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JP3959966B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
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Description

[技術分野]
本発明は、半導体集積回路に関し、特に、ICチップの製造履歴や製造会社番号等の識別番号(ID)を有する半導体集積回路に関する。
[背景技術]
従来の半導体集積回路(IC)においては、ICチップの製造履歴や製造会社番号等を示すIDが、そのICチップ内に設けられたID参照用レジスタに記憶され、外部のCPUから読み出されて、種々の目的に使用されるものがあった。
図13に、このような従来の半導体集積回路と外部回路との接続を示す。図13において、半導体集積回路の内部回路100には、IDを発生するためのID発生回路101と、IDを記憶するためのID参照用レジスタ102と、内蔵メモリ103とが含まれている。内蔵メモリ103は端子104を介して外部のCPU200と接続され、CPU200の例えばキャッシュメモリ等として用いられる。ICチップの製造履歴や製造会社番号等を示すIDは、ID発生回路101で発生され、ID参照用レジスタ102に記憶される。このIDは、外部のCPU200によって端子105を介して読み出され、ソフトウェアの一種であるファームウェア201によって、IDを判別してICチップの製造履歴や製造会社番号等を特定することにより、ICに対応した制御を行っていた。
しかしながら、ID参照用レジスタ102を設けるために、8ビットアドレスの場合で約100ゲートが必要となり、回路規模が増大してしまうという問題があった。
また、ICのリセット時に内蔵メモリ103のワーク領域(一般データを記憶する領域)にIDを記憶することにより回路規模を低減することも考えられる。その場合には、メモリにIDが書き込まれた後に、その同一アドレスに一般データを上書きされてしまってIDを参照できなくなるおそれがある。
一方、ワーク領域外にID書き込み専用領域を設けてIDの上に一般データを上書きされないようにすることも考えられるが、その場合にはワーク領域が減少してしまう。
本発明の目的は、IDを記憶するために必要とするIC内部の回路規模を低減しつつ、かつ、メモリのワーク領域の減少を伴わずにIDを参照できる半導体集積回路を提供することにある。
[発明の開示]
外部のプロセッサと接続される本発明の一態様に係る半導体集積回路は、
データを記憶するためのメモリと、
前記メモリを前記プロセッサに接続するための端子と、
前記半導体集積回路の製造に関する情報を発生する情報発生回路と、
前記半導体集積回路が通常動作を実施する前に、前記情報を前記メモリに書き込むための書き込み回路と、
を具備することを特徴とする。
外部メモリ及びプロセッサの組み合わせと接続される本発明の他の態様に係る半導体集積回路は、
前記外部メモリと接続される端子と、
前記半導体集積回路の製造に関する情報を発生する情報発生回路と、
前記半導体集積回路が通常動作を実施する前に、前記情報を前記端子を介して前記外部メモリに書き込むための書き込み回路と、
を具備することを特徴とする。
プロセッサを内蔵する本発明のさらに他の態様に係る半導体集積回路は、
前記プロセッサに接続され、データを記憶するためのメモリと、
前記半導体集積回路の製造に関する情報を発生する情報発生回路と、
前記半導体集積回路が通常動作を実施する前に、前記情報を前記端子を介して前記外部メモリに書き込むための書き込み回路と、
を具備することを特徴とする。
上述の本発明の各態様に係る半導体集積回路では、通常動作が開始される前に、その半導体集積回路の製造に関する情報(ID)を、内蔵メモリあるいは外部メモリに書き込んでいる。こうすると、半導体集積回路が通常動作を開始した直後に、プロセッサによりメモリ内のIDを読み出すことができ、プロセッサはその半導体集積回路に対応した制御を実施することができる。また、プロセッサが一旦IDを参照すれば、IDが格納されていたエリアに一般データを上書きしても良く、内蔵メモリあるいは外部メモリの汎用性を確保できる。このため、ID記憶用メモリはプロセッサによりアクセスされるキャッシュメモリとすることもできる。
しかも、従来のレジスタと比較して、書き込み回路等のゲート数は格段に少なくて済み、しかも汎用メモリをID記憶用に兼用できるので、半導体集積回路の回路規模を低減できる。
