JP3934063B2 - 車両用ディスクブレーキ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車や自動二輪車等の車両に用いられる車両用ディスクブレーキに係り、詳しくは、キャリパ支持腕のパッドガイド溝で、摩擦パッドの裏板耳片を支承するパッドリテーナの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、摩擦パッドの裏板の両側部にそれぞれ突設している耳片を、キャリパブラケットのキャリパ支持腕に形成されたパッドガイド溝に支承させて、摩擦パッドをディスク軸方向へ移動可能に吊持するディスクブレーキでは、一般に、パッドガイド溝と耳片との間に金属製の薄板で形成したパッドリテーナを介装している。このパッドリテーナには、前記耳片のディスクロータ回出・回入側面に当接して、耳片を反ディスクロータ側にディスク軸方向と平行に付勢するパッド戻し機構が形成され、このパッド戻し機構によって、非制動時に摩擦パッドをディスクロータから強制的に引き戻し、摩擦パッドの引き摺りや、ディスクロータの摩耗による発生するジャダを防止し、ブレーキ鳴きの抑制を図っている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭56−129624号公報(第1頁、第5図、第6図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のものでは、パッド戻し機構が摩擦パッドを反ディスクロータ側に付勢するため、摩擦パッドをキャリパ支持腕のパッドガイド溝に仮組みしようとしたときに、摩擦パッドが反ディスクロータ側に押し出され、キャリパ支持腕から脱落する虞があり、組み付けに手間がかかっていた。
【0005】
そこで本発明は、摩擦パッドをキャリパブラケットのキャリパ支持腕に仮組する際に、摩擦パッドがキャリパブラケットから脱落することを防止し、組み付け性を向上させることのできる車両用ディスクブレーキを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明は、車体に固設されるキャリパブラケットに、ディスクロータの外縁をディスク軸方向に跨ぐ一対のキャリパ支持腕を延設し、両キャリパ支持腕に、ディスク半径方向外側面とディスク半径方向内側面とこれら両側面を結ぶ対向面とを有したコ字状のパッドガイド溝を対向して設け、前記ディスクロータを挟んで配設される摩擦パッドの裏板両側部に耳片をそれぞれ突設し、該耳片をパッドリテーナを介して前記パッドガイド溝に支承するとともに、前記摩擦パッドをディスクロータから強制的に引き戻すパッド戻し機構を備えた車両用ディスクブレーキにおいて、第1の発明は、前記パッドリテーナは、前記ディスクロータ両側のパッドガイド溝に敷設される一対のリテーナ部と、各リテーナ部と連続する前記パッド戻し機構及びパッド脱落防止部と、前記ディスクロータの外縁を跨いで、前記一対のリテーナ部をつなぐ連結片とを有し、前記リテーナ部は、前記ディスク半径方向外側面に敷設される内側受け片と、前記ディスク半径方向内側面に敷設される外側受け片と、該外側受け片と内側受け片とつないで前記対向面に敷設される、前記内側受け片と外側受け片をつなぐ側片とを有し、該側片の反ディスクロータ側から延出された細長片を、ディスクロータ方向へ向けて円弧状に曲げ戻して弾性ループ部を形成するとともに、細長片の先端側をさらにディスクロータ方向へ延出してパッド弾発部を形成し、これら弾性ループ部とパッド弾発部とで前記パッド戻し機構を構成し、前記内側受け片の反ディスクロータ側から延出された細長片を、ディスクロータ方向へ向けて円弧状に曲げ戻してパッド脱落防止部を形成し、前記リテーナ部を前記パッドガイド溝に敷設した際に、前記弾性ループ部及びパッド脱落防止部を前記摩擦パッドの耳片の反ディスクロータ側に配設したことを特徴とし、第2の発明は、前記パッドリテーナは、前記ディスクロータ両側のパッドガイド溝に敷設される一対のリテーナ部と、各リテーナ部と連続する前記パッド戻し機構及びパッド脱落防止部と、前記ディスクロータの外縁を跨いで、前記一対のリテーナ部をつなぐ連結片とを有し、前記リテーナ部は、前記ディスク半径方向外側面に敷設される内側受け片と、前記ディスク半径方向内側面に敷設される外側受け片と、該外側受け片と内側受け片とつないで前記対向面に敷設される、前記内側受け片と外側受け片をつなぐ側片とを有し、前記内側受け片の反ディスクロータ側から延出された細長片を、ディスクロータ方向へ円弧状に曲げ戻し、ループ状に形成して弾発力を保持させたパッド脱落防止部を形成するとともに、細長片の先端側をさらにディスクロータ方向へ延出してパッド弾発部を形成し、これらパッド脱落防止部とパッド弾発部とで前記パッド戻し機構を構成し、前記リテーナ部を前記パッドガイド溝に敷設した際に、前記パッド脱落防止部を前記摩擦パッドの耳片の反ディスクロータ側に配設したことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各形態例を図面に基づいて詳しく説明する。