JP3930173B2 - Support structure for transmission case in traveling vehicle - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジンの動力をトランスミッションケースを介して車輪を駆動させる走行作業車におけるトランスミッションケースの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平10−80243号公報や特開平10−42771号公報等で提案されている散布作業車は、圃場に植立する作物を跨がって走行させるためにその作物を損傷させないために、機腹部の地上高を高くすることが要求されている。そのためにエンジンから車軸並びに散布装置等の作業部に動力を変換伝動するトランスミッションケースは、前輪を左右に設けたフロントアクスルケースと後輪を左右に設けたリヤアクスルケースとを連結する機体フレーム内で上方に入り込ませた構造に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のような従来の走行作業車におけるトランスミッションケースの取付構造は、トランスミッションケースの両側を機体フレームに直接的に取付けたり、更にトランスミッションケースの前後を機体フレームに設けた取付部材で取付けて補強するものである。そのため、パイプ部材を溶接構造によって製作される機体フレームの加工歪等がトランスミッションケースの取付状態に影響を与えることになり、その取付調整作業が必要で、煩雑になるとともに使用中にフレームが受ける外力による歪をトランスミッションが受けるため、伝動不良等を生じ易くなる場合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の係る走行作業車におけるトランスミッションケースの支持構造は、前輪1a及び後輪1bを有する機体フレーム2にエンジン1c並びに操縦部3を設置し、該エンジン1cの動力をトランスミッションケース4を介して前輪1a又は後輪1b或いは機体フレーム2に装着された作業装置に伝達し、更に、前記トランスミッションケース4を、前記機体フレーム2に対して前記トランスミッションケース4の両側と上部とを連結する3点支持構造によって取り付けて支持し、更に、前記機体フレーム2のメインの外枠となる左右の機体側枠20の下面に、前記前輪1aを支持するフロントアクスルケース6aの端部上面と、前記後輪1bを支持するリアアクスルケース6bの端部上面とを連結した走行作業車におけるトランスミッションケースの支持構造において、前記トランスミッションケース前部の伝動連結ケース部40と前記フロントアクスルケース6aとを直結すると共に、前記トランスミッションケース4の後面に突出させた走行出力軸41からジョイント41a及び連結軸42を介して前記リアアクスルケース6bを着脱可能に連結し、且つ、前記トランスミッションケース4の上部を2本の前記機体側枠20間を連結するブラケット枠22に固定すると共に、前記トランスミッションケース4の両側を前記フロントアクスルケース6aから後方に向けて突設したケースブラケット61a間に固定してなるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の走行作業車におけるトランスミッションケースの支持構造の形態を説明する。
【0007】
図面において1は散布作業車を示し、この散布作業車1は前輪1a及び後輪1bを有する機体フレーム2に前方からエンジン1cをボンネット1dで覆って搭載し、その後方に各種の操作レバーや操作スイッチ等を備えた操作部(操作盤)と後述するハンドル3a並びに座席シート3b等からなる操縦部3と、前記エンジン1cと伝動機構10で連結されるトランスミッションケース4等からなる走行作業車1sに対し、機体の前部に昇降可能に装着されて薬剤等の散布物を散布する散布部5aと機体の後部に載置されて散布物を収容する収容タンク5bと、この収容タンク5bから散布物を送出する送給装置5cとからなる散布装置5等から構成し、自走しながら散布装置5によって水田又は畑の作物に対し所定幅に散布物を能率よく散布することができるようにしている。
【0008】
以下各部の詳細な構成及び作用について説明する。先ず、図3、図4を参照し機体フレーム2及びその支持構造ならび車輪伝動構造等について説明する。
図示例の機体フレーム2は機体の左右でメインの外枠となる2本の機体側枠20をその前後端で前横枠21と後横枠23で連結するとともに、中途部をトランスミッションケース4上で下向きコ字状のブラケット枠22で連結し、操縦部3位置を横枠23,23aで連結して平面視でトランスミッションケース4を内包する方形状の剛体枠に形成している。また、操縦部3の後部に取付片20bを設けて平坦枠にしてこの部分に収容タンク5bを着脱可能に設置している。また、機体フレーム2は機体側枠20の外側に補助外枠20fを平行状に設けている。
【0009】
そして、前記のように形成された機体フレーム2は次のような支持構造6によってフロントアクスルケース6aやリヤアクスルケース6b、及びトランスミッションケース4等の分解や取付け作業を簡単に行なうことができるとともに、機体を安定よく支持することができるようにしている。
【0010】
即ち、前記機体フレーム2の前部に対し左右の前輪1aと連結支持するフロントアクスルケース6aの両端部近傍を着脱可能に取付けて支持するとともに、機体フレーム2の後部に対し左右の後輪1bと連結支持するリヤアクスルケース6bの両端部近傍を着脱可能に取付けることにより、両アクスルケース6a,6bで両機体側枠20の前後部を強固に連結する補強部材に兼ねさせている。また、両アクスルケース6a,6bは両機体側枠20に対してその下方から取付ネジで簡単に着脱することができるようにしている。
