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JP3947966B2 - 光ディスク装置及びフォーカス制御方法 - Google Patents
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JP3947966B2 - 光ディスク装置及びフォーカス制御方法 - Google Patents

光ディスク装置及びフォーカス制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスク装置及びフォーカス制御方法に関し、例えばDVD(Digital Versatile Disk)に記録された映像データを再生する光ディスク再生装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図4に示すように、光ディスク再生装置1は、所定の光源(図示せず)から発射された光ビームRを対物レンズ3を介して集光し、DVD2の厚み方向へ順に設けられた第1層記録面2A及び第2層記録面2Bのいずれか一方に照射する。
【0003】
この光ディスク再生装置1は、再生を開始する場合には、DVD2より所定距離とおざかる所定の探索開始位置BPから対物レンズ3をDVD2に近づける方向へ徐々に移動させて第1層記録面2A又は第2層記録面2Bに焦点fを合わせることにより、当該焦点が合った第1層記録面2A又は第2層記録面2Bにおける光ビームRの反射光(図示せず)に基づいて得られる映像データを再生するようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成の光ディスク再生装置1においては、第2層記録面2Bに追従させている焦点fが外れた場合、対物レンズ3をその時点の位置よりもDVD2に近接する近接位置P1まで移動させた後、当該近接位置P1から探索開始位置BP側へ移動させながら第2層記録面2Bに焦点fが合う位置P2を探索するようになされている。
【0005】
しかしながら、光ディスク再生装置1においては、例えばDVD2が偏心していると、近接位置P1に移動させた対物レンズ3をDVD2に接触させて破損させる恐れがあった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、対物レンズの破損をほぼ確実に回避し得る光ディスク装置及びフォーカス制御方法を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明は、光ディスクに設けられた複数の記録面における一の記録面に対して、対物レンズを介して光ビームの焦点を追従させる光ディスク装置であって、一の記録面に追従されている焦点が外れたか否かを検知する検知手段と、複数の記録面のうち、光ビームが照射される側に設けられた最外層の記録面を除く一の記録面に追従されている焦点が外れたことを検知手段により検知された場合所定の探索時間において、光ディスクより所定距離とおざかる探索開始位置から当該光ディスクに近づける方向へ対物レンズを移動させ、検知手段により最外層の記録面に焦点が合ったことを検知されたとき、焦点が外れた一の記録面に対する焦点を探索するフォーカスサーチ手段と、探索時間に、検知手段により最外層の記録面に焦点が合ったことを検知されないとき、光ディスクに傷又は偏心の恐れがある旨を通知する通知手段とを設けるようにした。
【0009】
また本発明は、光源から発射された光ビームが対物レンズにより集光された後に光ディスクに照射され、その反射光の光量に応じた光量信号に基づいて対物レンズを移動させるフォーカス制御方法であって、複数の記録面のうち、光ビームが照射される側に設けられた最外層の記録面を除く一の記録面に追従されている焦点が外れたことを検知された場合、所定の探索時間において、対物レンズを光ディスクより所定距離とおざかる探索開始位置から当該光ディスクに近づける方向へ移動させて最外層の記録面に対する焦点を探索する第1のフォーカスサーチステップと、最外層の記録面に焦点が合ったことを検知されたとき、焦点が外れた一の記録面に対する焦点を探索する第2のフォーカスサーチステップと、探索時間に、最外層の記録面に焦点が合ったことを検知されないとき、光ディスクに傷又は偏心の恐れがある旨を通知する通知ステップとを設けるようにした。
【0010】
