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JP3946566B2 - 運搬用容器 - Google Patents
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JP3946566B2 - 運搬用容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、収容物の収容時には複数個をスタッキング状態で上下に積み上げ、空のときには複数個をネスティング状態で上下に積み重ね可能に構成された運搬用容器の識別カード添着構造に関するものである。より詳しくは、工場内での流れ作業や物流における仕分け作業等で使用される運搬用容器の外側面に、内部に収容された収容物の名称、搬送先等を識別するための識別カードを添着可能とする運搬用容器の識別カード添着構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の運搬用容器を構成する容器本体は、有底長四角箱状をなし、対向する各一対の長側壁及び短側壁が上方ほど拡がるテーパ形状に形成されている。この容器本体の各側壁の外面には脚部が突設されるとともに、これら脚部と対応する位置で各側壁の内面にはポケットが凹設されている。
【0003】
複数の容器本体は、上下に位置する容器本体をそれぞれの脚部及びポケットが互いに同じ位置関係となるように同じ向きに配設し、下方の容器本体内に上方の容器本体を挿入することにより、ネスティング状態で上下に積み重ねられる。このとき、上方の容器本体の脚部は下方の容器本体のポケットに収容されており、容器本体が空の状態での省スペース化が図られる。
【0004】
さらに、それぞれの脚部及びポケットが互いに異なる位置関係となるように上方又は下方の容器本体を平面的に180゜回転させ、上下一対の容器本体の互いの向きを逆転させて下方の容器本体上に上方の容器本体を載せることにより、複数個がスタッキング状態で上下に積み上げられる。このとき、下方の容器本体に対して上方の容器本体はその脚部で支持されており、各容器本体内には収容物を収容するための収容空間が保持される。
【0005】
一方、容器本体の各側壁のうち短側壁の外面には脚部を避けるようにして添着部が設けられている。同添着部には容器本体内に収容された収容物の名称、搬送先等が記載された識別カードを支持するためのホルダーが取着されている。同ホルダーは、合成樹脂より形成され、板状をなす基板と、同基板の外面上に側断面略L字状に突設されたクリップとを有している。このホルダーは、基板の内面を短側壁の外面に接着、溶着等することによって容器本体に接合されている。そして、基板とクリップとの間に識別カードを挟み込むことにより、識別カードがホルダーに支持され、ホルダーを介して添着部に識別カードが添着されるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の運搬用容器において、ホルダーは、識別カードを確実に支持するとともに、外部からの衝撃等によってクリップが折れたり、破損したり等することのないように、全体的な厚みが厚く形成されている。従って、ホルダーを短側壁の外面にそのまま接合すると、ホルダーの特にクリップが短側壁の外面から大きく突出して他の容器本体の内面等に引っ掛かり、容器本体同士をネスティング状態で積み重ねることができなくなるおそれがある。そこで、ネスティング状態で積み重ね可能であり、かつホルダーを備える運搬用容器として、次のような構成のものが提供されている。
【0007】
すなわち、このような運搬用容器として、短側壁の内面上でホルダーと対応する位置にホルダーを収容するためのホルダーポケットを凹設したものが挙げられる。同ホルダーポケットは、短側壁を構成する壁面を外面側へ平断面コ字状に突出させることによって形成されている。しかし、当該運搬用容器によれば、両短側壁がテーパ形状に形成されているため、ネスティング状態とするときにホルダーがホルダーポケットの内面に引っ掛かり、他の容器本体内へ同容器本体を十分に挿入することができす、省スペース化を図りにくくなるという問題があった。
【0008】
また、当該運搬用容器で両短側壁上にホルダーを接合しようとすると、同ホルダーをホルダーポケットの外面上に接合しなければならず、ホルダーがホルダーポケットよりもさらに外方へ突出してしまう。この場合、ホルダーをホルダーポケット内に収容することができず、ネスティング状態とすることができなくなるおそれがある。このため、ホルダーは一方の短側壁の外面のみにしか接合することができず、ホルダーの接合位置が限定されてしまうという問題があった。
【0009】
一方、上記以外の運搬用容器として、短側壁の外面上でホルダーの取付箇所となる部分に凹部を設けたものが挙げられる。この凹部は、短側壁を構成する壁面を内面側へ平断面コ字状に突出させることによって形成されている。そして、ホルダーは凹部内に取着されることにより、短側壁の外面から外方へ突出しないように構成されている。しかし、当該運搬用容器によれば、凹部を設けたことによって容器本体の収容空間を縮小せざるを得ず、収容物の収容量が減少してしまうという問題があった。