図1乃至図8は本発明をピンスライド型のディスクブレーキに適用した第1形態例を示すもので、ディスクブレーキ1は、車輪と一体に回転するディスクロータ2と該ディスクロータ2の一側部で車体に固設されるキャリパブラケット3と、該キャリパブラケット3のキャリパ支持腕3a,3aに、一対のスライドピン4,4を介してディスク軸方向へ移動可能に支持されるキャリパボディ5と、該キャリパボディ5の作用部5aと反作用部5bとの内側で、ディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド6,6とからなっている。
【0008】
キャリパボディ5は、ディスクロータ2の両側に配設される上述の作用部5a及び反作用部5bと、これらをディスクロータ2の外縁を跨いで連結するブリッジ部5cとからなっている。作用部5aには、ディスクロータ2側を開口したシリンダ孔7,7が設けられる。各シリンダ孔7には、有底円筒状のピストン8がそれぞれ収容され、各ピストン8は、各シリンダ孔底部の液圧室9に供給される圧液によって、シリンダ孔7をディスクロータ方向へ移動するようになっている。また、作用部5aの側部には、車体取り付け腕5d,5dが突設されており、各車体取り付け腕5dの先端には、それぞれ上述のスライドピン4が、取り付けボルト10にて突設されている。
【0009】
キャリパ支持腕3a,3aは、キャリパブラケット3の両側部から、ブリッジ部5cの両側を挟みながらディスクロータ2の外縁をディスク軸方向に跨ぎ、更にディスクロータ2の他側部で、反作用部5bの側壁に沿ってディスク中心方向へ延びる形状となっている。キャリパ支持腕3a,3aの先端部は、タイロッド3bにて連結されていて、制動トルクのかかる両支持腕3a,3aの剛性力を高めている。
【0010】
各キャリパ支持腕3aには、上述のスライドピン4を収容するガイド孔11が穿設され、また双方のキャリパ支持腕3a,3aには、ディスクロータ2のそれぞれの側部で互いに向き合う4つのパッドガイド溝3cが設けられている。各パッドガイド溝3cは、ディスク半径方向外側面3dとディスク半径方向内側面3eとこれら両側面3d,3eを結ぶ対向面3fとを有したコ字状に形成され、各摩擦パッド6は、裏板12の両側部に突出する耳片12a,12aが、ディスク回入側と回出側のパッドガイド溝3c,3cに、それぞれパッドリテーナ20を介して支承される。
【0011】
上記パッドリテーナ20は、ディスク回入側又はディスク回出側で、ディスクロータ両側のパッドガイド溝3c,3cに敷設される一対のリテーナ部20a,20aと、リテーナ部20a,20aと連続するパッド戻し部20b,20b(本発明のパッド戻し機構)及びパッド脱落防止部20c,20cと、ディスクロータ2の外縁を跨いで、リテーナ部20a,20aの上部をつなぐ連結片20dと、該キャリパ支持腕3aのロータ溝3gに係止される取り付け片20eとを有している。
【0012】
各リテーナ部20aは、摩擦パッド6の耳片12aを挟んでディスク半径方向の内外に向き合う内側受け片20f及び外側受け片20gと、これら両片20f,20gをつなぐ側片20hとを備えている。
【0013】
各側片20hの反ディスクロータ側は、ディスク半径方向外側に細長片が延出され、該細長片をディスクロータ方向へ向けて円弧状に曲げ戻して弾性ループ部20iが形成されるとともに、細長片の先端側をさらにディスクロータ方向へ延出してパッド弾発部20jが形成され、これら弾性ループ部20iとパッド弾発部20jとで前記パッド戻し部20b,20bが構成される。各パッド弾発部20jは、摩擦パッド6の耳片12a,12aが、ライニング13の新品時からフル摩耗するまでを移動する距離に足りる長さを有していて、側片20hから離反する方向に漸次傾斜して形成されるとともに、その延出方向に沿って湾曲状に反り返らせて形成している。
【0014】
