JP3937895B2 - 光モジュール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
光トランシーバモジュール等の光モジュールは、半導体レーザ等の発光素子を内蔵する送信(発光)モジュールと、フォトダイオード等の受光素子を内蔵する受信(受光)モジュールと、送信モジュールに接続される送信モジュール用パラレル/シリアル変換ICと、受信モジュールに接続される受信モジュール用パラレル/シリアル変換ICとを備えている。そして、従来の光モジュールでは、送信モジュール及び送信モジュール用パラレル/シリアル変換ICを含む送信系と、受信モジュール及び受信モジュール用パラレル/シリアル変換ICを含む受信系とをそれぞれ分けて配置して、境界部分に電磁遮蔽するための遮蔽部材を設けることで電磁的な相互干渉(放射ノイズの影響)を防いでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の光モジュールでは、小型化、低コスト化のために、送信モジュール及び受信モジュールの両者に接続される送受信一体型のパラレル/シリアル変換ICを用いた場合、送信系と受信系とを分けて配置することが困難となり、電磁的な相互干渉を防ぐことができなくなるおそれがあった。
【0004】
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、送受信一体型のパラレル/シリアル変換ICを用いた場合においても、電磁的な相互干渉を防ぐことが可能な光モジュールを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光モジュールは、切り欠きが形成された基板と、電気信号を光信号に変換する送信モジュールと、光信号を電気信号に変換する受信モジュールと、送信モジュール及び受信モジュールに接続されるパラレル/シリアル変換ICと、基板を収容するための筐体と、筐体と一体的に設けられ、前記基板に形成された前記切り欠きを囲む遮蔽部材と、を備え、送信モジュール及び受信モジュールのいずれか一方が、表面実装型のモジュールであると共に、基板の一方面に実装され、送信モジュール及び受信モジュールのいずれか他方が、バタフライパッケージ型のモジュールであると共に、基板に形成された切り欠きに実装され、基板の一方面には送信モジュール及び受信モジュールのうち表面実装型のモジュールである方とパラレル/シリアル変換ICとを電気的に接続するための第1の配線が設けられ、基板の他方面にはバタフライパッケージ型のモジュールのうちバタフライパッケージ型のモジュールである方とパラレル/シリアル変換ICとを電気的に接続するための第2の配線が設けられており、第1の配線と第2の配線とが遮蔽部材により電磁遮蔽されていることを特徴としている。
【0010】
本発明に係る光モジュールでは、送信モジュールと受信モジュールとに対応して、第1の配線と第2の配線とが互いに基板の異なる面に設けられる。この結果、パラレル/シリアル変換ICとして送受信一体型のものを用いた場合においても、送信系と受信系の間における電磁的な相互干渉を防ぐことができる。送信モジュール及び受信モジュールの少なくとも一方がバタフライパッケージ型のモジュールの場合、当該モジュールを実装するための切り欠きを基板に形成する必要があり、この切り欠きを介して電磁的な相互干渉が生じるおそれがある。しかしながら、本発明では、第1の配線と第2の配線とが遮蔽部材により電磁遮蔽されているので、電磁的な相互干渉を確実に防ぐことができる。また、第1の配線と第2の配線とが互いに基板の異なる面に設けられているので、遮蔽部材の配置も容易である。
【0011】
本発明に係る光モジュールは、複数の切り欠きが形成された基板と、電気信号を光信号に変換する送信モジュールと、光信号を電気信号に変換する受信モジュールと、送信モジュール及び受信モジュールに接続されるパラレル/シリアル変換ICと、基板を収容するための筐体と、筐体と一体的に設けられ、基板に形成された複数の切り欠きを個々に囲む遮蔽部材と、を備え、送信モジュール及び受信モジュールが、バタフライパッケージ型のモジュールであると共に、基板に形成された複数の切り欠きにそれぞれ実装され、基板の一方面には送信モジュール及び受信モジュールのいずれか一方とパラレル/シリアル変換ICとを電気的に接続するための第1の配線が設けられ、基板の他方面には送信モジュール及び受信モジュールのいずれか他方とパラレル/シリアル変換ICとを電気的に接続するための第2の配線が設けられており、第1の配線と第2の配線とが遮蔽部材により電磁遮蔽されていることを特徴としている。
