JP3955977B2 - Ofdm受信機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial:サービス統合地上デジタル放送)にはTV放送と音声放送の2種類の放送形態があり、ISDB−T受信機はTV放送では13セグメント、音声放送では3セグメントまたは1セグメントのOFDM変調波を受信する。したがって、13,3,1セグメント受信に対応し、チューナの帯域制限用フィルタの帯域幅を選択できるISDB−T受信機においては、受信したOFDM変調波のセグメント数(帯域)に合わせて帯域制限用フィルタの帯域幅を選択する必要があり、もし、3セグメントまたは1セグメントの帯域制限用フィルタでTV放送を受信しょうとしたり、逆に13セグメントの帯域制限用フィルタで音声放送を受信しようとしたりすると、正常に受信動作しない恐れがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
帯域制限用フィルタの帯域幅は、使用者の操作により選択される。しかし、帯域制限用フィルタの帯域幅は、音声放送の受信のときにしか切替えることがないので、つい変更を忘れてしまいがちであり、放送形態に対応した正しい帯域制限用フィルタが選択されないで、放送を正常に受信できない場合が発生する。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、選択されている帯域制限用フィルタの帯域幅と、受信した信号のセグメント数の違いにより、放送を正常に受信できないことを防止できるOFDM受信機(ISDB−T受信機はその一具体例)を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、選択されている帯域制限用フィルタの帯域幅と、受信した信号のセグメント数とを比較して、両者が異なる場合は表示や警告音等により使用者に報知するものである。
【0006】
したがって、本発明のOFDM受信機は、チューナで使用される帯域制限用フィルタの帯域幅を手動操作で選択する選択手段と、前記チューナおよび復調部で受信、復調される、現在受信中の信号のセグメント数を検出する検出手段と、この検出手段で検出されたセグメント数と前記選択手段で選択された帯域制限用フィルタの帯域幅とを比較し、帯域幅とセグメント数が一致しない場合に出力を発生する比較部と、この比較部から出力が発生したとき、報知を行う報知部とを具備することを特徴とする。
【0007】
このような本発明のOFDM受信機は、前記検出手段で検出されたセグメント数を前記チューナに供給して、前記チューナで使用される前記帯域制限用フィルタの帯域幅を前記セグメント数に対応する帯域幅に自動的に設定する設定手段と、この設定手段を動作させるか、前記選択手段を動作させるかを切替える切替え手段と、前記報知部の動作をオンさせるか、オフさせるかを設定する手段とをさらに具備することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に添付図面を参照して本発明によるOFDM受信機の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明によるOFDM受信機の実施の形態(ISDB−T受信機として使用される)を示すブロック図である。この図において、チューナ12は、帯域制限用フィルタを有し、アンテナ11で捕捉されたRF信号の中から所望の信号(所望のOFDM変調波)を抽出し、IF信号に変換して出力する。復調部13は、チューナ12から出力されたIF信号を復調してTS(トランスポートストリーム)を出力する。また、復調部13は、チューナ12から出力されたIF信号を受けて、現在受信中の信号(現在受信中のOFDM変調波)のセグメント数を検出する。すなわち、OFDMの変調波にはTMCCという制御情報が含まれており、これは伝送モードや変調方式にもよるが1セグメントの帯域内に最低でも1つは挿入されている。したがって、例えば1セグメントの帯域制限用フィルタを選択した状態で13セグメントの放送を受信した場合でもTMCCは得ることができる。このTMCCの中には“セグメント数”というパラメータが含まれており、これが実際に送信されたOFDM変調波のセグメント数(帯域幅)ということになる。復調部13は、前記TMCC内のセグメント数を検出し、現在受信中の信号のセグメント数である“受信セグメント数”を出力する。
【0010】
帯域制限用フィルタ選択入力部14は、チューナ12で使用される帯域制限用フィルタの帯域幅を使用者が選択し入力するところである。使用者が、この帯域制限用フィルタ選択入力部14で13,3,1セグメントのいずれかに対応する帯域制限用フィルタを選択することにより、チューナ12が、選択されたフィルタに対応するセグメント数の信号について受信動作する。
【0011】
チューナ12の帯域制限用フィルタの帯域幅を選択するために帯域制限用フィルタ選択入力部14から出力された帯域制限用フィルタの帯域幅情報と、復調部13から出力された受信セグメント数は、スイッチ15で切替えられてチューナ12に供給される。スイッチ15は、自動切替えon/off入力部16からの信号により切替えられる。自動切替えon/off入力部16は、帯域制限用フィルタの自動切替えをonさせるかoffさせるかを使用者が設定するところである。
【0012】
また、帯域制限用フィルタ選択入力部14から出力された帯域制限用フィルタの帯域幅情報と、復調部13から出力された受信セグメント数は、セグメント比較部17に供給される。このセグメント比較部17は、帯域制限用フィルタ選択入力部14から出力された帯域制限用フィルタの帯域幅情報と、復調部13から出力された受信セグメント数とを比較して、両者が異なる場合に出力を導出する。セグメント比較部17から導出された出力は、スイッチ18を介して報知部19に供給される。報知部19は、セグメント比較部17から出力が供給されたとき、それ(すなわち、帯域制限用フィルタ選択入力部14から出力された帯域制限用フィルタの帯域幅情報と、復調部13から出力された受信セグメント数とが異なること)を、インジケータやディスプレイ表示、警告音、または振動(携帯型受信機の場合)により使用者に報知する。スイッチ18は、報知on/off入力部20からの信号によりオン、オフされる。報知on/off入力部20は、前記報知部19による報知動作をオンさせるか、オフさせるかを使用者が設定するところである。
【0013】
