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JP3945573B2 - ハーブティーおよび味覚等の調整方法 - Google Patents
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ハーブティーおよび味覚等の調整方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所望の効能を有すると共に非常に飲みやすいハーブティーおよびハーブティーを飲みやすくする方法に関するものである。
【0002】
【発明の技術的背景】
近年の健康志向および自然志向の高まりにつれて、自然のハーブを組み合わせたハーブティーが好まれている。ハーブティーは特定の効能を有するハーブを組み合わせて、所望の効能を発現させることが可能であると共に、ハーブ自体が自然物であることから、健康志向および自然志向の強い女性に特に人気が高い。このような女性に人気の高いハーブティーとしては、例えば、パッションフラワー(Passiflora incarnata) 、スカルキャップ(Scutellaria laterriflora)の有するリラックス効果を利用したハーブティー、ダンディライオン(Traxacum officinale)有する催乳作用を利用したハーブティーなどがある。
【0003】
しかしながら、このような特定の効能を有するハーブは特有の味覚および臭気を有しているものが多く、このような臭気および味覚のためにハーブティーを飲めない人も多いのが実情である。特に臭気および味覚に対して非常に敏感になっている妊婦の場合にはこうした傾向が強くなる。催乳作用を有するハーブティーは、出産前から飲むことが好ましく、また、妊娠中のマタニティーブルーと言われる鬱状態を解消するためにリラックスするためのハーブティーが有効であるが、実際には上記のような効能を有するハーブの有する特異的な味覚および臭気によってハーブティーが飲めないことが多い。
【0004】
また、妊婦に限らず、ハーブティーの有する味覚および臭気のために、ハーブティーを飲もう欲するにも拘わらず、これを飲めない人が多い。
【0005】
【発明の目的】
本発明はハーブ特有の味覚および臭気を緩和して、非常にマイルドにした飲みやすいハーブティーを提供することを目的としている。
【0006】
本発明のハーブティーは、所望の効能を有するパッションフラワー、スカルキャップ、ダンディライオン、セント・ジョーンズ・ワート、ローズヒップ、ジャーマンカモミール、エルダーおよびミルクシスルよりなる群から選ばれる少なくとも一種類のノンカフェインの乾燥ハーブに乾燥ネトルを配合して、該所望の効能を有するハーブに特異的な味覚および/または臭気を緩和したハーブティーである。
さらに、本発明は、所望の効能を有するパッションフラワー、スカルキャップ、ダンディライオン、セント・ジョーンズ・ワート、ローズヒップ、ジャーマンカモミール、エルダーおよびミルクシスルよりなる群から選ばれる少なくとも一種類のノンカフェインの乾燥のハーブに、乾燥ネトルを配合して、該所望の効能を有するハーブに特異的な味覚および/または臭気を緩和するハーブティーの味覚および臭気の調整方法を提供する。
【0007】
本発明で使用するネトル(Urtica dioica)は、単独では特異的な味覚および臭気を有しておらず、さらにネトルは、ミネラル分やビタミン類を補給するためのハーブとして使用されることがあるが、ネトルの効能は主に摂取したミネラル分やビタミン類による副次的な効能であって、ネトル特有といわれるような顕著な効能は有していないとされるハーブである。
【0008】
