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JP3907974B2 - 番組受信システム、情報処理装置並びに番組受信装置 - Google Patents
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JP3907974B2 - 番組受信システム、情報処理装置並びに番組受信装置 - Google Patents

番組受信システム、情報処理装置並びに番組受信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、番組の送受信に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報通信関連技術の高度化が著しく、携帯情報端末の小型軽量化、高性能化が着実に進行していることは周知の通りである。加えて、衛星放送及び地上波放送の伝送信号のディジタル化が実現しつつある。これらの技術革新によって、携帯電話をはじめとする携帯情報端末を用いてテレビ放送等を視聴することができるようになる見込みである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、地上波放送は、その送受信性能が地形等の地勢学的条件に左右されるため、放送信号を放送の対象とする領域の隅々まで行き渡らせるべく、電波を中継する中継局を各地に設けることが一般的である。しかし、各地に設けた中継局の全てから同じチャンネルで送信を行うと、地域によっては同じチャンネルの電波が別々の放送局や中継局から届くために、複数の電波が混信して画面が乱れる等の現象が発生してしまう。そこで、電波の混信が発生しないように、所在に応じて各々の中継局や放送局に対し異なるチャンネルを割り当てて電波の送信を行うこととしている。
【0004】
上述のようにして混信の発生を防止できるわけであるが、このような放送システムは携帯情報端末の基本的性質である携帯移動性とは相反するものである。即ち、ユーザが移動しながら携帯情報端末で地上波放送の番組を視聴しているような場合に、ある放送局又は中継局から放射される電波の受信可能領域から、別の中継局から放射される電波の受信可能領域に移り変わるとき、送受信のチャンネルが変わるから、放送の受信が途切れてしまうのである。継続して番組を視聴するためには、受信チャンネルを逐一切り替える必要があり、ユーザにとっては繁雑な作業を強いられることになる。
【0005】
また、初めて訪れる地域ではテレビ放送やラジオ放送の受信チャンネルが分からない、あるいは、放送番組のタイムテーブルが地域毎に異なっているせいで目当ての番組を見逃してしまう、というようなことは多くの人が経験することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の問題を解決すべく、本発明に係る番組受信方法は、番組受信装置の位置を示す情報である位置情報を取得する位置情報取得ステップと、番組を識別する番組識別子を受け付ける番組識別子受付ステップと、格納している地域毎の番組情報と、前記位置情報取得ステップで取得した位置情報と、前記番組識別子受付ステップで受け付けた番組識別子に基づいて選局するチャンネル番号を決定するチャンネル決定ステップと、前記チャンネル決定ステップで決定したチャンネル番号で識別されるチャンネルの番組を受信する番組受信ステップとを具備するものとする。ここで、「位置情報」とは、番組受信装置の現在位置を表示するための情報をいい、例えば緯度・経度、都道府県や市町村、等を挙げることができる。「番組識別子」とは、視聴する放送番組を指定するための識別子をいう。番組名、Gコード等あるいは、番組のジャンル、出演者等の番組属性並びにこれらの組み合わせは、全て番組識別子となり得る。このような番組受信方法を採用すれば、当該番組受信装置を携帯しているユーザの現在位置に応じて、ユーザの手を煩わせることなく受信チャンネルを自動的にチューニングすることが可能となる。そして、視聴を希望する番組の受信チャンネル番号や放送日時についてユーザが予め知っていなくとも、番組を受信して視聴することができる。加えて、地域間を移動して放送番組の受信チャンネルが変わる場合にも、放送番組を継続して受信することができる。
【0007】
本発明に係る番組受信方法によって受信することができる番組は、一般的なテレビ放送、ラジオ放送の番組に限られない。文字放送やデータ放送その他による放送番組をも受信し得ることは言うまでもない。即ち、本発明が対象とする「番組」とは、データであって、その一部あるいは全部が一定のチャンネルで送受信されるものをいう。
【0008】
本発明に係る番組受信装置は、位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報を送信する位置情報送信部と、前記送信した位置情報に対応している番組情報を受信する番組情報受信部と、前記番組情報受信部で受信した番組情報に基づいて番組を受信する番組情報部とを具備してなるものである。ここで、「番組情報」には、少なくともユーザが視聴を希望する放送番組を受信するための受信チャンネル番号が含まれる。
【0009】
さらに、前記番組受信装置が、前記番組受信部で受信した番組を蓄積する番組蓄積部を具備するものであるならば、受信した番組の保存が可能になる。または、データのバッファリングによって放送番組の視聴の際の映像、音声の乱れの発生の抑止を実現し、あるいは、蓄積型放送サービスの受信に使用することが可能になる。
【0010】
他方、番組受信装置に番組情報を提供する情報処理装置は、前記番組受信装置が送信する位置情報を受信する位置情報受信部と、地域を識別する地域識別子と1以上の番組情報を有する番組表情報を対に格納している番組情報格納部と、地域識別子と当該地域識別子で識別される地域を特定する1以上の位置情報を対にした地域位置情報を格納している地域位置対応格納部と、前記位置情報受信部で受信した位置情報と前記地域位置対応格納部に格納されている地域位置情報に基づいて地域識別子を決定する地域識別子決定部と、前記地域識別子決定部で決定した地域識別子と対になる番組表情報を前記番組情報格納部から取得する番組情報取得部と、前記番組情報取得部で取得した番組表情報を前記番組受信装置に送信する番組情報送信部とを具備するものとする。なお、番組受信装置によって取得された番組情報は、情報処理装置に向けて必要に応じて適宜送信され、前記位置情報受信部によって受信されるものとしてもよく、情報処理装置の側から番組受信装置に積極的に働きかけて位置情報の送信を要求するものとしてもよい。
