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JP3963261B2 - 動画像の自動追尾撮影方法および自動追尾撮影装置 - Google Patents
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動画像の自動追尾撮影方法および自動追尾撮影装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セキュリティ・システムを構成する監視用カメラを利用して、動く物体を自動的に視野内に捉え続けて撮影する自動追尾撮影方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
監視用カメラによって監視対象物を撮影して、監視領域への侵入者を監視する方法としては、次のような方法が利用されていた。
▲1▼監視する領域全体を広角カメラで撮影する方法。
▲2▼監視する領域全体を通常画角のカメラ複数台を使用して、監視領域を分割して分担撮影する方法。
▲3▼パン・チルト雲台つきのカメラを予めプログラムした向きに、順番に向けさせて撮影する方法。
▲4▼パン・チルト雲台つきのカメラを人手で操作して撮影する方法。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術による撮影方法では、解決すべき多くの課題があった。
▲1▼広角カメラで撮影すると、カメラの台数は少なくて済むが、撮影した映像の鮮明さが損われる。
例えば、侵入者が小さく写るので特定しにくい。
▲2▼監視領域を分割して分担撮影する方法では、多数のカメラを必要とする。
▲3▼プログラムを内蔵したパン・チルト雲台つきのカメラで撮影する方法では、侵入者を効果的に撮影し難い。
即ち、侵入者の顔など、重要な映像を撮り逃すおそれがある。
▲4▼パン・チルト雲台つきカメラを人手で操作するのでは、常に所要の人員を配置しておく必要が生ずる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述した従来技術による欠点を解消しようとするものであって、
視野の方向を変更可能な撮影手段1で捉えるべきターゲットを、より広画角の撮影手段2の画像上で指定する動画像撮影手段と、
動画像上に映っている動く物体の位置と形状を、該物体が動き続ける条件下で推定し続ける追尾アルゴリズムと、
ターゲット以外の動く物体が多数存在するか、もしくはターゲットを遮る障害物が存在する領域でのターゲット誤推定を自動修正する手段と、
によって構成し、動く物体を自動的に撮影手段1の視野内に捉え続けて追尾撮影する方法である。
【0005】
さらに、動く物体の中央より、むしろ上端側を撮影手段1の視野内に捉え続ける撮影方法と、前記撮影手段1の映像を傾かせずに、動く物体を視野内に捉え続ける撮影方法と、
前記撮影手段1の視野の変更に制約を設けて機械系の摩耗を低減させ、かつ安定した撮影を実現しつつ、動く物体を視野内に捉え続ける撮影方法と、
前記撮影手段1でズーム撮影するときも、機械系の摩耗を低減し、かつ安定した撮影を実現することと、動く物体を視野内に捉え続けることを同時に満足する撮影方法
とによって自動追尾撮影方法を構成した。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る動画像の自動追尾撮影装置の構成を示すブロック図である。
【0007】
パンチルトカメラ1は、パン機能とチルト機能を備えたカメラであって、侵入者(ターゲット)を鮮明に撮影することができる。
パン回転面が水平になるように設置し、パン回転中心とチルト回転中心が一致するように設置するのがよい。
【0008】
広角カメラ2は、通常の遠近投影法に従うレンズか、魚眼投影法に従う魚眼レンズを備えた動画像撮影手段として使用されるカメラであって、監視対象領域の広い範囲である視野角にして90°等、少なくともパンチルトカメラ1単体の視野よりは広い視野内に収めることができる。
