JP3935378B2 - 遊技機及び記録媒体及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、その遊技媒体となっているメダルに一定の価値が与えられて、ゲームを行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。このため、遊技者はメダルを大量に獲得するということだけを目的とし、確率的に入賞を得やすくなるボーナスゲームを行う権利が得やすい台を選択してゲームを行おうとするのが一般である。ボーナスゲームとしては、例えばビッグボーナス(以下BB)モードに移行して行われるBBゲームや、レギュラーボーナス(以下RB)モードに移行して行われるRBゲームなどがある。これらのゲームは抽選によりBB、又はRB入賞が決定されることにより行うことができ、いずれのモードでも通常モードと比べて大量のメダルを獲得することが可能となり、特にBBモードは複数回のRBモードと、小役入賞の確率が高確率となるゲームとを複数回行えるため最も多くのメダルを獲得することが可能となる。
【0003】
なお、本明細書中ではパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはコインやパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダル(遊技媒体)投入」には、クレジットされたメダルをベットボタンなどによりベットすることを含む。また、入賞役を構成するリール絵柄を揃えることを入賞確定、入賞確定される前の状態で、電子抽選により入賞役が抽選されている状態を内部入賞とする。
【0004】
このことから、遊技者にとってはボーナスゲームを行うことがスロットマシンで遊技を行う上での最大の楽しみとなっており、通常モードではBB又はRB入賞が内部入賞したか否かが最大の関心事となっている。そして、スロットマシンでは、殆どのゲームが通常モード下で行われるため、BB又はRB入賞が内部入賞したか否かを通常モード中に報知することは、遊技者をスロットマシンに惹きつけるための重要な要素となっている。このような背景から、前記報知の態様に様々な工夫が凝らされたことを特徴とした機種が提供される傾向にある。
【0005】
ところで、前記報知の態様の1つとして、例えばリーチ目と称される報知態様が知られている。リーチ目は、リール停止時に入賞ライン上に停止した絵柄の種類又は入賞ライン上の絵柄の組み合わせにより遊技者にBB又はRB入賞が内部入賞したことを報知するものであり、一般にBB又はRB入賞が内部入賞した場合に、通常モードとは異なるリールの停止制御を行うことにより出現するようになっている。リーチ目は通常モード下でのゲームでは出現することのない絵柄の組み合わせが出現するため、遊技者にとっては非常に興趣が盛り立てられる報知態様となっており、多くの機種に採用されている。しかし、リーチ目は、機種によってその数及び態様が様々であり、多いものでは数千種類に及ぶものもあるため、機種ごとに全てのリーチ目を把握しておくことは非常に困難である。このため、遊技者によってはリーチ目が出現し、BB又はRB入賞が内部入賞していることが報知されているにも関わらず、遊技を終了してしまう場合がある。
【0006】
上記のように、リーチ目のみによる報知には遊技者がリーチ目の出現に気づかずに遊技を終了してしまうと、メダルの獲得枚数に損失が出てしまうという欠点がある。また、リーチ目は稀にしか出現しないため、通常モード下のゲームが単調になりやすいという欠点がある。このため、最近ではリーチ目に加えて、例えば3つのメインリールの他に設けたサブリールや液晶パネル、ドットマトリクス表示器などによる視覚的報知と、効果音や音声などによる聴覚的報知とを併用して遊技者に内部入賞を報知する機種が多数提供されている。そしてこれらの機種では、BB及びRB入賞に限らず、小役入賞やリプレイ入賞など、他の入賞役の報知が行われるとともに、ハズレの場合もあたかもBB入賞を得たかのような演出が行われ、通常モード下でのゲームに飽きがこないように様々な工夫がなされている。このような機種では、リーチ目の出現に気づかない場合でもBB又はRB入賞の内部入賞を確実に察知できるため、遊技者のメダルの損失を防止することができ、また、リーチ目による報知も行われれるのでリーチ目による報知を好む遊技者も満足させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のスロットマシンでは、BB又はRB入賞が内部入賞した場合、リーチ目以外による報知とリーチ目による報知とが同時に行われることが頻繁に起こるため、遊技者はリーチ目以外の報知で内部入賞を察知することが大半である。この場合、リーチ目以外の報知を好む遊技者の興趣を盛り立てることはできるが、リーチ目による報知を好む遊技者の興趣を盛り立てるという点では不十分である。
【0008】
ところで、液晶パネルを設けたスロットマシンの中には、内部入賞を報知するための報知パターンが複数種類設定され、遊技者が所望の報知パターンを選択できるようにしたものがある。報知パターンが選択可能なものでは、例えばゲームの開始に先立ってメダルの投入が行われる前に報知パターンの選択が行われる。このようなスロットマシンでは、液晶パネル表示による内部入賞の報知態様を報知パターンの選択により変化させることができる反面、リーチ目の報知態様には変化がないため、やはりリーチ目による報知を好む遊技者の興趣を盛り立てるには不十分である。
【0009】
