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JP3923596B2 - ベイトキャストリールのカバーロック装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベイトキャストリールのカバーロック装置に関するもので、より詳細にはその外周に釣り糸が巻かれるスプールのスプール軸一端を支えるようにリール本体の一側に結合されているカバーを容易に分離できるようにするベイトキャストリールのカバーロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に釣り用のリールはスピニングリールとベイトキャストリールに区分される。
このようなベイトキャストリールは図1に示すように、その一側に回転取っ手(100) が結合されたリール本体(100) と、スプール(120) と、カバー(130) とから構成されている。スプール(120) には、回転取っ手(110) が回転することによって放たれた釣り糸が外周に巻かれ、一端がリール本体(100) 内で支えられるスプール軸(122) が設けられている。カバー(130) は、スプール軸(122) の他端を支えるようにリール本体(100) と結合されている。
【0003】
このように構成されたベイトキャストリールを使用して釣りをする時には、釣り糸の先に人工餌を縛り、水の中に投げた後、回転取っ手を徐々に回転させて釣りをすることになる。この時、釣り糸はスプール(120) に形成された巻取り部に巻かれるようになり、人工餌は釣り糸が巻かれる方向に移動するので、魚はこの人工餌を生きている餌と錯覚してくわえることになる。
【0004】
ベイトキャストリールを使用して釣りをする時には、釣り糸を投げた後に釣り糸を巻く動作を繰り返して行わなければならないので、スプール(120) 上に巻かれる釣り糸がもつれることがしばしば発生する。このため、もつれた釣り糸を解くためにはカバー(130) をリール本体(100) から分離させてスプール(120) を取り出さなければならない。
【0005】
カバー(130) をリール本体(100) に対して着脱するためのカバーロック装置が図1に示されている。カバーロック装置は、カバー(130) が結合されるリール本体(100) の一側に突出している突出部(140) と、ロック部材(150) と、フック(142) とから構成される。ロック部材(150) は、カバー(130) がリール本体(100) と結合されるように回転する時、カバー(130) の一側に形成された挿入口(131) 内に滑りこんで入るようにその一端に傾斜面が形成されており、その他端はスプリング(152) によって支えられている。フック(142) は、カバー(130) がリール本体(100) と結合されるように回転する時、カバー(130) のそれ以上の回転を遮断し、カバー(130) がリール本体(100) から離脱するのを防止するためにカバー(130) に設けられている。
【0006】
上記のように構成されているカバー(130) をリール本体(100) から分離するためには、片手で、できれば右手で、リール本体(100) をつかみ親指でロック部材(150) を後方に押す。これによって、挿入口(131) 内に挿入されていたロック部材(150) の一端が後退して上記挿入口(131) とのロック状態が解除されることになる。これと同時に他の手では、できれば左手で、カバー(130) をつかみ回転させる(下の方向)。これによって、突出部(140) とフック(142) とのロック状態が解除されるのでカバー(130) をリール本体(100) から分離できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の方法ではカバーをリール本体から分離させるためにリール本体を手でつかみ、ロック部材を解除させた後でなければ、カバーを回転させることができない。このため、リール本体の後方に位置したロック部材を解除する動作と、カバーを回転させる動作とを各々異なる手を利用して同時にしなければならないという問題点がある。
【0008】
したがって、本発明の課題は、釣り用のリール本体の一側に装着されてあるカバーを簡便に着脱可能なベイトキャストリールのカバーロック装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の適切な実施形態によるベイトキャストリールのカバーロック装置は、釣り糸が外周に巻かれているスプールのスプール軸一端を回転可能に支えるためのリール本体と、スプールのスプール軸の他端を支えるようにリール本体の一側に結合されているカバーと、釣り糸をスプール上に巻くようにスプールを回転させるための回転取っ手とから構成されるベイトキャストリールのカバーをリール本体に対して着脱するためのベイトキャストリールのカバーロック装置において、第1スプリングと、ロック部材と、ボタンと、ストッパとを備えている。
