JP3933082B2 - 車載機器制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載機器制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のタクシー車両から送信されるタクシー車両の位置情報を収集し、この収集した位置情報を用いてタクシー車両を配車する配車システムが提案されている。この配車システムによれば、例えば、車両毎に設けられるGPS(Global Positioning System)受信機等の位置検出器を用いて車両の位置を検出し、この検出した位置の情報をセンタへ送信する。このセンタでは、各車両から送信される位置情報を収集して各車両の現在位置を把握し、配車を効率的に行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した各車両の位置情報は、センタにおいてのみ利用されるものであるが、例えば、この収集した位置情報を各車両に配信し、各車両にて他車両の位置情報を利用して車載機器を制御するシステムが現在検討されている。しかしながら、このようなセンタから配信される位置情報を用いたシステムを実現するには次のような問題がある。
【0004】
すなわち、各車両から送信される位置情報をセンタが収集し、その後、センタから各車両に配信するまでには多くの処理時間を要する。従って、センタから各車両に配信される位置情報はリアルタイムな情報となっていないため、実際の他車両の状態と一致しないことがある。
【0005】
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたもので、センタにて収集される位置情報を各車両にて利用することができる車載機器制御システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の車載機器制御システムは、移動体から送信される移動体の位置・速度・進行方位を含む移動体情報を受信し、移動体情報を配信するセンタと、車両に搭載され、センタから配信される移動体情報を受信する通信手段と、通信手段の受信した移動体情報に基づいて移動体の現在の推定位置を算出する推定位置算出手段と、車両の現在位置を検出する位置検出手段と、移動体の推定位置と車両の現在位置とが所定の位置関係を満たしているか否かを判定する判定手段と、判定手段の判定結果に基づいて車両に搭載される機器の動作を制御する制御手段と、地図データを格納する地図データ格納手段と、を備え、判定手段は、移動体の推定位置が車両と同一道路上に位置するか否かを判定し、判定手段により移動体の推定位置が車両と同一道路上に位置すると判定された場合、制御手段は、移動体の推定位置と車両の現在位置との距離に応じて車両のヘッドランプのハイビーム/ロービームの切り替えを制御することを特徴とする。
【0007】
このように、本発明の車載機器制御システムは、センタから送信される移動体の情報に基づいて、移動体の現在位置を推定する。従って、センタから配信される移動体の車両情報がリアルタイムな情報でなくとも、現在の移動体の推定位置を把握することができる。これにより、この移動体の推定位置を用いた車載機器を制御するシステムを実現することができる。
例えば、夜間において、ヘッドランプがハイビームで点灯している場合には、移動体との距離に応じてロービームに切り替えたり、移動体が自車両とすれ違った位置に存在し、ヘッドランプがロービームで点灯している場合には、ハイビームに切り替えたりする。これにより、運転者の運転操作を補助することが可能となる。
請求項2に記載の車載機器制御システムは、移動体から送信される移動体の位置・速度・進行方位を含む移動体情報を受信し、移動体情報を配信するセンタと、車両に搭載され、センタから配信される移動体情報を受信する通信手段と、通信手段の受信した移動体情報に基づいて移動体の現在の推定位置を算出する推定位置算出手段と、車両の現在位置を検出する位置検出手段と、移動体の推定位置と車両の現在位置とが所定の位置関係を満たしているか否かを判定する判定手段と、判定手段の判定結果に基づいて車両に搭載される機器の動作を制御する制御手段とを備え、移動体は、携帯型移動通信機によって構成され、センタは、移動体毎に設定された識別コードを含む移動体情報を受信し、判定手段は、識別コードと車両毎に設定される車両コードとが所定の関係を満たしているか否かを判定し、制御手段は、判定手段によって識別コードと車両コードとが所定の関係を満たしていると判定した場合に、移動体の推定位置と車両の現在位置との距離に応じて車両のドアの施錠/解錠を制御することを特徴とする。