【0011】
ユーザが番組の視聴を予約することができるようにするためには、番組受信装置に番組情報を提供する情報処理装置は、前記番組受信装置が送信する位置情報を受信する位置情報受信部と、番組識別子を有する予約情報を格納している番組予約情報格納部と、地域を識別する地域識別子と1以上の番組情報を有する番組表情報を対に格納している番組情報格納部と、地域識別子と当該地域識別子で識別される地域を特定する1以上の位置情報を対にした地域位置情報を格納している地域位置対応格納部と、前記位置情報受信部で受信した位置情報と前記地域位置情報対応格納部に格納されている地域位置情報に基づいて地域識別子を決定する地域識別子決定部と、前記地域識別子決定部で決定した地域識別子と対になる番組表情報が有し、かつ前記番組予約情報格納部に格納されている番組識別子で識別される番組についての番組情報を前記番組情報格納部から取得する番組情報取得部と、前記番組情報取得部で取得した番組情報を前記番組受信装置に送信する番組情報送信部とを具備するものとすればよい。
【0012】
さらに、前記番組情報格納部は、地域識別子で識別される地域の関係についての情報をも格納し、前記番組情報取得部は、前記地域識別子決定部で決定した地域識別子で識別される地域と一定の関係にある地域を識別する地域識別子と対になる番組表情報又は番組情報をも取得し、前記番組情報送信部は、前記番組情報取得部で取得した番組表情報又は番組情報を前記番組受信装置に送信するように情報処理装置を構成することで、番組受信装置を携帯するユーザが地域間を移動する場合にも、情報処理装置から適切な番組情報の提供を受けることができて、放送番組を視聴することができる。
【0013】
そして、前記位置情報受信部が複数の位置情報を受信し、前記複数の位置情報を元に前記番組受信装置の移動方向を判断する移動方向判断部をさらに具備し、前記一定の関係にある地域が、前記移動方向判断部が判断した移動方向にある地域であるならば、番組受信装置を携帯するユーザの移動方向を判断して将来足を踏み入れると予測される地域に関する番組情報を予め番組受信装置に送信することができ、ユーザにとってより便利な番組受信システムとなる。
【0014】
ユーザが視聴を希望している放送番組の放送開始時点でユーザがいずれの地域に存在しているか予知できない場合もある。また、野球の試合の中継番組等は、その終了時刻が番組放送の最中に変化するようなことがあり、このとき直後の番組は時間を繰り下げて放送される場合がある。前記予約情報又は前記番組情報が、番組の開始時刻の情報である開始時刻情報をも含んでおり、かつ上述の情報処理装置の番組情報送信部が、送信する番組情報の開始時刻に基づいて当該番組情報を送信する時刻を決定する送信時刻決定手段と、前記送信時刻決定手段が決定した時刻に番組情報を送信する情報送信手段とを具備するものであるならば、これらの状況に対処しうる。
【0015】
情報処理装置による番組情報の送信の態様の一つとして、前記番組情報送信部が、前記位置情報受信部が位置情報を受信した所定時間内に番組情報を送信するような態様が挙げられる。
【0016】
以上に述べたところによると、位置情報から地域識別子を決定するのは情報処理装置が果たす役割であったが、現在の地域を識別する地域識別子を格納している現在地域識別子格納部と、地域識別子と当該地域識別子で識別される地域を特定する1以上の位置情報を対にした地域位置情報を格納している地域位置対応格納部と、前記位置情報取得部で取得した位置情報と前記地域位置対応格納部に格納されている地域位置情報に基づいて地域識別子を決定する地域識別子決定部と、前記地域識別子決定部で決定した地域識別子と前記現在地域識別子格納部に格納している地域識別子とを比較する地域識別子比較部とをさらに具備し、前記位置情報送信部は、前記地域識別子比較部での比較結果に基づいて位置情報及び地域識別子又は位置情報あるいは地域識別子を送信するように番組受信装置を構成して、番組受信装置の側で現在ユーザが存在している地域を判断するようにしてもよい。
【0017】
番組識別子を有する予約情報を格納している番組予約情報格納部と、地域を識別する地域識別子と1以上の番組情報を有する番組表情報を対に格納している番組情報格納部と、前記番組予約情報格納部に格納されている番組識別子で識別される番組についての全ての地域の番組情報を前記番組情報格納部から取得する番組情報取得部と、前記番組情報取得部で取得した全ての番組情報を送信する番組情報送信部とを具備するように情報処理装置を構成すれば、番組の放送開始時点においていずれの地域に存在するかにかかわらずユーザが当該番組を視聴することが可能になる。
【0018】
もちろん、既述の情報処理装置に係る番組情報取得部が、全ての地域識別子と対になる番組表情報が有し、かつ前記番組予約情報格納部に格納されている番組識別子で識別される番組についての番組情報を前記番組情報格納部から取得するように構成されていることによっても、番組の放送開始時点においていずれの地域に存在するかにかかわらずユーザが当該番組を視聴することが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に、本発明に係る番組受信方法を実施するためのシステムを示す。このシステムは、番組受信装置1、情報処理装置2、並びに放送番組の提供者である放送局3の三者の存在によって成立する。ここに言う放送局3とは、基地局と中継局との両方の概念を内包するものである。
【0020】
図2に示すように、番組受信装置1は、CPU1a、主記憶装置1b(RAM、ROM)、無線通信装置1c、番組受信チューナ1d、ディスプレイ1e、音声出力装置1f、外部入力装置1g、補助記憶装置1h等を備えた携帯情報端末であり、主記憶装置1bあるいは補助記憶装置1hにCPU1aが実行すべきプログラムが格納してある。また、無線通信装置1cは、情報の授受を行うべく、所定周波数帯の送信信号および受信信号を送受信する機能と変調・復調機能とを備えている。そして、これらが協働して、図3に示すように位置情報取得部11、位置情報送信部12、番組情報受信部13、番組受信部14、番組蓄積部15、番組情報格納部16、番組識別子受付部17としての役割を果たす。
【0021】
