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JP3941787B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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本発明は半導体装置およびその製造方法に関し、特にSRAMセルの誤動作を抑制するためにSRAM回路に用いるMISトランジスタのソースとドレインを入れ替え時の特性変動を低減できるものである。
近年のLSI開発においては、MISトランジスタの微細化に伴い、ゲート電極とドレイン領域との間の容量低減及び短チャネル効果の抑制を目的として、ゲート電極の側面上にオフセットスペーサと呼ばれる薄膜を形成した後、オフセットスペーサ越しにイオン注入を行なって、ソース領域及びドレイン領域の一部となるエクステンション領域を形成することが検討されている(例えば、特許文献1参照)。
図3(a)〜(c)は、従来の半導体装置の製造工程を示す断面図である。図中において、左半分にSRAM部形成領域AreaS、右半分にロジック部形成領域AreaLを示す。
まず、図3(a)に示す工程で、p型の半導体基板101に選択的にトレンチ型の素子分離領域102を形成する。その後、素子分離領域102に囲まれたSRAM部形成領域AreaSの半導体基板101からなる活性領域上に、ゲート絶縁膜103及びSRAM用ゲート電極104aを形成する。同時に、ロジック部形成領域AreaLの半導体基板101からなる活性領域上に、ゲート絶縁膜103及びロジック用ゲート電極104bを形成する。
次に、図3(b)に示す工程で、SRAM用ゲート電極104a及びロジック用ゲート電極104bの側面上に、オフセットスペーサ105a、105bを形成する。その後、SRAM用ゲート電極104b及びオフセットスペーサ105aをマスクにして、SRAM部形成領域AreaSの活性領域に、n型不純物をイオン注入してSRAM用n型エクステンション領域106aを形成する。同時に、ロジック用ゲート電極104b及びオフセットスペーサ105bをマスクにして、ロジック部形成領域AreaLの活性領域に、n型不純物をイオン注入してロジック用n型エクステンション領域106bを形成する。
次に、図3(c)に示す工程で、SRAM用ゲート電極104a及びロジック用ゲート電極104bの側面上に、オフセットスペーサ105a、105bを挟んでサイドウォール107a、107bを形成する。その後、ゲート電極104a、104b、オフセットスペーサ105a、105b及びサイドウォール107a、107bをマスクにして、n型不純物をイオン注入して、ソース・ドレイン領域108a、108bを形成する。
この構成によれば、SRAM用ゲート電極104aとSRAM用n型エクステンション領域106aとのオーバーラップ量、及び、ロジック用ゲート電極104bとロジック用n型エクステンション領域106bとのオーバーラップ量を低減することができるため、容量低減及び短チャネル効果の抑制を図ることができる。
特開2000−216373号公報
しかしながら、上記のような従来の半導体装置の製造方法では、下記のような不具合があった。
すなわち、図3(b)に示す工程で、n型エクステンション領域106a、106bを形成する際、オフセットスペーサ105a、105bのウェハ面内における厚さばらつき、イオン注入時のウェハ面内における注入角度のばらつき、及び、装置設定時のばらつきによって、ソース・ドレイン領域の一方側と他方側とでn型エクステンション領域106a、106bとゲート電極104a、104bとのオーバーラップ量に差が生じることがある。このため、MISトランジスタの微細化に伴い、そのオーバーラップ量が小さくなった場合、ソース・ドレイン領域の一方側と他方側を入れ替えた時の電流量が異なるため、ソース・ドレイン領域の一方側と他方側とを入れ替え時のトランジスタ動作の非対称性が問題になっている。すなわち、ソース・ドレイン領域の一方側の領域をソースとし他方側の領域をドレインとした場合のトランジスタ特性と、ソース・ドレイン領域の一方側の領域をドレインとし他方側の領域をソースとした場合(以下、「ソースとドレインを入れ替え」と称す)のトランジスタ特性において差が生じる。
特にSRAMセルにおいては、ソースとドレインを入れ替え時のトランジスタ動作の非対称性は、読み出し時の誤動作となる可能性があり、ソースとドレインを入れ替えた場合のトランジスタ特性の変化量を最小限に抑えることは、SRAMセルを有する半導体装置において非常に重要な課題となっている。