【0012】
本発明に係る光モジュールでは、第1の配線と第2の配線とは互いに基板の異なる面に設けられる。この結果、パラレル/シリアル変換ICとして送受信一体型のものを用いた場合においても、送信系と受信系の間における電磁的な相互干渉を防ぐことができる。送信モジュール及び受信モジュールがバタフライパッケージ型のモジュールの場合、当該モジュールを実装するための切り欠きを基板に形成する必要があり、この切り欠きを介して電磁的な相互干渉が生じるおそれがある。しかしながら、本発明では、第1の配線と第2の配線とが遮蔽部材により電磁遮蔽されているので、電磁的な相互干渉を確実に防ぐことができる。また、第1の配線と第2の配線とが互いに基板の異なる面に設けられているので、遮蔽部材の配置も容易である。
【0013】
また、基板を収容するための金属製の筐体を更に備えており、遮蔽部材は、筐体と一体的に設けられていることが好ましい。このように構成した場合、部品点数の削減、製造工程の簡略化等により、光モジュールの低コスト化が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態に係る光モジュールについて図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
【0015】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る光モジュールとしての光トランシーバモジュールの構成を示す斜視図である。また、図2及び図3は、第1実施形態に係る光トランシーバモジュールの構成を示す分解斜視図である。
【0016】
図1〜図3に示すように、光トランシーバモジュールM1は、発光モジュール12、受光モジュール14、パラレル/シリアル変換IC18、コネクタ端子20、基板22、筐体24、キャップ26等を備えている。
【0017】
発光モジュール12(送信モジュール)は、図2に示すように、バタフライパッケージ型のモジュールである。この発光モジュール12は、発光素子が封止された素子収容部30と、ファイバ接続部32とを有しており、電気信号を光信号に変換する。
【0018】
素子収容部30は、半導体レーザなどの発光素子と、発光素子の発光状態をモニタするためのフォトダイオードなどの受光素子と、発光素子及び受光素子を搭載する搭載部材と、これらを収容するハウジングと、を含んでいる。ハウジングの側面の高さ方向中央位置には、複数のアウターリード42が設けられている。なお、搭載部材はCuWといった金属から形成されている。また、ハウジングの底部はCuWといった金属から形成されており、それ以外の部分はコバールといった金属から形成されている。
【0019】
ファイバ接続部32は、集光レンズといったレンズと、レンズを保持するレンズ保持部材と、フェルールと、このフェルールを保持するフェルールホルダと、ゴムブーツと、を含んでいる。フェルールには、光ファイバ58の一端を保護するように、光ファイバ58が挿入されている。光ファイバ58は、フェルール及びフェルールホルダを介してレンズに位置合わせされており、これにより発光素子との光学的な結合が図られている。ゴムブーツは、レンズ保持部材、フェルールホルダ、フェルール、保持部材、及び光ファイバ58の一部を覆い、これらを保護している。光ファイバ58は、ゴムブーツを通して外部へ取り出される。
【0020】
受光モジュール14(受信モジュール)は、図2に示すように、表面実装型のモジュールである。この受光モジュール14は、素子収容部60とファイバ接続部62とを有しており、光信号を電気信号に変換する。
【0021】
素子収容部60は、フォトダイオードなどの受光素子を樹脂封止して構成されている。この素子収容部60の側面には、複数のアウターリード66が設けられており、表面実装可能なように屈曲されている。
【0022】
ファイバ接続部62は、内部に光ファイバ(図示しない)が挿入されたフェルールと、フェルールを保持する円筒状のスリーブ(図示しない)とを、フェルールの一端を突出させた状態で樹脂封止して構成されている。そして、ファイバ接続部の一対の側面には、光コネクタプラグ70の係合爪と係合される突起部が設けられている。