従って、本発明は、最外層の記録面に焦点が合ったことを理由に光ディスクにはキズや偏心等が生じていないことを確認した上で、焦点が外れた一の記録面に焦点を合わせるので、該焦点が外れた一の記録面に対する焦点が検知されないために光ディスクに近づける方向へ移動させている対物レンズを光ディスクに接触させてしまうことをほぼ確実に電気的に制御することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0012】
図1において、10は全体として本発明を適用した光ディスク再生装置を示し、マイクロコンピュータ(以下、これをマイコンと呼ぶ)11により当該マイコン11の内部メモリ(図示せず)に記憶された各種プログラムに従って光ディスク再生装置10を統括的に制御するようになされている。
【0013】
マイコン11は、第一及び第二の記録面を有するDVD(Digital Versatile Disk)12をスピンドルモータ(図示せず)を介して回転駆動させると共に、光ピックアップ13に設けられた光源としての光源14を駆動させて光ビームR1を発射させる。
【0014】
この光ビームR1は、光ピックアップ13に設けられているグレーティングレンズ15を透過してビームスプリッタ16で折り曲げられた後、光学レンズとしての対物レンズ17により集光されてDVD12の第一又は第二の記録面に照射される。
【0015】
そして第一又は第二の記録面で光ビームR1が反射することにより得られる反射光R1はビームスプリッタ16、コリメータレンズ18及びシリンドリカルレンズ19を順次介して光検出器20の受光面(図示せず)に照射される。
【0016】
光検出器20は、受光面で受光した反射光R1の光量に応じた光量信号S1を生成し、これをRFアンプ21に送出する。
【0017】
RFアンプ21は、光量信号S1に基づいてトラッキングエラー信号S2、フォーカスエラー信号S3及びRF信号S4を生成する。
【0018】
そしてRFアンプ21は、トラッキングエラー信号S2をDSP22(Digital Signal Processor)を介してトラッキングドライバ23に送出し、またフォーカスエラー信号S3をDSP22を介してフォーカスドライバ24に送出し、さらにRF信号S4をDSP22に送出する。
【0019】
DSP22は、RF信号S4に対してアナログディジタル変換処理を施すことにより圧縮再生データD2を生成し、これを復調部25に送出する。
【0020】
復調部25は、圧縮再生データD2に対して例えばMPEG(Moving PictureExperts Group)と呼ばれる圧縮符号化規格に従った復号化処理を施すことにより映像データD3を生成し、これをディジタルアナログ変換回路(D/A)26を介して映像信号S4として表示部(図示せず)に送出する。
【0021】
これにより光ディスク再生装置10においては、DVD12から再生される映像信号S4に基づく映像を表示部に表示し得るようになされている。
【0022】
一方、トラッキングドライバ23は、DSP22から供給されるトラッキングエラー信号S2に基づいてレンズ駆動部27を制御することにより、光ピックアップ13の対物レンズ17を矢印aに示すDVD12の径方向へ適宜移動させる。
【0023】
これによりトラッキングドライバ23は、レンズ駆動部27を介して光ビームR1の焦点f1をDVD12の目標トラックに追尾させるようになされている。
【0024】
またフォーカスドライバ24は、DSP22から供給されるフォーカスエラー信号S3に基づいてフォーカスサーボ制御を実行するようになされている。
【0025】
すなわちフォーカスドライバ24は、フォーカスエラー信号S3の信号レベルに応じた移動量及び方向に従って、矢印bに示すように対物レンズ17をレンズ駆動部27を介して光ビームR1の光軸に沿ってDVD12から遠ざける方向(以下、これを遠方向と呼ぶ)又はDVD12に近づける方向(以下、これを近方向と呼ぶ)へ適宜移動させて対物レンズ17と、第一又は第2層記録面との距離を調整することにより、光ビームR1の焦点f1をDVD12の記録面に追従させる。
【0026】
従って光ディスク再生装置10においては、DVD12から再生される映像信号S4を正確に得ることができ、その結果、高品質の映像を表示部に表示し得るようになされている。
【0027】
ところで、DVD12の第一又は第2層記録面に追従させている光ビームR1の焦点f1が外れると、当該光ビームR1が記録面で反射することにより得られる反射光R1の光量が極端に少なくなるので、RFアンプ21は光検出器20を介して得られる光量信号S1に基づいてフォーカスエラー信号S3を生成できず、当該フォーカスエラー信号S3をフォーカスドライバ24に送出しない。