本発明者は、種々のハーブをブレンドしてその味覚および臭気について検討したところ、特異的な効能を有するハーブには味覚および臭気が強いものが多く、これらをブレンドするとこれらの味覚および臭気が相乗的に強くなり、非常に飲みにくくなることが多いが、ネトルを配合すると、こうした特異的な味覚および臭気が著しく緩和されることを見出した。特にネトルは、パッションフラワー(Passiflora incarnata)、スカルキャップ(Scutellaria laterriflora)、ダンディライオン(Traxacum officinale) 、セント・ジョーンズ・ワート(Hypericum perforatum)、ローズヒップ(Rose canina)、ジャーマンカモミール(Matricara chamonilla)、エルダー(Sambucus nigra)、ミルクシスル(Silybum marianum)などの個性が強く、高い効能を示すハーブと相性がよく、これらのハーブまたはこれらのハーブのブレンド物の味覚および臭気を著しく緩和して、非常に飲みやすくすることができることを見出した。しかも、ネトルの配合によっても、各ハーブの効能は低下しない。ネトルがこのような作用効果を有することは知られておらず、また、他のハーブにはこのような作用効果は認められない。ネトルがこのような特異的な作用効果を有する明確な理由は不明であるが、ネトルは他のハーブと比較するとミネラル分、特にカルシウムの含有率が高く、このようなミネラル分、特にカルシウムによって味覚および臭気が著しく緩和されるのではないかと考えられる。
【0009】
【発明の具体的説明】
次に本発明のハーブティーについて具体的に説明する。
本発明のハーブティーは、ネトル(Urtica dioica)は、和名が西洋イラクサ、別名スティンキングネトルと呼ばれるイラクサ科の植物からなるハーブの1種であり、一般には花粉症などのアレルギー症状の低減のためのミネラル分や葉緑素などのビタミン類を補給するためなどに使用されるが、ネトル単身では、特異的な臭気を有しておらず、また賞味しても特に美味しいというほどの味覚を有するハーブではない。
【0010】
本発明で上記ネトルと共に使用するハーブは、特異的な効能を有するハーブであり、かつノンカフェインのものである。従って、茶、コーヒーなどは本発明で使用する特異的な効能を有するハーブには含まれない。即ち、ネトルは、茶、コーヒーなどとはあまり相性が良くなく、また、茶、コーヒーなどは味覚が強すぎて、ネトルを配合してもこれらの味覚を緩和することはできないばかりではなく、相性が合わないために、ネトルの味覚が、茶、コーヒーなどの味覚と融合することがないので、ネトルの有する味覚の融合による緩和という作用効果を奏しない。なお、ここでノンカフェインのものとは、本質的にカフェインを有効成分として含有していないものであり、カフェインの含有率で表せば、カフェイン含量が10ppm以下のハーブである。この含量は、乾燥させた茶葉1.5gを、250mlの沸騰水に入れ、5分間静置して濾過したハーブティーで0.001g/100g以下であることを示している。なお、カフェインを除去した茶、あるいはコーヒーなどもあるが、本発明ではこれらはカフェイン含有物とする。
【0011】
本発明においては、上記ネトルと共に使用される特異的な効能を有するハーブは、
精神を沈静させ、安眠作用があるパッションフラワー(Passiflora incarnata)、
精神を沈静させる効能があるスカルキャップ(Scutellaria laterriflora)、
食物繊維、ミネラルを豊富に含み、催乳作用があるダンディライオン(Traxacum officinale)
抗鬱作用があるセント・ジョーンズ・ワート(Hypericum perforatum)、
ビタミンCを豊富に含むローズヒップ(Rose canina)、
精神を沈静させる効能があるジャーマンカモミール(Matricara chamonilla)、
抗炎症作用があるエルダー(Sambucus nigra)
安産を促進する効能や生理痛に対する鎮痛作用があるラズベリー葉および果実(Rubus idaeus)
食物繊維を豊富に含むバードック(Arctium lappa)
免疫強化作用があるエキナセア 葉および根(Echiracea purpurea)
発汗・鎮痛作用があるジンジャー(Zingiber officinale)
代謝機能を改善し、気管支炎を抑える作用があるマシュマロー(Althaea officinalis)
抗菌作用があるクローブ(Syzygium aromaticum)
血行を改善し利尿作用があるハイビスカス(Hibiscus sabdariffa)
頭痛に対する鎮痛作用があるバーベイン(Verbena officinalis)
