JP3939964B2 - フォークガイド付き搬送ボックス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂発泡体から成る有底のボックス本体と蓋体で構成されるボックスにフォークガイド付き搬送ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、液晶表示用ガラス基板等のガラス基板を移送する場合に用いられる搬送用ボックスとして、図8に示すようなボックスが知られていた。
【0003】
図8において、01は搬送ボックスであって、有底の本体部02と図示しない蓋体とで構成され、本体部02内には、ガラス基板支持用の溝04aを有した内装板04が一対挿入されている。ガラス基板03は、対向する内装板04の溝04a内に一枚ずつ係合支持され、上部より蓋体をガラス基板03の上辺を押さえるようにして本体部02上にかぶせて搬送に供される。そして、本体部02、蓋体及び内装板04とも樹脂発泡体であるので、保温性とクッション性があり、衝撃や振動が加わったときでも、ショックを吸収することができる。また、このようなガラス基板03等を搬送する搬送ボックス01では、持ち運びを容易にするために人手を差し込んで運ぶための凹状の把持部05がその両外側面に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような比較的軽量で小型の搬送ボックス01の場合は人力による搬送が可能であるが、重量のある大型の搬送ボックスでは例えばフォークリフトやクレーンなどの運搬機械が使用される。
【0005】
ところが、図8に示すような構造の搬送ボックス01では、外側面に係止突起部または吊り上げ具等が設けられていないため、搬送ボックスをパレット上に載置してフォークリフトで搬送するか、クレーンで搬送するためには搬送ボックスの底面にワイヤーを通して吊り上げて搬送する方法が採られることになるが、このような搬送方法では、搬送時における手間がかかるだけでなく、搬送ボックスがパレット上を移動したり、傾斜した時に内部に収容されているガラス基板03が破損する恐れがあった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、内部に収容されるガラス基板等の壊れやすい薄板状の搬送物でも安全、確実に搬送することができ、剛性を備えた断熱効果の大きいフォークガイド付き搬送ボックスを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のフォークガイド付き搬送ボックスは、樹脂発泡体から成る有底のボックス本体と蓋体とで構成される搬送ボックスにフォークガイドを取り付けたフォークガイド付き搬送ボックスであって、前記フォークガイドがボックス本体外周を取り囲んで固着されており、前記ボックス本体は前記樹脂発泡体の両側をアルミ複合板で挟持した積層構造で構成され、一端が前記フォークガイドに係止した取付具の他方先端が、一方の前記アルミ複合板を貫通し、前記樹脂発泡体で係止することで、前記フォークガイドが前記ボックス本体に固着されていることを特徴としている。
この特徴によれば、フォークガイドがボックス本体外周を取り囲んで固着されているので、搬送ボックスの強度が向上するだけでなく、運搬機械を使用して搬送する際にフォークガイドを使用することができるので手間をかけずに効率良く搬送することができる。また、アルミ複合板がフォークガイド取付の補強となるばかりでなく、発泡ポリエチレン樹脂の両側をアルミニウムで挟持しているので断熱作用がある。更に、取付具の先端が樹脂発泡体のところで終止して内側のアルミ複合板まで到達していないので、外から受ける外力が内部の被搬送体まで伝達することが抑えられる。
【0009】
本発明のフォークガイド付き搬送ボックスは、前記アルミ複合板の最外面と最内面に、導電処理手段を施して成ることが好ましい。
このようにすれば、内外層に2重の帯電防止手段が施されているので、静電気による被搬送物への塵埃の付着を避けることができる。
