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JP3919263B2 - 無線受信装置及び制御方法 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線で送信されたデータを受信する無線受信装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線伝送方式では、スペクトラム拡散方式が注目されている。一般に、直接拡散方式を用いたスペクトル拡散方式では、送信装置は、送信すべきディジタル信号のベースバンド信号を、擬似雑音(PN)符号等の拡散符号系列を用いて、原データに比べてきわめて広い帯域幅を持つ信号に拡散し、その後、PSK(位相シフトキーイング)又はFSK(周波数シフトキーイング)等の変調方式で変調し、RF(無線周波数)信号に変換して無線送信する。受信装置側では、送信側と同一の拡散符号で受信信号と相関をとって逆拡散し、受信信号を原データに対応した帯域幅をもつ狭帯域信号に変換する。続いて、通常のデータ復調を行ない、原データを再生する。
【0003】
このように、スペクトラム拡散伝送方式では、情報帯域幅に比べて伝送帯域幅が極めて広いので、送信帯域幅が一定の条件下では、通常の狭帯域変調方式に比べ非常に低い伝送速度しか実現できない。
【0004】
そこで、画像データ等の大量のデータを伝送する手段として、符号分割多重化方式が提案されている。この方式は、高速の情報信号を低速の並列データに変換し、それぞれ異なる拡散符号系列で拡散変調して加算した後に、RF信号に変換して送信するものであり、拡散変調の拡散率を下げることなしに、送信帯域幅一定の条件下で高速のデータ伝送を実現できる。
【0005】
図5は、従来例の送信装置の概略構成ブロック図を示す。直並列変換器110は入力データをn個の並列データに変換する。n個の乗算器112−1,112−2,・・・,112−nはそれぞれ、直並列変換器110から出力されるn個の並列データに、拡散符号発生器114が発生する拡散符号PN1,PN2,・・・,PNnを乗算する。これにより、入力データは、nチャンネルの広帯域拡散信号に変換される。次に、加算器116は、各乗算器112−1〜112−nの出力を加算し、RF回路118に出力する。RF回路118は、加算器116の出力を適当な中心周波数の送信周波数信号に変換し、送信アンテナ120に供給する。
【0006】
近年、ビデオ・カメラをカメラ部とVTR部に分離し、カメラ部からVTR部に撮影映像をスペクトル拡散伝送方式で無線送信する構成が提案されている。図6は、そのカメラ部の概略構成ブロック図を示し、図7は記録部の概略構成ブロック図を示す。
【0007】
図6において、130は、スペクトラム拡散方式により映像信号(及び音声信号)及び制御データなどを送信するスペクトラム拡散送信回路、132は、スペクトラム拡散方式で無線送信された信号を受信し、データを復元するスペクトラム拡散受信回路、134は、光学像を電気信号に変換し、映像信号を出力するカメラ・ユニット、136はバッテリ等を有し、システム全体に電源を供給する電源ユニット、138は、カメラ・ユニット134のフォーカス制御及び露出制御等を制御するカメラ部制御回路、140はアンテナ、142は、送信回路130の出力をアンテナ140に接続し、アンテナ140の受信信号を受信回路132の入力に接続するスイッチである。
【0008】
図7において、150はスペクトラム拡散送信回路、152はスペクトラム拡散受信回路、154は受信された映像信号(及び音声信号)を磁気テープ等に記録する記録ユニット、156はバッテリ等を有し、システム全体に電源を供給する電源ユニット、158は記録ユニット154の図示しない操作キーによる記録再生動作を制御する記録部制御回路、160はアンテナ、162は、送信回路150の出力をアンテナ160に接続し、アンテナ160の受信出力を受信回路152の入力に接続するスイッチである。
【0009】
このような構成で、画像音声情報をカメラ部(図6)から記録部(図7)に無線送信し、記録部の記録ユニット134により磁気テープなどの記録する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来例には次のような問題点がある。即ち、カメラ部と記録部が有線で接続されているわけではないので、それぞれにバッテリ等の電源を持つ必要がある。その結果、例えば、カメラ部で、バッテリ残量が少なくなったり、バッテリが外れてしまったりして、画像データを送信できなくなった場合でも、記録部はそのまま、スペクトル拡散受信回路152を動作させ、記録ユニット154も記録モードで動作し続けることになり、異常な画像を記録してしまうだけでなく、無用な電力を消費することになる。
【0011】
また、カメラ部と記録部が大きく離れてしまったり、両者の間に無線の障害物がある等して、無線通信が長い間不可能になった場合にも、同様の問題が生じる。
【0012】