生殖器に対する強壮作用があるチェストベリー(Vitax agnus-castus)
ビタミンKおよび鉄の補給作用があるアルファルファ(Medicago sativa)
ホルモンバランスを整えるアンジェリカ(Angelica archangelica)
解毒作用があるミルクシスル(Silybum marianum)
血液浄化作用があるレッドクローバー(Trifolium pratense)
代謝促進作用があるスイバ(Rumex acetosa)
排出機能全体に対して調整作用があるオオバコ(Plantago major)
強い利尿作用があるバーチ(Betula pendula)
ホルモンバランス調整作用のあるアンジェリカ(Angelica archangelica)
である。これらは単独であるいは組み合わせて使用することができる。
【0012】
特に本発明では、所望の効能を有するハーブとして、パッションフラワー、スカルキャップ、ダンディライオンセント・ジョーンズ・ワート、ローズヒップ、ジャーマンカモミール、エルダーおよびミルクシスルよりなる群から選ばれる少なくとも一種類のハーブを使用した場合に、ネトルの有する味覚および/または臭気の緩和効果が大きい。
【0013】
即ち、上記の効能を考慮して上記のハーブを組み合わせることにより、所望の効能を有するハーブを調製することができる。しかしながら、上記のような明確な効能を有するハーブには、個性が強く、独特の味覚および臭気を有するものが多く、単身でも飲みにくいものがある。例えば、スカルキャップなどは、独特の臭いと味があり、抑鬱作用などの優れた効能があるにも拘わらず、味覚および臭覚が過敏になっている妊婦あるいはハーブティーの初心者には特に敬遠される傾向がある。
【0014】
さらに、こうした個性の強いハーブを組み合わせた場合には、それぞれのハーブの有する個性が融合せずに乱立し、全体として調和のとれない味覚と臭気を有するハーブの混合物になってしまうことが多い。
従来は、こうした個性の強いハーブを使用する場合、個性の強いハーブの味覚および臭気をマスキングするようにさらに強い味覚あるいは臭気を有するハーブを用いる方法が一般的であった。例えば、ハーブの臭気をマスキングするために、レモンピール、レモングラス、スペアミント、オレンジピールなどが多用されている。
【0015】
しかしながら、マスキングは、個性の強いハーブの味覚あるいは臭気を、より強い味覚あるいは臭気で覆い隠しているだけであり、強い個性のハーブの味覚および臭気は、マスキング用のハーブによって融合・調和されているわけではない。従って、臭覚あるいは味覚がより敏感な人は、マスキング用のハーブによって覆い隠された裏にある個性の強いハーブの不調和な味覚あるいは臭気を感じてしまう。
【0016】
ところが、ネトルは、それ自体は特別な個性を有しないハーブであるが、非常に個性の強いハーブと混合されると、その個性の強いハーブの味覚および臭気を非常にマイルドにすることができ、さらに、非常に個性の強い複数のハーブを混合する際にネトルを配合すると、複数の強い個性のハーブ臭および味が融合一体化されてあたかも新たな味覚および臭気に変換・創出するというような極めて不思議な現象が生ずる。このような現象は、本発明者だけでなく、よく訓練された複数のパネラーによって行われた味覚および臭気についての2点比較法による官能試験により得られた統計学的結果から、ネトルを用いたハーブティーがネトルを用いないハーブティーよりも臭気および味覚について危険度5%で有意差があるとの結果が得られたことからも明らかである。
【0017】
このような現象を発現させるために、ネトルは、ハーブティー100重量部中に通常は5〜70重量部の範囲内、好ましくは5〜40重量部の範囲内の量で配合するとよい。
ネトルの配合によってハーブティーの味覚および臭気が緩和され、複数のハーブを用いた場合には、複数のハーブの個性が融合・一体化されて新たな味覚および臭気に変換する明確な理由は不明であるが、ネトルの成分を分析すると、ネトルは、ミネラル分が他のハーブよりも多く、特にカルシウムの含有率が著しく高く、このカルシウムに着目してみると、ネトルには、一般にハーブ中に含有されるカルシウム分の10倍以上のカルシウムが含有されていることがわかった。このように高含有率でカルシウムを含むハーブは本発明者の知る限り他にはなく、このカルシウムがハーブティー全体の味覚および臭気の融合に何らかの関与をしているのではないかと考えられる。