【0011】
本発明のフォークガイド付き搬送ボックスは、前記有底のボックス本体が、アルミから成る枠体で枠組み補強されていることが好ましい。
このようにすれば、搬送ボックスがアルミから成る枠体で補強されているので、堅牢なボックスが提供でき、他の物品との接触や長期保管に対してもボックスが変形してしまうことがない。
【0012】
本発明のフォークガイド付き搬送ボックスは、前記有底のボックス本体の内側にはガラス基板等の薄状体を1枚ずつ保持可能な複数の溝が形成されていることが好ましい。
このようにすれば、ガラス基板等の薄状体がボックス本体の内側に形成された複数の溝により1枚ずつ保持されるので、ボックスに外力が作用しても前記薄状体の横方向の移動が規制されて安全、確実に搬送することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1〜図7は、本発明の一実施形態を示すもので、図1の(a)は本発明に係る搬送ボックスの外観斜視図、(b)は蓋体が開放された状態の搬送ボックスの外観斜視図、図2はプレート体に取付け具を介してフォークガイドを取付けた状態を示す断面図、図3はプレート体の内部構造を示す断面図、図4はガラス基板搬送用ボックスの底面図、図5は搬送ボックスの一部内部を示す斜視図、図6は図5のA−A断面図、図7は開放された搬送ボックスの内部を示す斜視図である。
【0015】
図1の(a)、(b)に示す符号1は搬送ボックスを示し、この搬送ボックス1は、複数の薄状体であるガラス基板としての薄板ガラス(例えば730mm×920mm×0.5mm)を例えばガラスメーカからデバイスメーカに移送する場合に用いられる搬送用ボックスとして使用するものであって、横長直方体で上部が開口した樹脂発泡体から成る有底のボックス本体2と蓋体3とから成り、ボックス本体2は、底板と4枚のプレート体である側板6a、6b及び8a、8bとを組み合わせて構築されている。
【0016】
4枚の側板6a、6b及び8a、8bは、長寸矩形状の横側板6a、6bと単寸矩形状の縦側板8a、8bとからなり、それらの内部構造は、図2及び図3に示すように、発泡スチロール樹脂17(具体的には30倍発泡スチロール樹脂)の両側にウレタン接着剤11を介してアルミ複合板7を貼着した積層構造となっている。
【0017】
アルミ複合板7は、図3に示すように、発泡ポリエチレン樹脂5の両側にウレタン接着剤11を介してアルミ板7a、7bを貼着した断面構造となっており、両アルミ板7a、7bの外面にはそれぞれエポキシ樹脂プライマー9が塗布された構成となっている。そして、アルミ複合板7の最外面と最内面は導電処理のためにポリエステル樹脂系の焼き付け塗料13が塗布されている。尚、符号15はポリオレフィン系樹脂プロテクトテープであって、使用時には剥離する保護用のテープである。
【0018】
上述した側板6a、6b及び8a、8bと同一断面構造を有している底板4は、図4に示すように、4辺の外周端縁にそれぞれ硬質アルミ製の底枠10a、10b、12a、12bが装着されており、これら底枠が交叉する角部には方形のパット状の補強隅板18が取り付けられている。
【0019】
また、底枠10、12の交叉する角部は、図示しない接合角枠によって連接結合されており、これら接合角枠には4本の硬質アルミ製の枠柱20(図1b参照)下端が連接結合されて立設している。
【0020】
尚、上記の底枠10a,10b及び12a,12bないし4本の枠柱20ないし後述する上枠22a,22b及び24a,24bの対向する面には底板4ないし側板6a、6b及び8a、8bの各辺が嵌合可能な嵌合凹部が形成されている。
【0021】
立設した4本の枠柱20側面の嵌合凹部には、側板6a、6b及び8a、8bの両端が上端から差し込まれて装着されると、側板6a、6b及び8a、8bの上端各辺に硬質アルミ製の上枠22、24が装着され、それらの角部は接合角枠によって4本の枠柱20の上端と共に連接結合されて図1(b)に示す有底のボックス本体2が構成される。
【0022】