半導体集積回路が通常動作を開始する前のタイミングとは、例えば半導体集積回路がリセットされた後のタイミングを挙げることができる。この時期は、例えばパワーオン時等のリセットがかかり、そのリセットが解除されたタイミングとすることができる。すなわち、例えばパワーオン前の半導体集積回路の不動作期間より、パワーオンにより通常動作に移行する前のタイミングで、半導体集積回路のIDをメモリに書き込むことができる。
半導体集積回路が通常動作を開始する前のタイミングの他の例として、プロセッサからのコマンドの終了時期を挙げることができる。半導体集積回路は、プロセッサからのコマンドに従って動作し、そのコマンドが終了することで、次の通常動作が受け付け可能となる。そこで、プロセッサからのコマンドの終了に応答して、次の通常動作が開始される前に、半導体集積回路のIDをメモリに書き込めばよい。特に、リセットされた後と、コマンドの終了後の双方で、IDの書き込みを実施すれば、ID記憶用に専用領域を設けなくても、IDへの上書きによってIDが参照できなくなる不都合を解消できる。
半導体集積回路が通常動作を開始する前のタイミングのさらに他の例として、スリープの解除時を挙げることができる。スリープ期間中は半導体集積回路が休止状態であり、その解除によって通常動作が開始される前に、半導体集積回路のIDをメモリに書き込めばよい。この他、半導体集積回路が選択されるチップイネーブル信号に応答して、半導体集積回路のIDをメモリに書き込むこともできる。
なお、半導体集積回路の製造に関する情報としては、ICチップの製造履歴又は製造会社番号を示す識別番号等であっても良い。特に、複数メーカにて互換的使用される半導体集積回路の場合、そのIDによって非互換部などを認識でき、プロセッサはIDにより区別される半導体集積回路に対応した制御を行うことができる。
[発明を実施するための最良の形態]
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路と外部回路との接続を示す。本実施形態は、メモリを内蔵する半導体集積回路(IC)と、CPUを含む外部回路との接続により構成される装置に適用される。
図1において、ICの内部回路10には、IDを発生するID発生回路11と、内部端子もしくは外部端子14を介して入力されるリセット信号に応答してIDを書き込むためのID書き込み回路12と、例えばキャッシュメモリ等として用いられる内蔵メモリ13とが少なくとも含まれている。
IDは、ICチップの製造履歴(例えば製品バージョン)や製造会社番号等の情報を表している。ID発生回路11において、電源供給により論理の「1」または「0」を示す信号の組み合わせにて形成されるIDを発生する。このIDは、ID書き込み回路12により内蔵メモリ13の番地(アドレス)に記憶される。本実施形態では、IDが記憶されるアドレスは、ファームウェア201によって予め割り当てられている。
IC内蔵メモリ13は外部端子15を介して外部のCPU200に接続されており、IC内蔵メモリ13内のIDは、外部のCPU200によって読み出される。その後、ソフトウェアの一種であるファームウェア201によってIDを判別して、ICチップの製造履歴や製造会社番号等を特定することにより、ICに対応した制御が行われる。ID書き込み回路12は、20〜30ゲートで構成することができる。
従って、従来使用されていたID参照用レジスタ102(図13)の代わりにID書き込み回路12と内蔵メモリ13を用いることにより、IDの記憶のために要するゲート数を100から20〜30に減少させることが可能となる。これにより、内部回路10を有するICの回路規模を縮小できる。
ここで、CPU200が直接にID発生回路11からIDを読み出さずに、内蔵メモリ13からIDを読み出しているのは、クロックに同期させてCPUバス上でIDを転送するためである。
以上のように構成された内部回路10を有する半導体集積回路の動作について、図2を参照しながら説明する。なお、この半導体集積回路は入力クロック信号CLKに同期して動作する。また図2は、図1に示す内蔵メモリ13がSRAMであることを想定したタイミングチャートである。
最初に、IDの書き込み動作について説明する。装置の電源投入後、図1に示す端子14を介してパワーオンリセット信号がICに入力されることで、このICはリセットされる。すなわち、図2に示すリセット信号XRSTがアクティブ(本実施形態においてはローレベルでアクティブ)となり、ID書き込み回路12もリセットされる。
次に、パワーオンによるリセットが解除されて、図2に示すリセット信号XRSTがハイレベルとなる。これに応答して、ID書き込み回路12は、内蔵メモリ13のアドレス信号RAMADDRをID書き込みアドレスAddressに設定し、内蔵メモリ13のリード/ライト信号RAMRWをライト側(ローレベル)に設定する。さらに、内蔵メモリ13のチップセレクト信号RAMCSをON(ハイレベル)とすることにより、内蔵メモリ13の指定されたアドレスに、入力データ信号RAMINとして入力されたIDが書き込まれる。