上記問題点を解決するために、本発明は遊技者の様々な好みに合わせることができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために請求項1記載の遊技機は、外周に複数種類の絵柄が配列され、ゲームの開始操作に応答して回転するとともにストップ操作に応答して停止する複数のリールと、前記リールに配列された前記複数種類の絵柄のうちの一部の絵柄を表示する絵柄表示部と、前記回転操作に応答して前記リールの回転開始前にハズレ及び複数種類の入賞役のうちのいずれかを抽選により決定する入賞役決定手段とを備え、前記入賞役決定手段での抽選で特定の入賞役が抽選されて前記特定の入賞役を構成する絵柄が停止しなかった場合にのみ、前記特定の入賞役が抽選されたことを報知するリーチ目を構成する絵柄が前記絵柄表示部から表示される遊技機において、互いに態様の異なる前記リーチ目の態様データが格納された複数種類の絵柄データ記憶手段と、遊技者の選択操作に応答して前記絵柄データ記憶手段のうちのいずれかを選択する絵柄データ選択手段と、前記リールのストップ操作に応答して、前記絵柄データ選択手段で選択された前記絵柄データ記憶手段の態様データに基づき、前記リーチ目が前記絵柄表示部から表示されるようにリールの停止制御を行うリール停止制御手段とを設けたものである。
【0011】
なお、前記リーチ目は、前記特定の入賞役を構成する絵柄を直線状に組み合わせて並ぶように前記特定の入賞役が抽選されたことを表示する第1態様と、前記特定の入賞役を構成する絵柄が折れ曲がったライン状に組み合わせて並ぶように前記特定の入賞役が抽選されたことを表示する第2態様と、同一の前記当選役を構成する絵柄同士の位置関係によって前記特定の入賞役が抽選されたことを表示する第3態様とを含むことが好ましい。
【0012】
また、前記絵柄表示部からは、前記リーチ目に加えて、前記入賞役決定手段での抽選の結果に関わらず表示されるチャンス目が表示されることが好ましい。
【0013】
また、前記当選役抽選の結果を前記リーチ目と別個に報知する第2報知手段を設け、前記第2報知手段による報知パターンが前記選択操作によって前記リーチ目の態様とともに変化することが好ましい。
【0014】
また、本発明の記録媒体は、ハズレ及び複数種類の入賞役のうちのいずれかを抽選により決定する入賞役決定手段と、入賞役決定手段での抽選で決定した特定の入賞役が入賞確定しなかった場合にのみ絵柄表示部から表示されるリーチ目の態様データが格納され、各々の態様データは前記リーチ目の態様が互いに異なる複数種類の絵柄データ記憶手段と、遊技者の選択操作に応答して前記絵柄データ記憶手段のうちのいずれかを選択する絵柄データ選択手段と、リールのストップ操作に応答して、前記絵柄データ選択手段で選択された前記絵柄データ記憶手段の態様データに基づき、前記リーチ目が前記絵柄表示部から表示されるようにリールの停止制御を行うリール停止制御手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものである。
【0015】
また、本発明のプログラムは、ハズレ及び複数種類の入賞役のうちのいずれかを抽選により決定する入賞役決定手段と、入賞役決定手段での抽選で決定した特定の入賞役が入賞確定しなかった場合にのみ絵柄表示部から表示されるリーチ目の態様データが格納され、各々の態様データは前記リーチ目の態様が互いに異なる複数種類の絵柄データ記憶手段と、遊技者の選択操作に応答して前記絵柄データ記憶手段のうちのいずれかを選択する絵柄データ選択手段と、リールのストップ操作に応答して、前記絵柄データ選択手段で選択された前記絵柄データ記憶手段の態様データに基づき、前記リーチ目が前記絵柄表示部から表示されるようにリールの停止制御を行うリール停止制御手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1に示すスロットマシン10は、筐体11の前面扉12に4個の表示窓13が設けられ、各々の表示窓13の奥に第1メインリール14a,第2メインリール14b,第3メインリール14c及びサブリール15が回転自在に組み込まれている。周知のように、第1〜第3メインリール14a〜14cの外周には様々な絵柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では表示窓13を通して1リール当たり3個の絵柄が観察される。これにより、各メインリールの絵柄を一個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横3本斜め2本の合計5本が設定される。
【0022】
ゲームの開始に先立ってメダル投入口16から1枚のメダルを投入したときには中央横一本の入賞ラインが有効化され、2枚では横3本、3枚ではさらに斜め2本を加えた5本の入賞ラインが有効化される。また、メダルは50枚を限度に貯留することが可能になっており、貯留されているメダルの枚数は、クレジット表示器17により表示される。なお、表示窓13から1リール当たり例えば4個ずつの絵柄を観察できるようにしておき、横4本の入賞ラインのほかに、各リールごとに絵柄を一個ずつ組み合わせるように折れ曲がった別の入賞ラインを設定することも可能である。
【0023】
右端のサブリール15は第2報知手段として機能するものであり、ゲーム開始用のスタートレバー18を操作したときに、第1〜第3メインリール14a〜14cとともに回転を始め、スタートレバー18の操作時の電子抽選でBBモードに移行させるBB入賞が内部入賞したときに「BIG」、RB入賞が内部入賞したときに「REG」が表示される。また、小役入賞が内部入賞したときにも小役入賞絵柄がサブリール15によって表示される。
【0024】
ストップボタン19a〜19cの上方の操作パネルには、メダルがクレジットされた状態でゲームを行うときに操作される1ベットボタン、MAXベットボタン、ペイアウトボタンなどの各種の操作ボタンが設けられている。これらの操作ボタンの機能はいずれも周知であるのでその詳細については省略する。
【0025】
また、操作パネルには機能する報知モード切換ボタン20が設けられている。報知モード切換ボタン20は電子抽選による抽選結果を報知するための報知モードを選択するものであり、これを操作することにより報知モードA、報知モードB、報知モードCの3種類のうちのいずれかが選択される。また、表示窓13の下方には、報知モードA表示窓21、報知モードB表示窓22、報知モードC表示窓23が設けられ、それぞれの表示窓21〜23の奥には、対応するLED24a〜24c(図2参照)が設けられている。そして、報知モード切換ボタン20の1プッシュごとにLED24a〜24cの点灯が順次切り換えられて、選択した報知モードの種類が表示される。
【0026】