位置情報取得部11は、位置情報LIを取得するために働く。位置情報LIとは、番組受信装置1の現在位置を示すための情報であって、例えば緯度・経度、都道府県や市町村等を挙げることができる。番組受信装置1の現在位置の特定の方法としては、既存の携帯電話システムのように番組受信装置1から2つの定点までの距離を測定して三角法を適用する方法、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)技術の応用、その他が考えられる。本発明は放送番組の受信方法に関するものであるため、この位置情報LIは必ずしも高精度である必要はない。
【0022】
位置情報送信部12は、無線通信装置1cの機能を使用して、前記位置情報取得部11で取得した位置情報LIを情報処理装置2に送信する機能を有するとともに、下記番組識別子受付部17によって受け付けた番組識別子を情報処理装置2に送信する機能をも有する。
【0023】
番組情報受信部13は、無線通信装置1cの機能を使用して、情報端末装置2から送信される番組情報あるいは番組表情報を受信する。番組情報とは、ユーザが視聴を希望する放送番組を番組受信チューナ1dに受信させるための情報であって、少なくとも受信チャンネル番号についての情報を含んでいる。また、番組表情報とは、2以上の番組情報からなるものをいう。
【0024】
番組受信部14は、番組情報あるいは番組表情報に基づき、番組受信チューナ1dの機能を使用して放送番組を受信し、ディスプレイ1eや音声出力装置1fを介してユーザの視聴に供するために働く。
【0025】
番組蓄積部15は、受信した番組を蓄積するべく機能する。番組蓄積部15は、受信した番組を蓄積するにあたり、主記憶装置1b(RAM)あるいはメモリーカード等の補助記憶装置1hを制御する。
【0026】
番組情報格納部16は、情報処理装置2から送られてきた番組情報あるいは番組表情報を格納する。番組情報格納部16は、主記憶装置1bを使用するものであってもよく、補助記憶装置1hを使用するものであってもよい。
【0027】
番組識別子受付部17は、外部入力装置1gを介して、ユーザが視聴を希望する放送番組を指定するための番組識別子の入力を受け付ける役目を果たす。ユーザによる番組識別子の入力は、視聴を希望する番組を予約するために番組情報の提供前に行われる場合と、既に提供を受けた番組表情報に基づいて視聴する番組を選定するために行われる場合とがある。
【0028】
情報処理装置2は、番組受信装置1の現在位置に応じて、適切な番組情報を番組受信装置に提供することを目的とするものである。図4に示すように、CPU2a、主記憶装置2b、モデム2c、インタフェース2d、補助記憶装置2e等を備えて通常の情報処理端末機能を少なくとも有するもので、主記憶装置2bあるいは補助記憶装置2eにCPU2aが実行すべきプログラムが格納してある。そして、これらが協働して、図5に示すように本発明の位置情報受信部21、番組情報格納部22、地域位置対応格納部23、地域識別子決定部24、番組情報取得部25、番組情報送信部26、番組予約情報格納部27、移動方向判断部28としての役割を果たす。
【0029】
位置情報受信部21は、モデム2c及びインタフェース2を使用して、番組受信装置1から送信される位置情報LIを受け取ることのできる受信機能を備えている。位置情報LIは無線伝送されるものであるが、番組受信装置1と情報処理装置2との間に中継局を介在させ、中継局によって受信された位置情報LIが通信回線を経由して情報処理装置2に送られてくるようにシステムを構成してもよい。
【0030】
番組情報格納部22は、各地域において各チャンネルで放送される番組に関する番組情報を格納している。
【0031】
地域位置対応格納部23は、番組受信装置1の現在位置に関する位置情報LIと、番組受信装置1の存在している地域を識別する地域識別子ADとを対応させるべく、地域識別子ADで識別される地域を特定するための1以上の位置情報LIを対にした地域位置情報を格納している。ここに言う地域とは、同一の受信チャンネルで同一の番組を支障なく受信することのできる一定の領域のことであり、地域識別子ADによって識別される。なお、位置情報LIと地域識別子ADとが同一であることを妨げない。上記番組情報格納部22及び地域位置対応格納部23は通常、ハードディスクドライブ等の補助記憶装置2eによって構成される。
【0032】
地域識別子決定部24は、地域位置対応格納部23に格納されている地域位置情報をもとに、番組受信装置1から送られてくる位置情報LIから、番組受信装置1の存在している地域を表示する地域識別子ADを決定する。
番組情報取得部25は、番組情報格納部23から、番組受信装置1に送信すべく適当な番組情報を選択的に取得する。番組情報を取得する際には、地域識別子決定部24によって決定された地域識別子ADに対応した番組情報を選択するほか、番組受信装置1から送信された番組識別子あるいは下記番組予約情報格納部27に格納されている番組予約情報に基づいて番組情報を取得するようにすることもできる。
【0033】
番組情報送信部26は、番組情報取得部25によって取得された番組情報あるいは番組表情報を番組受信装置1に送信する。番組情報もまた、無線伝送によって番組受信装置1に届けられるものであるが、番組受信装置1と情報処理装置2との間に中継局を介在させて、情報処理装置2から中継局までは通信回線を経由して番組情報を送り、中継局から番組受信装置までは無線伝送されるようにシステムを構成してもよい。
【0034】
番組予約情報格納部27は、予約情報を格納する。予約情報には、ユーザが視聴を予約している番組についての番組識別子が含まれる。予約情報は、ユーザが外部入力装置1gを用いて番組受信装置1に入力し、当該番組受信装置1から情報処理装置2に向けて発信される、というのが通常である。しかし、番組受信装置1がネットワーク接続機能をも具備しているような場合には、通信回線を介して情報処理装置2に送信されるものとしてもよく、さらには予約情報が番組受信装置1以外からもたらされるものであってもよい。
【0035】
移動方向判断部28は、位置情報受信部21において時系列的に受信した複数の位置情報LIをもとに、当該番組受信装置1の移動方向を判断するためのものである。位置情報LIが緯度・経度のように比較的詳細なものである場合には、2点の位置情報LIの差分によって移動方向を判断することができる。本発明は番組の受信方法に係るものであるから、例えば3点以上の位置情報LIを利用することによって巨視的に移動方向を判断するようにしてもよい。ちなみに、移動方向判断部28は必ずしも情報処理装置2に備えられている必要はない。
【0036】
