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JP3947262B2 - 水流スイッチ装置 - Google Patents
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JP3947262B2 JP05246097A JP5246097A JP3947262B2 JP 3947262 B2 JP3947262 B2 JP 3947262B2 JP 05246097 A JP05246097 A JP 05246097A JP 5246097 A JP5246097 A JP 5246097A JP 3947262 B2 JP3947262 B2 JP 3947262B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯器、給湯器付き風呂等に使用される水流スイッチ装置に関し、特に、通水路の流水をリードスイッチにより検知して給湯機器を作動させる水流スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、風呂の給湯器等には、その通水路に水流検知器を設けており、水流を検知した後、給湯機器を作動させるようになっている。かかる水流スイッチは、実開昭63ー35232号公報に開示されているように、水流を受けて揺動するフラップを備えており、このフラップに磁石が固定してあり、フラップが揺動してケーシングに装着されたリードスイッチに磁石が近づくとその磁力を受けてリードスイッチが接続され(閉状態)、磁石が遠ざかるとスイッチが切れる(開状態)ものである。
【0003】
かかる水流スイッチ装置は、製造時(組み立て時)にそのケーシングにリードスイッチを取り付ける必要がある。また、ケーシングは、ハーフケースを組み付けて構成し、一方のハーフケース内には、流水路とフラップが揺動するフラップ室を形成し、他方のハースケースにフラップを揺動可能に取り付けて、一方及び他方のハーフケースを組み付ける組み付け用ねじによりねじ固定している。
【0004】
一方、リードスイッチは、一般に汎用のものが使用されており、その本体において、端子を封入したガラス管の周囲を樹脂で固めて構成しており、本体から延出した取付片にねじ孔を形成しており、ねじ孔にねじを挿通してねじ止めすることが一般的である。これに対して、上述した公報には、リードスイッチに弾性変形可能な係止片を設け、容易に取り付け及び取り外す構成が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者のように、汎用のリードスイッチを用い、リードスイッチのねじ孔にねじを通して止める場合には、リードスイッチ用のねじが必要になり、構成が複雑になると共に、組み付け作業に手間がかかるという問題点がある。また、ねじの締めつけ時にリードスイッチ本体に無理をかけると、リードスイッチを損傷するという問題がある。
【0006】
また、後者のように、リードスイッチに係止片を設けた構成では、リードスイッチの損傷を防止できるもののリードスイッチの構成が複雑であり、且つ汎用のリードスイッチが使用できないという問題点がある。
【0007】
本発明の目的は、簡易な構成で組み立て作業が容易であると共に汎用のリードスイッチをそのまま使用できる水流スイッチ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、水流を導入する入口部と導出する出口部とを有するケーシングと、磁石が固定されていると共にケーシング内の水流を受けて揺動するフラップ板と、ケーシングに設けられたリードスイッチとを備え、フラップ板が揺動して磁石がリードスイッチに近づくと水流を検知する水流スイッチ装置において、前記ケーシングは、一方のハーフケースと他方のハーフケースとを組み合わせて、組み付け用ねじを締めつけ固定されており、一方のハーフケースには、他方のハーフケースのねじ孔に挿通するねじ挿通孔と、ねじ挿通孔の横にリードスイッチを嵌める嵌合凹部が形成してあり、前記リードスイッチはその本体から延出した取付片を備え、嵌合凹部には、前記ねじ孔に近接する位置に、前記取付片を受ける受台が形成されており、受台はリードスイッチ本体が位置する部位の底面よりも突設しており、ねじ挿通孔に挿通した組み付け用ねじの頭の一部が嵌合凹部に食み出して、嵌合凹部にあるリードスイッチの取付片を嵌合凹部の受台に圧接固定してあり、リードスイッチの本体は対面する嵌合凹部の底面との間に隙間をあけていることを特徴とする。