なお、パンチルトカメラ1と広角カメラ2とは近接して設置しておき、視野中心線であるレンズの光軸は斜め下45°程度に向けておく。
【0009】
A/D変換部3は、広角カメラ2で撮影した動画像(アナログ映像信号)をディジタル動画像データに変換する回路である。
【0010】
動き検出部4は、A/D変換部3が出力したディジタル画像データを受け取り、動きを検出した区画の集合S1を出力するものであって、その内部構成は図2に示す通りである。
フレームバッファ11はディジタル動画像データに1フレーム時間の遅延を与えるFIFOメモリであって、1フレーム分のディジタル動画像データを一時的に記憶する。
減算器12は、入力されたディジタル動画像データのY成分から、フレームバッファ11に記憶されている1フレーム時間前の動画像データのY成分を画素ごとに引き算し、その結果(濃度差分)を出力する回路である。
2値化回路A13は、濃度差分の絶対値が閾値Tより大きい画素を1、それ以外の画素を0として出力する回路である。
集計回路14は、2値化回路A13により値1となった画素の個数を区画ごとに集計する回路である。
2値化回路B15は、集計回路14による集計値が閾値Tより大きい区画を1、そうでない区画を0に変換し出力する。
【0011】
次に、動き検出部4の処理手順を説明する。
▲1▼現在の1フレームと直前(過去)の1フレームのY成分の差分を画素ごとに、フレームバッファ11と減算器12を使用して取る。
▲2▼2値化回路A13が、上記差分が定数Tより大きい画素を1、それ以外の画素を0に変換する。
▲3▼集計回路14が値1となった画素の個数を区画ごとに集計する。例えば、区画は長方形とし、横320ピクセル、縦240ラインの画像を横32列、縦15行に区切る。
▲4▼2値化回路B15が上記集計値が定数Tより大きい区画を1、そうでない区画を0に変換して集合S1を出力する。
即ち、本実施例では、「区画の集合」を表現するデータ形式として、1フレーム分の画像を構成する区画の中で、該集合に含まれる区画を1、そうでない区画を0に置き換えたデータ形式を採用しており、図3に示す通りである。
【0012】
ターゲット追尾部5は、動き検出部4が出力した区画の集合S1を受け取り、画像上でのターゲット現在位置を推定し、その二次元座標を出力する。
但し、ターゲットが存在しない(広角カメラ2の視野内に動いている物体がない)場合もあるため、ターゲットの検知/未検知も別途ターゲット検出信号10として出力し、後段に与える。
また、パンチルトカメラ1の拡大率制御のため、ターゲットの画像上での大きさも出力する。
【0013】
ターゲット追尾部5の内部構成は図4に示す通りである。
CPU21は、ターゲット追尾部5を構成する各ブロックの各種処理を実施する中央制御装置であり、記憶手段1・22は、ターゲットの現在位置・形状・大きさを、区画の集合として保持するメモリである。
連結領域列挙手段23は、集合S1に含まれる連結領域のうち、与えられた集合S2と共通部分をもつものの集合Wを求める演算手段である。
また、連結領域選択手段24は、連結領域列挙手段23が出力した集合Wから、下記関数d(H)の値が最小となる集合Hを選択して出力する手段である。
d(H)=(集合Hと集合Sの共通部分に含まれる区画数)
÷(集合Hに含まれる区画数)
記憶手段2・25は、ターゲット以外の動きがある領域またはターゲットとカメラの間を遮る障害物を被う区画の集合Mを記憶するメモリであり、内容は装置起動時に書き込み、追尾実行中は基本的に書き換えない。
包含判定手段26は、ターゲットの位置と形状の推定結果HがMに含まれるか判定するブロックであり、連結領域出力手段1・27は、HがMに含まれるとき、Hと共通部分をもつMの連結領域M(H)を出力するブロックである。
