JP3932575B2 - 保管棚装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にクリーンルームに設置される保管棚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造は、「クリーンルーム」と呼ばれる特殊な部屋で行われる。この部屋は、クリーンな状態を維持するために、次のような構造になっていることが多い。
(1)天井からフィルタを通した清浄な空気を吹き出すようになっている。
(2)床は「グレーチング」と呼ばれる「すのこ状」の板、あるいは「パンチングメタル」と呼ばれる複数の空気貫通穴をもつ板から構成されている。半導体製造のための装置は、通常、この床面上に設置される。
(3)床下は、天井からの空気の流れが床面を通過しやすいように、また、クリーンルームを運転するための機械類を納めるために大きな空間になっている。
【0003】
ところで、クリーンルームは、単位面積当たりのコスト(建設費、維持費とも)が高いので、極力、床面積を有効に使用したいという要求がある。
【0004】
半導体製造の工程上必要な設備として、製造過程にある半導体材料(ウェーハ)を一時保管しておく「ストッカ(保管棚装置)」がある。先の理由により、ストッカは、できるだけ小さな占有面積で、できるだけ多くのウェーハを保管できることが望まれる。
【0005】
従来のストッカは、他の半導体製造装置と同様に、クリーンルームの床面上に設置されている。図9は従来のストッカの構成を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【0006】
このストッカ200は、クリーンルームのグレーチング床G上に設置されており、外壁構造をなす筐体201に、平面状の左右の保管棚ユニット202を間隔をおいて対面配置している。保管棚ユニット202には、水平方向及び上下方向に格子状に多数の保管部203が確保されており、各保管部203に保管物Hを格納できるようになっている。また、保管棚ユニット202間の端部に位置させて、筐体201には、外部との間で保管物Hを出し入れするための受け渡し部(I/Oポート)205が設けられている。
【0007】
左右の保管棚ユニット202の間には、受け渡し部205と保管部203との間で保管物Hの移載を行うスタッカ(移載装置)210が設備されている。
このスタッカ210は、保管棚ユニット202の間を通って水平方向に延びる走行レール211と、走行レール211上を走行する走行台車212の上に立設された昇降コラム215と、昇降コラム215に支持され昇降駆動される昇降台216と、昇降台216上に装備された2軸水平ロボット217とからなり、2軸水平ロボット217の先端のハンドによって保管物Hを把持するようになっている。
【0008】
このストッカ200における保管物Hの入庫手順は以下の通りである。
(1)予め、スタッカ210は、2軸水平ロボット217のアームを縮めた状態で例えば初期位置に待機している。
(2)その状態で、人手またはロボット等により、受け渡し部205に保管物Hを置く。
(3)移載の指令により、スタッカ210が動作し、待機位置から走行および昇降を行って、昇降台216を受け渡し部205まで移動させる。
(4)受け渡し部205に昇降台216が移動したら、2軸水平ロボット217のアームを伸ばし、ハンドを受け渡し部205内に挿入する。
(5)そして、保管物Hをハンドでつかむ。
(6)その状態で、2軸水平ロボット217のアームを縮め、保管物Hをストッカ200内に引き込む。
(7)次いで、走行および昇降を行い、保管物Hを、保管すべき保管部203の位置まで移動する。
(8)移動したら、2軸水平ロボット217のアームを伸ばし、ハンドを保管部203内に挿入する。
(9)そして、保管物Hを保管部203の棚上に降ろす。
(10)次に、2軸水平ロボット217のアームを縮め、ハンドを保管部203から出し、待機位置に移動して、次の動作の指示があるまで待機する。
【0009】
保管物Hを出庫する際の動作は、上記の動作において、受け渡し部205と保管部203を入れ替えた動作を行えばよい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したように、クリーンルームのストッカは、できるだけ小さな占有面積で、できるだけ多くのウェーハを保管できることが要求される。
【0011】
この点、上記従来のストッカは、クリーンルームの床面から天井までの寸法(通常、約3.5m)に納まる高さに設定されているので、保管部を多くしようとした場合、水平方向の占有面積が増大してしまい、先の要求に応えることができない。