【0010】
この発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、容器本体の収容空間を犠牲にすることなくホルダーを取付けることができるとともに、ホルダーの取付位置に係わらず、ネスティング状態で積み重ねるときに他の容器本体にホルダーが引っ掛かることを抑制することができる運搬用容器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の運搬用容器の発明は、底壁と上方ほど拡がるテーパ形状に形成された各一対の第1側壁及び第2側壁とから有底四角箱状に形成された容器本体を備え、第1側壁又は第2側壁の外面に脚部を突設して同脚部で下方の容器本体に対し上方の容器本体を支持することにより、複数の容器本体をスタッキング状態で上下に積み上げられ、かつ第1側壁又は第2側壁の内面にポケットを凹設し、同ポケットに脚部を収容することにより、上方の容器本体の外側面と下方の容器本体の内側面との間に間隙が形成されるようにして複数の容器本体をネスティング状態で上下に積み重ねられるように構成した運搬用容器において、前記第2側壁の外面に添着部を設け、同添着部の下半部には、四角状をなす一枚のシート材をその内面の両側縁及び下端縁で添着部に接合することによって上方に開口する袋状に形成されるとともに添着部と比較してほぼ等幅に形成されたホルダーをネスティング状態で前記間隙内に収容されるように取付け、同ホルダーの開口からその内部へと前記容器本体内に収容された収容物を識別するための識別カードを差し込んで支持させることにより、ホルダーを介して識別カードを添着部に添着するように構成するとともに、当該ホルダーの開口部には、一枚のシート材の上端部を内方へ折り返し、その折返し部分をシート材の内面に貼着すること、又は複数枚のシート材をホルダーの開口の内側へ積層することにより形成された肉厚部を設けることを特徴とするものである。
【0012】
請求項2に記載の運搬用容器の発明は、請求項1に記載の発明において、前記添着部にはホルダーの側縁に沿って延びるように保護リブを突設するとともに、該添着部からの同保護リブの突出量がホルダーにおける該添着部からの肉厚部の突出量よりも長くなるように形成されることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を具体化した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、運搬用容器を構成する容器本体11は、長四角板状をなす底壁12と、第1側壁及び第2側壁として同底壁12の周縁に沿って立設された各一対の長側壁13及び短側壁14とから上面を開口した有底長四角箱状に形成されている。また、各一対の長側壁13及び短側壁14は、それぞれが上方ほど僅かに拡がるテーパ形状に形成されている。そして、この容器本体11は、内部の収容空間内に機械部品等の収容物が収容された状態で運搬等されることにより使用される。
【0017】
一対の長側壁13のうち、図1中で手前側となる一方の長側壁13の外面には、その両側縁部に位置するように、脚部としての2つの第1脚部21aが上下方向に延びるように突設されている。さらに、これら第1脚部21aの間で一方の長側壁13の幅方向の中央部には、脚部としての第2脚部21が上下方向に延びるように突設されている。つまり、一方の長側壁13の外面には2つの第1脚部21aと、1つの第2脚部21とで合計3つの脚部が突設されている。
【0018】
図1中で奥側となる他方の長側壁13の外面には、その両側部に位置するように、脚部としての2つの第2脚部21が上下方向に延びるように突設されている。両長側壁13に設けられた第2脚部21は、いずれもその両側面が上方ほど拡がるテーパ形状に形成されている。また、当該第2脚部21及び前記第1脚部21aは、長側壁13を構成する壁面を外面側へ平断面コ字状に突出させることによって形成されている。そして、長側壁13の内面側で第2脚部21及び第1脚部21aの内側にはポケット22が形成されている。
【0019】
図1に示す状態で上下一対の容器本体11は、互いの第1脚部21a及び第2脚部21とポケット22とが一致した位置、つまり容器本体11同士の形状が一致した位置に配置されており、これを同形状方向の位置関係(以下、単に「同じ向き」ともいう。)とする。この同形状方向の位置関係で複数の容器本体11をネスティング状態で上下に積み重ねることが可能となる。すなわち、容器本体11同士が同じ向きであれば上方の第1脚部21a及び第2脚部21を下方のポケット22内に係入することが可能となる。そして、下方の容器本体11の収容空間内に上方の容器本体11を挿入することにより、複数の容器本体11がネスティング状態で小さくコンパクトに積み重ねられる。
【0020】
