JP3963760B2 - エネルギー線弁別器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エネルギー線弁別器に係り、特に、α線を検出する一方で、α線よりもエネルギーの大きい、たとえばβ線やγ線を透過させるエネルギー線弁別器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、放射線を弁別して検出する放射線検出装置として、たとえば特開平5−3337号公報に開示されたものがある。この放射線検出装置は、一枚の半導体の表裏に、それぞれpn接合を設けてなり、第1のpn接合および第2のpn接合によって、それぞれ第1の空乏層および第2の空乏層が形成されるものである。このうちの第1の空乏層にエネルギーの異なるエネルギー線、たとえばα線とβ線を投射し、α線は第1の空乏層に検出され、β線は第1の空乏層を透過する。第1のpn接合を透過したβ線は、第2の空乏層に到達し、第2の空乏層によって検出されるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の放射線検出器において、α線を確実に検出する一方で、β線を透過させる空乏層は、所定の厚さとなるように精度よく形成する必要がある。また、エネルギー線、たとえばβ線を透過させるためには、基板を所定の厚さまで薄膜化する必要がある。
【0004】
ところが、上記公報に開示されている従来の放射線検出器では、高比抵抗半導体として通常のものを用いているので、その膜厚を精度よく調整するのは困難なものであった。また、単に薄膜化するのみでは、半導体基板の強度を確保するのが困難となる問題がある。
【0005】
さらに、上記公報に開示された放射線検出器では、一枚の半導体の表裏に第1のpn接合および第2のpn接合を形成している。このため、一枚の半導体にそれぞれ第1の空乏層および第2の空乏層を形成するものであるため、薄膜化を図るのは困難なものであった。
【0006】
他方、いわゆる半導体基板を所望の膜厚に精度よく薄膜化する技術として、特開平7−240534号公報に開示されたものがある。ところが、上記公報に開示された技術は、エネルギー線弁別器に用いられるものではなかった。
【0007】
そこで、本発明の課題は、α線を検出する放射線検出器において、α線を検出し、α線よりもエネルギーが大きい放射線を透過できるように、半導体基板を精度よく薄膜化し、また薄膜化しても高い強度を有することができるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決した本発明に係るエネルギー線弁別器は、エッチング加工によって貫通部が形成された第1層と、第1層における表面側に積層される第2層とを備え、第1層における貫通部が形成された部位が薄肉部とされ、第1層と第2層が積層されている部位が厚肉部とされており、第2層における薄肉部の表面側にP型半導体層が形成され、第2層における第1層に形成された貫通部から露出する部位および第1層の裏面側にわたってN型半導体層が形成された半導体基板を有し、半導体基板における薄肉部に、α線を検出する一方、β線またはγ線を透過させるα線検出部が形成されており、第1層における貫通部を形成するエッチング加工を行う際のストッパとなるストッパ面が形成されているものである。
【0009】
本発明に係るエネルギー弁別器の半導体基板は、第1層と第2層とが積層されてなり、そのうちの薄肉部にα線検出部が形成されている。この薄肉部は、半導体基板をエッチング加工することによって形成されるが、本発明に係るエネルギー線弁別器では、第1層と第2層の間にエッチング加工を行う際のストッパ面が形成されている。エッチング加工がこのストッパ面に到達すると、このストッパ面でエッチング加工の進行がストップする。このため、ストッパ面を所定の位置に形成することで薄肉部の厚さを精度よく制御することができる。したがって、たとえばエッチング時間を制御することによって薄肉部の厚さを制御する場合よりも、薄肉部の厚さを精度よく制御することができる。
【0010】
また、ストッパ面を形成することにより、エッチングによる膜厚のムラを少なくすることができる。膜厚のムラが少なくなることにより、さらにα線検出部におけるα線の検出精度を高めることができる。しかも、α線検出部が形成される薄肉部のほかに、第1層と第2層を積層した部位からなる厚肉部を有しているので、半導体基板全体としての強度を高めることができる。
【0011】