本発明は、このような問題を解決する無線受信装置及びその制御方法を提示することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る無線受信装置は、無線で送信されたデータを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたデータを記録媒体に記録する記録手段と、前記受信手段によって受信されたデータのエラー率を検出するエラー率検出手段と、前記エラー率検出手段の検出結果に応じて受信不良であるか否かを判定し、受信不良であると判定された期間が所定期間以上継続した場合は、前記記録手段の記録動作を停止させる制御手段とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る制御方法は、無線で送信されたデータを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたデータを記録媒体に記録する記録手段とを有する無線受信装置の制御方法であって、前記受信手段によって受信されたデータのエラー率を検出するステップと、前記エラー率検出手段の検出結果に応じて受信不良であるか否かを判定するステップと、受信不良であると判定された期間が所定期間以上継続した場合は、前記記録手段の記録動作を停止させるステップとを有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。10は、スペクトラム拡散方式によりディジタル・データを拡散し、PSK又はFSK変調し、RF(無線周波数)信号に変換して送信するスペクトル拡散送信回路、12は、送信側と逆の処理で原データを復元するスペクトラム拡散受信回路、14は、受信された映像信号(及び音声信号)を磁気テープ等に記録する記録ユニット、16はバッテリ等を有し、システム全体に電源を供給する電源ユニットである。18は、マイクロコンピュータ等からなり、操作キー20に応じて全体を制御する記録部制御回路であり、内部に時間を計測するタイマ回路及び情報を記憶するメモリを具備する。22はアンテナ、24は送信回路10の出力をアンテナ22に接続し、アンテナ22の受信信号を受信回路12の入力に接続するスイッチである。26は、スペクトラム拡散受信回路12から供給される受信キャリア信号が一定レベル以上かどうかを検出し、検出結果を記録部制御回路18に供給する受信検出回路である。
【0017】
図2は、記録部制御回路18の動作フローチャートを示す。先ず、図1に示す各部を初期化する(S1)。記録動作を禁止すべき連続受信エラー時間の閾値をメモリTS1に読み込み(S2)、受信検出回路26の出力を読み込(S3)。受信検出回路26の出力から受信を成功しているか失敗しているかを判定し(S4)、成功していれば、エラー時間を計数するエラー・タイマをクリアして(S5)、記録禁止フラグをL(低)とする(S11)。受信が失敗していれば(S4)、エラー・タイマの計数値をメモリTM1に読み込み(S6)、TM1とTS1を比較する(S7)。TM1がTS1より小さければ(S7)、エラー・タイマをカウントアップして(S8)、記録禁止フラグをLにする(S11)。TM1がTS1以上のの場合には(S7)、エラー・タイマのカウント動作を停止し(S9)、記録禁止フラグをH(高)にする(S10)。
【0018】
S10又はS11の後、記録要求(例えば、ユーザが操作キー20の記録開始スイッチを押す。)が発生したか否かを調べ(S12)、記録要求が発生した場合で、記録禁止フラグがHでないときには(S13)、記録ユニット14に記録動作を開始又は継続させ(S14)、記録要求が無い場合(S12)、又は、記録要求があっても記録禁止フラグがHである場合には(S12,S13)、記録ユニット14の記録動作を停止する(S15)。
【0019】
S14又はS15の後、記録部のその他の処理を実行し(S16)、S3に戻る。
【0020】
このように構成することで、例えば、離れた場所にあるカメラ部のバッテリが消耗して、記録部に充分な強さの映像音声信号を送信できないようなときには、受信検出回路26が受信エラーを検出するが(S4)、閾値TS1に到達するまでは(S7)、エラー・タイマをカウント・アップしつつ(S8)、取り敢えず、記録動作を継続する(S14)。そして、受信エラーが継続し(S4)、エラー・タイマーの計数値TM1がエラー閾値TS1以上になった場合(S7)、記録禁止フラグをHとし(S10)、記録要求に関わらず(S12,S13)、記録動作を停止する(S15)。
【0021】
カメラ部の電源が回復するなどして、映像音声信号を正常に受信できるようになった場合には(S4)、記録要求に対して記録動作を実行する(S12〜S14)。
【0022】
本実施例では、カメラ部の電池残量が少なくなったり、電池が外れてしまったり、又は、カメラ部と記録部とが大きく離れてしまい、両者の間に無線の障害物が存在したりして、両者の間の通信が長い間不可能になったときに、記録部は、受信不良の間、記録動作を停止させるので、異常な信号を記録してしまうことを防止できる。また、記録を停止させることにより、不要な電力消費も防げる。
【0023】
図1に示す実施例では、受信したキャリアにより受信が正常か否かを判定し、記録動作を制御したが、受信データのエラー率により記録動作を制御するようにしてもよい。図3は、その変更実施例の概略構成ブロック図を示す。図1と同じ構成要素には同じ符号を付してある。スペクトラム拡散受信回路28は、伝送エラーを含む受信データを受信データ・エラー率検出回路30に供給し、受信データ・エラー率検出回路30は、受信回路30からの受信データから全受信データに対するエラー率を検出し、記録部制御回路32に供給する。記録部制御回路32は、受信データのエラー率に従って後述するように記録ユニット14の記録動作を制御する。