【0011】
フロントアクスルケース6aとリヤアクスルケース6bはそれぞれ両機体側枠20から外側に向けて突設させた取付片20a(図4)で各ケースの端部寄りを取付けるとともに、トランスミッションケース4の前面から伝動連結ケース部40で、またトランスミッションケース4の後面に突出させている走行出力軸41からジョイント41aと連結軸42を介して着脱可能に連結しており、その結果、フロントアクスルケース6aを機体の前方側から機体フレーム2に着脱可能に取付けている。また、リヤアクスルケース6bを機体の後方側から機体フレーム2に着脱可能に取付けて機体フレーム2と連結することができるようになっている。
【0012】
この機体組立て構造により、機体の分解修理や清掃等のメンテナンス作業並びに組付け作業を、従来の装置のように機体を大きく持上げることなく、その前方及び後方から能率よく簡単に行なうことができる。更に、フロントアクスルケース6a及びリヤアクスルケース6bはその各ケース端寄りを機体側枠20によって支えられるので前輪1aと後輪1bの反力(機体重量)によるモーメントを可及的に少なくすることができ、軽量で簡潔な構成でありながら安定した支持構造にすることができる等の特徴を有している。
【0013】
なお、本実施の形態のフロントアクスルケース6aとリヤアクスルケース6bは、そのケース端にダンバー式の縦軸回動支持部60を介してそれぞれ前輪1aと後輪1bを上下動可能に支持しており、この支持構造により走行時の地面の凹凸や傾斜によっても機体に大きな衝撃を与えることなく、また、機体の左右方向の姿勢を常に略水平姿勢に維持させて、散布部5aによる散布作業を良好に行なうことができるようにしている。
【0014】
また、図5、図6に示すようにフロントアクスルケース6a側の左右の縦軸回動支持部60の間を前側のステアリングシリンダ30で連結し、更にリヤアクスルケース6b側の左右の縦軸回動支持部60の間を後側のステアリングシリンダ30でそれぞれ連結しており、この前後のステアリングシリンダ30,30は後述するハンドル4aの軸端に設けられた全油圧式のパワステアリング31のハンドル操作量に基づいて圧油が送給されることによって伸縮して前輪1a及び後輪1bを、所望の縦軸回動支持部60中心の切角度で連繋回動させることにより、機体の操向操作を行なうことができるようにしている。なお、61は前輪1a及び後輪1bの切角度を検出する角度センサである。
【0015】
次にトランスミッションケース4の支持構造及びその伝動構造並びにハンドル3aの設置構造等について説明する。
トランスミッションケース4は機体フレーム2に対してこのトランスミッションケース4の両側と上部とを連結する3点支持構造で取付けることによって単純な構成で安定よく取付支持している。
【0016】
即ち、トランスミッションケース4は図5及び図6に示すように、その上部をこのトランスミッションケース4の両側に設けた機体側枠20を連結する前記下向コ字状のブラケット枠22に取付ネジで固定し、トランスミッションケース4の両側を機体側枠20に取付固定されたフロントアクスルケース6aから延出させたケースブラケット61aに取付ネジで固定して、適正な位置に精度よく取付けている。また、この3点の取付ネジを緩めるだけでトランスミッションケース4を機体側枠20から簡単に取外すことができ、メンテナンス作業を行ない易くしている。
【0017】
なお、トランスミッションケース4を両側の機体側枠20側から直接的に取付けてもよいが、図示例のようにフロントアクスルケース6aに機体側枠20から離間させて後方に向けて突設したケースブラケット61a,61a間にトランスミッションケース4を嵌め込むようにして取付けることにより、機体フレーム2より浮いた状態となり、この機体フレーム2が溶接時等の加工歪やねじれ等を有していたとしても、これに影響を受けることなく、適正位置に正確に位置決めすることができる。
【0018】
また、機体フレームに受ける外力による歪みがトランスミッションに伝わらないため、車輪や作業装置としての散布装置5の伝動を良好に行なうことができるとともに、この際トランスミッションケース4はその上方の中央部の一点をブラケット枠22を介して吊り下げ状に固定されるから、加工歪に大きく支障されることなく、安定して支持することができるものである。
【0019】
また、このように構成したトランスミッションケース4の支持構造によれば、予めフロントアクスルケース6aとトランスミッションケース4とを立体的に部品組みした状態で、機体側枠20間に挿入して取付片20a,20a及びブラケット枠22部分を取付ネジで締着するだけの簡単な組付け作業で両者を能率よく強固に支持することができる等の利点がある。
【0020】
なお、図4に示すように主変速シフタ45、副変速シフタ45a、作業機変速シフタ46等の伝動操作系はトランスミッションケース4の前側にまとめて設けると、操縦部3側の各種操作レバー類(図示せず)と短距離で、簡単な連結手段によって操作性よく連結することができる。
また、トランスミッションケース4の後面に突設した作業機出力軸47は、図2に示すようにジョイント48a及び連結軸48を介してベルト伝動機構49と着脱可能に接続して散布物の送給ポンプである送給装置5cを駆動するようにしている。
【0021】
一方、前記のように構成したことによりエンジン1cをフロントアクスルケース6aの直上で前横枠21及び機体側枠20上に搭載することによってこのエンジン1cの後方下部にトランスミッションケース4を配置することができ、エンジン1cの後方とトランスミッションケース4の上方に大きな空間部を形成することができる(図1)。