【0018】
なお、このようにしてネトルを使用する場合に、上記の所望の効能を有するハーブは、複数のハーブを組み合わせた状態を含む、効能を有するハーブがハーブティー100重量部中に通常は10〜95重量部の範囲内、好ましくは20〜80重量部の範囲内の量で配合することができる。
本発明のハーブティーは、上記のような特異的な効能を有するハーブと、ネトルとを含有するものであり、このネトルによって味覚および臭気が緩和されたものであるが、本発明のハーブティーにはこれらのほかに味覚および臭気を調整するためにフレバー成分となるハーブ天然のフレーバーを配合することもできる。
【0019】
このようなフレバー成分となるハーブの例としては、レモンピール、レモングラス、レモンバーム、スペアミント、ペパーミント、オレンジピール、ラベンダーが挙げられ、この他にも、ストロベリーフレバー、ピーチフレバー、ロースフレバー、マンゴフレバー、グレープフルーツフレバーなどの天然フレーバーを配合することもできる。これらは単独であるいは組み合わせて使用することができる。
【0020】
このようなハーブは、ハーブティー100重量部中に、通常は5〜50重量部の範囲内、好ましくは10〜30重量部の範囲内の量で配合することができる。ネトルはこれらのハーブを含めて全体的にハーブティーの味覚および臭気を調整する作用を有する。
従って、本発明のハーブティーには、人工の香料、甘味料などを配合することを特に必要としない。
【0021】
ネトルと上記のようなハーブとを用いた本発明のハーブティーの具体的な処方の例を以下に示す。
具体的な処方例
処方1(マタニティーブルーを改善するハーブティー)
レモンピール(Citrus Limonum)・・・・・・・・・26.7重量部
パッションフラワー(Passiflora incarnata)・・・26.7重量部
スカルキャップ(Scutellaria laterriflora)・・・10.0重量部
ネトル(Urtica dioica)・・・・・・・・・・・・ 10.0重量部
スペアミント(Mentha cardiaca)・・・・・・・・ 6.6重量部
ローズヒップ(Rose canina)・・・・・・・・・・ 20.0重量部
この処方例によれば、パッションフラワーおよびスカルキャップのリラックス効果と、レモンピールおよびスペアミントによる清涼感および味覚とがネトルにより一体化し、さらにロースヒップにより不足しがちなビタミンCを補強すると共に、ネトルによりミネラル分も補給することができるハーブティーが得られ、飲みやすくしかも毎日続けて飲んでも飽きることがなく、妊娠に伴う鬱状態(マタニティーブルー)を解消することができる
処方2(花粉症の改善と予防のためのハーブティー)
レモングラス(Cymbopogon citrates L)・50.0重量部
ネトル(Urtica dioica)・・・・・・・・33.3重量部
エルダー(Sambucus nigra)・・・・・・ 16.7重量部
この処方例よれば、抗炎症作用のあるエルダーとさわやかな香りのレモングラスをネトルによって融合させることができ、さらにネトルに含有されるミネラル分によって抗アレルギー性が賦与されるハーブティーが得られる。
処方(リラックスできるハーブティー)
セント・ジョーンズ・ワート(Hypericum perforatum)・・・73.3重量部
レモングラム(Cymbopogon citrates L) ・・・・・・・・・20.0重量部
ネトル(Urtica dioica)・・・・・・・・・・・・・・・・ 6.7重量部
この処方例によれば、セント・ジョーンズ・ワートの有する優れた抗鬱作用を、ネトルを介してレモングラスの有する清涼感が融合して抗鬱作用が増幅されて、非常にさわやかで飲みやすいハーブティーが得られる。
【0022】
