。そして、シート検知センサ31によってシートの先端が検知されるのを待つ(ステップS2)。シートの先端が検知されると、CPU2002はシート処理装置制御部205を動作させ、パンチスライドモータを駆動し、シート端部検知センサ93がシートの端部を検知するように、穿孔部90およびシート端部検知センサ93のシート幅方向(図2の矢印D方向)への移動を開始する(ステップS3)。
【0049】
CPU内部のタイマ1をクリアした後(ステップS4)、CPU2002はシート端部検知センサ93によってシートの端部が検知されたか否かを判別し(ステップS5)、シートの端部が検知されない場合、タイマ1をカウントアップする(ステップS6)。そして、タイマ1が所定時間に達したか否かを判別し(ステップS7)、所定時間に達したと判別された場合、パンチスライドモータを停止して穿孔部90およびシート端部検知センサ93の移動を終了させる(ステップS8)。ここで、所定時間は、移動を開始してからシート端部検知センサ93がシート端部を検知するまでの移動時間であり、用紙サイズ毎に適切な値に設定されている。一方、ステップS7でタイマ1が所定時間に達していないと判別された場合、CPU2002はステップS5およびステップS6の処理を繰り返す。
【0050】
ステップS8でパンチスライドモータを停止して所定時間待った後(ステップS9)、CPU2002は、シート処理装置制御部205を動作させ、パンチスライドモータを駆動して穿孔部90およびシート端部検知センサ93をパンチスライドHPに移動させる(ステップS10)。パンチスライドHP検知センサ94によってパンチスライドHP規定部95が検知されるのを待ち(ステップS11)、パンチスライドHP規定部95が検知されると、CPU2002は穿孔部90およびシート端部検知センサ93の移動を停止させる(ステップS12)。そして、後述するステップS23の処理に移行する。
【0051】
一方、ステップS5でシート端部検知センサ93によってシート端部が検知された場合、CPU2002はパンチスライドモータを停止させて穿孔部90およびシート端部検知センサ93の移動を終了する(ステップS13)。そして、シート検知センサ31によってシートの後端が検知されるのを待つ(ステップS14)。シートの後端が検知されると、CPU2002は予め設定されているシート搬送方向に対するパンチ位置になるように、所定時間を待った後(ステップS15)、シート処理装置制御部205を動作させ、パンチ駆動モータを駆動し、搬送中のシートを穿孔する(ステップS16)。
【0052】
パンチ位置検知センサ99によって穿孔終了が検知されるのを待ち(ステップS17)、穿孔終了が検知されると、CPU2002はシート処理装置制御部205を動作させ、パンチスライドモータを駆動し、穿孔部90およびシート端部検知センサ93のパンチスライドHPへの移動を開始する(ステップS18)。
【0053】
パンチスライドHP検知センサ94によってパンチスライドHP規定部95が検知されるのを待ち(ステップS19)、パンチスライドHP規定部95が検知されると、CPU2002は穿孔部90およびシート端部検知センサ93のパンチスライドHPへの移動を停止させる(ステップS20)。そして、パンチ位置検知センサ99によってパンチHPが検知されたか否かを判別し(ステップS21)、パンチHPが検知されると、CPU2002はポンチ91およびダイス92(パンチ)の回転動作を停止させる(ステップS22)。
【0054】
この後、CPU2002はジョブ(JOB)が終了したか否かを判別し(ステップS23)、JOBが終了したと判別された場合、シート処理装置制御部205を動作させ、センサスライドモータを駆動し、横レジHP規定部97が検知される横レジHP位置まで横レジHP検知センサ96を移動し(ステップS24)、処理を終了する。
【0055】
一方、ステップS23でJOBが続行すると判別された場合、CPU2002は次の紙の紙幅長が前の紙の紙幅長と同じであるか否かを判別し(ステップS25)、紙幅長が前と同じであると判別された場合、ステップS2の処理を実行する。一方、ステップS25で前と紙幅長が異なると判別された場合、ステップS1の処理を実行する。
【0056】
このように、本実施形態の画像形成装置では、シート幅の長さ情報に基づいてシート端部検知待機位置にシート端部検知センサ93を移動させておき、シートの端部を検知するために、シート搬送のタイミングに合わせてシート端部検知センサ93をシート端部検知待機位置から移動させる。このとき、シート幅の長さ情報と実際のシート幅の長さとが異なっていた場合、穿孔動作を開始するまでシート端部が検知されなくなることがあるので、ステップS6でカウントアップされたタイマが所定時間を経過したと判別されたとき(ステップS7)、パンチのスライド移動を終了させる(ステップS8)。その後、パンチをパンチスライドHPに戻し、シート端部が検知されないままシートを穿孔することを禁止する。したがって、穿孔動作によりシートのどこに孔が空くかわからず、後工程においてシート端部に空いた孔がジャム(JAM)などの発生原因になることを回避できる。
【0057】