ここで、半導体基板が、面方位の異なる2枚のウェハが積層されて貼着された直接接合ウェハを用いて構成され、ストッパ面は、第2層を形成するウェハのうちの第1層に面する面であるのが好適である。
【0012】
第2層を形成するウェハのうちの第1層に面する面をストッパとすることにより、第2層を形成するウェハがそのまま薄肉部の厚さとなるので、確実かつ容易に薄肉部の膜厚を制御することができる。
【0013】
また、第1層が、面方位(100)のシリコンウェハを用いて構成され、第2層が、面方位(111)のシリコンウェハを用いて構成されているのがさらに好適である。
【0014】
第1層として面方位(100)のシリコンウェハを用いることにより、エッチング加工を容易に行うことができる。また、第2層として面方位(111)のシリコンウェハを用いることにより、薄肉部自体にも、面方位(100)のシリコンより高い強度を付与することができる。
【0015】
あるいは、半導体基板が、第1層と第2層の間に、SiO2膜が形成されているSOIウェハを用いて形成され、SOIウェハにおけるSiO2膜の一面が、ストッパ面である態様とすることもできる。
【0016】
このように、半導体基板としてはSOIウェハを用いることもできる。この場合には、SOIウェハにおける第1層と第2層の間に積層されたSiO2膜をストッパ面として利用することができる。
【0017】
また、第1層と第2層とが積層された半導体基板の厚肉部の第2層上には、ボンディングワイヤと接続される電極が配置されているのが好ましい。このように、ボンディングワイヤと接続される電極を厚肉部に配置することにより、ワイヤボンディング時の衝撃によって検出部に与えられるダメージを軽減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、同一要素には同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略する。
【0019】
図1は、本発明の第1の実施形態に係るエネルギー線弁別器を示す側断面図である。
【0020】
図1に示すように、本実施形態に係るエネルギー線弁別器1は、半導体基板10を有している。半導体基板10は、たとえば面方位(100)のシリコンウェハを用いて構成された第1層11と、面方位(111)のシリコンウェハを用いて構成された活性層としての第2層12を備えており、これら第1層11および第2層が積層されて貼着された直接接合ウェハを用いて形成されている。第1層11の一部には貫通部11Aが形成されている。この貫通部11Aが形成されている位置が半導体基板10における薄肉部13となっており、薄肉部13は、第2層12のみによって形成されている。また、薄肉部13の周囲に厚肉部14が形成されており、この厚肉部14は、第1層11および第2層12が積層されて形成されている。薄肉部13の厚さは、たとえば100μmとされており、厚肉部14の厚さは、たとえば300μmとされている。また、第2層12における第1層11に面する面、すなわち第1層側11の面が本発明のストッパ面となる。このストッパ面のうち、第1層11に形成された貫通部11Aに対応する位置がエッチング加工の際のストッパとしての機能を果たす。
【0021】
薄肉部13には、α線を検出し、α線よりもエネルギーが大きいエネルギー線、たとえばβ線やγ線を透過する空乏層となるα線検出部(以下「検出部」という)15が形成されている。検出部15は、第2層12における薄肉部13の表面側に形成されたP形半導体層(以下「P+層」という)16と、裏面側に形成されたN形半導体層(以下「N+層」という)17とを備えている。P+層16は、たとえばP+不純物を第2層12の表面に拡散して形成され、N+層17は、第2層12における第1層11に形成された貫通部11Aから露出する部位および第1層11の裏面側の全面にわたって形成されている。これらのP+層16およびN+層17によって、PN接合が形成されている。また、第2層12の表面側におけるP+層16の周囲にはN+層からなるチャンネルストッパ18が形成されている。
【0022】
さらに、第2層12の表面側には、P+層16およびチャンネルストッパ18を被覆して、保護膜としてのSiO2膜19が形成されており、P+層16およびチャンネルストッパ18が形成された第2層12の表面全体を保護している。また、このSiO2膜19は、P+層16に対応する位置の一部が取り除かれ、この取り除かれた部位にアルミニウムからなるアノード電極20が設けられており、アノード電極20は、P+層16に接続されている。このアノード電極20は、ワイヤボンディング時の衝撃により検出部にダメージを与えないために、厚肉部上に配設されている。一方、第2層12における第1層11の貫通部11Aに対応する位置および第2層12の裏面側に形成されたN+層17には、アルミニウム層21が積層されている。そして、アルミニウム層21の端部には、Ni/Auからなるカソード電極22,22が取り付けられている。