報知モードAでは、BB又はRB入賞が内部入賞した場合のみ、サブリール15による報知が行われるとともに、第1〜第3メインリール14a〜14cにより第1報知手段として機能するリーチ目による報知が行われる。報知モードAでのリーチ目は例えば図2に示すような遊技者に分かり易い簡単なもので構成されており、BB入賞及びRB入賞絵柄の組み合わせが入賞ライン上に揃うもの(第1態様)が出現し易いように第1〜第3メインリール14a〜14cの停止制御が行われる。報知モードAで出現するリーチ目の例としては、例えば図2に示す中央の入賞ライン上に「7−BAR−BAR」が揃った場合などがある。なお、図2,3,4,5中の破線はメダルを3枚投入したときに有効化される入賞ラインを示す。
【0027】
報知モードBでは、通常モード下のゲームで小役入賞が内部入賞したときにサブリール15により報知が行われ、BB又はRB入賞が内部入賞した場合はリーチ目による報知が行われる。報知モードBでは、報知モードAで出現するリーチ目に加えて、例えばBB及びRB入賞絵柄の入賞ライン以外の各リールの絵柄を組み合わせた折れ曲がったライン上での組み合わせ(第2態様)など、大量のリーチ目が出現し易いように第1〜第3メインリール14a〜14cの停止制御が行われる。報知モードBで出現するリーチ目の例として、例えば図3に示す折れ曲がったライン上に「7−7−BAR」が揃った場合などがある。
【0028】
また、報知モードBではサブリール15及びリーチ目以外に、BB又はRB入賞が内部入賞している可能性を示す絵柄の組み合わせであるチャンス目が出現し易いように第1〜第3メインリール14a〜14cの停止制御が行われる。チャンス目は、BB入賞又はRB入賞の内部入賞した場合、ハズレ、小役入賞が内部入賞したが入賞ライン上に小役入賞絵柄を揃えられなかった場合(以下小役入賞の取りこぼし)のいずれかのときに出現する。報知モードBでは、サブリール15により小役入賞の報知が行われ、小役入賞絵柄が入賞ライン上に揃うように第1〜第3メインリール14a〜14cを停止させたにも関わらず、小役入賞が得られなかった場合も、BB又はRB入賞が内部入賞していることの報知となっている。
【0029】
報知モードCではサブリール15による報知は行われず、BB又はRB入賞が内部入賞した場合のみリーチ目による報知が行われる。報知モードCでは、報知モードBで出現する大量のリーチ目に加えて、例えば第1リール14aの小役入賞絵柄が中央の入賞ライン上に停止し、第3リール14cの同じ小役入賞絵柄が中央の入賞ライン上から1コマずれたズレ目(第3態様)などの変則的なリーチ目が出現し易いように、第1〜第3メインリール14a〜14cの停止制御が行われる。前記ズレ目はどの前記小役入賞絵柄でもいいから1コマずれればよいというわけではなく、第1メインリール14a及び第3メインリール14cの特定位置にある前記小役入賞絵柄がずれた場合に限るものであり、また小役入賞絵柄に限らず特定位置にあるリプレイ入賞絵柄がずれた場合もズレ目となる。
【0030】
すなわち、報知モード切換ボタン20によって選択された報知モードに応じて、第1報知手段であるリーチ目やチャンス目による報知と第2報知手段であるサブリール15による報知とが異なるようになっている。
【0031】
また、特定位置の小役入賞絵柄又はリプレイ入賞絵柄がずれた場合のズレ目の他に、例えば通常ゲーム時には第2、第3メインリール14b,14cが停止されるとリプレイ入賞が得られる位置に第1メインリール14aのリプレイ入賞絵柄が停止し、第2メインリール14bを停止したときにリプレイ入賞絵柄が入賞ライン上に揃わずに入賞が得られなかった場合もズレ目となる。この場合、第1メインリール14aのリプレイ入賞絵柄は特定位置のリプレイ入賞絵柄が特定の停止位置に停止することが条件となるが、第2メインリール14bのリプレイ入賞絵柄はどのリプレイ入賞絵柄でもよい。また、リプレイ入賞絵柄に限らず小役入賞絵柄が同様にずれた場合でもズレ目となる。
【0032】
ズレ目の例として例えば図4に示すように、第1メインリール14aの「プラム」が中央に停止し、第3メインリール14cの「プラム」が下方に停止した場合などがあり、第1メインリール14a及び第3メインリール14cのいずれのリールにおいても、他の「プラム」が停止してズレ目となったときにはリーチ目とはならない。
【0033】
筐体11の下部にはメダル受け皿25が設けられており、このメダル受け皿25には、ゲームで入賞が得られたときに得られる配当メダルが払い出し口26から払い出される。
【0034】
図5に示すように、スロットマシンの作動は基本的にCPU41の制御部41a及びメモリ42を含むマイクロコンピュータによって管制されており、CPU41には、LED制御部43、絵柄データ選択部44、電子抽選部45、入賞役決定部46、報知モード選択信号発生部47が設けられている。
【0035】
メダルセンサ48はメダル投入口16から投入された適正なメダルを検知し、制御部41aに入力する。メダル投入口16の奥にはセレクタが組み込まれ、不適正なメダルはメダル受け皿25に排出される。また、セレクタは不適切なタイミングでメダルの投入が行われたとき、例えばゲームの途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入されたメダルについても、メダルセンサ48を経由させずにメダル受け皿25に排出する。
【0036】
なお、ゲームの開始に先立って投入するメダルの枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには4枚目以降に投入されたメダルもメダルセンサ48で検知されることなくメダル受け皿25に排出される。クレジット機能のオン/オフはペイアウトボタンの1プッシュごとに切替えられる。そして、クレジット機能がオン状態のときには4枚目以降に投入されたメダルもメダルセンサ48で検知され、50枚を限度にスロットマシン内部に貯留される。貯留されたメダルの枚数は、クレジット枚数表示器17でデジタル表示される。クレジット機能を用いているときには、前述した1ベットボタンやMAXベットボタンの操作によりメダルの投入操作が行われ、そのベット枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、ゲームの結果、配当メダルを伴う入賞役が得られたときには配当メダルもクレジットされ、ペイアウトボタンを操作したときにクレジットされたメダルが受け皿25に払い出される。