そこで、先の要求に応える策として、これまで使用していなかった床下の空間を利用し、グレーチング床の一部を開口して、天井から床下までのめいっばいの高さをもつ、高さの高いストッカの実現が望まれている。
【0012】
しかし、高さの高いストッカを具体化するために、上記従来例の構造を踏襲したまま、単純に高さ方向の寸法を大きくすると、走行台車212によって水平方向に移動する昇降コラム215の寸法が長くなり、走行動作の起動・停止時に、昇降コラム215に大きな転倒モーメントが発生することになる。例えば、昇降コラムの長さを2倍にすると、単純に計算して、重量が2倍となり、また、重心高さが2倍になるので、転倒モーメントは4倍になる。したがって、走行をガイドする機構への負荷が増大し、昇降コラムはもちろん、ガイド機構や走行駆動系の構造や重量が肥大化し、設備が大型になる上、コストアップとなるという問題がある。
【0013】
本発明は、上記事情を考慮し、設備の肥大化を極力抑えながら、保管空間の高さ方向への増大を可能にする保管棚装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の保管棚装置は、上端がクリーンルームの天井を貫通し、下端がクリーンルームの通風床を貫通して垂直に立設されるフレームに周方向及び上下方向に多数の保管部を形成し、且つ所定箇所に外部との間で保管物の受け渡しを行う受け渡し部を設けてなる円筒棚と、該円筒棚の内部に配設され、円筒棚の中心軸線に沿って昇降し且つ同中心軸線回りに旋回する昇降旋回体と、該昇降旋回体上に、前記円筒棚の径方向に伸縮する伸縮機構を介して装備された保管物把持用のハンドとを備え、前記円筒棚に沿って昇降コラムが立設され、該昇降コラムに、昇降駆動機構によって昇降させられる昇降台が支持され、該昇降台に、旋回駆動機構によって円筒棚の中心軸線回りに旋回させられる旋回台が支持され、該旋回台が前記昇降旋回体に相当しており、前記昇降コラムが円筒棚の外部に立設され、前記昇降台が円筒棚の中心軸線位置まで延びるアームを有し、該アームの先端に前記旋回台が配設されていることを特徴とする。
【0019】
請求項2の発明の保管棚装置は、請求項1において、前記昇降コラムが、前記円筒棚のフレームまたは円筒棚を保持する筐体のフレームに一体化されていることを特徴とする。
【0020】
請求項3の発明の保管棚装置は、請求項1または2のいずれかにおいて、前記昇降駆動機構としてリニアモータが用いられていることを特徴とする。
【0021】
請求項4の発明の保管棚装置は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記昇降コラムの上端に上部プーリを設け、該上部プーリにつるべ式に索条体を巻き掛け、該索条体の両端に前記昇降台とカウンタバランスウエイトを取り付けたことを特徴とする。
【0022】
請求項5の発明の保管棚装置は、請求項4において、前記昇降コラムの下端に下部プーリを設けて、前記索条体を無端状態にして下部プーリに巻回させ、且つ前記下部プーリに無励磁作動型ブレーキを装備したことを特徴とする。
【0023】
請求項6の発明の保管棚装置は、請求項4または5において、前記索条体を配設した昇降コラムの外周を、昇降台の昇降動作を許すスリットを有したカバーで覆い、前記索条体として前記スリットを覆う幅を有したベルトを用いたことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明の第1実施形態の保管棚装置としてのストッカMAの構成を示し、図1は縦断面図、図2、図3は横断面図である。
【0027】
このストッカMAは、角形の筐体7の内部に設置された円筒棚1と、その内部に配備されたスタッカ10Aとを備える。円筒棚1は、垂直に立設された円筒状のフレーム2に、周方向及び上下方向に多数の保管部(保管棚)3を設け、且つ所定箇所に、外部との間で保管物Hの受け渡しを行う受け渡し部5を設けてなるものである。円筒棚1は、クリーンルームCR内に設置され、下端がクリーンルームCRのグレーチング床(通風床)Gに設けた開口Gaを貫通し、床下空間YK内に延びている。そして、床下空間YKの床面Yに、下端ベース部8が固定されている。また、上端は、クリーンルームCRの天井Tに目一杯の高さに設定されている。
【0028】
円筒棚1の内底部には、旋回モータ(旋回駆動機構)12によって水平面内で矢印(ロ)のように旋回駆動される旋回台11が設けられており、この旋回台11上に昇降コラム15が垂直に立設されている。この昇降コラム15には、昇降駆動機構であるリニアモータ25によって、矢印(イ)のように昇降させられる昇降台20が、上下方向に移動自在に支持されている。昇降台20は、リニアガイド23によって上下方向の動作が案内される。旋回台11の旋回中心は、円筒棚1の中心軸線Lに一致し、昇降台20の中心部は同中心軸線L上に略位置している。ここでは、昇降コラム15ごと旋回駆動されるので、昇降台20が請求項1の昇降旋回体に相当している。