【0022】
そしてこの空間部に前記の全油圧式のパワステアリング31を前記ブラケット枠22を利用して上方に延設した取付枠22a(図5)に運転に適した姿勢になるように安定よく取付けることができる。また全油圧式のパワステアリング31は下方に機械的のステアリング装置のように、ステアリング軸を延長していないので、パワステアリング31の下方及び前側を開放させることが容易にできて、エンジン1cの後部とトランスミッションケース4との間でパワステアリング31の下方にベルト及びプーリからなる伝動機構10の設置でき、更に機体をコンパクトにまとめながら余裕をもって構成することができる。
【0023】
このようにエンジン1cの後方下部にトランスミッションケース4を設けるとともに、操縦部3のハンドル3aを全油圧式のパワステアリング31とし、このパワステアリング31の下方に形成される空間部でエンジン1cからトランスミッションケース4に動力伝達を行なう伝動機構10を構成したことにより、エンジン1cからトランスミッションケース4の伝動を機体の全長を短縮してエンジン1c側のオーバハングを防止でき、散布部5aの取付けを機体重心を前側に偏寄させることなく行なわせることができる。更に、トランスミッションケース4の前部に、このトランスミッションケース4の操作を行なう変速シフタ等の操作系をまとめて設けると、操作系を1ケ所に集中してまとめて操作レバー類との連繋構造も簡単にすることができる等の利点を有するものである。
【0024】
次に図1、図2、図5、図6を参照し、操縦部3の座席シート3b及びその周囲の各構成について説明する。
先ず座席シート3bは機体フレーム2の幅方向の中央部で前記横枠23,23a上に設置された箱枠24の上部に取付けており、この箱枠24内にはエンジン1c用の燃料タンク1e(図1,2)を設置して機体フレーム2上に燃料タンク1eを設け、この機体フレーム2の地上高を可及的に高くすることができるようにしている。
【0025】
そして座席シート3bの両側に形成された空間部には、その左側の空間部に、後部に設けた収容タンク5b内に収容されている薬液等の散布物の送給ポンプ等からなる送給装置5cと、散布部5aを油圧で昇降操作する後述の昇降シリンダ5s(図6)用の昇降バルブ5vを配置している。また、右側の空間部には前記送給装置5cで操出された散布物を後述する散布装置5を構成する散布部5aの散布管50に切換送給させる切換弁(切換コック)51を配置して各重量構造物を機体の中心腹部において操作性とメンテナンス作業性を考慮してまとめ、且つ機体の左右の重量バランスを燃料タンク1e内の燃料や収容タンク5b内の散布物の変動に大きく影響されることなく改善することができるようにしている。
【0026】
また、送給装置5cは座席シート3bの後方で機体フレーム2の取付片20b上に載置されている収容タンク5bと近接させ、そしてその排出口との間を短い送出管52で連結させることにより、送給装置5cを駆動した際に生ずる吸入負圧による散布物の送り出しを確実に行なわせるとともに、負圧管路抵抗を低減することができるようにしている。
【0027】
そして、送給装置5cの送出部に設けた長い送出管53の中途に前記切換弁51を介装して散布部5aの散布管50と連結しており、長い送出管53であっても、送給装置5cの静圧で散布物を管路等の詰まり等を生じさせることなく、散布管50のノズル50aから噴霧状に散布させることができるようにしている。
【0028】
従って、前記収容タンク5bの近傍に送給装置5cを配設して収容タンク5bと接続するとともに、この送給装置5cと散布部5aを長い送出管52で連結したことにより、吸入負圧による管路抵抗を小さくさせながら、吐出圧によって長い送出管53でも散布物を確実に送ることができて散布作業を良好に行なうことができる等の利点がある。
【0029】
また、操縦部3の座席シート3bを、機体幅の略中央に設けるとともに、この座席シート3bの下方に形成された空間部内に燃料タンク1eを設置し、且つ座席シート3b両側に形成される空間部に、送給装置5cと、この送給装置5cから送出される散布物の切換弁51を振り分け状に配設することにより、燃料の変動に伴う重心の変動を抑制しながら走行及び散布作業を円滑に行なうことができる等の特徴がある。
【0030】
また、前記送給装置5c及び昇降バルブ5vの外側と、切換弁51の外側には乗降用の把手9が機体フレーム2から立設されており、座席シート3bの両側で補助外枠20fに補助ステップ20sを設けてオペレータが操縦部3に乗降し易くしている。
【0031】
そしてこの実施形態においては把手9はその中途部に図1、図2、図5に示すように散布部5aの折畳み用の可動ブーム55aをその格納姿勢で安定よく受け止め支持することができる受具90を設けている。
【0032】
なお、エンジン1c用のバッテリ91は重量バランスを考慮して左側の補助ステップ20sに取付けている。また各部の電気的制御を司るマイコンユニット92は左側の把手9の下方に設けている。
【0033】
そして、方形状に形成した機体フレーム2の右側の機体側枠20には上記マイコンユニット92と操縦部3に配線されている各種のハーネス93を内挿させて設けるとともに、左側の補助外枠20fには油圧装置の油管95等をまとめて沿わせて設けることにより、配管と配線を混同させることなく、メンテナンス作業が行ない易いようにしている(図6)。なお、各油圧機器の油圧ポンプ96は図2に示すようにエンジン1c側に一体的に設けている。
【0034】