【0037】
制御部41aは、ゲームの開始に先立って投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ48からの検知信号に基づいて計数し、これにより入賞ラインの有効化本数を決定する。ゲームの開始ごとに投入されたメダルのベット枚数は、投入メダルカウンタ49によって積算して計数される。なお、クレジット枚数は図示を省略した別のクレジットメダルカウンタで計数される。
【0038】
スタート信号発生器50は1〜3枚のメダルが投入された後、スタートレバー18が操作されたときにゲームスタート信号を制御部41aに入力する。ゲームスタート信号を受けて、制御部41aはメモリ42のROM領域に格納されたゲーム実行プログラムに基づいて第1〜第3メインリール14a〜14c及びサブリール15を回転させるとともにゲームの処理を開始する。なお、ゲーム実行プログラムには、サブリール15による報知パターンも書き込まれており、結果的にメモリ42は報知パターン記憶手段として機能する。メモリ42には、サブリール15による報知パターンは複数種類書き込まれている。各リールの駆動は、リール駆動コントローラ51によって行われる。それぞれのリールは個別のステッピングモータ52a〜52dの駆動軸に固着され、各ステッピングモータ52a〜52dの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。なお、メモリ42のRAM領域はワーキングエリアとなっており、毎回のゲームごとに利用されるフラグやデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
【0039】
ステッピングモータ52a〜52dは供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転するから、制御部41aにより駆動パルスの供給個数を制御することによって第1〜第3メインリール14a〜14c及びサブリール15の回転角を制御することができ、また駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決めることができる。また、各リールには、その基準位置に反射信号部53a〜53dが一体に形成され、その一回転ごとにフォトセンサ54a〜54dがそれぞれの反射信号部の通過を光電検出する。フォトセンサ54a〜54dによる検知信号は、リールごとのリセット信号としてリセット信号発生器55から制御部41aに入力される。
【0040】
制御部41a内にはステッピングモータごとにパルスカウンタが設けられ、各々のステッピングモータに供給された駆動パルスの個数を計数する。そして、リセット信号発生器55からリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
【0041】
メモリ42のROM領域には絵柄テーブルが格納され、絵柄テーブルには、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、リールに一定ピッチで配列されたそれぞれの絵柄を表す絵柄コードとが対応づけられている。したがって、リールごとにパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中央の入賞ライン上にどの絵柄が移動してきているのかを識別することができ、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の絵柄がその入賞ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
【0042】
ストップ信号発生器56は、ストップボタン19a〜19cが操作されたときに制御部41aにリールごとのストップ信号を入力する。スタートレバー18を操作して全リールの回転が始まり、これらの回転が定常速度に達した時点でストップボタン19a〜19cの操作が有効化される。その後、これらを操作することによってそれぞれ対応する第1〜第3メインリール14a〜14cの停止制御が開始される。なお、複数のストップボタンを操作したときにはタイミングの早い方のリールだけが停止し、完全に同時操作したときにはいずれのリールも停止しない。
【0043】
制御部41aは、ゲームスタート信号を受けて電子抽選部45を作動させる。電子抽選部45は乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを含み、ゲームが開始されるごとに一つの乱数値を抽選し、その値に応じて現在実行されたゲームでどのような入賞を発生させるかを決める。このように、制御部41a及び電子抽選部45は入賞役決定手段として機能する。
【0044】
電子抽選部45には、乱数値をその大きさに応じてグループ分けした3種類の入賞テーブルが設けられている。第1入賞テーブルは、通常モード下でのゲームでサンプリングされた乱数値が、BBモードに移行する権利を与えるBB入賞と、RBモードに移行する権利を与えるRB入賞と、所定枚数のメダル払出しだけを行う小役入賞絵柄に対応する小役入賞と、メダルの投入なしに同じベット数で次回のゲームを行う権利を与えるリプレイ入賞と、一切当たりを発生させないハズレとのいずれかのグループに属しているかの判定に用いられる。なお、小役入賞の小役入賞絵柄は複数種類あり、それぞれに配当が割り当てられている。そして、サンプリングされた乱数値がいずれの入賞絵柄、あるいはいずれの入賞絵柄を含むグループに属した値であるかによって入賞の種類と絵柄が決められる。
【0045】