また、動き検出手段2・28は、HがMに含まれるとき、M(H)周縁上で動きを検知したとき、その位置(区画)Bを出力する手段であり、連結領域出力手段2・29は動き検出手段2・28が出力した区画Bを含む連結領域をS1から求め、出力する手段である。
修正手段30は、包含判定手段26の結果を受け、記憶手段1・22に記憶する内容を選択する(Hとして出力)。
外接長方形算出手段31は、画像上でターゲットに外接する長方形の位置と大きさを求める。
演算手段2・32は、集合Hに含まれる区画の座標の相加平均Gを求め、ターゲットの代表位置として出力する。
【0014】
ターゲット追尾部5は、「ターゲット未検知」、「ターゲット追尾中」、「待機中」の3つの状態をもっている。
「ターゲット未検知」状態は、広角カメラ2の視野内にターゲットが現われるのを待っている状態を示し、「ターゲット追尾中」状態は、広角カメラ2の視野内をターゲットが動いており、それを追尾している状態を示し、「待機中」状態は、広角カメラ2の視野内でターゲットが停止した状態を示している。
【0015】
次に、ターゲット追尾部5における「ターゲット未検知」状態の処理は次の通りである。
▲1▼画面上に予め設定した領域(センスエリア)で動きを検知するのを待つ。
即ち、動き検出部4が出力した集合S1に、図5に示すセンスエリアを構成する区画の集合との間に共通部分が発生するのを待つ。
▲2▼センスエリアで動きを検知したときは、
a.その動いた部分を含む連結領域を集合S1から切り出し、記憶手段1・22に初期値として与える。
b.「ターゲット追尾中」状態に遷移する。
【0016】
「ターゲット追尾中」状態の処理は次の通りである。
(1) 図4に示すように、記憶手段1・22の内容(区画の集合S2)を更新する。
(2) 下記条件が成立したら、「待機中」状態に遷移する。
a.更新S2⊂更新S2
【0017】
「待機中」状態の処理は次の通りである。
(1) 画面内の予め設定した領域(センスエリア)で動きを検知したかを判定する。
即ち、動き検出部4が出力した集合S1に、センスエリアを構成する区画が含まれるか判定する。
動きを検知したときは、「ターゲット未検知」における(2)a,bと同じ処理を行う。
(2) 上記条件が成立、かつ下記条件のいずれかが成立したときは、「ターゲット追尾中」状態に遷移する。
a.H⊂集合S2でない(HがS2からはみ出している)
(3) 上記条件が成立しないままT秒経過したときは、「ターゲット未検知」状態に遷移する。
【0018】
ターゲット検出信号10は、「ターゲット未検知」状態で0、それ以外の状態において1を出力する。
なお、「待機中」状態を設ける理由は次の通りである。
(1) ターゲットが移動を停止すると、動き検出部4が殆ど動きを検出しないため、集合S1に含まれる区画がターゲットが動いている最中に比べて少なくなる。
(2) その状態で記憶手段1・22に記憶されているS2の更新を続けると、S2が空集合になってしまい、以降の追尾に差し支える。
(3) 従って、ターゲットが停止してから再び動き出すまでの間は、記憶手段1・22の更新を停止する必要がある。
【0019】
カメラ制御部6は、ターゲット追尾部5が出力したターゲットの座標G、ターゲット検出信号10および外接長方形の位置と大きさを受け取り、ターゲットを視野内に捉えるようにパンチルトカメラ1を旋回させ、かつ拡大率を設定するものであって、次のステップから成る。
▲1▼座標Gより、広角カメラ2から見てターゲットがどの方向に存在するのかを推定する。(ターゲット見込み方向推定)
▲2▼推定された方向より、パンチルトカメラ1に与えるパンおよびチルトの角度を算出する。(カメラの旋回角度算出)
▲3▼算出したパンおよびチルトの角度をパンチルトカメラ1に与え、旋回させる。
(旋回指令)
▲4▼外接長方形の横サイズが、パンチルトカメラ1で撮影される画像の横サイズの70%と一致するように、パンチルトカメラ1にズーム指令を与え拡大させる。(ズーム指令)
但し、ターゲット検出信号10が0(ターゲット未検知)のときは、上記処理は行わず、待機する。