次に以上のように構成した走行作業車1sに散布装置5を設置する手段について説明する。
散布装置5は、収容タンク5bと送給装置5c及び切換弁51を既述のように設置しているとともに、散布部5aは前記前横枠21の左右両側に植立した支柱21aに昇降シリンダ5sの伸縮で上下作動される平行リンク式の昇降リンク54を設け、この左右の昇降リンク54を固定ブーム55で連結し、この固定ブーム55の両側に前記可動ブーム55aを図2の実線で示す格納姿勢から点線で示す伸長させた作業姿勢に切換可能に構成している。そして可動ブーム55a及び固定ブーム55には前記送出管53と連結させたノズル付の散布管50を全長にわたって配設しており、散布部5aを下降させて可動ブーム55aを拡開伸長させて作業姿勢にすると、散布管50のノズルが下向になって所定の散布物の散布を良好に行なうことができるものである。なお、固定ブーム55と可動ブーム55aに装着される散布管50に対する散布物の送給切換は、操縦部3に配置した前記切換弁51によって所望に行なうことができるようにしている。
【0035】
次に、以上のように構成した散布作業車1で散布物として薬液を収容タンク5bに収容して水田の稲作防除を行なう防除作業について述べると、先ず前輪1a及び後輪1bを稲条間に配置し、散布部5aを作業姿勢にしたのち機体を走行させると、送給装置5cの駆動によって収容タンク5b内の散布物が送出管52を介して吸い出され、切換弁51及び送出管53を介して散布管50に圧送されてそのノズルから複数条の稲に対して均等に散布されて防除作業を能率よく行うことができる。
【0036】
このとき、エンジン1c及び収容タンク5bはそれぞれフロントアクスルケース6a及びリヤアクスルケース6bの直上に位置させるようにオーバハングを防止しながら機体全長を小型化している。
【0037】
更に燃料タンク1eを座席シート3bの下方に設け、その両側に送給装置5c及び切換弁51をバランスよく配置した構成にしているので、燃料及び散布物の変動に対しても走行性の悪化を防止することができ機体が沈下し易い水田の防除作業を円滑に行なうことができるものである。
【0038】
本発明においては、前輪1a及び後輪1bを有する機体フレーム2にエンジン1c並びに操縦部3を設置し、このエンジン1cの動力をトランスミッションケース4を介して前輪1a又は後輪1b或いは機体フレーム2に装着される作業装置を駆動させる走行作業車1sにおいて、前記トランスミッションケース4を機体フレーム2に対して、このトランスミッションケース4の両側と上部とを連結する「3点支持構造」によって支持している。
【0039】
このようにトランスミッションケース4の上部を、このトランスミッションケース4の両側に設けた機体側枠20を連結するブラケット枠22に固定し、更にこのトランスミッションケース4の両側を上記機体側枠20に固定されたフロントアクスルケース6aから延出させたケースブラケット61aに挟まれるように固定しているので、この機体フレーム2の加工歪等に支障されることなく、所定の位置に正確に固定することができ、更に機体フレームに受ける外力による歪がトランスミッションに伝わらないため、円滑な伝動を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る走行作業車におけるトランスミッションケースの支持構造では、前輪1a及び後輪1bを有する機体フレーム2にエンジン1c並びに操縦部3を設置し、該エンジン1cの動力をトランスミッションケース4を介して前輪1a又は後輪1b或いは機体フレーム2に装着される作業装置を駆動させる走行作業車1sにおいて、前記トランスミッションケース4を機体フレーム2に対して該トランスミッションケース4の両側と上部とを連結する3点支持構造によって支持したことを特徴としている。従って、トランスミッションケース4を機体フレーム2内に囲んだ状態で簡単、且つ安定よく支持することができる。
【0041】
また、トランスミッションケース4の上部をこのトランスミッションケース4の両側に設けた機体側枠20を連結するブラケット枠22に固定するとともに、更にこのトランスミッションケース4の両側を前記機体側枠20に固定されたフロントアクスルケース6aから延出させたケースブラケット61aで固定しているので、トランスミッションケース4は機体フレーム2より浮いた状態に支持されており、この機体フレーム2の加工歪等に支障されることなく所定の位置に正確に固定でき、機体フレームに受ける外力による歪がトランスミッションに伝わらないため、円滑な伝動を行なうことができる。
【0042】
また、このトランスミッションケース4はフロントアクスルケース6aとの部品組みを予め行なった状態で機体フレーム2への組付けを簡単且つ能率よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る走行作業車の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の走行作業車の機体フレームの要部構成を示す側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図1の走行作業車の構成を示す側面図である。
【図6】図5の平面図である。
【符号の説明】
1 散布作業車
1a 前輪
1b 後輪
1c エンジン
1e 燃料タンク
1s 走行作業車
2 機体フレーム
3 操縦部
3a ハンドル
3b 座席シート
4 トランスミッションケース
5 散布装置
5a 散布部
5b 収容タンク
5c 送給装置
5s 昇降シリンダ
6a フロントアクスルケース
6b リヤアクスルケース
9 把手
10 伝動機構
20 機体側枠