【0023】
光コネクタプラグ70は、いわゆるEZコネクタと呼ばれる樹脂製の簡易コネクタである。受光モジュール14に光コネクタプラグ70が取り付けられると、図2に示すように、受光モジュール14のフェルールは、光コネクタプラグ70のスリーブ(図示しない)に収納され固定される。また、このスリーブには、光コネクタプラグ70の一方から導入された光ファイバ76が、フェルール(図示しない)を介してスリーブ内に挿入されて位置決めされている。このため、双方の光ファイバのコアの中心軸は同軸に合わされる。
【0024】
パラレル/シリアル変換IC18は、BGA(Ball grid array)を有する送受信一体型のパラレル/シリアル変換ICであり、発光モジュール12及び受光モジュール14に接続されている。このパラレル/シリアル変換IC18は、発光モジュール12への信号をパラレル入力形式からシリアル入力形式に変換すると共に、受光モジュール14からの信号をシリアル出力からパラレル出力に変換する。
【0025】
コネクタ端子20は、BGAと複数のリードピン(あるいはリードピンと嵌合するレセプタクル)からなる雄コネクタ端子(あるいは雌コネクタ端子)である。このコネクタ端子20は、低速の複数の信号を筐体24内部の基板22に導入したり導出したりするため、BGAにより端子の高密度化が図られている。このコネクタ端子20は、光トランシーバモジュールM1が実装される図示しない実装基板上の雌コネクタ端子(あるいは雄コネクタ端子)と連結され、これにより両者の電気的な接続が図られる。
【0026】
基板22は、外形が略長方形状をなし、表面及び裏面にプリント配線が施されている。この基板22は、その裏面に発光モジュール搭載領域、受光モジュール搭載領域、パラレル/シリアル変換IC搭載領域、及びコネクタ端子搭載領域を有している。このうち、発光モジュール搭載領域及び受光モジュール搭載領域は、基板22の前縁に並んで設けられており、発光モジュール搭載領域は、基板22の前縁を切り欠いて形成されている。
【0027】
基板22の裏面側のプリント配線は、図2に示すように、受光モジュール14とパラレル/シリアル変換IC18とを電気的に接続する第1の配線23aを含んでいる。基板22の表面側のプリント配線は、図3に示すように、発光モジュール12とパラレル/シリアル変換IC18とを電気的に接続する第2の配線23bを含んでいる。なお、第2の配線23bは、ビア等により基板22の裏面側に導かれ、発光モジュール12とパラレル/シリアル変換IC18とに接続されている。
【0028】
筐体24は、基板22を収容するためのものであり、アルミや銅などの金属から形成されている。ただし、熱伝導率、コスト等を考慮すると、アルミが好適である。この筐体24は、上部筐体78と下部筐体80を有している。上部筐体78は、図2に示すように、基板22に沿って延びる上壁部82と、上壁部82の縁部に設けられた側壁部84とを含んでいる。
【0029】
下部筐体80は、図2及び図3に示すように、基板22に沿って延びる底壁部86と、底壁部86の縁部に設けられた側壁部88とを含んでいる。底壁部86のコネクタ端子20に対応する部分は、貫通されて開口部90とされている。この下部筐体80の内面には、遮蔽部材91が一体的に設けられている。遮蔽部材91は、アルミ等の金属からなり、開口部90の一縁に沿う遮蔽壁部分92と、遮蔽壁部分92と交差する遮蔽壁部分94と、遮蔽壁部分94と交差する遮蔽壁部分95を含んでいる。これにより、発光モジュール12と、受光モジュール14及びパラレル/シリアル変換IC16とが遮蔽される。また、第1の配線23aと第2の配線23bとは、基板22及び遮蔽部材91(遮蔽壁部分94及び遮蔽壁部分95)により遮蔽されている。なお、遮蔽部材91は、熱伝導率を考慮すると、筐体24と同じ金属であることが好適である。
【0030】
キャップ26は、発光モジュール12のファイバ接続部32を被覆するように設けられた円筒状の部材であり、アルミや銅などの金属から形成されている。ただし、熱伝導率、コスト等を考慮すると、アルミが好適である。このキャップ26は、その軸方向に沿って分割され、上部キャップ片(第1のキャップ片)96と下部キャップ片(第2のキャップ片)98とを有している。
【0031】
