JP3961166B2 - 光ディスクドライブ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスクドライブ装置に関し、特に、トラックにウォブル記録された光ディスクの付帯情報を記録中に検出する手段に特徴を有する光ディスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体レーザ等の光源からの光束を、対物レンズを介して光情報記録媒体である光ディスクに照射し、該光ディスクからの反射光を、対物レンズと光束分離素子を介して受光素子に入射させ、上記光ディスクの情報を再生する光ディスクドライブ装置が知られている。
この種の光ディスクドライブ装置において、トラックにウォブル記録された光ディスクの付帯情報を検出する方法としては、ウォブル信号に含まれているピットからのノイズを除去するために、ウォブル信号をRf信号で正規化する方法(特開平6−290462号公報)や、ウォブル信号に含まれているピットからのノイズを除去するために、ウォブル信号を検出する2つの受光素子に均等に光が検出されるように、対物レンズに偏光性ホログラムを付ける方法(特開平8−63778号公報)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、書き込み可能な光ディスクとしては、CD−R,CD−RW,DVD−R,DVD−RW等が有り、いずれもアドレス等の付帯情報がグルーブをウォブルさせることにより記録されている。例えばCD−R,CD−RWのグルーブは1倍速時に22.05KHzの搬送波でアドレス等の付帯情報により変調されている。光ディスクドライブ装置は、このウォブルしたグルーブからの反射光を2分割受光素子で検出し、その差信号であるプッシュプル信号(ウォブル信号)からアドレス等の付帯情報を読み取ることができる。
【0004】
図3に従来の一般的な光ディスクドライブ装置のピックアップの概略構成図を示す。図3において、光源である半導体レーザ11からの光束は、光束分離素子14を透過し、対物レンズ12により集光されて光ディスク13に照射される。この光ディスク13からの反射光は、対物レンズ12、光束分離素子14を介して受光素子15に入射する。そして、受光素子15からの信号を増幅器(アンプ)16で増幅処理し、光ディスク13上の情報を再生する。
ここで、図4は光ディスク13に情報を記録中の、光ディスク13からの反射光のレベル(強度)を、時間軸を横軸にとって概略的に示す波形図であり、Wは記録レベル(ライトレベル)を、Rは読取りレベル(リードレベル)を表している。一般にライトレベル(W)はリードレベル(R)の10倍程度である。
また、図5は光ディスク13に情報を記録中の、光ディスク13からの反射光を受光素子15で受光し、その受光素子15の出力信号をアンプ16を介して増幅処理した後の信号出力の変化を、時間軸を横軸にとって概略的に示す波形図であり、この信号波形は図4に対して鈍った波形になる。
【0005】
さて、前述のウォブル信号は、情報を記録中は図5のリードレベル(R)をサンプルホールドして検出しているが、ライトレベル(W)とリードレベル(R)の隔差が大きいため、ライトレベル(W)からリードレベル(R)に整定する時間が非常に長く、正確なリードレベル(R)を検出するのが難しかった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、情報を記録中のリードパワー領域での情報を正確に検出でき、ウォブル信号を正確に検出することができる手段を備えた光ディスクドライブ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、光源からの光束を、対物レンズを介して光情報記録媒体に照射し、該光情報記録媒体からの反射光を、前記対物レンズと光束分離素子を介して受光素子に入射させ、前記光情報記録媒体の情報を再生する光ディスクドライブ装置において、ライトパワー領域まで検出可能な第1の信号処理手段と、リードパワー領域のみ検出可能な第2の信号処理手段を備え、前記受光素子からの信号を前記第1の信号処理手段と前記第2の信号処理手段で処理し、前記第1の信号処理手段によってトラックエラー信号とフォーカスエラー信号を検出し、前記第2の信号処理手段によってウォブル信号を検出する構成としたものである。