なお、番組情報格納部22が、地域識別子ADで識別される地域の関係についての情報をも格納しており、番組情報取得部25が、地域識別子決定部24で決定した地域識別子ADで識別される地域と一定の関係にある地域、特に、移動方向判断部28が判断した番組受信装置1の移動方向に存在する地域を識別する地域識別子ADと対になる番組表情報又は番組情報をも取得するようにしてもよい。もちろん、地域識別子決定部24で決定した地域識別子ADで識別される地域と一定の関係にある地域は、複数である可能性もある。
当該情報処理装置2の配置の一例として、番組受信装置1に番組情報を提供するにあたり、既存の携帯電話システムが各地に中継局を配置しているように、複数の情報処理装置2をネットワーク化して配置しておく態様が考えられる。なお、情報処理装置2と放送番組の提供者側とが適宜番組情報の授受を行い、最新の番組表情報を番組情報格納部22に格納しているようにすることで、放送番組の延長や変更その他に対応できるようにしておくことが望ましい。
【0037】
続いて、本発明の実施例を具体的に説明する。図6に示すように、A、B、C、Xの4つの地域が存在する状況を想定する。地域Aを規定する楕円Aは、基地局群3Aから送信される放送番組を支障なく受信できる範囲である。地域Bを規定する楕円Bは、中継局3Bから送信される放送番組を支障なく受信できる範囲である。この中継局3Bは、基地局群3Aから送信される電波を中継するためのものである。地域Cを規定する楕円Cは、テレビ塔3Cから送信される放送番組を支障なく受信できる範囲であるが、地域Cに向けて放送番組を提供しているのは基地局群3Aとは別個の基地局群である。地域Xを規定する楕円Xは、基地局群3Aから送信される放送番組を受信できるだけでなく、基地局3Xから送信される放送番組をも受信できる範囲である。基地局3Xは、地域Xに密着した番組を提供することを方針としている放送局であって、地域X以外の地域ではこの放送局が制作した番組を視聴することはできない。そして、番組受信装置1のユーザは、これらの4つの地域間を移動しつつ、放送番組を視聴するものとする。
【0038】
図7から図9に、各地域で放送されているテレビ放送番組のタイムテーブルを示す。それぞれ、図7が地域X、図8が地域B、図9が地域Cにおいて放送される番組のタイムテーブルである。チャンネルChA1とチャンネルChB1、チャンネルChA2とチャンネルChB2は、受信チャンネル番号が異なること以外は全く同一のタイムテーブルで同一内容の番組を放送している。チャンネルChXは、地域X内においてのみ受信することが可能であって、地域A内であるが地域X外である地点においてはチャンネルChXを受信することはできない。また、チャンネルChC1、チャンネルChC2は、それぞれチャンネルChA1、チャンネルChA2で放送される番組と同一の番組を放送しているときもあれば、異なる番組を放送しているときもある。
【0039】
上述の状況の下で、情報処理装置2の番組情報格納部22が格納している番組表情報の一部を、図10に例示する。この番組表情報は、夜8時台に放送される番組に着目したものであって、図7から図9のタイムテーブル上の夜8時台の番組の表示に対応するものとなっていることは言うまでもない。番組表情報の構成要素である個々の番組情報は、番組固有識別子UD、番組内容識別子PD、地域識別子AD、チャンネル番号CN、番組開始時刻ST、番組終了時刻ET、タイトルTI、ジャンルGR、GコードGC等のデータレコードから成る。番組固有識別子UDは、個々の番組情報に対して単一かつユニークであるように付される。番組内容識別子PDは、番組の内容を識別するためのもので、地域の相違により受信チャンネル番号CNや放送日時が異なる場合にも、その番組内容が同一である場合には同一の識別子が付される。一例を挙げると、番組4a、番組4e、番組4hは、各々別の地域において別のチャンネルで放送されるものであるが、その内容は全く同一であって、同一の番組内容識別子P1が付されるのである。地域識別子ADは、当該番組を受信することができる地域を示す。チャンネル番号CN、番組開始時刻ST及び番組終了時刻ETは文字通りの意味を有する。タイトルTI及びジャンルGRは、番組の内容に関する番組属性であり、ユーザが放送番組を検索するとき等に用いられる。GコードGCは、受信チャンネル番号、放送日、番組開始時刻並びに番組放送時間の長さを暗号化したものである。そして、上記番組情報に含まれているデータレコードの項目の内1つ、あるいは2つ以上の組み合わせが、番組識別子として用いられる。即ち、番組内容識別子PDが番組識別子として用いられてもよく、複数の番組を指定すべく、例えば地域識別子ADとジャンルGRとの組み合わせが番組識別子として用いられてもよい。いずれの項目を番組識別子とするかは、ユーザが視聴を希望する番組に関してどのような形で意思表示をするかによる。なお、データレコードの項目はあくまで一例である。よって、例えば野球の試合の対戦カード、ドラマの出演者その他の番組属性が番組情報にさらに含まれていてもよい。
【0040】
以下、本発明に係る情報通知方法を、図11のフローチャートを参照して説明する。先ず、前記番組受信装置1において、ユーザが視聴を希望する放送番組を指定するために入力する番組識別子を受け付けるステップS1を実施する。本ステップS1においてユーザが入力する番組識別子は、特定の放送番組を指定すべく番組内容識別子PDを指定するものでもよく、複数の放送番組を指定すべく、例えば番組の放送開始時刻STを指定するものでもよく、番組のジャンルGRを指定するものでもよい。地域識別子ADを指定することによって、当該地域内で視聴することが可能な全ての番組に関する番組表情報の提供を情報処理装置2に要求してもよく、さらには、番組識別子を特に指定しないときは、現在位置している地域内で視聴することが可能な全ての番組の番組表情報を要求するものとしてもよい。本ステップS1は、放送番組の受信を予約する目的で実施される、あるいは、視聴する放送番組をユーザが選択すべく番組表情報を、ちょうど新聞のテレビ欄を見るように、獲得する目的で実施される。番組受信装置1において受け付けられた番組識別子は、情報処理装置2に送信され(ステップS2)、情報処理装置2において受信され(ステップS3)た番組識別子は番組予約情報格納部27に格納される(ステップS4)。
【0041】