第2入賞テーブルは、小役入賞、リプレイ入賞、ハズレのみで乱数値がグループ分けされており、BB入賞又はRB入賞が内部入賞した状態のゲーム下で用いられる。第3入賞テーブルは各ボーナスゲームモード下で用いられ、BBゲーム中のRBゲームやRBゲームで入賞にするかハズレにするかの選択に用いられる。第3入賞テーブルは、小役の入賞確率が高くなるように乱数値のグループ分けがなされているので、通常ゲーム時よりも小役入賞が得やすくなる。電子抽選部42で抽選された入賞の種類を表す入賞信号は入賞役決定部46に送られ、常態ではこの入賞信号が制御部41aにフィードバックされる。
【0046】
LED制御部43は報知モード切換ボタン20の操作時に作動される。報知モード切換ボタン20が操作されると、報知モード選択信号発生部47から選択信号が制御部41aに入力される。制御部41aは選択信号に応答してLED制御部43を作動する。LED制御部43はドライバ57を介してLED24a〜24cの点灯及び消灯を行う。また、制御部41aは報知モード切換ボタン20により選択された報知モードに応じて、メモリ42内に書き込まれたサブリール15による報知パターンを選択して読み出す。このように、報知モード切換ボタン20、LED24a〜24c、LED制御部43は選択された報知モードの種類を表示する選択表示手段として機能する。
【0047】
図6に示すように、絵柄データ選択部44には、絵柄データ記憶手段及びリール停止制御テーブルとして用いられる停止パターンAテーブル60、停止パターンBテーブル61、停止パターンCテーブル62が設けられている。各テーブル60,61,62には、第1〜第3メインリール14a〜14cのBB入賞絵柄、RB入賞絵柄、小役入賞絵柄、リプレイ入賞絵柄の各入賞ライン上での組み合わせ及びリーチ目を表示窓13に出現させる際の絵柄の組み合わせデータ(態様データ)が格納されている。各テーブル60,61,62は、報知モード切換ボタン20の選択操作(遊技者の選択操作)に応じて制御部41aにより選択される。制御部41aは報知モードAのときには停止パターンAテーブル60、報知モードBのときには停止パターンBテーブル61、報知モードCのときには停止パターンCテーブル62から絵柄の組み合わせデータを参照して第1〜第3メインリール14a〜14cの停止制御に用いる。すなわち、報知モード切換ボタン20による選択操作により、停止パターンAテーブル60、停止パターンBテーブル61、停止パターンCテーブル62とメモリ42に書き込まれたサブリール15による報知パターンとが切り換えられる。このように制御部41aはリール停止制御手段及び絵柄データ選択手段として機能する。
【0048】
メダルホッパー63は、ゲームの結果当たりが出たときに、規定枚数の配当メダルをメダル受け皿25に払い出し、あるいはクレジットカウンタにその規定枚数を加算する。なお、当たりの種類ごとに配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはメモリ42のROM領域に格納されており、制御部41aがこれを読み取ってメダルホッパー63を駆動する。
【0049】
初期設定入力部64は電源スイッチとともに筐体11の内部に設けられ、前面扉12を開いた状態で操作可能である。スロットマシン10の稼働のために、遊技場の作業者が前面扉12を開いて電源スイッチを投入するときに、この初期設定入力部64を適宜に操作することによって、例えばBBモードが終了した時点で打ち止めにするか否か、それと同時にクレジットされているメダルの自動精算を行うか否かなどの初期設定を行うことができる。また、ディップスイッチなどによりペイアウト率を6段階に可変できるようにしておき、そのいずれを選択するかによってその日ごとにスロットマシン10のペイアウト率を変えることができる。なお、ペイアウト率を変えるには、入賞テーブルのグループ割り当ての調整により簡単に対応することができる。
【0050】
前面扉12を開放すると、上述したメモリ42、電子抽選部45、入賞役決定部46などを含むメイン基板が外部に現れるようになる。したがって、これらのデータ書き換えや不正な改造を施すことによってペイアウト率を極端に大きくするような調整も可能となってしまう。こうした不正改造を禁止するために、カシメ止めなどにより開放不能にした密閉型のケース内にメイン基板を封入し、スロットマシン外部からの入力信号の制限、周期性のある乱数を使用できないようにするなどの対策を施しておくことが望ましい。また、メイン基板には製造業者、基板名などの製造情報を記載しておくのがよい。
【0051】
次に上記のように構成されたスロットマシンの作用について説明する。図7に示すように、先ず、ゲームを開始する前に報知モード切換ボタン20を操作して報知モードの選択を行う。そして、報知モード切換ボタン20の選択操作により報知モード選択信号発生部47から選択信号が制御部41aに入力される。制御部41aはLED制御部43を作動してLED24a〜24cの点灯制御を行い、選択された報知モードを遊技者に表示する。また、制御部41aは選択された報知モードに対応するサブリール15の報知パターンをメモリ42から読み出す。報知モードの選択後、ゲームの開始に先立ってメダルを1〜3枚投入すると、メダルの枚数が投入メダルカウンタ49によりカウントされる。この後、スタートレバー18を操作すると制御部41aにゲームスタート信号が入力される。
【0052】
このとき、報知モードA及びBが選択されている場合は、ゲームスタート信号の入力により、リール駆動コントローラ51を作動する。リール駆動コントローラ51は第1〜第3メインリール14a〜14c及びサブリール15を一斉に回転させる。また、報知モードCが選択されている場合は、制御部41aは第1〜第3メインリール14a〜14cのみを回転させる。すなわち、メモリ42から読み出した報知パターンに応じて、サブリール15を回転させるか否かが決定される。
【0053】
これと同時に電子抽選部45が乱数をサンプリングし、その値を通常モード用の第1入賞テーブルと対照して入賞の種類が決められる。報知モードA及びBが選択されている場合は、制御部41aは電子抽選部45による抽選が終了した後にサブリール15の報知パターンをメモリ42のROM領域から読み出す。電子抽選部45で抽選によりBB又はRB入賞が決定されると、入賞テーブルが第2入賞テーブルに切り換えられ、BB又はRB入賞信号が制御部41aにフィードバックされる。報知モードAが選択されている場合には、制御部41aはサブリール15を駆動しているステッピングモータ52dの停止制御を行い、サブリール15を決定されたBB又はRB入賞に対応するように「BIG」又は「REG」を表示するように停止させる。これにより、遊技者にBB又はRB入賞が内部入賞したことが報知される。