携帯電話機等の携帯型通信機に割当てられる識別コードと車両コードとをユーザが予め対応するように設定しておくことで、携帯電話機と車両との照合を行うことができる。これにより、車両の所有者と車両との位置関係が把握できるため、車両の所有者が車両に接近する場合には、車両の各ドアを解錠することができる。また、車両の所有者が車両から離れる場合には、車両の各ドアを施錠することができる。この他、車両の所有者が車両に接近する場合には、エンジンを作動させたり、車室内のエアコンを作動させたりすることができる。
【0008】
請求項3に記載の車載機器制御システムでは、通信手段は、車両の現在位置付近に位置する他車両から送信される移動体情報を受信する近距離通信手段を備えることを特徴とする。
【0009】
これにより、自車両の近くに位置する他車両の移動体情報をセンタを介さずに取得できるため、リアルタイムに近い情報を得ることが可能となる。その結果、精度の高い移動体の推定位置を算出することができる。
【0010】
請求項4に記載の車載機器制御システムによれば、センタは、受信した移動体情報に含まれる位置情報に基づいて所定エリア毎に移動体情報を集約し、所定エリア内に位置する車両に対して集約した移動体情報を配信することを特徴とする。これにより、各車両の周辺に位置する移動体の情報のみを配信することができる。
【0015】
請求項5に記載の車載機器制御システムでは、車両の速度を検出する速度検出手段と、車両の進行方位を検出する方位検出手段とを備え、通信手段は、車両の位置・速度・進行方位を含む移動体情報をセンタへ送信し、近距離通信手段は、移動体情報を車両の現在位置付近に位置する他車両へ送信することを特徴とする。これにより、他の移動体が自車両に関する情報を取得することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における車載機器制御システムに関して、図面に基づいて説明する。
【0017】
(第1の実施形態)
図1に、本実施形態における車載機器制御システムの概略構成を示す。同図に示すように、車載機器制御システムは、センタ10、ユーザの所持する携帯電話機20、車両30、及び路側ビーコン40によって構成される。
【0018】
これら各構成は、図2に示すように、無線通信によりデータの送受信が可能となっている。同図に示すように、車両30は、路側ビーコン40に対して車両情報(a)を送信し、路側ビーコン40は、この車両情報(a)をセンタ10へ送信する。一方、センタ10では、周辺道路状況情報(b)を路側ビーコン40へ送信し、路側ビーコン40は、この周辺道路状況情報(b)を車両30へ送信する。
【0019】
また、携帯電話機20は、センタ10に対して通信機情報(c)を送信する。また、携帯電話機20から送信要求(d)が送信されると、センタ10では、この送信要求(d)に対する応答要求(e)を携帯電話機20へ送信する。なお、車両情報(a)、周辺道路状況情報(b)、通信機情報(c)、送信要求(d)、応答要求(e)の各内容については後述する。
【0020】
図1に示す携帯電話機20は、いずれも図示しない、携帯電話機20の位置・速度・進行方位を検出する検出部、記憶部、及び表示部を備えている。検出部は、GPS衛星からの電波と基地局からの電波を受信し、この受信信号を利用して携帯電話機20の位置(緯度・経度等)、速度、進行方位を検出する。
【0021】
記憶部は、例えば、メモリカード等の書き換え可能な記憶媒体が用いられ、携帯電話機20毎に設定される識別コードが予め記憶されている。なお、この識別コードは、ユーザによって設定変更が可能なものである。表示部は、液晶ディスプレイ等によって構成され、画面には、携帯電話機20の現在位置を示す地図を表示することが可能である。
【0022】
この携帯電話機20は、図3に示すように、検出部の検出した位置・速度・進行方位の検出データと識別コードによって構成される通信機情報(c)を携帯電話網を介して所定時間毎にセンタ10へ送信する。また、携帯電話機20からセンタ10に対して送信要求(d)を送信すると、携帯電話機20の識別コードに対応する車両コードの車両情報(a)がセンタ10から要求応答(e)として送信される。
【0023】
例えば、携帯電話機20と車両30とを所有するユーザが、携帯電話機20の識別コードを車両30毎に設定される車両コードと同じコードに設定変更する。これにより、センタ10からは、識別コードと一致する車両コードの車両情報(a)が送信される。その結果、ユーザは、携帯電話機20を用いて自ら所有する車両30の車両情報をセンタ10から受信することができる。そして、この受信した車両情報に含まれる車両30の現在位置を携帯電話機20の地図表示に重ねて表示することで、自ら所有する車両30の現在位置を把握することができる。