【0028】
この場合フォーカスドライバ24は、所定期間フォーカスエラー信号S3を検出できないことにより、DVD12の記録面に追従させている光ビームR1の焦点f1が外れたことを検知する。
【0029】
このときフォーカスドライバ24は、DVD12の記録面を探索するフォーカスサーチ制御を実行するようになされている。
【0030】
すなわち図2に示すように、フォーカスドライバ24は、DVD12の厚み方向へ順に設けられた第1層記録面12A及び第2層記録面12Bのうち第1層記録面12Aに追従させている焦点f1が外れたことを検知すると、当該検知時における光ビームR1の光軸Laに沿って対物レンズ17を遠方向へ移動させることにより、DVD12から所定距離disとおざかる探索開始位置bpに戻す。
【0031】
その後フォーカスドライバ24は、光軸Laを変えずに探索開始位置bpから対物レンズ17を近方向へ移動させることにより、第1層記録面12Aに対する焦点f1を探索するようになされている。
【0032】
この場合、対物レンズ17が第1層記録面12Aに近づくにつれて光検出器20(図1)で受光される光量が多くなるので、RFアンプ21(図1)は光検出器20を介して得られる光量信号S1に基づいてフォーカスエラー信号S3を再び生成し、これをフォーカスドライバ24に送出する。
【0033】
ここでフォーカスドライバ24は、フォーカスエラー信号S3に基づいて第1層記録面12Aに焦点f1が合ったことを検知したとき、再度フォーカスサーボ制御を実行して光ビームR1の焦点f1を第1層記録面12Aに追従させるようになされている。
【0034】
これに対してフォーカスドライバ24は、第1層記録面12Aに焦点f1が合ったことを所定期間内に検知できなかったときには再生を中止する。
【0035】
一方、フォーカスドライバ24は、第2層記録面12Bに追従させている焦点f1が外れたことを検知したときにもフォーカスサーチ制御を実行し、まず第1層記録面12Aに対する焦点f1を探索するようになされている。
【0036】
そしてフォーカスドライバ24は、第1層記録面12Aに焦点f1が合ったことを検知したときにのみ、当該検出時の対物レンズ17の位置(以下、これを第1層記録面検知位置と呼ぶ)RTPから光軸Laに沿って対物レンズ17を近方向へ移動させることにより、第2層記録面12Bに対する焦点f1を探索するようになされている。
【0037】
ここで、DVD12においては、傷や偏心が生じている場合には、第1層記録面12A及び第2層記録面12Bのいずれにも焦点f1が合わないことが一般的であるので、第2層記録面12Bに追従させている焦点f1が外れたにも係わらず第1層記録面12Aに焦点f1が合った場合には、振動等が要因となっている。
【0038】
従ってフォーカスドライバ24は、第1層記録面12Aに焦点f1が合ったことを検知していることから、当該第2層記録面12Bに焦点f1をほぼ確実に合わせ得るようになされている。
【0039】
これによりフォーカスドライバ24は、DVD12と対物レンズ17との接触を機械的に回避するためにDVD12近傍に設けられたストッパ(図示せず)を利用することなく、電気的な制御により対物レンズ17の接触をほぼ確実に回避し得るようになされている。
【0040】
かくして光ディスク再生装置10においては、対物レンズ17をDVD12に接触させることによって生じる破損をほぼ確実に回避するのみならず、ストッパに接触させることによって生じる光学系のぶれをもほぼ確実に回避することにより、当該光ディスク再生装置10全体の機械的耐久性を向上することができるようになされている。
【0041】
かかる光ディスク再生装置10において、第2層記録面12Bに追従させている際のフォーカス制御処理手順を図3に示すフローチャートを用いてまとめてみると、マイコン11はルーチンRTの開始ステップから続くステップSP1へ移る。
【0042】
ステップSP1においてマイコン11は、フォーカスサーボ制御を実行してフォーカスエラー信号S3に基づいてDVD12(図3)の第2層記録面12Bに追従させている光ビームR1の焦点f1が外れたか否かを判断する。
【0043】
ここで否定結果が得られると、このことは第2層記録面12Bに焦点f1を追従できていることを表しており、このときマイコン11は、引き続き第2層記録面12Bに焦点f1を追従させる。
【0044】
これに対して肯定結果が得られると、マイコン11は、第2層記録面12Bに追従させている焦点f1が外れたことを検知し、続くステップSP2へ移る。