この請求項1に記載の発明によれば、ケーシングの組み付け用ねじを利用して、そのねじ頭部でリードスイッチを圧接固定するものであるから、リードスイッチ用のねじを別途必要とせず、部品点数を削減できる。従って、簡易な構成にでき、更に、ケーシングの組み付け時に同時にリードスイッチを固定することができるので、組み立て作業が容易である。また、リードスイッチの固定はその取付片の一部を組み付け用ねじの頭部で圧接するものであるから、リードスイッチ本体に直接力がかかることが少ないので、リードスイッチの損傷を防止できる。
【0009】
凹部に挿入されたリードスッチは、取付片のみを受ける受台に支持されて、この受台と組み付け用ねじの頭部のみによって、取付片を挟持していると共にリードスイッチ本体は対面する底面との間に隙間をあけているので、リードスイッチ本体には無理な力がかかることがなく、リードスイッチ本体の損傷を確実に防止する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面の図1乃至図6を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
本実施の形態にかかる水流スイッチ1は、風呂から燃焼器に通じる通水路に設けられており、その通水路における流水を検知して、燃焼器を作動させるものである。
【0012】
この水流スイッチ1は、図1及び図2に示すように、水流が導入される入口部3と、導出入する出口部5と、フラップ室13とが形成された下側ケース(ハーフケース)7と、フラップ板11をフラップ室13に垂下させた上側ケース(ハーフケース)9とを備えており、下側ケース7と上側ケース9とは、組み付け用ねじ10a、10b、10c、10dを締めつけて一体に固定している。フラップ室13は、ここに挿入されたフラップ板11(後述する)が揺動する空間を形成している。尚、この実施の形態では、上側ケース9を上に下側ケース7を下にして、入口部3と出口部5とが水平になる位置に装備しているが、入口部3を下にし出口部5を上にする位置に装備するものであっても良い。
【0013】
下側ケース7には、その上部に上側ケース9を重ね合わせて組み付けるためのフランジ部15が設けられており、図5に示すように、このフランジ部15の四隅に、組み付け用ねじ10a、10b、10c、10dに螺合するねじ孔12a、12b、12c、12dが形成されている。尚、下側ケース7の底部には、フラップ室13にサーミスタ17が挿入されており、通水路に流れる水の温度を検知している。
【0014】
フランジ部15には、その上部開口18の周縁において上方に突出したシール片19が形成されている。このシール片19には、上側ケース9が組み付けられた際に、Oーリング21が圧接してシール構造20を形成するものである。このシール片19は、その外周面が基端から先端にかけて外側から内側に向けて傾斜されており、その外周面にOリング21が嵌められるようになっている。このシール片19は、後述する上側ケース9に形成された溝51(後述する)との間にOーリング21を圧接するようになっている。
【0015】
上側ケース9は、図2に示すように、その上部四隅に、組み付け用ねじ10a、10b、10c、10dを通すねじ孔25a、25b、25c、25dが形成されており、それぞれ下側ケース7のねじ孔12a、12b、12c、12dに一致させて、組み付け用ねじ10a、10b、10c、10dにより螺合される。
【0016】
また、上側ケース9の上面には、リードスイッチ27を嵌める嵌合凹部29が形成されており、リードスイッチ27がケースから突出しないようになっている。ここに装着されるリードスイッチ27は、その本体31に、磁力により接触して回路を閉じる一対の端子が封入されたガラス管を備えており、このガラス管を樹脂で埋め込んで形成されている。本体31からは、取付片33が延出されており、この取付片33には、市販のものであるため固定用のねじ孔F、Fが形成されているが、このねじ孔F、Fは本実施の形態では使用しない。つまり取付ねじのピッチに少しのズレが生じても樹脂が変形し、リードスイッチ内のガラス管に力が加わってしまうからである。そこで本実施の形態では、取付片33の角部を、上述した組み付け用ねじ10a、10bの頭部35、37で上側ケース9に圧接固定している。一方、嵌合凹部29の底面には、上側ケース9のねじ孔25a、25bに近接した位置に一対の受台39、41が形成されている。この受台39、41に上述の取付片33の角部がそれぞれ載置されるようになっている。即ち、図3に示すように、取付片33の一部のみを受台39、41とねじの頭部35、37で挟持して固定するものであるから、確実に固定できると共に、本体31は図1に示すように上側ケース9との間に隙間Xがあるので、リードスイッチ27には、無理な力がかからず、リードスイッチ27の損傷を防止できる。