【0024】
図1に示す路側ビーコン40は、道路に設けられ、センタ10と車両30との通信の中継を行うものである。路側ビーコン40は、例えば、自動料金収受システム(Electronic Toll Collection、ETC)で用いられる5.8GHz帯のDSRC(Dedicated Short Range Communications、狭域通信)等によって車両30との通信を行う。この狭域通信では、数十m程度の通信エリア内に存在する車両30との通信が可能である。この路側ビーコン40は、センタ10と携帯電話網等の通信回線を用いて接続される。
【0025】
なお、本実施形態では、上述したように、路側ビーコン40を介して車両30とセンタ10との通信が接続されているが、路側ビーコン40を介さずに車両30とセンタ10とが通信接続されるものであってもよい。
【0026】
センタ10は、図3に示したように、携帯電話機20から送信される通信機情報(c)を受信する。また、図5に示すように、路側ビーコン40を介して車両30から送信される車両の位置・速度・進行方位の各データと車両コードによって構成される車両情報(a)を収集する。
【0027】
このセンタ10では、収集した通信機情報(c)や車両情報(a)に含まれる位置データに基づいて、収集した通信機情報(c)や車両情報(a)を、例えば、路側ビーコン40の設置場所周辺等の所定エリア毎に集約して記憶する。
【0028】
また、センタ10は、同図に示すように、路側ビーコン40の設置場所周辺毎に整理した通信機情報と車両情報(周辺道路状況情報)を、その路側ビーコン40の通信エリア内に存在する車両30へ配信する。なお、路側ビーコン40を介さずに車両30とセンタ10とが通信接続される場合には、所定エリア内に存在する車両30に対して周辺道路状況情報を送信すればよい。これにより、センタ10は、車両30の周辺に位置する他の車両30や携帯電話機20に関する情報のみを配信することができる。
【0029】
さらに、センタ10は、上述したように、携帯電話機20から送信要求を受信すると、携帯電話機20の識別コードと一致する車両コードの車両情報を携帯電話機20に対して送信する。
【0030】
車両30は、図4に示すように、位置検出部31、速度検出部32、方位検出部33、地図データ入力器34、表示器35、通信機36a、通信機36b、ランプECU37、ドアECU38、及び制御部39を備えている。
【0031】
制御部39は、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。ROMには、実行プログラムが書き込まれており、この実行プログラムに従ってCPU等が所定の演算処理を実行する。また、このROMには、車両30毎に設定される車両コードが記憶されている。
【0032】
位置検出部31は、GPS衛星からの電波に基づいて車両30の現在位置を検出するGPS受信機(図示せず)等によって構成される。この位置検出部31の検出した現在位置の情報(緯度・経度等)は、定期的に制御部39へ出力される。
【0033】
速度検出部32は、車両30の各転動輪に設けられる車輪速センサであり、転動輪の回転速度を検出する。検出した信号は制御部39へ出力され、この検出信号から車両30の速度が算出される。
【0034】
方位検出部33は、例えば、周知の地磁気センサ、ジャイロスコープ等で構成される。地磁気センサは、車両30の絶対方位を検出するためのものである。一方、ジャイロスコープは、車両30の相対方位を検出するためのものであり、振動ジャイロ、光ファイバジャイロ、ガスレートジャイロ等のセンサを採用することができる。この地磁気センサ、及びジャイロスコープの検出信号から、車両30の進行方向の絶対方位(進行方位)が検出される。
【0035】
地図データ入力器34は、地図データ、背景データ、目印データ等を含む各種データを入力するための装置である。各種データを記憶する記憶媒体としては、CD−ROMやDVD−ROM等の再生専用の記憶媒体に加え、メモリカードやハードディスク等の書き込み可能な記憶媒体が用いられる。ここで、地図データを構成するリンクデータ及びノードデータについて説明する。
【0036】
先ず、リンクとは、地図上の各道路を交差・分岐・合流する点等の複数のノードにて分割し、それぞれのノード間をリンクとして規定されるものであり、リンクを接続することにより道路が構成される。このリンクデータは、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンクの始端と終端の座標(緯度・経度等)、道路名称、道路種別、道路幅、車線数の各データから構成されている。