【0010】
第1スプリングは、リールの本体内に形成された第1溝内に位置している。ロック部材は、一端が第1スプリング上に支えられるように第1溝内に収容されており、他端が第1スプリングの弾性によって第1溝の外側に突出されている。ボタンは、一端がカバーの外側の表面に形成された第2溝内に収容されており、他端に突出して形成された加圧部材は、ロック部材の他端を収容するように第2溝の反対側に突出したカバーの内側の表面に形成された第3溝を介してロック部材を押すように第2溝と第3溝とを連通させるガイドホール内に挿入されている。ストッパは、加圧部材の外周面に設けられ、ボタンの加圧部材が第3溝を離脱することを防止するためのものである。
【0011】
本発明の適切な実施形態によるベイトキャストリールのカバーロック装置の他の特徴は、第2溝の深さが、ボタンを押す時にボタンが移動する距離及びボタンの加圧部材によって押されるロック部材が移動する距離と同一に形成されていることである。本発明の適切な実施形態によるベイトキャストリールのカバーロック装置のさらに他の特徴は、カバーをリール本体と結合させるためにカバーをリール本体に対して回転させる時、ロック部材がカバーの突出した側の表面によって接触され、第1溝内に押されるようにロック部材の他端に傾斜面が形成されていることである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図2乃至図5を参照して本発明の適切な実施形態によるベイトキャストリールのカバーロック装置を詳細に説明する。
図2は、本発明の適切な実施形態によるベイトキャストリールのカバー装置を概略的に示している。リール本体(10)内には釣り糸が外周に巻かれるスプール(20)が設置されており、リール本体(10)の一側にはカバー(30)がスプール(20)のスプール軸(21)一端を回転可能に支えるように結合されている。
【0013】
リール本体(10)内には第1溝(13)が形成されており、第1溝(13)内には、第1スプリング(12)が収容されている。第1溝(13)内には、ロック部材(11)も収容されている。ロック部材(11)の一端は第1スプリング(12)によって支えられており、他端は第1スプリング(12)の弾性によって第1溝(13)の外側に突出している。ロック部材(11)の一端にはロック部材(11)が第1溝(13)から離脱するのを防止するためのフランジ(11b) が形成されている。ロック部材(11)の他端には傾斜面(11a) が形成されている。
【0014】
カバー(30)の外側の表面には第2溝(23)が形成されており、第2溝(23)の反対側に突出したカバーの内側の表面(33a) には第3溝(33)が形成されている。第2溝(23)と第3溝(33)の間には第2溝(23)と第3溝(33)とを互いに連通させるガイドホール(25)が開けられている。
ボタン(40)の一端は第2溝(23)内に収容されており、ボタン(40)の他端に突出して形成された加圧部材(41)はロック部材(11)の他端を収容する第3溝(33)を介してロック部材(11)を押すようにガイドホール(25)内に挿入されている。加圧部材(41)の外側の表面には、加圧部材(41)が第3溝(33)から離脱するのを防止するためのストッパ(44)が設けられている。
【0015】
ボタン(40)の押す動作をより柔らかくするため、第2溝(23)の底面に形成された第4溝(43)内に第2スプリング(42)が装着されている。
第2溝(23)の深さは、ボタン(40)を押す時にボタン(40)が移動する距離及びボタン(40)の加圧部材(41)によって押されるロック部材が移動する距離と同一に形成されている。
【0016】
図3は、本発明の適切な実施形態によるベイトキャストリールのカバーロック装置がロックされた状態を表わしている。ロック部材(11)の他端は第1スプリング(12)によって第3溝(33)内に挿入されている。
釣り糸を交換する場合、あるいはもつれた釣り糸を解くためにはまず、カバー(30)をリール本体(10)から分離してスプール(20)を取り出さなければならない。カバー(30)をリール本体(10)から分離するためには、まず片手で、できれば右手でリール本体(10)をつかみ、他の手でカバー(30)をつかみながら、そのカバーをつかんだ手の指で、できれば親指でボタン(40)を押す。これによって、図4に図示されたように、加圧部材(41)はロック部材(11)の他端を押すことになり、これによりロック部材(11)は第1溝(13)内に後退して第3溝(33)とのロック状態が解除されたことになる。次に、この状態でカバー(30)を図5に示された矢印の方向にリール本体(10)に対して回転させる。これにより、図5に示されるように、従来の技術によって互いに結合されているフック(142) と突出部(140) は互いに分離されてカバー(30)がリール本体(10)から分離される。そして、ボタン(40)は第2スプリング(42)によって本来の位置に復帰し、ロック部材(11)は第1スプリング(12)によって本来の位置に復帰する。