次に、IDの読み出し・判別動作について説明する。まず、CPU200が、端子15及びCPUバスを介して、IC内蔵メモリ13の指定されたアドレスからIDを読み出す。次に、ファームウェア201により、CPU200が読み出したIDを変数に変換し、IDを認識する。
ここで、本実施の形態ではIDをIC内蔵メモリ13に書き込むタイミングを、ICをパワーオンリセットし、そのリセットが解除された直後としている。一方、CPU200がIC内蔵メモリ13よりIDを読み出すタイミングとしては、例えばICのパワーオンリセット後に初めてCPU200がICにアクセスする時を挙げることができる。
このような場合として、互換チップの種類をファームウェア201が認識することで互換チップの種類に応じた制御を行うことを一例として挙げることができる。すなわち、図1に示す内部回路10を有するICとして、例えばA社、B社の各ICを互換チップとして利用できるとき、ファームウェア201はCPU200に現に接続されているICがいずれの会社製のものか知る必要がある。なぜなら、それら互換チップは全く同一でなく、互換チップ間に差異(非互換部)が存在するからである。その互換チップ間の差異を、CPU200に接続されたICより読み出されたIDに基づいて、ファームウェア201が認識し、それに応じた制御をファームウェア201が実施する。
このように、現に接続されているICが、互換チップのいずれであるかを、そのICのリセット後にCPU200が初めてそのICにアクセスする度に認識することができる。CPU200によりアクセスされるICの通常動作の開始前の時点では、IDが格納されたアドレスに一般データが上書きされていることがないので、ICのリセット解除直後に書き込まれたIDを正しく認識できる。ファームウェア201が一旦ICのIDを認識した後は、そのICの通常動作時に重ねてIDを認識する必要性は乏しい。従って、ファームウェア201はIDの格納アドレスに一般データを上書きすることができ、そのアドレスにIDが格納されたいるか否かを確認する制御を省略できる。
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路と外部回路との接続を示す。本実施形態も第1の実施形態と同様に、メモリを内蔵する半導体集積回路(IC)とCPUを含む外部回路との接続により構成される装置に適用されるものである。
図3において、ICの内部回路20には、IDを発生するID発生回路21と、IDを書き込むためのID書き込み回路22と、例えばキャッシュメモリ等として用いられる内蔵メモリ23とが少なくとも含まれている。ID書き込み回路22が20〜30ゲートで構成できる点は第1の実施形態と同様である。
図3に示す内部回路20が図1に示す内部回路10と相違する点は、ID書き込み回路22が、端子24を介して入力されるリセット信号に加えて、端子25を介して入力されるコマンド終了信号にも応答して、IDの書き込みを実施する点にある。
図3に示す内部回路20の動作について、図4を参照しながら説明する。なお、IDの書き込みを、パワーオンによるリセットの後にリセット信号が解除された時に実施する際の動作は、図2に示す第1の実施形態の動作と同じである。
そこで、ここではコマンド終了時の書き込み動作について説明する。まず、ICのコマンド動作が終了すると、コマンド終了信号SENDが所定の期間アクティブ(本実施形態においてはハイレベルでアクティブ)となる。これに応答して、ID書き込み回路22は、内蔵メモリ23のアドレス信号RAMADDRをID書き込みアドレスAddressに設定し、内蔵メモリ23のリード/ライト信号RAMRWをライト側(ローレベル)に設定する。さらに、内蔵メモリ23のチップセレクト信号RAMCSをON(ハイレベル)とすることにより、内蔵メモリ23の指定されたアドレスに、入力データ信号RAMINとして入力されたIDが書き込まれる。
IDの読み出し・判別動作については、第1の実施形態で説明したものと同じである。すなわち、CPU200が、端子26及びCPUバスを介して、IC内蔵メモリ23の指定されたアドレスからIDを読み出す。次に、ファームウェア201により、CPU200が読み出したIDを変数に変換し、IDを認識する。
本実施形態によれば、ICのリセット時のみならずコマンド終了時においても常にIDを記憶している。ICのこのようなコマンド動作は繰り返し実施される通常動作であるが、2つの通常動作の間に必ず1回はIDが読み出される。従って、内蔵メモリ23のワーク領域(一般データを記憶する領域)の外にID書き込み専用領域を設けなくとも、IDが格納されたアドレスに一般データが上書きされてしまってIDを参照できなくなるといった不都合はより低減する。