【0008】
請求項2に係る発明は、光源からの光束を、対物レンズを介して光情報記録媒体に照射し、該光情報記録媒体からの反射光を、前記対物レンズと光束分離素子を介して受光素子に入射させ、前記光情報記録媒体の情報を再生する光ディスクドライブ装置において、第1の受光素子と、第2の受光素子と、ライトパワー領域まで検出可能な第1の信号処理手段と、リードパワー領域のみ検出可能な第2の信号処理手段と、前記光束分離素子とを備え、前記光情報記録媒体からの反射光を、前記光束分離素子により2光束に分離し、一方の光束を前記第1の受光素子に入射させ、前記第1の受光素子からの信号を前記第1の信号処理手段で処理してトラックエラー信号とフォーカスエラー信号を検出し、もう一方の光束は前記第2の受光素子に入射させ、前記第2の受光素子からの信号を前記第2の信号処理手段で処理してウォブル信号を検出する構成としたものである。
また、請求項3に係る発明は、請求項2記載の光ディスクドライブ装置において、上記光束分離素子はホログラムである構成としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
まず請求項1に係る光ディスクドライブ装置の構成、動作について説明する。
図1は本発明の一実施例を示す光ディスクドライブ装置のピックアップの概略構成図である。
図1において、光源である半導体レーザ1からの光束は、光束分離素子4を透過し、対物レンズ2により集光されて光ディスク3に照射される。この光ディスク3からの反射光は、対物レンズ2を通過した後、光束分離素子4を介して受光素子5に入射される。そして、受光素子5からの信号は、ライトパワー領域まで処理可能な信号処理手段であるアンプ6と、リードパワー領域のみ処理可能な信号処理手段であるアンプ7の少なくとも2系統で処理され、光ディスク3からの情報が処理される。
【0010】
ここで、光ディスク3に情報を記録中の、光ディスク3からの反射光のレベル(強度)は図4に示すような波形となる。
また、光ディスク3に情報を記録中の、光ディスク3からの反射光を受光素子5で受光し、ライトパワー領域まで処理可能なアンプ6を介して処理した後の信号出力は図5に示すような波形となり、図4に対して鈍った波形になり、ライトレベル(W)とリードレベル(R)の隔差も大きいため、ライトレベル(W)からリードレベル(R)に整定する時間が長い。従ってライトパワー領域まで処理可能なアンプ6の信号から正確なリードレベル(R)を検出することは難しい。
【0011】
そこで本実施例では、受光素子5からの信号を、リードパワー領域のみ処理可能な信号処理手段であるアンプ7で処理して、正確なリードレベル(R)が検出できるようにしている。
図6は光ディスク3に情報を記録中の、光ディスク3からの反射光を受光素子5で受光し、リードパワー領域のみ処理可能なアンプ7を介して処理した後の信号出力の変化を、時間軸を横軸にとって概略的に示す波形図である。ここで、アンプ7は、ライトレベル(W)がダイナミックレンジの外に設定されており、リードレベル(R)のみしか処理できないようになっている。このため、アンプ7からの出力はリードレベル(R)より多少大きい出力までしか出ないので、リードレベル(R)に整定する時間が短い。従って、アンプ7の出力により正確なリードレベルを検出することができる。
尚、アンプ7において、ライトレベルをダイナミックレンジの外に設定する手段は、単にアンプ7のゲインをアンプ6のゲインより高くしても良いし、アンプ7にリミッタ回路を付加しても良い。
【0012】
光ディスク3に情報を記録中の、光ディスク3からの情報には、トラックずれ情報(トラック信号)、フォーカスずれ情報(フォーカス信号)、ウォブル信号等があるが、2系統の信号処理手段のうち、アンプ6はライトレベルまで処理可能であるので、アンプ6でトラック信号、フォーカス信号を処理し、アンプ7はリードレベルの処理専用であるので、ウォブル信号を処理するようにする。
【0013】
(実施例2)
次に請求項2,3に係る光ディスクドライブ装置の構成、動作について説明する。
図2は本発明の別の実施例を示す光ディスクドライブ装置のピックアップの概略構成図である。