各内側受け片20fは、反ディスクロータ側のディスク半径方向外側に細長片が延出され、該細長片をディスクロータ方向へ向けて円弧状に曲げ戻して、パッド脱落防止部20c,20cが形成されている。さらに、内外の受け片20f,20gと側片20hの反ディスクロータ側には、差し込みガイド片20kがそれぞれ外開きに設けられており、摩擦パッド6の耳片12a,12aを容易に差し込めるようにしている。
【0015】
このように形成されたパッドリテーナ20は、各リテーナ部20aの内側受け片20fと外側受け片20gとが、各パッドガイド溝3cのディスク半径方向内側面3eとディスク半径方向外側面3dとにそれぞれ当接させて敷設され、側片20hがパッドガイド溝3cの対向面3fに敷設される。各摩擦パッド6,6は、裏板12の耳片12a,12aがデスク回入・回出側のパッドガイド溝3c,3cに差し込まれ、耳片12a,12aのディスク半径方向外側面12b,12b及びディスク半径方向内側面12c,12cを、リテーナ部20a,20aの外側受け片20g,20g及び内側受け片20f,20fにそれぞれ当接させ、ディスク回入・回出側の端面12d,12dをパッド弾発部20j,20jに当接させる。この取り付けにより、弾性ループ部20i,20i及びパッド脱落防止部20c,20cとは、耳片12a,12aの反ディスクロータ側に配設される。
【0016】
本形態例は上述のように形成されており、各摩擦パッド6をキャリパブラケット3のキャリパ支持腕3a,3aに仮組する際に、パッド脱落防止部20c,20cが耳片12a,12aの反ディスクロータ側に突出して配設されることにより、パッド弾発部20jに当接している耳片12a,12aが反ディスクロータ側へ押圧されても、パッド脱落防止部20c,20cが耳片12a,12aの反ディスクロータ側に当接し、摩擦パッド6が脱落することを防止でき、摩擦パッド6の組み付け性を向上させることができる。また、弾性ループ部20i,20iも耳片12a,12aの反ディスクロータ側に配設されていることから、より確実に各摩擦パッド6がキャリパ支持腕3a,3aから脱落することを防止できる。摩擦パッド6,6を仮組みしたキャリパブラケット3にはピストン8,8を内挿したキャリパボディ5が組み付けられ、摩擦パッド6,6の間にはディスクロータ2が配設される。
【0017】
このディスクブレーキ1は、運転者の制動操作によって、昇圧した作動液が液圧室9に供給されると、ピストン8,8がシリンダ孔7,7を前進して、作用部5a側の摩擦パッド6を、矢印A方向に回転しているディスクロータ2の一側面に押圧する。次にこの反力によって、キャリパボディ5がスライドピン4,4に案内されながら、作用部5a方向へ移動し、反力爪5eが反作用部5b側の摩擦パッド6を、ディスクロータ2の他側面へ押圧する。このとき、各摩擦パッド6の耳片12a,12aは、ディスク半径方向外側面12b,12b及びディスク半径方向内側面12c,12cが、リテーナ部20a,20aの外側受け片20g,20g及び内側受け片20f,20fにそれぞれ案内され、耳片12a,12aの端面12d,12dが、パッド弾発部20j,20jを側片20h,20hに押し付けながら、パッドガイド溝3c,3c内を円滑に移動する。
【0018】
一方、上述の制動操作を解除して、ピストン8,8と反力爪5eとが制動開始前の位置へ後退すると、弾性ループ部20i,20iとパッド弾発部20j,20jとが、初期の形状に復帰しようとするため、パッド弾発部20j,20jに当接している耳片12a,12aを反ディスクロータ側へ押圧し、各摩擦パッド6をディスクロータ2の側面から強制的に離間させる。これにより、各摩擦パッド6の引き摺りを防止し、ディスクロータ2の摩耗により発生するジャダの抑制や、ブレーキ鳴きの抑制を有効に図ることができる。
【0019】
また、摩擦パッド6のライニング13が摩耗してくると、摩擦パッド6は、徐々にディスクロータ2側へ進出し、耳片12a,12aが、パッド弾発部20j,20jの弾性ループ部20iから遠い先端側に当接し、弾性ループ部20iからの弾発力は低下するものの、パッド弾発部20jを湾曲状に反り返らせて形成していることから、この低下した弾発力を補うことができ、ライニング13の摩耗状態に関わらず、摩擦パッド6を確実にディスクロータ2の側面から離間させることができる。
【0020】
次に、図9及び図10に基づいて本発明の第2形態例を示す。なお、第1形態例と同一部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。本形態例のパッドリテーナ21は、リテーナ部21a,21aの内側受け片21b,21bに、弾発機能を備えたパッド脱落防止部21c,21cと、パッド弾発部21d,21dとを連続して形成したもので、パッド脱落防止部21cとパッド弾発部21dとで、パッド戻し部(本発明のパッド戻し機構)が構成される。