次に、当該番組受信装置1の現在位置に関する位置情報LIを取得するステップS5が実施される。そして、取得された位置情報LIもまた情報処理装置に送信される(ステップS6)。本ステップS6においては、番組受信装置1の側が必要に応じて適宜位置情報LIを送信し、情報処理装置2がこれを受信するものとしてもよく、情報処理装置2の側から番組受信装置1に積極的に働きかけて位置情報LIの送信を要求するものとしてもよい。
なお、位置情報取得ステップS5及び位置情報送信ステップS6は、番組受信装置1及び情報処理装置2において実行される他の動作とは独立して実施されてもよく、その場合一定の時間間隔で繰り返し実施されていてもよい。
【0042】
情報処理装置2において、取得(ステップS7)された位置情報LIと、情報処理装置2が保持している地域位置情報に基づき、地域識別子ADが決定される(ステップS8)。これは即ち、番組受信装置1が現在存在している地域を特定することを意味する。
【0043】
地域識別子決定ステップS8における地域識別子ADの決定の態様の一例を、図12及び図13を参照しつつ述べる。ここでは、番組受信装置1の現在位置を示す位置情報LIが緯度・経度であるとする。このとき、上述した地域位置対応格納部23には、図13に示すように地域位置情報が格納されている。地域位置情報とは即ち、地域識別子ADと、1以上の位置情報LIとを対にしたものである。図12において、地域Aは定点A1、A2、A3、A4、A5、A6によって形作られる多角形の内側として定義され、図13において、地域Aを識別する地域識別子ADと、定点A1、A2、A3、A4、A5、A6の位置情報LIとが対になって地域位置情報を構成している。地域Bあるいはその他の地域についても同様に地域位置情報が構成されることは言うまでもない。情報処理装置2が番組受信装置1から送信された位置情報LIを受け取ったとき、地域位置情報を参照することによって、当該番組受信装置1が何れの地域内に存在しているのかを特定することができる。もちろん、地域の定義方法は上述した方法に限られない。例えば、1つの位置情報LIによって示される定点を中心とした、ある半径の円内を地域と見なすという定義の方法も考えられる。
【0044】
そして、特定された地域を識別する地域識別子ADと、予約情報格納部27に格納されている番組識別子とに基づいて番組情報あるいは番組表情報が取得され(ステップS9)、番組受信装置1に送信される(ステップS10)。番組情報を送信するタイミングとしては、情報処理装置2が位置情報LIを受信したあと所定時間内に送信を実行するような態様が好適と考えられる。なぜならば、番組受信装置1の現在地域に対応した番組情報を送信することが肝要であるからである。また、ユーザによって受信番組の予約がされているような状況において、予約された番組の放送開始時刻に当該ユーザがいずれの地域に存在しているか予知できない場合もあり得る。このような場合にあっても、放送開始時刻直前の番組受信装置1の位置情報LIを受信あるいは取得することができれば、予約に応じて最適な番組情報を当該番組受信装置1に送信することができる。
【0045】
なお、現在地域特定ステップS8において特定した地域と一定の関係にある地域、特に、移動方向判断部28が判断した番組受信装置1の移動方向に存在する地域を識別する地域識別子ADと対になる番組表情報又は番組情報をも、番組情報取得ステップS9において取得するようにしてもよい。地域間の「一定の関係」とは、例えば隣接関係を挙げることができる。本実施例では、各地域間の隣接関係は図14(i)に示すようなグラフで表現できるが、このグラフに対応して、例えば図14(ii)に示すような形式で地域間の関係の情報が番組情報格納部22に予め格納されている。地域Aからは、地域Bあるいは地域Xへ移動することが可能であることに対応して、図14(ii)において、地域A(を識別する地域識別子AD)のエントリからは、順次ポインタをたどることで地域B(を識別する地域識別子AD)及び地域X(を識別する地域識別子AD)を一定の関係を有する地域としてピックアップすることができる。以下、図12を参照しつつ、上述のステップS8及びステップS9の実施の態様の一例について述べる。現在地域特定ステップS8において、番組受信装置1’の位置情報LIから現在存在する地域が地域Aと特定されるとともに、番組情報格納部22に格納されている地域間の関係の情報を参照することによって、地域Aと関係のある地域B及び地域Xがピックアップされる。同時に、移動方向判断部28においては番組受信装置1’の位置情報LI並びに番組受信装置1の位置情報LIから、番組受信装置1’の移動方向が判断される。さらに、地域位置対応格納部23に格納されている地域位置情報をも参照して、地域Bと地域Xとのそれぞれについて、番組受信装置1’の移動方向の先に存在するものであるか否かを判定する。このようにして、地域Aと一定の関係にある地域を、地域Bに絞り込むことができる。そして、番組情報取得ステップS9において、地域Aを識別する地域識別子ADと対になる番組表情報又は番組情報に加えて、地域Bを識別する地域識別子ADと対になる番組表情報又は番組情報が取得されるのである。
【0046】
番組受信装置1において受信され(ステップS11)た前記番組情報あるいは番組表情報は、番組情報格納部16に格納されて(ステップS12)、番組を受信(ステップS13)する際に番組受信装置1を制御するために用いられる。放送番組の視聴の態様としては、提供された番組情報に基づいて番組の放送開始時刻に合わせて受信が開始される、提供された番組表情報からユーザが任意の番組を選択して視聴する、等が考えられる。
本発明の実施の形態については以上に述べたとおりである。以後、本発明の実施の例を示す。
(I)番組受信装置1のユーザが午後8時現在、地域X内に存在しているとする。当該ユーザが、野球の試合の視聴を希望している場合を想定する。このとき、ユーザの希望に沿うべく番組受信装置1から情報処理装置2に向けて送信される番組識別子は、「ジャンルGR=野球」である。番組受信装置1から送信される位置情報LIに基づいて現在地域がXと特定され、番組4a、番組4dが選出されて、番組4a、番組4dに関する番組情報が番組受信装置1に送信される。ユーザは、受信した番組情報に基づき、番組4aあるいは番組4dを選択して視聴することができる。
(II)番組受信装置1のユーザが午後8時現在、地域A内を移動しているとする。当該ユーザが、番組内容識別子P3で識別されるドラマ番組の視聴を希望している場合を想定する。番組受信装置1より、位置情報LIと番組識別子とが情報処理装置2に送信される。位置情報LIに基づいて現在地域がAと特定され、番組4cが選出されて、番組4cに関する番組情報が番組受信装置1に送信される。ユーザは、受信した番組情報に基づき、番組4cを視聴することができる。