図2において、光源である半導体レーザ1からの光束は、光束分離素子8を透過し、対物レンズ2により集光されて光ディスク3に照射される。この光ディスク3からの反射光は、対物レンズ2を通過した後、光束分離素子8を介して2つの光束に分離され、一方の光束は第1の受光素子5に入射され、第1の受光素子5からの信号は、ライトパワー領域まで処理可能な信号処理手段であるアンプ6で処理され、もう一方の光束は第2の受光素子9に入射され、第2の受光素子9からの信号は、リードパワー領域のみ処理可能な信号処理手段であるアンプ7で処理される。
【0014】
ここで、光ディスク3に情報を記録中の、光ディスク3からの反射光のレベル(強度)は図4に示すような波形となる。また、光ディスク3に情報を記録中の、光ディスク3からの反射光を第1の受光素子5で受光し、ライトパワー領域まで処理可能なアンプ6を介して処理した後の信号波形は図5に示すような波形となり、図4に対して鈍った波形になり、ライトレベル(W)とリードレベル(R)の隔差も大きいため、ライトレベル(W)からリードレベル(R)に整定する時間が長い。従ってライトパワー領域まで処理可能なアンプ6の信号から正確なリードレベル(R)を検出することは難しい。
【0015】
一方、光ディスク3に情報を記録中の、光ディスク3からの反射光を第2の受光素子9で受光し、リードパワー領域のみ処理可能なアンプ7を介して処理した後の信号波形は図6に示すような波形となる。ここで、図2の実施例の場合も、アンプ7は、ライトレベル(W)がダイナミックレンジの外に設定されており、リードレベル(R)のみしか処理できないようになっている。このため、アンプ7からの出力はリードレベル(R)より多少大きい出力までしか出ないので、リードレベル(R)に整定する時間が短い。従って、アンプ7の出力により正確なリードレベルを検出することができる。
【0016】
光ディスク3に情報を記録中の、光ディスク3からの情報には、トラックずれ情報(トラック信号)、フォーカスずれ情報(フォーカス信号)、ウォブル信号等があるが、第1の受光素子5とアンプ6の系統は、ライトレベルまで処理可能であるので、トラック信号、フォーカス信号を処理し、第2の受光素子9とアンプ7の系統は、リードレベルの処理専用であるので、ウォブル信号を処理するようにする。
【0017】
尚、図2に示す光ディスクドライブ装置のピックアップでは、光束分離素子8にはホログラムを用い、ホログラムによる回折作用を利用して光ディスク3からの反射光を2光束に分離する。すなわち、ホログラムの±1次回折光を利用することにより、簡単に2光束に分離することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明では、光源(1)からの光束を、対物レンズ(2)を介して光情報記録媒体(3)に照射し、該光情報記録媒体(3)からの反射光を、前記対物レンズ(2)と光束分離素子(4)を介して受光素子(5)に入射させ、前記受光素子からの信号をライトパワー領域まで処理可能な第1の信号処理手段であるアンプ(6)と、リードパワー領域のみ処理可能な第2の信号処理手段であるアンプ(7)で処理し、前記第1の信号処理手段であるアンプ(6)によってトラックエラー信号とフォーカスエラー信号を検出し、前記第2の信号処理手段であるアンプ(7)によってウォブル信号を検出する構成としたので、記録時のリードパワー領域での情報を正確に検出することが可能となる。
【0020】
請求項2に係る発明では、光源(1)からの光束を、対物レンズ(2)を介して光情報記録媒体(3)に照射し、該光情報記録媒体(3)からの反射光を、上記対物レンズ(2)と光束分離素子(8)を介して2光束に分離し、一方の光束を第1の受光素子(5)に入射させ、第1の受光素子(5)からの信号を、ライトパワー領域まで処理可能な第1の信号処理手段であるアンプ(6)で処理してトラックエラー信号とフォーカスエラー信号を検出し、もう一方の光束は第2の受光素子(9)に入射させ、第2の受光素子(9)からの信号を、リードパワー領域のみ処理可能な第2の信号処理手段であるアンプ(7)で処理してウォブル信号を検出する構成としたので、記録時のリードパワー領域での情報を正確に検出することが可能となる。
【0021】