本発明の目的は、ソースとドレインを入れ替えたときのトランジスタ動作に対称性を有するMISトランジスタと、容量低減及び短チャネル効果が抑制されたMISトランジスタを備えた半導体装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の半導体装置は、第1導電型の半導体基板の第1の領域に形成された第1のMISトランジスタと、上記半導体基板の第2の領域に形成された第2のMISトランジスタとを有する半導体装置において、上記第1のMISトランジスタは、上記第1の領域上に形成された第1のゲート絶縁膜と、上記第1のゲート絶縁膜上に形成された第1のゲート電極と、上記第1のゲート電極の両側方下に位置する上記第1の領域に形成された第2導電型の第1のエクステンション領域とを備え、上記第2のMISトランジスタは、上記第2の領域上に形成された第2のゲート絶縁膜と、上記第2のゲート絶縁膜上に形成された第2のゲート電極と、上記第2のゲート電極の両側方下に位置する上記第2の領域に形成された第2導電型の第2のエクステンション領域とを備え、上記第1のゲート電極と上記第1のエクステンション領域とのゲート長方向におけるオーバーラップ幅は、上記第2のゲート電極と上記第2のエクステンション領域とのゲート長方向におけるオーバーラップ幅に比べて広く形成されている。
上記半導体装置において、上記第1のMISトランジスタは、SRAM回路に用いられており、上記第2のMISトランジスタは、ロジック回路に用いられている。
また、半導体装置において、上記第1のエクステンション領域は、上記第2のエクステンション領域に比べて拡散深さが浅く形成されている。
また、上記半導体装置において、上記第1のMISトランジスタは、上記第1のゲート電極の側面上に形成された第1のオフセットスペーサと、上記第1のゲート電極の側面上に形成された上記第1のオフセットスペーサを挟んで形成された第1のサイドウォールと、上記第1のサイドウォールの側方下に位置する上記第1の領域に形成された第2導電型の第1のソース・ドレイン領域とをさらに備え、上記第2のMISトランジスタは、上記第2のゲート電極の側面上に形成された第2のオフセットスペーサと、上記第2のゲート電極の側面上に形成された上記第2のオフセットスペーサを挟んで形成された第2のサイドウォールと、上記第2のサイドウォールの側方下に位置する上記第2の領域に形成された第2導電型の第2のソース・ドレイン領域とをさらに備えている。
本発明の半導体装置の製造方法は、第1導電型の半導体基板の第1の領域に形成された第1のMISトランジスタと、上記半導体基板の第2の領域に形成された第2のMISトランジスタとを有する半導体装置の製造方法において、上記第1の領域上に第1のゲート絶縁膜を形成するとともに、上記第2の領域上に第2のゲート絶縁膜を形成する工程(a)と、上記第1のゲート絶縁膜上に第1のゲート電極を形成するとともに、上記第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成する工程(b)と、上記第1のゲート電極をマスクにして、上記第1の領域のみに、第2導電型の第1の不純物を選択的にイオン注入して第1のエクステンション領域を形成する工程(c)と、上記第2のゲート電極をマスクにして、上記第2の領域に、第2導電型の第2の不純物をイオン注入して第2のエクステンション領域を形成する工程(d)とを備え、上記第1のゲート電極と上記第1のエクステンション領域とのゲート長方向におけるオーバーラップ幅は、上記第2のゲート電極と上記第2のエクステンション領域とのゲート長方向におけるオーバーラップ幅に比べて広く形成する。
上記半導体装置の製造方法において、上記第1のMISトランジスタは、SRAM回路に用いられており、上記第2のMISトランジスタは、ロジック回路に用いられている。
また、上記半導体装置の製造方法において、上記第1のエクステンション領域は、上記第2のエクステンション領域に比べて拡散深さを浅く形成する。
また、上記半導体装置の製造方法において、上記工程(c)の後で上記工程(d)の前に、上記第1のゲート電極及び上記第2のゲート電極の側面上にそれぞれオフセットスペーサを形成する工程を有し、上記工程(d)では、上記第2のゲート電極及び上記オフセットスペーサをマスクにして、上記第2の不純物をイオン注入して上記第2のエクステンション領域を形成する。
さらに、上記半導体装置の製造方法において、上記工程(d)の後に、上記第1のゲート電極の側面上に第1のサイドウォールを形成するとともに、上記第2のゲート電極の側面上に第2のサイドウォールを形成する工程(e)と、上記第1のゲート電極及び上記第1のサイドウォールをマスクにして、上記第1の領域に、第2導電型の第3の不純物をイオン注入して第1のソース・ドレイン領域を形成するとともに、上記第2のゲート電極及び上記第2のサイドウォールをマスクにして、上記第2の領域に、上記第3の不純物をイオン注入して第2のソース・ドレイン領域を形成する工程(f)とを備えている。