【0020】
カメラ制御部6には、広角カメラ2で撮影した画像上でのターゲット位置Gが入力されており、これをもとに、広角カメラ2の焦点からターゲットに向かうベクトル成分を求める。
ターゲット見込み方向推定には、広角カメラ2で使用するレンズとして、通常の広角レンズ(遠近投影法に従う)と、魚眼レンズ(魚眼投影法に従う)の2種類があり、以下に記載の原理に従って、カメラ焦点からターゲットに向かうベクトル成分を求める。
広角カメラ2のレンズが通常(遠近投影法に従う)である場合におけるターゲット見込み方向の推定を、図6によって説明する。
図6において広角カメラ2の焦点Oから、三次元空間中でのターゲット位置Pに向かうベクトルが、求めるべきターゲット見込み方向を与える。
ここで、X軸は水平方向、Z軸は視野中心線(レンズ光軸)に一致するようにとっている。
ベクトル成分の導出を簡単にするために、OPに平行なベクトルOGを求める。ここで、Gは直線OPと投影面の交点である。
図6において、OGのX軸成分をx、Y軸成分をy,Z軸成分をzとすると、次式の通りである。
x=μ
y=ν
z=d=H/tan(H)……(1)
ここで、
μ:座標GのX成分
ν:座標GのY成分
:レンズの遠近投影法投影面の全幅の1/2
:レンズの水平視野角の1/2
d:レンズ焦点から投影面までの距離
x:ベクトルOGのX成分
y:ベクトルOGのY成分
z:ベクトルOGのZ成分
【0021】
広角カメラ2のレンズが魚眼レンズ(魚眼投影法に従う)である場合におけるターゲット見込み方向の推定方法を、図7によって説明する。
図7において、広角カメラ2の焦点Oから三次元空間中でのターゲット位置Pに向かうベクトルが、求めるべきターゲット見込み方向を与える。
ここで、X軸は水平方向、Z軸は視野中心線(レンズ光軸)に一致するようにとっている。
ベクトル成分の導出を簡単にするために、OPに平行なベクトルOG´を求める。G´は平面Z=γ上の点であり、γは魚眼投影面半径を示す。
図7より、 D=γs
=γH
従って、
=γtans=R/H・tan〔(H/R)・D〕…(2)
ここで、
:平面z=γ と Z軸(レンズ光軸)との交点
γ :魚眼投影法投影半径
:GからG´までの距離
:GからGまでの円弧長
:レンズ視野角÷2(一般的な魚眼レンズでは90°)
S :ターゲット見込み方向とZ軸のなす角
:画像上での視野角H円の半径
よって、OG´のX成分x、Y成分y、Z成分zは次式で与えられる。
【数1】
Figure 0003963261
【0022】
上述したターゲット見込み方向推定処理において、ターゲット見込み方向ベクトル成分(x,y,z)が得られたので、このベクトルとパンチルトカメラ1の視野中心線(レンズ光軸)が平行になるようなパンおよびチルト角度を図8と図9に従い算出する。
パン角度は、ベクトル(x,y,z)をパン回転面(三次元平面)に射影したベクトルVを求め、パン回転面上にX´軸とZ´軸からなる正規直交座標系をとり、VのX´成分x´と、Z´成分z´を求めると、パン角度Pは次式によって求められる。
=tan−1(x´/z´)
【0023】
次に、チルト角度は、パン回転面の法線方向にY´軸をとり、ベクトル(x,y,z)をベクトルVとY´軸が張る三次元平面に投射したベクトルVを求め、ベクトルVのY´成分y´とV成分v´を求めると、次式によってチルト角度Pが得られる。
=tan−1(y´/v´)
実施例では、広角カメラ2のレンズ光軸(Z軸)が45°斜め下を向いているのに対し、パンチルトカメラ1のパン回転面が水平である。
広角カメラ2のレンズ光軸とパンチルトカメラ1のパン回転面とのなす角をθとすると、X−Y−Z座標系とX´−Y´−Z´座標系は図10に示すようになる。
【0024】