図1に示す状態から上方又は下方の容器本体11を平面的に180゜回転させると、上下一対の容器本体11は、互いの第1脚部21a及び第2脚部21とポケット22とが一致しない位置、つまり容器本体11同士の形状が一致しない位置に配置される。これを異形状方向の位置関係(以下、単に「異なる向き」ともいう。)とする。この異形状方向の位置関係で複数の容器本体11をスタッキング状態で上下に積み上げることが可能となる。すなわち、容器本体11同士が異なる向きであれば、下方の容器本体11内に上方の容器本体11を挿入しようとしても、第1脚部21a及び第2脚部21はポケット22内に係入されず、これらを下方の容器本体11の上端に引っ掛けることが可能となる。そして、下方の容器本体11に対して上方の容器本体11をその第1脚部21a及び第2脚部21で支持させて載せることにより、複数の容器本体11がスタッキング状態で上下に積み上げられる。
【0021】
容器本体11の上端部には、その全体に渡って延びるように環状に形成された第1フランジ31が横方向(水平方向)へ突設されている。また、同第1フランジ31のやや下方には、第1フランジ31と平行に延びるように略環状に形成された第2フランジ32が横方向(水平方向)へ突設されている。前記第1フランジ31の上面には、スタッキング状態で上方の第1脚部21a及び第2脚部21と対応する位置に係合溝23が凹設されている。同係合溝23にはスタッキング状態で上方の第1脚部21a及び第2脚部21の下端が収容され、係合されるように構成されており、第1脚部21a及び第2脚部21と係合溝23との係合関係により、スタッキング状態での容器本体11同士の横方向への位置ずれが抑制される。
【0022】
図1及び図4に示すように、容器本体11の短側壁14の外面14aには添着部51が設けられている。この添着部51にはホルダー52が取付けられるとともに、ホルダー52に識別カード54が支持されることにより、当該ホルダー52を介して添着部51に識別カード54が添着されている。また、添着部51は、各図中で一方の短側壁14に設けられたものしか示されていないが、一対の短側壁14の両方にそれぞれ設けられている。
【0023】
図2及び図4に示すように、一方の長側壁13の外面で両側縁部に配置された一対の第1脚部21aは、容器本体11のコーナ部に位置している。そして、各第1脚部21aの一側面である外側面21bは、一方の長側壁13に隣接する一対の短側壁14の外面14aとそれぞれ面一になるように形成されている。前記添着部51は、これら短側壁14の外面14aと第1脚部21aの外側面21bとによって構成され、その横幅が短側壁14の内面の横幅よりも幅広となるように形成されている。
【0024】
図4及び図6(a)に示すように、ホルダー52は、合成樹脂製の横長四角状をなす一枚のシート材をその内面の両側縁及び下端縁で添着部51に接着、溶着等することにより、上方に開口する袋状に形成されている。このホルダー52は、添着部51と比較してほぼ等幅で高さが半分程度のサイズとなるように形成されおり、添着部51の下半部に貼着されている。従って、添着部51に取付けられた状態でホルダー52の幅方向の中央を通る第1中央線C1は、容器本体11の幅方向の中央を通る第2中央線C2から距離Wだけ第1脚部21a側へ位置ずれしている。なお、この距離Wは、長側壁13の外面からの第1脚部21aの突出量にほぼ相当する。
【0025】
前記識別カード54は、紙、合成樹脂製のシート、フィルム等からなり、その表面には収容物の種類、搬送先、重量、納期等の識別情報がバーコード、文字、記号等により記載されている。この識別カード54は、ホルダー52と比較して若干幅狭で縦長のサイズとなるように形成されており、ホルダー52の開口からその内部に差し込まれることにより、その上部をホルダー52の開口からはみ出させた状態で支持されている。そして、識別カード54の使用時において、容器本体11は、例えばコンベア等により分別、搬送される際に識別情報が読み取られ、その情報に基づいて仕分けされるようになっている。このように識別カード54から識別情報を読み取るため、ホルダー52は透明材料又は半透明材料で形成することが好ましい。なお、不使用時の識別カード54は添着部51のホルダー52から引き抜かれ、破棄又は保存される。
【0026】
図5(a)に示すように、当該ホルダー52の上部には、シート材の上端部を内方へ折り返し、その端部をシート材の内面に貼着することにより、2枚のシート材が開口の内側へ積層されて形成された肉厚部53が設けられている。同肉厚部53は、シート材を内方へ折り返して形成されていることから、ホルダー52の開口部分の外面は平坦面とされている。従って、容器本体11同士をネスティング状態で積み重ねるとき、下方の容器本体11への上方のホルダー52の引っ掛かりが防止される。
【0027】
このネスティング状態で容器本体11を積み重ねるとき、ホルダー52は、他の容器本体11に対して肉厚部53の外面を主に擦らせる。これは、ホルダー52のうち肉厚部53が最も厚みを有する箇所となっているためである。従って、ホルダー52は、他の容器本体11に対して肉厚部53以外の箇所、特に下半部を擦らせにくくなっており、その外面に擦過傷等が形成されにくく、ホルダー52の透明性が維持される。