また、上記半導体装置の製造方法において、上記工程(c)では、第1の不純物を注入エネルギー1keV以下でイオン注入して上記第1のエクステンション領域を形成する。
また、上記半導体装置の製造方法において、上記第1の不純物をイオン注入する際のチルト角は、上記第2の不純物をイオン注入する際のチルト角に比べて大きくする。
以上のように本発明によれば、第1のMISトランジスタにおける第1のゲート電極と第1のエクステンション領域とのゲート長方向におけるオーバーラップ幅は、第2のMISトランジスタにおける第2のゲート電極と第2のエクステンション領域とのゲート長方向におけるオーバーラップ幅に比べて広く形成されるため、第1のMISトランジスタのソースとドレインを入れ替えた時のトランジスタ動作の対称性を向上させることができる。しかも、第2のMISトランジスタは、容量低減及び短チャネル効果を抑制することができる。従って、第1のMISトランジスタを用いてSRAM回路を構成することにより、ソースとドレインを入れ替えた時に生じる誤動作を抑制することができ、第2のMISトランジスタをロジック回路に用いることによりロジック回路の高速化を図ることができる。
ソースとドレインを入れ替え時のトランジスタ動作の対称性を向上させるためには、ゲート電極の両側方下に形成されるソース・ドレイン領域及びエクステンション領域の形状をまったく対称的に形成することが理想である。しかしながら、現在のLSIの製造工程においては、ウェハ面内や装置の種類によって、必ず多少の差(非対称)が生じてしまう。本発明は、あくまでもソースとドレインを入れ替え時のトランジスタ特性の差を最小限とすることを目的としており、ソース・ドレイン領域及びエクステンション領域の形成の差についてのみ言及しているものではない。
ソースとドレインを入れ替え時のトランジスタ動作の非対称性は、ゲート電極の両側方下に形成されたエクステンション領域のどちらか一方側のエクステンション領域がゲート電極に対してオフセットとなった時に顕著に発生する。そこで、ゲート電極の両側方下に形成されたエクステンション領域の両方ともが、ゲート電極に対してオフセットとならないMISトランジスタを形成するための最良の方法を以下に提案する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法についてn型MISトランジスタを用いて説明する。
図1(a)〜(d)及び図2(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。図中において、左半分にSRAM部形成領域AreaS、右半分にロジック部形成領域AreaLを示す。
まず、図1(a)に示す工程で、p型の半導体基板1に選択的にトレンチ型の素子分離領域2を形成した後、基板上の全面に保護膜3を形成する。その後、保護膜3越しに、p型不純物であるボロンイオンを、ドーズ量5×1012/cm2、注入エネルギー20keVの注入条件でイオン注入して、p型のしきい値電圧制御領域4を形成する。
次に、図1(b)に示す工程で、保護膜3を除去した後、例えば800℃、5分程度の熱酸化を行なって、素子分離領域2に囲まれたSRAM部形成領域AreaS、及びロジック部形成領域AreaLの半導体基板1からなる活性領域上に、厚さ2nmのゲート絶縁膜5を形成する。その後、ゲート絶縁膜5上にポリシリコン膜を形成した後、ポリシリコン膜をパターニングして、SRAM部形成領域AreaS及びロジック部形成領域AreaLに、それぞれSRAM用ゲート電極6a及びロジック用ゲート電極6bを形成する。
次に、図1(c)に示す工程で、基板上に、SRAM部形成領域AreaSに開口を有しロジック部形成領域AreaLを覆うレジスト7を形成する。その後、レジスト7及びSRAM用ゲート電極6aをマスクにして、SRAM部形成領域AreaSの活性領域に、n型不純物であるヒ素イオンを、ドーズ量8×1014/cm2、注入エネルギー5keVの注入条件でイオン注入して、ソース領域及びドレイン領域の一部となるSRAM用n型エクステンション領域8を形成する。なお、このイオン注入時の注入角度(基板面に対する垂直方向からの傾斜角度)は、0°〜7°のジャイロ注入、又は、2°〜45°のウェハ取り出し4回転注入のどちらであってもよい。
次に、図1(d)に示す工程で、レジスト7を除去した後、基板上の全面に厚さ15nmのHTO膜などの薄いオフセットスペーサ用絶縁膜を形成する。その後、異方性エッチングによってオフセットスペーサ絶縁膜をエッチバックして、SRAM用ゲート電極6a及びロジック用ゲート電極6bの側面上に、オフセットスペーサ9a、9bを形成する。
