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JP3962263B2 - カメラ監視システム - Google Patents
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JP3962263B2 - カメラ監視システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラ監視システムに関し、更に詳しくはカメラの映像信号を符号化して送信する複数のエンコーダ装置と、各エンコーダ装置からの映像データを収集・再生して画面に表示する監視装置とがネットワークを介して接続するカメラ監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来技術を説明する図で、従来のカメラ監視システムのネットワーク構成を示している。図において、VCは監視用のビデオカメラ、ENCはMPEG2方式による映像信号(音声信号を含む)のエンコーダ装置、100はTCP/IP等によるネットワーク(NW)、80は各エンコーダ装置に接続する監視映像の管理サーバ、90は映像の監視卓(モニタ)装置、81はカメラ(監視映像)の管理テーブルである。
【0003】
カメラ監視の概要を述べると、例えばカメラVC1は森林を監視するA地点に設置され、エンコーダ装置ENC1は被写体(森林)の映像信号を符号(パケット)化し、管理サーバ80に送信する。カメラVC2は山岳を監視するB地点に設置され、エンコーダ装置ENC2は同様にして被写体(山岳)の映像パケットを管理サーバ80に送信する。カメラVC3はビルの一角を監視するC地点−aに設置され、エンコーダ装置ENC3は被写体(ビルの一角)の映像パケットを管理サーバ80に送信する。これら、各地点からの監視映像は監視センタのモニタ90に表示されると共に、監視者bは、予め管理テーブル81に登録されたカメラの設置位置情報(A,B,C地点−a等)に基づき被写体映像の特定(識別/把握)を行う。
【0004】
従来、このような管理テーブル81の作成及び更新は監視センタの人手により行っていた。例えば、今、ビルの一角を監視するC地点−bに新たにカメラVC4を設置する場合は、現地の工事担当者aがカメラVC4やエンコーダ装置ENC4の設置後、別途携帯電話MS2等を使用して監視者bに電話をし、被写体のテスト映像と共にカメラの設置位置情報「C地点−b」を電話で報告する。報告を受けた監視者bは、被写体のテスト映像を確認すると共に、管理テーブル81におけるエンコーダ装置ENC4のIPアドレス(AD=004)の対応に予め記録されたカメラの設置位置情報「C地点−b」を確認する。又はこの時点で管理テーブル81にカメラの設置位置情報「C地点−b」を記録する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の如くカメラの設置位置情報(住所,名称等)を記録する方式であると、カメラの設置位置情報と被写体(監視対象)の映像とは必ずしも一致しないため、監視者bには被写体映像から監視対象を特定(連想)するのが困難なものとなっていた。
【0006】
また、上記従来の如くカメラの設置位置情報を監視者b等の手入力で記録する方式であると、監視対象(カメラの設置台数)が少ない場合は良いが、監視対象が増すと、カメラの設置位置情報に付いても最小限の情報(簡単な地名,名称等)を入力するので精一杯となり、監視対象を特定するに十分な識別情報(即ち、被写体の映像は何処の地点のどういった映像なのかを示す情報)を記録するのが極めて困難であった。
【0007】
また、監視対象は、増設のみならず、変更もあるため、こうして、監視者bにとっては、管理テーブル81の作成維持管理に必要な作業が膨大なものとなるばかりか、監視作業(監視映像と監視対象とを直感的に結びつける作業)の効率が著しく低下していた。
【0008】
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的とする所は、被写体(監視対象)映像の特定と認識及びその維持管理が容易なカメラ監視システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は例えば図1の構成により解決される。即ち、本発明(1)のカメラ監視システムは、カメラ11の映像信号を符号化して送信する複数のエンコーダ装置20と、各エンコーダ装置からの映像データを収集・再生して画面に表示する監視装置70とがネットワーク100を介して接続するカメラ監視システムにおいて、エンコーダ装置20aは、被写体の映像データと共に該被写体映像を特定するためにマイク13から入力された音声信号を符号化して監視装置70に送信し、監視装置70は、エンコーダ装置20aから送られた映像データを画面51に表示すると共に、該被写体映像を特定するための音声データを再生してスピーカ53に出力するものである。