【0024】
図4は、記録部制御回路32の動作フローチャートを示す。図2と同じ動作部分には同じ符号を付してある。S2の後に、データ・エラー率の閾値をメモリES1に読み込む(S21)。また、S3の代わりに、受信データ・エラー率検出回路30から受信データのエラー率をメモリERに読み込み(S22)、ERとES1を比較する(S23)。ERがES1より少ない場合には(S23)、受信正常であり、S5以降に進み、ERがES1以上の場合には(S23)、受信不良であり、S6以降に進む。以後は、図2と全く同じである。記録部のその他の各種処理を実行したら(S16)、S22に戻る。
【0025】
本実施例では、例えば、離れた場所にあるカメラ部との間に電波の障害物があり、受信はできるけれども受信データのエラー率が閾値ES1以上になる場合(S23)、即ち、受信された画像情報の画質や音声情報の音質がある程度以下になってしまう場合には、受信不良として、エラー・タイマをカウントアップする(S8)。データ・エラー状態が継続して一定時間が経過すると(S7)、記録禁止フラグがHとなり(S10)、記録要求に対しても記録動作を停止する(S12,S13,S15)。
【0026】
本実施例は、図1に示す実施例の効果の他に、受信画像や音声がある程度以上乱れた時点で記録動作を停止するので、質のよい画像情報及び音声情報のみを記録できる。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から容易に理解できるように、本発明によれば、受信であると判定された期間所定期間以上継続した場合は受信したデータを記録媒体に記録する記録手段の記録動作停止させることができるので、質のよい画像など記録媒体に記録することができる。また電力消費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の概略構成ブロック図である。
【図2】 記録部制御回路18の動作フローチャートである。
【図3】 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図である。
【図4】 記録部制御回路32の概略構成ブロック図である。
【図5】 スペクトル拡散多重化方式の概略構成ブロック図である。
【図6】 スペクトル拡散方式を用いた従来例の画像送信部の概略構成ブロック図である。
【図7】 図6に対応する受信記録部の概略構成ブロック図である。
【符号の説明】
10:スペクトル拡散送信回路
12:スペクトラム拡散受信回路
14:記録ユニット
16:電源ユニット
18:記録部制御回路
20:操作キー
22:アンテナ
24:スイッチ
26:受信検出回路
28:スペクトラム拡散受信回路
30:受信データ・エラー率検出回路
32:記録部制御回路
110:直並列変換器
112−1〜112−n:乗算器
114:拡散符号発生器
116:加算器
118:RF回路
120:送信アンテナ
130:スペクトラム拡散送信回路
132:スペクトラム拡散受信回路
134:カメラ・ユニット
136:電源ユニット
138:カメラ部制御回路
140:アンテナ
142:スイッチ
150:スペクトラム拡散送信回路
152:スペクトラム拡散受信回路
154:記録ユニット
156:電源ユニット
158:記録部制御回路
160:アンテナ
162:スイッチ

Claims (4)

  1. 無線で送信されたデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されたデータを記録媒体に記録する記録手段と、
    前記受信手段によって受信されたデータのエラー率を検出するエラー率検出手段と、
    前記エラー率検出手段の検出結果に応じて受信不良であるか否かを判定し、受信不良であると判定された期間が所定期間以上継続した場合は、前記記録手段の記録動作を停止させる制御手段
    を有することを特徴とする無線受信装置。
  2. 前記受信手段は、スペクトラム拡散されたデータの復元を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線受信装置。
  3. 無線で送信されたデータを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたデータを記録媒体に記録する記録手段とを有する無線受信装置の制御方法であって、
    前記受信手段によって受信されたデータのエラー率を検出するステップと、
    前記エラー率検出手段の検出結果に応じて受信不良であるか否かを判定するステップと、
    受信不良であると判定された期間が所定期間以上継続した場合は、前記記録手段の記録動作を停止させるステップ
    とを有することを特徴とする制御方法。
  4. 前記受信手段は、スペクトラム拡散されたデータの復元を行うことを特徴とする請求項3に記載の制御方法。
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