22 ブラケット枠
31 パワステアリング
42 連結軸
50 散布管
51 切換弁
52,53 送出管
61a ケースブラケット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a support structure for a transmission case in a traveling work vehicle in which wheels of an engine are driven via a transmission case.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the spreading work vehicles proposed in Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 10-80243 and 10-42711, etc. do not damage the crops because they travel across the crops to be planted in the field. The ground clearance of the abdomen is required to be increased. For this purpose, the transmission case for converting power from the engine to the axle and the working unit such as the spraying device is located above the fuselage frame that connects the front axle case with the front wheels on the left and right and the rear axle case with the rear wheels on the left and right. It is constructed in an intrusive structure.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the transmission case mounting structure in the conventional traveling work vehicle as described above is reinforced by directly attaching both sides of the transmission case to the airframe frame, and further attaching the front and rear of the transmission case with mounting members provided on the airframe frame. To do. For this reason, processing distortion of the fuselage frame produced by welding the pipe member will affect the mounting state of the transmission case, which requires installation adjustment work and becomes complicated and external force that the frame receives during use Because the transmission is subjected to distortion caused by the transmission, it may be easy to cause a transmission failure or the like.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a transmission case support structure for a traveling work vehicle according to the present invention includes an
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the form of the support structure of the transmission case in the traveling work vehicle of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0007]
In the drawing,
[0008]
The detailed configuration and operation of each part will be described below. First, the
The
[0009]
The
[0010]
That is, the
[0011]
The
[0012]
With this airframe assembly structure, maintenance work such as overhaul and cleaning of the airframe and assembly work can be efficiently and easily performed from the front and rear without lifting the airframe as in the conventional apparatus. Further, since the