次に、図2(a)に示す工程で、基板上に、ロジック部形成領域AreaLに開口を有しSRAM部形成領域AreaSを覆うレジスト10を形成する。その後、レジスト10及びロジック用ゲート電極6b、オフセットスペーサ9bをマスクにして、ロジック部形成領域AreaLの活性領域に、n型不純物であるヒ素イオンを、ドーズ量8×1014/cm2、注入エネルギー5keVの注入条件でイオン注入して、ソース領域及びドレイン領域の一部となるロジック用n型エクステンション領域11を形成する。
次に、図2(b)に示す工程で、レジスト10を除去した後、基板上の全面にシリコン窒化膜などのサイドウォール用絶縁膜を形成する。その後、異方性エッチングによってサイドウォール用絶縁膜をエッチバックして、SRAM用ゲート電極6a及びロジック用ゲート電極6bの側面上に、オフセットスペーサ9a、9bを挟んでサイドウォール12a、12bを形成する。その後、ゲート電極6a、6b、オフセットスペーサ9a、9b及びサイドウォール12a、12bをマスクにして、n型不純物であるヒ素イオン、リンイオンあるいはこれらの両方をイオン注入して、ソース・ドレイン領域13a、13bを形成する。
次に、図2(c)に示す工程で、基板上の全面に層間絶縁膜14を形成する。その後、層間絶縁膜14に、ソース・ドレイン領域13a、13bに到達するコンタクトホールを形成した後、タングステンなどの金属膜をコンタクトホール内に埋め込んでコンタクトプラグ15を形成する。
その後、通常の多層配線の製造工程によって、層間絶縁膜14上に順次配線層を形成する。
この構成によれば、SRAM用ゲート電極6aとSRAM用n型エクステンション領域8とのオーバーラップ量は、ロジック用ゲート電極6bとロジック用n型エクステンション領域11とのオーバーラップ量に比べて大きく形成される。従って、ソース領域側及びドレイン領域側の両方とも、確実にSRAM用ゲート電極6aとSRAM用n型エクステンション領域8とをオーバーラップさせることができる。これにより、SRAMセルにおいて、ソースとドレインとを入れ替えた場合のトランジスタ特性の変化量を抑制することができるので、ソースとドレインの入れ替え時の動作の非対称性による誤動作を低減することができる。
なお、本実施形態では、SRAM用n型エクステンション領域8は、オフセットスペーサ9aを形成する前に、SRAM用ゲート電極6aをマスクにして、n型不純物をイオン注入して形成したが、オフセットスペーサ9aを形成した後に形成してもよい。この場合、ロジック用n型エクステンション領域11を形成するためのn型不純物の注入角度(チルト角)に比べて大きくして、確実にSRAM用ゲート電極6aとオーバーラップする注入角度で四方からイオン注入(4回転注入)を行なう。
また、本実施形態では、ロジック用n型エクステンション領域11を形成する際に、SRAM部形成領域AreaSをレジスト10で覆ってイオン注入したが、必ずしもSRAM部形成領域AreaSをレジストで覆う必要はない。この場合、SRAM部のMISトランジスタの短チャネル効果が劣化しないように、SRAM用n型エクステンション領域8の不純物プロファイルを設定する必要がある。
また、本実施形態では、ゲート電極6a、6bとして単層構造を用いて説明したが、ポリシリコン膜からなる下部電極と金属膜からなる上部電極とで構成された積層構造であってもよい。この場合、下部電極に比べて上部電極の方がゲート長方向の幅が広く形成されやすく、0°注入でSRAM用エクステンション領域を形成するとオフセットになりやすいことが懸念される。従って、このような積層構造のゲート電極の場合には、四方からの角度注入でSRAM用エクステンション領域を形成することにより、SRAM用ゲート電極と確実にオーバーラップするように形成することが重要である。
(第1の実施形態の変形例)
第1の実施形態では、図1(c)に示す工程で、レジスト7及びSRAM用ゲート電極6aをマスクにして、SRAM部形成領域AreaSの活性領域に、n型不純物であるヒ素イオンを、ドーズ量8×1014/cm2、注入エネルギー5keVの注入条件でイオン注入して、ソース領域及びドレイン領域の一部となるSRAM用n型エクステンション領域8を形成した。
これに対して、この変形例では、レジスト7及びSRAM用ゲート電極6aをマスクにして、SRAM部形成領域AreaSの活性領域に、n型不純物であるヒ素イオンを、ドーズ量1×1015/cm2、注入エネルギー0.5keVの注入条件でイオン注入して、ソース領域及びドレイン領域の一部となるSRAM用n型エクステンション領域8を形成する。上記以外の工程は、第1の実施形態と同様な工程によって形成する。
このように、SRAM用n型エクステンション領域8を形成するためのイオン注入の注入エネルギーを1keV以下(好ましくは、0.5keV以下)にすることによって、装置で設定しているチルト角以上の注入角度で注入することができる。これは、イオン注入において、注入エネルギーを1kev以下にするとビームが拡散するため、自ずと角度を有する注入になるためである。