【0010】
本発明(1)によれば、被写体(監視対象)映像を特定する情報を音声入力するので、被写体の地名情報のような簡単な情報のみならず、被写体映像そのものを特徴付けるより詳細な特定情報を容易に音声入力できる。また、被写体映像の特定情報はエンコーダ装置の側で音声入力するので、現場の工事担当者等が被写体映像を特定する適切な識別情報(被写体映像は何処の地点のどういった映像なのかを示す情報)を容易に音声入力できる。また監視者は、被写体(監視対象)映像を画面51で見るのと同時に、その特定(説明)情報を音声で聴けるので、被写体映像と監視対象との関連を直感的に把握できる。
【0011】
好ましくは、エンコーダ装置20dは、被写体の映像データと共に該被写体映像を特定するために外部機器15から入力されたテキストデータを監視装置70に送信し、監視装置70は、エンコーダ装置20dから送られた映像データとテキストデータとを関連付けて画面51に表示するものである。
【0012】
この態様では、被写体(監視対象)映像を特定するテキスト情報をエンコーダ装置の側で外部機器により入力するので、現場の工事担当者等が予め適切な情報を作成し、容易に入力できる。また監視者は、被写体(監視対象)映像を画面51で見るのと同時に、その特定(説明)情報をテキスト情報で見れるので、被写体映像と監視対象との関連を容易に把握できる。
【0013】
本発明()では、上記本発明(1)において、エンコーダ装置20aは、被写体映像を特定するための音声情報を記憶する記憶手段を備え、監視装置70からの要求に応じて前記記憶手段の音声情報を監視装置70に送信するものである。
【0014】
本発明()によれば、エンコーダ装置は被写体映像を特定するための音声情報を記憶する記憶手段を備えるため、現場の工事担当者等は独自のペース(作業の進捗状況)で被写体映像の特定(識別)情報を作成・記憶できると共に、監視者はその記憶情報を後の任意の時点に利用できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図2〜図5は実施の形態によるカメラ監視システムのブロック図(1)〜(4)で、異なるタイプの複数のエンコーダ装置20a〜20dと、これらに共通の監視装置70とがネットワーク100を介して接続する場合を示している。
【0016】
図2は一例のエンコーダ装置20aを示す図で、監視装置70に送信するための被写体映像を特定(説明)する音声識別情報であって、MPEGフォーマットに多重する前のものをメモリ24に蓄積する場合を示している。図において、11は被写体(監視対象)を撮影するビデオカメラ(VC)、12は被写体周辺の音響(以下、音声と言う)信号を収音するためのマイク(MIC)、20aはエンコーダ装置、13はエンコーダ装置20aに設けられた音声入力用のマイク(MIC)、14は工事担当者aが操作をするマニュアルスイッチ(SW)、21はカメラ11の映像信号をA/D変換してMPEG2方式によるビデオデータストリームVESに変換(符号化)するビデオエンコーダ(VEC)、22はマイク12/13の音声信号をA/D変換してMPEG2方式による音声データストリームAESに変換する音声エンコーダ(AEC)、23はエンコーダ装置20aの主制御・処理を行うCPU(制御プログラム等を記憶した主メモリを含む)、24はマイク13から入力された音声信号の音声データストリームAESを一時的に記憶するメモリ(MEM)、25,26はセレクタ(SEL)、27はビデオデータストリームVES、音声データストリームAES及び情報データストリームDESをMPEG2フォーマットに従い多重してパケットストリームを生成する多重部、28はパケット通信を行う通信制御部(COM)、29はCPU23の共通バス、そして、100はTCP/IP方式によるネットワーク(NW)である。
【0017】
更に、70は中央の監視装置(本体)、71は監視装置70の主制御・処理を行うCPU(制御プログラム等を記憶した主メモリを含む)、72は2次記憶装置としてのハードディスク装置(HDD)、73はCPU71の共通バス、62はパケット通信を行う通信制御部(COM)、60はエンコーダ装置20aからの受信パケット(ストリーム)をMPEG2方式に従って分離・復号・再生するデコーダ部(DEC)、63は受信ストリームの分離部、64は分離されたビデオデータストリームVESを復号・再生して映像信号に変換するビデオデコーダ(VDC)、65は音声データストリームAESを復号・再生して音声信号に変換する音声デコーダ(ADC)、66はテキストデータを対応する音声信号に変換(合成)する音声合成器(CDC)、67,68はアナログ信号を合成する信号合成器、51は監視映像を表示するモニタ、52は監視者bが操作をするキーボード、53は音声信号を出力するスピーカ(SP)である。