【0029】
昇降台20上には、矢印(ハ)のように円筒棚1の径方向に伸縮するアーム式の伸縮機構31を介して保管物把持用のハンド30が装備されている。昇降コラム15の上端には上部プーリ17、下端には下部プーリ18が設けられ、上部プーリ17と下部プーリ18間には、索条体として、所定幅の無端状のベルト19が巻回されている。そして、このベルト19の両側に、つるべ式に昇降台15とカウンタバランスウエイト21が取り付けられている。
【0030】
なお、カウンタバランスウエイト21も、案内機構24によって、振らつかずに昇降案内されるようになっている。また、下部プーリ18には、無励磁作動型ブレーキ27が装備されている。また、昇降コラム15の高さ方向の中間部から昇降台15に対して、ケーブルベア22が延びている。さらに、昇降コラム15の外周には、ベルト19やケーブルベア22の外側から昇降コラム15を覆うように、カバー28が設けられている。このカバー28には、昇降台15の昇降動作を許す縦長のスリット28aが形成されており、ベルト19の幅は、このスリット28aを覆う寸法に設定されている。
【0031】
次に作用を説明する。保管物Hを入庫する際の動作は以下の通りである。
(1)スタッカ10Aは、予め伸縮機構31を縮めた状熊で待機している。昇降台15は、下部プーリ18に装備した無励磁作動型ブレーキ27によって定位置の保持されている。
(2)その状態で、人手またはロボット等により、受け渡し部5に保管物Hを置く。
(3)移載の指令により、スタッカ10Aが動作し、無励磁作動型ブレーキ27を解放した後、旋回台11を所定位置に旋回させると共に、リニアモータ25により昇降台20を、受け渡し部5の高さまで移動する。
(4)受け渡し部5に昇降台20が移動したら、伸縮機構31を伸ばし、ハンド30を受け渡し部5内に挿入する。
(5)そして、昇降台20を少し上昇させ、保管物Hをハンド30で掬うように保持する。
(6)その状態で、伸縮機構31を縮めた状態にし、保管物HをストッカMA内に引き込む。
(7)次いで、昇降および旋回を行い、保管物Hを、保管すべき保管部3の位置まで移動する。
(8)移動したら、伸縮機構31を伸ばし、ハンド30を保管部3内に挿入する。
(9)そして、昇降台15を少し下降させ、保管物Hを保管部3に降ろす。
(10)次に、伸縮機構31を縮め、ハンド30を棚から出す。
(11)そして、下部プーリ18に装備した無励磁作動型ブレーキ27により昇降台15をその位置に保持し、次の動作指令があるまで待機する。
【0032】
保管物Hを出庫する際の動作は、上記の動作において、受け渡し部3と保管部3を入れ替えた動作を行えばよい。
【0033】
上記の動作中に停電または非常停止により、強制的に電源が遮断されたとしても、下部プーリ18に装備した無励磁作動型ブレーキ27が作動するので、その制動・保持力によって昇降台15の落下を防止することができる。
【0034】
このストッカMAによれば、昇降コラム15自体を水平方向に走行させるわけではないから、走行のためのガイド機構等が不要で、設備の肥大化を防止することができる。また、ハンド30の位置を、円筒座標で制御し、昇降、旋回、伸縮の3軸の動作で動かすので、制御が単純で、動作の高速化が図れる。また、旋回機構を昇降コラム15の下端に配したので、昇降台15の重量を減らすことができ、昇降ストロークが長い場合でも昇降動作の高速化が図れる。
【0035】
また、リニアモータ25で昇降台20を昇降させるので、機械的な動力損失を少なくでき、昇降動作の高速化が図れる。また、その場合のストロ−クは伝達要素の強度や精度に依存しないため、長尺化が可能となる。さらに、カウンタバランスウエイト21を設けたので、昇降台15の重量による負荷を実質的にほとんど無くすことができ、昇降動作の高速化が可能で、しかも位置保持の力を小さくできる。また、ベルト19の幅で、カバー28のスリット28aを隠すので、昇降用のアクチュエータ(リニアモータ)やリニアガイド23等を外部より隠すことができる。
【0036】
また、円筒棚1の下端をクリーンルームCRのグレーチング床Gに貫通させたので、床下空間YK内に、保管部3は勿論、駆動機械類、あるいは制御装置等を配置することができ、クリーンルームCR内の空間の有効利用が図れる。
【0037】
次に、図4、図5を用いて、本発明の第2実施形態のストッカMBについて説明する。図4は縦断面図、図5は横断面図である。
このストッカMBは、旋回機構を昇降台40上に設けていることを特徴としている。
【0038】