次に、有底のボックス本体2を構成する側板6a、6b及び8a、8bによって形成される4面の側壁外周には縦方向中間部位には外部付属物として上下にフランジ状のフォークガイド26、28が取り付けられる。
【0023】
詳しくは、図2の断面に示すように、上記側板6a、6b及び8a、8bの所定位置には、上記フォークガイド26を取付けるために、最外面のアルミ複合板7のみを貫通する挿通孔19が所定間隔で予め穿設されている。
【0024】
フォークガイド26の上下には取付片26aが張り出して長手方向に延設しており、この取付片26aには最外面アルミ複合板7の所定位置に穿設された挿通孔19に対応する貫通孔21が穿設されている。
【0025】
そこで、上記側板6a、6b及び8a、8bの各挿通孔19にフォークガイド26の貫通孔21を対応させた状態で、貫通孔21より取付具25を最外面アルミ複合板7の挿通孔19に挿通する。
【0026】
取付具25は、中空円筒状に形成されてその一端にはフランジ25aが形成されており、取付具25の他端側(フランジと反対側)内部に、先端に球状の膨出部31を設けた牽引線27がフランジ25a側から外方に挿通突出している。
【0027】
取付具25を、フランジ25aが貫通孔21に当接するまで、先端を挿通孔19に挿通した状態で、取付け器具23により牽引線27を牽引することで、膨出部31が取付具25の内部に引き込まれ、膨出部31の牽引作用により取付具25の端部が最外面アルミ複合板7の裏側で外方に裂けて四方に押し開かれることで拡開片33が形成され、この拡開片33とフランジ25aによりフォークガイド26が取付けられる。
【0028】
このように、取付具25の先端は、発泡スチロール等の柔軟な断熱材17を挟持している2枚のアルミ複合板7を貫抜くことなく断熱材17のところで止まっているので、外力は柔軟な断熱材17で緩衝されて、取付具25を介して被搬送物に伝達されることが抑えられる。
【0029】
また、ボックス本体2両側板8a、8bの上方側に取り付けられた短寸のフォークガイド26上面の両側には、図1に示すように、それぞれ一対の吊り揚げ用のアイボルト30が止着されている。
【0030】
一方、蓋体3は、重複する説明は省略するが、図1(b)に示すように、ボックス本体2と同様に側板と同一構成の矩形状の天板32と、この天板32外周縁の4辺に装着された側枠34a、34b及び36a、36bと、これら側枠34a、34b及び36a、36bの交叉する角部を接合する図示しない接合角枠とから構成されている。
【0031】
更に蓋体3は、図6の部分断面に示すように、4辺の下端にボックス本体2の開口端部である上枠(22bのみ示されている。)の上端部位に挿嵌可能な嵌合凹部内にはゴム状のパッキン40が内装されている。
【0032】
次に、上記のように構成されたボックス本体2の底板4上には、図5に示すように、硬質材として例えばポリプロピレン系発泡体より成る所定厚みを有する直方体に形成され、その上面に断面山形の複数の平行溝42を例えば14mmピッチで形成した底面パッド44が長手方向に所定間隔毎(実施例では4箇所)に並設して貼着されている。
【0033】
また、ボックス本体2の短寸側の対向する側板8a、8bの内面にはほぼ全面に亘って上面に断面山形の複数の平行溝46を例えば14mmピッチで形成した側面パッド48が接着剤を介して貼着される。
【0034】
底面パッド44及び両側面パッド48を貼着するに際し、図5に示す底面パッド44及び両側面パッド48の複数の平行溝42、46が正確に対応するように設定される。
【0035】
このように、底面パッド44及び両側面パッド48を貼着することにより、図5、図6及び図7に示すように底面パッド44の平行溝42底に複数の薄板ガラスGの下端が支持され、側面パッド48の平行溝46には薄板ガラスGの両側端G2が溝底に対し若干の隙間S(図6参照)が形成される状態で係合保持されることとなる。
【0036】