【0018】
挿入図(a)にCPU71が管理・参照する被写体(管理対象)映像の管理テーブル74を示す。図において、「AD」はネットワークアドレス(IPアドレス)を表し、監視装置70に接続する3つのエンコーダ装置(エンコーダ装置20aと同一タイプのもの)がIPアドレス001〜003に各対応していることを示す。また「識別情報」はIPアドレス001〜003の各対応に被写体(監視対象)映像を特定するための音声識別情報A〜Cが格納されている場所を表す。
【0019】
なお、後述するが、この音声識別情報A〜Cは、必要な度にエンコーダ装置IPA001〜IPA003から直接入手する場合と、予め入手した音声識別情報A〜Cを監視装置70のHDD72に格納しておき、必要な度にHDD72から読み出す場合とが考えられる。前者の場合は各エンコーダ装置IPA001〜IPA003が音声識別情報A〜Cの所在場所であり、また後者の場合は「識別情報」の各欄に音声識別情報A〜Cの格納アドレスが記録される。また、図示しないが、各エンコーダ装置の監視映像(映像チャネル)とIPアドレス001〜003とが1対1に対応付けられている。
【0020】
次に図7に従ってMPEG2−TS(トランスポートストリーム)のフォーマットを説明しておく。図において、ES(Elementary Stream)は、エンコードされた映像,音声,情報の各データ列からなり、コンテンツ(番組)の構成要素である。PES(Packetized Elementary Stream)は、ESを可変長ブロックに区切り、これにヘッダを付してパケット化したものである。更に,TSP(Transport Stream Packet)は、PESを固定長ブロックに区切り、ヘッダを付したものである。そして、TS(Transport Stream)は、TSパケット(188バイト固定)を連続させたものであり、複数のプログラムを構成する。係る規格の下で、エンコーダ装置20aでは映像,音声,データの各ESをTSに変換して送信し、監視装置70ではTSを映像,音声,データの各ESに変換してモニタ51,スピーカ53,CPU71に出力する。
【0021】
図2に戻り、次に監視カメラの設置及び該カメラを使用した被写体映像監視の動作を説明する。工事担当者aは、カメラ11の設置作業を終了すると、エンコーダ装置20aに電源投入する。これによりカメラ11の映像信号はビデオエンコーダ21でビデオデータストリームVESに変換され、多重部27で多重される。また、この状態ではスイッチ14がOFFにされており、これによりCPU23はセレクタ25をマイク12の側に接続すると共に、セレクタ26を音声エンコーダ22の側に接続する。これによりマイク12からの監視音声信号は音声エンコーダ22で音声データストリームAESに変換され、多重部27で多重され、こうして監視映像と監視音声のTSが監視装置70に送られる。
【0022】
監視装置70において、受信TSは分離部63で分離され、その内のビデオデータストリームVESはビデオデコーダ64で復号・再生され、モニタ51に表示される。また音声データストリームAESは音声デコーダ65で復号・再生され、スピーカ53に出力される。これにより監視者bは被写体(監視対象)の映像及び音声を監視できる状態となる。
【0023】
一方、現場では引き続き工事担当者aが、被写体映像の識別(説明)情報を入力すべくスイッチ14を押す(ONにする)。すると、その状態がCPU23により検出され、該CPU23はセレクタ25をマイク13の側に接続すると共に、音声エンコーダ22の出力の音声データストリームAESをメモリ24に格納するように制御する。この状態で、工事担当者aが被写体映像の識別情報(被写体の場所,名称,撮影方向,撮影アングル等)を音声入力すると、該音声信号は音声エンコーダ22で符号化されて後、一旦メモリ24に格納される。このとき、監視マイク12からの音声信号は一時的に途切れるが、カメラ11の映像信号は引き続き監視装置70の側に送られている。
【0024】
なお、別途にマイク13を設けないで、被写体映像の説明をカメラ11に附属する監視マイク12から音声入力しても良い。この場合でも、音声入力と同時にスイッチ13を押すことで、CPU23はその区間の音声入力を被写体映像の説明入力としてメモリ24に格納処理できる。但し、カメラ11に附属するような監視マイク12は、カメラ11と共に、一般には、工事担当者aが使用しにくい場所に設置されるのが通常であるため、好ましくは別途エンコーダ装置20aの側にメッセージ入力用のマイク13を設ける。
【0025】