尚、本発明はシステムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体をシステムあるいは装置に読み出すことによってそのシステムあるいは装置が本発明の効果を享受することが可能となる。図7は記憶媒体としてのメモリ2001内のROMのメモリマップを示す図である。ROMには、図5および図6のフローチャートに示すプログラムモジュールが格納されている。プログラムモジュールを供給する記憶媒体としては、ROMに限らず、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD、磁気テープ、不揮発性のメモリカードなどを用いることができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載のシート処理装置によれば、シート端部検知手段を移動させても所定の移動範囲内でシートの端部が検知できなかった場合、パンチ動作を禁止することで、シートの端部が検知されないまま穿孔動作を行ってシートの端部に孔が空いてしまい、後工程においてシートの端部に空いた孔が原因となるようなジャムなどの異常状態の発生を防止できる。これにより、シート処理装置の信頼性を向上できる。
【0059】
請求項2に記載のシート処理装置によれば、前記判別手段は、前記穿孔手段を移動させてからの時間を計測する計測手段を備え、該計測された時間が所定時間を経過しても、前記シートの幅方向の端部が検知されなかった場合、前記禁止手段は前記穿孔動作を禁止するので、シートの幅方向の端部が所定時間内に検知できなかった場合、パンチ動作を禁止することで、ジャムなどの異常状態の発生を防止することができ、信頼性を向上できる。
【0060】
請求項3に記載のシート処理装置によれば、前記穿孔動作が禁止された場合、復帰手段により前記穿孔手段を前記待機位置に復帰させるので、連続したシートの排出に備えることができる。
【0062】
請求項4に記載のシート処理装置によれば、前記移動手段は、前記シートの搬送に同期して移動させるので、シートの搬送を中断させることなくシート端部の検知動作および穿孔動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるシート処理装置が適用された画像形成システムの全体構成を示す断面図である。
【図2】シート処理装置103に収納されたパンチユニット50の構成を示す図である。
【図3】パンチユニット50による穿孔動作を示す図である。
【図4】画像形成システムの制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】パンチ動作処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図5につづくパンチ動作処理手順を示すフローチャートである。
【図7】記憶媒体としてのメモリ2001内のROMのメモリマップを示す図である。
【符号の説明】
50 パンチユニット
90 穿孔部
91 ポンチ
92 ダイス
93 シート端部検知センサ
101 読取給送装置
103 シート処理装置
2002 CPU
2001 メモリ
Claims (4)
- 搬送されたシートに穿孔動作を行う穿孔手段と、
該穿孔手段を前記シートの搬送方向に対して直交する幅方向に移動させる移動手段と、
前記穿孔手段と共に移動し、前記搬送されたシートの幅方向の端部を検知するシート端部検知手段と、
該シート端部検知手段が所定の移動範囲内で前記シートの幅方向の端部を検知したか否かを判別する判別手段と、
前記シートの幅方向の端部を検知しなかった場合、前記穿孔手段による穿孔動作を禁止する禁止手段と、
前記穿孔手段に対して前記シート端部検知手段を前記幅方向に移動させる第2移動手段と、
を備え、
前記穿孔手段は、待機位置から前記シート端部検知手段がシートの端部を検知する位置まで前記シート端部検知手段と共に前記移動手段によって移動されて穿孔動作を行い、
前記第2移動手段は、前記シート端部検知手段によってシートの端部が検知された時、前記穿孔手段が前記穿孔動作を行う位置に位置決めされるように、前記搬送されるシートのサイズに応じた位置に前記シート端部検知手段を予め移動させておくことを特徴とするシート処理装置。 - 前記判別手段は、前記穿孔手段を移動させてからの時間を計測する計測手段を備え、該計測された時間が所定時間を経過しても、前記シートの幅方向の端部が検知されなかった場合、前記禁止手段は前記穿孔動作を禁止することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
- 前記穿孔動作が禁止された場合、前記穿孔手段を前記待機位置に復帰させる復帰手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のシート処理装置。
- 前記移動手段は、前記シートの搬送に同期して移動させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のシート処理装置。
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