ここで、上部キャップ片96は、上部筐体78の前方の側壁部84に一体に設けられている。これに対し、下部キャップ片98は、筐体24とは別個に設けられている。この下部キャップ片98は、上部筐体78と下部筐体80との間で挟持するための基端部100を含む。このように、基端部100を介して下部キャップ片98を上部筐体78と下部筐体80との間で挟持し筐体24と接続することが可能であるため、接着剤等を塗布したり、溶接を施したり、ネジ止めしたりする作業が不要となり、生産効率の向上が図られる。
【0032】
また、下部キャップ片98は、その先端部においてバネ性を有するラッチ部102を有している。このラッチ部102は、下部キャップ片98の先端部において片持ち支持されており、ラッチ部102の先端と下部キャップ片98の先端部との間には隙間104が設けられている。この隙間104は、発光モジュール12の光ファイバ58を通すために設けられている。ラッチ部102は、上部キャップ片96の先端部を包み込むように係止し、上部キャップ片96と下部キャップ片98とを固定する。このように、ラッチ部102を介して上部キャップ片96と下部キャップ片98とを固定することが可能であるため、接着剤等を塗布したり、溶接を施したり、ネジ止めしたりする作業が不要となり、生産効率の向上が図られる。
【0033】
また、上部筐体78の前方の側壁部84には、受光モジュール14に接続された光コネクタプラグ70を位置決めする位置決め部106が一体に設けられている。この位置決め部106は、光コネクタプラグ70から延びる光ファイバ76を案内する案内溝108を有する。また、下部筐体80の前方の側壁部88には、位置決め部106により位置決めされた光コネクタプラグ70を押える押え部110が一体に設けられている。
【0034】
上記した構成の発光モジュール12が、基板22の発光モジュール搭載領域に搭載、実装され、受光モジュール14が基板22の受光モジュール搭載領域に搭載、実装されている。また、パラレル/シリアル変換IC18が基板22のパラレル/シリアル変換IC搭載領域に搭載、実装されている。更に、コネクタ端子20が基板22のコネクタ端子搭載領域に搭載、実装されている。そして、これらの部材を搭載、実装した基板22が、図4に示すように、上部筐体78に対してネジ112により固定されている。このとき、発光モジュール12のファイバ接続部32は、上部キャップ片96に収容され、受光モジュール14の光コネクタプラグ70は、位置決め部106により位置決めされている。
【0035】
更に、図5に示すように、下部キャップ片98がラッチ部102を介して上部キャップ片96に組み付けられ固定されている。そして、上部筐体78に対して下部筐体80が6つのネジ114を用いて組み付けられている。このとき、下部キャップ片98は、基端部100を介して上部筐体78と下部筐体80との間に挟持される。また、押え部110により光コネクタプラグ70が押えられ固定される。
【0036】
これらのようにして、図1に示すような、本第1実施形態に係る光トランシーバモジュールM1が構成される。この光トランシーバモジュールM1は、下部筐体80が図示しない実装基板と対面するようにして実装される。このとき、基板22に搭載されたコネクタ端子20と、実装基板上のコネクタ端子とが、下部筐体80の開口部90を通して結合されることで、基板22の配線回路と実装基板の配線回路とが電気的に接続される。
【0037】
以上のように、本第1実施形態に係る光トランシーバモジュールM1においては、発光モジュール12と受光モジュール14とが基板22の裏面側に実装されるものの、第1の配線23aと第2の配線23bとは互いに基板22の異なる面に設けられる。この結果、パラレル/シリアル変換IC18として送受信一体型のものを用いた場合においても、送信系(発光モジュール12及び第2の配線23b)と受信系(受光モジュール14及び第1の配線23a)の間における電磁的な相互干渉(送信系から受信系への放射ノイズの影響)を防ぐことができる。
【0038】
ところで、発光モジュール12がバタフライパッケージ型のモジュールであり、当該発光モジュール12を実装するための切り欠きを基板22に形成する必要があり、この切り欠きを介して電磁的な相互干渉が生じるおそれがある。しかしながら、本第1実施形態に係る光トランシーバモジュールM1では、送信系(発光モジュール12及び第2の配線23b)と受信系(受光モジュール14及び第1の配線23a)とが遮蔽部材91により電磁遮蔽されているので、電磁的な相互干渉を確実に防ぐことができる。また、第1の配線23aと第2の配線23bとが互いに基板22の異なる面に設けられているので、遮蔽部材91の配置も容易である。