次に工事担当者aは上記音声入力を完了すると、スイッチ14を離す(OFFにする)。CPU23は、この状態を検出したことにより、セレクタ25をマイク12の側に接続すると共に、音声エンコーダ22の出力の音声データストリームAESを多重部27に出力する。これにより再びマイク12からの監視音声信号が監視装置70に送られる。
【0026】
次に被写体(監視対象)映像に対する音声識別情報の蓄積・再生処理をフローで説明する。図6は音声識別情報の蓄積・再生処理のシーケンス図であり、図6(A)は予め被写体映像の音声識別情報をエンコーダ装置20の側に保持しておいて、監視装置70からの要求がある度に音声識別情報を伝送する場合を示している。図において、ステップS11では予め工事担当者aがマイク13より被写体映像の音声識別情報を入力する。ステップS12では入力の音声識別情報を音声データストリームAESに変換してメモリ24に格納する。ステップS13ではCPU23が音声識別情報を蓄積した旨の情報を例えばMPEGフォーマットのプライベートデータ領域(DES)に格納して監視装置70に通知する。なお、この通知は、別チャネルのストリームを利用して、又は別途に形成したパケットを利用して行っても良い。
【0027】
監視装置70において、監視者bは、表示画面上で選択した被写体映像を見ながら、もしこの被写体の識別情報を知りたい場合は、所定のアイコンをクリックする。即ち、選択された被写体映像を特定するための音声信号の出力を付勢する。CPU71は、このアイコンのクリックに伴う要求指示を受けたことにより、ステップS14では管理テーブル74の上記選択中の監視映像に対応するエンコーダ装置20aのIPアドレス(例えばIPA=001)を使用して、音声識別情報の要求パケットを生成し、ネットワーク100に送信する。エンコーダ装置20a(IPA=001)は、この要求パケットを受け付けたことにより、ステップS15ではメモリ24から被写体映像の音声識別情報を読み出し、これをMPEGフォーマットの音声データ領域(AES)に格納して監視装置70に送信する。これを受けた監視装置70では、受信した音声識別情報が分離部63及び音声デコーダ65を介して分離・復号・再生され,スピーカ53に出力される。
【0028】
図6(B)は被写体映像の音声識別情報を予め監視装置70の側に伝送・保持しておいて、監視者bからの要求がある度にスピーカ53に出力する場合を示している。この場合は、図示しないが、CPU23が音声識別情報を蓄積した旨の情報を監視装置70に通知すると、監視装置70からは速やかに音声識別情報の要求パケットが送信され、そのステップS15ではエンコーダ装置20aが被写体映像の音声識別情報をMPEGフォーマットのプライベートデータ領域(DES)に格納して監視装置70に送信する。監視装置70は、ステップS21で受信した音声識別情報をメモリ(HDD72)の当該エンコーダ装置20aのIPアドレスに対応する格納アドレスに蓄積しておく。
【0029】
その後、監視者bは、表示画面の被写体映像を見ながら、もしこの被写体の識別情報を知りたい場合は、所定のアイコンをクリックする。監視装置70では、このアイコンクリックに伴う要求指示を受けたことにより、ステップS22では上記HDD72に蓄積しておいた音声識別情報が音声デコーダ65を介して復号・再生され,スピーカ53に出力される。
【0030】
図3は他の例のエンコーダ装置20bを示す図で、監視装置70に送信するための被写体映像を特定(説明)する音声識別情報であって、MPEGフォーマットに多重した後のものをメモリ24に蓄積する場合を示している。
【0031】
なお、以下に述べる各タイプのエンコーダ装置20b〜20dの説明では、その監視装置70の構成については図2〜図5を通して同一(共通)である。また、上記図6で述べたと同様の処理シーケンスを適用可能である。
【0032】
図3において、今、工事担当者aがスイッチ14をOFF(通常)にしている場合は、CPU23はセレクタ25を監視マイク12の側に接続し、かつセレクタ26を多重部27の側に接続すると共に、この場合の多重部27は、カメラ11のビデオデータストリームVESと監視マイク12の音声データストリームAESとをMPEGフォーマットに多重して監視装置70に伝送する。従って、この場合の監視者bは、監視中の被写体映像とその周辺音声とを同時にモニタできる。
【0033】