昇降コラム15は円筒棚1の中心軸線L上に固定的に立設され、昇降コラム15に沿って昇降する昇降台40上に、旋回モータ41によって旋回駆動される旋回台42が支持されている。そして、旋回台42上にスライド式の伸縮機構33を介してハンド30が取り付けられている。33aは、スライド動作を案内するためのリニアガイドである。旋回台42の旋回中心は、円筒棚1の中心軸線Lに一致している。この場合は、昇降台40上に装備された旋回台42が、請求項1の昇降旋回体に相当する。その他の構成は、第1実施形態と同様であるので、同一要素には同符号を伏して説明を省略する。
【0039】
このストッカMBでは、昇降コラム15を固定的に立設し、昇降台40上に旋回台42を設けたので、昇降コラム15の高さが長い場合でも、昇降コラム15自体を旋回させるものではないため、旋回力を小さくすることができる。また、昇降コラム15が円筒棚1の内部に配設されているので、構造がコンパクトである。
【0040】
次に、図6、図7を用いて、本発明の第3実施形態のストッカMCについて説明する。図6は縦断面図、図7は横断面図である。
このストッカMCは、前記第2実施形態のストッカMBにおける昇降コラム15を、円筒棚1の外部に立設し、昇降台50に、円筒棚1の中心軸線Lの位置まで延びるアーム51を設け、このアーム51の先端に、旋回モータ52によって旋回駆動される旋回台53を配設したことを特徴としている。旋回台53の旋回中心は、円筒棚1の中心軸線Lに一致している。また、アーム51は、円筒棚1の切欠部1aを通して内部に挿入されている。さらに、昇降コラム15は、円筒棚1を保持する筐体7のフレームに一体化され、強度アップされている。この場合、円筒棚1のフレーム2に一体化させることも可能である。
【0041】
このストッカMCは、昇降コラム15を円筒棚1の外部に配設しているので、円筒棚1の内部空間の大きさによらずに、昇降コラム15を設計することができる。また、旋回台53の旋回半径を小さくすることができ、内部の動作空間を広く取れる。
【0042】
図8に示すストッカMDは、図7に示す第3実施形態のストッカMCより、径を小さくした円筒棚1を備えたものである。スタッカ10Cの基本構造は前記と同様である。このように円筒棚1の断面積を小さくした場合、設置床面積の縮小が可能であり、クリーンルームの空間の有効利用ができる。
【0043】
なお、上記実施形態では、円筒棚1の上端をクリーンルームCRの天井Tより下側に設定したが、天井を貫通して設けることもできる。そうすれば、占有面積を増やさずに、更に保管空間の増大が図れる。また、フレームの形状が実施形態のような円筒状に限定されるものでないのはもちろんである。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、円筒棚の内部に昇降旋回体を配設し、その昇降旋回体に伸縮機構を介してハンドを設けているので、円筒座標型の設備を構成することができる。したがって、昇降機構として長い昇降コラムを設けた場合にも、昇降コラム自体を水平方向に走行させるわけではないから、走行のためのガイド機構等は不要であり、特別に強度を増強させた設備を構築する必要はない。よって、保管空間を増大させるために、円筒棚の高さを高くしても、設備の肥大化を防止することができ、コスト低減を図ることができる。また円筒座標型であり、ハンドの位置を、昇降、旋回、伸縮の3軸の動作で動かすので、制御が単純であり、動作を高速化でき、直線補間制御等の協調制御をする必要がない。
また、請求項1の発明によれば、円筒棚の下端をクリーンルームの通風床に貫通させたので、床下空間内に、保管部は勿論、駆動機械類、あるいは制御装置等を配置することができ、クリーンルーム内の空間の有効利用が図れる。
また、請求項1の発明によれば、円筒棚の上端をクリーンルームの天井に貫通させたので、占有面積を増やさずに、更に保管空間の増大が図れる。
【0046】
また、請求項1の発明によれば、昇降コラムを固定的に立設し、昇降台上に旋回台を設けたので、昇降コラムの高さが長い場合でも、旋回力を小さくすることができる。
【0048】
また、請求項1の発明によれば、昇降コラムを円筒棚の外部に立設したので、円筒棚の内部空間の大きさによらず、昇降コラムを配設でき、昇降コラムの強度アップも容易にできる。また、旋回台の旋回動作半径を小さくできるので、円筒棚の断面積を小さくでき、設置床面積の縮小が可能である。
【0049】
請求項2の発明によれば、請求項1における昇降コラムを、円筒棚のフレームまたは円筒棚を保持する筐体のフレームに一体化させたので、構造が単純化される上、昇降コラム及びフレームの強度を高めることができる。
【0050】
