JP3965517B2 - 間欠塗工装置及びその塗工方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フープ材、金属膜、金網、布帛、フィルム等の長尺状のウエブに塗工液を間欠塗工するリバースコータ型の間欠塗工装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スパイラル電極型リチウム電池などの電池の量産に関しては、電池の集電体となる銅箔やアルミニウム箔の帯状のフープ材をウエブとし、電極活物質を主体とするスラリー合剤を塗工液として塗工する。この場合に、ウエブの例えば30cmの区間に塗工液を一定の厚みで塗布し、続く5cmの区間には塗工液を全く塗布しないというように、ウエブに対して所定長さの塗工区間と未塗工区間とを交互に形成する。
【0003】
このような間欠塗工を実現するリバースコータ型の間欠塗工装置として、従来より次のような発明が提案されている(特公平7−55304号)。
【0004】
この間欠塗工装置100は、図9に示すように、バッキングロール(以下、Bロールという)102と、コーティングロール(以下、Cロールという)104と、コンマ型のドクターロール(以下、Dロールという)106とを有し、Cロール104とDロール106との間に塗工液を溜めるための液ダム108が設けられている。
【0005】
この間欠塗工装置100によって塗工区間2を形成する場合は、図9の実線に示すように、Bロール102によってウエブ1を搬送させ、Dロール106によってCロール104の外周面に塗工液を塗布し、Bロール102とCロール104とが接触する転写位置でウエブ1に塗工液を転写して、塗工区間2を形成している。
【0006】
未塗工区間3を形成する場合には、図9の点線に示すように、Dロール106をCロール104に対して近付けて塗工液が液ダム108から出るのを規制して塗工膜を薄くした後、この薄い塗工膜の部分が転写位置に回転した時にBロール102をCロール104から離すことにより、未塗工区間3を形成する。なお、Cロール104の表面の薄い塗工膜170はクリーニングブレード110によって掻き落とす。
【0007】
未塗工区間3の形成が終わった後は、図9の実線に示すように、Bロール102をCロール104に再び近付けると共に、Dロール106を上昇させて塗工に必要なギャップを形成する。これによって、塗工区間2が再び形成される。
【0008】
以上の動作を繰り返すことにより、ウエブ1に塗工区間2と未塗工区間3とを交互に形成することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記の間欠塗工装置100においては、次のような問題点がある。
【0010】
第1の問題点は、未塗工区間3を形成する場合にBロール102をCロール104に対して離す方向に移動させるが、この時に、Cロール104の表面の塗工膜がBロール102によって吸い寄せられ盛り上がり部分150が発生する。そのため、図10に示すようにこの盛り上がり部分をウエブ1に転写すると、ウエブ1の塗工厚みの一部が厚くなり、ウエブ1の塗工面にも盛り上がり部分160が発生するという問題点がある。
【0011】
第2の問題点は、未塗工区間3を形成する場合に、Dロール106を移動させ、Bロール102も移動させる必要があるため、間欠塗工装置100の構造が大掛かりになり、また、迅速に未塗工区間3を形成することができないという問題点がある。すなわち、未塗工区間3の長さが前記したように5cm程度あれば、この間欠塗工装置100によって未塗工区間を形成することができるが、最近の間欠塗工においては、未塗工区間3の長さが1mmから10mm程度の長さが要求され、間欠塗工装置100においては、このような短い未塗工区間の長さを形成することは困難である。
【0012】
第3の問題点は、Cロール104の表面の薄い塗工膜170を掻き落とすためのクリーニングブレード110が必要であることである。