【0054】
この後、ストップボタン19a〜19cの操作が有効化され、制御部41aはリールごとに設けられた前述のパルスカウンタのカウント値を参照しながらストップボタン19a〜19cの操作タイミングを監視するとともに、停止パターンAテーブル60から組み合わせデータを読み出しながら第1〜第3メインリール14a〜14cの停止制御を行う。
【0055】
制御部41aは、ストップボタン19a〜19cが操作される前に第1〜第3メインリール14a〜14cの各絵柄に、停止パターンAテーブル60の絵柄の組み合わせデータに基づいて優先順位を設定する。そして、ストップボタン19a〜19cが操作されたタイミングに応じて、引き込みが可能な絵柄の中で優先順位が高い絵柄が入賞ライン上に停止するように停止制御を行う。BB又はRB入賞が決定されている場合は、最も優先順位が高くなる絵柄はBB又はRB入賞を構成する絵柄となる。そして、制御部41aはストップボタン19a〜19cのうちの1つ目のストップボタンが操作されたタイミングに応答して、対応するメインリールを停止させるとともに、入賞ライン上に停止した絵柄の種類を識別する。この後、入賞ライン上に停止した絵柄の種類に応じて、回転中の2つのリールの絵柄に再び優先順位を設定する。次に2つ目のストップボタンが操作されると、設定した優先順位に基づいて2つ目のリールの停止制御を行う。制御部41aは停止した2つのリールの絵柄の組み合わせから、回転中の3つ目のリールの絵柄に優先順位を設定し、3つ目のストップボタンが操作されると、設定した優先順位に基づいて3つ目のリールの停止制御を行う。このようにして、決定された入賞に対応する絵柄、又はリーチ目が出現し易いように優先順位を設定しながら、第1〜第3メインリール14a〜14cの停止制御が行われる。
【0056】
そして、遊技者がストップボタン19a〜19cを操作し、「7−7−7」又は「BAR−BAR−BAR」を揃えて入賞確定させた場合、BB又はRBモードに移行するとともに、配当メダルの払い出しが行われる。また、遊技者がストップボタン19a〜19cを操作し、「7−7−7」又は「BAR−BAR−BAR」を揃えられず、モードの移行が行われなかった場合には、停止パターンAテーブル60の絵柄組み合わせデータから読み出したリーチ目が出現し易いように制御を行うことによって、BB又はRB入賞が内部入賞していることが報知される。すなわち報知モードAでは、サブリール15による報知とリーチ目による報知とが行われる。以上のように、報知モードAでは、サブリール15及び簡単なリーチ目でBB及びRB入賞が内部入賞したことが報知されるため、リーチ目を把握していない遊技者でもゲームを楽しむことができる。
【0057】
BBモード下でのゲームでは、入賞テーブルが第3入賞テーブルに切り替えられ、通常ゲーム時よりも小役入賞を得やすくなる。BBモードでは、先ず、1〜3枚のメダル投入の後に、スタートレバー18を操作してゲームを開始する。BBモードでは、RBモードが最大3回、及びBBモード下の通常ゲームが最大30回行うことができ、いずれかの制限回数に達した時点でBBモードが終了する。また、RBモードでは、最大8回入賞するか、又は最大12回のゲームを行うことができ、いずれかの制限回数に達した時点で終了する。なお、電子抽選部45で、BB又はRB入賞以外の入賞役及びハズレが決定された場合には、サブリール15は何も表示しない位置で停止するとともに、決定された入賞役及びハズレに応じた通常のゲーム処理が行われ、1回のゲームが終了する。この場合の第1〜第3リール14a〜14cの停止制御も停止パターンAテーブルから読み出されて決定された入賞役又はハズレが出現するように行われる。
【0058】
また、図8に示すように、報知モードBが選択されている場合には、電子抽選部45で抽選によりBB又はRB入賞が決定されると、制御部41aはサブリール15を何も表示しない位置で停止させ、報知モードAを選択したときと同様に停止パターンBテーブル61から組み合わせデータを読み出しながら第1〜第3メインリール14a〜14cの停止制御を行う。
【0059】
そして、遊技者がストップボタン19a〜19cを操作し、「7−7−7」又は「BAR−BAR−BAR」を揃えて入賞確定させた場合、BB又はRBモードに移行するとともに、配当メダルの払い出しが行われる。また、遊技者がストップボタン19a〜19cを操作して「7−7−7」又は「BAR−BAR−BAR」を揃えられず、モードの移行が行われなかった場合には、停止パターンBテーブル61の絵柄組み合わせデータから読み出したリーチ目又はチャンス目が表示され、BB又はRB入賞が内部入賞していることが報知される。このとき、停止パターンBテーブルには大量のリーチ目が出現するように絵柄の組み合わせデータが格納されているため、様々なパターンのリーチ目による報知が行われる。チャンス目が出現したときには、BB入賞又はRB入賞の内部入賞、小役入賞の取りこぼし、ハズレであるため遊技者の興趣を大いに盛り立てることができる。
【0060】
電子抽選部45により小役入賞が決定されると、制御部41aはサブリール15を内部入賞した小役入賞の種類を表示するように停止させ、小役入賞の報知を行う。この場合は遊技者は、サブリール15で表示された小役入賞絵柄を揃え、入賞確定させるようにする。また、制御部41aはBB及びRB入賞が電子抽選部45で決定された場合でもランダムにサブリール15により小役入賞の表示を行う。この場合、遊技者は報知された小役入賞絵柄を揃えるように第1〜第3メインリール14a〜14cを停止させるが、小役入賞絵柄が揃わずに第1〜第3メインリール14a〜14cが停止する。このように、小役入賞の報知がされたにも関わらず、小役入賞を入賞確定させることができなかった場合も、BB及びRB入賞が内部入賞していることが報知される。電子抽選部45で、BB又はRB入賞、及び小役入賞以外の入賞役及びハズレが決定された場合には、サブリール15は何も表示しない位置で停止するとともに、決定された入賞役及びハズレに応じた通常のゲーム処理が行われ、1回のゲームが終了する。この場合の第1〜第3リール14a〜14cの停止制御も停止パターンBテーブルから読み出されて決定された入賞役又はハズレ絵柄が出現し易いように行われる。以上のように、報知モードBでは、サブリール15による小役の報知とリーチ目及びチャンス目による報知とが行われる。