【0045】
ステップSP2においてマイコン11は、フォーカスサーボ制御からフォーカスサーチ制御へ移行し、対物レンズ17をステップSP1で検知した際の光軸Laに沿って探索開始位置bp(図2)に移動させ、続くステップSP3へ移る。
【0046】
ステップSP3においてマイコン11は、対物レンズ17を探索開始位置bpから近方向へ光軸Laに沿って移動させて第1層記録面12Aに対する焦点f1の探索を開始し、続くステップSP4へ移る。
【0047】
ステップSP4においてマイコン11は、フォーカスエラー信号S3に基づいて第1層記録面12Aに光ビームR1の焦点f1が合ったか否かを判断する。ここで否定結果が得られると、このことは未だ第1層記録面12Aに焦点f1が合っていないことを表しており、このときマイコン11は、ステップSP5へ移る。
【0048】
ステップSP5においてマイコン11は、ステップSP3で第1層記録面12Aに対する焦点f1の探索を開始し始めてから所定の探索時間が経過したか否かを判断する。ここで否定結果が得られると、マイコン11は、ステップSP4に戻る。
【0049】
このようにマイコン11は、ステップSP5において探索時間が経過する肯定結果が得られるまでステップSP3で対物レンズ17を光軸Laに沿って近方向へ移動させるようになされている。
【0050】
ここで、マイコン11には、対物レンズ17の移動速度と、探索開始位置bpからDVD12までの最大距離dis1(図2)とに基づいて、当該対物レンズ17がストッパに接触する前に探索を中止し得る探索時間が設定されている。
【0051】
これによりマイコン11においては、傷や偏心が生じているDVD12における第1層記録面12Aに対する焦点f1が探索できないまま対物レンズ17をDVD12又はストッパに接触させてしまうことをほぼ確実に回避し得るようになされている。
【0052】
従ってステップSP5において探索時間が経過する肯定結果が得られると、マイコン11は続くステップSP6へ移って、対物レンズ17とストッパとが接触してしまう前に再生を中止し、対物レンズ17の破損を回避すると共に、光ディスク再生装置10における光学系のぶれをも回避し得るようになされている。
【0053】
このときマイコン11は、DVD12に傷又は偏心の恐れがある旨をスピーカ(図示せず)又は表示部(図示せず)を介してユーザに通知し得るようになされている。
【0054】
一方、ステップSP4において第1層記録面12Aに光ビームR1の焦点f1が合う肯定結果が得られると、このことはDVD12に傷や偏心が生じていないことを表しており、このときマイコン11は、残りの探索時間の範囲内で対物レンズ17を第1層記録面検知位置RTP(図2)から光軸Laに沿って近方向へ移動させて第2層記録面12Bを探索する。
【0055】
この場合マイコン11は、予め第1層記録面12Aを検知してDVD12に傷や偏心が生じていないことを予め確認した上で第2層記録面12Bを探索しているので、当該第2層記録面12Bに対する焦点f1を探索できないことをほぼ回避できることから、DVD12近傍に設けられたストッパに対物レンズ17を接触させることなく第2層記録面12Bに対する焦点f1をほぼ確実に探索し得るようになされている。
【0056】
その後マイコン11は、フォーカスサーチ制御を終了してステップSP1に戻り、再びフォーカスサーボ制御を実行する。
【0057】
因みにマイコン11は、フォーカスサーボ制御を実行している際に、第1層記録面12Aに追従させている光ビームR1の焦点f1が外れたことを検知した場合には、フォーカスサーチ制御に移行して対物レンズ17を探索開始位置bpに移動させた後(ステップSP2)に第1層記録面12Aに対する焦点f1の探索を開始し(ステップSP3)する。
【0058】
そしてマイコン11は、第1層記録面12Aに焦点f1が合ったとき(ステップSP4)には、再びフォーカスサーチ制御からフォーカスサーボ制御に移行して対物レンズ17を第1層記録面検知位置RTPで維持させ、これに対して探索時間経過前に探索できなかったとき(ステップSP5)には再生を中止する(ステップSP6)ようになされている。
【0059】
以上の構成において、検知手段としてのマイコン11は、フォーカスドライバ24を制御し、光検出器20で検出される光量信号S1から得られるフォーカスエラー信号S3に基づいて、第2層記録面12Bに追従させている光ビームR1の焦点f1が外れたか又は合っているかを検知するようになされている。
【0060】