【0013】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、塗工区間において盛り上がり部分が発生せず、かつ、装置の構造が簡単で未塗工区間の長さを短くすることができる間欠塗工装置及びその塗工方法を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ウエブを搬送するバッキングロールと、前記バッキングロールによって搬送される前記ウエブに転写位置で接触するコーティングロールと、前記コーティングロールの周面に塗工液を塗工するドクターロールと、前記コーティングロールと前記バッキングロールの回転を制御する制御装置と、を有し、前記ドクターロールによって前記コーティングロールの周面上の塗工位置へ塗工された塗工液を前記転写位置で前記ウエブに転写する間欠塗工装置において、前記制御装置は、前記ウエブの片面に塗工区間を形成する場合は、前記転写点において前記コーティングロールと前記バッキングロールとを反対方向に回転させ、前記ウエブの片面に未塗工区間を形成する場合は、前記コーティングロールを停止させると共に前記バッキングロールのみを回転させ、そのコーティングロールの停止位置は、前記コーティングロールの前回の停止によって前記塗工位置に発生した塗工液の盛り上がり部分が、前記転写位置に回転移動した時に前記コーティングロールを停止させることを特徴とする間欠塗工装置である。
【0015】
請求項2の発明は、前記制御装置は、前記コーティングロールを回転速度VCとし、前記バッキングロールを回転速度VBとし、前記塗工位置から前記転写位置までの前記コーティングロールの周面上の長さをMとし、前記塗工位置から前記転写位置まで前記コーティングロールが回転する間に形成される塗工区間の数をPとし、塗工区間の長さをLとした場合に、
VC/VB=M/(P×L)
となるように前記コーティングロールと前記バッキングロールを回転させることを特徴とする請求項1記載の間欠塗工装置である。
【0016】
請求項3の発明は、前記ドクターロールが、断面形状がコンマ型であることを特徴とする請求項1または2記載の間欠塗工装置である。
【0017】
請求項4の発明は、ウエブを搬送するバッキングロールと、前記バッキングロールによって搬送される前記ウエブに転写位置で接触するコーティングロールと、前記コーティングロールの周面に塗工液を塗工するドクターロールと、を有し、前記ドクターロールによって前記コーティングロールの周面上の塗工位置へ塗工された塗工液を前記転写位置で前記ウエブに転写する間欠塗工装置の塗工方法において、前記ウエブの片面に塗工区間を形成する場合は、前記転写点において前記コーティングロールと前記バッキングロールとを反対方向に回転させ、前記ウエブの片面に未塗工区間を形成する場合は、前記コーティングロールを停止させると共に前記バッキングロールのみを回転させ、そのコーティングロールの停止位置は、前記コーティングロールの前回の停止によって前記塗工位置に発生した塗工液の盛り上がり部分が、前記転写位置に回転移動した時に前記コーティングロールを停止させることを特徴とする間欠塗工装置の塗工方法である。
【0018】
請求項5の発明は、ウエブを搬送するバッキングロールと、前記バッキングロールによって搬送される前記ウエブに転写位置で接触するコーティングロールと、前記コーティングロールの周面に塗工液を塗工するドクターロールと、前記コーティングロールと前記バッキングロールの回転を制御するコンピュータよりなる制御装置と、を有し、前記ドクターロールによって前記コーティングロールの周面上の塗工位置へ塗工された塗工液を前記転写位置で前記ウエブに転写する間欠塗工装置の塗工方法を実現する前記制御装置に記憶されるプログラムにおいて、前記プログラムは、前記ウエブの片面に塗工区間を形成する場合は、前記転写点において前記コーティングロールと前記バッキングロールとを反対方向に回転させる機能と、前記ウエブの片面に未塗工区間を形成する場合は、前記コーティングロールを停止させると共に前記バッキングロールのみを回転させ、そのコーティングロールの停止位置は、前記コーティングロールの前回の停止によって前記塗工位置に発生した塗工液の盛り上がり部分が、前記転写位置に回転移動した時に前記コーティングロールを停止させる機能と、を実現することを特徴とするプログラムである。
【0019】
【作 用】
本発明の間欠塗工装置において塗工を行う場合について説明する。
【0020】