【0021】
前記リテーナ部21a,21aは、前記内側受け片21b,21bと、内側受け片21b,21bと対向する外側受け片21e,21eと、両受け片をつなぐ側片21fとを備えていて、リテーナ部21a,21aの上部は連結片21gでつながれ、連結片21gにはキャリパ支持腕3aのロータ溝3gに係止される取り付け片21hが形成されている。また、外側受け片21e,21eには差し込みガイド片21iが形成されている。
【0022】
パッド脱落防止部21cは、内側受け片21bより反ディスクロータ方向に水平に延出された細長片を、ディスク半径方向外側からディスクロータ方向へ円弧状に曲げ戻し、ループ状に形成して弾発力を保持させる。さらに、パッド脱落防止部21cからディスクロータ方向に延出された細長片の先端側がパッド弾発部21dとする。パッド弾発部21dは、摩擦パッド6の耳片12a,12aが、ライニング13の新品時からフル摩耗するまでを移動する距離に足りる長さを有していて、ディスク半径方向外側に向けて漸次傾斜して形成されるとともに、その延出方向に沿って湾曲状に反り返らせて形成されている。
【0023】
このように形成されたパッドリテーナ21は、各リテーナ部21aの内側受け片21bと外側受け片21eとが、各パッドガイド溝3cのディスク半径方向内側面3eとディスク半径方向外側面3dとにそれぞれ当接させて敷設され、側片20hがパッドガイド溝3cの対向面3fに敷設される。各摩擦パッド6は、裏板12の耳片12a,12aがパッドガイド溝3c,3cに差し込まれ、耳片12a,12aのディスク半径方向外側面12b,12bをリテーナ部21a,21aの外側受け片21e,21eに当接させ、耳片12a,12aのディスク半径方向内側面12c,12cを、パッド弾発部21d,21dに当接させて取り付けられる。この取り付けによりパッド脱落防止部21c,21cは、耳片12a,12aの反ディスクロータ側に配設される。
【0024】
本形態例では、制動時に各摩擦パッド6の耳片12a,12aは、ディスク半径方向外側面12b,12bがリテーナ部21a,21aの外側受け片21e,21eに案内され、耳片12a,12aのディスク半径方向内側面12c,12cが、パッド弾発部21d,21dを内側受け片21b,21b側に押し付けながら、パッドガイド溝3c,3c内を円滑に移動する。パッド弾発部21d,21dは、耳片12a,12aのディスク半径方向内側面12c,12cを前記パッドガイド溝3c,3cのディスク半径方向外側面3d,3d側に押圧し、耳片12a,12aのディスク半径方向外側面12c,12cをパッドガイド溝3c,3cのディスク半径方向外側面3d,3dに常時押し付ける。
【0025】
一方、上述の制動解除時には、パッド脱落防止部21c,21cとパッド弾発部21d,21dが、初期の形状に復帰しようとするため、パッド弾発部21d,21dに当接している耳片12a,12aを反ディスクロータ側へ押圧し、各摩擦パッド6をディスクロータ2の側面から強制的に離間させる。また、第1形態例と同様に、摩擦パッド6のライニング13が摩耗しても、パッド弾発部21d,21dが、延出方向に沿って湾曲状に反り返らせて形成されていることから、この低下した弾発力を補うことができる。
【0026】
本形態例では、パッド脱落防止部21c,21cがパッド脱落防止部の機能も兼ね備えていることから、部品点数を増やすことなく、安価に摩擦パッド6の組み付け性を向上させることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の車両用ディスクブレーキによれば、摩擦パッドをキャリパブラケットに仮組する際に、摩擦パッドがキャリパブラケットから脱落することを防止できるので、組み付けに手間がかからなくなり、製造コストの低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図7のI−I断面図
【図2】 本発明の第1形態例を示すディスクブレーキの要部断面正面図
【図3】 本発明の第1形態例を示すディスクブレーキの要部断面平面図
【図4】 本発明の第1形態例を示すパッドリテーナの斜視図
【図5】 本発明の第1形態例を示すディスクブレーキの一部断面正面図
【図6】 図7のVI−VI断面図
【図7】 本発明の第1形態例を示すディスクブレーキの正面図
【図8】 本発明の第1形態例を示すディスクブレーキの平面図