【0037】
また、ノードデータは、地図上の各道路が交差、合流、分岐するノード毎に固有の番号を付したノードID、ノード座標、ノード名称、ノードに接続する全てのリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、交差点種類等の各データから構成されている。
【0038】
表示器35は、例えば液晶ディスプレイによって構成され、表示器35の画面には、位置検出器31から入力された車両の現在位置に対応する自車位置マークと、地図データ入力器34より入力された地図データ、背景データ、目印データ等によって生成される車両30周辺の道路地図を表示することができる。
【0039】
通信機36aは、路側ビーコン40との通信に用いられる通信機である。通信機36bは、近距離の車々間通信に用いられる通信機であり、所定距離以内に存在する他の車両30との通信接続が可能である。この通信機36bは、路側ビーコン40へ送信する車両情報(a)と同じ情報を他の車両30へ送信する。また、他の車両30から送信される車両情報(a)を受信する。
【0040】
この通信機36bを用いた車々間通信により、車両30の近くに位置する他の車両30の情報をセンタ10を介さずに取得できる。そのため、リアルタイムに近い他の車両30の情報を得ることが可能となる。
【0041】
ランプECU37は、制御部39からの指示信号により、例えば、ヘッドランプ、スモールランプ、ウィンカ等、各灯火器の点灯/消灯、ヘッドランプのハイビーム/ロービームの切り替え等の制御を実行する。ドアECU38は、制御部39からの指示信号により、車両30の各ドアのロック/アンロック動作等の制御を実行する。
【0042】
制御部39は、図5に示すように、位置検出部31、速度検出部32、方位検出部33の各々が検出した現在位置、速度、進行方位の各データと車両コードから構成される車両情報(a)を所定時間毎に路側ビーコン40へ送信する。
【0043】
また、路側ビーコン40から送信された周辺道路状況情報(b)、或いは、他の車両30から送信された車両情報(a)を受信した場合には、他の車両30、又は携帯電話機20の現在位置を推定する。そして、車両30の周辺に位置する他の車両30と携帯電話機20の所有者との位置関係を把握し、この位置関係に応じて車両30のヘッドランプのハイビーム/ロービームの切り替え動作の制御を実行する。
【0044】
次に、車両30におけるヘッドランプのビーム切り替え制御の処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS10では、他の車両30から送信された車両情報(a)、あるいは、路側ビーコン40を介してセンタ10から送信された周辺道路状況情報(b)を受信したか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合には、ステップS20へ処理を進め、否定判定される場合には、待機状態となる。
【0045】
ステップS20では、受信した車両情報(a)、又は通信機情報(c)の位置・速度・進行方位の各データを用いて、現時点での他の車両30、又は携帯電話機20の位置を推定する。
【0046】
この現在位置の推定方法については、例えば、車両情報(a)、又は通信機情報(c)を含む周辺道路状況情報(b)の送信時間と現在時間との時間差を算出し、この算出された時間と速度から推定移動距離を算出する。そして、位置データの示す地点から、進行方位データの示す方位へ推定移動距離分移動した地点を現在位置と推定する。
【0047】
ステップS30では、車両30の周辺の道路状況を更新する。例えば、図7に示すように、車両30の周囲に存在する他車両や携帯電話機20の所有者(人)の推定位置を表示器35の画面に表示してもよい。これにより、車両30の運転者は、周囲の状況を把握することができる。
【0048】
ステップS40では、他車両又は人が車両30と同じ道路上に位置しているか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合には、ステップS50へ処理を進め、否定判定される場合には、ステップS10へ処理を移行する。
【0049】
ステップS50では、車両30のヘッドランプの動作を制御する。例えば、ヘッドランプのハイビームは、100m前方の障害物を確認できる明るさを備えているため、この距離より前方に存在する他車両の乗員や人に対して眩惑させてしまうことがある。そのため、夜間において、ヘッドランプがハイビームで点灯している場合には、ロービームに切り替える制御を行う。なお、昼間において、ヘッドランプが消灯している場合には、他車両や人に車両30の存在を積極的に知らせる目的でヘッドランプを点灯させてもよい。