この製造方法によれば、SRAM用n型エクステンション領域8を1keV以下の低エネルギーで注入するため、SRAM用ゲート電極6aとSRAM用n型エクステンション領域8とをさらに確実にオーバーラップさせることができる。これにより、SRAMセルにおいて、ソースとドレインとを入れ替えた場合のトランジスタ特性の変化量を抑制することができるので、ソースとドレインの入れ替え時の動作の非対称性による誤動作を低減することができる。しかも、ロジック用n型エクステンション領域11よりも拡散深さを浅く形成することができる。
以上説明したように、本発明は、SRAMの誤動作抑制が可能な半導体装置及びその製造方法として有用である。
(a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図 (a)〜(c)は、従来の半導体装置の製造工程を示す断面図
符号の説明
1 半導体基板
2 素子分離領域
3 保護膜
4 しきい値電圧制御領域
5 ゲート絶縁膜
6a SRAM用ゲート電極
6b ロジック用ゲート電極
7 レジスト
8 SRAM用n型エクステンション領域
9a オフセットスペーサ
9b オフセットスペーサ
10 レジスト
11 ロジック用n型エクステンション領域
12a サイドウォール
12b サイドウォール
13a ソース・ドレイン領域
13b ソース・ドレイン領域
14 層間絶縁膜
15 コンタクトプラグ

Claims (10)

  1. 第1導電型の半導体基板の第1の領域に形成された第1のMISトランジスタと、上記半導体基板の第2の領域に形成された第2のMISトランジスタとを有する半導体装置において、
    上記第1のMISトランジスタは、
    上記第1の領域上に形成された第1のゲート絶縁膜と、
    上記第1のゲート絶縁膜上に形成された第1のゲート電極と、
    上記第1のゲート電極の両側方下に位置する上記第1の領域に形成された第2導電型の第1のエクステンション領域とを備え、
    上記第2のMISトランジスタは、
    上記第2の領域上に形成された第2のゲート絶縁膜と、
    上記第2のゲート絶縁膜上に形成された第2のゲート電極と、
    上記第2のゲート電極の両側方下に位置する上記第2の領域に形成された第2導電型の第2のエクステンション領域とを備え、
    上記第1のゲート電極と上記第1のエクステンション領域とのゲート長方向におけるオーバーラップ幅は、上記第2のゲート電極と上記第2のエクステンション領域とのゲート長方向におけるオーバーラップ幅に比べて広く形成されており、
    上記第1のMISトランジスタは、SRAM回路に用いられており、
    上記第2のMISトランジスタは、ロジック回路に用いられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項記載の半導体装置において、
    上記第1のエクステンション領域は、上記第2のエクステンション領域に比べて拡散深さが浅く形成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は2に記載の半導体装置において、
    上記第1のMISトランジスタは、
    上記第1のゲート電極の側面上に形成された第1のオフセットスペーサと、
    上記第1のゲート電極の側面上に形成された上記第1のオフセットスペーサを挟んで形成された第1のサイドウォールと、
    上記第1のサイドウォールの側方下に位置する上記第1の領域に形成された第2導電型の第1のソース・ドレイン領域とをさらに備え、
    上記第2のMISトランジスタは、
    上記第2のゲート電極の側面上に形成された第2のオフセットスペーサと、
    上記第2のゲート電極の側面上に形成された上記第2のオフセットスペーサを挟んで形成された第2のサイドウォールと、
    上記第2のサイドウォールの側方下に位置する上記第2の領域に形成された第2導電型の第2のソース・ドレイン領域と
    をさらに備えていることを特徴とする半導体装置。
  4. 第1導電型の半導体基板の第1の領域に形成された第1のMISトランジスタと、上記半導体基板の第2の領域に形成された第2のMISトランジスタとを有する半導体装置の製造方法において、
    上記第1の領域上に第1のゲート絶縁膜を形成するとともに、上記第2の領域上に第2のゲート絶縁膜を形成する工程(a)と、
    上記第1のゲート絶縁膜上に第1のゲート電極を形成するとともに、上記第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成する工程(b)と、