次に工事担当者aがスイッチ14をONにすると、CPU23はセレクタ25をマイク13の側に接続し、かつセレクタ26を多重部27の側に接続する。また、この場合の多重部27は、カメラ11のビデオデータストリームVESとマイク13の説明音声データストリームAESとをMPEGフォーマットに多重して監視装置70に伝送すると共に、同一のコンテンツ(監視映像及び説明音声)をメモリ24にも蓄積する。従って、この場合の監視者bは、被写体映像とその説明音声を同時にモニタできる。また、その後は、任意の時点にこの被写体映像とその説明音声とをメモリ24から読み出して監視装置70でモニタ(確認)できる。又はこの被写体映像とその説明音声とを予め監視装置70のメモリ72に転送・蓄積しておき、これを任意の時点に読み出してモニタ(確認)できる。挿入図(a)に管理テーブル74を示す。この場合の「識別情報」の欄には被写体のサンプル映像とその説明音声とからなるストリームデータの格納番地が記録される。
【0034】
この例のエンコーダ装置20bでは、スイッチ14が押された時点の被写体映像(テスト/サンプル映像)と共にその説明音声を多重後にメモリ24に記憶するため、工事担当者aはこの説明音声を入力する際には、被写体のサンプル映像として被写体(監視対象)を特定するのに適した被写体を選択できる利点がある。
【0035】
図4は更に他の例のエンコーダ装置20cを示す図で、監視用の被写体映像及びその周辺音声と、監視対象特定用の被写体テスト映像及びその説明音声とを別ストリーム(別TS)で伝送する場合を示している。被写体映像及びその説明音声をメモリ24に記憶するまでは上記図3で述べたものと同様でよい。この例では、メモリ24に格納された被写体のサンプル映像及びその説明音声は、監視用映像とは別ストリームで送られるため、監視者bは任意の時点で被写体のサンプル映像及びその説明音声をモニタできる。
【0036】
図5は更に他の例のエンコーダ装置20dを示す図で、被写体映像及びその周辺音声と共に、被写体映像を特定(説明)するためのテキストデータ(DES)を伝送する場合を示している。図において、30はRS−232C等による周辺インタフェース(PIF)であり、CPU23はPIF30を介して外部のノート型PC15(又は専用端末装置)と接続する。
【0037】
この場合の工事担当者aは、被写体映像の説明データをノート型PC15から入力する。この説明データは一旦CPU23に蓄積され、その旨が監視装置70に通知される。その後、監視装置70からの要求があると、この説明データはMPEGフォーマットのプライベートデータ領域(DES)に多重されて監視装置70に転送される。監視装置70では、通常の監視映像(監視音声を含む)をモニタすると共に,伝送された説明用のテキストデータをCDC66で対応する文字パターンデータに変換し、これを信号合成器67で被写体の映像信号に合成する。この場合の監視者bは、監視映像に合成された説明文字を読むことで、被写体映像を容易に認識(特定)できる。
【0038】
又は、受信したテキストデータを音声合成器66で音声信号に変換し、これを信号合成器68で被写体の監視音声信号に合成する。この場合の監視者bは、監視音声に合成された説明音声を聞くことで、被写体映像を容易に認識(特定)できる。なお、上記エンコーダ装置20dから受信した被写体映像の説明データを予めHDD72に記憶しておき、そのアクセスアドレスを管理テーブル74で管理しても良い。挿入図(a)に管理テーブル74を示す。この場合の「識別情報」の欄には被写体の説明データの格納番地が記録される。
【0039】
なお、上記実施の形態では異なるタイプのエンコーダ装置20a〜20dに接続する共通の監視装置70を示したが、これに限らない。いずれかのタイプのエンコーダ装置に専用の監視装置を使用してカメラ監視システムを構成しても良い。
【0040】
また、上記本発明に好適なる実施の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構成、制御、処理及びこれらの組み合わせの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
【0041】
(付記1) カメラの映像信号を符号化して送信する複数のエンコーダ装置と、各エンコーダ装置からの映像データを収集・再生して画面に表示する監視装置とがネットワークを介して接続するカメラ監視システムにおいて、エンコーダ装置は、被写体の映像データと共に該被写体映像を特定するためにマイクから入力された音声信号を符号化して監視装置に送信し、監視装置は、エンコーダ装置から送られた映像データを画面に表示すると共に、該被写体映像を特定するための音声データを再生してスピーカに出力することを特徴とするカメラ監視システム。
【0042】
(付記2) カメラの映像信号を符号化して送信する複数のエンコーダ装置と、各エンコーダ装置からの映像データを収集・再生して画面に表示する監視装置とがネットワークを介して接続するカメラ監視システムにおいて、エンコーダ装置は、被写体の映像データと共に該被写体映像を特定するために外部機器から入力されたテキストデータを監視装置に送信し、監視装置は、エンコーダ装置から送られた映像データとテキストデータとを関連付けて画面に表示することを特徴とするカメラ監視システム。