【0028】
また、シート材を折返して肉厚部53を形成することにより、ホルダー52の上端縁は丸味を帯びた形状(曲面状)をなしている。このため、識別カード54を抜き差しするとき、同識別カード54がホルダー52の開口部に引っ掛かることが防止される。さらに、当該肉厚部53を設けられたホルダー52は、その開口部分の耐久性が向上されており、識別カード54を抜き差しする際の破損の発生が抑えられている。加えて、肉厚部53が設けられた箇所は、ホルダー52の他の箇所と比較して剛性が向上している。従って、当該肉厚部53で識別カード54を短側壁14へ押さえ付けることができ、識別カード54の脱落、抜け等といった不具合の発生を防止することができる。
【0029】
図4及び図6(a)に示すように、添着部51において、ホルダー52の両側部には一対の保護リブ55が上下方向に延びるように突設されている。これら保護リブ55は、容器本体11をネスティング状態とする際、ホルダー52の外面全体、特には肉厚部53を下方の容器本体11の内面への摺接から保護するように機能している。すなわち、保護リブ55の添着部51からの突出量は、ホルダー52が添着部51に取付けられた状態、好ましくはホルダー52に識別カード54が支持された状態で添着部51から突出する肉厚部53の突出量と同じか、これよりも長くなるように形成されている。
【0030】
保護リブ55の突出量が肉厚部53の突出量よりも短い場合、保護リブ55は、ホルダー52を下方の容器本体11の内面への摺接から十分に保護することができなくなる。さらに、保護リブ55の上下方向の長さは、ホルダー52の上下方向の長さと同じか、これよりも長くなるように形成されている。この実施形態で保護リブ55は、ホルダー52のみならず、これに支持された識別カード54をも保護することができるように、第2フランジ32の下面から容器本体11のほぼ下端縁まで形成されている。
【0031】
図6(a),(b)に示すように、ホルダー52よりも上方に位置するように、保護リブ55の上端部には挿入規制部として四角板状に形成された規制片56が横方向(水平方向)へ突設されている。同規制片56は、複数の容器本体11をネスティング状態で積み重ねる際、その下端を第1フランジ31の上面に接触させるように構成されている。この状態で上方の容器本体11は下方の容器本体11に対し、その収容空間へ完全に挿入されることなく、上方の容器本体11の外側面が下方の容器本体11の内側面から離間した状態で規制片56により支持されている。従って、上方の容器本体11の短側壁14と下方の容器本体11の短側壁14との間には間隙57が形成されている。
【0032】
前記ホルダー52は、複数の容器本体11をネスティング状態で積み重ねたとき、該間隙57内に収容される。このため、ホルダー52は、添着部51からの肉厚部53の突出量を1.5mm以下とすることが好ましい。肉厚部53の突出量が1.5mmを越える場合、複数の容器本体11をネスティング状態とするときにホルダー52が引っ掛からないようにするため、添着部51を構成する壁面を内面側へ凹ませる等して容器本体11の収容空間を縮小しなければならず、収容物の収容量が減ってしまう。加えて、保護リブ55の突出量の上限は、ホルダー52の肉厚部53の突出量と対応して1.5mmとすることが好ましい。突出量の上限が1.5mmを越えると、それだけ添着部51を構成する壁を容器本体11の内方側へずらす等して容器本体11の収容空間を縮小しなければならず、収容物の収容量が減ってしまう。
【0033】
また、保護リブ55の下端部には下方ほど短側壁14の外面に接近する斜面状をなす挿入案内部58が形成されている。そして、同挿入案内部58を形成することにより、容器本体11をネスティング状態で積み重ねるとき、保護リブ55の下端の第1フランジ31、容器本体11の上端縁等への引っ掛かりが防止される。
【0034】
次に、上記運搬用容器の作用について説明する。
この運搬用容器を使用するときには、容器本体11の収容空間内に収容物が収容された後、図4に示されるように、添着部51に識別カード54が添着される。同添着部51に識別カード54を添着するときには、まずホルダー52の上端縁に設けられた開口に識別カード54の下端部を挿入し、そのまま同識別カード54を下方(ホルダー52の内奥)へ向かって押し込む。すると、識別カード54は、肉厚部53で短側壁14方向へ押さえ付けられることにより、ホルダー52に支持されて同ホルダー52を介して添着部51に添着される。そして、識別カード54に記載された識別情報に基づき仕分けされた容器本体11は、複数個がスタッキング状態で上下に積み上げられ、搬送、保管等される。
【0035】
一方、収容物が取り出され、空の状態とされた後は、図1に示されるように、複数の容器本体11がネスティング状態で上下に小さくコンパクトに積み重ねられ、返送、保管等される。このとき、容器本体11はホルダー52の有無を全く気にかける必要なく、積み重ねられる。