ウエブの片面に塗工区間を形成する場合は、転写点においてコーティングロールとバッキングロールとを反対方向に回転させる。
【0021】
また、ウエブの片面に未塗工区間を形成する場合は、コーティングロールを停止させると共にバッキングロールのみを回転させ、そのコーティングロールの停止位置は、コーティングロールの前回の停止によって塗工位置に発生した塗工液の盛り上がり部分が、転写位置に回転移動した時にコーティングロールを停止させる。
【0022】
この間欠塗工装置であると、未塗工区間を形成する場合にコーティングロールを停止させるだけであるため、構造が簡単となり、短い未塗工区間を形成できる。
【0023】
また、塗工区間の始端と終端の位置において塗工液の盛り上がり部分が来るため、塗工区間の始端と終端において、塗工厚さが薄くなったり盛り上がったりすることがない。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例の間欠塗工装置10について、図1から図9に基づいて説明する。
【0025】
(1)間欠塗工装置10の構造
図1は、リバースコータ型の間欠塗工装置10の構造の説明図である。
【0026】
図1に示すように、直径dBのバッキングロール(以下、Bロールという)12によってウエブ1が速度VBによって搬送される。
【0027】
このBロール12の側方には、直径dCのコーティングロール(以下、Cロールという)14が配され、転写位置FでBロール12とウエブ1を介して接触している。そして、Cロール14の回転方向とBロール12の回転方向とは、転写位置Fで反対方向であり、図1においては、Cロール14は時計回りの方向に回転速度VCで回転し、Bロール12も時計回りの方向に回転速度VBで回転する。
【0028】
Cロール14の上方には、断面形状がコンマ型のドクターロール(以下、Dロールという)16が配されており、このDロール16とCロール14の後方には、塗工液を溜めるための液ダム18が配されている。この液ダム18は、プレート19によって塗工液が溜まる空間を形成している。
【0029】
断面コンマ型のDロール16のエッジ20がBロール12に対し、所定の隙間を介して位置し、このエッジ20の部分で剪断圧力がかかり、回転するCロール14に対し液ダム18に溜められている塗工液がCロール14の表面に所定の厚さで塗工される。以下、このエッジ20によって塗工液が塗工されるCロール14の位置を塗工位置Gという。このDロール16は、エッジ20がCロール14に対して塗工厚さだけ離れた位置で固定された状態となり、塗工中は移動や回転はしない。
【0030】
次に、以下の説明中で登場する用語の定義を行う。
【0031】
図1に示すように、Cロール14における塗工位置Gと転写位置Fのなす角度、すなわち、転写位置FとCロール14の中心点Oと塗工位置Gとをなす角度を塗工液存在角度θ(°)といい、この塗工液存在角度θに対するCロール14の周面上に沿った距離を塗工液存在距離Mという。すなわち、
M=π×dC×θ/360 ・・・(1)
の関係がある。
【0032】
(2)間欠塗工装置10の制御系統の構造
図2は、間欠塗工装置10の制御系統の構造を示すブロック図である。
【0033】
図2に示すように、Bロール12を回転させるBロールモータ22と、Cロール14を回転させるCロールモータ24が制御部26に接続され、この制御部26には操作部28が設けられている。
【0034】
制御部26は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータより構成され、操作部28としてはキーボードやマウスなどが該当する。この制御部26は、CPU、メモリ、ハードディスクなどより構成され、(4)で説明する間欠塗工装置10の制御方法は、このコンピュータよりなる制御部26に記憶されたプログラムによって実現することができる。
【0035】
(3)間欠塗工装置10の比較例の説明
本実施例の間欠塗工装置10においては、図3に示すようにウエブ1の片面に塗工長さLの塗工区間2を形成する場合にはBロール12とCロール14を共に回転させ、未塗工長さNの未塗工区間3を形成する場合にはBロール12のみを回転させCロール14は停止させる。