更に、ボックス本体2は、図1及び図5に示すように、開口端部である長寸の上枠24a及び24b側面の両側には各一対の連結具50(例えばパッチン錠)が取り付けられ、これら連結具50両外側の近接位置並びに短寸の上枠22a、22b側面の両側には、蓋体3を上下に開閉する際にその外周を案内するガイド部材52が上方に突出して取り付けられている。連結具50は、図示しないコイルバネにより取付け面に対し付勢力が付与される状態で回動可能に枢着されている。
【0037】
一方、蓋体3の外周には、図1(b)に示すように長寸の両側枠36a、36b側面の両側にボックス本体2の連結具50に対応する位置関係で各一対の被連結具54が取り付けられており、短寸の両側枠34a、34bの中央には把手56が取り付けられている。
【0038】
また、図6に示すように、蓋体3の天板32の裏面には、底面パッド44よりは軟質の例えばポリエチレン系発泡体より成る所定厚みを有する直方体に形成された上面パッド58が長手方向に所定間隔毎(例えば3箇所)に並設して貼着されている。
【0039】
上面パッド58は、図1(b)ないし図6に示すように、蓋体3外周の側板34a、34b及び36a、36bの高さより厚く形成されて、側板34a、34b及び36a、36bから突出した平面がボックス本体2内に収容保持される薄板ガラスGの上端縁を押圧する押圧面58aとして構成されている。
【0040】
次に、上記のように構成された搬送ボックスの機能に付き説明する。
【0041】
先ず、搬送ボックス1の蓋体3が開放した状態が、図1(b)、図5及び図7に示されており、側板8a、8bの内面に貼着された両側面パッド48の片側(側板6a側)から順次、図示しない特殊フォークにより垂直平行状態に支持された薄板ガラスGの両側端縁が上方から平行溝46に1枚づつ差し込まれ、その下端が底面パッド44の対応する平行溝42の溝底に支持された状態で薄板ガラスGの両側端縁は両平行溝46の溝底に対し若干の隙間Sを形成した状態で保持される(図6参照)。
【0042】
ボックス本体2内部の、底面パッド44ないし両側面パッド48の全ての平行溝42、46に、薄板ガラスGが所定間隔をもって平行状態で支持されると、ボックス本体2の開口端部が蓋体3によって閉塞される。
【0043】
蓋体3の閉塞に際し、図6に示すように蓋体3周囲の側枠34bの嵌合凹部38が、ボックス本体2開口部の上枠22bの上端部位に挿嵌される。なお、他の側枠34a、36a、36bもそれぞれ上枠22a、24a、24bに挿嵌されている。
【0044】
この状態において、蓋体3の嵌合凹部38内のパッキン40は、圧縮されると同時に上面パッド58の押圧面58aが、底面パッド44の平行溝42の溝底に支持された薄板ガラスGの上端縁G1(図6参照)に当接する。
【0045】
ここで、蓋体3を閉塞するに際し、蓋体3は図示しない搬送装置により支持された状態で、図1の(b)に示すように、上方から蓋体3がガイド部材52により4辺がガイドされつつ下降移動する動作で、両側の被連結具54が連結具50を付勢力に抗して押し開かせた後、再び付勢力の作用で連結具50に係合保持される。
【0046】
このように、蓋体3が連結具50に係合保持されると、図6に示すように、蓋体3の側枠34bの嵌合凹部38と上枠22bの上端部位が挿嵌された状態でパッキン40により密閉シールされ、同時に薄板ガラスGの上下端部は、底面パッド44の対応する平行溝42の溝底と蓋体3の上面パッド58の押圧面58aとの間で挟持状態に保持される。
【0047】
このようにして、蓋体3の閉塞によって複数の薄板ガラスGを収容した搬送ボックス1は、搬送時おいて、例えばフォークリフトまたはクレーンなどの運搬機械により運搬されるが、フォークリフトを使用して運搬する場合は、フランジ状のフォークガイド26あるいはフォークガイド26と、28にフォークを係止して運搬される。
【0048】
またはクレーンなどを使用して運搬する場合は、フォークガイド26に設けられている一対の吊り揚げ用のアイボルト30にワイヤー等を係止して吊り上げ搬送される。
【0049】