【0023】
かかる構成を有する本実施形態に係るエネルギー線弁別器1では、検出部15をエネルギー線が透過する際、エネルギー線がα線である場合には、検出部15によってα線が検出される。また、α線よりもエネルギーが大きいβ線やγ線が透過する際には、β線やγ線はそのまま透過される。検出部15を透過した透過β線やγ線などは、別途設けたエネルギー線検出器によって検出することができる。
【0024】
ここで、α線を検出するとともに、β線やγ線を透過させ、その検出精度を高めるためには、検出部15が形成されている薄肉部13の厚さを正確に制御することが要求される。この点、本実施形態に係るエネルギー線弁別器1では、半導体基板10として面方位の異なるシリコンウェハを直接貼着した直接接合ウェハを用いている。このため、後に説明するエッチング加工を行うことによって、薄肉部13の厚さを所望の厚さに適切に制御することができる。
【0025】
また、薄肉部13の周囲には、第1層11と第2層12が積層されてなる厚肉部14が形成されている。この厚肉部14が形成されていることにより、半導体基板10全体としての強度を好適に高めることができる。しかも、薄肉部13を構成する第2層12は、面方位(111)のシリコンウェハが用いられているので、その強度を十分に発現させることができることから、エネルギー線弁別器1の大型化に対応することもできる。
【0026】
次に、本実施形態に係るエネルギー線弁別器1の製造方法について説明する。
【0027】
図2は、本実施形態に係るエネルギー線弁別器1を製造する手順を示す工程図である。
【0028】
図1に示すエネルギー線弁別器1を製造するにあたり、まず、第1層11と第2層12を貼着して形成された直接接合ウェハを用意する。次に、図2(a)に示すように、直接接合ウェハのうち、第2層12の表面側にP+不純物を拡散させて、P+層16を形成する。また、P+層16の周囲には、N+不純物を拡散させて、チャンネルストッパ18を形成する。さらに、第2層12の表面側に、SiO2膜19を形成する。そしてエッチング加工のために、半導体基板10に裏面をSiN膜23で被覆し、図2(a)に示すように、第1層11における貫通部11Aを形成する部分を除去する。次に、KOHを用いたSiウェットエッチングによるエッチング加工を行い、図2(b)に示すように、第1層11に貫通部11Aを形成する。この貫通部11Aを形成することにより、半導体基板10における薄肉部13を形成する。
【0029】
ここで、第1層11をエッチング加工して貫通部11Aを形成することによって薄肉部13を形成することにより、その膜厚を好適に制御することができる。この点について説明すると、たとえば通常の半導体基板にエッチング加工を施して膜厚を制御しようとする場合、エッチング加工の時間を制御して膜厚の制御を行う。すなわち、エッチングが進行するにつれて膜厚が序々に減少していくので、所定の時間が経過したときに、所望の膜厚になったとしてエッチング加工を終了して、膜厚を定めるものである。
【0030】
しかし、たとえばエッチング時間が短くなると膜厚が所望のものよりも厚くなりすぎてしまい、逆にエッチング時間が長くなると、膜厚が薄くなりすぎてしまい、その制御が比較的困難であった。また、時間制御が確実に行われて所望の膜厚になったとしても、エッチング制御を行っている時間が長いため、削れた部分から泡が生じ、KOHと接触する時間が場所ごとに変化する。その結果、図3に示すように、エッチングが進行して得られた薄肉部13の表面13Aが、荒れて膜厚のムラが生じやすいものとなってしまう。検出部15が形成されている薄肉部13の膜厚にムラが生じると、エネルギー線を検出する際の検出精度の低下を招くものであった。
【0031】