しかし、ユーザは移動していて、近い将来地域Aから出て地域Bに入っている可能性が高いと判断されるとする。このような状況に対応すべく、地域Aの隣接地域である地域Bにおける、番組内容識別子P3で識別される番組(即ち、番組4g)の番組情報をも番組受信装置1に送信されるようにすれば、ユーザが継続して当該番組を視聴することが可能になる。
(III)番組受信装置1のユーザが、午後7時から放送される、番組内容識別子P1で識別される野球の試合の受信を予約したいと考えている場合を想定する。ただし、午後7時の時点で、A、B、Cいずれの地域にユーザが存在しているかは予知できないとする。当該番組の受信を予約する際、情報処理装置2には番組識別子たる番組内容識別子P1を含む予約情報が送信され、番組予約情報格納部27に格納される。このとき、番組内容識別子P1で識別される番組の番組情報に含まれる、番組開始時刻STの情報に基づいて、情報処理装置2の番組情報送信部26が当該番組情報を送信する時刻を決定し、決定した時刻に番組情報を番組受信装置1に送信するものであれば、番組内容識別子P1で識別される番組の放送開始時刻ST(即ち、午後7時)直前における番組受信装置1の存在地域に応じて、番組4a、番組4e、番組4hのうち最も適切な番組を選択して、その番組情報を送信することが可能になり、ユーザがいずれの地域内に存在するとしても当該番組を視聴することができるようになる。
(IV)番組受信装置1のユーザが、午後7時から放送される、番組内容識別子P1で識別される野球の試合の受信を予約したいと考えている場合を想定する。ただし、午後7時の時点で、A、B、Cいずれの地域にユーザが存在しているかは予知できないとする。当該番組の受信を予約する際、情報処理装置2には番組識別子たる番組内容識別子P1を含む予約情報が送信され、番組予約情報格納部27に格納される。このとき、番組内容識別子P1で識別される番組についての、全ての地域における番組情報を取得して番組受信装置1に送信することによって、ユーザがいずれの地域内に存在するとしても当該番組を視聴することができるようになる。
【0047】
従って本実施形態によれば、番組受信装置1の位置を示す情報である位置情報LIを取得する位置情報取得ステップと、番組を識別する番組識別子を受け付ける番組識別子受付ステップと、格納している地域毎の番組情報と、前記位置情報取得ステップで取得した位置情報LIと、前記番組識別子受付ステップで受け付けた番組識別子に基づいて選局するチャンネル番号を決定するチャンネル決定ステップと、前記チャンネル決定ステップで決定したチャンネル番号で識別されるチャンネルの番組を受信する番組受信ステップとを具備する番組受信方法を採用することによって、当該番組受信装置1を携帯しているユーザの現在位置に応じて、ユーザの手を煩わせることなく受信チャンネルを自動的にチューニングすることが可能となる。そして、視聴を希望する番組の受信チャンネル番号や放送日時についてユーザが予め知っていなくとも、番組を受信して視聴することができる。加えて、地域間を移動して放送番組の受信チャンネルが変わる場合にも、放送番組を継続して受信することができる。
【0048】
本発明に係る番組受信装置1は、位置情報LIを取得する位置情報取得部11と、前記位置情報LIを送信する位置情報送信部12と、前記送信した位置情報LIに対応している番組情報を受信する番組情報受信部13と、前記番組情報受信部13で受信した番組情報に基づいて番組を受信する番組情報部14とを具備してなるものである。このような番組受信装置によって、上述の効果を得ることができる。
【0049】
前記番組受信装置1が、前記番組受信部14で受信した番組を蓄積する番組蓄積部をも具備するものであるならば、受信した番組の保存が可能になる。または、データのバッファリングによって放送番組の視聴の際の映像、音声の乱れの発生の抑止を実現し、あるいは、蓄積型放送サービスの受信に使用することが可能になる。
他方、番組受信装置1に番組情報を提供する情報処理装置2は、前記番組受信装置1が送信する位置情報LIを受信する位置情報受信部21と、地域を識別する地域識別子ADと1以上の番組情報を有する番組表情報を対に格納している番組情報格納部22と、地域識別子ADと当該地域識別子ADで識別される地域を特定する1以上の位置情報LIを対にした地域位置情報を格納している地域位置対応格納部23と、前記位置情報受信部21で受信した位置情報LIと前記地域位置対応格納部23に格納されている地域位置情報に基づいて地域識別子ADを決定する地域識別子決定部24と、前記地域識別子決定部24で決定した地域識別子ADと対になる番組表情報を前記番組情報格納部22から取得する番組情報取得部25と、前記番組情報取得部25で取得した番組表情報を前記番組受信装置1に送信する番組情報送信部26とを具備するものとする。このような情報処理装置2によって、番組受信装置1の現在存在する地域を特定して、当該地域に対応する番組表情報を番組受信装置1に提供することができる。
【0050】
ユーザが番組の視聴を予約することができるようにするためには、番組受信装置1に番組情報を提供する情報処理装置2は、前記番組受信装置1が送信する位置情報LIを受信する位置情報受信部21と、番組識別子を有する予約情報を格納している番組予約情報格納部27と、地域を識別する地域識別子ADと1以上の番組情報を有する番組表情報を対に格納している番組情報格納部22と、地域識別子ADと当該地域識別子ADで識別される地域を特定する1以上の位置情報LIを対にした地域位置情報を格納している地域位置対応格納部23と、前記位置情報受信部21で受信した位置情報LIと前記地域位置情報対応格納部23に格納されている地域位置情報に基づいて地域識別子ADを決定する地域識別子決定部24と、前記地域識別子決定部24で決定した地域識別子ADと対になる番組表情報が有し、かつ前記番組予約情報格納部27に格納されている番組識別子で識別される番組についての番組情報を前記番組情報格納部22から取得する番組情報取得部25と、前記番組情報取得部25で取得した番組情報を前記番組受信装置1に送信する番組情報送信部26とを具備するものとすればよい。
【0051】