【0036】
すなわち、図6(b)に示されるように、添着部51上には保護リブ55が突設されており、同保護リブ55の添着部51からの突出量は、添着部51からのホルダー52(特には肉厚部53)の突出量よりも長くなっている。このため、ネスティング状態とするとき、ホルダー52の外面全体、特に肉厚部53の容器本体11の内側面への摺接が防止される。さらに、保護リブ55は容器本体11の挿入方向と同方向、つまり上下方向に延びるように設けられているため、容器本体11の挿入が完了するまで常にホルダー52を保護する。また、複数の容器本体11がネスティング状態を維持する状態で、各容器本体11の短側壁14間には規制片56により間隙57が形成される。ホルダー52及び識別カード54は同間隙57内に収容されるため、容器本体11との接触以外の理由による傷付きからも保護される。
【0037】
上記実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 実施形態の運搬用容器を構成する容器本体11の短側壁14の外面14aには添着部51が設けられ、同添着部51にホルダー52を介して識別カード54が添着されている。このホルダー52は、合成樹脂製の横長四角状をなす一枚のシート材をその内面の両側縁及び下端縁で添着部51に接着、溶着等することにより、上方に開口する袋状に形成されている。つまり、添着部51上からのホルダー52の突出量は、シート材の厚みに相当し、従来例のクリップを有するホルダーと比較して同ホルダー52を非常に薄く、簡易に形成することができる。このため、ネスティング状態とするとき、凹部、ポケット等を設けずとも、添着部51の外面及び内面を平坦面としたまま、ホルダー52が取付けられていない構成のものとほぼ同程度まで下方の容器本体11内に上方の容器本体11を挿入することが可能となる。従って、添着部51に取付けた状態でホルダー52の厚みを薄くすることができ、容器本体11の収容空間を犠牲にすることなくホルダー52を取付けることができる。
【0038】
・ また、添着部51上でホルダー52をいずれの箇所に取付けようとも、同ホルダー52が一枚のシート材から形成される非常に薄いものであることから、取付位置からホルダー52が大きく突出することがない。実施形態では添着部51の下半部のほぼ全体にホルダー52が取付けられているが、このように大きなスペースにホルダー52が取付けられているにも係わらず、添着部51上からのホルダー52の突出量はごく僅かなものである。従って、ホルダー52の取付位置に係わらず、ネスティング状態で積み重ねるときに他の容器本体11にホルダー52が引っ掛かることを抑制することができる。
【0039】
・ また、ホルダー52の開口の周縁部には肉厚部53が設けられている。この肉厚部53は、シート材を積層して形成されるため、同肉厚部53を形成したことによるホルダー52の厚みの増加分はごく僅かなものである。さらには、同肉厚部53を形成したことにより、ホルダー52の開口部が補強されて耐久性が向上するため、識別カード54を抜き差しするときの破損等といった不具合の発生を抑えることができる。従って、ホルダー52の厚みを薄く保持したまま、ホルダー52を補強することができるとともに、同肉厚部53によってホルダー52の開口部分の耐久性が向上されることから、破損の発生を抑制することができる。
【0040】
・ また、同肉厚部53はシート材を内方へ積層するようにして形成されているため、ホルダー52の開口部分の外面は平坦面とされている。従って、容器本体11同士をネスティング状態で積み重ねるとき、下方の容器本体11へ上方のホルダー52が引っ掛かることを防止することができる。
【0041】
・ また、ホルダー52は上方へ開口する袋状に形成されているため、ホルダー52の大きさを超えるような大きな識別カード54であっても、その開口から識別カード54の一部がはみ出すように差し込むことができる。さらに、差し込まれた識別カード54は、広い範囲に亘ってその表面がホルダー52に覆われるようにして支持されている。従って、ホルダー52より大きな識別カード54を安定して支持することができる。
【0042】
・ また、肉厚部53は、シート材を内方へ折返し、その折返し部分をシート材の内面に貼り付けて形成されている。このようにシート材を内方へ折返して肉厚部53を設けることにより、ホルダー52の上端縁が添着部51から僅かに離間し、ホルダー52の開口部に若干の間隙が形成される。このため、同間隙を使用することにより、開口部からホルダー52内へ識別カード54を差し込みやすくすることができる。
【0043】
・ また、シート材を内方へ折返して形成した肉厚部53の上端縁は丸味を帯びた形状とされている。従って、識別カード54を抜き差しするときの引っ掛かりを抑えることができる。
【0044】