これに対して、本実施形態に係る半導体基板10は、面方位の異なる2枚のシリコンウェハを貼着させて形成されて直接接合ウェハである。このため、2枚のシリコンウェハの境界に位置する第2層12の表面がストッパ面となり、第1層11をエッチング加工によって貫通部11Aを形成して薄膜化を図り、第1層11が完全に除去された時点でストッパ面に到達し、エッチング加工をそのまま終了する。このため、エッチング時間の精密な制御をする必要はなく、膜厚を確実に制御することができる。また、第1層11に貫通部11Aが形成された時点でエッチング加工は終了し、第2層12はエッチング加工されることなく残存している。このため、第2層12における第1層11の貫通部11Aに対応する位置は、平滑な面として維持されており、荒れた面となることはない。したがって、エネルギー線弁別器1として製造された際、エネルギー線の検出を行うにあたって、α線の検出精度の低下を招くことなく、β線やγ線は確実に透過させることができるようになる。
【0032】
薄肉部13を形成したら、SiN膜23を除去し、その後、図2(c)に示すように、貫通部11Aを含んだ第1層シリコンの表面全体(露出部表面)にN+層17を形成する。
【0033】
その後、図1に示すように、第2層12の表面に形成されたSiO2膜19の一部を除去し、その上にアノード電極20が厚肉部に設けられ、P+層16に接続される。また、第1層11の裏面側にアルミニウム層21を積層し、その位置にNi/Auメッキを施してカソード電極22を取り付ける。こうして、エネルギー線弁別器1が製造される。
【0034】
かくして製造されたエネルギー線弁別器1は、検出部15が形成されている薄肉部13の膜厚が薄肉であり、その厚さは適切に制御され、さらにその表面が荒れていることはない。このため、確実にα線を検出することができるとともに、α線よりもエネルギーの大きいβ線やγ線を透過させることができる。また、半導体基板10は、薄肉部13の他に厚肉部14を備えている。この厚肉部14によって、半導体基板10の全体としての強度を十分に発現させることができる。
【0035】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0036】
図4は、本実施形態に係るエネルギー線弁別器の側断面図である。
【0037】
図4に示すように、本実施形態に係るエネルギー線弁別器3は、半導体基板30を有している。半導体基板30は、いわゆるSOI(Silicon On Insulator)ウェハを用いて構成されており、たとえば面方位(100)のシリコンウェハを用いた第1層31と、面方位(111)のシリコンウェハを用いた第2層32を備えている。これらに第1層31と第2層32の間に、たとえば1μmの膜厚を有するSiO2膜33が介在されている。また、第1層31の一部には貫通部31Aが形成されており、この貫通部31Aが形成されている位置が半導体基板30における薄肉部34になっている。また、薄肉部34の周囲には、厚肉部35が形成されており、薄肉部34は、第2層32を含み、厚肉部35は第1層31と第2層32を含むようになっている。この薄肉部34に検出部36が形成される。
【0038】
さらに、SiO2膜33における貫通部31Aに対応する位置は、取り除かれており、貫通部31Aを介して第2層32の裏面側が露出している。これらの第1層31における裏面、貫通部31A、および第2層32の裏面側における露出部に、N+層37が形成されている。その他の構成は上記第1の実施形態とほぼ同一である。
【0039】
本実施形態においては、上記第1の実施形態と同様、薄肉部34の膜厚を所望の厚さに精度良く制御することができるので、薄肉部34における検出部36でα線を検出し、α線よりもエネルギーの大きいβ線やγ線を透過させる際の精度を高くすることができる。また薄肉部34の周囲には厚肉部35が形成されているので、半導体基板全体としての強度を高めることができる。
【0040】
次に、本実施形態に係るエネルギー線弁別器3の製造方法について説明する。
【0041】
図5は、本実施形態に係るエネルギー線弁別器の製造する手順を示す工程図である。
【0042】
本実施形態では、半導体基板30として、第1層31と第2層32の間にSiO2膜33が形成されているSOIウェハを用いている。このSOIウェハに対して、図5(a)に示すように、第2層32の表面にP+不純物を拡散させてP+層16を形成する。また、P+層16の周囲には、N+不純物を拡散させてチャンネルストッパ18を形成する。また、第2層12の表面側に、SiO2膜19を形成する。
【0043】
次に、第1層31のエッチング加工を行う。このエッチング加工のために、半導体基板30の表裏面をSiN膜23で被覆し、第1層31における貫通部31Aを形成する部分を除去する。次に、KOHを用いたSiウェットエッチングによるエッチング加工を行い、図5(b)に示すように、第1層31に貫通部31Aを形成する。この貫通部31Aを形成することにより、半導体基板10における薄肉部34を形成する。