(第3の実施の形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路と外部回路との接続を示す。本実施形態は、メモリを内蔵しない半導体集積回路(IC)と、メモリ及びCPUを含む外部回路との接続により構成される装置に適用されるものである。
図5において、ICの内部回路30には、IDを発生するID発生回路31と、端子33を介して入力されるリセット信号に応答してIDを書き込むためのID書き込み回路32とが少なくとも含まれている。本実施形態においては、ICの内部回路30にメモリを内蔵していないので、IDの記憶のために外部メモリ202を使用する。ICチップの製造履歴(例えば製品バージョン)や製造会社番号等を示すIDは、ID発生回路31により発生され、ID書き込み回路32により接続端子34を介して外部メモリ202の番地(アドレス)のうち、ファームウェア201により予め指定されたアドレスに記憶される。外部メモリ202は外部のCPU200に接続されており、IDは外部のCPU200よって読み出される。ここで、ID書き込み回路32は、20〜30ゲートで構成することができる。
以上のように構成された半導体集積回路の動作について、図6を参照しながら説明する。なお、図6は図5に示す外部メモリ202がDRAMである場合を想定したタイミングチャートである。
最初に、IDの書き込み動作について説明する。装置の電源投入後、ICのパワーオンによるリセットが行われてリセット信号XRSTがアクティブ(本実施形態においてはローレベルでアクティブ)となり、ID書き込み回路32もリセットされる。次に、パワーオンによるリセットが解除されてリセット信号XRSTがハイレベルとなる。これに応答して、ID書き込み回路32は、IDを記憶するための行アドレスを指定するために、アドレス信号RAMADDRをID書き込み行アドレスRow Addressに設定し、外部メモリ202の行アドレス設定信号RAMRASをアクティブ(本実施形態においてはローレベルでアクティブ)とする。続いて、ID書き込み回路32は、IDを記憶するための列アドレスを指定するために、アドレス信号RAMADDRをID書き込み列アドレスColumn Addressに設定し、外部メモリ202のリード/ライト信号RAMRWをライト側(ローレベル)に設定し、外部メモリ202の列アドレス設定信号RAMCASをアクティブ(本実施形態においてはローレベルでアクティブ)とする。これにより、外部メモリ202の指定されたアドレスに、入力データ信号RAMINとして入力されたIDが書き込まれる。
次に、IDの読み出し・判別動作について説明する。まず、CPU200が、CPUバスを介して、外部メモリ202の指定されたアドレスからIDを読み出す。次に、ファームウェア201により、CPUが読み出したIDを変数に変換し、IDを認識する。
このように、第3の実施形態では、第1の実施形態と同様の動作を、ICの内部回路30にメモリを設けずに、外部メモリ202を用いて実施することができる。
(第4の実施形態)
図7は、本発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路と外部回路との接続を示す。本実施形態も第3の実施形態と同様に、メモリを内蔵しない半導体集積回路(IC)と、メモリ及びCPUを含む外部回路との接続により構成される装置に適用されるものである。
図7に示すICの内部回路40には、第3の実施形態と同様に、IDを発生するID発生回路41と、端子45を介して外部メモリ202にIDを書き込むためのID書き込み回路42とが少なくとも含まれている。ただし、この第4の実施形態は第2の実施形態と同様に、端子43を介して入力されるリセット信号と、端子44を介して入力されるコマンド終了信号とに応答して、外部メモリ202にIDを書き込んでいる。なお、ID書き込み回路42が20〜30ゲートで構成することができる点は、上述した各実施形態と同じである。
この第4の実施形態によれば、第2の実施形態にて説明したリセット信号及びコマンド終了信号に応じたID書き込み動作を、第3の実施形態と同じく外部メモリ202に対して実施することができる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態においては、上述した第1,第3の実施形態にて用いた内蔵メモリ13または外部メモリ202の所定の番地(アドレス)をID書き込み専用領域とし、ICリセット時に、書き込み回路12または32が、ID書き込み専用領域にIDを書き込むようにしたものである。
IDを書き込むべき領域が一般データを記憶するワーク領域内にある場合には、メモリ13または202にIDが書き込まれた後、CPU200がそのIDを読み出すタイミングが遅れた場合には、IDの記憶アドレスに一般データが上書きされてしまうことにより、IDを参照できなくなるおそれがある。