【0061】
報知モードBでは第1〜第3メインリール14a〜14cによるリーチ目及びチャンス目、サブリール15で小役入賞を報知したが小役入賞を入賞確定させることができなかった場合とによりBB又はRB入賞が報知されるので、リーチ目を好む遊技者を満足させることができ、また、第1〜第3メインリール14a〜14cとサブリール15とを用いて効果的な報知を行って遊技者の興趣を大いに盛り立てることが可能になる。
【0062】
また、図9に示すように、報知モードCが選択されている場合には、電子抽選部45で抽選によりBB又はRB入賞が決定されると、制御部41aは報知モードAを選択したときと同様に停止パターンCテーブル62から組み合わせデータを読み出しながら第1〜第3メインリール14a〜14cの停止制御を行う。
【0063】
そして、遊技者がストップボタン19a〜19cを操作し、「7−7−7」又は「BAR−BAR−BAR」を揃えて入賞確定させた場合、BB又はRBモードに移行するとともに、配当メダルの払い出しが行われる。また、遊技者がストップボタン19a〜19cを操作して「7−7−7」又は「BAR−BAR−BAR」を揃えられなかった場合には、停止パターンCテーブル63の絵柄組み合わせデータから読み出したリーチ目が表示され、BB又はRB入賞が内部入賞していることが報知される。このとき、停止パターンCテーブルには大量のリーチ目に加えて変則的なリーチ目が出現するように絵柄の組み合わせデータが格納されているため、3つのモードの中で最も多くのリーチ目による報知が行われる。なお、電子抽選部45で、BB又はRB入賞以外の入賞役及びハズレが決定された場合には、サブリール15は何も表示しない位置で停止するとともに、決定された入賞役及びハズレに応じた通常のゲーム処理が行われ、1回のゲームが終了する。この場合の第1〜第3リール14a〜14cの停止制御も停止パターンCテーブルから読み出されて決定された入賞役又はハズレ絵柄が出現するように行われる。以上のように、報知モードCでは、サブリール15による報知は行われず、リーチ目による報知のみ行われる。報知モードCでは3つのモードの中で最も多くのリーチ目による報知が行われるため、リーチ目を好む遊技者を満足させることが可能になる。
【0064】
図10は記録媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)67をスロットマシン10にインストールする例を示しており、記録媒体67には図7,8,9のフローチャートで示すような手段を、CPU41とメモリ42とを含むコンピュータ68で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、例えば入賞役決定手段、第1報知手段、絵柄データ記憶手段、絵柄データ選択手段、リール停止制御手段をコンピュータ67で実現するためのプログラムを記録媒体68に記録する。そして、この記録媒体68を読み取り装置69に装填して、プログラムをスロットマシン10にインストールする。
【0065】
なお、前記プログラムは、記録媒体67を介してインストールする代わりにインターネットを利用してスロットマシン10に配信することができる。また、配信された本発明のプログラム、又は記録媒体67から読み出した本発明のプログラムをパソコンにインストールし、モニタ上でスロットマシンゲームを行うことも可能である。
【0066】
以上図示例に従って本発明の実施形態について説明してきたが、本発明を実施するにあたっては適宜の変更が可能である。例えば上記実施形態では、報知モードを3種類設定したが、これに限らず適宜種類設定してよい。また、報知モードの内容も適宜設定してよい。この場合、例えばサブリール15による報知を行わず、リーチ目を簡単な構成にしたり、サブリール15による報知を行うとともに、大量のリーチ目で報知を行うようにするなど、リーチ目やチャンス目など第1報知手段による報知の構成とサブリール15などの第2報知手段による報知の構成とは適宜に組み合わせてよい。
【0067】
上記実施形態では、LED24a〜24cにより選択したパターンの種類を遊技者に表示したが、これに限らず、例えば表示セグメントによる表示や液晶パネルによる表示など適宜の方法で表示してよい。
【0068】
上記実施形態では、第2報知手段としてサブリール15を用いてBB入賞、RB入賞、小役入賞が内部入賞したことの報知を行ったが、これに限らず例えば液晶パネルやリールを内側から照明するバックランプなど、他の手段を用いてもよい。また、サブリール15の配置位置も適宜位置にしてよい。また、第1報知手段であるリーチ目による報知と第2報知手段による報知とを併用せずに報知手段としてリーチ目のみにより報知を行い、リーチ目の形態を選択できるようにしてもよい。
【0069】
上記実施形態では、第1〜第3メインリール14a〜14cの各絵柄に優先順位を設定し、この優先順位に基づいて第1〜第3メインリール14a〜14cの停止制御を行うようにしたが、入賞役毎に各々の入賞役を構成する絵柄の組み合わせ及び絵柄の出現箇所データを記憶したテーブルを複数設けてリールの停止制御を行ってもよい。この場合、ストップボタンの操作タイミングに応じて適宜の前記テーブルを選択し、選択したテーブルの絵柄の組み合わせ及び出現箇所データに基づいて、抽選された入賞役に対応する絵柄又はリーチ目が出現するようにリールの停止制御を行う。
【0070】
上記実施形態では、報知モード切換ボタン20を操作することにより、リーチ目による報知とサブリール15による報知との報知モードが異なるようにしたが、リーチ目による報知の報知パターンとサブリール15による報知の報知パターンとをそれぞれ別個に選択できるようにしてもよい。