この状態において、第2層記録面12Bに追従させている光ビームR1の焦点f1が外れたことを検知されたとき、フォーカスサーチ手段としてのマイコン11は、フォーカスサーチ制御に移行し、フォーカスドライバ24を介して対物レンズ17を探索開始位置bpから近方向へレンズ駆動部27を介して移動させることにより、直接第2層記録面12Bに焦点f1を合わせることなくまず第1層記録面12Aに焦点f1を合わせ、当該第1層記録面12Aに焦点f1が合ったことを検知された場合にのみ当該第2層記録面12Bに焦点f1を合わせるようにした。
【0061】
従ってマイコン11は、第1層記録面12Aに焦点f1が合ったことを理由に第2層記録面12Bに追従させている焦点f1が外れた要因としてDVD12に生じたキズや偏心ではないことを確認した上で第2層記録面12Bに焦点f1を合わせているので、第2層記録面12Bに対する焦点f1が探索できないまま対物レンズ17を機械的なストッパに接触させてしまうことを回避することができる。
【0062】
この場合マイコン11は、電気的な制御により機械的なストッパを利用することなくDVD12への接触をほぼ確実に回避することができる。
【0063】
これに加えてフォーカスサーチ手段としてのマイコン11は、第1層記録面12Aへの焦点f1を合わせる際にDVD12に対する対物レンズ17の接触回避用として設定された探索時間内で第1層記録面12A又は、第1層記録面12A及び第2層記録面12Bの焦点f1を探索するようにした。
【0064】
この場合マイコン11においては、第1層記録面12Aに焦点f1が合ったことを検知された場合にのみ残りの探索時間の範囲内で第2層記録面12Bに焦点f1を合わせるので、第2層記録面12Bに焦点f1を合わせる際の探索時間における設定を省略することができる。
【0065】
従ってマイコン11においては、第1層記録面12A及び第2層記録面12Bそれぞれ個別に設定された各探索時間内で個々の記録面12A及び12Bに焦点f1を合わせる場合に比して簡易な電気的制御であるため、第1層記録面検知位置RTPと、第2層記録面12Bに焦点f1が合ったときの対物レンズ17の位置との差が数百[nm]であっても、機械的なストッパを利用することなくDVD12への接触をほぼ確実に回避することができる。
【0066】
以上の構成によれば、マイコン11は、第2層記録面12Bに照射されている光ビームRの焦点f1が外れた場合でもまず第1層記録面12Aへ焦点をf1合わせ、当該第1層記録面12Aに焦点f1が合ったことを理由にDVD12にキズや偏心が生じていないことを確認した上で第2層記録面12Bに焦点f1を合わせるようにしたことにより、電気的な制御により第2層記録面12Bに対する焦点f1が探索できないまま対物レンズ17を機械的なストッパを利用することなくDVD12への接触をほぼ確実に回避することができ、かくして対物レンズ17の破損をほぼ確実に回避することができる。
【0067】
なお上述の実施の形態においては、フォーカスサーチ手段としてのマイコン11により探索時間が経過した際には再生を中止する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、いわゆるリトライを行うようにしても良い。
【0068】
この場合マイコン11は、DVD12に傷又は偏心の恐れがある旨の通知の正確さを向上させることができる。
【0069】
また上述の実施の形態においては、第1層記録面12Aと、第2層記録面12Bとの2つの記録面を有するDVD12を用いる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1層記録面から第n層記録面までの複数の記録面を有する種々の光ディスクを用いることができる。
【0070】
さらに上述の実施の形態においては、本発明を光ディスク再生装置10に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光ディスク記録装置、光ディスク記録再生装置、光磁気ディスク装置、光ディスクを用いるプロジェクタ装置、又は例えばDVD12及びCD(Compact Disk)ともに使用可能な併用型の光ディスク装置等、この他種々の光ディスク装置に適用することができる。
【0071】
この場合、第2層記録面12Bに焦点f1が合ったときの対物レンズ17の位置と、DVD12の記録面側の表面12Cとの距離dis2(図2)が光ビームR1の波長が異なるため一般的に狭く設計される併用型の光ディスク装置に本発明を適用すれば、第1層記録面12A及び第2層記録面12Bそれぞれ個別に設定された各探索時間内で個々の記録面12A及び12Bに焦点f1を合わせる場合に比して簡易な電気的制御であるため、機械的なストッパを利用することなくDVD12への接触をほぼ確実に回避することができるので特に効果的である。