【0036】
しかしながら、単にCロール14を停止させて未塗工区間3を形成するものでなく、(4)で示す制御を行って未塗工区間3を形成している。以下、その理由を図5に示す比較例を用いて説明する。
【0037】
図5は、比較例における転写位置Fの拡大図である。
【0038】
図5(a)に示すように、塗工区間2を形成する場合には、Cロール14の表面に塗工された塗工液がBロール12によって搬送されるウエブ1に転写されて、所定の厚みで塗工層が形成される。
【0039】
ところで、Cロール14を停止させると、Dロール16の塗工位置Gで盛り上がり部分6が発生し、この盛り上がり部分6が図5(b)に示すように、そのままウエブ1の表面に転写されることとなるため、図5(c)に示すように塗工区間2の一部に盛り上がり部分82が発生するという問題点がある。
【0040】
ここで、Cロール14を停止させると、Dロール16の塗工位置Gで盛り上がり部分6がなぜ発生するかを説明する。Cロール14が回転中はウエブ1の表面に塗工液が均一に塗工される。しかし、Cロール14が停止して再び回転を始めると、エッジ20付近にある塗工液の流動性と液圧によって盛り上がり部分6が発生する。
【0041】
そして、図5(d)に示すように、未塗工区間3を形成する場合には、Cロール14のみを停止させるため、ウエブ1の塗工区間2の終端の位置が、Cロール14の表面をこするような状態であるワイプ効果によって、塗工区間2の終端の形状が斜面84となるという問題点がある。
【0042】
また、Cロール14の表面をこするようになるため、Cロール14に塗工されている塗工液の厚さも薄くなって斜面88となるため、塗工区間2の始端の位置も、図5(e)に示すように斜面86となるという問題点がある。
【0043】
以上の問題点があるため、単にCロール14を未塗工区間3を形成する時に停止させるだけでは均一な塗工厚さを有する塗工区間2を形成できない。
【0044】
そこで、本出願人はこの3つの問題点を解決するために、次のような制御方法を行っている。
【0045】
(4)間欠塗工装置10の本実施例の制御方法
以下、本実施例の制御方法について図3、4、6、7に基づいて説明する。
【0046】
前記したように、図6のフローチャートに基づいてその制御方法を簡単に説明する。
【0047】
ステップS1において、ウエブ1の片面に塗工長さLの塗工区間2を形成する場合にはBロール12とCロール14を共に回転させる。
【0048】
ステップS2において、未塗工長さNの未塗工区間3を形成するためにBロール12のみを回転させて、Cロール14はtC秒停止させる。
【0049】
そして、このステップ1,2を繰り返す。
【0050】
ところが上記したように、Cロール14を停止させた場合には、塗工位置Gで盛り上がり部分が発生する。また、塗工区間2においてはその始端と終端とで傾斜面が発生する。
【0051】
そこで、本発明はこの2点に着目し、塗工位置Gで発生した盛り上がり部分6が、塗工区間2の終端4と始端5の位置に来るようにし、図4に示すように、塗工区間22の終端4と始端5における傾斜面に盛り上がり部分6が塗工されて、塗工区間2の終端4と始端5の位置が略直角になるいわゆる崖形状になるようにする。
【0052】
このようにすることで、塗工区間2の端部における傾斜面や盛り上がり部分が発生することがない。
【0053】
この制御方法を具体的に実現するために、すなわち、塗工位置Gで発生した盛り上がり部分6が、塗工区間2の終端4と始端5の位置に来るようにするために、制御部26は、下記の(2)式を満たすように制御を行う。
【0054】
VC/VB=M/(P×L) ・・・(2)
但し、VCはCロール14の回転速度をいい、VBはBロール12の回転速度をいい、Pは塗工位置Gから転写位置FまでCロール14が回転する間に形成される塗工区間2の数をいい、Mは塗工液存在距離をいい、Lは塗工区間2の塗工長さをいう。
【0055】
この(2)式を満足するようにCロール14とBロール12の回転を制御部26が制御した場合の転写点Fの付近の状態を図7に基づいて説明する。
【0056】
まず、Cロール14とBロール12が回転中においては、図7(a)に示すように、Cロール14における均一な塗工厚さの部分によって、均一な塗工厚さの塗工区間2が形成される。