[0013]
The
[0014]
Further, as shown in FIGS. 5 and 6, the left and right vertical rotation support
[0015]
Next, the support structure of the
The
[0016]
That is, as shown in FIGS. 5 and 6, the
[0017]
The
[0018]
In addition, since the distortion due to the external force applied to the body frame is not transmitted to the transmission, the transmission of the
[0019]
Further, according to the support structure of the
[0020]
As shown in FIG. 4, when transmission operation systems such as the
The work
[0021]
On the other hand, with the configuration described above, the
[0022]
Then, it is possible to stably attach the all-
[0023]
In this way, the
[0024]
Next, with reference to FIG. 1, FIG. 2, FIG. 5 and FIG.
First, the
[0025]
And in the space part formed in the both sides of the
[0026]
Further, the
[0027]
Then, the switching
[0028]
Accordingly, the
[0029]
In addition, the
[0030]
Further, on the outside of the
[0031]
In this embodiment, the
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
Next, means for installing the
The
[0035]
Next, a description will be given of the control work of storing the chemical liquid as sprayed material in the
[0036]
At this time, the
[0037]
Furthermore, since the
[0038]
In the present invention, an
[0039]
Thus, the upper part of the
[0040]
【The invention's effect】
As described above, in the support structure for a transmission case in a traveling work vehicle according to the present invention, the
[0041]
Further, the upper part of the
[0042]
Further, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a traveling work vehicle according to an embodiment of the present invention.
2 is a plan view of FIG. 1. FIG.
3 is a side view showing a configuration of a main part of a body frame of the traveling work vehicle of FIG. 1. FIG.
4 is a plan view of FIG. 3;
FIG. 5 is a side view showing the configuration of the traveling work vehicle of FIG. 1;
6 is a plan view of FIG. 5. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35775898A JP3930173B2 (en) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | Support structure for transmission case in traveling vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35775898A JP3930173B2 (en) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | Support structure for transmission case in traveling vehicle |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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