【0017】
前述したように、第2溝(23)の深さは、ボタン(40)を押す時にボタン(40)が移動する距離及びボタン(40)の加圧部材(41)によって押されるロック部材(11)が移動する距離と同一に形成されているので、使用者がボタン(40)を押す時にボタン(40)がそれ以上押せなくなったら、ロック部材(11)が第3溝(33)とのロック状態から完全に解除されたことを使用者が確認できることになる。
【0018】
逆に、カバー(30)をリール本体(10)と結合させるためにはカバー(30)をリール本体(10)に対して回転された位置で、つまりカバー(30)が開けられるように回転された位置で、カバー(30)を開けるための回転方向と反対方向に回転させる。
これによって、突出したカバーの内側の表面(33a) は、ロック部材(11)の他端に形成された傾斜面(11a) と接触する。カバー(30)をフック(142) が突出部(140) にかかる位置までもっと回転させると、ロック部材(11)は第1スプリング(12)によって第1溝(13)内に後退した後、再び第1スプリング(12)によって第1溝(13)の外側に前進して第3溝(33)内に挿入される。これにより、カバー(30)とリール本体(10)との結合作動が終了する。
【0019】
【発明の効果】
上述したように、本発明によるベイトキャストリールのカバーロック装置は単純なボタン操作によってカバーをリール本体に対して簡単に着脱できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術によるベイトキャストリールのカバーロック装置を示した分解斜視図。
【図2】本発明の適切な実施形態によるベイトキャストリールのカバーロック装置を概略的に示した断面図。
【図3】本発明の適切な実施形態によるベイトキャストリールのカバーロック装置がロックされた状態を示した拡大詳細図。
【図4】本発明の適切な実施形態によるベイトキャストリールのカバーロック装置が解除されている状態を示した拡大詳細図。
【図5】本発明の適切な実施形態によるベイトキャストリールのカバーロック装置が解除された後、カバーの開閉状態を示した正面図。
【符号の説明】
10 リール本体
11 ロック部材
11a 傾斜面
12 第1スプリング
13 第1溝
20 スプール
21 スプール軸
23 第2溝
25 ガイドホール
30 カバー
33 第3溝
33a 突出したカバーの内側の表面
40 ボタン
41 加圧部材
44 ストッパ
110 回転取っ手

Claims (3)

  1. 釣り糸が外周に巻かれるスプールのスプール軸一端を回転可能に支えるためのリール本体と、前記スプールのスプール軸の他端を支えるように前記リール本体の一側に結合されたカバーと、釣り糸を前記スプール上に巻くように前記スプールを回転させるための回転取っ手とから構成されるベイトキャストリールの前記カバーを前記リール本体に対して着脱するためのベイトキャストリールのカバーロック装置において、
    前記リール本体内に形成された第1溝内に位置する第1スプリングと、
    その一端が前記第1スプリング上に支えられるように前記第1溝内に収容され、その他端は前記第1スプリングの弾性によって前記第1溝の外側に突出しているロック部材と、
    その一端は前記カバーの外側の表面に形成された第2溝内に収容され、その他端に突出して形成された加圧部材は、前記ロック部材の他端を収容するように前記第2溝の反対側に突出した前記カバーの内側の表面に形成された第3溝を介して前記ロック部材を押すように前記第2溝と第3溝とを連通させるガイドホール内に挿入されたボタンと、
    前記加圧部材の外周面に設けられ、前記ボタンの加圧部材が前記第3溝から離脱することを防止するためのストッパと、
    を備えたことを特徴とするベイトキャストリールのカバーロック装置。
  2. 前記第2溝の深さは、前記ボタンを押す時に前記ボタンが移動する距離及び前記ボタンの加圧部材によって押されるロック部材が移動する距離と同一に形成されている、請求項1に記載のベイトキャストリールのカバーロック装置。
  3. 前記カバーを前記リール本体と結合させるために前記カバーをリール本体に対して回転させる時、前記ロック部材が前記カバーの突出した側の表面によって接触され前記第1溝内に押されるように前記ロック部材の他端に傾斜面が形成されている、請求項1に記載のベイトキャストリールのカバーロック装置。
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