そこで、本実施形態のように、ワーク領域外にID書き込み専用領域を設けることにより、装置のリセット時以外でもIDを参照できることが保証される。しかも、ワーク領域とID書き込み専用領域用とを分離することにより、ファームウェア201の設計において、IDを上書きする可能性があるか否かについて注意を払う必要がなくなるという利点もある。
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。図8は、本発明の第6の実施形態に係る半導体集積回路と外部回路との接続を示す。本実施形態は、メモリを内蔵する半導体集積回路(IC)と、CPUを含む外部回路との接続により構成される装置に適用されるものである。
図8において、ICの内部回路50には、IDを発生するID発生回路51と、端子56を介して入力されるリセット信号及び端子57を介して入力されるコマンド終了信号に応答してIDを書き込むためのID書き込み回路52と、例えばキャッシュメモリ等として用いられる内蔵メモリ53とが少なくとも含まれている。ICチップのIDは、ID発生回路51によって発生され、ID書き込み回路52により内蔵メモリ53の指定された番地(アドレス)に記憶される。このアドレスの指定は、ICの内部回路50に設けられたID書き込み用アドレスレジスタ54に記憶されているアドレスデータに基づいて行われる。ID書き込み用アドレスレジスタ54は、接続端子58を介して外部のCPU210に接続されており、外部のCPU210によりアドレスデータが変更される。一方、IC内蔵メモリ53も接続端子59を介して外部のCPU210に接続されており、IDは外部のCPU210によって読み出され、ソフトウェアの一種であるファームウェア211によって、IDが判別される。ファームウェア211では、ICチップの製造履歴や製造会社番号等を特定することにより、ICに対応した制御が行われる。
このIDの書き込み動作の詳細について説明する。本実施態様においては、パワーオンによるリセットの後にリセット信号が解除された時にも書き込み動作を行うが、ここでは、コマンド終了時の書き込み動作について説明する。まず、ICがコマンド動作を行う前に、CPU210からID書き込みアドレスをID書き込み用アドレスレジスタ54に設定する。このID書き込みアドレスとしては、一般データが記憶されていない領域を選択する。ICのコマンド動作が終了すると、コマンド終了信号が所定の期間アクティブとなる。これに応答して、ID書き込み回路52は、内蔵メモリ53のアドレス信号をID書き込みアドレスに設定し、内蔵メモリ53のリード/ライト信号をライト側に設定する。さらに、内蔵メモリ53のチップセレクト信号をONとすることにより、内蔵メモリ53の指定されたアドレスにIDが書き込まれる。
次に、IDの読み出し・判別動作について説明する。まず、CPU210が、端子59及びCPUバスを介して、IC内蔵メモリ53の指定されたアドレスからIDを読み出す。次に、ファームウェア211により、CPU210が読み出したIDを変数に変換し、IDを認識する。
本実施形態によれば、CPU210により内蔵メモリ53に記憶されるIDのアドレスを管理できるので、IDが書き込まれたアドレスに一般データの上にIDを上書きしてしまうというおそれがなくなる。
(第7の実施の形態)
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。図9は、本発明の第7の実施形態に係る半導体集積回路と外部回路との接続を示す。本実施形態は、メモリを内蔵しない半導体集積回路(IC)と、メモリ及びCPUを含む外部回路との接続により構成される装置に適用されるものである。
図9において、ICの内部回路60には、IDを発生するID発生回路61と、端子64を介して入力されるリセット信号及び端子65を介して入力されるコマンド終了信号に応答してIDを書き込むためのID書き込み回路62とが少なくとも含まれている。本実施形態においては、IC内部回路60にメモリを内蔵していないので、IDの記憶のために外部メモリ212を使用する。ICチップのIDは、ID発生回路61により発生され、ID書き込み回路62により接続端子67を介して外部メモリ210の指定された番地(アドレス)に記憶される。このアドレスの指定は、ID書き込み用アドレスレジスタ63に記憶されているアドレスデータに基づいて行われる。ID書き込み用アドレスレジスタ63は接続端子66を介して外部のCPU210に接続されており、外部のCPU210によりアドレスデータが変更される。一方、外部メモリ212は外部のCPU210に接続されており、IDは外部のCPU210によって読み出される。