【0017】
上側ケース9の内側には、図5に示すように、フラップ板11が揺動自在に垂下されている。このフラップ板11には、磁石43が固定されており、水流によりフラップ板11が揺動して上に上がると、上述したリードスイッチ27に近づくようになっている。このフラップ板11は、図4に示すように、上端部が軸45により軸支されており、この軸の両端部が、上側ケース9に形成された軸受47aに載置されている。軸45の中央部を載置する軸受47bも形成されており、軸45は合計4ヵ所で軸支されている。尚、図4は、図5に示す上側ケース9の上下を逆さにしている状態を示している。
【0018】
この軸45は、Oーリング21により軸受47a、47bに保持されており、このOーリング21は、上側ケース9の溝51に嵌め込まれている。従って、組み付け時には、図4に示すように、上側ケース9をその内側(下側)を上に向けて軸45を軸受47a、47bに載置した後、Oーリング21を溝51に圧入することにより容易に取り付けできると共に、Oーリング21の保持力によりフラップ板11を下に向けても上側ケース9からフラップ板が落ちない構成になっている。更に、上側ケース9には、フラップ板11を斜めから挿入するように軸45を軸受け47a,47bに案内する案内壁53を形成し、組み付け時には軸45を容易に軸受47a、47bに配置できる構成となっている。
【0019】
次に、図6を参照して、Oーリング21によるシール構造について説明する。
【0020】
Oリング21は、下側ケース7と上側ケース9との組み付け時に、上述したシール片19の傾斜された外面19aと、上側ケース9の断面L字形状を形成する周壁55と底壁59との3点S、T、Yで圧接する構成となっている。このようにOーリング21は3点S、T、Yで圧接しているので、確実なシールを図ることができる。しかも、傾斜された外面29aは、組み付け用ねじ10aの締めつけ方向Wに対して斜めに傾斜しているから、組み付け用ねじ10aを締めつければ締めつける程、上側ケース9に対して下側ケース7の心出しができ、特に、上側ケース9と下側ケース7との形成されたねじ孔25a、25b、25c、25d、12a、12b、12c、12dにおいては、それらのねじ孔の芯出し(中心が一致する)ができるので、各ねじ孔やねじをラフに製造することができる。更に、ケース9のねじ孔を大きくできるので、ねじ止めが容易にでき、作業性が良い。
【0021】
次に、本実施の形態にかかる水流スイッチの組み立て方法について説明する。まず、図4に示すように、上側ケース9をその上面を下にして、内側を上にし、フラップ板11を取り付ける。この場合、軸45を案内面53に沿って斜めから挿入することによって、軸45を軸受47a、47bに容易に嵌め込むことができる。そして、軸受47a、47bに軸45を配置した後、Oーリング21を溝51に圧入して、軸45の上に取り付ける。これにより、軸45はOーリング21により支えられるので、上側ケース9をひっくり返して、フラップ板11を下にしても、Oーリング21によりフラップ板11は保持されて、落ちることがない。
【0022】
即ち、図5に示すように、フラップ板11を下に向けて、上側ケース9を下側ケース7に被せ、Oーリングを介在して、フラップ板11を下側ケース7の上部開口18を介してフラップ室13に上から挿入する。
【0023】
次に、図2に示すように、上側ケース9の上面において、嵌合凹部29にリードスイッチ29を設置し、組み付け用ねじ10a、10b、10c、10dをねじ孔25a、25b、25c、25dに挿通し、下側ケース7のねじ孔12a、12b、12c、12dに螺合して下側ケース7に上側ケース9を固定する。この際に、上述したOーリング21によるシール構造によりねじ孔を大きくできるので、ねじによる組み付け作業が容易である。
【0024】