上記処方例に示すように、ネトルを配合することにより、所謂効能成分として含有される非常に個性の強いハーブの味覚および臭気を緩和することができ、さらに、複数のハーブを混合した場合には、ネトルはそれぞれの個性の強いハーブの味覚および臭気を融合させあたかも新たな味覚および臭気に変換・創出するように作用する。このようなネトルの特異的な融合作用を発現するためには、ネトルとネトル以外のハーブとは、通常は3:97〜50:50の範囲内の重量比、好ましくは5:95〜45:65の範囲内の重量比で混合する。上記範囲を逸脱してネトルが少ないと上記のネトルに特異的な作用効果が発現しないことが多く、また、上記範囲を逸脱して多いと、ネトル自体の特性が表在化して上記のネトルに特異的な作用効果が減失することがある。
【0023】
本発明のハーブティーは、一般的なハーブティーのようにポットに入れて湯を注ぎ込んでハーブに含有される成分を抽出する通常のハーブティーと同様に使用することができるが、一定量をバッグに包装したティーバッグとすることが好ましい。ティーバッグとする場合に、本発明のハーブティー1〜2gを、ティーバッグ用の袋に充填して使用することができる。
【0024】
このようにしてネトルで味覚および臭気が調整されたハーブティーは、非常に飲みやすくなるが、このような味覚および臭気の調整によって配合した特異的な効能を有するハーブの効能が損なわれることはない。
【0025】
【発明の効果】
本発明のハーブティーは、ネトルを配合することにより非常に個性の強いハーブをマイルドにすると共に、複数の個性の強いハーブをブレンドした場合においては、それぞれのハーブの個性を融合させてあたかも新たな個性を創出するように作用して、非常に飲みやすいハーブティーである。
【0026】
即ち、本発明で使用されるネトル自身は個性的なハーブではないことから、これ自身がマスキング用のハーブとはなり得ない。しかしながら、本来ならば、強い個性が独立し、それぞれの個性が相互に調和することがないハーブティーの各成分の個性が、ネトルの配合によって緩和することができる共に、複数の個性の強いハーブの特性を有機的に結び付けて、これらの特性から、あたかも新たな個性を創設するように作用する。そして、ネトルの配合によっては、ハーブティーに、原料として使用した個性の強いハーブが基本的に有している優れた個性の本質は損なうことない。従って、各種の効能を有するハーブを複数組み合わせて所望の効能を有するハーブティーを調製使用とする場合に、ネトルを併せて使用することにより、各ハーブの個性が他のハーブの個性と独立して乱立した統制のないハーブティーとはならず、これらの個性豊かなハーブの個性が協調しあって、さらに豊かで円熟度の高い味覚と臭気(香り)を有するハーブティーを調製することができる。そして、こうした完成度の高い味覚と香りを有するハーブティーによって、ハーブの有する効能に加えて、香りも改善されることからアロマテラピー作用によってその効能も著しく増進する。
【0027】
【実施例】
次に本発明のハーブティーおよびハーブティーの味覚および香り(臭気)の調整方法について実施例を示して具体的に説明するが本発明はこれらによって限定されるものではない。
【0028】
【参考例1】
ネトルの分析およびダンディライオンの分析結果との比較
乾燥したネトル1gを燃焼灰化させたものを濃度1%の硝酸液中に溶解させた。
この硝酸溶液について、ICP法によって、含有される無機物質の含封率を測定した。
【0029】
得られた結果を試料1g値の含有率として表1に示した。
また、比較のためにダンディライオンについて同様に分析した結果を表1に併せて記載する。
【0030】
【表1】
Figure 0003945573
【0031】
上記表1から明らかなように、ネイル中にはカルシウム分が非常に高い濃度で含有されており、このような高い濃度でカルシウムを含有するハーブば、ネイル以外には存在しないと思われる。
【0032】
【実施例1】
以下に示す処方例1の組成のハーブティー100gを調製し、得られたハーブティー1を1.5gずつ包装してティーバッグ1を製造した。
処方例1
レモンピール・・・・・・・・・26.7g
パッションフラワー・・・26.7g
スカルキャップ・・・・・・・10.0g
ネトル・・・・・・・・・・・・・・・10.0g
スペアミント・・・・・・・・・・・6.6g