・ また、肉厚部53が設けられた箇所となるホルダー52の開口部分は、他の箇所と比較して剛性が向上している。このため、当該肉厚部53で識別カード54を短側壁14方向へ押さえ付けることができ、識別カード54の脱落、抜け等といった不具合の発生を防止することができる。
【0045】
・ また、添着部51には保護リブ55がホルダー52の両側縁に沿って延びるように突設されている。同保護リブ55は、添着部51からの突出量が添着部51に取付けられた状態のホルダー52の肉厚部53の厚みよりも長くなるように形成されている。従って、ネスティング状態とするとき、ホルダー52、特には肉厚部53が他の容器本体11に引っ掛かり、ネスティング時におけるホルダー52が破損することを確実に防止することができる。
【0046】
・ また、ホルダー52の肉厚部53の厚みが1.5mm以下であることに対応して保護リブ55の突出量は1.5mm以下とされている。このため、容器本体11の収容空間を狭めることなく、ホルダー52の破損を防止可能な程度の突出量で保護リブ55を設けることができる。
【0047】
・ また、当該保護リブ55は、ネスティング状態とするときの容器本体11の挿入方向に沿うように、上下方向に延びている。このため、容器本体11の挿入開始から、挿入が完了しネスティング状態となったときまで、常にホルダー52を保護することができ、ネスティング時におけるホルダー52の破損をより確実に防止することができる。
【0048】
・ また、第1脚部21aを容器本体11のコーナ部となる長側壁13の外面の側縁に配置することにより、短側壁14の外面14aと第1脚部21aの外側面21bとが面一になるように形成されている。そして、これら外面14aと外側面21bとによって添着部51が構成されている。従って、短側壁14の横幅を超える広い添着部51を設けることができ、同添着部51に大きな識別カードを平坦に添着することができる。
【0049】
・ また、容器本体11の上部にはホルダー52よりも上方に位置するように、挿入規制部としての規制片56が突設されている。同規制片56は、複数の容器本体11をネスティング状態で積み重ねる際、その下端を第1フランジ31の上面に接触させる。これにより、ネスティング状態の上方の容器本体11は下方の容器本体11に対し、完全に挿入されることなく、その外側面を下方の容器本体11の内側面から離間させた状態で規制片56により支持される。このため、ネスティング状態で積み重ねられた容器本体11の短側壁14同士の間には間隙57が形成されている。そして、ネスティング状態にあるホルダー52は、この間隙57内に収容されている。従って、ネスティング状態でホルダー52が容器本体11の外方へ露出されず、ネスティング状態におけるホルダー52の破損を防止することができる。さらに、ネスティング状態で間隙57が形成されるため、ネスティング状態とするときに短側壁14同士の間に余裕を持たせることができ、ホルダー52の他の容器本体11の内側面への摺接を抑制することができる。加えて、両短側壁14が上方ほど拡がるテーパ形状に形成されるとともに、ホルダー52を添着部51の下部に取付けたことにより、ネスティング状態とするときの余裕をさらに拡げることができ、ホルダー52の他の容器本体11の内側面への摺接を効果的に抑制することができる。
【0050】
・ また、実施形態の運搬用容器は、上下一対の容器本体11を異なる向きに配設した場合にはスタッキング状態となり、同じ向きに配設した場合にはネスティング状態となるように構成されている。このように構成した場合、第1脚部21a及び第2脚部21の内側にそれぞれに対応するポケット22を設けることができる。このため、第1脚部21a及び第2脚部21とポケット22を容器本体11の高さと同じ高さに形成することができる。従って、ネスティング状態でのさらなる省スペース化を図ることができる。
【0051】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記ホルダー52の上端に設けられた肉厚部53はシート材を折り返して形成することに限らず、例えば図5(b)に示されるように、シート材52aの内面上端に断面略楕円状をなすシート材よりなる貼着部材52bを貼り付け、積層させて肉厚部53を形成してもよい。あるいは、図5(c)に示されるように、帯状をなす基材52cと同基材52cの内面に突設された断面半円状をなす凸部52dとから形成された貼着部材52bをシート材52aの内面上端に貼り付けて肉厚部53を形成してもよい。このように構成した場合にもホルダー52の開口部分に肉厚部53を設けることができるとともに、その上端縁を丸味を帯びた形状とすることができる。また、ホルダー52の上端縁が添着部51から僅かに離間して若干の間隙が形成されるため、ホルダー52内へ識別カード54を差し込みやすくすることができる。
【0052】
・ また、実施形態又は前に挙げたように複数枚のシート材をホルダー52の開口の内側へ積層して肉厚部53を形成することに限らず、複数枚のシート材をホルダー52の開口の外側へ積層して肉厚部53を形成してもよい。なお、この場合、肉厚部でホルダー52の開口を補強する機能は得ることができるが、ネスティング状態で積み重ねるときにホルダー52の引っ掛かりを抑制する機能と、ホルダー52内へ識別カード54が差し込みやすくなる機能は省略される。