【0057】
次に、Cロール14が停止する直前では、図7(b)に示すように、Cロール14における盛り上がり部分6が転写点Fに近づき、ワイプ効果によって斜面になろうとている終端4に盛り上がり部分6が転写される。
【0058】
そして、Cロール14が停止すると、Bロール12のみが回転するために、図7(c)に示すように、塗工区間2の終端は盛り上がり部分6が転写され崖形状となり、また、それ以降のウエブ1の表面はCロール14に当たり、未塗工区間3が形成される。この未塗工区間3の未塗工長さNは、Cロール14の停止時間tC(秒)で決まり、停止時間tC(秒)を短くすれば未塗工区間3の未塗工長さNも短くなり、従来実現できなかった10mm以下の未塗工区間3を形成できる。すなわち、
N=tC×VB ・・・(3)
の関係があるからである。
【0059】
一方、Cロール14の塗工層の終端は盛り上がり部分6が、まだ残った状態で停止している。
【0060】
再び、Cロール14が回転を始めると、図7(d)に示すように、塗工区間2の始端5の位置では、Cロール14によるワイプ効果の斜面に盛り上がり部分6が塗工されて崖形状となる。
【0061】
そして、Cロール14とBロール12が共に回転中においては、図7(e)に示すように、Cロール14における均一な塗工厚さの部分によって塗工区間2が形成される。この塗工区間2の塗工長さLは、Cロール14の回転時間によって設定できる。
【0062】
図8に示す表が、本実施例の制御方法によって実験した結果であり、この表における数値は、左側から塗工区間2の塗工長さL、未塗工区間3の未塗工長さN、Bロール12とCロール14の回転速度、Cロール14の停止時間tC、Cロール14の直径dC、塗工長さ角度θ、塗工距離M、パターン数P、Cロール14とBロール12の回転速度の比、Bロール12の直径dB、Cロール14が停止している間にBロール12が回転する走行角度γを示している。この表によると、未塗工長さNが2mmとなり、従来実現し得なかった未塗工区間3の長さを実現することができる。
【0063】
なお、実験結果は示さないが、未塗工長さNが1〜10mmを形成する場合は、Bロール12の直径dBとしては、50〜300mmぐらいまで実施可能であり、Cロール14の直径dCとしても、50〜300mmぐらいまで実施可能である。また、回転速度(ウエブの搬送速度)VBとしては、0.1m/分の低速から50m/分の高速まで実施可能である。
【0064】
以上により、本実施例の間欠塗工装置10であると、従来技術の間欠塗工装置100とは異なり、Cロール14のみを停止させる構造であるため、制御部26がCロール14の回転を停止させる時間を短くすることができ、これによって未塗工区間3の未塗工長さNを短くすることができ、例えば1mmから10mmの長さとするができる。また、塗工速度を上げることができる。
【0065】
また、Bロール12をCロール14に接触したままなので、Cロール14上に従来発生していた転写されない液が残らず、クリーニングブレードも不要となる。
【0066】
さらに、Bロール12を移動させないため、ウエブ1に対する張力変動がなくウエブ1を安定して走行させることができる。
【0067】
【発明の効果】
以上により本発明であると、Cロールのみを停止させる構造であるため、間欠塗工装置の構造を簡単にすることができる。
【0068】
また、未塗工区間の長さを短くすることができる。
【0069】
さらに、塗工区間における盛り上がり部分を防止し、かつ、端部が崖形状となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す間欠塗工装置の説明図である。
【図2】同じく電気系統のブロック図である。
【図3】ウエブに間欠塗工を行った場合の側面図である。
【図4】図3における拡大図である。
【図5】比較例における転写位置Fの拡大図である。
【図6】本実施例の制御方法のフローチャートである。
【図7】本実施例における転写位置Fの拡大図である。
【図8】本実施例における実験結果を示す表の図である。
【図9】従来の間欠塗工装置の説明図である。
【図10】従来の間欠塗工装置において間欠塗工をする時の拡大図である。