【図9】 本発明の第2形態例を示すディスクブレーキの要部断面側面図
【図10】 本発明の第2形態例を示すパッドリテーナの斜視図
【符号の説明】
1…ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパブラケット、3a…キャリパ支持腕、3c…パッドガイド溝、3d…ディスク半径方向外側面、3e…ディスク半径方向内側面、3f…対向面、5…キャリパボディ、5a…作用部、5b…反作用部、5c…ブリッジ部、6…摩擦パッド、7…シリンダ孔、8…ピストン、12…裏板、12a…耳片、12b…ディスク半径方向外側面、12c…ディスク半径方向内側面、12d…端面、13…ライニング、20,21…パッドリテーナ、20a,21a…リテーナ部、20b…パッド戻し部、20c,21c…パッド脱落防止部、20f,21b…内側受け片、20g,21e…外側受け片、20h,21f…側片、20i,21c…弾性ループ部、20j,21d…パッド弾発部
Claims (2)
- 車体に固設されるキャリパブラケットに、ディスクロータの外縁をディスク軸方向に跨ぐ一対のキャリパ支持腕を延設し、両キャリパ支持腕に、ディスク半径方向外側面とディスク半径方向内側面とこれら両側面を結ぶ対向面とを有したコ字状のパッドガイド溝を対向して設け、前記ディスクロータを挟んで配設される摩擦パッドの裏板両側部に耳片をそれぞれ突設し、該耳片をパッドリテーナを介して前記パッドガイド溝に支承するとともに、前記摩擦パッドをディスクロータから強制的に引き戻すパッド戻し機構を備えた車両用ディスクブレーキにおいて、前記パッドリテーナは、前記ディスクロータ両側のパッドガイド溝に敷設される一対のリテーナ部と、各リテーナ部と連続する前記パッド戻し機構及びパッド脱落防止部と、前記ディスクロータの外縁を跨いで、前記一対のリテーナ部をつなぐ連結片とを有し、前記リテーナ部は、前記ディスク半径方向外側面に敷設される内側受け片と、前記ディスク半径方向内側面に敷設される外側受け片と、該外側受け片と内側受け片とつないで前記対向面に敷設される、前記内側受け片と外側受け片をつなぐ側片とを有し、該側片の反ディスクロータ側から延出された細長片を、ディスクロータ方向へ向けて円弧状に曲げ戻して弾性ループ部を形成するとともに、細長片の先端側をさらにディスクロータ方向へ延出してパッド弾発部を形成し、これら弾性ループ部とパッド弾発部とで前記パッド戻し機構を構成し、前記内側受け片の反ディスクロータ側から延出された細長片を、ディスクロータ方向へ向けて円弧状に曲げ戻してパッド脱落防止部を形成し、前記リテーナ部を前記パッドガイド溝に敷設した際に、前記弾性ループ部及びパッド脱落防止部を前記摩擦パッドの耳片の反ディスクロータ側に配設したことを特徴とする車両用ディスクブレーキ。
- 車体に固設されるキャリパブラケットに、ディスクロータの外縁をディスク軸方向に跨ぐ一対のキャリパ支持腕を延設し、両キャリパ支持腕に、ディスク半径方向外側面とディスク半径方向内側面とこれら両側面を結ぶ対向面とを有したコ字状のパッドガイド溝を対向して設け、前記ディスクロータを挟んで配設される摩擦パッドの裏板両側部に耳片をそれぞれ突設し、該耳片をパッドリテーナを介して前記パッドガイド溝に支承するとともに、前記摩擦パッドをディスクロータから強制的に引き戻すパッド戻し機構を備えた車両用ディスクブレーキにおいて、前記パッドリテーナは、前記ディスクロータ両側のパッドガイド溝に敷設される一対のリテーナ部と、各リテーナ部と連続する前記パッド戻し機構及びパッド脱落防止部と、前記ディスクロータの外縁を跨いで、前記一対のリテーナ部をつなぐ連結片とを有し、前記リテーナ部は、前記ディスク半径方向外側面に敷設される内側受け片と、前記ディスク半径方向内側面に敷設される外側受け片と、該外側受け片と内側受け片とつないで前記対向面に敷設される、前記内側受け片と外側受け片をつなぐ側片とを有し、前記内側受け片の反ディスクロータ側から延出された細長片を、ディスクロータ方向へ円弧状に曲げ戻し、ループ状に形成して弾発力を保持させたパッド脱落防止部を形成するとともに、細長片の先端側をさらにディスクロータ方向へ延出してパッド弾発部を形成し、これらパッド脱落防止部とパッド弾発部とで前記パッド戻し機構を構成し、前記リテーナ部を前記パッドガイド溝に敷設した際に、前記パッド脱落防止部を前記摩擦パッドの耳片の反ディスクロータ側に配設したことを特徴とする車両用ディスクブレーキ。
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