【0072】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、最外層の記録面に焦点が合ったことを理由に光ディスクにはキズや偏心等が生じていないことを確認した上で、焦点が外れた一の記録面に焦点を合わせるようにしたことにより、焦点が外れた一の記録面に対する焦点が検知されないために光ディスクに近づける方向へ移動させている対物レンズを光ディスクに接触させてしまうことをほぼ確実に電気的に制御することができ、かくして対物レンズの破損をほぼ確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】フォーカス制御処理の様子を示す略線図である。
【図3】フォーカス制御処理手順を示すフローチャートである。
【図4】従来によるフォーカス制御処理の様子を示す略線図である。
【符号の説明】
10……光ディスク再生装置、11……マイコン、12……DVD、12A……第1層記録面、12B……第2層記録面、13……光ピックアップ、14……光源、17……対物レンズ、20……光検出器、21……RFアンプ、22……DSP、23……トラッキングドライバ、24……フォーカスドライバ、27……レンズ駆動部。

Claims (3)

  1. 光ディスクに設けられた複数の記録面における一の記録面に対して、対物レンズを介して光ビームの焦点を追従させる光ディスク装置において、
    上記一の記録面に追従されている焦点が外れたか否かを検知する検知手段と、
    上記複数の記録面のうち、上記光ビームが照射される側に設けられた最外層の記録面を除く上記一の記録面に追従されている焦点が外れたことを上記検知手段により検知された場合所定の探索時間において、上記光ディスクより所定距離とおざかる探索開始位置から当該光ディスクに近づける方向へ上記対物レンズを移動させ、上記検知手段により上記最外層の記録面に焦点が合ったことを検知されたとき、焦点が外れた一の記録面に対する焦点を探索するフォーカスサーチ手段と、
    上記探索時間に、上記検知手段により上記最外層の記録面に焦点が合ったことを検知されないとき、上記光ディスクに傷又は偏心の恐れがある旨を通知する通知手段と
    を具えることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 上記探索時間は、
    上記複数の記録面それぞれに対する探索時間ではなく、上記光ディスクに対する上記対物レンズの接触回避用として、一の探索時間でなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 光源から発射された光ビームが対物レンズにより集光された後に光ディスクに照射され、その反射光の光量に応じた光量信号に基づいて上記対物レンズを移動させるフォーカス制御方法において、
    上記光ディスクに設けられた複数の記録面のうち、上記光ビームが照射される側に設けられた最外層の記録面を除く一の記録面に追従されている焦点が外れたことを検知された場合、所定の探索時間において、上記対物レンズを上記光ディスクより所定距離とおざかる探索開始位置から当該光ディスクに近づける方向へ移動させて上記最外層の記録面に対する焦点を探索する第1のフォーカスサーチステップと、
    上記最外層の記録面に焦点が合ったことを検知されたとき、焦点が外れた一の記録面に対する焦点を探索する第2のフォーカスサーチステップと、
    上記探索時間に、上記最外層の記録面に焦点が合ったことを検知されないとき、上記光ディスクに傷又は偏心の恐れがある旨を通知する通知ステップと
    を具えることを特徴とするフォーカス制御方法。
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US8179762B2 (en) 2009-04-28 2012-05-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processor, optical disc failure analysis method, and computer product

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