【0053】
・ 例えば、3枚以上のシート材を重ね貼りしたり、折り重ねたり等して積層することにより、肉厚部を形成してもよい。
・ ホルダー52は、シート材を2つ折りした状態でその両側縁部を接着、溶着等の手段で封止する等して袋状に形成してもよい。
【0054】
・ 実施形態では1つの添着部51に1つのホルダー52のみを設けたが、これに限らずホルダー52を2つ以上取付け、1つの添着部51に複数枚の識別カード54を添着してもよい。この場合、ホルダー52は添着部51と必ずしも等幅に形成する必要はなく、広い添着部51を有効に活用できるのであれば、添着部51の半分の幅等としてもよい。
【0055】
・ 実施形態では一対の短側壁14のそれぞれに添着部51を設けたが、これに限らず、いずれか一方の短側壁14のみに添着部51を設けてもよい。さらには、いずれか一方の短側壁14のみに添着部51を設ける場合、例えば添着部51が上下で揃うように容器本体11を積んだ場合に複数の容器本体11をスタッキング状態又はネスティング状態とすることができる等のように構成してもよい。つまり、当該添着部51、ホルダー52、識別カード54等を複数の容器本体11がスタッキング状態及びネスティング状態のいずれの位置関係にあるかを判別するための判別手段として用いてもよい。
【0056】
・ 実施形態では第2側壁を短側壁14として同短側壁14に添着部51を設けたが、第2側壁を長側壁13として同長側壁13に添着部を設けてもよい。この場合、第1側壁が短側壁14となり、スタッキング状態とするときに容器本体11を支持するための脚部は短側壁14の外面に突設される。加えて、長側壁13に添着部を設ける場合、一対の長側壁13のうち少なくとも一方に添着部を設ければよい。
【0057】
・ また、短側壁14のみ、あるいは長側壁13及び短側壁14の両方に脚部及びポケットを設けてもよい。
・ 挿入規制部は規制片56であることに限定されず、例えば第2フランジ32を下方にずらし、同第2フランジ32の下面を下方の第1フランジ31の上面に接触させることにより、下方の容器本体11に対する上方の容器本体11の挿入を規制するように構成してもよい。また、規制片56は短側壁14に設けられることに限定されず、長側壁13に設けてもよい。
【0058】
・ 容器本体11が空のときにはネスティング状態で積み重ねることができ、収容物が収容されているときにはスタッキング状態で積み上げることができるのであれば、第1脚部21a及び第2脚部21よりなる脚部は実施形態のものに限定されず、その数、位置等を適宜変更してもよい。例えば、ネスティング状態から容器本体を平面的に180゜回転させたときにスタッキング状態となる運搬用容器としては、次のようなものが挙げられる。すなわち、この運搬用容器は、容器本体を平面から見たときの中心点を対称点として、脚部とこれを収容するポケットとが点対称の位置関係となるように配設される。この場合、容器本体同士の形状が一致しない異形状方向の位置関係でネスティング状態での積み重ねが可能であり、容器本体同士の形状が一致した同形状方向の位置関係でスタッキング状態での積み上げが可能となる。
【0059】
他に、容器本体を平面的に180゜回転させることなく、ネスティング状態とスタッキング状態とを選択可能な運搬用容器としては、次のようなものが挙げられる。すなわち、この運搬用容器は、実施形態のように各脚部とそれぞれを収容するポケットとが側壁の同一位置で外面側と内面側とに設けられることに加え、各脚部同士が容器本体を平面から見たときの中心点を対称点として点対称の位置関係となるように配設される。さらに、対向する一対の側壁の上端には、それぞれの上端縁に沿って延びるように棒材よりなるハンドル、板材よりなるスライド板等の挿入規制部材が容器本体の内方側及び外方側へ回動可能に取り付けられている。そして、挿入規制部材が容器本体の内方側へ回動されたとき、同挿入規制部材に上方の容器本体が引っ掛かって下方の容器本体への挿入が規制されることにより、スタッキング状態とされる。一方、挿入規制部材が容器本体の外方側へ回動されたとき、上方の容器本体を下方の容器本体内へ挿入することができるようになり、ネスティング状態とされる。
【0060】
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1) 前記ホルダーの上端縁を丸味を帯びた形状に形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運搬用容器。このように構成した場合、識別カードを支持するときにホルダーが破損することを抑制することができる。
【0061】
(2) 前記ホルダーを添着部の下部に取付けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運搬用容器。このように構成した場合、容器本体をネスティング状態で積み重ねるときにホルダーが破損することを確実に防止することができる。