従って、本発明の搬送ボックスによれば、フォークガイド26、28がボックス本体2の外周を取り囲んで固着されているので、搬送ボックス1の強度が向上するだけでなく、フォークリフトまたはクレーンなどの運搬機械を使用して搬送する際にフォークガイド等を使用することで手間をかけずに効率良く搬送することができる。
【0050】
また、搬送ボックス1は、有底のボックス本体を構成するプレート体として柔軟な断熱材をアルミ複合板で挟んだ3重の断熱構造となっており、また外から外力が加わっても被搬送体に直接力が伝達されにくい。しかも外気温の変化により、アルミ複合板7に熱応力が作用したとしても、中間に柔らかい断熱層があるので、被搬送体まで力が伝達することがない。
【0051】
また、柔軟な断熱材として発泡スチロールを用いると、ボックス本体が外気温度の変化を受けにくい軽量堅牢な断熱プレートとして構築できる。
【0052】
また、アルミ複合板7が、発泡ポリエチレン樹脂の両側にウレタン接着剤11を介してアルミ板7a、7bを貼着して発泡ポリエチレン樹脂5を挟んだ断面構造となっているので、断熱作用と補強効果を有している。
【0053】
更に、アルミ複合板7の最外面と最内面には、ポリエステル樹脂系焼き付け塗料13が焼き付け塗布されているので、塗料が剥離することなく長期に亘り帯電防止効果があり、且つ製作に手間がかからず均一に仕上げることができる。
【0054】
更に加えて、有底のボックス本体2が、硬質アルミ等から成る上枠22a、22b、24a、24b及び枠柱20ないし一対の底枠10a,10b及び12a,12bで枠組みされ、縦側板8a、8bの内側にはガラス基板Gを1枚ずつ案内する複数の平行溝46が形成された一対の側面パッド48が配設されており、ボックス本体2の底板4と、この底板4より柔軟な材質から成る蓋体3とでガラス基板Gが挟持される堅牢なボックスとして提供でき、他の物品との接触や長期保管に対してもボックスが変形してしまうことがなく、たとえボックスに外力が作用しても、ガラス基板G等が破損することなく安定した状態で搬送ボックス内に収納、搬送することができる。
【0055】
また、ガラス基板Gは、その上辺が下辺を支持するポリプロピレン系発泡体から成る底面パッド44に比べ、柔軟材であるポリエチレン系発泡体から成る上面パッド58で押さえ付けられるようにして挟持され、左右はフリーとなっているので、外部から強い衝撃を受けた場合でも、上記柔軟材でエネルギを吸収して、ガラス基板Gに力が伝達しないようになっているので、ガラス基板Gの破損を避けることができる。
【0056】
そして、ガラス基板Gの上辺及び下辺を支持する軟質材が、ポリエチレン系発泡体ないしポリプロピレン系発泡体で構成されているので、発泡体が有する軽さ強さ、摩擦や亀裂に対する抵抗性及びクッション性を利用することでガラス基板Gを安全且つ確実に搬送を行うことができる。
【0057】
そしてまた、有底のボックス本体2が、底板4を補強する四隅のパット状の補強隅板18、帯状の補強板14a、14b、16a、16b及び底枠10、12ないし各接合角枠、並びに4本の枠柱20、そして上枠22a、22b及び24a、24bから成る枠体で枠組み補強されているので、堅牢なボックス本体2が提供でき、他の物品との接触や長期保管に対してもボックス本体2が変形するようなことがない。
【0058】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、例えばボックス本体2の側壁外周の上下に取り付けられるフォークガイド26、28の数は、ボックス本体2の大きさ及び形状ないし重量によって、設計時に適宜選択することができる。また、アルミ複合板は内外に合わせて2枚使用しているが、補強強度を上げるために何枚か重ねて使用することも可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0060】