この第7の実施形態によれば、第6の実施形態と同様の動作を、内部回路60にメモリを設けることなく、外部メモリ212に対して実施できる。
(第8の実施の形態)
図10〜図12は、本発明の第8の実施形態に係る半導体集積回路を示している。図10〜図12にそれぞれ示す各半導体集積回路は、システムLSI等のようにCPUをチップの内部に備えている。
例えば、図10に示すLSIの内部回路70には、ID発生回路71、ID書き込み回路72、内蔵メモリ73、CPU74及びファームウェア75の全てが備えられている。ID書き込み回路72は、内部端子または外部端子76を介して入力されるリセット信号に基づいて、IDの書き込み動作を実施する。なお、このリセット信号はCPU74より出力されるものが通常であるが、LSIの外部から入力されても良い。
図11に示すLSIの内部回路80も同様に、ID発生回路81、ID書き込み回路82、内蔵メモリ83、CPU84及びファームウェア85の全てが備えられている。ID書き込み回路82は、例えばCPU84より出力されるリセット信号及びコマンド終了信号に基づいて、IDの書き込み動作を実施する。
図12に示すLSIの内部回路90も同様に、ID発生回路91、ID書き込み回路92、内蔵メモリ93、CPU94及びファームウェア95に加えて、ID書き込み用アドレスレジスタ96をさらに有する。内蔵メモリ93のうちIDが格納されるアドレスは、CPU94にて変更可能なID書き込み用アドレスレジスタ96内のアドレスデータに従って定められる。
図10〜図12に示す半導体集積回路によれば、例えばシステムLSIに機能の一部が異なる複数の機種が存在し、その機能に対応するIDを読み出すことによって、機能に合わせた動作を行わせることができる。
なお、本発明は上記の各種実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、半導体集積回路のIDが、互換チップの製造メーカを特定する情報を含む場合には、そのIDを下記のように利用することも可能である。すなわち、複数種の互換チップの一つをそれぞれを搭載した部品ロットまたは完成品ロットの出荷テスト時に、使用された互換チップの製造メーカを、IDを認識することで特定する。そして、部品または完成品に付される製造番号中に、互換チップの種別を示す符号を含ませておく。
こうすると、上述の部品のまたは完成品に不良が生じて修理が必要となったときに、その部品または完成品に使用されている互換チップの製造メーカなどの種別を、部品または完成品の製造番号から容易に入手できる。この結果、不良の原因分析もしくは不良対策が容易となる。
また、半導体集積回路が休止期間から通常動作期間に移行する間にIDを書き込む例として、パワーオンリセット後のリセット解除時のタイミングを示したが、パワーオン時のリセット信号以外のリセット信号を利用しても良く、例えばスリープの解除信号、チップイネーブル信号などを利用しても良い。
さらに、半導体集積回路にて繰り返し実施される通常動作期間の間にIDを書き込む例としても、コマンド終了信号を利用するものに限らない。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路と外部回路との接続を示す図である。
図2は、本発明の第1の実施形態において使用する信号のタイムチャートである。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路と外部回路との接続を示す図である。
図4は、本発明の第2の実施形態において使用する信号のタイムチャートである。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路と外部回路との接続を示す図である。
図6は、本発明の第3の実施形態において使用する信号のタイムチャートである。
図7は、本発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路と外部回路との接続を示す図である。
図8は、本発明の第6の実施形態に係る半導体集積回路と外部回路との接続を示す図である。
図9は、本発明の第7の実施形態に係る半導体集積回路と外部回路との接続を示す図である。
図10は、本発明の第8の実施形態に係る半導体集積回路の一例を示す図である。
図11は、本発明の第8の実施形態に係る半導体集積回路の他の一例を示す図である。
図12は、本発明の第8の実施形態に係る半導体集積回路のさらに他の一例を示す図である。
図13は、従来の半導体集積回路と外部回路との接続を示す図である。

Claims (17)

  1. 外部のプロセッサと接続される半導体集積回路において、
    データを記憶するためのメモリと、
    前記メモリを前記プロセッサに接続するための端子と、