【0062】
(3) 下方の容器本体に対して上方の容器本体を異なる向きに配設したとき、脚部で下方の容器本体に対し上方の容器本体を支持することにより、複数の容器本体をスタッキング状態で上下に積み上げられるように構成するとともに、下方の容器本体に対して上方の容器本体を同じ向きに配設したとき、ポケットに脚部を収容することにより、複数の容器本体をネスティング状態で上下に積み重ねられるように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運搬用容器。このように構成した場合、ネスティング状態で積み重ねられた運搬用容器のさらなる省スペース化を図ることができる。
【0063】
(4) 前記肉厚部の突出量は1.5mm以下であり、これと対応して保護リブの添着部からの突出量を1.5mm以下とすることを特徴とする請求項2に記載の運搬用容器。このように構成した場合、容器本体の収容空間を狭めることなく、ホルダーの破損を抑制可能な程度の突出量で保護リブを設けることができる。
【0064】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、容器本体の収容空間を犠牲にすることなくホルダーを取付けることができるとともに、ホルダーの取付位置に係わらず、ネスティング状態で積み重ねるときに他の容器本体にホルダーが引っ掛かることを抑制することができる。加えて、ホルダー内へ識別カードを差し込みやすくすることができるとともに、識別カードを抜き差しするときの引っ掛かりを抑えることができる。また、ホルダーは上方へ開口する袋状に形成されているため、ホルダーの大きさを超えるような大きな識別カードであっても、その開口から識別カードの一部がはみ出すように差し込むことができる。
【0065】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、ネスティング状態とするときにホルダーの周縁部分が他の容器本体に引っ掛かり、破損することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複数の容器本体を積み重ねる状態を示す分解斜視図。
【図2】 容器本体の底面図。
【図3】 容器本体の一部を破断した側面図。
【図4】 容器本体の正面図。
【図5】 (a)は図4の5−5線における断面図、(b)はホルダーの肉厚部の別形態を示す断面図、(c)はホルダーの肉厚部の別形態を示す断面図。
【図6】 (a)は容器本体にホルダーを取付ける状態を示す断面図、(b)は容器本体をネスティング状態で積み重ねた状態を示す断面図。
【符号の説明】
11…容器本体、12…底壁、13…第1側壁としての長側壁、14…第2側壁としての短側壁、14a…外面、21a…脚部としての第1脚部、21b…脚部の一側面としての外側面、22…ポケット、51…添着部、52…ホルダー、52a…シート材、53…肉厚部、54…識別カード、55…保護リブ、57…間隙。

Claims (2)

  1. 底壁と上方ほど拡がるテーパ形状に形成された各一対の第1側壁及び第2側壁とから有底四角箱状に形成された容器本体を備え、第1側壁又は第2側壁の外面に脚部を突設して同脚部で下方の容器本体に対し上方の容器本体を支持することにより、複数の容器本体をスタッキング状態で上下に積み上げられ、かつ第1側壁又は第2側壁の内面にポケットを凹設し、同ポケットに脚部を収容することにより、上方の容器本体の外側面と下方の容器本体の内側面との間に間隙が形成されるようにして複数の容器本体をネスティング状態で上下に積み重ねられるように構成した運搬用容器において、
    前記第2側壁の外面に添着部を設け、同添着部の下半部には、四角状をなす一枚のシート材をその内面の両側縁及び下端縁で添着部に接合することによって上方に開口する袋状に形成されるとともに添着部と比較してほぼ等幅に形成されたホルダーをネスティング状態で前記間隙内に収容されるように取付け、同ホルダーの開口からその内部へと前記容器本体内に収容された収容物を識別するための識別カードを差し込んで支持させることにより、ホルダーを介して識別カードを添着部に添着するように構成するとともに、当該ホルダーの開口部には、一枚のシート材の上端部を内方へ折り返し、その折返し部分をシート材の内面に貼着すること、又は複数枚のシート材をホルダーの開口の内側へ積層することにより形成された肉厚部を設けることを特徴とする運搬用容器。
  2. 前記添着部にはホルダーの側縁に沿って延びるように保護リブを突設するとともに、該添着部からの同保護リブの突出量がホルダーにおける該添着部からの肉厚部の突出量よりも長くなるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の運搬用容器
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