【0044】
貫通部31Aを形成するにあたり、本実施形態においては、SiO2膜33の一面がストッパ面として機能する。このSiO2膜33は、第1の実施形態における面方位の違いを利用したSi/Siのストッパより、エッチング選択性がより優れたストッパとして機能する。したがって、上記第1の実施形態よりさらに容易に膜厚を確実に制御することができるとともに、薄肉部34の表面が荒れた状態とならず、膜厚のムラが生じないようにすることができる。その後、図5(c)に示すように、SiO2膜33のうち、貫通部31Aを形成することにより露出した部位を除去する。
【0045】
以後、上記第1の実施形態で示した製造手順と同様にして、SiN膜23を除去し、貫通部31Aを含んだ第1層シリコンの表面全体(露出部表面)にN+層37を形成する。そして、第1の実施形態と同様にしてアノード電極20を設け、アルミニウム層21を形成した後、Ni/Auメッキを施してカソード電極22を設けることにより、エネルギー線弁別器3を製造することができる。
【0046】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。半導体基板を直接接合する際に用いられるウェハは、上記シリコンウェハに限らず、他のものを用いることもできる。このときでも、上記実施形態と同様に、面方位の異なるシリコンウェハを用いるのが好適となる。
【0047】
以上の説明のとおり、本発明によれば、α線を検出する放射線検出器において、α線を検出し、α線よりもエネルギーが大きい放射線を透過できるように、半導体基板を精度よく薄膜化し、また薄膜化しても高い強度を有することができるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るエネルギー線弁別器を示す側断面図である。
【図2】第1の実施形態に係るエネルギー線弁別器を製造する手順を示す工程図である。
【図3】半導体基板の薄膜部に膜厚のムラが生じた状態を示す側断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るエネルギー線弁別器を示す側断面図である。
【図5】第1の実施形態に係るエネルギー線弁別器を製造する手順を示す工程図である。
【符号の説明】
1,3…エネルギー線弁別器、10,30…半導体基板、11,31…第1層、11A,31A…貫通部、12,32…第2層、13,34…薄肉部、14,35…厚肉部、15,36…検出部、16…P+層、17,37…N+層、18…チャンネルストッパ、19…SiO2膜、20…アノード電極、21…アルミニウム層、22…カソード電極、23…SiN膜、33…SiO2膜。
Claims (5)
- エッチング加工によって貫通部が形成された第1層と、前記第1層における表面側に積層される第2層とを備え、前記第1層における貫通部が形成された部位が薄肉部とされ、前記第1層と前記第2層が積層されている部位が厚肉部とされており、前記第2層における前記薄肉部の表面側にP型半導体層が形成され、前記第2層における前記第1層に形成された前記貫通部から露出する部位および前記第1層の裏面側にわたってN型半導体層が形成された半導体基板を有し、
前記半導体基板における前記薄肉部に、α線を検出する一方、β線またはγ線を透過させるα線検出部が形成されており、
前記第1層における貫通部を形成するエッチング加工を行う際のストッパとなるストッパ面が形成されていることを特徴とするエネルギー線弁別器。 - 前記半導体基板が、面方位の異なる2枚のウェハが積層されて貼着された直接接合ウェハを用いて構成され、
前記ストッパ面は、前記第2層を形成するウェハのうちの前記第1層に面する面で形成されている請求項1に記載のエネルギー線弁別器。 - 前記第1層が、面方位(100)のシリコンウェハを用いて構成され、
前記第2層が、面方位(111)のシリコンウェハを用いて構成されている請求項2記載のエネルギー線弁別器。 - 前記半導体基板が、前記第1層と前記第2層の間に、SiO2膜が形成されているSOIウェハを用いて構成され、
前記SOIウェハにおける前記SiO2膜の一面が、前記ストッパ面である請求項1に記載のエネルギー線弁別器。 - 前記第1層と前記第2層とが積層された半導体基板の厚肉部の前記第2層上には、ボンディングワイヤと接続される電極が配置されている請求項1に記載のエネルギー線弁別器。
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