同時に、リードスイッチ27は、その取付片の角部を組み付け用ねじ10a、10bの頭部35、37により上側ケース9の受台39、41に圧接して固定される。
【0025】
一方、組み付け用ねじ10a、10b、10c、10dを締めつけると、図6に示すように、Oーリング21は、シール片19の傾斜された外面19aに配置されて、締めつけられると、外面19aと周壁55と底壁59との3点S、T、Yで圧接され、確実なシールを図る。また、傾斜された外面19aは、組み付け用ねじ10aの締めつけ方向に対して傾斜しているから、組み付け用ねじ10aを締めつければ締めつける程、ねじ孔の芯出しができ、ねじによる組み付けが容易である。
【0026】
以上説明したように、本実施の形態によれば、水流スイッチ装置の組み立て(製造)が容易にできると共に、リードスイッチ27の取り付けにおいてリードスイッチ用のねじを別に必要としないので、部品点数の削減と、組み付け工程を簡易にでき、しかもリードスイッチの本体に無理な力が加わることがないので、その損傷を防止できる。
【0027】
本発明は上述した実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、リードスイッチ27を固定する取付片33の角部にねじの頭部を圧接して固定することに限らずその他の部分、例えば図7に示すように、取付片33の一側部をねじの頭部で圧接して固定するものであっても同様な効果を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ケーシングの組み付け用ねじを利用して、そのねじ頭部でリードスイッチを圧接固定するものであるから、リードスイッチ用のねじを別途必要とせず、部品点数を削減できる。従って、簡易な構成にでき、更に、ケーシングの組み付け時に同時にリードスイッチを固定することができるので、組み立て作業が容易である。また、リードスイッチの固定はその取付片の一部を組み付け用ねじの頭部で圧接するものであるから、リードスイッチ本体に直接力がかかることが少ないので、リードスイッチの損傷を防止できる。
【0029】
リードスッチの取付片の一部を受ける受台を設け組み付け用ねじの頭部により圧接する構成であり且つリードスイッチ本体は対面する底面との間に隙間をあけているから、リードスイッチ本体の損傷を確実に防止する。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる水流スイッチ装置の断面図である。
【図2】リードスイッチの組み付け構造を示す斜視図である。
【図3】図1に示す水流スイッチ装置の平面図である。
【図4】上側ケースにおけるフラップ板の取り付け構造を示す分解斜視図である。
【図5】上側ケースと下側ケースとの組み付け構造を示す分解斜視図である。
【図6】Oーリングによりシール構造を示す断面図である。
【図7】他の実施の形態にかかる水流スイッチ装置の平面図である。
【符号の説明】
1 水流スイッチ
7 下側ケース(ハーフケース)
9 上側ケース(ハーフケース)
10a、10b 組み付け用ねじ
11 フラップ板
27 リードスイッチ
31 本体
33 取付片
35、37 頭部
39、41 受台

Claims (1)

  1. 水流を導入する入口部と導出する出口部とを有するケーシングと、磁石が固定されていると共にケーシング内の水流を受けて揺動するフラップ板と、ケーシングに設けられたリードスイッチとを備え、フラップ板が揺動して磁石がリードスイッチに近づくと水流を検知する水流スイッチ装置において、
    前記ケーシングは、一方のハーフケースと他方のハーフケースとを組み合わせて、組み付け用ねじを締めつけ固定されており、一方のハーフケースには、他方のハーフケースのねじ孔に挿通するねじ挿通孔と、ねじ挿通孔の横にリードスイッチを嵌める嵌合凹部が形成してあり、前記リードスイッチはその本体から延出した取付片を備え、嵌合凹部には、前記ねじ孔に近接する位置に、前記取付片を受ける受台が形成されており、受台はリードスイッチ本体が位置する部位の底面よりも突設しており、ねじ挿通孔に挿通した組み付け用ねじの頭の一部が嵌合凹部に食み出して、嵌合凹部にあるリードスイッチの取付片を嵌合凹部の受台に圧接固定してあり、リードスイッチの本体は対面する嵌合凹部の底面との間に隙間をあけていることを特徴とする水流スイッチ装置。
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