    前記半導体集積回路の製造に関する情報を発生する情報発生回路と、
    前記半導体集積回路が通常動作を実施する前に、前記情報を前記メモリに書き込むための書き込み回路と、
    前記メモリに前記情報が書き込まれるエリアのアドレスデータを、前記プロセッサから受け取って記憶するためのレジスタと、
    を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 請求項1において、
    前記書き込み回路は、前記半導体集積回路がリセットされた後に応答して、リセット後に前記情報を前記メモリに書き込むことを特徴とする半導体集積回路。
  3. 請求項1または2において、
    前記書き込み回路は、前記プロセッサからのコマンドの終了に応答して、前記情報を前記メモリに書き込むことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記書き込み回路は、前記半導体集積回路のスリープ状態の解除に応答して、前記情報を前記メモリに書き込むことを特徴とする半導体集積回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記メモリは、前記プロセッサによりアクセスされるキャッシュメモリであることを特徴とする半導体集積回路。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記情報は、前記半導体集積回路の製造履歴または製造会社名を含むことを特徴とする半導体集積回路。
  7. 外部メモリ及びプロセッサの組み合わせと接続される半導体集積回路において、
    前記外部メモリと接続される端子と、
    前記半導体集積回路の製造に関する情報を発生する情報発生回路と、
    前記半導体集積回路が通常動作を実施する前に、前記情報を前記端子を介して前記外部メモリに書き込むための書き込み回路と、
    前記外部メモリに前記情報が書き込まれるエリアのアドレスデータを、前記プロセッサから受け取って記憶するためのレジスタと、
    を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  8. 請求項7において、
    前記書き込み回路は、前記半導体集積回路がリセットされた後に応答して、リセット後に前記情報を前記外部メモリに書き込むことを特徴とする半導体集積回路。
  9. 請求項7または8において、
    前記書き込み回路は、前記プロセッサからのコマンドの終了に応答して、前記情報を前記外部メモリに書き込むことを特徴とする半導体集積回路。
  10. 請求項7乃至9のいずれかにおいて、
    前記書き込み回路は、前記半導体集積回路のスリープ状態の解除に応答して、前記情報を前記外部メモリに書き込むことを特徴とする半導体集積回路。
  11. 請求項7乃至10のいずれかにおいて、
    前記情報は、前記半導体集積回路の製造履歴または製造会社名を含むことを特徴とする半導体集積回路。
  12. プロセッサを内蔵する半導体集積回路において、
    前記プロセッサに接続され、データを記憶するためのメモリと、
    前記半導体集積回路の製造に関する情報を発生する情報発生回路と、
    前記半導体集積回路が通常動作を実施する前に、前記情報を前記端子を介して前記外部メモリに書き込むための書き込み回路と、
    前記メモリに前記情報が書き込まれるエリアのアドレスデータを、前記プロセッサから受け取って記憶するためのレジスタと、
    を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  13. 請求項12において、
    前記書き込み回路は、前記半導体集積回路がリセットされた後に応答して、リセット後に前記情報を前記メモリに書き込むことを特徴とする半導体集積回路。
  14. 請求項12または13において、
    前記書き込み回路は、前記プロセッサからのコマンドの終了に応答して、前記情報を前記メモリに書き込むことを特徴とする半導体集積回路。
  15. 請求項12乃至14のいずれかにおいて、
    前記書き込み回路は、前記半導体集積回路のスリープ状態の解除に応答して、前記情報を前記メモリに書き込むことを特徴とする半導体集積回路。
  16. 請求項12乃至15のいずれかにおいて、
    前記メモリは、前記プロセッサによりアクセスされるキャッシュメモリであることを特徴とする半導体集積回路。
  17. 請求項12乃至16のいずれかにおいて、
    前記情報は、前記半導体集積回路の製造履歴または製造会社名を含むことを特徴とする半導体集積回路。
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