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JP3931384B2 - Fifoメモリ制御装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はFIFOメモリ制御装置に関する。
FIFOメモリは入出力装置間における高速のデータ転送に一般的に用いられているが、シリアル転送を行うためデータ幅の異なるデータを連続して転送するときには不必要なデータまで転送することになって実効的なデータ転送速度が低下しその解決が望まれている。
【0002】
【従来の技術】
図4はFIFOメモリ制御装置を用いてデータ転送を行うシステムの構成を示したものである。同図において、11は転送元システム全体を制御するプロセッサ、12は転送すべきデータが格納されている転送元RAM、13はFIFOメモリ制御装置、14は転送先システム内の転送先RAM、15はプロセッサ1に代わって転送元RAM12から転送先RAM14へのデータ転送を制御するDMACであり、転送元RAM12に格納されているデータをFIFOメモリ制御装置13に送り、さらにFIFOメモリ制御装置13から転送先RAM14へ転送するようにしている。転送元及び転送先の記憶装置としてRAM以外にハードディスク等の記憶装置が用いられる。
【0003】
図5は上記FIFOメモリ制御装置13の構成を示すブロック図である。入力データはRAM等のバッファメモリで構成されるFIFOメモリ部16に格納される。FIFOメモリ部16における入力データの書込アドレスと読出アドレスはそれぞれライトポインタWとリードポインタRで指定される。ライトポインタWは1バイトのデータが書き込まれるつど+1されて次の書込アドレスを指定し、また、リードポインタRは1バイトのデータが読み出されるつど+1されて次の読出アドレスを指定する。
【0004】
図6は上記FIFOメモリ制御装置を用いて転送元RAMから転送先RAMへ32ビット幅のデータバスラインを通してデータ転送を行う場合におけるデータの流れを模式的に示したものである。同図に示した転送元RAMの1つのます目には8ビットのデータが格納され、各列に4バイト(1ワード)のデータが格納される。従って、32ビット幅を有する1ワード分のデータは、最下位ビットを示すD0から最上位ビットを示すD32までの8ビットごとに区切られて同一列の4つのます目に格納されることになる。
【0005】
上記構成において、転送されるデータが全て32ビット幅である場合には転送元RAMの全てのます目に有効なデータが格納されることになる。しかし、16ビット幅あるいは8ビット幅のデータが混在している場合には転送する必要のない無効なデータが転送元RAMに含まれる場合が生じ、例えば、図6に見られるように、転送元RAMの各ます目には1から8までの番号を付した有効なデータの他に、”x”で示した無効なデータが含まれる場合が生じる。
【0006】
同図(1) に示した例では、4行3列のます目からなる転送元RAMに全部で3ワード分のデータが格納されており、そのうち1列目に格納されている点線で囲んだ1ワード目のデータはデータ幅が16ビットであり、番号1、2を付した上位2バイトが有効なデータ、”x”で示した下位2バイトが無効なデータである。2列目に格納されている2ワード目のデータはデータ幅が32ビットであり、番号3、4、5、6を付した全4バイトとも有効である。3ワード目のデータはデータ幅が16ビットであり、”x”を付した上位2バイトが無効なデータ、番号7、8を付した下位2バイトが有効なデータである。
【0007】
FIFOメモリ部は8ビット×nワード(n=1、2・・・)の容量を有する4個のバッファメモリ#1〜#4を並列に配置したものから成っており、32ビット幅の入力データを並列転送することができる。バッファメモリの並列配置数はデータバスライン幅に応じて設定される。
【0008】
転送元RAMに格納されているデータをFIFOメモリ部に書き込む場合、同図(1) に示したように、まず、ライトポインタW及びリートポインタRがクリアされ、バッファメモリ#1〜#4に対する書込アドレス及び読出アドレスは”0”に指定される。同図中バッファメモリ#1の上部に付されている番号1、2・・・nは書き込み・読み出しのアドレスを示しており、他のバッファメモリ#2、#3、#4に対しても共通に用いられる。
【0009】
次に、図中点線で囲まれた1ワード目の4バイトがそれぞれバッファメモリ#1〜#4の書込アドレス”0”に書き込まれる。ついで、同図(2) に示したように、ライトポインタWは+1されて次の書込みアドレス”1”を指定し、点線で囲まれた2ワード目の4バイトが書き込まれる。ついで、同図(3) に示したように、ライトポインタWは+1されて次の書込みアドレス”2”を指定し、点線で囲んだ3ワード目のデータが書き込まれる。以上の過程によって転送元RAMに格納されている3ワード分のデータがバッファメモリ#1〜#4に書き込まれることになる。