【0039】
なお、この電磁的な相互干渉の防止効果は、発光モジュール12の発光素子、受光モジュール14の受光素子共に動作速度が10GHz以上となるような高速動作の場合に顕著に現れる。
【0040】
また、本第1実施形態に係る光トランシーバモジュールM1においては、基板22を収容するための金属製の筐体24を備えており、遮蔽部材91は筐体24と一体的に設けられている。これにより、部品点数の削減、製造工程の簡略化等により、光トランシーバモジュールM1の低コスト化が可能となる。
【0041】
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る光モジュールとしての光トランシーバモジュールの構成を説明するための概略斜視図である。第2実施形態は、発光モジュール12と受光モジュール14とが表面実装型である点で第1実施形態と相違する。
【0042】
図6に示されるように、本第2実施形態の光トランシーバモジュールM2は、発光モジュール12、受光モジュール14、パラレル/シリアル変換IC18、コネクタ端子20、基板22、筐体24等を備えている。なお、第1実施形態にて説明した、キャップ26、光ファイバ58,76、位置決め部106等については、その図示を省略している。
【0043】
発光モジュール12と受光モジュール14とは、表面実装型のモジュールである。基板22は、その裏面に受光モジュール搭載領域、パラレル/シリアル変換IC搭載領域、及びコネクタ端子搭載領域を有し、その表面に発光モジュール搭載領域を有している。
【0044】
基板22の裏面側のプリント配線は、受光モジュール14とパラレル/シリアル変換IC18とを電気的に接続する第1の配線23aを含んでいる。基板22の表面側のプリント配線は、発光モジュール12とパラレル/シリアル変換IC18とを電気的に接続する第2の配線23bを含んでいる。なお、第2の配線23bは、ビア等により基板22の裏面側に導かれ、パラレル/シリアル変換IC18に接続されている。
【0045】
発光モジュール12が基板22の発光モジュール搭載領域に搭載、実装され、受光モジュール14が基板22の受光モジュール搭載領域に搭載、実装されている。また、パラレル/シリアル変換IC18が基板22のパラレル/シリアル変換IC搭載領域に搭載、実装されている。更に、コネクタ端子20が基板22のコネクタ端子搭載領域に搭載、実装されている。
【0046】
発光モジュール12と、受光モジュール14及びパラレル/シリアル変換IC16とは、基板22により遮蔽されている。また、第1の配線23aと第2の配線23bとは、基板22により遮蔽されている。
【0047】
以上のように、本第2実施形態に係る光トランシーバモジュールM2においては、発光モジュール12と受光モジュール14とが互いに基板22の異なる面側に表面実装される。そして、これに対応して、第1の配線23aと第2の配線23bとが互いに基板22の異なる面に設けられる。この結果、パラレル/シリアル変換IC18として送受信一体型のものを用いた場合においても、送信系と受信系の間における電磁的な相互干渉を防ぐことができる。また、電磁的な相互干渉を防ぎ得る構成を、基板22の両面に対応する第1の配線23aと第2の配線23bとを設けるという極めて簡易な構成にて実現できる。
【0048】
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態に係る光モジュールとしての光トランシーバモジュールの構成説明するための概略斜視図である。第3実施形態は、発光モジュール12と受光モジュール14とを基板の同じ面に実装している点で第2実施形態と相違する。
【0049】
図7に示されるように、本第3実施形態の光トランシーバモジュールM3は、発光モジュール12、受光モジュール14、パラレル/シリアル変換IC18、コネクタ端子20、基板22、筐体24等を備えている。なお、第1実施形態にて説明した、キャップ26、光ファイバ58,76、位置決め部106等については、その図示を省略している。