【0050】
また、夜間において、他車両や人が車両30とすれ違った位置に存在し、ヘッドランプがロービームで点灯している場合には、ハイビームに切り替える制御を行う。
【0051】
このように、本実施形態の車載機器制御システムは、センタ10から送信される携帯電話機20や他の車両30に係わる情報に基づいて、携帯電話機20や他の車両30の現在位置を推定する。従って、センタ10から配信される情報がリアルタイムな情報でなくとも、車両30の周囲に存在する人や他の車両30の位置を推定することができる。
【0052】
そして、この推定位置と車両30の現在位置とが同じ道路上である場合には、その距離に応じて、ヘッドランプの点灯/消灯や、ハイビーム/ロービームの切り替えを実行することができる。これにより、車両30の運転者の運転操作を補助することが可能となる。
【0053】
(変形例1)
図6のステップS50では、車両30のヘッドランプの動作を制御しているが、これに限定されるものではなく、例えば、車両30の現在位置と人や他の車両30とがブラインドとなるカーブ路に位置するか否かを判定し、この判定の結果、肯定判定される場合には、車両30のホーンを作動させるように制御してもよい。これにより、他の車両30や人に対して、車両30の接近を積極的に知らせることができる。
【0054】
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
【0055】
本実施形態における車載機器制御システムでは、車両30において路側ビーコン40を介してセンタ10から受信した周辺道路状況情報(b)に含まれる通信機情報(c)の識別コードと車両30の車両コードとの対応関係を判定し、これらが所定の関係を満たしている場合には、携帯電話機20と車両30との距離に応じて、車両30の各ドアのロック/アンロック動作等の制御を実行する点で異なる。
【0056】
以下、この車両30におけるドアのロック/アンロック動作の制御処理について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。同図のステップS10〜ステップS30については、第1の実施形態と同様な処理であるため説明を省略する。
【0057】
ステップS40aでは、通信機情報(c)に含まれる識別コードと車両30の車両コードとが対応しているか否かを判定する。なお、携帯電話機20と車両30とを所有するユーザが、携帯電話機20の識別コードを車両30毎に設定される車両コードと同じコードに予め設定変更している場合には、両コードが一致するか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合には、ステップS50aへ処理を進め、否定判定される場合には、ステップS10へ処理を移行する。
【0058】
ステップS50aでは、車両30の各ドアのロック/アンロック動作を制御する。例えば、車両30の車両コードに対応する識別コードを有する携帯電話機20の推定位置と車両30の現在位置との距離が所定距離よりも短い場合には、車両30の所有者が車両30に接近していると判断して、車両30の各ドアのロックを解除する。また、携帯電話機20の推定位置と車両30の現在位置との距離が所定距離よりも長い場合には、車両30の所有者が車両30から離れていると判断して、車両30の各ドアのロックを行う。
【0059】
本実施形態の車載機器制御システムのように、携帯電話機20から識別コードを含む通信機情報をセンタ10へ送信することで、この通信機情報を受信する車両30では、車両コードとの照合を行うことができる。これにより、車両30の所有者が車両30の付近に存在するか否かを判定することができる。そして、この判定結果に基づいて、車両30の各ドアのロック/アンロックの動作を制御することが可能となる。
【0060】
(変形例2)
本実施形態は、車両30の各ドアのロック/アンロックの動作を制御するものであるが、例えば、車両30の所有者が車両30に接近する場合には、エンジンを作動させたり、車室内のエアコンを作動させたりしてもよい。また、車両30の所有者が車両30から離れる場合には、エンジンの作動を停止してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる、車載機器制御システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態に係わる、車載機器制御システムを構成する各構成要素間におけるデータの送受信の関係を示した図である。