さらに、前記番組情報格納部22は、地域識別子ADで識別される地域の関係についての情報をも格納し、前記番組情報取得部25は、前記地域識別子決定部24で決定した地域識別子ADで識別される地域と一定の関係にある地域を識別する地域識別子ADと対になる番組表情報又は番組情報をも取得し、前記番組情報送信部26は、前記番組情報取得部25で取得した番組表情報又は番組情報を前記番組受信装置に送信するように情報処理装置を構成することで、番組受信装置を携帯するユーザが地域間を移動する場合にも、情報処理装置から適切な番組情報の提供を受けることができて、放送番組を視聴することができる。
【0052】
そして、前記位置情報受信部21が複数の位置情報LIを受信し、前記複数の位置情報LIを元に前記番組受信装置1の移動方向を判断する移動方向判断部28をさらに具備し、前記一定の関係にある地域が、前記移動方向判断部28が判断した移動方向にある地域であるならば、番組受信装置1を携帯するユーザの移動方向を判断して将来足を踏み入れると予測される地域に関する番組情報を予め番組受信装置1に送信することができ、ユーザにとってより便利な番組受信システムとなる。
【0053】
ユーザが視聴を希望している放送番組の放送開始時点でユーザがいずれの地域に存在しているか予知できない場合もある。また、野球の試合の中継番組等は、その終了時刻が番組放送の最中に変化するようなことがあり、このとき直後の番組は時間を繰り下げて放送される場合がある。前記予約情報又は前記番組情報が、番組の開始時刻の情報である開始時刻情報をも含んでおり、かつ上述の情報処理装置2の番組情報送信部26が、送信する番組情報の開始時刻に基づいて当該番組情報を送信する時刻を決定する送信時刻決定手段と、前記送信時刻決定手段が決定した時刻に番組情報を送信する情報送信手段とを具備するものであるならば、これらの状況に対処しうる。
【0054】
前記番組情報送信部26が、前記位置情報受信部21が位置情報LIを受信した所定時間内に番組情報を送信するようものであれば、番組受信装置1の現在の存在地域に対応した番組情報を送信することができる。また、ユーザによって受信番組の予約がされているような状況において、予約された番組の放送開始時刻に当該ユーザがいずれの地域に存在しているか予知できない場合もあり得る。このような場合にあっても、放送開始時刻直前の番組受信装置1の位置情報LIを得ることができれば、予約に応じて最適な番組情報を当該番組受信装置1に送信することができる。即ち、情報処理装置2から番組受信装置1への番組情報あるいは番組表情報の提供は、情報処理装置2による位置情報LIの受信あるいは取得をトリガとするのがよい。
【0055】
情報処理装置2に係る番組情報取得部25が、全ての地域識別子ADと対になる番組表情報が有し、かつ前記番組予約情報格納部27に格納されている番組識別子で識別される番組についての番組情報を前記番組情報格納部22から取得するように構成されていれば、番組の放送開始時点においていずれの地域に存在するかにかかわらずユーザが当該番組を視聴することが可能になる。
【0056】
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。以上に述べたところによれば、位置情報LIから地域識別子ADを決定するのは情報処理装置2が果たす役割であったが、図15に示すように、現在の地域を識別する地域識別子ADを格納している現在地域識別子格納部181と、地域識別子ADと当該地域識別子ADで識別される地域を特定する1以上の位置情報LIを対にした地域位置情報を格納している地域位置対応格納部182と、前記位置情報取得部11で取得した位置情報LIと前記地域位置対応格納部に格納されている地域位置情報に基づいて地域識別子ADを決定する地域識別子決定部183と、前記地域識別子決定部で決定した地域識別子ADと前記現在地域識別子格納部に格納している地域識別子ADとを比較する地域識別子比較部184とをさらに具備し、前記位置情報送信部12は、前記地域識別子比較部184での比較結果に基づいて位置情報LI及び地域識別子AD又は位置情報LIあるいは地域識別子ADを送信するように番組受信装置1を構成することもできる。ここに言う地域識別子ADの比較とは、原則的には地域識別子ADの一致/不一致であるが、地域識別子ADに包含関係が存在する場合には、このような観点からも比較がされうる。例えば、地域Xは地域A内に存在しており、地域A(地域X外)から地域Xに進入した際には、新たにチャンネルChXの放送番組を受信可能となることから、位置情報LIあるいは地域識別子ADを情報処理装置に向けて送信する必要があると判断される。このような実施形態を採用することによって、番組受信装置1の側で現在ユーザが存在している地域を判断し、必要なときに位置情報LIあるいは地域識別子ADを情報処理装置2に向けて送信する、つまり、ある地域から別の地域へ移動した時点で位置情報LIあるいは地域識別子ADを送信し、適切な番組情報の提供を受けることができるような番組受信システムとなすことができる。特に、地域と地域との境界付近を移動している場合、番組受信装置1の現在位置している地域に関する地域識別子ADがしばしば変化しうる。このような場合にあっても、受信チャンネルのスムーズな移行が可能となるため、ユーザが快適に番組の視聴を継続することができる。
【0057】
その他、各部の具体的構成や図11に示す処理の手順もまた、上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。もちろん、TVチューナボード等を装備した汎用の携帯情報端末にプログラムを搭載して本実施形態に係る番組受信方法を実施すること、あるいは、CPU、主記憶装置、ハードディスクドライブに代表される補助記憶装置やモデム、インタフェース等を具備する汎用の情報通信端末にプログラムを搭載して上述の機能を有する情報処理装置2を実現することも可能であって、専用の装置を製造することが必須であるわけではない。
【0058】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。即ち、本発明に係る番組受信方法を採用することによって、当該番組受信装置を携帯しているユーザの現在位置に応じて、ユーザの手を煩わせることなく受信チャンネルを自動的にチューニングすることが可能となる。そして、視聴を希望する番組の受信チャンネル番号や放送日時についてユーザが予め知っていなくとも、番組を受信して視聴することができる。加えて、地域間を移動して放送番組の受信チャンネルが変わる場合にも、放送番組を継続して受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る番組受信方法を実施するためのシステムを概略的に示す図