請求項3の発明によれば、昇降駆動機構としてリニアモータを用い、昇降台を直接に非接触で駆動するようにしたため、機械的な動力損失を少なくでき、昇降動作の高速化が図れる。また、ストロ−クは伝達要素の強度や精度に依存しないため、長尺化が可能となる。
【0051】
請求項4の発明によれば、昇降台と釣り合うようにカウンタバランスウエイトを設けたので、昇降台の重量による負荷を実質的にほとんど無くすことができ、昇降動作を高速化することができると共に、位置保持の力を小さくすることができる。
【0052】
請求項5の発明によれば、昇降台とカウンタバランスウエイトに連結した索条体を下部プーリに巻回させ、その下部プーリに無励磁作動型ブレーキを装備したので、非常停止用として使用することにより、停電時にも昇降台の落下の危険を無くすことができる。また、位置保持用としても使用できる。
【0053】
請求項6の発明によれば、索条体として利用するベルトの幅で、昇降コラムのカバーのスリットを隠すようにしたので、昇降用のアクチュエータや案内機構を外部より隠すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の縦断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】本発明の第2実施形態の縦断面図である。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【図6】本発明の第3実施形態の縦断面図である。
【図7】図6のVII−VII矢視図である。
【図8】前記第3実施形態の変形例を示す図7と同様の図である。
【図9】従来のストッカ(保管棚装置)の構成図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 円筒棚
2 フレーム
3 保管部
5 受け渡し部
7 筐体
12 旋回モータ(旋回駆動機構)
15 昇降コラム
17 凹部プーリ
18 下部プーリ
19 ベルト(索条体)
20 昇降台(昇降旋回体)
25 リニアモータ(昇降駆動機構)
27 無励磁型作動ブレーキ
28 カバー
28a スリット
30 ハンド
31,33 伸縮機構
40,50 昇降台
41,52 旋回モータ(旋回駆動機構)
42,53 旋回台(昇降旋回体)
51 アーム
CR クリーンルーム
T 天井
G グレーチング床(通風床)
H 保管物
L 円筒棚の中心軸線
Claims (6)
- 上端がクリーンルームの天井を貫通し、下端がクリーンルームの通風床を貫通して垂直に立設されるフレームに周方向及び上下方向に多数の保管部を形成し、且つ所定箇所に外部との間で保管物の受け渡しを行う受け渡し部を設けてなる円筒棚と、
該円筒棚の内部に配設され、円筒棚の中心軸線に沿って昇降し且つ同中心軸線回りに旋回する昇降旋回体と、
該昇降旋回体上に、前記円筒棚の径方向に伸縮する伸縮機構を介して装備された保管物把持用のハンドとを備え、
前記円筒棚に沿って昇降コラムが立設され、
該昇降コラムに、昇降駆動機構によって昇降させられる昇降台が支持され、
該昇降台に、旋回駆動機構によって円筒棚の中心軸線回りに旋回させられる旋回台が支持され、
該旋回台が前記昇降旋回体に相当しており、
前記昇降コラムが円筒棚の外部に立設され、前記昇降台が円筒棚の中心軸線位置まで延びるアームを有し、該アームの先端に前記旋回台が配設されていることを特徴とする保管棚装置。 - 前記昇降コラムが、前記円筒棚のフレームまたは円筒棚を保持する筐体のフレームに一体化されていることを特徴とする請求項1記載の保管棚装置。
- 前記昇降駆動機構としてリニアモータが用いられていることを特徴とする請求項1または2記載の保管棚装置。
- 前記昇降コラムの上端に上部プーリを設け、該上部プーリにつるべ式に索条体を巻き掛け、該索条体の両端に前記昇降台とカウンタバランスウエイトを取り付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の保管棚装置。
- 前記昇降コラムの下端に下部プーリを設けて、前記索条体を無端状態にして下部プーリに巻回させ、且つ前記下部プーリに無励磁作動型ブレーキを装備したことを特徴とする請求項4記載の保管棚装置。
- 前記索条体を配設した昇降コラムの外周を、昇降台の昇降動作を許すスリットを有したカバーで覆い、前記索条体として前記スリットを覆う幅を有したベルトを用いたことを特徴とする請求項4または5記載の保管棚装置。
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| JPH1098094A (ja) | 1998-04-14 |
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