【0071】
なお、本発明はリール駆動タイプのスロットマシンに限らず、ビデオタイプのスロットマシンや、パチンコ機などにも等しく適用することができる。さらに、上記実施形態のように、入賞ラインが横3本、斜め2本の合計5本設定された遊技機に限らず、その他の入賞ライン数の遊技機にも本発明は適用可能である。
【0072】
【発明の効果】
以上のように、本発明の遊技機によれば、遊技者の選択操作で選択されたリーチ目が絵柄表示部から表示されるので、1機種の遊技機に複数種の遊技機の機能を与えることが可能になり、これにより、遊技者の様々な好みに合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたスロットマシンの外観図である。
【図2】報知モードAを選択した場合に出現するリーチ目の一例である。
【図3】報知モードBを選択した場合に出現するリーチ目の一例である。
【図4】報知モードCを選択した場合に出現するリーチ目の一例である。
【図5】図1に示すスロットマシンの電気的概略構成を示す機能ブロック図である。
【図6】絵柄データ選択部の機能ブロック図である。
【図7】報知モードAを選択した場合のゲームの流れを示すフローチャートである。
【図8】報知モードBを選択した場合のゲームの流れを示すフローチャートである。
【図9】報知モードCを選択した場合のゲームの流れを示すフローチャートである。
【図10】プログラムが格納された記録媒体を、スロットマシンにインストールする場合の説明図である。
【符号の説明】
10 スロットマシン
20 報知モード切換ボタン
21 報知モードA表示窓
22 報知モードB表示窓
23 報知モードC表示窓
24a,24b,24c LED
41a 制御部
43 LED制御部
44 絵柄データ選択部
45 電子抽選器
47 報知モード選択信号発生部
60 停止パターンAテーブル
61 停止パターンBテーブル
62 停止パターンCテーブル
67 記録媒体
68 コンピュータ
69 読み取り装置
Claims (6)
- 外周に複数種類の絵柄が配列され、ゲームの開始操作に応答して回転するとともにストップ操作に応答して停止する複数のリールと、前記リールに配列された前記複数種類の絵柄のうちの一部の絵柄を表示する絵柄表示部と、前記回転操作に応答して前記リールの回転開始前にハズレ及び複数種類の入賞役のうちのいずれかを抽選により決定する入賞役決定手段とを備え、前記入賞役決定手段での抽選で特定の入賞役が抽選されて前記特定の入賞役を構成する絵柄が停止しなかった場合にのみ、前記特定の入賞役が抽選されたことを報知するリーチ目を構成する絵柄が前記絵柄表示部から表示される遊技機において、
互いに態様の異なる前記リーチ目の態様データが格納された複数種類の絵柄データ記憶手段と、
遊技者の選択操作に応答して前記絵柄データ記憶手段のうちのいずれかを選択する絵柄データ選択手段と、
前記リールのストップ操作に応答して、前記絵柄データ選択手段で選択された前記絵柄データ記憶手段の態様データに基づき、前記リーチ目が前記絵柄表示部から表示されるようにリールの停止制御を行うリール停止制御手段とを設けたことを特徴とする遊技機。 - 前記リーチ目は、
前記特定の入賞役を構成する絵柄を直線状に組み合わせて並ぶように前記特定の入賞役が抽選されたことを表示する第1態様と、
前記特定の入賞役を構成する絵柄が折れ曲がったライン状に組み合わせて並ぶように前記特定の入賞役が抽選されたことを表示する第2態様と、
同一の前記当選役を構成する絵柄同士の位置関係によって前記特定の入賞役が抽選されたことを表示する第3態様とを含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記絵柄表示部からは、前記リーチ目に加えて、前記入賞役決定手段での抽選の結果に関わらず表示されるチャンス目が表示されることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
- 前記当選役抽選の結果を前記リーチ目と別個に報知する第2報知手段を設け、
前記第2報知手段による報知パターンが前記選択操作によって前記リーチ目の態様とともに変化することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。 - ハズレ及び複数種類の入賞役のうちのいずれかを抽選により決定する入賞役決定手段と、
入賞役決定手段での抽選で決定した特定の入賞役が入賞確定しなかった場合にのみ絵柄表示部から表示されるリーチ目の態様データが格納され、各々の態様データは前記リーチ目の態様が互いに異なる複数種類の絵柄データ記憶手段と、
遊技者の選択操作に応答して前記絵柄データ記憶手段のうちのいずれかを選択する絵柄データ選択手段と、
リールのストップ操作に応答して、前記絵柄データ選択手段で選択された前記絵柄データ記憶手段の態様データに基づき、前記リーチ目が前記絵柄表示部から表示されるようにリールの停止制御を行うリール停止制御手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - ハズレ及び複数種類の入賞役のうちのいずれかを抽選により決定する入賞役決定手段と、
入賞役決定手段での抽選で決定した特定の入賞役が入賞確定しなかった場合にのみ絵柄表示部から表示されるリーチ目の態様データが格納され、各々の態様データは前記リーチ目の態様が互いに異なる複数種類の絵柄データ記憶手段と、
遊技者の選択操作に応答して前記絵柄データ記憶手段のうちのいずれかを選択する絵柄データ選択手段と、
リールのストップ操作に応答して、前記絵柄データ選択手段で選択された前記絵柄データ記憶手段の態様データに基づき、前記リーチ目が前記絵柄表示部から表示されるようにリールの停止制御を行うリール停止制御手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラム。
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