前記原理により求めたパン角度P、チルト角度Pを与えると、パンチルトカメラ1は三次元空間中でのターゲット位置Pから広角カメラ2の焦点Oに入射光が入射してきた側を向き、かつ該パンチルトカメラ1の視野中心線と直線OP(入射光の入射方向)は平行となるように向く。さらに、パンチルトカメラ1と広角カメラ2が近接して設置されているため、該視野中心線と直線OPは互いに近接している。すなわちパンチルトカメラ1の視野中心線は三次元空間中でのターゲット位置Pに近接しており、よってPはパンチルトカメラ1の撮影像の中心付近に撮影されることになる。
【0025】
上記原理から分かるように、パンチルトカメラ1と広角カメラ2を近接して設置すればするほど、三次元空間中でのターゲット位置Pが正確にパンチルトカメラ1の視野中心に撮影される。
したがって、パンチルトカメラ1の映像上でPをどれだけ正確に視野中心に捉えたいかによってパンチルトカメラ1と広角カメラ2の距離(どれだけ近接させねばならないか)を決めればよい。
【0026】
実施例では、パンチルトカメラ1としてパン回転中心とチルト回転中心が一致するものを使用しており、パンチルトカメラ1と広角カメラ2の距離の決め方は容易になっている。すなわち、三次元空間中でのターゲット位置Pに対しそれを狙うパンチルトカメラ1の視野中心線が距離d以上それてはならないなら、二点OO間の距離がd未満になるようパンチルトカメラ1と広角カメラ2を設置せねばならない。
ここで、 O :広角カメラ2の焦点
:パンチルトカメラ1のパンおよびチルトの回転中心
【0027】
なお、旋回指令とズーム指令は次の通りである。
▲1▼外接長方形の横サイズがパンチルトカメラ1で撮影される画像の横サイズの70%と一致するようなパンチルトカメラ1の拡大率を算出する。
▲2▼撮影手段1において、z倍ズームで撮影するときの閾値Tを算出し、動き検出部4から入力されたGが、前回入力時のGと比べ、距離T以上離れていたときは、パンチルトカメラ1にパン(絶対角度P)、チルト(絶対角度P)、ズーム(拡大率z)を指令する。
▲3▼現在のGを記憶し、次のGの入力を待つ。
【0028】
ターゲット以外の動く物体が多数存在するか、もしくはターゲットを遮る障害物が存在する領域でのターゲットの位置および形状の誤推定を自動修正する自動修正手段としては、下記の要素を追加している。
(1) 入力画像を構成する区画のうち、ターゲット以外の動く物体が多数存在するか、もしくはターゲットを遮る障害物が存在する領域をう区画の集合Mを記憶する記憶手段2・25
(2) 追尾中のターゲットが入力画像上に占めると想定される領域を表す区画の集合Hが、Mに含まれるか否かを判定する包含判定手段26。
(3) HがMに含まれるとき、Hと共通部分をもつMの連結領域M(H)を出力する連結領域出力手段1・27。
(4) HがMに含まれるとき、連結領域M(H)の周縁上の動きを監視し、動きを検出したときその位置区画Bを出力する動き検出手段2・28。
(5) 動き検出手段2・28が動きを検知してBを出力したとき、入力画像を構成する区画からBを含む連結領域S1C(B)を出力する連結領域出力手段2・29。
(6) 動き検出手段2が動きを検知したとき、集合Hの内容を連結領域S 1C (B)の内容で置き換える修正手段30。
【0029】
上記構成要素により、広角カメラ2の画像上でターゲットが映っていると推定される領域Hが領域M内にある(包含されている)間、Hをターゲットとして更新するのと並行して連結領域M(H)(Hを包含するMの連結領域)の周縁での動きを監視し、該周縁上の区画Bで動きを検知したらHの更新をやめ、Bをターゲットの一部であるとみなして追尾しなおすことにより、領域Mの中で永久にターゲット以外のものをターゲットとして誤推定しつづけることを抑止する。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による動画像の自動追尾撮影方法および自動追尾撮影装置は、視野の方向を変更可能な撮影手段1で捉えるべきターゲットをより広角度の撮影手段2の画像上で指定する動画像撮影手段と、同じく撮影手段2の画像上で動く物体の位置と形状を推定し続ける追尾アルゴリズムと、さらに、ターゲット以外の動く物体が多数存在するか、もしくはターゲットを遮る障害物が存在する領域でのターゲット誤推定を自動修正する手段とによって構成しているので、2つのカメラのみによって動く物体を視野内に捉え続けて自動的に追尾撮影することができる極めて高精度のセキュリティ・システムを構築することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動追尾撮影装置の構成を示すブロック図。