【0050】
発光モジュール12と受光モジュール14とは、表面実装型のモジュールである。基板22は、その裏面に発光モジュール搭載領域、受光モジュール搭載領域、パラレル/シリアル変換IC搭載領域、及びコネクタ端子搭載領域を有している。
【0051】
基板22の裏面側のプリント配線は、受光モジュール14とパラレル/シリアル変換IC18とを電気的に接続する第1の配線23aを含んでいる。基板22の表面側のプリント配線は、発光モジュール12とパラレル/シリアル変換IC18とを電気的に接続する第2の配線23bを含んでいる。なお、第2の配線23bは、ビア等により基板22の裏面側に導かれ、発光モジュール12とパラレル/シリアル変換IC18とに接続されている。
【0052】
発光モジュール12が基板22の発光モジュール搭載領域に搭載、実装され、受光モジュール14が基板22の受光モジュール搭載領域に搭載、実装されている。また、パラレル/シリアル変換IC18が基板22のパラレル/シリアル変換IC搭載領域に搭載、実装されている。更に、コネクタ端子20が基板22のコネクタ端子搭載領域に搭載、実装されている。
【0053】
筐体24(下部筐体)には、遮蔽部材91が一体的に設けられている。この遮蔽部材91により、発光モジュール12と、受光モジュール14及びパラレル/シリアル変換IC16とが遮蔽されている。また、第1の配線23aと第2の配線23bとは、基板22により遮蔽されている。
【0054】
以上のように、本第3実施形態に係る光トランシーバモジュールM3においては、発光モジュール12と受光モジュール14とが基板22の同じ面側に表面実装されるものの、第1の配線23aと第2の配線23bとは互いに基板22の異なる面に設けられる。この結果、パラレル/シリアル変換IC18として送受信一体型のものを用いた場合においても、送信系と受信系の間における電磁的な相互干渉を防ぐことができる。また、電磁的な相互干渉を防ぎ得る構成を、基板22の両面に対応する第1の配線23aと第2の配線23bとを設けるという極めて簡易な構成にて実現できる。
【0055】
また、本第3実施形態に係る光トランシーバモジュールM3では、発光モジュール12と受光モジュール14とが遮蔽部材91により電磁遮蔽されているので、電磁的な相互干渉をより一層確実に防ぐことができる。また、第1の配線23aと第2の配線23bとが互いに基板22の異なる面に設けられているので、遮蔽部材91の配置も容易である。
【0056】
(第4実施形態)
図8は、第4実施形態に係る光モジュールとしての光トランシーバモジュールの構成を説明するための概略斜視図である。第4実施形態は、発光モジュール12と受光モジュール14とを基板の異なる面にそれぞれ実装している点で第1実施形態と相違する。
【0057】
図8に示されるように、本第4実施形態の光トランシーバモジュールM4は、発光モジュール12、受光モジュール14、パラレル/シリアル変換IC18、コネクタ端子20、基板22、筐体24等を備えている。なお、第1実施形態にて説明した、キャップ26、光ファイバ58,76、位置決め部106等については、その図示を省略している。
【0058】
発光モジュール12はバタフライパッケージ型のモジュールであり、受光モジュール14は表面実装型のモジュールである。基板22は、その裏面に受光モジュール搭載領域、パラレル/シリアル変換IC搭載領域、及びコネクタ端子搭載領域を有し、その表面に発光モジュール搭載領域を有している。
【0059】
基板22の裏面側のプリント配線は、受光モジュール14とパラレル/シリアル変換IC18とを電気的に接続する第1の配線23aを含んでいる。基板22の表面側のプリント配線は、発光モジュール12とパラレル/シリアル変換IC18とを電気的に接続する第2の配線23bを含んでいる。なお、第2の配線23bは、ビア等により基板22の裏面側に導かれ、パラレル/シリアル変換IC18に接続されている。
【0060】
発光モジュール12が基板22の発光モジュール搭載領域に搭載、実装され、受光モジュール14が基板22の受光モジュール搭載領域に搭載、実装されている。また、パラレル/シリアル変換IC18が基板22のパラレル/シリアル変換IC搭載領域に搭載、実装されている。更に、コネクタ端子20が基板22のコネクタ端子搭載領域に搭載、実装されている。
【0061】