請求項3に係る発明では、請求項2記載の光ディスクドライブ装置において、前記光束分離素子(8)はホログラムである構成としたので、ホログラムによる±1次回折光を利用して、簡単に2光束に分離することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す光ディスクドライブ装置のピックアップの概略構成図である。
【図2】本発明の別の実施例を示す光ディスクドライブ装置のピックアップの概略構成図である。
【図3】従来の一般的な光ディスクドライブ装置のピックアップの概略構成図である。
【図4】光ディスクに情報を記録中の光ディスクからの反射光のレベル(強度)の変化を概略的に示す図である。
【図5】光ディスクに情報を記録中の光ディスクからの反射光を受光素子で受光し、ライトパワー領域まで処理可能なアンプを介して処理した後の信号出力の変化を概略的に示す図である。
【図6】光ディスクに情報を記録中の光ディスクからの反射光を受光素子で受光し、リードパワー領域のみ処理可能なアンプを介して処理した後の信号出力の変化を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1:半導体レーザ(光源)
2:対物レンズ
3:光ディスク(光情報記録媒体)
4:光束分離素子
5:受光素子
6:アンプ(ライトパワー領域まで処理可能な信号処理手段)
7:アンプ(リードパワー領域のみ処理可能な信号処理手段)
8:光束分離素子(ホログラム)
9:受光素子
Claims (3)
- 光源からの光束を、対物レンズを介して光情報記録媒体に照射し、該光情報記録媒体からの反射光を、前記対物レンズと光束分離素子を介して受光素子に入射させ、前記光情報記録媒体の情報を再生する光ディスクドライブ装置において、
ライトパワー領域まで検出可能な第1の信号処理手段と、リードパワー領域のみ検出可能な第2の信号処理手段を備え、
前記受光素子からの信号を前記第1の信号処理手段と前記第2の信号処理手段で処理し、前記第1の信号処理手段によってトラックエラー信号とフォーカスエラー信号を検出し、前記第2の信号処理手段によってウォブル信号を検出することを特徴とする光ディスクドライブ装置。 - 光源からの光束を、対物レンズを介して光情報記録媒体に照射し、該光情報記録媒体からの反射光を、前記対物レンズと光束分離素子を介して受光素子に入射させ、前記光情報記録媒体の情報を再生する光ディスクドライブ装置において、
第1の受光素子と、第2の受光素子と、ライトパワー領域まで検出可能な第1の信号処理手段と、リードパワー領域のみ検出可能な第2の信号処理手段と、前記光束分離素子とを備え、
前記光情報記録媒体からの反射光を、前記光束分離素子により2光束に分離し、一方の光束を前記第1の受光素子に入射させ、前記第1の受光素子からの信号を前記第1の信号処理手段で処理してトラックエラー信号とフォーカスエラー信号を検出し、もう一方の光束は前記第2の受光素子に入射させ、前記第2の受光素子からの信号を前記第2の信号処理手段で処理してウォブル信号を検出することを特徴とする光ディスクドライブ装置。 - 請求項2記載の光ディスクドライブ装置において、
前記光束分離素子はホログラムであることを特徴とする光ディスクドライブ装置。
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| JP26393899A JP3961166B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 光ディスクドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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|---|---|---|---|---|
| JP4779833B2 (ja) * | 2006-07-03 | 2011-09-28 | パナソニック株式会社 | 光ディスク装置 |
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- 1999-09-17 JP JP26393899A patent/JP3961166B2/ja not_active Expired - Fee Related
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