【0010】
データの読み出しの際には、同図(4) に示したように、バッファメモリ#1〜#4に書き込まれたデータは、リードポインタRで指定された読出アドレス”0”から順次転送先RAMに送られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、所定のデータ幅のデータバスラインを通してデータを転送する場合、データ幅に応じた複数のバッファメモリを並列に配置したものでFIFOメモリ部を構成し、上記所定のデータ幅のデータを並列処理する。従来はこれらのバッファメモリへの書込アドレスを1個のライトポインタで指定していた。そのため、図6で説明したように32ビット幅のデータバスラインを通して16ビット幅のデータが入力された場合にも4個のバッファメモリ#1〜#4の全てに対して一つのライトポインタが割り振られ、4個のバッファメモリ#1〜#4の全てに同一の書込アドレスが指定されることになる。
【0012】
従って、4個のバッファメモリのうち2個のバッファメモリ#1、#2には、16ビット幅のデータが書き込まれることになるが、残りの2個のバッファメモリ#3、#4には転送する必要のない無効なデータが書き込まれるか、あるいはデータが書き込まれることなく空きが生じることとなる。即ち、上述した無効なデータを含む全てのデータについて書き込みが行われ、かつ、同じ順序で読みだされていた。その結果、無効なデータの格納のためにFIFOメモリ部の容量が無駄に費やされ、これらの無効なデータの書き込み・読み出しのため実効的な転送速度が低下するという問題があった。
【0013】
そこで本発明は、データ幅の異なるデータを連続して転送することを可能にし以て実効的なデータ転送速度を向上させることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題の解決は、所定データ幅のバスラインを通して入力されるデータの書き込み・読み出しを行うFIFOメモリ制御装置において、上記所定データ幅に応じた複数のバッファメモリが並列に配置されたFIFOメモリ部と、上記各バッファメモリへの書込アドレスを指定する複数のライトポインタと、入力データのデータ幅情報に基づき上記各バッファメモリに上記各ライトポインタを割り振るとともに上記各バッファメモリの指定された書込アドレスへデータを書き込むか否かを選択するセレクタを備え、任意のデータ幅の入力データを、上記セレクタで割り振られたライトポインタにより上記各バッファメモリに詰めて書き込むことを特徴とするFIFOメモリ制御装置、
あるいは、入力データのデータ幅情報に基づき上記バッファメモリ間でデータの並び替えを行うデータ並替部を備え、上記各バッファメモリに書き込まれたデータを入力された順に並び替えて読み出すことを特徴とする上記FIFOメモリ制御装置によって達成される。
【0015】
本発明では、各バッファメモリに異なるライトポインタを割り振ることができ、また、各バッファメモリの指定された書込アドレスへデータを書き込むか否かを入力データのデータ幅情報に基づいて選択することができるので、例えば、図6で説明した例において、32ビット幅のデータバスラインを通して16ビット幅のデータが入力されたとき2個のバッファメモリ#1、#2に1つのライトポインタを割り振って書込アドレスを指定し、この書込アドレスに16ビット幅のデータを書き込むようにする。そして、残りの2個のバッファメモリ#3、#4にはデータの書き込みを行わず、次に入力されるデータを書き込むようにすれば、各バッファメモリに無効なデータを書き込むことなく有効なデータのみを詰めて書き込むことが可能となる。
【0016】
また、データ幅の異なるデータが詰めて書き込まれた場合、入力されたデータの上位ビットと下位ビットの関係が正しく反映されずにバッファメモリに格納される場合が生じる。そこで、各バッファメモリに格納されているデータを入力データのデータ幅情報に基づいて並び替えることにより上位ビットと下位ビットの関係を修正して外部へ読み出すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施例に係るFIFOメモリ制御装置の構成を示すブロック図であり、1は1個当たり8ビット×nワード(n=1、2・・・)の容量を有する4個のバッファメモリ#1〜#4が並列に配置されたFIFOメモリ部、2はバッファメモリ#1〜#4への書込アドレスを指定する2つのライトポインタW1、W2を制御するライトポインタ制御部、3は入力データのデータ幅情報に基づきバッファメモリ#1〜#4にライトポインタW1、W2を割り振るとともに、バッファメモリ#1〜#4の指定された書込アドレスへデータを書き込むか否かを選択するセレクタ、4は入力データのデータ幅情報に基づきバッファメモリ#1〜#4間でデータの並び替えを指示する並替コードを発生する並替コード部、5は並替コードに基づいてバッファメモリ#1〜#4間でデータの並替えを行うデータ並替部、6はデータ並替部5から出力されたデータをラッチするデータラッチ部、7はリードポインタRを制御するリードポインタ制御部である。