【0043】
(付記3) エンコーダ装置は、被写体映像を特定するための音声情報を記憶する記憶手段を備え、監視装置からの要求に応じて前記記憶手段の音声情報を監視装置に送信することを特徴とする付記1に記載のカメラ監視システム。
【0044】
(付記4) カメラの映像信号を符号化して送信する複数のエンコーダ装置と、各エンコーダ装置からの映像データを収集・再生して画面に表示する監視装置とがネットワークを介して接続するカメラ監視システムの前記エンコーダ装置において、マニュアル操作可能なスイッチと、該スイッチが付勢された区間のマイクからの音声信号を符号化してメモリに記憶させる制御手段とを備え、制御手段は、監視装置からの要求に従って前記メモリに記憶された音声情報を監視装置に送信することを特徴とするエンコーダ装置。
【0045】
(付記5) カメラの映像信号を符号化して送信する複数のエンコーダ装置と、各エンコーダ装置からの映像データを収集・再生して画面に表示する監視装置とがネットワークを介して接続するカメラ監視システムの前記監視装置において、各エンコーダ装置からの被写体映像を選択する手段と、選択された被写体映像を特定するための音声信号の出力を付勢/消勢する手段と、音声信号の出力が付勢されているときに選択された被写体映像につき、該被写体映像を特定する音声データであって、対応するエンコーダ装置で作成されたもの、を再生してスピーカに出力する制御手段とを備えることを特徴とする監視装置。
【0046】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、被写体(監視対象)映像の説明を現地(エンコーダ装置)で入力する簡単な構成により、被写体(監視対象)映像の特定と認識及びその維持管理が極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】 実施の形態によるカメラ監視システムのブロック図(1)である。
【図3】 実施の形態によるカメラ監視システムのブロック図(2)である。
【図4】 実施の形態によるカメラ監視システムのブロック図(3)である。
【図5】 実施の形態によるカメラ監視システムのブロック図(4)である。
【図6】 実施の形態による音声識別情報の蓄積・再生処理のシーケンス図である。
【図7】 MPEG2−TSを説明する図である。
【図8】 従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
11 ビデオカメラ(VC)
12,13 マイク(MIC)
14 マニュアルスイッチ(SW)
15 ノート型PC
20 エンコーダ装置
21 ビデオエンコーダ(VEC)
22 音声エンコーダ(AEC)
23 CPU
24 メモリ(MEM)
25,26 セレクタ(SEL)
27 多重部
28 通信制御部(COM)
29 共通バス
30 周辺インタフェース(PIF)
51 表示モニタ
52 キーボード
53 スピーカ(SP)
60 デコーダ部(DEC)
62 通信制御部(COM)
63 分離部
64 ビデオデコーダ(VDC)
65 音声デコーダ(ADC)
66 音声合成器(CDC)
67,68 信号合成器
70 監視装置(本体)
71 CPU
72 ハードディスク装置(HDD)
73 共通バス
100 ネットワーク(NW)

Claims (2)

  1. カメラの映像信号を符号化して送信する複数のエンコーダ装置と、該複数のエンコーダ装置からの映像データを収集・再生して画面に表示する監視装置とがネットワークを介して接続するカメラ監視システムにおいて、
    前記エンコーダ装置は、被写体の映像データと共に該被写体映像を特定するためにマイクから入力された音声信号を符号化して前記監視装置に送信し、
    前記監視装置は、前記エンコーダ装置から送られた映像データを画面に表示すると共に、該被写体映像を特定するための音声データを再生してスピーカに出力することを特徴とするカメラ監視システム。
  2. 前記エンコーダ装置は、被写体映像を特定するための音声情報を記憶する記憶手段を備え、前記監視装置からの要求に応じて前記記憶手段の音声情報を監視装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のカメラ監視システム。
JP2002012827A 2002-01-22 2002-01-22 カメラ監視システム Expired - Fee Related JP3962263B2 (ja)

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