以上のようなOFDM受信機において、いま、スイッチ15を、使用者の操作の下、自動切替えon/off入力部16からの信号により帯域制限用フィルタ選択入力部14側(すなわち帯域制限用フィルタの自動切替えoff)に接続すると、帯域制限用フィルタ選択入力部14からの帯域幅情報がチューナ12に供給されるので、このチューナ12で使用される帯域制限用フィルタの帯域幅が前記帯域幅情報と同一のものに選択設定される。そして、このチューナ12および復調部13で受信、復調動作が行われ、復調部13からTSが出力されると同時に、復調部13からは、現在受信中の信号のセグメント数を表す受信セグメント数が出力される。
【0014】
この受信セグメント数は、前記帯域制限用フィルタ選択入力部14から出力された帯域幅情報(すなわち、チューナ12に選択設定されている帯域制限用フィルタの帯域幅)とセグメント比較部17で比較される。そして、もし、受信セグメント数と、帯域幅情報(すなわち、チューナ12に選択設定されている帯域制限用フィルタの帯域幅)が異なる場合は、セグメント比較部17から出力が導出され、この出力がスイッチ18を介して報知部19に供給される。
【0015】
したがって、報知部19は、インジケータやディスプレイ表示、警告音、または振動により、現在受信中の信号のセグメント数と、チューナ12に選択設定されている帯域制限用フィルタの帯域幅とが異なることを使用者に報知する。使用者は、この報知により、前記の違いに気づいて、帯域制限用フィルタ選択入力部14を操作し、帯域幅情報を変えることにより、チューナ12に選択設定される帯域制限用フィルタの帯域幅を、現在受信中の信号のセグメント数に合わせる。これにより、チューナ12に選択設定される帯域制限用フィルタの帯域幅と、現在受信中の信号のセグメント数とが異なることによる誤った受信動作を防止して、正常な良好な受信が可能となる。このとき、スイッチ18は、報知on/off入力部20からの信号によりオンされていることは勿論である。このスイッチ18を、使用者の操作の下、報知on/off入力部20からの信号によりオフさせて、前記の報知動作をオフさせることもできる。
【0016】
一方、スイッチ15を、使用者の操作の下、自動切替えon/off入力部16からの信号により復調部13側(すなわち帯域制限用フィルタの自動切替えon)に接続すると、チューナ12には、帯域制限用フィルタ選択入力部14からの帯域幅情報に代えて、復調部13からの受信セグメント数が供給される。すると、チューナ12は、それに設けられる自動設定手段により、チューナ12に選択設定される帯域制限用フィルタの帯域幅を、供給される受信セグメントに一致する帯域幅に設定する。したがって、この場合も、チューナ12に選択設定される帯域制限用フィルタの帯域幅と、現在受信中の信号のセグメント数とを一致させることができ、不一致による誤った受信動作を防止して、正常な良好な受信が可能となる。このとき、前述した報知動作をオンさせることもできるが、誤報知を防止するため、スイッチ18をオフさせて前述した報知動作をオフさせることが望ましい。
【0017】
なお、以上は、13,3,1セグメント受信すべてが可能なOFDM受信機を例に説明してきたが、例えば3,1セグメント対応受信機といった、帯域制限用フィルタの帯域幅が2種類以上選択できるOFDM受信機についても同様とすることができる。
【0018】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によるOFDM受信機によれば、チューナに選択設定される帯域制限用フィルタの帯域幅と、現在受信中の信号のセグメント数とが異なることによる誤った受信動作を防止して、正常な良好な受信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるOFDM受信機の実施の形態を示すブロック図。
【符号の説明】
12 チューナ
13 復調部
14 帯域制限用フィルタ選択入力部
15,18 スイッチ
16 自動切替えon/off入力部
17 セグメント比較部
19 報知部
20 報知on/off入力部
Claims (2)
- チューナで使用される帯域制限用フィルタの帯域幅を手動操作で選択する選択手段と、
前記チューナおよび復調部で受信、復調される、現在受信中の信号のセグメント数を検出する検出手段と、
この検出手段で検出されたセグメント数と前記選択手段で選択された帯域制限用フィルタの帯域幅とを比較し、帯域幅とセグメント数が一致しない場合に出力を発生する比較部と、
この比較部から出力が発生したとき、報知を行う報知部と
を具備することを特徴とするOFDM受信機。 - 前記検出手段で検出されたセグメント数を前記チューナに供給して、前記チューナで使用される前記帯域制限用フィルタの帯域幅を前記セグメント数に対応する帯域幅に自動的に設定する設定手段と、
この設定手段を動作させるか、前記選択手段を動作させるかを切替える切替え手段と、
前記報知部の動作をオンさせるか、オフさせるかを設定する手段と
をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載のOFDM受信機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002204400A JP3955977B2 (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | Ofdm受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002204400A JP3955977B2 (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | Ofdm受信機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004048472A JP2004048472A (ja) | 2004-02-12 |
| JP3955977B2 true JP3955977B2 (ja) | 2007-08-08 |
Family
ID=31710015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002204400A Expired - Lifetime JP3955977B2 (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | Ofdm受信機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3955977B2 (ja) |
-
2002
- 2002-07-12 JP JP2002204400A patent/JP3955977B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2004048472A (ja) | 2004-02-12 |
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