【図2】本発明に係る番組受信装置のハードウェア資源の内容を具体的に示す図
【図3】同番組受信装置の機能ブロック図
【図4】本発明に係る情報処理装置のハードウェア資源の内容を具体的に示す図
【図5】同情報処理装置の機能ブロック図
【図6】放送番組の受信可能地域を示す図
【図7】地域Xで放送される番組のタイムテーブルを示す図
【図8】地域Bで放送される番組のタイムテーブルを示す図
【図9】地域Cで放送される番組のタイムテーブルを示す図
【図10】番組表情報のデータレコード構成を示す図
【図11】本実施形態において実行される処理の内容を示すフローチャート
【図12】地域識別子の決定の態様を例示する図
【図13】地域位置情報のデータレコード構成を例示する図
【図14】地域間の関係についての情報を例示する図
【図15】本発明に係る番組受信装置の機能ブロック図
【符号の説明】
1…番組受信装置
11…位置情報取得部
12…位置情報送信部
13…番組情報受信部
14…番組受信部
15…番組蓄積部
16…番組情報格納部
17…番組識別子受付部
2…情報処理装置
21…位置情報受信部
22…番組情報格納部
23…地域位置対応格納部
24…地域識別子決定部
25…番組情報取得部
26…番組情報送信部
27…番組予約情報格納部
28…移動方向判断部
UD…番組固有識別子
PD…番組内容識別子
AD…地域識別子
CN…受信チャンネル番号
ST…放送開始時刻
ET…放送終了時刻
TI…番組タイトル
GR…番組ジャンル
GC…Gコード
LI…位置情報

Claims (4)

  1. 放送番組を受信する番組受信装置、番組受信装置と通信する情報処理装置及び放送番組の提供者である放送局を要素とするシステムであって、
    情報処理装置が、
    放送局との間で授受される、番組を識別する番組識別子、番組開始時刻及び受信チャンネル番号を含む1以上の番組情報を有する番組表情報と、その番組が放送される地域を識別する地域識別子とを対に格納している番組情報格納部と、
    ユーザが予約した番組に係る番組識別子を含む予約情報を格納している番組予約情報格納部と、
    地域識別子と当該地域識別子で識別される地域を特定する1以上の位置情報とを対にした地域位置情報を格納している地域位置対応格納部と、
    一定の時間間隔で繰り返し送信されてくる位置情報を受信し続けることで、前記番組情報格納部に格納している番組情報と前記番組予約情報格納部に格納している予約情報とによって示される、ユーザが予約した番組の開始時刻直前の番組受信装置の位置情報を受信する位置情報受信部と、
    前記地域位置対応格納部に格納している地域位置情報と前記位置情報受信部で受信した位置情報とに基づき、ユーザが予約した番組の開始時刻直前において番組受信装置が存在している地域に係る地域識別子を決定する地域識別子決定部と、
    前記地域識別子決定部で決定した地域識別子と対になる番組表情報が有し、かつ前記番組予約情報格納部に格納している番組識別子で識別される番組についての番組情報を前記番組情報格納部から取得する番組情報取得部と、
    前記番組情報取得部で取得した番組情報を番組受信装置に送信する番組情報送信部とを具備し、
    番組受信装置が、
    一定の時間間隔で繰り返し位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部で取得した位置情報を情報処理装置に一定の間隔で繰り返し送信する位置情報送信部と、
    情報処理装置から送信される番組情報を受信する番組情報受信部と、
    前記番組情報受信部で受信した番組情報に基づき、ユーザが予約した番組を受信する番組受信部とを具備する
    ことを特徴とする番組受信システム。
  2. 番組受信装置が、前記前記番組受信部で受信した番組を蓄積する番組蓄積部をさらに具備している請求項1記載の番組受信システム。
  3. 請求項1または2記載の番組受信システムを構成するために用いられるものであって、
    放送局との間で授受される、番組を識別する番組識別子、番組開始時刻及び受信チャンネル番号を含む1以上の番組情報を有する番組表情報と、その番組が放送される地域を識別する地域識別子とを対に格納している番組情報格納部と、
    ユーザが予約した番組に係る番組識別子を含む予約情報を格納している番組予約情報格納部と、
    地域識別子と当該地域識別子で識別される地域を特定する1以上の位置情報とを対にした地域位置情報を格納している地域位置対応格納部と、
    一定の時間間隔で繰り返し送信されてくる位置情報を受信し続けることで、前記番組情報格納部に格納している番組情報と前記番組予約情報格納部に格納している予約情報とによって示される、ユーザが予約した番組の開始時刻直前の番組受信装置の位置情報を受信する位置情報受信部と、
    前記地域位置対応格納部に格納している地域位置情報と前記位置情報受信部で受信した位置情報とに基づき、ユーザが予約した番組の開始時刻直前において番組受信装置が存在している地域に係る地域識別子を決定する地域識別子決定部と、
    前記地域識別子決定部で決定した地域識別子と対になる番組表情報が有し、かつ前記番組予約情報格納部に格納している番組識別子で識別される番組についての番組情報を前記番組情報格納部から取得する番組情報取得部と、
    前記番組情報取得部で取得した番組情報を番組受信装置に送信する番組情報送信部とを具備する情報処理装置。
  4. 請求項1または2記載の番組受信システムを構成するために用いられるものであって、
    一定の時間間隔で繰り返し位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部で取得した位置情報を一定の間隔で繰り返し情報処理装置に送信する位置情報送信部と、
    前記位置情報を受信した情報処理装置が一定の時間間隔で繰り返し送信されてくる位置情報を受信し続けることで前記番組の開始時刻直前における番組受信装置の位置情報を受信し、当該時点において番組受信装置が存在している地域に係る地域識別子を決定した上、この地域識別子と対になる番組表情報から取得して送信する前記番組についての番組情報を受信する番組情報受信部と、
    前記番組情報受信部で受信した番組情報に基づき、ユーザが予約した番組を受信する番組受信部とを具備する番組受信装置。
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