    上記第1のゲート電極をマスクにして、上記第1の領域のみに、第2導電型の第1の不純物を選択的にイオン注入して第1のエクステンション領域を形成する工程(c)と、
    上記第2のゲート電極をマスクにして、上記第2の領域に、第2導電型の第2の不純物をイオン注入して第2のエクステンション領域を形成する工程(d)とを備え、
    上記第1のゲート電極と上記第1のエクステンション領域とのゲート長方向におけるオーバーラップ幅は、上記第2のゲート電極と上記第2のエクステンション領域とのゲート長方向におけるオーバーラップ幅に比べて広く形成されており、
    上記第1のMISトランジスタは、SRAM回路に用いられており、
    上記第2のMISトランジスタは、ロジック回路に用いられていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記工程(c)では、第1の不純物を注入エネルギー1keV以下でイオン注入して上記第1のエクステンション領域を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 第1導電型の半導体基板の第1の領域に形成された第1のMISトランジスタと、上記半導体基板の第2の領域に形成された第2のMISトランジスタとを有する半導体装置の製造方法において、
    上記第1の領域上に第1のゲート絶縁膜を形成するとともに、上記第2の領域上に第2のゲート絶縁膜を形成する工程(a)と、
    上記第1のゲート絶縁膜上に第1のゲート電極を形成するとともに、上記第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成する工程(b)と、
    上記第1のゲート電極をマスクにして、上記第1の領域のみに、第2導電型の第1の不純物を選択的にイオン注入して第1のエクステンション領域を形成する工程(c)と、
    上記第2のゲート電極をマスクにして、上記第2の領域に、第2導電型の第2の不純物をイオン注入して第2のエクステンション領域を形成する工程(d)とを備え、
    上記第1のゲート電極と上記第1のエクステンション領域とのゲート長方向におけるオーバーラップ幅は、上記第2のゲート電極と上記第2のエクステンション領域とのゲート長方向におけるオーバーラップ幅に比べて広く形成されており、
    上記工程(c)では、第1の不純物を注入エネルギー1keV以下でイオン注入して上記第1のエクステンション領域を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項4〜6のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第1のエクステンション領域は、上記第2のエクステンション領域に比べて拡散深さを浅く形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項4〜7のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記工程(c)の後で上記工程(d)の前に、上記第1のゲート電極及び上記第2のゲート電極の側面上にそれぞれオフセットスペーサを形成する工程を有し、
    上記工程(d)では、上記第2のゲート電極及び上記オフセットスペーサをマスクにして、上記第2の不純物をイオン注入して上記第2のエクステンション領域を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項4〜8のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記工程(d)の後に、上記第1のゲート電極の側面上に第1のサイドウォールを形成するとともに、上記第2のゲート電極の側面上に第2のサイドウォールを形成する工程(e)と、
    上記第1のゲート電極及び上記第1のサイドウォールをマスクにして、上記第1の領域に、第2導電型の第3の不純物をイオン注入して第1のソース・ドレイン領域を形成するとともに、上記第2のゲート電極及び上記第2のサイドウォールをマスクにして、上記第2の領域に、上記第3の不純物をイオン注入して第2のソース・ドレイン領域を形成する工程(f)と
    をさらに備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項4〜9のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第1の不純物をイオン注入する際のチルト角は、上記第2の不純物をイオン注入する際のチルト角に比べて大きくすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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