【0018】
図2、図3は上記FIFOメモリ制御装置を用いて32ビット幅のデータバスラインを通して3ワード分のデータを転送元RAMから転送先RAMへ転送する場合におけるデータの流れを説明するものであり、図2はデータの書き込み固定を説明する図、図3はデータの読み出し過程を説明する図である。図6と同一機能を有するものには同一記号を付している。以下、図1〜図3を参照して本発明の実施例を説明する。
【0019】
まず、図2(1) に示したように、転送元RAMに格納されている点線で囲んだ1ワード目の4バイトが32ビットバスラインを通して入力され、これと同期してバイトイネーブル(BE)信号とライトイネーブル(WE)信号が入力される。BE信号は入力データのデータ幅情報を示すものである。
【0020】
上記1ワード目の入力データとともに入力されたBE信号は”1100”で表され、右から順に最下位バイトから最上位バイトまでのデータが有効か無効かを示すビットを並べたものである。ここで、ビット”1”は有効なデータ、”0”は無効なデータであることを示している。従って、上述のBE信号は1ワード目の入力データのデータ幅が16ビットであって、番号1、2が付されている上位2バイトが有効であり、”x”が付されている下位2バイトが無効であることを示している。
【0021】
ライトポインタ制御部2はデータ転送開始時にライトポインタW1、W2の指定する書込アドレスをクリアしてそれぞれ”0”に設定しセレクタ3へ送る。セレクタ3はBE信号に基づいてライトポインタ制御部2から送られてきたライトポインタW1、W2をバッファメモリ#1〜#4へ割り振る。即ち、セレクタ3は、送られてきたBE信号から1ワード目の上位2バイトが有効、下位2バイトが無効であることを認識し、上位2バイトを格納するバッファメモリ#1、#2にライトポインタW1を割り振り、下位2バイトを格納するバッファメモリ#3、#4にライトポインタW2を割り振る。そして、有効なデータである上位2バイトが格納されるバッファメモリ#1、#2にイネーブル信号を送ってライトポインタW1によるデータの書込みを許可する。これによってバッファメモリ#1、#2に上位2バイトが書き込まれる。
【0022】
ついで、ライトポインタ制御部2にはライトポインタW1によりデータの書き込みが行われたことが通知され、ライトポインタ制御部2はライトポインタW1の書込アドレスを+1する。一方、無効なデータである下位2バイトに割り振られたバッファメモリ#3、#4にはイネーブル信号は送られず、書込アドレス”0”も変わらない。以上のようにして、FIFOメモリ部1には有効なデータである上位2バイトが書き込まれ、無効なデータである下位2バイトは書き込まれないことになる。
【0023】
続いて、同図(2) に示したように、点線で囲んだ2ワード目の入力データが送られてくる。2ワード目の入力データは4バイト全てが有効であり、BE信号は”1111”となっている。上記BE信号の意味は前述と同様である。セレクタ3は、上位2バイトを格納するバッファメモリ#1、#2にライトポインタW1を割り振り、下位2バイトを格納するバッファメモリ#3、#4にライトポインタW2を割り振る。そして、全てのバッファメモリ#1〜#4にイネーブル信号を送ってデータの書込みを許可する。これによってバッファメモリ#1、#2の書込アドレス”1”に上位2バイトが書き込まれ、バッファメモリ#3、#4の書込アドレス”0”に下位2バイトが書き込まれる。
【0024】
ついで、ライトポインタ制御部2はライトポインタW1、W2の書込アドレスをそれぞれ+1する。以上のようにして、2ワード目の4バイトはそれぞれバッファメモリ#1〜#4に詰めて書き込まれることになる。
【0025】
同図(3) に示したように、点線で囲んだ3ワード目の入力データは上位2バイトが無効、下位2バイトが有効であり、BE信号は”0011”となっている。セレクタは上位2バイトを格納するバッファメモリ#1、#2にライトポインタW1を割り振り、下位2バイトを格納するバッファメモリ#3、#4にライトポインタW2を割り振る。そして、有効なデータである下位2バイトに割り振られたバッファメモリ#3、#4にのみイネーブル信号を送ってデータの書込みを許可する。これによってバッファメモリ#3、#4に下位2バイトが書き込まれ、ライトポインタ制御部2はライトポインタW2の書込アドレスを+1する。無効なデータである上位2バイトに割り振られたバッファメモリ#1、#2にはイネーブル信号は送られず、書込アドレス”1”は変わらない。以上のようにして、FIFOメモリ部1には有効なデータである下位2バイトが書き込まれ、無効なデータである上位2バイトは書き込まれないことになる。