(a)請求項1に記載の発明によれば、フォークガイドがボックス本体外周を取り囲んで固着されているので、搬送ボックスの強度が向上するだけでなく、運搬機械を使用して搬送する際にフォークガイドを使用することができるので手間をかけずに効率良く搬送することができる。また、アルミ複合板がフォークガイド取付の補強となるばかりでなく、発泡ポリエチレン樹脂の両側をアルミニウムで挟持しているので断熱作用がある。更に、取付具の先端が樹脂発泡体のところで終止して内側のアルミ複合板まで到達していないので、外から受ける外力が内部の被搬送体まで伝達することが抑えられる。
【0062】
(b)請求項2に記載の発明によれば、内外層に2重の帯電防止手段が施されているので、静電気による被搬送物への塵埃の付着を避けることができる。
【0064】
(c)請求項3に記載の発明によれば、搬送ボックスがアルミから成る枠体で補強されているので、堅牢なボックスが提供でき、他の物品との接触や長期保管に対してもボックスが変形してしまうことがない。
【0065】
(d)請求項4に記載の発明によれば、ガラス基板等の薄状体がボックス本体の内側に形成された複数の溝により1枚ずつ保持されるので、ボックスに外力が作用しても前記薄状体の横方向の移動が規制されて安全、確実に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る搬送ボックスの外観斜視図、(b)は蓋体が開放された状態の搬送ボックスの外観斜視図である。
【図2】プレート体に取付け具を介してフォークガイドを取付けた状態を示す断面図である。
【図3】プレート体の内部構造を示す断面図である。
【図4】ガラス基板搬送用ボックスの底面図である。
【図5】搬送ボックスの一部内部を示す斜視図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】開放された搬送ボックスの内部を示す斜視図である。
【図8】従来の搬送ボックスの外観斜視図である。
【符号の説明】
1 搬送ボックス
2 ボックス本体
3 蓋体
4 底板
5 発泡ポリエチレン樹脂
6a、6b 横側板
7 アルミ複合板
7a、7b アルミ板
8a、8b 縦側板
9 エポキシ樹脂プライマー
10a、10b
12a,12b 底枠
11 ウレタン接着剤
13 焼き付け塗料
14a、14b 補強板
16a、16b 補強板
15 ポリオレフィン系樹脂プロテクトテープ
17 発泡スチロール樹脂(断熱材)
18 補強隅板
19 挿通孔
20 枠柱
21 貫通孔
22a、22b 上枠
23 取付け器具
24a、24b 上枠
25 取付具
25a フランジ
26 フォークガイド
26a 取付片
27 牽引線
28 フォークガイド
30 アイボルト
31 膨出部
32 天板
33 拡開片
34a、34b 側枠
36a、36b 側枠
38 嵌合凹部
40 パッキン
42 平行溝
44 底面パッド
46 平行溝
48 側面パッド
50 連結具
52 ガイド部材
54 被連結具
56 把手
58 上面パッド
58a 押圧面
G 薄板ガラス(ガラス基板)
S 隙間
Claims (4)
- 樹脂発泡体から成る有底のボックス本体と蓋体とで構成される搬送ボックスにフォークガイドを取り付けたフォークガイド付き搬送ボックスであって、前記フォークガイドがボックス本体外周を取り囲んで固着されており、前記ボックス本体は前記樹脂発泡体の両側をアルミ複合板で挟持した積層構造で構成され、一端が前記フォークガイドに係止した取付具の他方先端が、一方の前記アルミ複合板を貫通し、前記樹脂発泡体で係止することで、前記フォークガイドが前記ボックス本体に固着されていることを特徴とするフォークガイド付き搬送ボックス。
- 前記アルミ複合板の最外面と最内面に、導電処理手段を施して成る請求項1に記載のフォークガイド付き搬送ボックス。
- 前記有底のボックス本体は、アルミから成る枠体で枠組み補強されている請求項1または2に記載のフォークガイド付き搬送ボックス。
- 前記有底のボックス本体の内側にはガラス基板等の薄状体を1枚ずつ保持可能な複数の溝が形成されている請求項1ないし3の何れかに記載のフォークガイド付き搬送ボックス。
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