ローズヒップ・・・・・・・・・20.0g
上記処方例1からネトルを除いた組成(処方例1C)のハーブティー90gを調製し、得られたハーブティー1Cを1.5gずつ包装してティーバッグ1Cを製造した。
【0033】
処方例1C
レモンピール・・・・・・・・・26.7g
パッションフラワー・・・26.7g
スカルキャップ・・・・・・・10.0g
スペアミント・・・・・・・・・・・6.6g
ローズヒップ・・・・・・・・・20.0g
よく訓練された22〜25歳の健康な女性20人に、上記ティーバッグ1から得られたハーブティーとティバッグ1Cから得られたハーブティーとを飲み比べさせ、味覚と臭気について2点比較法で評価した。結果を表2に示す。
【0034】
【表2】
Figure 0003945573
【0035】
上記結果からネトルを配合したハーブティー1は、危険度5%で有意差があることがわかった。
【0040】
【実施例
以下に示す処方例の組成のハーブティー100gを調製し、得られたハーブティー3を1.5gずつ包装してティーバッグを製造した。
処方例
レモングラス・・・・50.0g
ネトル・・・・・・・33.3g
エルダー・・・・・・16.7g
上記処方例からネトルを除いた組成(処方例C)のハーブティー66.7gを調製し、得られたハーブティーCを1.5gずつ包装してティーバッグCを製造した。
【0041】
処方例
レモングラス・・・・50.0g
エルダー・・・・・・16.7g
よく訓練された22〜25歳の健康な女性20人に、上記ティーバッグから得られたハーブティーとティーバッグCから得られたハーブティーとを飲み比べさせ、味覚と臭気について2点比較法で評価した。結果を表3に示す。
【0042】
【表3】
Figure 0003945573
【0043】
上記結果からネトルを配合したハーブティーは、危険度5%で有意差があることがわかった。
【0044】
【実施例
以下に示す処方例の組成のハーブティー100gを調製し、得られたハーブティー4を1.5gずつ包装してティーバッグを製造した。
処方例4
セント・ジョーンズ・ワート・・・73.3g
レモングラス ・・・・・・・・・ 20.0g
ネトル・・・・・・・・・・・・・6.7g
上記処方例からネトルを除いた組成のハーブティー93.3gを調製し、得られたハーブティーCを1.5gずつ包装してティーバッグCを製造した。
【0045】
処方例
セント・ジョーンズ・ワート・・・73.3g
レモングラス ・・・・・・・・・ 20.0g
よく訓練された22〜25歳の健康な女性20人に、上記ティーバッグから得られたハーブティーとティーバッグCから得られたハーブティーとを飲み比べさせ、味覚と臭気について2点比較法で評価した。結果を表4に示す。
【0046】
【表4】
Figure 0003945573
【0047】
上記結果からネトルを配合したハーブティーは、危険度5%で有意差があることがわかった。

Claims (4)

  1. 所望の効能を有するパッションフラワー、スカルキャップ、ダンディライオン、セント・ジョーンズ・ワート、ローズヒップ、ジャーマンカモミール、エルダーおよびミルクシスルよりなる群から選ばれる少なくとも一種類のノンカフェインの乾燥ハーブに乾燥ネトルを配合して、該所望の効能を有するハーブに特異的な味覚および/または臭気を緩和したハーブティー。
  2. 上記ネトルを、ハーブティー100重量部中に5〜70重量部の範囲内の量で配合することを特徴とする請求項第1項記載のハーブティー。
  3. 上記ハーブティーに、さらにフレバー成分となるハーブを配合することを特徴とする請求項第1項記載のハーブティー。
  4. 所望の効能を有するパッションフラワー、スカルキャップ、ダンディライオン、セント・ジョーンズ・ワート、ローズヒップ、ジャーマンカモミール、エルダーおよびミルクシスルよりなる群から選ばれる少なくとも一種類のノンカフェインの乾燥のハーブに、乾燥ネトルを配合して、該所望の効能を有するハーブに特異的な味覚および/または臭気を緩和するハーブティーの味覚および臭気の調整方法。
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