筐体24(下部筐体)には、遮蔽部材91が一体的に設けられている。この遮蔽部材91により、発光モジュール12と、受光モジュール14及びパラレル/シリアル変換IC16とが遮蔽されている。また、第1の配線23aと第2の配線23bとは、基板22及び遮蔽部材91により遮蔽されている。
【0062】
以上のように、本第3実施形態に係る光トランシーバモジュールM3においては、発光モジュール12と受光モジュール14とが互いに基板22の異なる面側に実装され、これに対応して、第1の配線23aと第2の配線23bとが互いに基板22の異なる面に設けられる。この結果、パラレル/シリアル変換IC18として送受信一体型のものを用いた場合においても、送信系と受信系の間における電磁的な相互干渉を防ぐことができる。
【0063】
また、本第4実施形態に係る光トランシーバモジュールM4においては、送信系(発光モジュール12及び第2の配線23b)と受信系(受光モジュール14及び第1の配線23a)とが遮蔽部材91により電磁遮蔽されているので、発光モジュール12を実装するための切り欠きを基板22に形成した場合でも、電磁的な相互干渉を確実に防ぐことができる。また、第1の配線23aと第2の配線23bとが互いに基板22の異なる面に設けられているので、遮蔽部材91の配置も容易である。
【0064】
(第5実施形態)
図9は、第5実施形態に係る光モジュールとしての光トランシーバモジュールの構成を説明するための概略斜視図である。第5実施形態は、発光モジュール12と受光モジュール14とがバタフライパッケージ型である点で第2実施形態と相違する。
【0065】
図9に示されるように、本第5実施形態の光トランシーバモジュールM5は、発光モジュール12、受光モジュール14、パラレル/シリアル変換IC18、コネクタ端子20、基板22、筐体24等を備えている。なお、第1実施形態にて説明した、キャップ26、光ファイバ58,76、位置決め部106等については、その図示を省略している。
【0066】
発光モジュール12と受光モジュール14とは、バタフライパッケージ型のモジュールである。基板22は、その裏面に受光モジュール搭載領域、パラレル/シリアル変換IC搭載領域、及びコネクタ端子搭載領域を有し、その表面に発光モジュール搭載領域を有している。
【0067】
基板22の裏面側のプリント配線は、受光モジュール14とパラレル/シリアル変換IC18とを電気的に接続する第1の配線23aを含んでいる。基板22の表面側のプリント配線は、発光モジュール12とパラレル/シリアル変換IC18とを電気的に接続する第2の配線23bを含んでいる。なお、第2の配線23bは、ビア等により基板22の裏面側に導かれ、パラレル/シリアル変換IC18に接続されている。
【0068】
発光モジュール12が基板22の発光モジュール搭載領域に搭載、実装され、受光モジュール14が基板22の受光モジュール搭載領域に搭載、実装されている。また、パラレル/シリアル変換IC18が基板22のパラレル/シリアル変換IC搭載領域に搭載、実装されている。更に、コネクタ端子20が基板22のコネクタ端子搭載領域に搭載、実装されている。
【0069】
筐体24(上部筐体及び下部筐体)には、遮蔽部材91が一体的に設けられている。この遮蔽部材91により、発光モジュール12と受光モジュール14とが遮蔽されている。また、第1の配線23aと第2の配線23bとは、基板22及び遮蔽部材91により遮蔽されている。なお、基板22の表面側の遮蔽部材91は、一点鎖線にて示している。
【0070】
以上のように、本第5実施形態に係る光トランシーバモジュールM5においても、パラレル/シリアル変換IC18として送受信一体型のものを用いた場合に、送信系と受信系の間における電磁的な相互干渉を防ぐことができる。
【0071】
また、本第5実施形態に係る光トランシーバモジュールM5においては、送信系(発光モジュール12及び第2の配線23b)と受信系(受光モジュール14及び第1の配線23a)とが遮蔽部材91により電磁遮蔽されているので、発光モジュール12を実装するための切り欠きを基板22に形成した場合でも、電磁的な相互干渉を確実に防ぐことができる。また、第1の配線23aと第2の配線23bとが互いに基板22の異なる面に設けられているので、遮蔽部材91の配置も容易である。
【0072】
なお、本第5実施形態においては、発光モジュール12と受光モジュール14とを基板の同じ面に実装してもよい。