【0026】
以上のように2つのライトポインタW1、W2を用いて書き込まれたデータはFIFOメモリ部1の内部で各ワードの上位ビットと下位ビットとの関係が正しく反映されない状態で書き込まれている。そこで、BE信号に基づいてデータの並び替えを指示するための並替コードを生成し、読み出しの際には並替コードを用いてデータを並び替えて出力し転送先RAMに送る。即ち、図3に示したようにバッファメモリ#1、#2のアドレス”0”に格納されているデータは下位バイトであり、バッファメモリ#3、#4のアドレス”0”に格納されているデータは上位バイトであることがBE信号によって認識できるので、上位2バイトと下位2バイトを並び替える並替コードを作成し並替コード部4に格納する。そして、読み出しの際には、上記並替コードとともにバッファメモリ#1〜#4のアドレス”0”に格納されているデータがデータ並替部5に入力され、下位2バイトと上位2バイトの並び替えが行われる。以下同様にしてデータの並び替えを行うことにより上位ビットと下位ビットの関係が修正されて転送先RAMへ送られることになる。
【0027】
なお、上述の読み出し過程はリードポインタRをバッファメモリ#1〜#4に割り振ることによって行われ、図1においてリードポインタ制御部7からバッファメモリ#1〜#4へアドレスを割り振る信号及びデータの読み出しを許可するイネーブル信号が送られるが、リードポインタRの動作は従来例と同様なのでここでは動作の説明及び図1における信号線等は省略してある。
【0028】
上記実施例は32ビット幅と16ビット幅のデータを混在させて転送する場合を示したものであり、2つのライトポインタを用いることによって無効なデータの転送を阻止することができるが、8ビット幅のデータが混在している場合等には3つ以上のライトポインタを用いることによって同様な効果を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によればFIFOメモリを用いてデータのシリアル転送を行う場合に、無効なデータの転送を行うことなく有効なデータのみを転送することができるので、データ幅の異なるデータを連続して転送することが可能となり実効的なデータ転送速度の向上を図る上で有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るFIFOメモリ制御装置の構成を示すブロック図
【図2】 FIFOメモリ部へのデータ書き込み過程を説明する図
【図3】 FIFOメモリ部からのデータ読み出し過程を説明する図
【図4】 データ転送システムの構成を示すブロック図
【図5】 従来のFIFOメモリ制御装置の構成を示すブロック図
【図6】 従来のデータ書き込み・読み出し過程を説明する図
【符号の説明】
1、16 FIFOメモリ部 7 リードポインタ制御部
2 ライトポインタ制御部 11 プロセッサ
3 セレクタ 12 転送元RAM
4 並替コード部 13 FIFOメモリ制御装置
5 データ並替部 14 転送先RAM
6 データラッチ部 15 DMAC

Claims (2)

  1. 所定データ幅のバスラインを通して入力されるデータの書込・読み出しを行うFIFOメモリ制御装置において、
    上記所定データ幅に応じた2以上のバッファメモリが並列に配置されたFIFOメモリ部と、
    前記各バッファメモリへの書込アドレスを指定する2以上のライトポインタと、
    入力データのデータ幅情報に基づき、前記2以上のバッファメモリの内、有効なデータに対応したバッファメモリと、無効なデータに対応したバッファメモリとに、それぞれ前記ライトポインタを割り振るとともに、前記有効なデータに対応したバッファメモリの指定された書込アドレスへデータの書き込みを許可するセレクタと、を備え、
    任意のデータ幅の入力データを、前記セレクタで割り振られたライトポインタにより前記各バッファメモリに詰めて書き込むことを特徴とするFIFOメモリ制御装置。
  2. 入力データのデータ幅情報に基づき前記各バッファメモリ間でデータの並べ替えを行うデータ並替部を備え、
    前記各バッファメモリに書き込まれたデータを入力された順に並べ替えて読み出すことを特徴とする請求項1記載のFIFOメモリ制御装置。
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