【図2】動き検出部の構成を示すブロック図。
【図3】区画の集合S1の例。
【図4】ターゲット追尾部の構成を示すブロック図。
【図5】センスエリアとマスクエリアの例。
【図6】広角カメラのレンズが通常の場合の説明図。
【図7】広角カメラのレンズが魚眼レンズの場合の説明図。
【図8】パン角度算出方法の説明図。
【図9】チルト角度算出方法の説明図。
【図10】X−Y−Z座標系とX´−Y´−Z´座標系の関係を示す説明図。
【符号の説明】
1 パンチルトカメラ
2 広角カメラ
3 A/D変換部
4 動き検出部
5 ターゲット追尾部
6 カメラ制御部
7 映像記録装置
11 フレームバッファ
12 減算器
13 2値化回路A
14 集計回路
15 2値化回路B
20 動き検出手段1
21 CPU
22 記憶手段1
23 連結領域列挙手段
24 連結領域選択手段
25 マスク領域メモリ
26 包含判定手段
27 連結領域出力手段1
28 動き検出手段2
29 連結領域出力手段2
30 セレクタ
31 外接長方形算出
32 演算手段2

Claims (2)

  1. 入力画像の動きを画像を構成する区画ごとに求め、動きを検知した区画の集合S1を出力する動き検出手段1と、
    前記集合S1に含まれる連結領域のうち、与えられた集合S2と共通部分を持つ連結領域の集合Wを求める連結領域列挙手段と、
    前記連結領域列挙手段が出力した集合Wから、下記関数d(H)の値が最小となる連結領域Hを選択して出力する連結領域選択手段と、
    d(H)=(集合Hと集合S2の共通部分に含まれる区画数)
    ÷(集合Hに含まれる区画数)
    前記連結領域選択手段が出力した連結領域Hを一時的に記憶し、該記憶内容を連結領域列挙手段の要求に応じて集合S2として出力する記憶手段1と、
    連結領域選択手段が出力した連結領域Hに含まれる区画の座標の相加平均Gを求め、ターゲットの代表位置として出力する演算手段2と、
    によって構成し、動画像に映っている動く物体の位置と形状を推定する追尾手段を設けたことを特徴とする動画像の自動追尾撮影方法。
  2. 入力画像を構成する区画のうち、ターゲット以外の動く物体が多数存在するか、もしくはターゲットを遮る障害物が存在する領域を被う区画の集合Mを記憶する記憶手段2と、
    追尾中のターゲットが入力画像上に占めると推定される領域を表す区画の集合Hが前記集合Mに含まれるか否かを判定する包含判定手段と、
    集合Hが集合Mに含まれるとき、集合Hと共通部分を持つ集合Mの連結領域M(H)を出力する連結領域出力手段1と、
    集合Hが集合Mに含まれるとき、連結領域M(H)の周縁上の動きを監視し、動きを検出したときその区画Bを出力する動き検出手段2と、
    動き検出手段2が動きを検知したとき、入力画像を構成する区画からBを含む連結領域S1C(B)を出力する連結領域出力手段2と、
    動き検出手段2が動きを検知したとき、集合Hの内容を連結領域S1C(B)の内容で置き換える修正手段と、
    によって構成し、ターゲット以外の動く物体が多数存在する領域でのターゲットの位置および形状の誤推定を自動修正する自動修正手段を設けたことを特徴とする動画像の自動追尾撮影方法。
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