【0073】
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、パラレル/シリアル変換IC18を基板22の表面側に実装してもよい。この場合には、第1の配線23aは、ビア等により基板22の表面側に導かれ、パラレル/シリアル変換IC18に接続されることとなる。また、遮蔽部材91を基板22と一体的に設けるようにしてもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、送受信一体型のパラレル/シリアル変換ICを用いた場合においても、電磁的な相互干渉を防ぐことが可能な光モジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る光トランシーバモジュールの構成を示す斜視図である。
【図2】第1実施形態に係る光トランシーバモジュールの構成を示す分解斜視図である。
【図3】第1実施形態に係る光トランシーバモジュールの構成を示す分解斜視図である。
【図4】光トランシーバモジュールの組み付けの様子を示す斜視図である。
【図5】光トランシーバモジュールの組み付けの様子を示す斜視図である。
【図6】第2実施形態に係る光トランシーバモジュールの構成を説明するための概略斜視図である。
【図7】第3実施形態に係る光トランシーバモジュールの構成を説明するための概略斜視図である。
【図8】第4実施形態に係る光トランシーバモジュールの構成を説明するための概略斜視図である。
【図9】第5実施形態に係る光トランシーバモジュールの構成を説明するための概略斜視図である。
【符号の説明】
12…発光モジュール、14…受光モジュール、18…パラレル/シリアル変換IC、20…コネクタ端子、22…基板、23a…第1の配線、23b…第2の配線、24…筐体、91…遮蔽部材、M1〜M5…光トランシーバモジュール。
Claims (2)
- 切り欠きが形成された基板と、
電気信号を光信号に変換する送信モジュールと、
光信号を電気信号に変換する受信モジュールと、
前記送信モジュール及び前記受信モジュールに接続されるパラレル/シリアル変換ICと、
前記基板を収容するための筐体と、
前記筐体と一体的に設けられ、前記基板に形成された前記切り欠きを囲む遮蔽部材と、を備え、
前記送信モジュール及び前記受信モジュールのいずれか一方が、表面実装型のモジュールであると共に、前記基板の一方面に実装され、
前記送信モジュール及び前記受信モジュールのいずれか他方が、バタフライパッケージ型のモジュールであると共に、前記基板に形成された前記切り欠きに実装され、
前記基板の前記一方面には前記送信モジュール及び前記受信モジュールのうち前記表面実装型のモジュールである方と前記パラレル/シリアル変換ICとを電気的に接続するための第1の配線が設けられ、前記基板の他方面には前記送信モジュール及び前記受信モジュールのうち前記バタフライパッケージ型のモジュールである方と前記パラレル/シリアル変換ICとを電気的に接続するための第2の配線が設けられており、
前記第1の配線と前記第2の配線とが前記遮蔽部材により電磁遮蔽されていることを特徴とする光モジュール。 - 複数の切り欠きが形成された基板と、
電気信号を光信号に変換する送信モジュールと、
光信号を電気信号に変換する受信モジュールと、
前記送信モジュール及び前記受信モジュールに接続されるパラレル/シリアル変換ICと、
前記基板を収容するための筐体と、
前記筐体と一体的に設けられ、前記基板に形成された前記複数の切り欠きを個々に囲む遮蔽部材と、を備え、
前記送信モジュール及び前記受信モジュールが、バタフライパッケージ型のモジュールであると共に、前記基板に形成された前記複数の切り欠きにそれぞれ実装され、
前記基板の前記一方面には前記送信モジュール及び前記受信モジュールのいずれか一方と前記パラレル/シリアル変換ICとを電気的に接続するための第1の配線が設けられ、前記基板の他方面には前記送信モジュール及び前記受信モジュールのいずれか他方と前記パラレル/シリアル変換ICとを電気的に接続するための第2の配線が設けられており、
前記第1の配線と前記第2の配線とが前記遮蔽部材により電磁遮蔽されていることを特徴とする光モジュール。
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