【符号の説明】
10 間欠塗工装置
12 Bロール
14 Cロール
16 Dロール
18 液ダム
20 エッジ
22 Bロールモータ
24 Cロールモータ
26 制御部
28 操作部
Claims (5)
- ウエブを搬送するバッキングロールと、
前記バッキングロールによって搬送される前記ウエブに転写位置で接触するコーティングロールと、
前記コーティングロールの周面に塗工液を塗工するドクターロールと、
前記コーティングロールと前記バッキングロールの回転を制御する制御装置と、
を有し、
前記ドクターロールによって前記コーティングロールの周面上の塗工位置へ塗工された塗工液を前記転写位置で前記ウエブに転写する間欠塗工装置において、
前記制御装置は、
前記ウエブの片面に塗工区間を形成する場合は、前記転写点において前記コーティングロールと前記バッキングロールとを反対方向に回転させ、
前記ウエブの片面に未塗工区間を形成する場合は、前記コーティングロールを停止させると共に前記バッキングロールのみを回転させ、そのコーティングロールの停止位置は、前記コーティングロールの前回の停止によって前記塗工位置に発生した塗工液の盛り上がり部分が、前記転写位置に回転移動した時に前記コーティングロールを停止させる
ことを特徴とする間欠塗工装置。 - 前記制御装置は、
前記コーティングロールを回転速度VCとし、前記バッキングロールを回転速度VBとし、前記塗工位置から前記転写位置までの前記コーティングロールの周面上の長さをMとし、前記塗工位置から前記転写位置まで前記コーティングロールが回転する間に形成される塗工区間の数をPとし、塗工区間の長さをLとした場合に、
VC/VB=M/(P×L)
となるように前記コーティングロールと前記バッキングロールを回転させる
ことを特徴とする請求項1記載の間欠塗工装置。 - 前記ドクターロールが、断面形状がコンマ型である
ことを特徴とする請求項1または2記載の間欠塗工装置。 - ウエブを搬送するバッキングロールと、
前記バッキングロールによって搬送される前記ウエブに転写位置で接触するコーティングロールと、
前記コーティングロールの周面に塗工液を塗工するドクターロールと、
を有し、
前記ドクターロールによって前記コーティングロールの周面上の塗工位置へ塗工された塗工液を前記転写位置で前記ウエブに転写する間欠塗工装置の塗工方法において、
前記ウエブの片面に塗工区間を形成する場合は、前記転写点において前記コーティングロールと前記バッキングロールとを反対方向に回転させ、
前記ウエブの片面に未塗工区間を形成する場合は、前記コーティングロールを停止させると共に前記バッキングロールのみを回転させ、そのコーティングロールの停止位置は、前記コーティングロールの前回の停止によって前記塗工位置に発生した塗工液の盛り上がり部分が、前記転写位置に回転移動した時に前記コーティングロールを停止させる
ことを特徴とする間欠塗工装置の塗工方法。 - ウエブを搬送するバッキングロールと、
前記バッキングロールによって搬送される前記ウエブに転写位置で接触するコーティングロールと、
前記コーティングロールの周面に塗工液を塗工するドクターロールと、
前記コーティングロールと前記バッキングロールの回転を制御するコンピュータよりなる制御装置と、
を有し、
前記ドクターロールによって前記コーティングロールの周面上の塗工位置へ塗工された塗工液を前記転写位置で前記ウエブに転写する間欠塗工装置の塗工方法を実現する前記制御装置に記憶されるプログラムにおいて、
前記プログラムは、
前記ウエブの片面に塗工区間を形成する場合は、前記転写点において前記コーティングロールと前記バッキングロールとを反対方向に回転させる機能と、
前記ウエブの片面に未塗工区間を形成する場合は、前記コーティングロールを停止させると共に前記バッキングロールのみを回転させ、そのコーティングロールの停止位置は、前記コーティングロールの前回の停止によって前記塗工位置に発生した塗工液の盛り上がり部分が、前記転写位置に回転移動した時に前記コーティングロールを停止させる機能と、
を実現する
ことを特徴とするプログラム。
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