【図3】第1の実施形態に係わる、センタ10と携帯電話機20とのデータの送受信のタイムチャートである。
【図4】第1の実施形態に係わる、車両30に搭載される各構成要素の概略図である。
【図5】第1の実施形態に係わる、車両30、路側ビーコン40、及びセンタ10間のデータの送受信のタイムチャートである。
【図6】第1の実施形態に係わる、車両30におけるヘッドランプのビーム切り替え制御の処理を示すフローチャートである。
【図7】第1の実施形態に係わる、車両30の周辺に存在する他車両や人の推定位置を示した図である。
【図8】第2の実施形態に係わる、車両30におけるドアのロック/アンロック動作の制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 センタ
20 携帯電話機
30 車両
37 ランプECU
38 ドアECU
39 制御部
40 路側ビーコン
Claims (5)
- 移動体から送信される前記移動体の位置・速度・進行方位を含む移動体情報を受信し、前記移動体情報を配信するセンタと、
車両に搭載され、
前記センタから配信される移動体情報を受信する通信手段と、
前記通信手段の受信した移動体情報に基づいて前記移動体の現在の推定位置を算出する推定位置算出手段と、
前記車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
前記移動体の推定位置と前記車両の現在位置とが所定の位置関係を満たしているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて前記車両に搭載される機器の動作を制御する制御手段と、
地図データを格納する地図データ格納手段と、を備え、
前記判定手段は、前記移動体の推定位置が前記車両と同一道路上に位置するか否かを判定し、
前記判定手段により前記移動体の推定位置が前記車両と同一道路上に位置すると判定された場合、前記制御手段は、前記移動体の推定位置と前記車両の現在位置との距離に応じて前記車両のヘッドランプのハイビーム/ロービームの切り替えを制御することを特徴とする車載機器制御システム。 - 移動体から送信される前記移動体の位置・速度・進行方位を含む移動体情報を受信し、前記移動体情報を配信するセンタと、
車両に搭載され、
前記センタから配信される移動体情報を受信する通信手段と、
前記通信手段の受信した移動体情報に基づいて前記移動体の現在の推定位置を算出する推定位置算出手段と、
前記車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
前記移動体の推定位置と前記車両の現在位置とが所定の位置関係を満たしているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて前記車両に搭載される機器の動作を制御する制御手段とを備え、
前記移動体は、携帯型移動通信機によって構成され、
前記センタは、前記移動体毎に設定された識別コードを含む移動体情報を受信し、
前記判定手段は、前記識別コードと前記車両毎に設定される車両コードとが所定の関係を満たしているか否かを判定し、
前記制御手段は、前記判定手段によって前記識別コードと前記車両コードとが所定の関係を満たしていると判定した場合に、前記移動体の推定位置と前記車両の現在位置との距離に応じて前記車両のドアの施錠/解錠を制御することを特徴とする車載機器制御システム。 - 前記通信手段は、前記車両の現在位置付近に位置する他車両から送信される前記移動体情報を受信する近距離通信手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の車載機器制御システム。
- 前記センタは、前記受信した移動体情報に含まれる位置情報に基づいて所定エリア毎に前記移動体情報を集約し、前記所定エリア内に位置する前記車両に対して前記集約した移動体情報を配信することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車載機器制御システム。
- 前記車両は、前記車両の速度を検出する速度検出手段と、前記車両の進行方位を検出する方位検出手段とを備え、
前記通信手段は、前記車両の位置・速度・進行方位を含む移動体情報を前記センタへ送信し、
前記近距離通信手段は、前記移動体情報を前記車両の現在位置付近に位置する前記他車 両へ送信することを特徴とする請求項3又は4記載の車載機器制御システム。
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